JP2001327211A - モア装置駆動力伝動構造,モアケーシング,モアトラクタ及び車輌の走行系伝動構造 - Google Patents

モア装置駆動力伝動構造,モアケーシング,モアトラクタ及び車輌の走行系伝動構造

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JP2001327211A
JP2001327211A JP2000150137A JP2000150137A JP2001327211A JP 2001327211 A JP2001327211 A JP 2001327211A JP 2000150137 A JP2000150137 A JP 2000150137A JP 2000150137 A JP2000150137 A JP 2000150137A JP 2001327211 A JP2001327211 A JP 2001327211A
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Japan
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mower
shafts
driving
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Yuji Inoue
雄次 井上
Kenshiro Kano
剣士郎 過能
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Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動源からモア装置における一対の回転軸へ
駆動力を伝達するモア装置駆動力伝動構造であって、前
記一対の回転軸への伝動効率を向上させることのできる
構造簡単な動力伝動構造を提供する。 【解決手段】 シャーシに配設された駆動源からの駆動
力を、前輪及び後輪間における前記シャーシの下方に配
設された,複数の回転軸を有するモア装置に伝達するモ
ア装置駆動力伝動構造であって、前記駆動源に作動的に
連結されたモア装置用主駆動軸を備え、前記主駆動軸と
前記複数の回転軸のそれぞれとの間は軸連結されている
ことを特徴とするモア装置駆動力伝動構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モアトラクタ等の
車輌における走行系伝動構造、ミッドマウントモアトラ
クタにおける草の排出構造、モアトラクタにおけるモア
装置駆動力伝動構造、及びモアケーシングに関する。
【0002】
【従来の技術】モアトラクタ等の車輌に対しては、種々
の要望が存在する。その一つに、設計の自由度向上や車
輌のコンパクト化等の為に、自由空間の確保がある。例
えば、モア装置をシャーシの長手方向中央に備えたミッ
ドマウントモアトラクタにおいては、車輌のコンパクト
化等の為に、前輪の間または後輪の間の何れか若しくは
双方に草の排出経路が確保されることが望まれる。
【0003】又、複数の回転軸を有するモア装置を備え
る車輌にあっては、駆動源から前記複数の回転軸への駆
動力伝動構造を簡単な構成で且つ効率良く構成すること
が望まれる。例えば、米国特許5,836,144号明細書に
は、プーリーを用いたベルト伝動によって一対の回転軸
間の動力伝達を行うものが記載されているが、ベルトを
使用した場合には、ベルトの張力調整機構が必要となり
構成が複雑になる、ベルトが切断する危険性がある等の
不都合がある。
【0004】さらに、前記モア装置に対しては、刈り取
った草を効率良く排出し得ることが望まれる。この点に
関し、例えば、特開昭58-129907号公報には、車輌幅方
向に沿って平行に配置された一対の垂直軸と、該一対の
垂直軸によってそれぞれ反対方向に回転させられる一対
の切削刃と、該一対の切削刃の回転軌道を囲繞する一対
の外周円弧壁を有するケーシングとを備えたモア装置に
おいて、前記一対の外周円弧壁の径方向内方にそれぞれ
一対の内方円弧部を設け、該内方円弧部と外周円弧壁と
により一対の切削刃にそれぞれ対応した一対の草搬出空
間を形成すると共に、該一対の搬出空間を前記一対の垂
直軸間において合流させ且つ上方に徐々に拡径したもの
が記載されている。該公報に記載のものは、前記搬出空
間の後流端側を上方に拡径させることにより、草の排出
効率の向上を図ろうとするものであるが、搬出空間の幅
が一定である為、十分に排出効率を向上させることがで
きないものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決するためになされたものであり、一対の前輪間又
は一対の後輪間に自由空間を確保できる車輌を提供する
ことを一の目的とする。
【0006】さらに、本発明は、駆動源から一対の駆動
後輪へ駆動力を伝達する動力伝達構造であって、該一対
の駆動後輪間に自由空間を確保できる車輌の走行系伝動
構造を提供することを他の目的とする。
【0007】又、本発明は、駆動源からモア装置におけ
る一対の回転軸へ駆動力を伝達するモア装置駆動力伝動
構造であって、前記一対の回転軸への伝動効率を向上さ
せることのできる構造簡単な動力伝動構造をすることを
さらに他の目的とする。
【0008】又、本発明は、一対の切削刃を備えたモア
装置用のモアケーシングであって、草の排出効率を向上
させ得る構造簡単なモアケーシングを提供することをさ
らに他の目的とする。
【0009】又、本発明は、一対の駆動輪間に自由空間
を確保しつつ、該一対の駆動輪を安定に支持できるモア
トラクタを提供することをさらに他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、シャーシに配設された駆動源からの駆動力
を、前輪及び後輪間における前記シャーシの下方に配設
された,複数の回転軸を有するモア装置に伝達するモア
装置駆動力伝動構造であって、前記駆動源に作動的に連
結されたモア装置用主駆動軸を備え、前記主駆動軸と前
記複数の回転軸のそれぞれとの間は軸連結されているモ
ア装置駆動力伝動構造を提供する。
【0011】好ましくは、前記複数の回転軸は、前記シ
ャーシの長手方向略同位置に配設された一対の垂直回転
軸であり、前記主駆動軸は、前記シャーシの長手方向前
方から後方に向かって駆動力を伝達するものであり、さ
らに、後端部が前記一対の垂直回転軸よりシャーシの長
手方向前方で終焉し、前記主駆動軸と前記複数の回転軸
のそれぞれとの間は、前端部が前記主駆動軸の後端部に
連結され且つ後端部が前記一対の回転軸のそれぞれに連
結される一対の伝動軸によって軸連結されているものと
することができる。
【0012】より好ましくは、前記主駆動軸は、シャー
シの幅方向中央部においてシャーシの長手方向に沿って
配設され、前記一対の伝動軸は、それぞれ、前端部がシ
ャーシの幅方向中央寄りに位置し、且つ、後端部が前記
前端部よりシャーシの幅方向外方且つ長手方向後方に位
置しているものとすることができる。
【0013】又、本発明は、前記目的を達成する為に、
互いに平行に配設された第1及び第2の垂直回転軸によ
って反対方向に回転駆動される第1及び第2の切削刃の
回転軌道を囲繞すると共に、刈り取られた草の共通放出
口が前記第1及び第2垂直回転軸間において該第1及び
第2垂直回転軸を含む共通垂直平面に直交する方向に開
くように形成されたモアケーシングであって、前記第1
及び第2切削刃の上方に位置し、前記第1及び第2垂直
回転軸を支持する上壁と、前記第1及び第2切削刃の回
転軌道をそれぞれ囲繞するように、前記上壁から下方に
延びる第1及び第2の外周円弧壁と、前記第1及び第2
外周円弧壁よりそれぞれ径方向内方に位置する第1及び
第2内方円弧部であって、前記第1及び第2外方円弧壁
との共働下にそれぞれ刈り取った草の第1及び第2搬送
空間を画する第1及び第2内方円弧部とを有し、第1及
び第2搬送空間は、第1及び第2切削刃の回転方向後流
側において合流して前記共通放出口に連通しており、前
記第1及び第2外周円弧壁の円弧中心は、それぞれ、前
記第1及び第2垂直回転軸の軸心と略同一に位置し、前
記第1内方円弧部の円弧中心は、前記第1垂直回転軸を
含み且つ前記共通垂直平面に直交する第1垂直平面よ
り、前記共通放出口から離間した位置にあり、前記第2
内方円弧部の円弧中心は、前記第2垂直回転軸を含み且
つ前記共通垂直平面に直交する第2垂直平面より、前記
共通放出口から離間した位置にあるモアケーシングを提
供する。
【0014】好ましくは、前記共通放出口並びに前記第
1及び第2内方円弧部の円弧中心は、前記共通垂直平面
より前記第1及び第2切削刃の回転方向後流側に位置し
ているものとすることができる。
【0015】より好ましくは、前記第1搬送空間及び第
2搬送空間は、それぞれ、前記第1切削刃及び第2切削
刃の回転方向に沿って徐々に上方に拡径しているものと
することができる。
【0016】さらに、本発明は、前記目的を達成する為
に、シャーシと、前記シャーシに支持された駆動源と、
前記シャーシに支持された前輪と、前記シャーシに支持
された駆動後輪と、草の放出開口がシャーシの幅方向範
囲内に位置し且つ長手方向後方を向くように、前記前輪
及び駆動後輪間において前記シャーシの下方に配設され
たモア装置と、前記駆動後輪より前記シャーシの長手方
向前方に備えられた分岐装置であって、一対の出力軸を
有し、作動的に連結された前記駆動源からの駆動力を該
一対の出力軸から分岐出力する分岐装置とを備え、前記
駆動後輪は、互いに離間された一対の駆動車軸によって
駆動されるように構成され、前記一対の後輪間に空間が
形成されるように、前記一対の出力軸と前記一対の駆動
車軸とがそれぞれ軸連結させられており、前記シャーシ
のうち前記後輪を支持する後輪支持部は、前記一対の駆
動車軸をそれぞれ支持する一対の側壁と、該一対の側壁
間に延びる上壁とを有し、前方及び後方が開口とされた
中空箱形形状とされており、該後輪支持部は、前方開口
が前記モア装置の放出開口に連通されるように、前記空
間内に位置しているモアトラクタを提供する。
【0017】又、本発明は、前記目的を達成する為に、
シャーシに配設された駆動源からの駆動力を、一対の駆
動輪に伝達する車輌の走行系伝動構造であって、一対の
出力軸を有し、作動的に連結された前記駆動源からの駆
動力を該一対の出力軸を介して分岐出力する分岐装置と
を備え、前記分岐装置は、前記一対の駆動輪より前記駆
動源に近接されており、前記分岐装置の一対の出力軸と
前記一対の駆動輪の入力部との間は、それぞれ、連動連
結されている車輌の走行系伝動構造を提供する。
【0018】好ましくは、前記駆動輪は後輪であり、前
記分岐装置は、シャーシの幅方向に沿って延びる一対の
出力軸を有するデファレンシャルギア装置であり、前記
一対の出力軸のシャーシ幅方向外方端部は、前記一対の
駆動輪の入力部より、シャーシ幅方向中央寄りに位置し
ているものとすることができる。
【0019】より好ましくは、前記デファレンシャルギ
ア装置の一対の出力軸と前記一対の駆動輪の入力部との
間には、一対の走行系伝動軸が備えられており、前記走
行系伝動軸と前記出力軸及び前記駆動輪の入力部との間
はベベルギアによって連結されているものとすることが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態が適用され
たモアトラクタ1について、添付図面を参照しつつ説明
する。図1及び図2は、それぞれ、前記モアトラクタの
伝動構造を模式的に示した概略側面図及び概略平面図で
ある。
【0021】図1及び図2に示すように、モアトラクタ
1は、シャーシ10と、前記シャーシに支持された駆動
源20と、前記シャーシ10の前方及び後方にそれぞれ
支持された一対の前輪30a,30b及び一対の後輪4
0a,40bと、前記前輪30及び後輪40間において
前記シャーシ10の下方に配設されたモア装置50と、
前記シャーシ10の後方に着脱自在に備えられた収集容
器60とを備えている。なお、図1における符号90及
び91は、それぞれ、ステアリング及びシートである。
【0022】前記モアトラクタ1は、センターディスチ
ャージ方式を採用しており、スロア等の輸送機構やシャ
ーシからはみ出す集草配管を不要とし、これにより、ト
ラクタ自身の小型化及び低コスト化を図っている。即
ち、モアトラクタ1においては、前記モア装置50にお
ける草の放出開口がシャーシの幅方向範囲内に位置し且
つシャーシの長手方向後方を向くように該モア装置50
が配設されている。そして、該モア装置50によって刈
り取られた草が前記一対の後輪40a,40b間を通っ
て前記収集容器60に収容されるようになっている。従
って、スロア等の輸送機構が不要となると共に、シャー
シから集草配管がはみ出ることがなく、これにより、ト
ラクタ自身の小型化及び低コスト化が可能となってい
る。
【0023】ここで、モアトラクタ1における駆動源か
ら一対の駆動輪に至る走行系伝動構造について説明す
る。図3は、モアトラクタ1における走行系伝動構造を
示す為に該モアトラクタ1の構成部品の一部を省略した
概略平面図である。又、図4は、前記走行系伝動構造の
一部詳細断面図である。なお、前記モアトラクタ1にお
いては、図1〜図4に示すように、一対の後輪40a,
40bが駆動輪とされている。
【0024】走行系伝動構造は、駆動輪となる一対の後
輪40a,40bをそれぞれ回転駆動させる一対の駆動
車軸41a,41bと、一対の出力軸71a,71bを
有し、作動的に連結された前記駆動源20からの駆動力
を該一対の出力軸71a,71bを介して分岐出力する
デファレンシャルギア装置70とを備えている。
【0025】該デファレンシャルギア装置70は、前記
一対の出力軸71a,71bがシャーシ10の幅方向に
沿って互いに離間する方向に延び、且つ、該一対の出力
軸71a,71bが一対の駆動車軸より駆動源20に近
接するように、配設されている。なお、本実施の形態に
おいては、駆動源20がシャーシ10の前方に配設され
且つ後車軸40が駆動車軸とされている為、前記一対の
出力軸71a,71bは、後車軸41a,41bよりシ
ャーシの長手方向前方に位置している。
【0026】又、前記モアトラクタ1においては、図1
〜図4に示すように、走行系伝動構造の一部として、前
記駆動源20とデファレンシャルギア装置70との間
に、HST92及びギア式トランスミッション93が介
挿されている。即ち、デファレンシャルギア装置70
は、HST92及びギア式トランスミッション93を介
して、前記駆動源20に連結されるようになっている。
【0027】前記走行系伝動構造は、さらに、前記デフ
ァレンシャルギア装置70の一対の出力軸71a,71
bと前記一対の駆動車軸41a,41bとをそれぞれ連
結する一対の走行系伝動軸80a,80bを備えてい
る。
【0028】前記走行系伝動構造は斯かる構成により以
下の効果を奏する。即ち、シャーシの幅方向に沿って互
いに離間する方向に延びる一対の出力軸71a,71b
を介して駆動源20からの駆動力を分岐出力するデファ
レンシャルギア装置70が、該一対の出力軸71a,7
1bが駆動車軸となる後車軸41より前方に位置するよ
うに、配設されると共に、前記一対の出力軸71a,7
1bと前記一対の駆動車軸41a,41bとの間が軸連
結されているので、走行駆動車軸への駆動力伝達を確実
に行いつつ、一対の後車軸40a,40b間に自由空間
を確保することができる。従って、モアトラクタ1にお
いては、前記モア装置50から送出される草が、後車軸
41によって妨げられることなく、収集容器60に収容
され得る。
【0029】なお、本実施の形態においては、センター
ディスチャージ型のモアトラクタを例に説明した為、前
記自由空間を草の搬送経路として利用しているが、該自
由空間は所望により適宜利用される。即ち、高床方式の
トラクタ等の他の車輌においては前記自由空間は、堀取
作業装置等の設置空間として利用される。
【0030】さらに、本実施の形態においては、HST
92,ギア式トランスミッション93及びデファレンシ
ャルギア装置70を、シャーシの幅方向略中央におい
て、シャーシの長手方向に沿って配設している。即ち、
走行系伝動構造の構成要件のうち駆動力が分岐されるま
での構成要件を、シャーシの幅方向略中央に配設してい
る。斯かるモアトラクタにおいては、シャーシの長手方
向に沿って配設されたHST〜デファレンシャルギア装
置の両側に運転者のステップ位置11a,11bを設け
ることができる(図3等参照)。従って、運転者のステ
ップ位置11a,11bの垂直位置を下げることがで
き、これにより、車高を抑えて、車輌重心を下げると共
に車輌のコンパクト化を図ることができる。
【0031】次に、モア装置50から収集容器60への
草の搬送経路について詳細に説明する。前述のように、
モアトラクタ1においては、一対の後輪間における自由
空間が草の搬送経路の一部を形成している。具体的に
は、前記自由空間に、シャーシ10の一部をなす後輪支
持部12が配されており、該後輪支持部12が草の搬送
経路の一部を形成するようになっている。
【0032】図5(a)〜(c)は、それぞれ、前記後輪支持
部12の正面図、側面図及び背面図である。図4に示す
ように、前記後輪支持部12は、前記一対の駆動車軸
(本実施の形態においては後車軸41a,41b)をそ
れぞれ支持する一対の側壁12a,12aと、該一対の
側壁12a,12a間に延びる上壁12b及び底壁12
cとを有し、前方及び後方が開口とされた中空箱形形状
とされている。
【0033】そして、図1等の示されるように、後輪支
持部12は、前方開口がモア装置50の放出開口に連通
され、且つ、後方開口が収集容器60に連通されるよう
になっている。このように、前記モアトラクタ1におい
ては、シャーシ10の一部をなす後輪支持部12によっ
て駆動車軸である後車軸41a,41bを支持すると共
に、該後輪支持部12を前後に開口する中空形状とした
ので、後車軸41a,41bを安定的に支持しつつ、モ
ア装置50から収集容器60への搬送経路を形成するこ
とができる。
【0034】なお、好ましくは、前記後輪支持部12の
後端部近傍にシャーシ幅方向に沿った枢支軸12dを設
け、前記底壁12cを該枢支軸12d回りに揺動可能に
構成することができる。このように構成することによっ
て、モア装置50から送出される草が後輪支持部12内
に滞留した場合に、該滞留した草を容易に収集容器60
へ移送させることができる。
【0035】次に、前記モア装置50について説明す
る。図6は、モア装置50付近を示す平面図であり、図
1におけるA−A線に沿って視た図である。又、図7
は、図6における一部詳細断面図である。さらに、図8
(a)及び(b)は、それぞれ、前記モア装置50におけるモ
アケーシングの側面図及び底面図であり、図9は、図8
(b)におけるB−B線矢視図である。
【0036】前記モア装置50は、互いに平行に配設さ
れた第1及び第2の垂直回転軸51a,51bと、該第
1及び第2垂直回転軸51a,51bによって反対方向
に回転駆動される第1及び第2切削刃52a,52b
と、該第1及び第2切削刃52a,52bの回転軌道5
2a′,52b′を囲繞すると共に、刈り取られた草の
共通放出口50aが、前記第1及び第2垂直回転軸51
a,51b間において、該第1及び第2垂直回転軸51
a,51bを含むと共通垂直平面150に直交する方向
に開くように形成されたモアケーシング53とを備えて
いる。
【0037】図6及び図7に示すように、本実施の形態
においては、前記第1及び第2垂直回転軸51a,51
bがシャーシ幅方向に沿って配設されており、従って、
モアケーシング53の放出開口50aはシャーシの長手
方向後方に開いている。なお、本実施の形態において
は、モア装置50のシャーシ幅方向長さを短縮させるべ
く、前記第1及び第2切削刃52a,52bは、互いの
回転軌道52a′,52b′一部がオーバーラップする
ようになっている。従って、第1及び第2切削刃52
a,52bの接触を防止すべく、前記第1及び第2垂直
回転軸51a,51bは同期回転させられる。なお、図
6及び図8(b)中の矢印は、第1及び第2切削刃52
a,52bの回転方向である。
【0038】前記モアケーシング53は、前記第1及び
第2切削刃52a,52bの上方に位置し、前記第1及
び第2垂直回転軸51a,51b支持する上壁54と、
前記第1及び第2切削刃52a,52bの回転軌道をそ
れぞれ囲繞するように、前記上壁から下方に延びる第1
及び第2の外周円弧壁55a,55bと、前記第1及び
第2外周円弧壁55a,55bよりそれぞれ径方向内方
において垂直方向に延びる第1及び第2内方円弧部56
a,56bとを備えている。
【0039】前記第1内方円弧部56a及び第1外方円
弧壁55aは、第1切削刃52aによって刈り取られた
草を前記放出開口50aに案内する第1搬送空間57a
を形成している。他方、前記第2内方円弧部56b及び
第2外方円弧壁55bは、第2切削刃52bによって刈
り取られた草を前記放出開口50aに案内する第2搬送
空間57bを形成している。なお、前記第1及び第2搬
送空間57a,57bは、図8(b)に良く示されるよう
に、第1及び第2切削刃52a,52bの回転方向後流
側において合流し、その後、前記放出開口50aに連通
するようになっている。
【0040】図8(b)に示すように、前記第1及び第2
外周円弧壁55a,55bの円弧中心55A,55B
は、それぞれ、前記第1及び第2垂直回転軸51a,5
1bの軸心と略同一に位置されている。
【0041】一方、前記第1内方円弧部56aの円弧中
心56Aは、前記第1垂直回転軸51aを含み且つ前記
共通垂直平面150に直交する第1垂直平面151より
幅方向外方、即ち、第1垂直平面151より前記共通放
出口50aから離間した位置に配置されている。
【0042】同様に、前記第2内方円弧部56bの円弧
中心56Bは、前記第2垂直回転軸51bを含み且つ前
記共通垂直平面150に直交する第2垂直平面152よ
り幅方向外方、即ち、第2垂直平面152より前記共通
放出口50aから離間した位置に配設されている。
【0043】このように、第1及び第2内方円弧部56
a,56bの円弧中心56A,56Bを、対応する外方
円弧壁55a,55bの円弧中心55A,55Bから幅
方向外方へ偏心させることによって、第1及び第2搬送
空間57a,57bの水平方向幅を切削刃の回転方向に
沿って徐々に拡径させることができる。即ち、図6(b)
に示すように、斯かる構成によって、第1搬送空間57
a及び第2搬送空間57bは、基端側から切削刃の回転
方向後流へ向かって徐々に断面積が拡大して行き、そし
て両搬送空間が合流してから放出開口50aに連通され
るようになっている。従って、第1及び第2切削刃52
a,52bによって刈り取られた草をスムースに放出開
口から放出することが可能となっている。
【0044】好ましくは、図8(b)に示すように、前記
第1及び第2内方円弧部56a,56bの円弧中心56
A,56Bを前記共通垂直平面150より後方側に配設
させることができる。このように構成することによっ
て、第1及び第2搬送経路57a,57bの断面積を基
端側から切削刃の回転方向後流側に向かって徐々に拡大
させつつ、第1及び第2内方円弧部56a,56bの基
端側開始点を、前記共通垂直平面150より後方側に配
置させることが可能となる。従って、第1及び第2搬送
経路57a,57bの周方向長を長くすることが可能と
なり、第1及び第2切削刃52a,52bによって刈り
取られた草をよりスムースに放出開口50aから放出す
ることが可能となる。
【0045】さらに好ましくは、上壁54のうち,第1
及び第2搬送空間57a,57bに対応する部分を、基
端側から上方に徐々に拡径させることができる(図8
(a)及び図9等参照)。このように構成することによっ
て、第1及び第2搬送経路57a,57bの基端側から
後流側への断面積の拡大率を大きくすることができ、草
の搬送をよりスムースに行うことが可能となる。
【0046】なお、本実施の形態においては、内方円弧
部を上壁から下方へ延在させるように構成したが、これ
に代えて、図10に示すように、上壁の一部が内方円弧
部を形成するように上壁を成形することも可能である。
【0047】次に、駆動源20からモア装置50への駆
動力伝動構造について、図1,図6及び図7を参照しつ
つ説明する。前記モアトラクタ1におけるモア装置駆動
力伝動構造は、前記駆動源20に作動的に連結されたモ
ア装置用主駆動軸101と、該主駆動軸101と前記モ
ア装置50における第1及び第2垂直回転軸51a,5
1bのそれぞれとを連結する第1及び第2伝動軸102
a,102bとを備えている。
【0048】図1,図6及び図7に示すように、前記主
駆動軸101は、前端部が、シャーシ10の前方の配設
された駆動源20にプーリー等の適宜の動力伝達機構を
介して作動的に連結されており、シャーシ20の長手方
向前方から後方へ向かって駆動力を伝達するようになっ
ている。
【0049】さらに、前記主駆動軸101は、後端部が
前記第1及び第2垂直回転軸51a,51bよりシャー
シの長手方向前方に位置するように配設されている。本
実施の形態においては、前記モアケーシング53の上面
に分岐装置110を設け、該分岐装置110に前記主駆
動軸101の後端部を支持させている。なお、前記分岐
装置110は、モアケーシング53の第1及び第2外方
円弧壁53a,53bの合流点55X近傍又は該合流点
55Xより前方に設けることが好ましい。このように配
置させることによって、該分岐装置110が、モアケー
シング53の上壁54における第1及び第2搬送経路5
7a,57bに対応する部分を上方に拡径させた場合の
妨げとなることが防止される。
【0050】前記第1及び第2伝動軸102a,102
bは、伝動方向に沿って視た場合に互いに反対方向に同
期回転するように、前記主駆動軸に連結されている。本
実施の形態においては、前記主駆動軸101の後端部に
駆動側ベベルギア103を相対回転不能に支持させ、他
方、第1及び第2伝動軸102a,102bの前端部に
それぞれ前記駆動側ベベルギア103に噛合する第1及
び第2従動側ベベルギア104a,104bを相対回転
不能に支持させており、これにより、第1及び第2伝動
軸102a,102bが反対方向に同期回転するように
なっている。
【0051】このように、本実施の形態においては、前
記主駆動軸101と第1及び第2垂直回転軸51a,5
1bとの間を軸伝動させているので、確実に且つ効率良
く第1及び第2垂直回転軸51a,51bの回転制御を
行うことができる。
【0052】即ち、駆動源に作動的に連結された主駆動
軸と第1及び第2垂直回転軸との間をプーリー及びベル
トを介して連結させると、該ベルトの張力調整が必要と
なり、構成が複雑となると共に煩雑なメンテナンスが必
要となるという問題が生じる。さらに、ベルトの滑り等
が生じ易いという問題もある。
【0053】これに対し、本実施の形態においては、主
駆動軸101と第1及び第2垂直回転軸51a,51b
との間を軸連結させているので、確実に且つ効率良く第
1及び第2垂直回転軸を同期回転させることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明に係るモア伝動構造によれば、駆
動源に作動的に連結されたモア装置用主駆動軸と、モア
装置における複数の回転軸との間を軸連結するようにし
たので、主駆動軸とモア装置回転軸との間の伝動を確実
に且つ効率良く行うことができる。
【0055】又、本発明に係るモアケーシングによれ
ば、切削刃によって刈り取られた草の搬送経路内方端を
画する内方円弧部の中心を、前記搬送経路外方端を画す
る外周円弧壁の中心に対して、モアケーシングの幅方向
外方且つ切削刃の回転方向に偏心させるように構成した
ので、前記搬送経路を切削刃の回転方向に従って徐々に
水平方向に拡径させることができ、これにより、草の放
出を効率良く行うことができる。
【0056】又、本発明に係るモアトラクタによれば、
駆動輪となる一対の後輪を互いに離間された一対の後車
軸によって駆動すると共に、シャーシのうち前記後輪を
支持する後輪支持部を、前記一対の後車軸を支持する一
対の側壁と、該一対の側壁間に延びる上壁とを有し、前
方及び後方が開口とされた中空箱形形状としたので、一
対の後輪間に自由空間を形成しつつ、該一対の後輪を安
定的に支持することができる。
【0057】さらに、本発明に係る走行系伝動構造によ
れば、作動的に連結された駆動源からの駆動力を一対の
出力軸を介して分岐出力する分岐装置を、一対の駆動輪
の入力部より、駆動源に近接して配置させ、さらに、前
記分岐装置の一対の出力軸と前記一対の駆動輪の入力部
とを連動連結させるように構成したので、前記駆動輪へ
の伝動効率を維持しつつ、一対の駆動輪間に自由空間を
確保することができる。従って、例えば、ミッドマウン
トモアトラクタ等に斯かる走行系伝動構造を適用すれ
ば、駆動輪への伝動効率を維持しつつ、一対の駆動輪間
に刈芝の十分な放出空間を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一形態を適用されたモアトラ
クタの伝動構造を模式的に示した概略側面図である。
【図2】図2は、図1に示すモアトラクタの伝動構造を
模式的に示した概略平面図である。
【図3】図3は、図1に示すモアトラクタの一部省略平
面図であり、該モアトラクタの走行系伝動構造を示して
いる。
【図4】図4は、図3に示す走行系伝動構造の一部詳細
断面図である。
【図5】図5(a)〜(c)は、それぞれ、図1に示すモアト
ラクタにおけるシャーシの後輪支持部の正面図、側面図
及び背面図である。
【図6】図6は、図1に示すモアトラクタにおけるモア
装置付近の一部省略平面図である。
【図7】図7は、図6に示すモア装置駆動系伝動構造の
一部詳細断面図である。
【図8】図8(a)及び(b)は、それぞれ、図1に示すモア
トラクタにおけるモアケーシングの側面図及び底面図で
ある。
【図9】図9は、図8におけるB−B線矢視図である。
【図10】図10は、図8及び図9モアケーシングの変
形例を示す背面図である。
【符号の説明】
1 モアトラクタ 10 シャーシ 12 後輪支持部 20 駆動源 30 前輪 40 後輪 50 モア装置 51a,51b 一対の垂直回転軸 53 モアケーシング 54 上壁 55 外方円弧壁 56 内方円弧部 60 収集用器 70 デファレンシャルギア装置 101 主駆動軸 102a,102b モア装置駆動用伝動軸

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに配設された駆動源からの駆動
    力を、前輪及び後輪間における前記シャーシの下方に配
    設された,複数の回転軸を有するモア装置に伝達するモ
    ア装置駆動力伝動構造であって、 前記駆動源に作動的に連結されたモア装置用主駆動軸を
    備え、 前記主駆動軸と前記複数の回転軸のそれぞれとの間は軸
    連結されていることを特徴とするモア装置駆動力伝動構
    造。
  2. 【請求項2】 前記複数の回転軸は、前記シャーシの長
    手方向略同位置に配設された一対の垂直回転軸であり、 前記主駆動軸は、前記シャーシの長手方向前方から後方
    に向かって駆動力を伝達するものであり、さらに、後端
    部が前記一対の垂直回転軸よりシャーシの長手方向前方
    で終焉し、 前記主駆動軸と前記複数の回転軸のそれぞれとの間は、
    前端部が前記主駆動軸の後端部に連結され且つ後端部が
    前記一対の回転軸のそれぞれに連結される一対の伝動軸
    によって軸連結されていることを特徴とする請求項1に
    記載のモア装置駆動力伝動構造。
  3. 【請求項3】 前記主駆動軸は、シャーシの幅方向中央
    部においてシャーシの長手方向に沿って配設され、 前記一対の伝動軸は、それぞれ、前端部がシャーシの幅
    方向中央寄りに位置し、且つ、後端部が前記前端部より
    シャーシの幅方向外方且つ長手方向後方に位置している
    ことを特徴とする請求項2に記載のモア装置駆動力伝動
    構造。
  4. 【請求項4】 互いに平行に配設された第1及び第2の
    垂直回転軸によって反対方向に回転駆動される第1及び
    第2の切削刃の回転軌道を囲繞すると共に、刈り取られ
    た草の共通放出口が前記第1及び第2垂直回転軸間にお
    いて該第1及び第2垂直回転軸を含む共通垂直平面に直
    交する方向に開くように形成されたモアケーシングであ
    って、 前記第1及び第2切削刃の上方に位置し、前記第1及び
    第2垂直回転軸を支持する上壁と、 前記第1及び第2切削刃の回転軌道をそれぞれ囲繞する
    ように、前記上壁から下方に延びる第1及び第2の外周
    円弧壁と、 前記第1及び第2外周円弧壁よりそれぞれ径方向内方に
    位置する第1及び第2内方円弧部であって、前記第1及
    び第2外方円弧壁との共働下にそれぞれ刈り取った草の
    第1及び第2搬送空間を画する第1及び第2内方円弧部
    とを有し、 第1及び第2搬送空間は、第1及び第2切削刃の回転方
    向後流側において合流して前記共通放出口に連通してお
    り、 前記第1及び第2外周円弧壁の円弧中心は、それぞれ、
    前記第1及び第2垂直回転軸の軸心と略同一に位置し、 前記第1内方円弧部の円弧中心は、前記第1垂直回転軸
    を含み且つ前記共通垂直平面に直交する第1垂直平面よ
    り、前記共通放出口から離間した位置にあり、 前記第2内方円弧部の円弧中心は、前記第2垂直回転軸
    を含み且つ前記共通垂直平面に直交する第2垂直平面よ
    り、前記共通放出口から離間した位置にあることを特徴
    とするモアケーシング。
  5. 【請求項5】 前記共通放出口並びに前記第1及び第2
    内方円弧部の円弧中心は、前記共通垂直平面より前記第
    1及び第2切削刃の回転方向後流側に位置していること
    を特徴とする請求項4に記載のモアケーシング。
  6. 【請求項6】 前記第1搬送空間及び第2搬送空間は、
    それぞれ、前記第1切削刃及び第2切削刃の回転方向に
    沿って徐々に上方に拡径していることを特徴とする請求
    項4又は5に記載のモアケーシング。
  7. 【請求項7】 シャーシと、 前記シャーシに支持された駆動源と、 前記シャーシに支持された前輪と、 前記シャーシに支持された駆動後輪と、 草の放出開口がシャーシの幅方向範囲内に位置し且つ長
    手方向後方を向くように、前記前輪及び駆動後輪間にお
    いて前記シャーシの下方に配設されたモア装置と、 前記駆動後輪より前記シャーシの長手方向前方に備えら
    れた分岐装置であって、一対の出力軸を有し、作動的に
    連結された前記駆動源からの駆動力を該一対の出力軸か
    ら分岐出力する分岐装置とを備え、 前記駆動後輪は、互いに離間された一対の駆動車軸によ
    って駆動されるように構成され、 前記一対の後輪間に空間が形成されるように、前記一対
    の出力軸と前記一対の駆動車軸とがそれぞれ軸連結させ
    られており、 前記シャーシのうち前記後輪を支持する後輪支持部は、
    前記一対の駆動車軸をそれぞれ支持する一対の側壁と、
    該一対の側壁間に延びる上壁とを有し、前方及び後方が
    開口とされた中空箱形形状とされており、 該後輪支持部は、前方開口が前記モア装置の放出開口に
    連通されるように、前記空間内に位置していることを特
    徴とするモアトラクタ。
  8. 【請求項8】 シャーシに配設された駆動源からの駆動
    力を、一対の駆動輪に伝達する車輌の走行系伝動構造で
    あって、 一対の出力軸を有し、作動的に連結された前記駆動源か
    らの駆動力を該一対の出力軸を介して分岐出力する分岐
    装置を備え、 前記分岐装置は、前記一対の駆動輪より前記駆動源に近
    接されており、 前記分岐装置の一対の出力軸と一対の駆動輪の入力部と
    は、それぞれ、連動連結されていることを特徴とする車
    輌の走行系伝動構造。
  9. 【請求項9】 前記駆動輪は後輪であり、 前記分岐装置は、シャーシの幅方向に沿って延びる一対
    の出力軸を有するデファレンシャルギア装置であり、 前記一対の出力軸のシャーシ幅方向外方端部は、前記一
    対の駆動輪の入力部より、シャーシ幅方向中央寄りに位
    置していることを特徴とする請求項8に記載の車輌の走
    行系伝動構造。
  10. 【請求項10】 前記デファレンシャルギア装置の一対
    の出力軸と前記一対の駆動輪の入力部との間には、一対
    の走行系伝動軸が備えられており、 前記走行系伝動軸と前記出力軸及び駆動輪の入力部との
    間はベベルギアによって連結されていることを特徴とす
    る請求項9に記載の車輌の走行系伝動構造。
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