JP2001326877A - ビデオプロジェクタのビーム電流制限回路 - Google Patents

ビデオプロジェクタのビーム電流制限回路

Info

Publication number
JP2001326877A
JP2001326877A JP2000145996A JP2000145996A JP2001326877A JP 2001326877 A JP2001326877 A JP 2001326877A JP 2000145996 A JP2000145996 A JP 2000145996A JP 2000145996 A JP2000145996 A JP 2000145996A JP 2001326877 A JP2001326877 A JP 2001326877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
circuit
crt
signal
beam current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000145996A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketoshi Hibi
武利 日比
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000145996A priority Critical patent/JP2001326877A/ja
Priority to US09/837,386 priority patent/US6937288B2/en
Priority to CNB01116977XA priority patent/CN1181674C/zh
Publication of JP2001326877A publication Critical patent/JP2001326877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/57Control of contrast or brightness
    • H04N5/59Control of contrast or brightness in dependence upon beam current of cathode ray tube
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/66Transforming electric information into light information
    • H04N5/68Circuit details for cathode-ray display tubes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
    • H04N5/7408Direct viewing projectors, e.g. an image displayed on a video CRT or LCD display being projected on a screen

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのCRTに過大な電流が流れたり、一つ
のCRTに定格に近い平均電流が流れ、他のCRTには
ほとんど電流が流れない場合があり、蛍光体の輝度低下
に差が発生し、画面焼けが発生することがあった。 【解決手段】 平均電流の制限はアノード電流検出回路
5を含む閉ループ制御で行い、一方、カソード電流検出
回路107はカソード電流回路に直列に第一の抵抗と第
二の抵抗を設け、第一の抵抗の両端の電圧でカットオフ
電流を検出し、第二の抵抗の両端の電圧で平均電流を検
出する。検出したカソード電流の最大値をもとに、平均
電流の検出値を補正するオフセット付加回路11を設
け、ビーム電流を制限する。さらに、アノード電流の時
間変化を検出する手段15を設け、電流値が長時間変化
しない場合にはビーム電流を一層小さい値に制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CRT方式のビ
デオプロジェクタのビーム電流制限回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のCRTのビーム電流制限回路とし
て図11に示すものがあった。図11において、SIG
1はテレビジョン信号、1は信号処理回路、2は増幅回
路、3R、3G、および3Bはそれぞれ赤色、緑色、お
よび青色表示を行うCRT、4はフライバックトラン
ス、5は電流検出回路、6は検出した電流を基準値と比
較する比較回路である。なお、信号処理回路1と比較回
路6とは集積回路IC1として一体化されている場合も
あるが、動作は同じである。
【0003】次に動作を説明する。テレビジョン信号S
IG1は信号処理回路1に入力され、ここで色合い、コ
ントラスト、ブライトネスなどの画質補正が行なわれ、
赤信号R、緑信号G、青信号Bとして出力され、増幅回
路2に入力される。増幅回路2は入力した信号がCRT
のカソードを駆動するのに十分な電圧になるまで信号振
幅を増幅する。例えば増幅された赤信号は赤色CRT3
Rのカソードに入力される。この結果、カソードには電
流IKRが流れる。同様に、緑色CRT3Gのカソード
には電流IKGが、青色CRTのカソードには電流IK
Bが流れる。
【0004】各CRTのアノード電流はフライバックト
ランス4に導かれ、フライバックトランス4の1次側端
子には、3つのCRTの合計のアノード電流IAが流れ
る。アノード電流IAは電流検出回路5に導かれ、さら
に抵抗R1を通過し電源VCC1に至る。ビーム電流は
電流IAによる検出抵抗R1の端子間の電位降下として
検出され、電流検出回路5は検出電圧VDET1を出力
する。VDET1は電圧比較回路6に入力され所定の値
と比較される。VDET1が所定の値を超えた場合は、
電圧比較回路6が過大な電流の検出信号CONT6を信
号処理回路1に送り、これを入力した信号処理回路1は
テレビ信号のコントラストおよび(または)ブライトネ
スを変化することで、出力するR、G、B各信号の平均
レベルを小さくする。この結果、カソード電流IKR、
IKG、およびIKBの平均レベルが小さくなり、アノ
ード電流IAが制限される。
【0005】ビデオプロジェクタに使用されているCR
Tは、画面対角長が7インチのものでは、部品単独では
カソード電流を平均値で約600μA、瞬時値では約6
000μAp−pまで流して使用することができる。C
RTを駆動するビーム電流は、平均値が過大になると蛍
光体の温度が上昇し発光輝度が低下したり、CRTフェ
ースプレートが高温になり割れるといった問題が発生す
る。CRTのアノード電流を供給する電源回路について
は、電流が過大になると各部回路電圧に変動が発生し、
テレビの表示画面にゆがみが発生したり、電源回路の部
品が過負荷で壊れるといった問題が発生する。これらの
問題の発生を防止するためにCRTのアノード電流を検
出し、その値が所定値以下になるように制限を行うもの
である。
【0006】図12は、画像信号の入力レベルとCRT
のカソード電流の関係および入力信号レベルの時間的変
化を図示したものである。図において、曲線I1は入力
信号レベルSPEAKと平均アノード電流IAとの関係
を示す線、曲線V1は入力信号レベルの時間変化を示す
線、T1は水平ブランク期間、T2は映像期間、Sは映
像の平均レベル、SPEAKは映像の最大レベルであ
る。SPEAKが一定であっても、画像の平均輝度レベ
ル(APL)は変動するので、Sも変動する。従って、
I1は通常のAPLの画像について示したものである。
【0007】曲線I1の上の点I1Aは、本例では図示
していないがAKB(Automatic Kines
cope Bias)回路を有する構成の場合に黒画像
での電流(以下カットオフ電流と呼ぶ)の自動調整を行
う際の検出電流レベルに相当する電流を示す点、点I1
Bは標準信号の最大レベルが入力したときの電流を示す
点、点I1Cは標準レベルよりも大きなレベルの信号が
入力した場合に電流制限が行われた結果の電流レベルを
示す点、点I1Dは電流制限が行われない場合に流れる
電流レベルを示す点である。
【0008】通常の画像信号を入力した場合は、V1は
図に示すような画像に応じて細かく変動する凹凸のある
波形であり、SPEAKが大きい場合でも、平均レベル
Sはそれより小さい。アノード電流は、曲線I1に示す
ように信号のレベルに対応して非線形に増加する特性が
あり、特に入力レベルが大きい場合にはアノード電流の
変化割合が大きい。
【0009】電流制限を行うことで、標準信号より大き
なレベルの信号が入力した場合の電流をI1Dのレベル
からI1Cのレベルに制限する。この結果、前述したよ
うに、3本のCRTの合計としてのアノード電流はI1
LIMITに制限される。
【0010】図13は、一様な平面画像信号を入力した
場合の信号レベルとカソード電流の関係および入力信号
レベルの時間的変化を表したものであり、曲線I2は入
力信号レベルSPEAKと平均アノード電流IAとの関
係を示す線、曲線V2は入力信号レベルの時間変化を示
す線である。平面画像の平均輝度レベル(APL)はV
2に示されるように高いので、SPEAKの近くまでS
のレベルが増加する。従って、I2は通常のAPLの画
像を入力した場合の図12におけるI1と比較すると、
同じ入力信号レベルでもI2の値が大きいため、図13
における点I2Bが示すように、標準信号レベル以下の
入力レベルであっても、電流制限値I2LIMITに達
する。図13におけるI2LIMITと点I2Aの示す
電流レベルは、図12におけるI1LIMITと点I1
Aの示す電流レベルとそれぞれ対応し、同一の値であ
る。
【0011】図14は、3つのCRTのカソード電流が
制限される範囲を3軸グラフで表示したものであり、各
軸はカソード電流IKR、IKG、およびIKBをそれ
ぞれ表す。3軸に接する三角形TRI1を外周とする平
面は、アノード電流がI1LIMITに制限された結果
として制限される、IKRとIKGとIKBの合計が一
定値I1LIMITとなる範囲を示し、この三角形と原
点Oで囲まれる三角錐が3つのカソード電流の変化でき
る範囲を表す。
【0012】三角形TRI1の中央付近の点P1は、白
平面信号または通常の画像が大きなレベルで入力した場
合において電流制限回路が動作した後の電流を表す点で
あり、点P1に対応するIKR、IKG、およびIKB
は、概ね同じI1LIMITの3分の1の値を取る。I
1LIMIT は単独のCRTビームの定格平均電流値
の3倍よりやや小さい値に設定される。この結果、通常
のテレビ信号や白平面信号については、個々のCRTの
定格平均電流をビーム電流が超えないように制限され、
かつCRTのアノードに接続された電源回路についても
I1LIMITを超えた過大な負荷を防止することがで
きる。
【0013】図14においてIKB軸上に示す点P2
は、例えば青色平面信号が入力した場合における電流を
表すものであり、電流制限の範囲内であるが、青色CR
Tのビームにだけ電流が流れるため、IKBはI1LI
MITに達する。上述したように、IKBの定格電流は
概ねI1LIMITの3分の1であるので、この例で
は、青色CRTに定格値の約3倍のビーム電流が流れ
る。一般の画像には、青色の平面信号の発生頻度は少な
いが、ビデオテープレコーダなど一部の機器では、テー
プの再生画像が終了した場合に青色平面信号を出力する
装置があり、それらが接続されている場合には連続的に
青色信号が入力されることもある。その場合には青色C
RTに定格以上のビーム電流が長時間流れる。色の付い
た平面信号は、テレビ信号に限定すれば発生頻度は少な
いが、上述したように、ミュート信号としての青色信号
の他にメニュー画面やコンピュータ生成信号を含めると
発生頻度はかなり高い。
【0014】図15はCRTを定格電流に近いレベルの
ビーム電流で駆動した場合について、CRTの発光輝度
と発光時間の関係を測定した結果である。発光輝度が時
間の経過とともに低下し、1000時間経過すると輝度
は10%以上低下する。例えば、コンピュータに常時接
続される場合に、コンピュータ画面が薄い青色背景であ
るとき、これを入力すると、主に青色CRTのビーム電
流が流れるが、色が薄いためビーム電流はIKRとIK
Gにも配分され、IKBの値はI1LIMITまでには
ならない。この例ではI1LIMITの3分の1程度の
IKBとなり、これがCRTの定格電流付近であるとの
条件では、以下のように青色CRTの輝度低下を推定す
ることができる。1日4時間コンピュータをプロジェク
タに接続し、1年間に300日使用すると、CRTの発
光時間は累計で4×300=1200時間となる。図1
5に示した結果から、青色CRTの発光輝度は初期と比
較して10%以上低下する。この結果、白色平面を表示
した場合には青色が不足し本来の色で表示されなくな
る。
【0015】第二の従来のCRTのビーム電流制限回路
として図16に示すものがあった。図16において、図
11と同一符号は同一の構成要素である。7はCRTの
カソード電流検出回路、8は検出電流を入力する最大値
選択回路、9は複数の検出電流を入力する最大値選択回
路である。以下図11と異なる構成要素についてその動
作の説明を行う。
【0016】ビーム電流はIAが検出抵抗R1を流れる
際の電位降下として検出され、電流検出回路5は検出電
圧VDET1を出力する。一方、電流検出回路7は、各
色CRTのカソード電流を検出し最大値選択回路8に出
力する。最大値選択回路8は入力した検出値の中から最
大値を選択し、これを最大値選択回路9に出力する。最
大値選択回路9は、カソード電流の検出値の最大値とV
DET1を入力し、これらから大きいものを選択し、比
較回路6に出力する。いずれかのCRTのビーム電流が
所定の値になると、検出したカソード電流が最大値選択
回路8を経て最大値選択回路9に入力し、そのときのV
DET1よりも大きな検出値をとるように電流検出回路
7の利得が設定されている。大きなカソード電流の検出
信号を入力した最大値選択回路9は、これをVDET2
として出力し、VDET2は比較回路6に入力される。
比較回路6は過大レベルの検出信号を信号処理回路1に
送り、これを入力した信号処理回路1はテレビ信号のコ
ントラストおよび(または)ブライトネスを変化するこ
とで、出力するR、G、B各信号の平均レベルを小さく
する。この結果として、カソード電流IKR、IKG、
およびIKBの平均レベルが小さくなり、ビーム電流が
制限される。
【0017】図17は、第二の従来の電流制限回路につ
いて、3つのCRTのカソード電流が制限される範囲を
3軸グラフで表示したものである。原点Oに一角を持
ち、その対角がTRI1で切断された立方体の内部が、
各カソード電流が変化することのできる範囲である。青
平面信号を入力した場合には、IKBは図中P3で示さ
れる電流値に制限される。IKR、IKGも同様に制限
され、白色平面信号を入力した場合は点P1で示される
電流に制限される。点P3は点P2よりもIKBの値と
しては大幅に小さくなり、様々な信号についてビーム電
流をCRTの定格値以内に制限することができる。
【0018】図18は番組ガイドを画面表示するメニュ
ー画面と、信号波形の例であり、図において、PIC1
はメニュー画面、A1はメニュー名表示領域、A2は白
文字青背景によるメニュー内容表示領域、A3はメニュ
ー背景の青色領域、V3はメニューを構成する信号のう
ち、一本の走査線について、青色信号レベルの時間変化
を表す線、V4は赤色と緑色信号レベルの時間変化を表
す線、C1は文字に対応して細かく信号レベルが変化す
る領域である。A3が青色であるため青信号のレベルは
T2の時間範囲全体に高く、文字が白文字であるため、
ほとんど青平面信号を入力した場合と同じである。赤色
と緑色信号については、文字以外ではレベルが低く、文
字の期間だけ時々大きなレベルとなるが、平均するとレ
ベルは小さい。このようなメニュー画面が入力された場
合は、ビーム電流はほぼ図17におけるP3で示したレ
ベルに制限される。
【0019】メニュー画面の色は様々なものがあり、表
示される時間や頻度も様々である。緑色主体のメニュー
や、原色の領域を組み合わせたメニューも入力されるこ
とがある。これらのどの組み合わせについても、各々の
CRTのビーム電流は所定の値に制限される。従って、
メニュー表示を行う累積時間に応じて、ビーム電流の大
きいCRTの発光輝度が、図14に示した曲線に従って
低下する。また、異なる色の領域を組み合わせて使用し
ているメニューについても、長い時間使用していると色
の領域ごとに蛍光体の発光輝度が低下する。前述したよ
うに、メニュー以外でもコンピュータ信号や青色のミュ
ート信号でも同様の問題が発生する。
【0020】第三の従来のCRTのビーム電流制限回路
として図19に示すものがあった。図19において、図
11と同一符号は同一の構成要素である。30は計算回
路、31は補正回路である。以下前述と異なる構成要素
について、その動作の説明を行う。
【0021】計算回路30は増幅回路2で増幅する前の
原色信号を入力し、計算により、各色のCRTに流れる
ビーム電流を求める。計算回路30は過大な電流が流れ
るとの計算結果が出ると検出信号を補正回路31に出力
する。補正回路31はアノード電流を検出した結果の信
号であるVDET1を受けて、計算回路30が出力する
検出信号によりこれを補正し、信号処理回路1に制御信
号を出力する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来のビーム電
流制限回路によると、アノード電流の合計値の電流を検
出しているので、例えば青色信号が入力した場合にはC
RTの定格平均電流を大きく超えるビーム電流が青色一
つのCRTに集中して流れる問題があり、部品の信頼性
が低下したり、あるいは部品が破損するなどの問題があ
った。
【0023】第二の従来例では、各色のカソード電流と
合計のアノード電流を検出して、これらが所定の範囲に
入るように制限しているので、CRTの平均ビーム電流
の定格値は超えないようにビーム電流を制限することは
できるが、一律にカソード電流を一定値に制限すると、
通常の画像の電流も制限を受け、ビーム電流のダイナミ
ックレンジが小さくなり、表示画像の迫力が少なくなる
という問題があった。
【0024】第三の従来例では、カソード電流自体を検
出せず計算によってビーム電流を推測しているので、実
際のビーム電流は後段の増幅器の利得誤差や、ビーム電
流のカットオフ調整誤差の影響を受けるため、精度の高
い電流制限ができないことが問題であった。
【0025】また、従来例に共通する以下の課題があ
る。すなわち、いずれの従来例でもCRTビーム電流の
カットオフ自動調整回路の構成方法が開示されておら
ず、大きなビーム電流を検出する回路とは独立に、ビー
ムカットオフ電流の検出回路を構成すると、回路が複雑
となり価格が高くなる、あるいは信頼性が低下するなど
の問題があった。
【0026】従来のビーム電流の制限回路では電流の平
均値またはピーク値を検出するものであり、基本的には
数フレーム以内の時間範囲での信号波形をもとに電流制
限を行うものである。近年、多様な信号ソースがビデオ
プロジェクタに表示されるようになり、番組ガイドやコ
ンピュータ画面など文字と図形が主体の画面表示を行う
機会が以前よりも増加しており、その場合、画面の中に
文字や図形が固定パターンとして数十フレーム以上にわ
たって連続表示される。メニュー画面のようにある程度
の大きさの有色領域が定常的に表示されている場合に
は、各CRTのビーム電流が定格電流以下であっても、
画面の配色によっては各CRTの電流の相互差が大きい
ことがあり、長時間使用することで平均電流の大きいC
RTの蛍光体領域の輝度が低下し、画面の一部または全
体に本来の画像とは異なる色が付く現象、いわゆる画面
焼けが発生することが問題であった。
【0027】この発明は、上述のような問題点を解消す
るためになされたもので、カットオフ電流の検出手段と
一体化した簡単な構成で、安価で、かつ信頼性の高いビ
ーム電流制限回路を実現するとともに、ビーム電流の制
限特性を改善し、様々な信号を明るく表示可能であると
ともに画面の焼けが発生しないビデオプロジェクタを実
現することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係るビデオプ
ロジェクタのビーム電流制限回路は、ビデオプロジェク
タに用いられる複数のCRTの各カソード電流を検出す
る電流検出手段を有し、この電流検出手段を用いて、上
記CRTの黒画像での電流(カットオフ電流)の調整と
上記CRTに流れるビーム電流の制限を行うようにした
ものである。
【0029】また、カソード電流を検出する電流検出手
段は、各CRTのカソード電流路に挿入した、黒画面で
の電流(カットオフ電流)の検出を行う第1の抵抗とC
RTに流れるビーム電流を検出する第2の抵抗の直列接
続で構成したものである。
【0030】また、CRTのアノード電流を検出する電
流検出手段を有し、この電流検出手段を用いて上記CR
Tに流れるビーム電流の制限を行うようにしたものであ
る。
【0031】また、CRTに表示する画像の動きが少な
いものであるときは、画像の動きが大きいものであると
きよりカソード電流を制限するようにしたものである。
【0032】また、アノード電流の時間変化を検出する
手段を有し、このアノード電流の時間変化検出手段によ
り、所定の期間にわたって電流変化が少ないと判定した
ときにカソード電流をより制限するようにしたものであ
る。
【0033】また、アノード電流の時間変化を検出する
手段は、アノード電流の検出信号を入力するアナログ/
ディジタル変換手段と、このアナログ/ディジタル変換
手段に接続されたマイクロコンピュータで構成したもの
である。
【0034】また、複数のCRTのカソード電流の最大
値と最小値の差が所定の値以内になるようにビーム電流
制限を行うようにしたものである。
【0035】また、CRTのビーム電流のピーク値をも
とにビーム電流の制限範囲を補正するようにしたもので
ある。
【0036】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係るビデオプロジェクタのビーム電流制
限回路を示すブロック図である。図において、101は
信号処理回路、102は増幅回路、107は電流検出回
路、108は最大値選択回路、10はAKB検出パルス
生成回路、11はオフセット付加回路、12は係数付加
回路、13は加算回路、14は平均回路、15は電流の
時間変化検出手段である誤差検出回路、16は制御手段
であるマイクロコンピュータ、17は低域通過フィルタ
(LPF)(1)、18は低域通過フィルタ(LPF)
(2)である。
【0037】信号処理回路101に入力される信号のう
ち、SIG2はコンピュータなどが生成した図形や文字
の多い画像、SIG3は番組メニューなどのメニュー信
号、CONT2はビーム電流制限レベル制御信号、CO
NT3は入力信号切り替え制御信号である。マイクロコ
ンピュータ16が出力する信号のうち、CONT1はオ
フセット付加回路11に入力され、オフセットの値を切
り替える制御信号であり、CONT2は信号処理回路1
01に入力されCRTビーム電流の制限レベルを切り替
える制御信号であり、CONT3は同じく信号処理回路
101に入力されSIG1、SIG2、およびSIG3
のいずれかを選択する制御信号である。
【0038】図2は、図1の回路ブロック図の要素10
2、107、108、および10の主要部分の回路図で
あり、図2において、Q1乃至Q6は増幅回路の出力段
のSEPPを構成するトランジスタ、R2、R4および
R6は黒画像での電流(以下カットオフ電流と呼ぶ)検
出抵抗、R3、R5およびR7は平均電流検出抵抗、C
1乃至C3は平滑コンデンサ、D1は電圧制限ツェナー
ダイオード、Q7はAKB検出パルス出力を行うトラン
ジスタ、R24はトランジスタQ7の発振防止ベース抵
抗 、R8はトランジスタQ7のエミッタ抵抗、D3な
いしD5はダイオード、R9は最大値検出抵抗、D2は
電圧制限ツェナーダイオードである。
【0039】図3は、図1の回路ブロック図の要素1
1、12、13、5、および4の主要部分を示す回路図
であり、図3において、Q8はバッファーアンプを構成
するトランジスタ、Q9はベース接地アンプを構成する
トランジスタ、R10はトランジスタQ8の発信防止抵
抗、R11はトランジスタQ8のエミッタ抵抗、R12
はトランジスタQ9のエミッタへの流入電流レベル設定
抵抗、R13はトランジスタQ9のエミッタ抵抗、R1
4およびR15はトランジスタQ9のベースバイアス設
定抵抗、C4はノイズ除去コンデンサ、R16はノイズ
除去抵抗、R17はトランジスタQ9が構成するアンプ
の負荷抵抗、D6は温度ドリフト補償ダイオード、C5
は平滑コンデンサ、Q10は電圧・電流変換トランジス
タ、Q11は電圧バッファーアンプを構成するトランジ
スタ、C6は高周波電流バイパスコンデンサ、R23は
低周波電流伝達抵抗、R18はトランジスタQ10の発
信防止抵抗、R19はトランジスタQ10の出力電流利
得設定抵抗、R22はトランジスタQ11の発信防止抵
抗、R21はトランジスタQ11のエミッタ抵抗、R2
0はトランジスタQ10出力電流の負荷抵抗である。図
1乃至図3において、VCC1乃至VCC5は直流電源
である。
【0040】以下、従来例と異なる構成要素についてそ
の動作の説明を行う。図1において、信号処理回路10
1は接続された信号SIG1、SIG2、SIG3から
いずれかを選択して入力するが、その際どれを選択する
かは制御線CONT3により決まる。信号処理回路10
1は入力された画像信号を原色信号に変換し、さらにコ
ントラストおよびブライトネスを設定値に修正した後に
増幅回路102に出力する。増幅回路102は原色信号
を入力し、信号レベルを増幅してCRTのカソードを電
圧駆動することでカソード電流をカソードから流し出
す。以下緑色のCRTについて詳細に説明を行う。
【0041】緑CRT3Gのカソードから流れ出たカソ
ード電流IKGは、図2に示すようにSEPPを構成す
るトランジスタQ3およびQ4のうち吸い取りトランジ
スタQ4のエミッタからコレクタに伝達されて出力さ
れ、平均電流検出抵抗R5とカットオフ電流検出抵抗R
4に順次入力され、最後にグランドに流れる。抵抗R4
は68KΩ程度の比較的大きな抵抗であり、AKB検出
ビデオ信号に対応する微小なレベルのカソード電流を十
分な大きさの電圧に変換してトランジスタQ7のベース
に出力する。この検出電圧を入力したトランジスタQ7
は電圧バッファーとなり、AKBDET信号をエミッタ
から信号処理回路101に出力する。
【0042】ダイオードD1は、アノードをグランドに
接続したツェナーダイオードであり、抵抗R4の両端の
電圧を一定レベル以下に制限することで、トランジスタ
Q7および信号処理回路101の保護を行う。ダイオー
ドD1のツェナー電圧はAKBDET信号のレベルより
わずかに高いので、AKB検出への影響はない。抵抗R
5は数KΩの抵抗値でありカソード電流の平均電流を検
出する。抵抗R5と並列接続したコンデンサC2は抵抗
R5とともに低域通過フィルタを構成し、画像信号の高
い周波数に対応する電流を検出しないようにする。
【0043】抵抗R5のトランジスタQ4コレクタ側電
圧はダイオードD4のアノードに入力され、ダイオード
D4のカソードはダイオードD4がオン状態では抵抗R
9にアノード電圧を伝達する。抵抗R9には、ダイオー
ドD3乃至D5のうちもっとも高いカソード電圧のもの
の電圧が伝達される。この結果、抵抗R9には3つのC
RTカソード電圧の最大値が入力され、これがVKMA
Xとしてオフセット付加回路11に入力される。
【0044】抵抗R9の他の端子はダイオードD1のカ
ソードに接続されており、抵抗R9に流入する電流を全
てカットオフ電流検出抵抗R2、R4およびR6に伝達
するので、AKB検出動作を行うときに微弱な電流検出
を行っても誤差を発生させない。信号VKMAXは、ダ
イオードD1のツェナー電圧に抵抗R3、R5またはR
7両端の最大電圧値が加算された電圧となる。VKMA
X信号に含まれるダイオードD1のツェナー電圧は、オ
フセット付加回路11により除去されるので、カソード
電流の検出に影響を与えない。ダイオードD2はアノー
ドをグランドに接続したツェナーダイオードであり、V
KMAXの最大値を一定の電圧に制限することで、電流
検出回路107、最大値選択回路108およびオフセッ
ト付加回路11を過大な電圧から保護する。
【0045】図3において、信号VKMAXは抵抗R1
0を通過してトランジスタQ8のベースに入力される。
トランジスタQ8は電圧バッファーとして動作し、その
エミッタがベース入力に応じて電圧駆動される。トラン
ジスタQ9はベース電圧がCONT1信号の電圧で制御
可能なベース接地アンプであり、トランジスタQ9のエ
ミッタ電流が0にならない範囲では抵抗R12とコレク
タ側インピーダンスの比で決まる電圧利得でトランジス
タQ8のエミッタ電圧を伝達する。トランジスタQ9の
コレクタにはダイオードD6と抵抗R17が直列接続さ
れており、抵抗R17には並列にコンデンサC5が接続
される。ダイオードD6は後述するトランジスタQ10
が電圧電流変換を行う際の変換利得の温度ドリフトを軽
減する。
【0046】トランジスタQ9により、信号VKMAX
の小さいレベルがカットされて伝達されるのであるが、
その際トランジスタQ9のベース電圧をCONT1信号
のレベルにより変化することで、カットされるレベルも
変化する。この結果、VKMAXはオフセット付加回路
11により、マイナスのオフセットを付加され、マイナ
ス側は0電位でクリップされ、VKOFS信号として加
算手段13に出力される。
【0047】図3において、フライバックトランス4の
2次側端子からは3つのCRTのアノード電流が出力す
るとともに、1次側端子からは合計のアノード電流IA
が入力される。電流IAはその高周波成分がコンデンサ
C6によりグランドに分流され、低周波成分が抵抗R2
3を通過し、電流検出抵抗R1に入力する。抵抗R1の
一端は直流電圧源VCC1に接続されているので、電流
IAのうち直流を含む低周波成分が抵抗R1の両端の電
圧降下として検出され、検出した電圧はVDET1とし
て加算回路13および低域通過フィルタ(1)17に入
力される。
【0048】VDET1を入力した加算回路13は、発
振防止抵抗R22を通して、電圧バッファー用のトラン
ジスタQ11のベースにVDET1を入力し、トランジ
スタQ11はVDET1に応じてそのエミッタを電圧駆
動する。一方、加算回路13は入力した電圧信号VKO
FSをトランジスタQ10によりトランジスタQ10の
コレクタ電流IADDに変換し、負荷抵抗R20により
トランジスタQ11のエミッタ電圧からの電圧降下を抵
抗R20の両端に発生させる。この結果、加算回路はV
DET1とVKOFSを加算し、その結果をVSUM1
として比較回路6に出力する。
【0049】図4は、CRTのカソード電流とアノード
電流が各々検出され、VSUMとして比較回路6に出力
されるまでの回路各部の信号レベルを図示したものであ
り、図において、IKGtは緑色CRT3Gのカソード
電流IKGの瞬時レベルを表し、VKMAXtは最大値
検出電圧VKMAXの瞬時レベルを表し、VKOFSt
はオフセット付加出力VKOFSの瞬時レベルを表し、
VDET1tはアノード電流検出値VDET1の瞬時レ
ベルを表す。また、破線で示したVSUMtはVDET
1にVKOFSを反転加算した電圧VSUMの瞬時レベ
ルを表す。ただし、図4では説明のためVSUMtはV
DET1tより低いレベルとして表したが、後述するよ
うにビーム電流は閉ループにより利得制御されるので、
誤差信号であるVSUMtの見かけの振幅変化は少な
い。
【0050】図4において、緑CRT3Gのカソード電
流IKGtは電流検出抵抗R5に流れ電圧に変換される
が、その際平滑コンデンサC2により細かい凹凸が平滑
化され、ダイオードD4を通過して抵抗R9の両端の電
位差となる。緑CRT3Gのカソード電流IKGtは抵
抗R4にも流れ、電圧に変換され、抵抗R9の一端の電
圧が決まり、これに抵抗R9の両端の電位差が加わった
電圧がVKMAXtである。抵抗R4で検出された電圧
がツェナーダイオードD1のツェナー電圧以下のレベで
は、抵抗R5両端の電位差は小さくVKMAXt信号は
抵抗R4で検出された電圧に近いレベルとなる。
【0051】電流検出利得が大きく、そのままでは平均
電流の検出誤差になるが、VKMAXtにオフセットO
FSを加えることでVKOFStを得る際に負の値はゼ
ロ値とするので影響はない。VKOFSt信号は加算回
路13に入力され、VDET1t信号に加算され、その
結果VSUMt信号が出力される。VSUMt信号は低
域通過フィルタ(2)18に入力され、水平周期の変動
が平滑化され、その後比較回路6に入力される。
【0052】CRTのビーム電流は、2つの閉ループに
より利得制御される。第一のループはAKB動作に関す
るものであり、信号処理回路101、増幅回路102、
電流検出回路107、AKB検出パルス生成回路10、
最後にAKBDET信号として信号処理回路101に戻
るループである。AKB検出ループの動作については公
知の技術文献、例えば米国特許第4,633,321号
に記載されているものである。
【0053】第二のループは信号処理回路101、増幅
回路102、CRTカソード電流、CRTアノード電
流、フライバックトランス4、アノード合計電流IA、
電流検出回路5、加算回路13、低域通過フィルタ
(2)18、比較回路6、最後にCONT6信号を経て
信号処理回路101に戻る主ループである。第二のルー
プには副ループがあり、これはCRTカソード電流から
分岐し、電流検出回路107、最大値選択回路108、
オフセット付加回路11、係数付加回路12、加算回路
13に至る。
【0054】主ループと副ループの総合特性によりCR
Tの平均ビーム電流が制御される。通常のビーム電流に
ついては主ループだけが動作するが、何れかのCRTの
ビーム電流が増大すると、副ループが導通することでト
ータルの帰還利得が増大し、ビーム電流が一層強く制限
される。副ループが導通する範囲は、オフセット付加回
路11にVKMAX信号が入力され、マイナスのオフセ
ットを付加することでこれより大きい信号だけが伝達さ
れることで制限されるが、その際オフセットのレベルは
CONT1信号で制御することができる。CONT1信
号はマイクロコンピュータ16からオフセット付加回路
11に出力されるので、マイクロコンピュータ16によ
り各CRTのビーム電流の電流制限範囲を変えることが
できる。
【0055】電流制限範囲を変更した場合にもCRTの
ビーム電流が安定に制御される必要がある。まず、主ル
ープの制御特性が安定となるように、主ループ内の利
得、および位相が、例えば低域通過フィルタ(2)18
の特性、アノード電流検出抵抗R1、電流検出回路5を
構成するコンデンサC6の定数値により設定される。次
に、副ループと主ループとの合成制御特性が安定となる
ように、副ループの利得、および位相の周波数特性が、
例えば係数回路12の構成要素であるコンデンサC5、
抵抗17の値により設定される。
【0056】アノード電流の値の時間的変化が数十ビデ
オフレーム時間以上に亘って小さい場合には、CRTビ
ーム電流を一層小さくなるように制限する。アノード電
流の時間的変化が小さいかどうかを検出する動作を、図
5において説明する。電流検出回路5が出力する検出信
号VDET1瞬時波形は、図5においてVDET1tで
示され、ビデオ走査線周期の凹凸を有する。図において
時間t1まではアノード電流は大きい値で一定してお
り、時間t1から時間t2までは電流が小さくなるよう
に変化し、時間t2以後は小さいレベルで一定であった
とする。VDET1tは低域通過フィルタ(1)17に
入力され、低域通過フィルタ(1)17は走査線周期の
凹凸を取り除き、図5におけるV1LPFt信号を出力
する。V1LPFt信号は平均回路14に入力され、V
1LPFtは数十ビデオフレーム相当の時間範囲で平均
化され、図5においてV1AVEtで示す信号として出
力され、誤差検出回路15に入力される。誤差検出はV
1AVEt信号を入力するとともに、V1LPFt信号
も入力し、両者の差が大きいか小さいかを判定し、図5
に示すように、大きい場合には高レベル、小さい場合に
は低レベルの信号V1MOVt信号を出力する。
【0057】マイクロコンピュータ16は、入力された
V1MOVtが低レベルであれば、アノード電流IAの
時間変化が小さいと判断し、逆に高レベルであれば時間
変化が大きいと判断する。時間変化が小さいときはCO
NT1信号により、オフセット付加回路11の付加する
オフセットレベルOFSを小さくし、カソード電流の変
化範囲を一層小さく制限する。図5において、V1MO
Vtのレベルは時間t1からt3までは高レベルになっ
ているので、画像の時間変が大きいと判断してオフセッ
トレベルOFSを大きくし、時間t3以降は低レベルに
なっているので、これ以後画像の時間変化が少ないと判
断し、オフセットレベルOFSを小さくする。マイクロ
コンピュータ16はアノード電流の変化が小さい時間が
さらに数百フレーム以上継続する場合は、オフセットレ
ベルOFSをさらに小さくすることでビーム電流を一層
小さい範囲に制限する。
【0058】マイクロコンピュータ16はCONT3を
出力し、これを入力した信号処理回路101が入力信号
を選択するが、入力信号としてコンピュータ信号SIG
2またはメニュー信号SIG3を選択させる場合には、
CONT1信号および(または)CONT2信号を出力
することで、SIG1を入力する場合よりも、CRTの
ビーム電流を小さい範囲に制限する。
【0059】図6は、本実施の形態について、3つのC
RTのカソード電流が制限される範囲を3軸グラフで表
示したものである。IKB軸上の点P4と線L1で囲ま
れる三角形TRI2が青CRTのビーム電流の制限され
る範囲であり、他のIKR、IKG軸も同様で、IKR
は三角形TRI3で、IKGはTRI4で示される電流
値で制限される。通常のテレビ信号が入力される場合
は、TRI1ないしTRI4で囲まれる範囲が本実施の
形態のカソード電流の制限範囲である。
【0060】通常の画像信号が例えば青色平面信号に変
化した場合には、初めはIKBは図中P4で示される電
流値に制限される。青色平面信号が数十フレーム期間以
上連続して入力される場合は、上述したように、より狭
い範囲に電流が制限され、点P3で示される電流にIK
Bが制限される。さらに数百フレーム以上電流変化がな
い場合には、点P3で示されるよりも原点Oに近いレベ
ルに電流を制限する。三角形TRI1が示す電流制限の
範囲は、電源回路の定格電流、あるいはCRTの放射す
るX線の総量と関連するため、これを超えた電流を流す
ことはいずれの場合にもない。点P3により示される電
流制限範囲はCRTの平均ビーム電流の定格値に対応す
る制限値であり、長い時間継続して一定の電流が流れる
場合には、上述したように電流制限範囲を狭い範囲に変
更する。電流値が時間変化する大半のテレビ画像信号に
ついては、三角形TRI2乃至TRI4で表される広い
電流制限範囲とし画像を明るく表示する。
【0061】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2に係るビデオプロジェクタのビーム電流制限回路を
示すブロック図である。図において、19は最小値選択
回路、20はアナログ/ディジタル変換回路、21はマ
イクロコンピュータである。その他の図1と同一符号は
同一の要素を示すものであり、説明を省略する。
【0062】最小値選択回路19は、カソード電流の検
出値を入力し、そのうち最小のものを選択してVKMI
Nとしてアナログ/ディジタル変換回路20に出力し、
アナログ/ディジタル変換回路20は、VDET1、V
KMAXおよびVKMINを入力し、ディジタル信号に
変換し、マイクロコンピュータ21に出力する。3つの
入力をディジタル信号に変換する方法は、例えば1つの
アナログ/ディジタル変換回路の入力に3つの信号を逐
次切り替えて入力してもよく、また3つのアナログ/デ
ィジタル変換回路の各々に信号を入力し、出力されるデ
ィジタル信号を出力してもよく、各種の公知の方法によ
る。マイクロコンピュータ21には、VDET1、VK
MAX、VKMINをそれぞれディジタル変換した信号
を入力し、これらをもとに計算処理を行わせ、その結果
により制御出力VCPUを加算回路13に出力する。
【0063】実施の形態2においても、CRTのビーム
電流は2つの閉ループにより利得制御される。第一のル
ープはAKB動作に関するものである。第二のループは
信号処理回路101、増幅回路102、CRTカソード
電流、CRTアノード電流、フライバックトランス4、
アノード合計電流IA、電流検出回路5、加算回路1
3、比較回路6、最後にCONT6信号を経て信号処理
回路101に戻る主ループである。
【0064】第二のループには副ループがあり、CRT
カソード電流から分岐し、電流検出回路107、最大値
選択回路108、アナログ/ディジタル変換回路20、
マイクロコンピュータ21、加算回路13に至るもので
ある。第一のループと第二のループの主ループはアナロ
グ回路としての閉ループ制御動作を行う。第二のループ
の副ループは離散サンプリングによるディジタル制御を
行うが、主ループと比較して十分に遅い応答時間とする
ことで、主ループの動作特性に影響を与えないものとす
る。
【0065】マイクロコンピュータ21は、入力したV
KMAX信号のディジタル信号に負のオフセットOFS
1を加算し、次に係数Aを乗じ、その結果CONT4を
得て、これもとにVCPU信号を加算回路13に出力す
る。VCPU信号の出力回路形式は特に限定しないが、
2値で行う場合は論理出力端子で行い、多値で行う場合
はディジタル/アナログ変換回路を付加してアナログ信
号として出力してもよく、実施の形態1におけるVKO
FS信号と極性、レベルが一致するものとする。マイク
ロコンピュータ21は、またVDET1信号をディジタ
ル変換した信号を受けて時間変化の有無を判定し、変化
が少ない場合にはOFS1の値を小さくし、VKMAX
信号の計算処理を行う。時間変化の有無の判定方法は各
種の計算処理方法があるが、実施の形態1におけるV1
MOV信号と同様の判定結果を得ることができればいず
れでもよく、特に限定しない。以上の動作で、実施の形
態2は実施の形態1と同様の電流制限動作を行うが、さ
らに次のような動作を行う。
【0066】マイクロコンピュータ21は、入力された
VKMAXとVKMIN信号のディジタル信号から、最
大値と最小値の差分DIFFを計算し、オフセットOF
S2を加算し、係数Bを乗算して、その結果CONT5
を得て、これをCONT4に加え、結果としてのCON
T4+CONT5をVCPUとして加算回路13に出力
する。オフセットOFS2の初期値は各CRTの平均定
格電流値に相当するレベルとし、画像信号の変化が数百
ビデオフレーム以上の長時間に亘る間ないと判断した場
合にはオフセットをおよそ初期値の2分の1まで小さく
する。
【0067】ビーム電流の制限される範囲を、図8によ
り説明する。図において、実線で示された立体の内部が
もっとも制限が強くなった場合の電流範囲であり、例え
ば、青色平面信号が入力した場合、数十フレーム以上の
時間経過した時点でIKBは点P3に示される電流レベ
ルに制限される。さらに数百フレーム経過した時点で点
P5に示される電流レベルに制限される。IKB、IK
R、IKGともに同程度のレベルの場合は点P1付近の
電流レベルに制限されることは第一の従来例と同様で、
表示画像が暗くなることはない。メニュー信号やコンピ
ュータ信号のうち特定の色の濃い面を多く含むものは、
その色のCRTのビーム電流について、青色平面信号入
力時におけるIKBに準じた値に制限されるものであ
る。
【0068】図9は、図8のIKB軸とIKG軸を含む
平面において、電流の制限される範囲を示したもので、
青色平面信号を連続的に入力した場合、最初は電流IK
Bが点P4で示される値となり、次に点P3で示される
値、続いて点P5で示される値となる。これらの一連の
制限は電流の変化がない場合に進むもので、もし電流の
変化が検出された場合は、点P4に示す制限値に戻る。
常に電流の変化が検出される場合は点P4のままであ
る。点P4から点P3に至る電流制御特性の変化はOF
S1の値により与えることができ、同様に点P3から点
P5に至る電流制限特性の変化はOFS2の値により与
える。
【0069】図9においては、IKBとIKGの様々な
値の組み合わせについても示されており、点P4を含む
折れ線が、電流変化のある場合の制限範囲であり、点P
5を含む折れ線が、長時間電流変化しない場合の制限範
囲である。なお、点P2を含む破線は従来の電流制限回
路の制限範囲であり、点P3を含む破線は他の改良され
た従来例の電流制限範囲であり、これらは電流の変化の
有無により座標を移動しない。
【0070】図10は、マイクロコンピュータ21がビ
ーム電流に関わる計算処理を行う際の手順を示すフロー
図であり、図において、F1は手順開始、F2は変数の
初期値設定、F3はカウンタの初期化、F4は外部回路
の第一の閉ループ制御動作、F5は外部からのデータ読
み込み、F6はVKMAXのピークレベル判定、F7は
CONT1計算処理、F8はCONT2の計算処理、F
9はVCPUの計算処理、F10は外部回路の第二の閉
ループ制御動作、F11は外部データの読み込み、F1
2は外部回路の過渡応答期間の無判定処理、F13は電
流変化検出、F14は無変化の継続時間カウント、F1
5は継続時間判定1、F16はOFS1限度判定、F1
7は継続時間判定2、F18はOFS2限度判定、F1
9は外部の信号処理回路101の制御、F20はOFS
1の減算処理、F21はOFS2の減算処理である。
【0071】マイクロコンピュータ21は、動作開始し
(F1)、変数OFS1とOFS2の初期化を行い、そ
れぞれOFS1INITとOFS2INITに設定する
(F2)。次に、カウンタNを初期化し0とする(F
3)。外部回路のAKB回路が動作し、カットオフ電流
の自動調整が行われる(F4)。次にVKMAXとVK
MIN信号のデータを入力し(F5)、VKMAXの最
大値の限度判定を行ない(F6)、もし限度以下ならば
CONT1を計算し(F7)、次にCONT2を計算し
(F8)、次にCONT1とCONT2を加算しVCP
Uとして出力する(F9)。
【0072】F6において、VKMAXが限度PKLI
MITを超えている場合は、CONT2信号を信号処理
回路101に出力してコントラストを小さくするなどし
て信号のピーク値を小さくし、F3に移行する。F9に
続いて外部回路の電流制限回路が動作し、VCPUを副
ループ帰還として閉ループ制御を行い(F10)、VD
ET1を入力し(F12)、カウンタNがNMASKを
超えるか判定し(F12)、超える場合はVDET1の
入力データをもとにアノード電流IAの時間変化の有無
を判定する(F13)。時間変化の判定方法は特に指定
しないが、数十ビデオフレーム時間での変化の有無を判
定するものとする。
【0073】F12においてNがNMASKを超えない
場合はF4に移る。F13において変化がないと判定し
た場合、カウンタNに1を加え(F14)、Nが上限N
LIMIT以上か判定し(F15)、YesであればO
FS1が最小値OFS1MIN以下か判定し(F1
8)、Noの場合にOFS1をSTEP1だけ減じF3
に移行する(F20)。F16においてYesの場合は
NがNLIMIT2を超えるか判定し(F17)、Ye
sの場合OFS2がOFS2MIN以下か判定し(F1
8)、Noの場合にOFS2をSTEP2だけ減じ(F
21)、F3に移行する。F13においてNoの場合は
無処理でF2に移行し、F15、F17においてNoの
場合はF4に移行し、F18においてYesの場合もF
4に移行する。以上説明を行った手順の中で、外部回路
の動作はコンピュータの計算処理回数に関係なく実時間
で実行される。
【0074】各判断処理の回数は様々な設定にすること
ができる。例えば1ビデオフレーム時間に1回判断する
場合、NMASKは10とし、NLIMIT1は60、
NLIMIT2は600とする。VCPUが変化し、外
部回路が応答してCRTのビーム電流が安定になるまで
は電流の時間変化の有無判定を行わないようにする必要
があり、この期間をNMASKで設定するものであり、
上記例では10としたが外部回路の特性に適合する数値
とするものである。
【0075】F6においてVKMAXのピーク値が限度
値を超えるか判断するが、入力するVKMAX信号自体
が最大値選択回路108によりダイオード検波されてあ
る程度ピークに近い電圧として出力されているので、F
5におけるVKMAXの読み込みは回数は1走査線期間
に数回以上とし、VKMAXの最大値をフレーム期間保
持することで、F6における判断回数はフレーム期間に
1回とすることができる。
【0076】このように、実時間で応答する外部の閉ル
ープ電流制御の主ループに、時間変化が少ない場合に制
御動作を行う計算処理による副ループを付加したので、
電流制限範囲の大幅な変化を安定に実現することができ
る。また、マイクロコンピュータ21の計算頻度が少な
いので、高速なものを用いる必要はない。
【0077】図7において、最大値選択回路108、最
小値選択回路19、およびアナログ/ディジタル変換回
路20は独立の構成要素としたが、マイクロコンピュー
タ21と一体の集積回路としてもよく、その場合は各C
RTのカソード電流の検出電圧を集積回路のアナログ/
ディジタル変換機能を有する端子に接続し、最大値、最
小値選択はマイクロコンピュータにおけるデータ処理で
行うこととしてもよい。処理の手順、処理の回数、実行
間隔、変数の制限値などは実施する装置の特性に応じて
各種変形を行うことができる。
【0078】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れており、簡単な回路構成により、CRTカソード電流
のカットオフ電流検出と、平均電流の検出の両者を行う
ことができるので、小さな電流から大きな電流まで、電
流の閉ループ制御を行うことが可能となり、安価に、表
示画質の安定した、経時変化の少ない信頼性の高い回路
を実現することができる。
【0079】また、電流変化の少ない画像が長時間表示
されている場合には、CRTのビーム電流を確実に定格
電流以下に制限するとともに、CRTの電流の相互差が
大きい場合には、CRTの定格平均電流よりも一層小さ
く電流を制限するようにしたので、テレビ画像を明るく
表示しても蛍光体の焼けの発生しないビデオプロジェク
タを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るビデオプロジ
ェクタのビーム電流制限回路を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の部分回路図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1の部分回路図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1の回路における信号
形態を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の回路における信号
形態を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における電流制限範
囲を表す立体図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係るビデオプロジ
ェクタのビーム電流制限回路を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態2における各CRTの
カソード電流が電流制限回路により制限される範囲を表
す立体図である。
【図9】 この発明の実施の形態2における電流制限範
囲の変化域を表す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における電流制限
動作の手順を表すフロー図である。
【図11】 従来のビーム電流制限回路の第一例の構成
を示すブロック図である。
【図12】 従来のビーム電流制限回路の第一例におけ
る入力信号レベルとCRTの平均ビーム電流の関係を示
す図である。
【図13】 従来のビーム電流制限回路の第一例におい
て平面信号が入力した場合の入力信号レベルとCRTの
平均ビーム電流の関係を示す図である。
【図14】 従来のビーム電流制限回路の第一例におけ
る各色CRTのカソード電流が電流制限回路により制限
される範囲を示す立体図である。
【図15】 ビデオプロジェクタのCRT蛍光体の発光
輝度と発光時間の関係の一例を示す図である。
【図16】 従来のビーム電流制限回路の第二例の構成
を示すブロック図である。
【図17】 従来のビーム電流制限回路の第二例におけ
る各色CRTのカソード電流が電流制限回路により制限
される範囲を示す立体図である。
【図18】 従来のビーム電流制限回路の第三例の構成
を示すブロック図である。
【図19】 テレビのメニュー画面の表示と各色CRT
の平均電流の関係を示す図である。
【符号の説明】
3R 赤CRT、 3G 緑CRT、
3B 青CRT、 4 フライバッ
クトランス、5 アノード電流検出回路、 6
比較回路、10 AKB検出回路、 11
オフセット付加回路、12 係数回路、
13 加算回路、14 平均回路、
15 誤差検出回路、16 マイクロコンピュー
タ、 19 最小値選択回路、20 アナログ/デ
ィジタル変換回路、21 マイクロコンピュータ、10
1 信号処理回路、 102 増幅回路、1
07 カソード電流検出回路、 108 最大値選択
回路、R2 赤CRTカソード電流のカットオフ電流検
出抵抗、R3 赤CRTカソード電流の平均電流検出抵
抗、R4 緑CRTカソード電流のカットオフ電流検出
抵抗、R5 緑CRTカソード電流の平均電流検出抵
抗、R6 青CRTカソード電流のカットオフ電流検出
抵抗、R7 青CRTカソード電流の平均電流検出抵
抗。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオプロジェクタに用いられる複数の
    CRTの各カソード電流を検出する電流検出手段を有
    し、この電流検出手段を用いて、上記CRTの黒画像で
    の電流(カットオフ電流)の調整と上記CRTに流れる
    ビーム電流の制限を行うようにしたことを特徴とするビ
    デオプロジェクタのビーム電流制限回路。
  2. 【請求項2】 カソード電流を検出する電流検出手段
    は、各CRTのカソード電流路に挿入した、黒画面での
    電流(カットオフ電流)の検出を行う第1の抵抗とCR
    Tに流れるビーム電流を検出する第2の抵抗の直列接続
    で構成したことを特徴とする請求項1記載のビデオプロ
    ジェクタのビーム電流制限回路。
  3. 【請求項3】 CRTのアノード電流を検出する電流検
    出手段を有し、この電流検出手段を用いて上記CRTに
    流れるビーム電流の制限を行うようにしたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載のビデオプロジェクタ
    のビーム電流制限回路。
  4. 【請求項4】 CRTに表示する画像の動きが少ないも
    のであるときは、画像の動きが大きいものであるときよ
    りカソード電流を制限するようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のビデオプロ
    ジェクタのビーム電流制限回路。
  5. 【請求項5】 アノード電流の時間変化を検出する手段
    を有し、このアノード電流の時間変化検出手段により、
    所定の期間にわたって電流変化が少ないと判定したとき
    にカソード電流をより制限するようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のビデオ
    プロジェクタのビーム電流制限回路。
  6. 【請求項6】 アノード電流の時間変化を検出する手段
    は、アノード電流の検出信号を入力するアナログ/ディ
    ジタル変換手段と、このアナログ/ディジタル変換手段
    に接続されたマイクロコンピュータで構成したことを特
    徴とする請求項5記載のビデオプロジェクタのビーム電
    流制限回路。
  7. 【請求項7】 複数のCRTのカソード電流の最大値と
    最小値の差が所定の値以内になるようにビーム電流制限
    を行うようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のいずれか一項記載のビデオプロジェクタのビーム電
    流制限回路。
  8. 【請求項8】 CRTのビーム電流のピーク値をもとに
    ビーム電流の制限範囲を補正するようにしたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項記載のビデ
    オプロジェクタのビーム電流制限回路。
JP2000145996A 2000-05-18 2000-05-18 ビデオプロジェクタのビーム電流制限回路 Pending JP2001326877A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000145996A JP2001326877A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 ビデオプロジェクタのビーム電流制限回路
US09/837,386 US6937288B2 (en) 2000-05-18 2001-04-19 Beam current limiting circuit for use in a video projector
CNB01116977XA CN1181674C (zh) 2000-05-18 2001-05-18 视频投影机的射束电流限制电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000145996A JP2001326877A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 ビデオプロジェクタのビーム電流制限回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001326877A true JP2001326877A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18652422

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000145996A Pending JP2001326877A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 ビデオプロジェクタのビーム電流制限回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6937288B2 (ja)
JP (1) JP2001326877A (ja)
CN (1) CN1181674C (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005031369A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Toshiba Corp 映像表示装置及び映像表示方法
KR20050080319A (ko) * 2004-02-09 2005-08-12 삼성전자주식회사 음극선관의 색상왜곡 방지용 바이어스 회로
JP2005268875A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Orion Denki Kk スミア現象の発生を防止するリミッタ回路を有するテレビジョン受像機
US7277135B1 (en) * 2004-07-23 2007-10-02 National Semiconductor Corporation Video display signal brightness control circuit
US6995526B1 (en) * 2004-08-09 2006-02-07 National Semiconductor Corporation Digitally controlled vertical C linearity correction with constant start and end points without using an AGC
CN105538410B (zh) * 2016-02-29 2017-09-22 深圳市威利特自动化设备有限公司 对位冲床系统
JP2019032476A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 株式会社Joled 電流制限回路、表示装置、及び、電流制限方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537146B2 (ja) * 1972-08-28 1980-09-26
JPS5553978A (en) * 1978-10-17 1980-04-19 Sony Corp Automatic luminance adjusting device for television picture receiver
US4387390A (en) * 1980-11-10 1983-06-07 Zenith Radio Corporation Automatic beam current limiter
CA1250364A (en) * 1983-12-20 1989-02-21 Mitsumasa Saito Television receiver
NL8502636A (nl) 1985-03-06 1986-10-01 Philips Nv Beeldweergeefinrichting.
JP2540840B2 (ja) 1987-02-24 1996-10-09 ソニー株式会社 ビデオプロジエクタの自動輝度制限回路
JP3127963B2 (ja) * 1990-12-26 2001-01-29 株式会社日立製作所 陰極線管ディスプレイ
JPH06217158A (ja) 1993-01-13 1994-08-05 Sony Corp Crt保護回路
US5592238A (en) * 1994-10-27 1997-01-07 Hitachi, Ltd. Field-sequential projection display
JPH09312852A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動ビーム電流制限装置
DE19709681A1 (de) 1997-03-11 1998-09-17 Thomson Brandt Gmbh Schaltung zur Überwachung des Strahlstroms in einer Farbildröhre
JPH10276461A (ja) 1997-03-28 1998-10-13 Sharp Corp 受信機
JP3316172B2 (ja) 1997-10-30 2002-08-19 大同メタル工業株式会社 アルミニウム合金軸受の製造方法
US6285401B1 (en) * 1998-07-28 2001-09-04 Thomson Licensing S.A. Apparatus for suppressing overshoots in kinescope beam current measurement pulses
US6493040B1 (en) * 1999-05-26 2002-12-10 Thomson Licensing S.A. Scan velocity modulation circuit with multi-mode operation

Also Published As

Publication number Publication date
CN1181674C (zh) 2004-12-22
CN1325233A (zh) 2001-12-05
US6937288B2 (en) 2005-08-30
US20020001040A1 (en) 2002-01-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20010029867A (ko) 광 센서 신호 검출기
JPH0828850B2 (ja) ビデオ信号処理装置
CA1048635A (en) Television receiver with picture level control
US5589883A (en) Cathode ray tube display
JP2001326877A (ja) ビデオプロジェクタのビーム電流制限回路
KR100659989B1 (ko) 투사 디스플레이 장치의 자동 교정 방법
RU2159513C2 (ru) Устройство для создания управляемой нелинейной передаточной характеристики
EP0841809A2 (en) Automatic black level stabilizing apparatus
JPH06253173A (ja) ビデオ表示システム用の黒補正回路を備えた装置
US5726540A (en) Transient enhancement circuit for CRT amplifier
US5889558A (en) Variable black level bias image display
US6614482B1 (en) Video output stage with self-regulating beam current limiting
US5333019A (en) Method of adjusting white balance of CRT display, apparatus for same, and television receiver
JP2583974B2 (ja) ホワイトバランス補正回路付ビデオ出力回路
JP3882868B2 (ja) カラー受像管のビーム電流監視回路
JPH10268832A (ja) 映像表示装置
KR100238807B1 (ko) 화상출력장치의 백밸런스 자동조정장치
JPS6043988A (ja) 自動ホワイトバランス調整装置
KR100191319B1 (ko) 어두운화면의 화이트밸런스조정회로
JP3707864B2 (ja) ビデオプロジェクタ用のホワイトバランス補正装置
JPH0530528A (ja) 映像回路
CA1105131A (en) Image tube suppression circuit
KR100393060B1 (ko) 컨버젼스 앰프의 공급 전원 제어 장치 및 이를 이용한컨버젼스 보정 장치
US6897900B1 (en) Display apparatus comprising a cathode ray tube (CRT)
JPH06125512A (ja) 映像管駆動装置