JP2001327433A - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP2001327433A
JP2001327433A JP2000154196A JP2000154196A JP2001327433A JP 2001327433 A JP2001327433 A JP 2001327433A JP 2000154196 A JP2000154196 A JP 2000154196A JP 2000154196 A JP2000154196 A JP 2000154196A JP 2001327433 A JP2001327433 A JP 2001327433A
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Itaru Enguchi
至 円口
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栄一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成の手乾燥装置は、装置として防水
対策が必要で、構成が複雑になったり、高価になったり
するという課題を有している。 【解決手段】 電動送風機1と送風流路を覆って本体外
観を形成する外郭11に、本体設置状態での下部もしく
は裏面に電源スイッチ41を備えた構成として、本体の
設置空間の清掃時などに想定される機器への散水に対
し、電源スイッチ41に直接水がかかりにくく、また電
源スイッチ41を濡れた手で操作したり、誤って操作し
たりすることのない手乾燥装置としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗面所やトイレ・
キッチン等で使用する、水で手を洗った後手を乾かすた
めに用いる手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、水洗等によって濡れた手を、
タオルやハンカチを使用して拭く代わりに、送風された
温風に手をかざすことによって、手を衛生的に乾燥する
手乾燥装置が実用化されている。例えばヘヤドライヤと
しても使用できるもの、あるいは紫外線による殺菌等の
付加機能を備えているもの、送風ファンブレードを発熱
体で構成して加熱効率を向上させているもの等が開発さ
れている。これらは、誘導電動機によりシロッコタイプ
の羽根からなる送風手段を回転させて空気流を発生し、
電気ヒータからなる加熱手段により空気流を加熱して、
手挿入部に温風を吹き出すものであるが、基本的に濡れ
手の水分を熱で蒸発乾燥させるため、乾燥完了までに約
20秒〜1分の時間を必要とし、使い勝手が悪い。
【0003】これを改善したものが、特開平10−75
915号公報に記載されいる技術である。この構成は図
5に示している。高圧空気流発生装置51が送風する高
圧空気流は、上吹出ノズル52・下吹出ノズル53から
噴出されて、手の両面に同時に高速噴流として吹き付け
られるものである。この高速噴流によって、手の水分は
吹き飛ばされて、手が乾燥するものである。冬季対策と
して、外付けの加熱装置54を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の手乾
燥装置は、装置として防水対策が必要で、構成が複雑に
なったり、高価になったりするという課題を有してい
る。
【0005】すなわち、手乾燥装置は装置の性格上、設
置使用場所が水周り環境となっているものである。この
ため、手乾燥装置が設置されている周辺の環境を清掃す
る時に行われる散水がかかることを想定する必要がある
ものである。この結果、機器として各種の防水排水構成
が必要となるものである。例えば、防水型電源スイッチ
や防水カバーを用いたり、また外郭の合わせ目にシール
を施したり、電源回路にポッティング等の防水処理を施
したり等の配慮が実行されているものである。このた
め、前記しているように、構成が複雑になったり、高価
になったりするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、高速噴流を手
に噴出するようにして短時間で手が乾燥でき、かつ、各
種の防水排水構成を施した手乾燥装置としている。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、電動
送風機と送風流路を覆って本体外観を形成する外郭に、
本体設置状態での下部もしくは裏面に電源スイッチを備
えた構成として、本体の設置空間の清掃時などに想定さ
れる機器への散水に対し、電源スイッチに直接水がかか
りにくく、また電源スイッチを濡れた手で操作したり、
誤って操作したりすることのない手乾燥装置としてい
る。
【0008】請求項2に記載した発明は、電動送風機の
駆動等を制御する制御手段を防水機能を持つ防水ケース
に格納し、制御手段から外部に出る配線を、防水ケース
の下面に設けた配線穴に集中させるようにして、散水時
に外郭内に水が侵入してしまった場合でも、制御手段に
直接あるいは配線を伝って水が侵入することを防止でき
る手乾燥装置としている。
【0009】請求項3に記載した発明は、電動送風機
を、回転軸を除いてファン部とモータ部とを独立させ、
またファン部の吸込口をモータ部の反対側に、ファン部
の吹出口をファン外周の周囲に配置した構成として、ま
た送風流路の最下部に水抜き手段を設けて、散水時に、
万一ファンが水を吸い込んだとしてもモータ側に直接水
滴が回らず、時送風流路に溜まった水は水抜き手段から
排出できる手乾燥装置としている。
【0010】請求項4に記載した発明は、乾燥室の下方
にドレン穴を、ドレン穴にドレンパイプを設け、ドレン
パイプの下端側を本体設置エリアの排水設備まで直接接
続するようにして、手乾燥時の水滴と散水時にかかった
水とを直接排水設備から排水できる手乾燥装置としてい
る。
【0011】請求項5に記載した発明は、吸気口の下方
にドレン穴を、ドレン穴に溢水口を有するドレンタンク
を備えて、散水時に吸気口から通常使用時以上の水が注
入されたとき、あるいはタンクに水が溜まっているにも
かかわらず、水捨てがなされない時、タンクが満杯にな
っても水分が循環路に逆流しない手乾燥装置としてい
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1は本実施例の手乾燥装置の全体の構成を示す斜視図、
図2は噴出孔に平行な鉛直面から見た断面図、図3は図
2のA−A断面を示す断面図である。
【0013】1は空気を送風する電動送風機である。4
は、略上方から挿入された手を乾燥する乾燥室で、入口
部には電動送風機1が送風する気流を噴出する噴出孔5
が配されており、奥の片側(図では右側)には噴出孔5
から噴出した送風気流を回収する吸気口9を設けてい
る。図2あるいは図3に示している6a・6bは、電動
送風機1の送風側と噴出孔5とを連通する送風流路で、
7は吸気口9と電動送風機1の吸入側とを連通する循環
流路である。また図4に示しているように、循環流路7
の電動送風機1の吸入側の手前には略メッシュ様のフィ
ルタ35を設けている。電動送風機1の吸入側は、吸気
口9と反対側(図では左側)に配している。
【0014】また図2に示しているように、乾燥室4の
下方すなわち吸気口9の略下方で循環流路7の最下部に
はドレン穴33を、またドレン穴33の下方には水分を
導き出すドレンパイプ39を設けている。このドレンパ
イプ39は、図示していないが、本体設置エリアの排水
設備に直接接続されているものである。なお、循環流路
7や吸気口9が無く外気を吸入する非循環構成の場合に
は、ドレン穴33は乾燥室4の最下点に設けることが好
ましい。
【0015】なお図4は、前記ドレンパイプ39の代わ
りにドレンタンク34を、外郭11に対して着脱自在に
設けた構成を示す断面図である。このドレンタンク34
には溢水口40を設けている。
【0016】また図1から図3に示している41は電源
スイッチ、図2に示している42は電動送風機1の駆動
等を行う制御手段43収容する防水ケースである。
【0017】前記電動送風機1、送風流路6、循環流路
7とともに防水ケース42も、本体外観を形成する外郭
11に覆われている。電源スイッチ41は、外郭11の
下部もしくは裏面に配され(図示は裏面)、使用者から
はその所在が容易にはわからない。電源スイッチ41、
電動送風機1、手を検出するセンサや、表示部(ともに
図示せず)と、制御手段43とは、防水ケース42の下
面に設けた配線穴44を通る配線で結線されており、す
べて防水ケース42から下向きに出ている。
【0018】また本実施例では、電動送風機1は、図2
あるいは図3に示しているように、共有する回転軸14
を除いては、ファン部1aとモータ部1bとが独立した
構成としている。また、吸入側、すなわちファン部1a
に位置するファン吸込口12から空気を吸入し、送風
側、すなわちファン15の外周周囲に位置するファン吹
出口13から送風を行う。ファン吸込口12の直前に
は、保護フィルタ36を設けている。
【0019】また図2あるいは図4に示しているよう
に、送風流路6の最下部には、水抜き穴16を設けてい
る。この水抜き穴16は、図2に示しているコック17
でしっかり封印されている。コック17は、通常の送風
流路6の空気圧力に十分耐える構造となっている。この
コック17は外郭11の中にあり、一般使用者が触れる
ことはない。水抜き穴16とコック17で水抜き手段を
構成している。
【0020】また、乾燥室4は、吸気口9と手を挿入す
る挿入面を除いて壁面で囲んだ構成となっている。側方
の壁面は、採光できる光透過体の側板31によって構成
しており、側板31は乾燥室4の前後面に設けた溝ある
いは爪(図示せず)に沿って挿入・離脱が自由にでき、
着脱自在となっている。吸気口9は図に示すように略ネ
ット状で構成され、循環流路7への異物の流入を防いで
おり、着脱自在となっている。
【0021】以下、本実施例の動作について説明する。
使用者が乾燥室4に濡れた手を挿入すると、図示してい
ないセンサがこれを検出して、電動送風機1を駆動す
る。電動送風機1の送風側を出た気流は、送風流路6a
・6bを通って噴出孔5に導かれ、高速噴流として噴出
される。噴出孔5は、図3に示すように、掌と手の甲の
両面に同時に噴流を吹き付けるよう対峙して設けてお
り、噴出方向を、乾燥室4の奥方向、すなわち図で下方
向(挿入された手の指の方向:手は図示せず)にわずか
に傾けている。噴出孔5から噴出された噴流は、濡れ手
の表面に強く衝突し手に付着している水分をはぎ取るよ
うにして、吸気口9に吸い込まれる。こうして濡れた手
は、この高速噴流によって短時間で乾燥する。
【0022】吸気口9から吸い込まれた気流は、循環流
路7を通って電動送風機1の吸入側に導かれ、再び送風
気流として送風される。このとき気流は、電動送風機1
を繰り返し通過することと、循環流路6a・6bで繰り
返し圧縮されるために、別途加熱手段を設けなくても昇
温されて温風となる。すなわち、使用者は温風の高速噴
流によって短時間で手を乾燥できるものである。
【0023】このとき本実施例では、前記高速噴流は電
動送風機1の送風気流を循環させて使用する循環構成で
あることと、乾燥室4を壁面で囲んだ構成にしているも
のである。このため、手に付着していた水分が飛び散っ
て使用者にかかったり、あるいは装置の本体の外へ水滴
が飛び散ったりする事がないものである。このとき、気
流とともに吸気口9に吸入された水滴は、図2に示して
いるように、循環流路7の下方屈曲部によって慣性によ
って分離され、ドレン穴33を通って、ドレンパイプ3
9あるいはドレンタンク34に回収される。
【0024】なお循環構成でない場合(図示せず)に
は、短時間で手を乾燥できることに変わりなく、水滴は
乾燥室4の最下点に設けたドレン穴33より回収される
ことになる。
【0025】次に、従来例で説明している水周り環境を
清掃したときの影響について説明する。本実施例の装置
は、装置の性格上、設置使用場所が水周り環境となって
いるものである。このため、手乾燥装置が設置されてい
る周辺の環境を清掃する時に行われる散水がかかること
が、手乾燥装置にかかることがあるものである。
【0026】このとき本実施例では、電源スイッチ41
が外郭11の背面に設けられているものである。従っ
て、意図的に本体と設置壁面の隙間や下から水をかけら
れる場合を除くと、電源スイッチ41に水がかかること
はないものである。また、外郭11の表面を伝って下に
回り込む水滴は、極めて少ないものである。すなわち、
電源スイッチ41の防水性を脅かすものではなく、電気
系の短絡など危険な状態を招く心配はないものである。
つまり本実施例によれば、安全な状態を維持できる手乾
燥装置を実現できるものである。
【0027】このとき、電源スイッチ41の周囲にリブ
等(図示せず)を設けておけば、止水はより確実となる
ものである。また、信頼性が過剰になる可能性もある
が、電源スイッチ41として防水型のものを用いたり、
電源スイッチ41に防水シートをかける等の構成として
ももちろん良いものである。
【0028】また本実施例によれば、図2あるいは図4
に示しているように、制御手段43を防水ケース42内
に収容している。このため、外郭11の合わせ目の隙間
等から内部に水が侵入したとしても、制御手段43にか
かることはないものである。またこのとき、制御手段4
3の配線は配線穴44から下向きに出ているため、水が
防水ケース42の外にある配線にかかっても、配線を伝
って制御手段43に水が侵入することはないものであ
る。従って、電気系の短絡など危険な状態を招くおそれ
はなく、安全な手乾燥装置を実現するものである。なお
このとき、配線穴44に防水キャップ等の処理を施す
と、信頼性は向上する。ただし、束ねた配線の隙間を毛
細管現象で伝ってくる微量の水分に対して、制御手段4
3あるいは配線側の接続端子やコネクターに、配置面や
防水処理等の配慮をする方がより安全である。
【0029】このとき、万が一、電動送風機1が多量の
水を吸い込んでしまった場合は、ファン15に与えられ
る遠心力によって、水はファン部吹き出し口13から吐
き出されて、送風流路6aあるいは6bに徐々に溜まっ
ていく。この水は、温度上昇しているモータ部1bの熱
で自然に蒸発する。このとき、図2に示しているよう
に、ファン部1aとモータ部1bとの間に隔壁18を設
けるようにしておけば、ファン部1aやモータ部1bが
水に浸水することはないものである。
【0030】また、万一送風流路6aあるいは6bに水
が溜まってしまった場合は、図2に示している最下部に
設けたコック17を開けて、水抜き穴16から水を抜く
ことができる。あくまでも、これは稀なケースであり、
電源スイッチ41をオフにするなどして電動送風機1が
稼働しないようにしてから散水するものである。
【0031】またこのとき、乾燥室4内に散水された場
合は、吸気口9から多量の水が装置内に注入されること
になる。しかしこの水は、図2に示しているようにドレ
ン穴33を通ってドレンパイプ39から排出される、あ
るいはドレンタンク34に回収されるものである。ドレ
ンタンク34が満杯になった場合は溢水口40から溢れ
るので循環流路7に逆流しないものである。溢水口40
は、図では側面に配しているが、裏面に配してもよい。
循環構成でない場合にも、乾燥室4に設けたドレン穴3
3からあとの処理は上記と同様である。
【0032】また、このとき誤って電動送風機1が稼働
していて、水分が通常使用時を超える量であったとして
も、本実施例では電動送風機1の吸入側を吸気口9と反
対側に配し、循環流路7の一部を電動送風機1より低位
置に配しているため、電動送風機1の吸入側まで至る水
分は少なく、吸入側の近傍に至っても、外郭11の合わ
せ目の隙間等から侵入する水分も併せて、循環流路7の
最下点に設けたドレン穴33から本体外に排出される。
循環構成でない場合には、何ら問題はない。
【0033】上述のように本実施例は、電源スイッチ4
1を本体外郭11の下部もしくは裏面に配しているの
で、本体設置空間の清掃時などに想定される外郭11へ
の散水に対し、直接水がかかりにくく水の侵入を防止で
きる。加えて、使用者が直接操作する必要のない電源ス
イッチ41を見えにくい位置に配していることになり、
機器の外観性を高め、使用者がいたずらをしたり、また
濡れた手で電源スイッチ41を操作することを防止でき
る。
【0034】そして、電動送風機1の駆動等を行う制御
手段43を、防水機能を持つ防水ケース42内に収め、
制御手段43から外部に出る配線を、防水ケース42の
下面に設けた配線穴44に集中させいるので、散水時、
外郭11内に水が侵入してしまった場合でも、制御手段
43に直接あるいは配線を伝って水が侵入することを防
止できる。
【0035】また、電動送風機1は、共有する回転軸1
4を除いてファン部1aとモータ部1bが独立し、ファ
ン部吸い込み口12がモータ部1bの反対側に位置し、
ファン部吹き出し口13がファン15外周周囲に位置す
る構成なので、万が一、電動送風機1が多量の水を吸い
込んでしまっても、水はファン部吹き出し口13から吐
き出されるので、すぐにはモータ部1bの電極や巻き線
が浸水するものではない。送風流路6に溜まった水は、
水抜き手段から本体外に排出できる。
【0036】また、本体設置空間の清掃時などに想定さ
れる散水が乾燥室4内になされた場合にも、水はドレン
穴33を通って、ドレンタンク34あるいはドレンパイ
プ39を介して本体外に排出される。
【0037】以上は循環構成を基本に説明してきたが、
循環構成の有無にかかわらず上記各手段や特長は有効で
あるのはいうまでもなく、循環構成であると、手を高速
で乾燥すると同時に、、乾燥室から水滴が使用者側等の
外部に飛散せず、別途加熱手段を設けなくても温かい噴
流を供給できるメリットも生じる。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、空気を送風
する電動送風機と、略上方から挿入された手を乾燥する
乾燥室と、乾燥室の内面に配置した電動送風機の送風気
流を噴出する噴出孔と、電動送風機の送風側と噴出孔を
連通する送風流路と、電動送風機と送風流路を覆い本体
外観を形成する外郭と、電源スイッチを備え、前記電源
スイッチを本体設置状態での下部もしくは裏面に配する
ことにより、本体設置空間の清掃時などに想定される機
器への散水に対し、電源スイッチに直接水がかかりにく
く水の侵入を防止して、安価な部品、簡素な構成で、安
全性の高い手乾燥装置を実現できる。加えて、使用者が
直接操作する必要のない電源スイッチを見えにくい位置
に配していることになり、機器の外観性を高め、使用者
がいたずらをしたり、誤って濡れた手で電源スイッチを
操作して、電源OFFとなって動作しなかったり、感電
したりすることを防止できる手乾燥装置を実現するもの
である。
【0039】請求項2に記載した発明は、空気を送風す
る電動送風機と、略上方から挿入された手を乾燥する乾
燥室と、乾燥室の内面に配置した電動送風機の送風気流
を噴出する噴出孔と、電動送風機の送風側と噴出孔を連
通する送風流路と、電動送風機と送風流路を覆い本体外
観を形成する外郭と、電動送風機の駆動等を行う制御手
段と、制御手段を格納し防水機能を持つ防水ケースを備
え、制御手段から外部に出る配線を、防水ケースの下面
に設けた配線穴に集中させることにより、散水時、外郭
内に水が侵入してしまった場合でも、制御手段に直接あ
るいは配線を伝って水が侵入するの防止して、安価な部
品、簡素な構成で、安全性の高い手乾燥装置を実現する
ものである。
【0040】請求項3に記載した発明は、空気を送風す
る電動送風機と、略上方から挿入された手を乾燥する乾
燥室と、乾燥室の内面に配置した電動送風機の送風気流
を噴出する噴出孔と、電動送風機の送風側と噴出孔を連
通する送風流路と、電動送風機と送風流路を覆い本体外
観を形成する外郭を備え、前記電動送風機は、共有する
回転軸を除いてファン部とモータ部が独立し、ファン部
吸込口がモータ部の反対側に位置し、ファン部吹出口が
ファン外周周囲に位置する構成であり、前記送風流路の
最下部に水抜き手段を設けることにより、万一ファンが
水を吸い込んでもモータ側に直接水滴が回り込まず安全
であり、水抜き手段より、この時送風流路に溜まった水
を排出できる手乾燥装置を実現できるものである。
【0041】請求項4に記載した発明は、空気を送風す
る電動送風機と、略上方から挿入された手を乾燥する乾
燥室と、乾燥室の内面に配置した電動送風機の送風気流
を噴出する噴出孔と、電動送風機の送風側と噴出孔を連
通する送風流路と、電動送風機と流路を覆い本体外観を
形成する外郭と、乾燥室下方に設けたドレン穴と、ドレ
ン穴から水分を導き出すドレンパイプを備え、前記ドレ
ンパイプの下端側を本体設置エリアの排水設備まで直接
配することにより、通常使用時の水分はもちろんのこ
と、散水時、通常使用時以上の水がドレン穴に流れ込ん
だとしても、直接排水でき、ドレンタンクのメンテナン
スをフリーにできる手乾燥装置を実現するものである。
【0042】請求項5に記載した発明は、空気を送風す
る電動送風機と、略上方から挿入された手を乾燥する乾
燥室と、乾燥室の内面に配置した電動送風機の送風気流
を噴出する噴出孔と、噴出した送風気流を回収する吸気
口と、吸気口と電動送風機の吸入側を連通する循環流
路、および電動送風機の送風側と噴出孔を連通する送風
流路と、電動送風機、循環流路、送風流路を覆い本体外
観を形成する外郭と、前記吸気口の略下方に設けたドレ
ン穴と、ドレン穴に設けたドレンタンクを備え、前記ド
レンタンクは溢水口を有することにより、散水時、吸気
口から通常使用時以上の水が注入されたとき、あるいは
タンクに水が溜まっているにもかかわらず、水捨てがな
されない時、タンクが満杯になっても水分が循環流路に
逆流せず、確実に本体外に排水できる手乾燥装置を実現
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す手乾燥装置の構成を示す
斜視図
【図2】同、噴出孔に平行な鉛直面の断面図
【図3】同、図2のA−A断面図
【図4】本発明の別の実施例であるドレンタンク有する
手乾燥装置の構成を示す断面図
【図5】従来の手乾燥装置の構成を示す側面図
【符号の説明】
1 電動送風機 1a ファン部 1b モータ部 4 乾燥室 5 噴出孔 6a 送風流路 6b 送風流路 7 循環流路 9 吸気口 11 外郭 12 ファン部吸込口 13 ファン部吹出口 14 回転軸 15 ファン 16 水抜き穴 17 コック 33 ドレン穴 34 ドレンタンク 39 ドレンパイプ 40 溢水口 41 電源スイッチ 42 防水ケース 43 制御手段 44 配線穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 栄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 福本 正美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を送風する電動送風機と、略上方か
    ら挿入された手を乾燥する乾燥室と、乾燥室の内面に配
    置した電動送風機の送風気流を噴出する噴出孔と、電動
    送風機の送風側と噴出孔を連通する送風流路と、電動送
    風機と送風流路を覆い本体外観を形成する外郭と、電源
    スイッチを備え、前記電源スイッチを本体設置状態での
    下部もしくは裏面に配した手乾燥装置。
  2. 【請求項2】 空気を送風する電動送風機と、略上方か
    ら挿入された手を乾燥する乾燥室と、乾燥室の内面に配
    置した電動送風機の送風気流を噴出する噴出孔と、電動
    送風機の送風側と噴出孔を連通する送風流路と、電動送
    風機と送風流路を覆い本体外観を形成する外郭と、電動
    送風機の駆動等を行う制御手段と、制御手段を格納する
    防水機能を持つ防水ケースとを備え、前記制御手段から
    外部に出る配線を、防水ケースの下面に設けた配線穴に
    集中させた手乾燥装置。
  3. 【請求項3】 空気を送風する電動送風機と、略上方か
    ら挿入された手を乾燥する乾燥室と、乾燥室の内面に配
    置した電動送風機の送風気流を噴出する噴出孔と、電動
    送風機の送風側と噴出孔を連通する送風流路と、電動送
    風機と送風流路を覆い本体外観を形成する外郭とを備
    え、前記電動送風機は、共有する回転軸を除いてファン
    部とモータ部が独立し、ファン部吸込口がモータ部の反
    対側に位置し、ファン部吹出口がファン外周の周囲に位
    置する構成であり、前記送風流路の最下部に水抜き手段
    を設けた手乾燥装置。
  4. 【請求項4】 空気を送風する電動送風機と、略上方か
    ら挿入された手を乾燥する乾燥室と、乾燥室の内面に配
    置した電動送風機の送風気流を噴出する噴出孔と、電動
    送風機の送風側と噴出孔を連通する送風流路と、電動送
    風機と流路を覆い本体外観を形成する外郭と、乾燥室の
    下方に設けたドレン穴と、ドレン穴から水分を導き出す
    ドレンパイプとを備え、前記ドレンパイプの下端側を本
    体設置エリアの排水設備まで直接配した手乾燥装置。
  5. 【請求項5】 空気を送風する電動送風機と、略上方か
    ら挿入された手を乾燥する乾燥室と、乾燥室の内面に配
    置した電動送風機の送風気流を噴出する噴出孔と、噴出
    した送風気流を回収する吸気口と、吸気口と電動送風機
    の吸入側を連通する循環流路、および電動送風機の送風
    側と噴出孔を連通する送風流路と、電動送風機、循環流
    路、送風流路を覆い本体外観を形成する外郭と、前記吸
    気口の略下方に設けたドレン穴と、ドレン穴に設けたド
    レンタンクとを備え、前記ドレンタンクは溢水口を有し
    た手乾燥装置。
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