JP3088671U - カラー映像表示装置 - Google Patents
カラー映像表示装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カラー成分の多い画面であっても電源投入直後
にスミアやノイズが生じないカラー映像表示装置を提供
する。 【解決手段】カラー映像表示装置はオートコントラスト
回路とオートカラーレベル回路とRGB信号を形成し出
力する回路とを内蔵するカラー映像信号処理用集積回路
1と;集積回路1から出力される信号に基づいて表示駆
動されるCRTと;予めコントラスト値が初期設定され
たメモリ18と集積回路1内のオートコントラスト値の
設定をデータバスを通して集積回路1に供給し集積回路
1の外部からコントラストを制御するマイコン17とを
有する制御部5と;を備えている。マイコン1から出力
するコントラスト値を電源投入直後は初期設定値より低
くし、その後、徐々に上げる。メモリ18はコントラス
ト値とは別にオートカラーレベル用のカラーレベル値も
初期設定されており、マイコン17は出力するカラーレ
ベル値についても電源投入直後は初期設定値より低く
し、その後、徐々に上げる。
にスミアやノイズが生じないカラー映像表示装置を提供
する。 【解決手段】カラー映像表示装置はオートコントラスト
回路とオートカラーレベル回路とRGB信号を形成し出
力する回路とを内蔵するカラー映像信号処理用集積回路
1と;集積回路1から出力される信号に基づいて表示駆
動されるCRTと;予めコントラスト値が初期設定され
たメモリ18と集積回路1内のオートコントラスト値の
設定をデータバスを通して集積回路1に供給し集積回路
1の外部からコントラストを制御するマイコン17とを
有する制御部5と;を備えている。マイコン1から出力
するコントラスト値を電源投入直後は初期設定値より低
くし、その後、徐々に上げる。メモリ18はコントラス
ト値とは別にオートカラーレベル用のカラーレベル値も
初期設定されており、マイコン17は出力するカラーレ
ベル値についても電源投入直後は初期設定値より低く
し、その後、徐々に上げる。
Description
【0001】
本考案はカラーテレビジョン受像機等のカラー映像表示装置に関するものであ る。
【0002】
テレビジョン受像機においては、電源をオンしてから陰極線管(CRT)のカ ソードが加熱されるまでの一定時間内に、画面が白、赤、青などの明るい原色画 面になった場合には、画像の輪郭部においてにじみ(スミア)が生じる。
【0003】 一方、テレビジョン受像機を工場から出荷する際には、初期設定値としてコン トラストを100%に設定することが多い。ところが、コントラストを100% に設定した場合は、電源を入れるとカソードアンプがフルゲインとなってサチュ レーション起こし、高輝度の電子ビームのために上述したようなスミアが生じる 。
【0004】 このようなスミアは、CRTのカソードが冷えていて、且つコントラストが強 い場合に発生する。カソードが暖まった段階では、コントラストが強くてもスミ アは発生しない。これは、テレビジョン受像機には通常、ACL(オートコント ラストレベル)回路が設けられており、コントラストが強すぎる場合には、この ACL回路によって自動的にコントラストが調整されるからである。
【0005】 しかし、ACL回路はカソードアンプのフライバアクトランスの電流を検知し て作動するようになっているため、CRTのカソードがある程度まで加熱された 段階に至らないと働かず、それまでの間はコントラストを自動的に調整すること ができない。すなわち、テレビジョン受像機にあっては、電源がオンすると直ち にコントラストが初期値(出荷時設定値)である100%に立ち上がるようにな っているが、電源がオンしてからカソードが暖まるまでの時間の間はACL回路 が働かないので、この期間においてスミアが発生することになる。
【0006】 このようなスミアを回避するために、特開2001−45402においては、 電源がオンした後、一定時間はコントラストを初期設定値よりも低い値に保持し 、一定時間経過後にコントラストを初期設定値まで上昇させるようにしている。 また、特開平8−289223号も電源投入時にコントラストを通常より低くす ることを提案しており、特開平9−139904号では、電源投入時のフォーカ スぼけ対策として電源オン時にコントラストと通常より低くすることを提案して いる。一方、特開昭60−206289号は白色制御における基準白色がずれて しまった場合の対策を講じている。
【0007】
しかしながら、例えば上記特開2001−45402等の方法はカラー成分が 少ない画面の場合は良いが、カラー成分の多い画面では、充分な対策とは言えな い。例えば、カラーレベルが高い場合、電源投入直後に色飽和を起こし画面上の カラー映像部分の右側に尾引き状のノイズが発生するからである。また、上記特 開昭60−206289号も電源投入直後の色飽和による尾引き状のノイズの対 策とは関係ないものである。
【0008】 本考案はこのような点に鑑み、カラー成分の多い画面であっても電源投入直後 にスミアやノイズが生じないカラー映像表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
上記の目的を達成するため本考案では、オートコントラスト回路とオートカラ ーレベル回路とRGB信号を形成し出力する回路とを内蔵するカラー映像信号処 理用集積回路と;該集積回路から出力される信号に基づいて表示駆動される陰極 線管と;予めコントラスト値が初期設定されたメモリと前記集積回路内のオート コントラスト値の設定をデータバスを通して前記集積回路に供給し該集積回路の 外部からコントラストを制御するマイクロコンピュータとを有する制御部と;を 備え、前記マイクロコンピュータから出力するコントラスト値を電源投入直後は 初期設定値より低くし、その後、徐々に上げるようにしたカラー映像表示装置に おいて、前記メモリはコントラスト値とは別にオートカラーレベル用のカラーレ ベル値も初期設定されており、前記マイクロコンピュータは出力するカラーレベ ル値についても電源投入直後は初期設定値より低くし、その後、徐々に上げるよ うになっている。
【0010】
図1において、1はカラーテレビジョン受像機における信号処理用のIC(集 積回路)であり、2はそのICから出力されるRGB信号が与えられるドライブ アンプ(CRTのカソードを駆動するアンプ)、3はCRTである。4は電源ス イッチであり、5は電源スイッチ4のオンに応答してビデオ/クロマ処理回路に おいてコントラストとカラーレベルをそれぞれ初期設定時よりも一旦低い値にし 、徐々に初期設定値まで上昇させる制御部である。
【0011】 IC1の内部回路のうち本考案に関係する要部の構成が図2に示されている。 同図において、10は搬送色信号路であり、その搬送色信号はアンプ11で増幅 されるが、カラーレベルコントロール回路(ACC回路)12によって利得が制 御される。つまり、ACC回路12にはアンプ11から出力される搬送色信号の うちカラーバースト信号を抽出し、そのカラーバースト信号レベルを基準値と比 較し、それらの差に相当する信号をゲインコントロール信号として出力し、アン プ11のゲインを制御する。尚、この実施形態においてアンプ11、ACC回路 12は請求項1でいうオートカラーレベル回路を構成している。
【0012】 増幅された搬送色信号は次段の復調回路13で復調され、色差信号R−Y、B −Yが出力される。これらのR−Y、B−Y信号はマトリックス回路15へ送ら れ、ここで映像信号処理回路14から出力されたY信号を用いて、R、G、Bの 3原色信号を出力する。16は映像信号(輝度信号)入力路である。映像信号処 理回路14はオートコントラスト回路を有している。
【0013】 制御部5はマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)17とメモリ1 8を備えている。制御部5の出力はシリアルデータバス19を通してIC1内の インターフェース21へ送信される。この時、ライン20を通してクロックパル スもIC側へ送られる。22は制御部から送られてきたデータを解読して電圧に 変換し、その電圧をACC回路12の基準値として与える回路であり、23は制 御部から送られてきたデータを解読して電圧に変換し、その電圧を映像信号処理 回路14内のオートコントラスト回路のレベルとして与える回路である。
【0014】 次に動作を説明する。電源スイッチ4をオンすると、制御部5においてマイコ ン17はこれを感知し、コントラストデータをメモリ18に格納されている初期 設定値(100%)の50%の値を示すデータとなるように計算して出力する。 このデータは回路23で解読され、映像信号回路14のオートコントラスト回路 へ供給される。更に、制御部5のマイコン17は電源スイッチ4による電源オン からの時間を監視し、所定時間経過するごとに段階的にコントラストを上げてい くようにコントラストデータを変えていく。これによって、映像信号のコントラ ストは電源投入直後、一旦初期設定時よりも低い値にされ、徐々に初期設定値ま で上昇することになる。
【0015】 また、制御部5のマイコン17は同様に電源スイッチ4のオンに伴いACC回 路12のAGC基準値をメモリ18に格納されている初期設定値(100%)の 50%となるようにするとともに、その電源スイッチ4による電源オンからの時 間を監視し、所定時間経過するごとに段階的にAGC基準値を上げていく。この 場合、回路22は制御部5から送信されてきたデータを解読し、電圧に変換して ACC回路12へ与える。尚、AGC基準値はカラーレベルの大きさに対応する ので、AGC基準値を制御することはカラーレベルを制御しているのと等価であ る。
【0016】 上記実施形態においては、カラーレベルの可変をAGCの基準値を変えること によって行なっているが、アンプ11の後段にアッテネータ(減衰回路)を設け 、このアッテネータを制御部5から制御するようにしてもよい。また、上記実施 形態においては、図3に示すように、一旦カラーコントロールレベルを下げてか ら段階的に上昇させるようにしているが、連続的に上昇させるようにしてもよい 。
【0017】
以上説明したように本考案によれば、電源投入直後にコントラストに加え、カ ラーレベルについても一旦初期設定値よりも低くなり、その後、徐々に上昇して 初期設定値になるので、カラー成分の多い画面であっても、スミアや尾引きノイ ズが生じないという効果がある。しかも、例えばマイコンのソフト対応のみで実 現可能であるのでコスト的にも有利である。
【図1】本考案の実施形態の大まかなブロック回路図
【図2】図1の要部の詳細回路図
【図3】そのカラーレベルコントロールの動作を表す図
1 集積回路 2 カソードアンプ 3 CRT 4 電源スイッチ 5 制御部 11 搬送色信号増幅用のアンプ 13 色復調回路 14 映像信号処理回路 17 マイコン 18 メモリ
Claims (3)
- 【請求項1】オートコントラスト回路とオートカラーレ
ベル回路とRGB信号を形成し出力する回路とを内蔵す
るカラー映像信号処理用集積回路と;該集積回路から出
力される信号に基づいて表示駆動される陰極線管と;予
めコントラスト値が初期設定されたメモリと前記集積回
路内のオートコントラスト値の設定をデータバスを通し
て前記集積回路に供給し該集積回路の外部からコントラ
ストを制御するマイクロコンピュータとを有する制御部
と;を備え、前記マイクロコンピュータから出力するコ
ントラスト値を電源投入直後は初期設定値より低くし、
その後、徐々に上げるようにしたカラー映像表示装置に
おいて、 前記メモリはコントラスト値とは別にオートカラーレベ
ル用のカラーレベル値も初期設定されており、前記マイ
クロコンピュータは出力するカラーレベル値についても
電源投入直後は初期設定値より低くし、その後、徐々に
上げることを特徴とするカラー映像表示装置。 - 【請求項2】カラー映像信号処理用集積回路と、該集積
回路から出力される信号に基づいて表示駆動される陰極
線管と、予めコントラスト値が初期設定されたメモリを
有し前記集積回路内のオートコントラスト値の設定を集
積回路の外部から制御する制御部とを備え、前記制御部
から出力するコントラスト値を電源投入直後は前記初期
設定値より低くし、その後、徐々に上げるようにしたカ
ラー映像表示装置において、 前記メモリはコントラスト値とは別にカラーレベル制御
用のカラーレベル値も初期設定されており、前記制御部
は出力するカラーレベル値も電源投入直後は前記初期設
定値より低くし、その後、徐々に上げることを特徴とす
るカラー映像表示装置。 - 【請求項3】映像信号処理回路で処理した映像信号を陰
極線管のカソードに印加して映像を表示する際に、電源
投入直後はオートコントラストレベル回路の設定を可変
して映像信号のコントラストを初期設定時よりも低い値
にし、徐々に初期設定値まで上昇させるようにした制御
部を有するカラー映像表示装置において、 前記制御部はコントラストに加え、カラーレベルについ
ても電源投入直後は初期設定値よりも低い値にし、徐々
にその初期設定値まで上昇させるようにしたことを特徴
とするカラー映像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001445U JP3088671U (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | カラー映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002001445U JP3088671U (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | カラー映像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3088671U true JP3088671U (ja) | 2002-09-20 |
Family
ID=43239968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002001445U Expired - Fee Related JP3088671U (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | カラー映像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3088671U (ja) |
-
2002
- 2002-03-19 JP JP2002001445U patent/JP3088671U/ja not_active Expired - Fee Related
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |