JP2002034842A - 手乾燥装置 - Google Patents

手乾燥装置

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JP2002034842A
JP2002034842A JP2000231480A JP2000231480A JP2002034842A JP 2002034842 A JP2002034842 A JP 2002034842A JP 2000231480 A JP2000231480 A JP 2000231480A JP 2000231480 A JP2000231480 A JP 2000231480A JP 2002034842 A JP2002034842 A JP 2002034842A
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air
electric blower
hand
air chamber
blower
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JP2000231480A
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Eiichi Tanaka
栄一 田中
Itaru Enguchi
至 円口
Shinya Nakagawa
真也 中川
Shigeru Yamazaki
茂 山崎
Tomio Arikawa
富夫 有川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は洗面所やトイレ・キッチン等の環境
下で使用される手乾燥装置において、通風路の構成は、
比較的高圧の空気が流れるため強固なもので、各通路ユ
ニットの繋ぎ部は確実な密閉構造を要する構成となり、
その結果必然とコストが高くなる構成になっていた。 【解決手段】 空気室21をブロー成形で構成し、空気
室21の流入口22と電動送風機ケース11の吹出し口
19の間に帯状シール材を巻くと共に電動送風機ケース
11の吹出し口19内面にはリブ20を設けた構成して
ある。従って安価な製造コストで、高風圧(高風量)に
耐える通風路が構成出来、その結果割安な手乾燥装置を
提供出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗い等で濡れた
手を乾燥させるために、洗面所やトイレ・キッチン等で
使用する手乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水洗等によって濡れた手をタオル
やハンカチを使用して拭く代わりに、送風された温風に
手をかざすことによって、手を衛生的に乾燥する手乾燥
装置が実用化されている。例えばヘヤドライヤとしても
使用できるもの、あるいは紫外線による殺菌等の付加機
能を備えているもの等が開発されている。これらは、誘
導電動機によりシロッコタイプの羽根からなる送風手段
を回転させて空気流を発生し、電気ヒータからなる加熱
手段により空気流を加熱して、手挿入部に温風を吹き出
すものであるが、基本的に濡れ手の水分を熱で蒸発乾燥
させるため、乾燥完了までに約20秒〜1分の時間を必
要とし、使い勝手が悪い。
【0003】これを改善したものも開発されており、例
えば、図6に示すように、高圧空気流発生装置61から
上吹出ノズル62と下吹出ノズル63を経て送風される
空気流を、手の両面に同時に高速噴流として吹き付け、
手挿入部3より挿入した手の水分を吹き飛ばして乾燥さ
せるものである。冬季対策として、外付けの加熱装置6
4も設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例のよ
うに高速噴流により水分を吹き飛ばす手乾燥装置は、手
の平と手の甲の水滴の付き方を考慮したものではなかっ
た。通常手を洗うときは手の平側をもみ手をして洗うた
め、手の平側に多くの水滴が付着する。また、手の平側
を乾かさないと乾燥したという感じがしないため、手の
平側を乾燥させるために大きな電動送風機を用いて、高
速噴流を発生させる方式をとっていたためコンパクトな
構成が取りにくいという課題があった。
【0005】また、高圧空気流発生装置から圧送される
空気は、比較的高風圧(高風量)であるため、通風路の
構成は強固なもで、しかも各通路ユニットの繋ぎ部は確
実な密閉構造を要する構成となり、その結果必然とコス
トが高くなる構成になっていた。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解消し、小
さな送風機であっても手の平にあたる空気流を多くする
ようにして乾燥感を落とすことなく、高風圧(高風量)
に耐えれる通風路の構成とすると共に、製造コストが安
価な手乾燥装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本体外郭の略前部を形成
するフロントケースと、前記本体の上面開放部から挿入
された手を乾燥する乾燥室と、前記乾燥室の内面に配さ
れて電動送風機から送風された空気流を噴出する噴出孔
と、前記電動送風機の送風側と噴出孔を連通する空気室
とを備え、前記空気室はブロー成形で構成し、前記空気
室には空気を噴出する噴出孔であるノズルユニットを設
けるための噴出口と空気を流入させる流入口とを設け、
前記流入口の筒状の口周囲を前記電動送風機ケース内の
吹出し口に挿入し、前記流入口と前記電動送風機ケース
の吹出し口の間には帯状シール材を巻くとともに電動送
風機ケースの吹出し口内面にはリブを有した構成として
いる。
【0008】この発明によれば、空気室はブロー成形で
構成しているので一般的な射出成形の金型製作費より安
価に製作出来る。
【0009】また、ブロー成形で構成した空気室には空
気を噴出する噴出孔であるノズルユニットを設けるため
の噴出口と空気を流入させる流入口とを設け、前記流入
口の筒状の口周囲を前記電動送風機ケース内の吹出し口
に挿入し、前記流入口と前記電動送風機ケースの吹出し
口の間には帯状シール材を巻くとともに電動送風機ケー
スの吹出し口内面にはリブを有した構成としているの
で、高風圧(高風量)に耐える通風路が構成出来、安価
な製造コストで手乾燥装置を提供出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1〜図5を参照して説明する。図1は本実施形態の手
乾燥装置の全体構成を概略して示す斜視図、図2はその
縦断正面図、図3は図2のA−A断面図、図4は着脱可
能部品を分解して示す斜視図、図5はスリット状ノズル
の外観形状を示す図である。
【0011】以下の説明では空気を循環させて手を乾燥
する手乾燥装置の構成で説明する。
【0012】1は空気流を送風する電動送風機である。
2は本体、3は手を乾燥する乾燥室4の上面が開放した
手挿入部(開放部)、乾燥室4の入口部(内面上方)4
aに電動送風機1が送風する空気流を噴出する噴出孔5
を、また奥部(内面下方)4bに噴出孔5から噴出した
空気流を回収する吸気口6を有している。
【0013】7は乾燥室4の下方には電動送風機1及び
電動送風機1へ空気を供給する送風流路、(電動送風機
1の左側の流路)8は吸気口6から電動送風機1へ空気
を環流するための循環流路で、循環流路8は吸気口6か
ら下へ延び、空気と水滴の両方を含んだ回収部8aと、
回収部8aから電動送風機1への環流部8bと、送風流
路7とにわかれ、回収部8aからドレインタンク9へ水
滴を回収するための水滴回収口10が設けてある。
【0014】11は電動送風機1を収納する電動送風機
ケース11で、内部は仕切り部12により高圧部13に
あるファン14と低圧部15にあるモーター16に分離
してあり、送風流路7からファン14の中心へ空気を吸
引し、円周状に送風するようになっている。
【0015】そして、送風の一部空気流がファン14の
内部からモーター16へ空気を逃がす構成にしてある。
17はファン吸気口吸音材、18は電動送風機ケース1
1の高圧部13の内側に設けた吸音材、19は電動送風
機吹出し口、20は電動送風機ケース11の電動送風機
吹出し口19に設けたリブである。
【0016】次に図3の断面図により電動送風機1から
出たあとの空気の流れにそって構成を説明する。21は
ブロー成形で造られた空気室で前空気室21aと後空気
室21bふたつあり、互いに連通している。空気室21
は本体2内で左右幅ほぼ全体を占め、十分広い断面積
(噴出孔5の約10倍以上)を確保している。空気は電
動送風機吹出し口19から空気室吸入口22に入る。電
動送風機吹出し口19と空気室吸入口22はシール部材
23とリブ20により漏れないように構成してある。空
気室吸入口22から入った空気は内部を通過し、送風口
24に設けたノズルユニット25に行く。ノズルユニッ
ト25は乾燥室4の上方に設けたノズルユニット開口部
26に挿入するようになっている。
【0017】前空気室21aにはスリット状ノズル2
7、後空気室21bには丸孔ノズル28が対応してい
る。なお、スリット状ノズル27は使用者側に位置する
ようにしてあり、手の平に対応させ、丸孔ノズル28は
奥側で手の甲に当たるように構成してある。
【0018】図4は各主要部品を分解した概略図で、こ
の図を元に構成を説明する。
【0019】ドレンタンク9の上に装着した循環流が通
過するための流路をドレンタンク9の中に設けてある中
箱体29で構成してある(循環流路の具体的構成)。
【0020】中箱体29の電動送風機1側へ入る部分に
はフィルター30を設けてある。29aはドレンタンク
9へ水滴を落とすためのドレン用開口部である。ドレン
タンク9は本体2から着脱可能で、なおかつ中箱体2
9、フィルター30の各々は分離可能である。
【0021】次に、乾燥室4は、略断面U字形状に一体
成形してあり、その側面開放部には2枚の側板31が設
けてある。側板31は下側に固定用フランジ32があ
り、凹部33のところで乾燥室4の奥部4bにビス締め
してある。また、側板上部付近では浮き上がり防止部3
4によりノズルユニット25の入角部35に引っかかる
ようになっている。
【0022】36は側板31上部に設けた飛び散り防止
部36で内側に出っ張りを設けてある。側板31は採光
のできる光透過体(半透明、スケルトンなども含む)で
構成してあり、外側はシボ加工してある。そして、形状
として緩やかに外側に丸みを帯びさせてある。これら側
板31は、乾燥室4の前後面に設けた溝等に沿って挿入
・離脱ができ、乾燥室4より着脱することも可能であ
る。
【0023】37はセンサ(手検知手段)で、発光部3
8と受光部39と制御手段40へ行く信号線41とで構
成してある。42はセンサカバーである。
【0024】43は表示部で、ここでは三角形をした電
源ランプとして記載してある。表示部43は操作状態を
表示するものでもかまわない。
【0025】44は電源SWであり、防水カバー45で
覆われ、フロントケース46の側部47に設けてある。
フロントケース46は上部48、側部47を有し、前部
49と上部48と側部47との間は曲面になっており、
前から見た場合、中の部材等との固定するビスなどは見
えない構成となっている。フロントケース46の上部4
8と側部47の一部は乾燥室4と勘合するようになって
おり、内部で固定するための突き出し部50を設けてあ
る。また、フロントケース46は底板51と固定するよ
うな固定部52を有し、底板51と裏面でビスにより固
定してある。
【0026】なお、本体2は置き台53に載せて運転さ
せることも可能であり、その場合、ドレンタンク9は取
り外しできるようになっている。
【0027】また、外観として構成されるフロントケー
ス46、乾燥室4、ドレンタンク9、側板31、センサ
カバー42、さらにフィルター30、中箱体29はポリ
プロピレン樹脂で成形してある。
【0028】次に上記構成の動作について説明する。
【0029】手が手挿入部3より乾燥室4内に挿入され
ると、センサ37が手を検出して電動送風機1を駆動す
る。すると吸気口6から吸い込まれた空気流は循環流路
8及び送風流路7を通り電動送風機1の高圧部13に吸
い込まれ、ファン14の中心からファンのはねを通り円
周状に空気を吐き出す。なお、電動送風機ケース11の
ファン14の吸込み部分は負圧になるため、ファン吸気
口吸音材17を介して電動送風機ケース11に吸い付く
ようになり、高圧部13から空気流が漏れることはな
い。
【0030】一方、ファン14からモーター16へは一
部の空気が低圧部15にあるモーター16へ流れ、モー
ター16の冷却を行う。冷却用に使用された空気は電動
送風機ケース11の下側又は後側へ放出され、本体2外
へ出て行く。
【0031】そして、電動送風機吹出し口19と前空気
室21aの吸入口22との接続は、前記吸入口22の筒
状の口周囲を電動送風機吹出し口19に挿入し、前記吸
入口22と前記電動送風機吹出し口19の間には帯状シ
ール材23を巻くとともに電動送風機ケースの吹出し口
内面にはリブ20を設けて前記帯状シール材23を圧接
しているので、高風圧に耐える通風路が構成出来、空気
漏れによる乾燥感の低下や、空気漏れによる笛吹き音等
の異常騒音が防止出来る。
【0032】電動送風機ケース11内にある吸音材18
は高圧部の内周にファンと対向するように張られてあ
る。従って、電動送風機ケース11内で高速に回転して
いるファンからでる音はここで相当程度吸収される。
【0033】電動送風機1から出た空気は空気室21の
両前空気室21a、後空気室21bを通って噴出孔5が
あるノズルユニット25に導かれる。前空気室21a、
後空気室21bでは、上述のように噴出孔5に比べて断
面積が十分広く確保されているため、ほぼ均等な圧縮状
態となり、噴出孔5から安定した高速噴流を噴出するこ
とができる。噴出孔5は、手の平と手の甲の両面同時に
噴流を吹き付けるよう対峙して設けられており、その噴
出方向を、乾燥室4の奥方向、すなわち図では下方向
(挿入された手の指の方向:手は図示せず)にわずか
(5〜10゜)に傾けている。前空気室21aからはス
リット状ノズル27にて、後空気室21bからは丸孔ノ
ズル28にて、それぞれ手の平と、手の甲に当たる。
【0034】手の平は水滴を付けた時両手でこすって洗
うため、たくさんの水が付着している。一方手の甲は多
くの水は付着していないが、手のしわなどに水滴が付着
している。
【0035】従って、手の平にはスリット状ノズルから
多くの空気を噴射し、手の甲には丸孔ノズルにてスポッ
ト的に手のしわの部分の水滴を吹き飛ばすようにしてあ
る。
【0036】ここで手の平にあたるように構成したスリ
ット状ノズルの面積は丸孔ノズルの2倍以上の面積にし
ている。そのため多くの空気流が手の平にあたる。但
し、スリット状ノズルの面積は丸孔ノズルの10倍以下
の面積にしないと、丸孔ノズルからの噴射する空気が少
なすぎて手の甲の乾燥が十分にできない。
【0037】また、スリット状ノズルの長手方向の中心
位置10mm〜50mmの間を閉塞して、両手の間には無駄
な空気を噴出さずに、手の部分のみに空気を噴出するよ
うにしてある。
【0038】このことにより真中の一番風量が多くなる
ところを出ない状態にしているため、両ノズルから出て
きた空気流がぶつかって出るうなり音を防止することが
できる。
【0039】その後、空気流は吸気口6に吸い込まれ
る。その空気流は循環流路8を通って電動送風機1を経
て噴出側風路12から再び空気流として送風される。こ
の送風された空気流は、電動送風機1を繰り返し通過す
ることと、空気室21で繰り返し圧縮されることにより
昇温され、別途加熱手段を設けなくても温かい風を噴出
孔5から供給することができる。
【0040】一方、図2に示すように、空気流とともに
吸気口6に吸入された水滴は、循環流路8の回収部8a
で空気流にのって下方に加速し、環流部8bへの屈曲位
置において、慣性により水滴回収口10の位置に落下分
離され、ドレンタンク9に回収される。フィルター30
は主に電動送風機1に塵埃が流入するのを防いでいる。
【0041】メンテナンス時には電源スイッチ44を一
旦OFFにして清掃を行うが、側板31、ドレンタンク
9、中箱体29、フィルター30の全てあるいはいずれ
かを、本体2から取り外して分離し、流水にさらして物
理力を与えながら洗浄することができる。清掃終了後は
取り外した上記部品を再び本体2に装着し、電源スイッ
チ44をONにする。
【0042】尚、上記手乾燥装置は洗浄した手を乾燥す
る用途に用いるものであるが、洗浄が不十分であった場
合には、水滴中に塵埃や汚れ成分等が含まれているもの
である。このため長期の使用によって、どうしても乾燥
室4の内部や循環流路8等には汚れが付着してしまう。
このため本実施形態ではドレインタンク9、中箱体29
などを取り外し可能なため清掃が容易で、非常に使い勝
手の良いものである。
【0043】また、側板31は光透過体のため使用時に
採光が充分でき乾燥室4の内部を外から透視可能となる
ため、閉空間中に手を挿入することに対する違和感・拒
絶感・恐怖感等を緩和することができる。
【0044】フロントケース46、乾燥室4、ドレンタ
ンク9、側板31、センサカバー42、さらにフィルタ
ー30、中箱体29はポリプロピレン樹脂で成形してあ
るため、耐薬品性があり、トイレで使用しても割れにく
い。また、耐候性もあり、変色しないという効果があ
る。
【0045】しかし、ポリプロピレン樹脂で成形したも
のの組み合わせは難しく、特にフロントケース46と乾
燥室4の勘合は非常に難しい。
【0046】乾燥室4はU字型になっているため、入り
口部4aに設けられたつめ部54とフロントケース46
に設けた突き出し部50により係合させ勘合を密着させ
ている。
【0047】上述のように本実施形態によれば、電動送
風機1が送風する空気流は、スリット状ノズル27と丸
孔ノズル28から空気流を手の平、手の甲の特性に応じ
て噴射させるため、非常に効率よく乾燥させることがで
きる。手の平側をスリット状ノズルにしているため、風
量も多くなり、連続した空気が供給されるためすばやく
乾かすことができる。これらのノズル構成は丸孔とスリ
ットの組みあわせにより得られた効果である。従って、
電動送風機1は小型でコンパクトなもので十分足り、本
体全体もコンパクトな構成ができる。
【0048】なお、上記実施例では、空気流が電動送風
機1を通過しながら循環する場合の説明を行なったが、
空気流を循環せずに外側から空気を供給してもよい。そ
して別途加熱手段を設けて、暖かい風を噴出させるよう
にしても構わない。その場合でもノズル形態を同じよう
すればスリット状ノズル27と丸孔ノズル28から空気
流を手の平、手の甲の特性に応じて噴射させるため、非
常に効率よく乾燥させることができる。従って、電動送
風機1は小型でコンパクトなもので十分足り、従って、
本体全体もコンパクトな構成ができる。
【0049】また、実施例の乾燥装置は特に両手を同時
に素早く乾燥するために、二つの空気室21は広範囲の
面積(噴出孔5の約10倍以上)を要するため、一般的
な射出成形の金型で製作したものでは、相当高くなり製
品全体のコストも割高になるものであるが、本実施例に
よれば、前空気室21a後空気室21bはブロー成形で
造られているので、金型製作費用も安価で製作が出来
る。
【0050】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、空気室は
ブロー成形で構成しているので一般的な射出成形の金型
製作費より安価に製作出来るので、結果的に製品全体の
コストも安価な製造コストで可能である。
【0051】また、ブロー成形で構成した空気室には空
気を噴出する噴出孔であるノズルユニットを設けるため
の噴出口と空気を流入させる流入口とを設け、前記流入
口の筒状の口周囲を前記電動送風機ケース内の吹出し口
に挿入し、前記流入口と前記電動送風機ケースの吹出し
口の間には帯状シール材を巻くとともに電動送風機ケー
スの吹出し口内面にはリブを有した構成としているの
で、高風圧(高風量)に耐えれる通風路が構成出来、空
気漏れによる乾燥感の低下や、空気漏れによる笛吹き音
等の異常騒音が防止出来る等の効果があり、簡単な構成
で信頼性の高い、しかも安価な製造コストで手乾燥装置
を提供出来る。また、不必要な音の発生を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の手乾燥装置の全体構成を
示す斜視図
【図2】同実施形態を示す縦断正面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】同実施形態における着脱可能部品を分解して示
す斜視図
【図5】同実施形態におけるノズルユニットの外観図
【図6】従来の手乾燥装置の構成を示す縦断側面図
【符号の説明】
1 電動送風機 2 本体 4 乾燥室 5 噴出孔 11 電動送風機ケース 19 電動送風機吹出し口 20 リブ 21 空気室 22 流入口 23 シール材 26 ノズルユニット開口部(噴出口) 27 スリット状ノズル(ノズルユニット) 28 丸孔ノズル(ノズルユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 真也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山崎 茂 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 有川 富夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体外郭の略前部を形成するフロントケ
    ースと、前記本体の上面開放部から挿入された手を乾燥
    する乾燥室と、前記乾燥室の内面に配されて電動送風機
    から送風された空気流を噴出する噴出孔と、前記電動送
    風機の送風側と噴出孔を連通する空気室とを備え、前記
    空気室はブロー成形で構成し、前記空気室には空気を噴
    出する噴出孔であるノズルユニットを設けるための噴出
    口と空気を流入させる流入口とを設け、前記流入口の筒
    状の口周囲を前記電動送風機ケース内の吹出し口に挿入
    し、前期流入口と前記電動送風機ケースの吹出し口の間
    には帯状シール材を巻くとともに電動送風機ケースの吹
    出し口内面にはリブを有したことを特徴とする手乾燥装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011003285A1 (zh) * 2009-07-09 2011-01-13 广东松下环境系统有限公司 干手机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011003285A1 (zh) * 2009-07-09 2011-01-13 广东松下环境系统有限公司 干手机
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