JP2005268875A - スミア現象の発生を防止するリミッタ回路を有するテレビジョン受像機 - Google Patents

スミア現象の発生を防止するリミッタ回路を有するテレビジョン受像機 Download PDF

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Abstract

【課題】 電源投入直後のスミア現象の発生を防止することのできるリミッタ回路を有するテレビジョン受像機を提供すること。
【解決手段】 カラーブラウン管に流れるビーム電流を検出し、映像信号のコントラストとブライトネスの内、少なくともどちらか一方のレベルを制御することで、カラーブラウン管に流れるビーム電流を制限するリミッタ回路への電源供給ラインに時定数回路を設け、前記リミッタ回路への電源供給を遅らすことにより、電源投入直後におけるディスプレー画面のスミア現象の発生を防止するようにしたリミッタ回路を有するテレビジョン受像機を提供する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、カラーブラウン管を使用したカラーテレビ受像機の電源投入直後におけるスミア現象の発生を防止するリミッタ回路を有するテレビジョン受像機に関する。
カラーテレビ受像機において、電源投入直後はカラーブラウン管のヒーターが十分加熱しておらず、エミッション不足となり、ためにディスプレー画面上にスミア現象、いわゆる尾引き現象が発生することは周知の事実である。上記スミア現象が発生するのは、カラーブラウン管のカソードが冷えていて、かつ映像信号のコントラストが強い場合に発生する。
上記の問題点を克服するために、特許文献1では、電源投入直後のコントラスト値を通常の視聴時のコントラスト値として予め設定された初期設定値より低い水準に抑制し、時間の経過に従って徐々にコントラスト値を初期設定値まで上昇するようにマイコンプログラムによる制御方法を提供することにより、電源投入直後のスミア現象の発生を防止している。
また、特許文献2では、抵抗とコンデンサとトランジスタにより構成される時定数回路を映像増幅回路の中に設けることにより、電源投入直後は映像出力回路の電圧増幅度が小さくなるように制御し、電源を投入してから所定時間経過すると通常の電圧増幅度に復帰するように制御することにより、電源投入直後のスミア現象の発生を防止している。
特開2001−45402号公報 特開平7−7700号公報
上記の従来技術により、電源投入直後におけるディスプレー画面のスミア現象の発生は防止されることとなったが、特許文献1に代表されるマイコンプログラムを利用する方法においては、予めマイコン用のプラグラムを用意する手間が必要である。さらに、ユーザーがテレビ番組を実際に視聴しているときに、ユーザーがなんらかの事情で電源を一端オフにし、その直後に再度電源をオンした場合には、カラーブラウン管のカソードは余熱で十分暖まっているにもかかわらず、マイコンプログラムにより電源再投入直後のコントラスト値が強制的に初期設定値より低い水準に抑制されてしまうので、ディスプレー画面に表示される画像のコントラストが弱くなってしまうという不都合が発生する。
一方、特許文献2による技術は、上記のマイコンプログラムを利用した場合の不都合は生じないが、映像増幅回路の中に時定数回路を設けるという回路構成を採用しているため、当該時定数回路に電流を導通するための基板間を接続する専用の線材が別途必要となるという不都合がある。以下、特許文献2の発明に係わる問題点を図を参照しながら説明する。
図1は、カラーテレビ受像機の一般的な映像出力回路を示すブロック図であって、電源1、マイコン2、映像信号処理回路3、映像増幅回路4、垂直出力回路5、水平出力回路6、FBT(フライバックトランス)7、カラーブラウン管8、ACL入力回路9から構成されている。図2は従来のACL入力回路の回路図の一例を示している。A点はFBT(フライバックトランス)7のABL端子13に接続されており、検出抵抗R5、R6によって、
ブラウン管に流れるビーム電流に応じた電圧が検出され、ブラウン管に流れるビーム電流が多くなれば、すなわちディスプレーに映し出される映像が明るい映像ならば、A点の電圧は下がり、ブラウン管に流れるビーム電流が少なくなれば、すなわちディスプレーに映し出される映像が暗い映像ならば、A点の電圧は上がる。このように検出された電圧を抵抗R1、R2、R3、R4によってレベル調整されて得られたB点の電圧を映像信号処理回路3のACL入力端子12に入力している。映像信号処理回路3では、ACL入力端子12から入力された電圧に応じて、映像信号のコントラストを制御しており、ブラウン管に流れるビーム電流が多くなれば、コントラストを下げるように制御することで、ブラウン管に流れるビーム電流を制限するACL(オートコントラストリミッタ)回路が構成されている。なお、映像信号処理回路用ICにおいては、ACL入力端子を設けたもの以外に、ABL(オートブライトネスリミッタ)入力端子を設けたものや、あるいはABCL(オートブライトネスコントラストリミッタ)入力端子を設けたものも製品化されており、そのようなICを用いることで、それぞれ、ABL回路、ACL回路が構成される。ABL回路では、映像信号のブライトネスを制御し、ABCL回路では映像信号のブライトネスとコントラストの両方を制御することで、ブラウン管に流れるビーム電流を制限している。
特許文献2による発明は、図1の映像増幅回路のなかに、抵抗とコンデンサとトランジスタにより構成される時定数回路を設けることにより、カラーブラウン管8のカソードに印加される電圧の立ち上げを遅らせ、電源投入直後におけるスミア現象の発生の防止を図っている。図4は、特許文献2による時定数回路(特許文献2では「電源ON時の尾引き解消回路」)を設けた映像増幅回路の回路図を示している。図4では、R、G、BのうちBについてのみ時定数回路を表示したが、図に表示していないR、Gについての時定数回路も必要である。ここで当該時定数回路に印加される12V電圧を供給するための専用の線材であるケーブルが必要となる。
本発明は、従来技術に必然的に伴う問題点を克服するために、特許文献2の電流を導通させるための線材を必要とせず、しかも特許文献1の課題であったユーザーがなんらかの事情で電源を一端オフにし、その直後に再度電源をオンした場合にディスプレー画面上のコントラストが弱くなってしまうという不都合も解消し、ユーザーがカラーテレビ受像装置を視聴する場合に、電源投入直後のスミア現象の発生を防止することのできるカラーテレビ受像装置用のリミッタ回路を提供するとともに、当該リミッタ回路を有するテレビジョン受像機を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、カラーブラウン管に流れるビーム電流を検出して、映像信号のコントラストとブライトネスの内、少なくともどちらか一方のレベルを制御することで、カラーブラウン管に流れるビーム電流を制限するリミッタ回路において、前記リミッタ回路への電源供給ラインに、抵抗とコンデンサとトランジスタにより構成される時定数回路を設け、前記リミッタ回路への電源供給を遅らすことにより、電源投入直後におけるディスプレー画面のスミア現象の発生を防止するようにしたリミッタ回路を提供し、さらに当該リミッタ回路を有するテレビジョン受像機を提供する。また、
上記課題を解決するために、本発明は、カラーブラウン管を用いたテレビジョン受像機の、FBT(フライバックトランス)のABL端子で検出した電圧を、映像信号処理用ICのACL入力端子またはABL入力端子あるいはABCL入力端子に入力させることで構成された、ACL回路またはABL回路あるいはABCL回路において、前記映像信号処理用ICのACL入力端子またはABL入力端子あるいはABCL入力端子への入力レベルを調整する入力レベル調整用抵抗の電源供給ラインに、抵抗とコンデンサとトランジスタにより構成される時定数回路を設け、前記映像信号処理用ICのACL入力端子またはABL入力端子あるいはABCL入力端子へ入力される電圧を、電源投入直後は低くすることにより、電源投入直後におけるディスプレー画面のスミア現象の発生を防止するようにしたテレビジョン受像機を提供するものである。
本発明によれば、カラーブラウン管に流れるビーム電流を制限するリミッタ回路において、リミッタ回路への電源供給ラインに、抵抗とコンデンサとトランジスタにより構成される時定数回路を設け、前記リミッタ回路への電源供給を遅らすことにより、電源投入直後におけるディスプレー画面のスミア現象の発生を防止するようにしたリミッタ回路を提供することにより、電流を導通させるための基板間を接続する専用の線材を必要とせず、

しかもユーザーがなんらかの事情で電源を一端オフにし、その直後に再度電源をオンした場合も含め、ユーザーがカラーテレビ受像装置を視聴する場合に、電源投入直後におけるディスプレー画面のスミア現象の発生を防止することができる。
本発明による具体的な実施形態を図を参照して説明する。
図1はカラーテレビ受像機の一般的な映像出力回路を示すブロック図であって、電源1、マイコン2、映像信号処理回路3、映像増幅回路4、垂直出力回路5、水平出力回路6、FBT(フライバックトランス)7、カラーブラウン管8、ACL入力回路9から構成されている。
本発明では、図1のACL入力回路9として、図3に示すように、入力レベル調整用抵抗R1の電源供給ラインに、抵抗RとコンデンサCおよびトランジスタQから構成される時定数回路11を組み込むことにより、カラーテレビ受像機の電源1をONしたときに、抵抗RとコンデンサCの当該時定数回路11により、トランジスタQがONする時間を遅らすことができる。これにより、9Vの電圧Vcc1が入力レベル調整用抵抗R1に印加を開始するタイミングを遅らすことができ、Vcc1が入力レベル調整用抵抗R1に印加されない間は、Vcc1が入力レベル調整用抵抗R1に印加されているときと比べて、B点の電圧を下げることができる。つまり、B点の電圧を下げることにより、映像信号処理回路3のACL入力端子12に入力される電圧が下がり、映像信号のコントラストを下げるように制御されることで、カラーブラウン管8のディスプレー画面のコントラストを落とすことができ、電源投入時におけるディスプレー画面上のスミア現象の発生を防止することができる。なお、本実施例においては、映像信号処理回路3にACL入力端子12が設けてある場合を説明したが、映像信号処理回路3にABL入力端子を設けた場合には、映像信号のブライトネスを下げるように制御され、映像信号処理回路3にABCL入力端子を設けた場合には、映像信号のブライトネスとコントラストの両方を下げるように制御されることで、電源投入時におけるディスプレー画面上のスミア現象の発生を防止することができる。
カラーテレビ受像装置の一般的な映像出力回路を示すブロック図 従来のACL回路の回路図 本発明の実施例を説明する時定数回路を設けたACL回路の回路図 従来技術による時定数回路を設けた映像増幅回路の回路図
符号の説明
10 従来技術による時定数回路
11 本発明による時定数回路
12 ACL入力端子
13 ABL端子

Claims (3)

  1. カラーブラウン管に流れるビーム電流を検出して、映像信号のコントラストとブライトネスの内、少なくともどちらか一方のレベルを制御することで、カラーブラウン管に流れるビーム電流を制限するリミッタ回路において、
    前記リミッタ回路への電源供給ラインに、抵抗とコンデンサとトランジスタにより構成される時定数回路を設け、前記リミッタ回路への電源供給を遅らすことにより、電源投入直後におけるディスプレー画面のスミア現象の発生を防止するようにしたリミッタ回路。
  2. 請求項1によるリミッタ回路を有するテレビジョン受像機。
  3. カラーブラウン管を用いたテレビジョン受像機の、FBTのABL端子で検出した電圧を、映像信号処理用ICのACL入力端子またはABL入力端子あるいはABCL入力端子に入力させることで構成された、ACL回路またはABL回路あるいはABCL回路において、
    前記映像信号処理用ICのACL入力端子またはABL入力端子あるいはABCL入力端子への入力レベルを調整する入力レベル調整用抵抗の電源供給ラインに、抵抗とコンデンサとトランジスタにより構成される時定数回路を設け、前記映像信号処理用ICのACL入力端子またはABL入力端子あるいはABCL入力端子へ入力される電圧を、電源投入直後は低くすることにより、電源投入直後におけるディスプレー画面のスミア現象の発生を防止するようにしたテレビジョン受像機。
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