JP2001327149A - 指示計器及び該指示計器の組み立て方法 - Google Patents
指示計器及び該指示計器の組み立て方法Info
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Abstract
器及び該指示計器の組み立て方法を提供すること。 【解決手段】 本発明の指示計器は、ステッピングモー
タ50と、指針20と、文字板60とからなる。ステッ
ピングモータ50は、ロータギア56aを備えたロータ
56と、ステータ54と、励磁コイル55と、検出コイ
ル63と、指針ギア57aを備えた出力軸57と、ロー
タギア56aの回転を指針ギア57aに伝達する中間ギ
ア58と、ケース部材51,52とを備えている。指針
20は、出力軸57の先端に取り付けられている。文字
板60は、ステッピングモータ50と指針20の間に配
置されている。ケース部材51,52は、その一部に立
設されたストッパ59を備えている。指針ギア57a
は、ストッパ59に当接する突起57a1を備えてい
る。ロータ56は、検出コイル63と一定の位置関係に
あることを識別する第1の識別手段56a2を備えてい
る。
Description
テッピングモータを用いた指示計器及び該指示計器の組
み立て方法に関するものである。
の分野における指示計器として、ステッピングモータを
用いた指示計器が利用されている。例えば、車両には車
両速度及びエンジン回転数等の計測値を表示する車両用
指示計器が搭載されており、この車両用指示計器におい
ては、文字板の前面に配置される指針を駆動する内機と
してステッピングモータが用いられている。
た車両用指示計器の構造例を示す断面図である。図6に
おいて、車両用指示計器は、ステッピングモータ50
と、ステッピングモータ50の出力軸としての指針軸5
7に取り付けられた指針20と、ステッピングモータ5
0と指針20の間に配置された文字板60とからなる。
器用の配線板40に取り付けられる取付面52cを有す
るケース部材を有している。このケース部材は、合成樹
脂製の上部ケース51と下部ケース52から構成されて
おり、下部ケース52の底面が取付面52cに相当して
いる。また、ケース部材内には、中間ギア58を介して
指針軸(出力軸)57を駆動するための動力源となるロ
ータ56と、ステータ54に固定されてロータ56を励
磁する励磁コイル55と、ステータ54に固定され、ロ
ータ56の停止時の誘導電圧を検出するための検出コイ
ル63とが収容されている。
らなる複数枚(例えば、3枚)の金属板を積層して、下
部ケース52の形状に応じたフレーム状に形成されてい
る。
たコイルボビン55aと、コイルボビン55aに巻回さ
れた銅線等からなるコイル線55bと、コイルボビン5
5aに圧入され、それぞれコイル線55bの両端すなわ
ち巻き始めと巻き終わりに半田付け等の手段により電気
的に接続された端子55c、55dとから構成されてい
る。
形成されたコイルボビン63aと、コイルボビン63a
に巻回された銅線等からなるコイル線63bと、コイル
ボビン63aに圧入され、それぞれコイル線63bの両
端すなわち巻き始めと巻き終わりに半田付け等の手段に
より電気的に接続された端子(図6では、一方の端子6
3cのみ示されている)とから構成されている。
れぞれの端子を、下部ケース52の取付面52cから突
出させ、配線板40に設けられた貫通孔41から貫通さ
せることで、ステッピングモータ50を配線板40に取
り付けている。
駆動源となるものであり、プラスチック及びマグネット
(例えば、10極)によって形成しており、下部ケース
52に固定されたロータ用軸部材53aが貫通する貫通
孔(図示しない)を有している。また、ロータ56の上
部表面には、ロータ56の貫通孔に連結する貫通孔を有
するロータギア56aが装着されている。
ており、その一端は、上部ケース51の凸部51cから
突出し、他端を下部ケース52の軸受部52eに嵌合し
ている。そして、文字板60の中心穴60aから突出さ
せた指針軸57の先端に指針20が取り付けられると共
に、その中ほどに例えばプラスチックで形成された指針
ギア57aが圧入によって固着されている。
軸57に伝達するものであり、例えば合成樹脂で作ら
れ、下部ケース52に固定されたギア用軸部材53cが
貫通する貫通孔(図示しない)を有し、ロータ56のロ
ータギア56aと噛み合う大ギアと、指針ギア57aと
噛み合い、かつ大ギアより径の小さい小ギアとを一体的
に形成している。
配置された文字板60には、指示量のゼロ点に相当する
位置にストッパ60aが立設されており、指針20がゼ
ロ点に戻ったときに、指針20を当接させて停止させ
る。
ータ50の指針軸57の先端に、取り付けられている。
指針20が文字板60上のゼロ点、すなわちストッパ6
0aの位置に戻ったことを、検出コイル58に発生する
誘導電圧を測定することにより検知することができる。
た車両用指示計器の他の構造例を示す断面図である。図
7の車両用指示計器の構造は、ほぼ図6の構造と同一で
あるが、ゼロ点検出のための構成を、文字板60のスト
ッパ60aに代えて、下部ケース52において指示量の
ゼロ点に相当する位置に立設したストッパ59に指針ギ
ア57aの底面から一体的に突出形成された突起57a
1を当てるようにした点が異なっている。
指針20が文字板60上のゼロ点に達したこと、すなわ
ち、指針ギア57aの突起57a1がストッパ59の位
置に戻って当たったことを、検出コイル58に発生する
誘導電圧を測定することにより検知することができる。
な構造では、駆動源であるロータ56から出力軸57を
駆動するためにギア(すなわち、ロータギア56a、中
間ギア58、指針ギア57a)が介在しているため、図
6のようにステッピングモータ50の外部にストッパ6
0aがある場合は、指針20を指針軸57に圧入する際
の位置ズレにより、検出コイル63とロータ56におけ
るマグネットの磁極との位置がずれて、ゼロ点検出時の
誘導電圧の検出波形が一定でなくなり位相ズレを起こし
て、測定ミスを起こすおそれがある。
モータ50の内部にストッパ59がある場合も、指針2
0を指針軸57に圧入する際の位置ズレにより、検出コ
イル63とロータ56におけるマグネットの磁極との位
置がずれて、ゼロ点検出時の誘導電圧の検出波形が一定
でなくなり位相ズレを起こして、測定ミスを起こすおそ
れがある。
ロータと検出コイルの位置ズレによる不具合を解消する
ことができ、ゼロ点検知を正確に行うことができる構造
を有する指示計器及び該指示計器の組み立て方法を提供
することを目的としている。
め、本発明によりなされた請求項1記載の指示計器は、
ロータギアを備えたロータと、ステータと、上記ステー
タに取り付けられる励磁コイルと、上記ステータに取り
付けられる検出コイルと、指針ギアを備えた出力軸と、
上記ロータギアの回転を上記指針に伝達する中間ギア
と、上記ロータ、上記ステータ、上記励磁コイル、上記
検出コイル及び上記出力軸を収容するケース部材とを備
えたステッピングモータと、上記出力軸の先端に取り付
けられた指針と、上記ステッピングモータと上記指針の
間に配置された文字板とからなる指示計器であって、上
記ケース部材は、その一部に立設されたストッパを備
え、上記指針ギアは、上記ストッパに当接する突起を備
え、上記ロータは、上記検出コイルと一定の位置関係に
あることを識別する第1の識別手段を備えていることを
特徴とする。
は、ステッピングモータと、指針と、文字板とからな
る。ステッピングモータは、ロータギアを備えたロータ
と、ステータと、ステータに取り付けられる励磁コイル
と、ステータに取り付けられる検出コイルと、指針ギア
を備えた出力軸と、ロータギアの回転を指針ギアに伝達
する中間ギアと、ロータ、ステータ、励磁コイル、検出
コイル及び出力軸を収容するケース部材とを備えてい
る。指針は、出力軸の先端に取り付けられている。文字
板は、ステッピングモータと指針の間に配置されてい
る。ケース部材は、その一部に立設されたストッパを備
えている。指針ギアは、ストッパに当接する突起を備え
ている。ロータは、検出コイルと一定の位置関係にある
ことを識別する第1の識別手段を備えている。
ように取り付けられるとき、ロータと検出コイルの位置
関係を一定に保つことができ、検出コイルからの誘導電
圧を位相がずれることなく正確に測定することができ
る。
載の指示計器において、前記中間ギア及び前記指針ギア
は、それぞれ、上記ロータと互いに一定の位置関係にあ
ることを識別する第2及び第3の識別手段を備えてい
る。ことを特徴とする。
び指針ギアは、それぞれ、ロータと互いに一定の位置関
係にあることを識別する第2及び第3の識別手段を備え
ている。それにより、指針が文字板のゼロ点に合うよう
に取り付けられるとき、ロータ、中間ギアおよび指針ギ
アの相互位置関係を一定に保つことができ、検出コイル
からの誘導電圧を位相がずれることなく正確に測定する
ことができる。
たは2記載の指示計器において、前記第1、第2及び第
3の識別手段は、点または線であることを特徴とする。
及び第3の識別手段は、点または線である。それによ
り、指針が文字板のゼロ点に合うように取り付けられる
とき、ロータ、中間ギアおよび指針ギアの相互位置関係
を一定に保つことができ、検出コイルからの誘導電圧を
位相がずれることなく正確に測定することができる。
載の指示計器において、前記線は、前記ロータ、前記中
間ギア及び前記指針ギアの各直径を表すことを特徴とす
る。
タ、中間ギア及び指針ギアの各直径を表す。それによ
り、ロータ、中間ギア及び指針ギアの各直径を表す各線
が一直線に整列するようにロータギア、中間ギア及び指
針ギアを噛み合わせることができ、検出コイルからの誘
導電圧を位相がずれることなく正確に測定することがで
きる。
載の指示計器において、前記第1の識別手段は、前記ロ
ータに形成された第1の穴であり、前記第2の識別手段
は、前記中間ギアに形成された第2及び第3の穴であ
り、前記第3の識別手段は、前記指針ギアに形成された
第4の穴であり、前記ロータが前記検出コイルと一定の
位置関係にあるとき、前記ロータギア、前記中間ギア及
び前記指針ギアは、上記第1の穴と上記第2の穴が整列
しかつ上記第3の穴と上記第4の穴が整列するように噛
み合わせられていることを特徴とする。
手段は、ロータに形成された第1の穴であり、第2の識
別手段は、中間ギアに形成された第2及び第3の穴であ
り、第3の識別手段は、前記指針ギアに形成された第4
の穴である。ロータが検出コイルと一定の位置関係にあ
るとき、ロータギア、中間ギア及び指針ギアは、第1の
穴と第2の穴が整列しかつ第3の穴と上記第4の穴が整
列するように噛み合わせられている。それにより、検出
コイルからの誘導電圧を位相がずれることなく正確に測
定することができる。
み立て方法は、請求項4記載の指示計器を組み立てる方
法であって、前記ロータギア、前記中間ギア及び前記指
針ギアの各直径を表す各線が一直線に整列するように前
記ロータギア、前記中間ギア及び前記指針ギアを噛み合
わせるステップと、前記指針軸に指針を取り付けるステ
ップと、からなることを特徴とする。
載の指示計器を組み立てる方法は、ロータギア、中間ギ
ア及び前記指針ギアの各直径を表す各線が一直線に整列
するようにロータギア、中間ギア及び指針ギアを噛み合
わせるステップと、針軸に指針を取り付けるステップと
からなる。それにより、検出コイルからの誘導電圧を位
相がずれることなく正確に測定することができる。
み立て方法は、請求項5記載の指示計器を組み立てる方
法であって、前記第1の穴と前記第2の穴に第1の固定
棒を挿入するステップと、前記第3の穴と前記第4の穴
に第2の固定棒を挿入するステップと、前記指針軸に指
針を取り付けるステップと、上記第1の固定棒を上記第
1及び第2の穴から引き抜くステップと、上記第2の固
定棒を上記第3及び第4の穴から引き抜くステップと、
からなることを特徴とする。
載の指示計器を組み立てる方法は、第1の穴と第2の穴
に第1の固定棒を挿入するステップと、第3の穴と第4
の穴に第2の固定棒を挿入するステップと、指針軸に指
針を取り付けるステップと、第1の固定棒を第1及び第
2の穴から引き抜くステップと、第2の固定棒を第3及
び第4の穴から引き抜くステップとからなる。それによ
り、検出コイルからの誘導電圧を位相がずれることなく
正確に測定することができる。
施の形態を、図1〜図4の図面を参照して説明する。な
お、本実施の形態では、従来の技術のところで説明した
ものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付して
説明する。
るステッピングモータの外観を示す斜視図であり、図2
は、図1のステッピングモータの分解斜視図であり、図
3は、図1のステッピングモータを用いた本発明の指示
計器の断面図である。
すように、ステッピングモータ50と、ステッピングモ
ータ50の出力軸としての指針軸57に取り付けられた
指針20と、ステッピングモータ50と指針20の間に
配置された文字板60とからなる。
で形成された上部ケース51と下部ケース52とを有し
て構成している。上部ケース51と下部ケース52は、
上部ケース51の一対の嵌合孔51aに、それぞれに対
応する下部ケース52の嵌合突起52aを嵌合して位置
決めするとともに、上部ケース51の一対の係合孔51
bを、下部ケース52の外壁に設けている係合突起52
bに係合して固定している。
軸(出力軸)57が貫通する貫通孔を有する凸部51c
が設けられている。また、上部ケース51の側壁には、
アーム状のフック51eが設けられており、フック51
eの端部には配線板40を貫通してその表面と係合する
係合部を有している。また、下部ケース52を構成する
底板の外面が、車両用計器装置の配線板40に固定され
る取付面52cになっており、この取付面52cの裏側
に位置する下部ケース52の内面が第1の内面52dと
なっている。
回転自在に嵌合する軸受部52eと、ロータ用軸部材5
3aの一端が固定されるロータ用軸受部52fと、位置
決め部材53bの一端が固定される軸受部52gとを有
している。なお、ロータ用軸部材53a及び位置決め部
材53bの下部ケース52に固定される部分をローレッ
ト加工することで、ロータ用軸部材53a及び位置決め
部材53bが回転することを防止している。さらに、下
部ケース52には、ストッパ59が一体形成にて立設さ
れている。
らなる複数枚(例えば、3枚)の金属板を積層して、下
部ケース52の形状に応じたフレーム状に形成されてい
る。また、ステータ54は、2つの励磁コイル55を取
り付けるために、フレーム内側に直交する位置関係に形
成された2つの伸長部54a,54bを備えている。ま
た、ステータ54には、位置決め部材53bに対応する
位置に位置決め部材53bを挿入するための位置決め用
穴54cが設けられている。さらに、ステータ54は、
検出コイル63を取り付けるために、2つの伸長部54
a,54bと対向する側に伸長部54dを備えている。
れ、コイルボビン55aと、コイルボビン55に巻回さ
れた銅線等からなるコイル線55bと、コイルボビン5
5aに圧入され、それぞれコイル線55bの両端すなわ
ち巻き始めと巻き終わりに半田付け等の手段により電気
的に接続された端子55c、55dとから構成されてい
る。端子55c、55dの一端は、下部ケース52に設
けられた端子用貫通孔52hを貫通して下部ケース52
の取付面52dから突出している。
形成されたコイルボビン63aと、コイルボビン63a
に巻回された銅線等からなるコイル線63bと、コイル
ボビン63aに圧入され、それぞれコイル線63bの両
端すなわち巻き始めと巻き終わりに半田付け等の手段に
より電気的に接続された端子63c、63dとから構成
されている。
駆動源となるものであり、プラスチック及びマグネット
(例えば、10極)によって形成しており、ロータ用軸
部材53aが貫通する貫通孔(図示しない)を有してい
る。また、ロータ56の上部表面には、ロータ56の貫
通孔に連結する貫通孔を有するロータギア56aが装着
されている。
ており、その一端は、上部ケース51の凸部51cから
突出し、他端を下部ケース52の軸受部52eに嵌合し
ている。また、指針軸57の中ほどには、例えばプラス
チックで形成された指針ギア57aが圧入によって固着
されている。指針ギア57aの底面には、突起57a1
が一体的に突出形成されている。
軸57に伝達するものであり、例えば合成樹脂で作ら
れ、ロータ56のロータギア56aと噛み合う大ギア
と、指針ギア57aと噛み合い、かつ大ギアより径の小
さい小ギアを一体的に形成している。
示計器の組み立て方法について説明する。
bに、それぞれ、励磁コイル55を装着する。次に、ス
テータ54の伸長部54dに検出コイル63を装着す
る。次に、下部ケース52のロータ用軸受部52f及び
軸受部52gに、それぞれ、ロータ用軸部材53aの一
端及びギア用軸部材53bの一端を装着する。そして、
この状態で、ギア用軸部材53bにステータ54の穴5
4aを貫通させかつステータ54の外形の一部を周壁5
2iの一部を切り欠いて形成された切り欠き部52i1
に嵌合することにより、ステータ54を位置決めしなが
ら、励磁コイル55の端子55c、55dを下部ケース
52の端子用貫通孔52hから貫通させると共に検出コ
イル63の端子63c、63dを下部ケース52の端子
用貫通孔(図示しない)から貫通させることにより、ス
テータ54を下部ケース52の周壁52i内に装着す
る。
aに回転自在に嵌合するとともに、指針ギア57aが固
着された指針軸57を、回転自在に下部ケース52の軸
受部52eに嵌合する。そして、中間ギア58の大ギア
がロータ56のロータギア56aと噛み合い、かつ小ギ
アが指針ギア57aと噛み合うように、中間ギア58を
位置決め部材53bに回転自在に取り付ける。
指針ギア57aの噛み合いは、相互の位置関係が一定と
なり、かつロータ56と検出コイル63の位置関係が一
定となるように取り付ける必要がある。そこで、本発明
では、図4に示すように、ロータ56の上面、すなわ
ち、マグネット56bの上面にあるプラスチック部分5
6a1の上面とロータギア56aの上面とに、印刷、刻
設、成型溝等の手段により、ロータ56の直径を表す線
56a2を第1の識別手段として設けている。この線5
6a2は、図4に示すように、マグネット56bの磁極
(例えば、10極)を分割する垂直線に直交するように
設けられ、ロータ56、すなわちマグネット56bの各
磁極と検出コイル63との一定の位置関係を示す。
り、中間ギア58の上面にその直径を表す線58aを第
2の識別手段として設け、指針ギア57aの上面にその
直径を表す線57a2を第3の識別手段として設けてい
る。線57a2は、指針ギア57aの底面に設けられた
突起57a1の真上またはその近傍の位置に設けられ
る。
針ギア57aは、取り付け時、指針ギア57aを回転さ
せて突起57をストッパー59に当てた状態を基準とし
て、各線56a2,58a,57a2が一直線に整列す
るような一定の位置関係になるように噛み合わせられ
る。
び指針ギア57aが噛み合わせられたとき、第1、第2
及び第3の識別手段としての各線56a2,58a,5
7a2が一直線に整列していれば、ロータ56、中間ギ
ア58及び指針ギア57aが、相互に一定の位置関係で
取り付けられたことが識別できる。
軸57の先端を上部ケース51の凸部51cから突出さ
せ、ロータ用軸部材53aの他端及び位置決め部材53
bの他端を、上部ケース51の第2の内面に設けた軸支
部(図示しない)に嵌合する。それと同時に、下部ケー
ス52の嵌合突起52aを上部ケース51の嵌合孔51
aに嵌合して位置決めし、上部ケース51の係合孔51
bを下部ケース52の係合突起52bに係合させること
により、上部ケース51と下部ケース52とを合わせ固
定する。
接と上述の各ギアの位置関係を維持しながら、指針軸5
7の先端を文字板60の中心穴60aから上方に突出さ
せ、指針20を、その指示方向を文字板60上のゼロ点
に一致させて、適当な圧入荷重(たとえば、10kg)
をかけて圧入する。以上のようにして、ステッピングモ
ータ50の指針軸57に指針20を取り付けた指示計器
が完成する。
7がストッパー5に当たって停止するときは、常にロー
タ56のマグネット56bと検出コイル63の位置関係
が一定に保たれることになる。
の配線板40への取り付けについて説明する。
線板40への取り付けは、上部ケース51の側壁に設け
たフック51eを配線板40の取付孔(図示しない)
に、かつ、下部ケース51の取付面52cから突出した
端子55c、55dのそれぞれの一端を配線板40に設
けられた貫通孔41に貫通させて、配線板40の表面と
ステッピングモータ50の取付面52cを接触させて固
定する。そして、配線板40の裏面から突出した端子5
5c、55dを半田付けすることで、電気的に接続され
ることとなる。
配線板40に設けられた配線パターンを通じて励磁コイ
ル55の端子55c、55dへの電気信号の供給が可能
となり、計測量に応じた電気信号を励磁コイル55に供
給させることで、計測量に応じたロータ56の回転が中
間ギア58を介して指針軸57に伝達され、この指針軸
57の先端に取り付けた指針を計測量に応じて駆動させ
ることとなる。
イル63から得られる誘導電圧で検知することができ
る。図5に示すように、ステップ周期Tで2つの励磁コ
イル55に位相の異なるステップ電圧が供給されて、ロ
ータ56が回転している時は、曲線Aで示す誘導電圧が
検出コイル63から得られる。また、指針20が文字板
60上のゼロ点に復帰し、指針ギア57aの突起57a
1がストッパー59に当たって、ロータ56が停止した
時は、曲線Aよりもレベルの低い曲線Bで示す誘導電圧
が検出コイル63から得られる。
のピーク値の差ΔVに基づいて、指示計器は、指針ギア
57aの突起57a1がストッパ59に戻ったこと、す
なわち、指針20が文字板60上のゼロ点に復帰したこ
とを検知し、指示計器の制御を停止することができる。
ア58及び指針ギア57aは、取り付け時、一定の位置
関係になるように噛み合わせられているので、突起57
がストッパー5に当たって停止するときは、常にロータ
56のマグネット56bと検出コイル63の位置関係が
一定に保たれ、その結果、検出コイル63から得られる
停止時の誘導電圧を正確に測定することができ、正確な
ゼロ点検知が可能となる。
れた指示計器はどれでも、正確なゼロ点検知が可能とな
り、器差が生じない。
て説明したが、本発明は、これに限らず、種々の変形、
応用が可能である。
6a2,58a,57a2は、それぞれ、ロータ56、
中間ギア58及び指針ギア57aの上面の直径を表す線
としているが、これに限らず、各上面を中心以外の部分
で横切る線分としても良く、この場合、各線分が一直線
に整列するようにロータ56、中間ギア58及び指針ギ
ア57aを取り付ければ良い。
6、中間ギア58及び指針ギア57aの各上面に突起ま
たは穴で形成し、これらの点が一直線上に整列するよう
にロータ56、中間ギア58及び指針ギア57aを取り
付けても良い。
に、第1の識別手段として、ロータ56のプラスチック
部分の上面に第1の穴56a3を形成し、第2の識別手
段として、中間ギア58に、ロータ56の第1の穴56
a3に対応する位置に第2の穴58bを形成すると共に
ギア中心に対して第2の穴58bと対向する位置に第3
の穴58cを形成し、第3の識別手段として、指針ギア
57aに、中間ギア58の第3の穴58cに対応する位
置に第4の穴57a3を形成しても良い。
第2の穴58bに対応する位置に上部ケース51の穴5
1gを形成すると共に、第3の穴58c及び第4の穴5
7a3に対応する位置に、上部ケース51の穴51f及
び/または下部ケース52の穴52jを形成する。
てる際、ロータ56、中間ギア58及び指針ギア57a
の取り付け時、突起57a1をストッパー59に当てた
状態で、穴58b及び穴56a3に固定棒62を挿入
し、穴58cと穴57a3に固定棒61を挿入する。そ
して、上部ケース51と下部ケース52を合わせるとき
に、固定棒62を上部ケースの穴51gから突出させ、
固定棒61を上部ケース51の穴51f及び/または下
部ケース52の穴52jから突出させる。そして、上部
ケース51と下部ケース52とを合わせ固定した後、指
針軸57に指針20を取り付け、固定棒62を第1の穴
56a3、第2の穴58b、穴51gから引き抜くと共
に、固定棒61を第3の穴58cと、第4の穴57a3
と、穴51f及び/または穴52jとから引き抜く。
及び指針ギア57aは、取り付け時、固定棒61,62
で一定の位置関係に維持されるので、検出コイル63か
らの誘導電圧を位相がずれることなく正確に測定するこ
とができる。
グモータ50を配線板40に取り付ける場合を説明した
が、本発明はこれに限定するものではなく、ステッピン
グモータ50を取り付ける対象が車両用計器装置の文字
板、導光板、ケース等でも良い。
ッピングモータ50の取付面52cを下部ケース52に
設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定す
るものではなく、指針軸57が突出した上部ケース51
に設けるようにすることができる。
明によれば、指針が文字板のゼロ点に合うように取り付
けられるとき、ロータと検出コイルの位置関係を一定に
保つことができ、検出コイルからの誘導電圧を位相がず
れることなく正確に測定することができる。
板のゼロ点に合うように取り付けられるとき、ロータ、
中間ギアおよび指針ギアの相互位置関係を一定に保つこ
とができ、検出コイルからの誘導電圧を位相がずれるこ
となく正確に測定することができる。
のゼロ点に合うように取り付けられるとき、ロータ、中
間ギアおよび指針ギアの相互位置関係を一定に保つこと
ができ、検出コイルからの誘導電圧を位相がずれること
なく正確に測定することができる。
ギア及び指針ギアの各直径を表す各線が一直線に整列す
るようにロータギア、中間ギア及び指針ギアを噛み合わ
せることができ、検出コイルからの誘導電圧を位相がず
れることなく正確に測定することができる。
らの誘導電圧を位相がずれることなく正確に測定するこ
とができる。
からの誘導電圧を位相がずれることなく正確に測定する
ことができる。
からの誘導電圧を位相がずれることなく正確に測定する
ことができる。
るステッピングモータの外観を示す斜視図である。
る。
る指示計器の実施の形態を示す断面図である。
指針ギアの位置関係を示す略図である。
電圧の波形図である。
断面図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 ロータギアを備えたロータと、ステータ
と、上記ステータに取り付けられる励磁コイルと、上記
ステータに取り付けられる検出コイルと、指針ギアを備
えた出力軸と、上記ロータギアの回転を上記指針ギアに
伝達する中間ギアと、上記ロータ、上記ステータ、上記
励磁コイル、上記検出コイル及び上記出力軸を収容する
ケース部材とを備えたステッピングモータと、上記出力
軸57の先端に取り付けられた指針と、上記ステッピン
グモータと上記指針の間に配置された文字板とからなる
指示計器であって、 上記ケース部材は、その一部に立設されたストッパを備
え、 上記指針ギアは、上記ストッパに当接する突起を備え、 上記ロータは、上記検出コイルと一定の位置関係にある
ことを識別する第1の識別手段を備えていることを特徴
とする指示計器。 - 【請求項2】 前記中間ギア及び前記指針ギアは、それ
ぞれ、上記ロータと互いに一定の位置関係にあることを
識別する第2及び第3の識別手段を備えていることを特
徴とする請求項1記載の指示計器。 - 【請求項3】 前記第1、第2及び第3の識別手段は、
点または線であることを特徴とする請求項1または2記
載の指示計器。 - 【請求項4】 前記線は、前記ロータ、前記中間ギア及
び前記指針ギアの各直径を表すことを特徴とする請求項
3記載の指示計器。 - 【請求項5】 前記第1の識別手段は、前記ロータに形
成された第1の穴であり、 前記第2の識別手段は、前記中間ギアに形成された第2
及び第3の穴であり、 前記第3の識別手段は、前記指針ギアに形成された第4
の穴であり、 前記ロータが前記検出コイルと一定の位置関係にあると
き、前記ロータギア、前記中間ギア及び前記指針ギア
は、上記第1の穴と上記第2の穴が整列しかつ上記第3
の穴と上記第4の穴が整列するように噛み合わせられて
いることを特徴とする請求項2記載の指示計器。 - 【請求項6】 請求項4記載の指示計器を組み立てる方
法であって、 前記ロータギア、前記中間ギア及び前記指針ギアの各直
径を表す各線が一直線に整列するように前記ロータギ
ア、前記中間ギア及び前記指針ギアを噛み合わせるステ
ップと、 前記出力軸に指針を取り付けるステップと、 からなることを特徴とする指示計器の組み立て方法。 - 【請求項7】 請求項5記載の指示計器を組み立てる方
法であって、 前記第1の穴と前記第2の穴に第1の固定棒を挿入する
ステップと、 前記第3の穴と前記第4の穴に第2の固定棒を挿入する
ステップと、 前記出力軸に指針を取り付けるステップと、 上記第1の固定棒を上記第1及び第2の穴から引き抜く
ステップと、 上記第2の固定棒を上記第3及び第4の穴から引き抜く
ステップと、 からなることを特徴とする指示計器の組み立て方法。
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