JP2001324880A - 中間転写体、及び画像形成装置 - Google Patents
中間転写体、及び画像形成装置Info
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Abstract
抵抗低下を防止し、電気抵抗の均一性を改善し、電界依
存性が少なく、さらに環境による抵抗の変化の少ない、
高画質を得ることができる中間転写体、及び長期間安定
して高品質の転写画像を得られる画像形成装置を提供す
ること。 【解決手段】 酸化処理カーボンブラックを含有してな
るポリイミド樹脂皮膜を有することを特徴とする中間転
写体、及びそれを備えた画像形成装置である。
Description
プリンター、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写
真方式を用いた画像形成装置に用いる中間転写体及びそ
れを備えた画像形成装置に関し、詳しくは、潜像担持体
上に形成したトナー像を一旦中間転写体に転写した後、
これを用紙等の被転写体に転写して再生画像を得るよう
にした画像形成装置に用いる中間転写体及びそれを備え
た画像形成装置に関する。
は、無機又は有機光導電性感光体からなる潜像担持体上
に一様な電荷を形成し、画像信号を変調したレーザーや
発光ダイオード光等で静電潜像を形成した後、帯電した
トナーで前記静電潜像を現像して可視化したトナー像と
する。そして、上記トナー像を中間転写体を介して、あ
るいは直接記録紙等の転写材に静電的に転写することに
より所要の再生画像を得る。特に、上記像担持体に形成
したトナー像を中間転写体に一次転写し、さらに中間転
写体のトナー像を記録紙に二次転写する中間転写方式が
知られている。
用いられる無端ベルトの材料としてはポリカーボネート
樹脂(PC)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポ
リアルキレンフタレート、PC/ポリアルキレンフタレ
ート(PAT)のブレンド材料、エチレンテトラフロロ
エチレン共重合体(ETFE)などの熱可塑性樹脂の半
導電性の無端ベルトなどが提案されている。
77252公報等において、通常のカーボンブラックを
導電性微粉末としてポリイミド樹脂に分散させた中間転
写ベルトが提案されている。通常のカーボンブラックを
導電性微粉末としてポリイミド樹脂に分散させた場合に
は、温度や湿度の環境変化に対する電気抵抗値の変動は
少ないが、カーボンブラックを均一に分散させる事が難
しいために電気抵抗値の面内バラツキが大きくなりやす
い。さらに、抵抗値の電圧依存性が大きいため、転写部
において、印加した電圧集中が起こり、転写電圧により
電気抵抗値が低下する問題がある。
て、高画質の転写画像を得るために中間転写体の電気抵
抗値は、所定の範囲に制御され、かつ中間転写体の面内
バラツキ(抵抗値の最大値と最小値の値)が少なく、か
つ、使用環境条件が変化しても電気抵抗値が大きく変化
しないことが求められる。そして、また長期耐久試験に
おいて電気抵抗値の変動が少ないことが、高画質の転写
画像を常に得るために必要である。
ブラックを導電性微粉末としてポリイミド樹脂に分散さ
せた場合、2次凝集が起こり、導電性の連鎖が出来やす
く電気抵抗値の面内バラツキが大きくなりやすい。そし
て、電気抵抗値の面内バラツキが大きいために、転写部
において、印加した電圧の集中が起こり、印加電圧によ
り電気抵抗値が低下する問題が発生した。具体的には、
例えば、葉書などの中間転写体の幅より短い用紙を連続
して、1000枚以上転写した後で、ハーフートーン
(マゼンタ30%)の画像を転写すると用紙走行部がし
ろ抜けする問題が発生した。この白抜けする画質欠陥
は、10℃15%RHの低温低湿環境下において特に顕
著であった。用紙走行部がしろ抜けするのは、二次転写
部での印加電圧によって、用紙剥離時に中間体と用紙と
の間での剥離放電が発生して、中間転写体の用紙走行部
の表面抵抗率が、周辺部位より低下して、転写効率が、
周辺部位より低下することが原因である。繰り返しの電
圧印加により、ベルトに含有されるカーボンブラックが
酸化され、導電性が高くなり、抵抗低下するものと推測
される。また、上記抵抗低下はベルトに含有されるカー
ボンブラックの分散性が悪いと、抵抗低下は大きい傾向
にあった。
命の短命化に繋がり、メンテナンスの手間とランニング
コストを押し上げる結果に繋がるため好ましいものでは
ない。
し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本
発明の目的は、駆動時による変形が少なく、転写電圧に
よる抵抗低下を防止し、電気抵抗の均一性を改善し、電
界依存性が少なく、さらに環境による抵抗の変化の少な
い中間転写体、及び長期間安定して高品質の転写画像を
得ることができる画像形成装置を提供すること。
により解決される。即ち、本発明は、 <1>酸化処理カーボンブラックを含有してなるポリイ
ミド樹脂皮膜を有することを特徴とする中間転写体であ
る。
とも1種が、導電性指標15以下であることを特徴とす
る前記<1>に記載の中間転写体である。
/□)であることを特徴とする前記<1>又は<2>に
記載の中間転写体である。
Hとにおける表面抵抗率の常用対数値の差が、1.0桁
(logΩ/□)以下であることを特徴とする前記<1
>〜<3>のいずれかに記載の中間転写体であるであ
る。
する前記<1>〜<4>のいずれかに記載の中間転写体
である。
載の中間転写体を備えることを特徴とする画像形成装置
である。
カーボンブラックとを含有してなるポリイミド樹脂皮膜
を有する。
樹脂皮膜中における導電性微粉末としての酸化処理カー
ボンブラックは、一部に過剰な電流が流れ、繰り返しの
電圧印加による酸化の影響を受けにくく、さらに、その
表面に付着する酸素含有官能基の効果で、ポリイミド樹
脂中への分散性が高く、抵抗バラツキを小さくすること
ができるとともに、電界依存性も小さくなり、転写電圧
による電界集中がおきずらくなる。その結果、転写電圧
による抵抗低下を防止し、電気抵抗の均一性を改善し、
電界依存性が少なく、さらに環境による抵抗の変化の少
ない、用紙走行部が白く抜けるなどの画質欠陥の発生が
抑制された高画質を得ることができる中間転写体とな
る。また、ポリイミド樹脂皮膜は、高ヤング率材料であ
ることから、駆動時(支持ロール、クリーニングブレー
ド等の応力)による変形が少ないので、色ずれなどの画
像欠陥が生じにくい中間転写体となる。
の抵抗低下による白抜けの発生について、図1及び図2
を参照して説明する。図1は、中間転写体の二次転写部
の抵抗低下を説明する概要図である。図1に示すよう
に、ベルト状の中間転写体101を介して支持ローラ1
02と転写ローラ103とにより形成される二次転写部
(ニップ部)に、用紙(被転写体)104を通過させる
と同時に転写電圧を印加し二次転写が行われる。二次転
写直後においては、ベルト状の中間転写体101表面
(用紙側)はプラス側に帯電、用紙104表面(中間転
写体側)は、マイナス側に帯電しているため、中間転写
体101と用紙104との間で剥離放電が発生する。こ
の放電現象によって、中間転写体101表面が変質し
て、新しい導電経路ができて抵抗が下がる。また、電界
依存性が大きい場合、中間転写体101表面での電界集
中をおこすことになり、中間転写体101表面が変質し
易いので、抵抗が低下する。
状況を説明する概要図である。図2に示すように、10
00枚連続コピー後(例えば10℃、15%RHの低温
低湿環境下)の中間転写体200における用紙走行部2
01には、図1で示したような抵抗低下がおこる(図2
中(a))。このような状態で、マゼンタ30%のハー
フトーンをコピーすると、非用紙走行部202よりも抵
抗が低い用紙走行部201には印画されにくくなる(図
2中(b))。この結果、白抜けの発生がおこる。この
白抜けの発生は、特に、用紙走行部201の表面抵抗率
が、非用紙走行部202よりも、1.1桁(logΩ/
□)以上低くなると起こり易くなる。
を用いて、膜(層)形成後にイミド添加を行うことで、
得ることができる。以下、詳しく説明する。
ン酸二無水物或いはその誘導体と、ジアミンとを溶媒中
で重合反応させてなるポリアミド酸が好適に挙げられ
る。ポリアミド酸はテトラカルボン酸二無水物或いはそ
の誘導体と、ジアミンとの略等モルを有機溶媒中で反応
させることで得られるもので、通常、溶液状で用いられ
る。
ば、下記の一般式(1)で示されるものが挙げられる。
り、芳香族、脂肪族、環状脂肪族、芳香族と脂肪族とを
組み合わせた物、またはそれらの置換された基であ
る。)
は、ピロメリット酸二無水物(PMDA)、3,3’,
4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、
3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無
水物(BPDA)、2,3,3、4−ビフェニルテトラ
カルボン酸二無水物、2,3,6、7−ナフタレンテト
ラカルボン酸二無水物、1,4,5、8−ナフタレンテ
トラカルボン酸二無水物、2,2’−ビス(3,4−ジ
カルボキシフェニル)プロパン二無水物、ビス(3,4
−ジカルボキシフェニル)スルホン酸ニ無水物、ペリレ
ン−3,4,9,10−テトラカルボン酸二無水物、ビ
ス(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水
物、エチレンテトラカルボン酸二無水物等が挙げられ
る。
アミノジフェニルエーテル(DDE)、4,4’−ジア
ミノジフェニルメタン、3,3’−ジアミノジフェニル
メタン、3,3’−ジクロロベンジジン、4,4’−ジ
アミノジフェニルスルフィド、3’−ジアミノジフェニ
ルスルホン、1,5−ジアミノナフタレン、m−フェニ
レンジアミン、p−フェニレンジアミン(PDA)、
3,3’−ジメチルー4,4’−ビフェニルジアミン、
ベンジジン、3,3’−ジメチルベンジジン、3,3’
−ジメトキシベンジジン、4,4’−ジアミノフェニル
スルホン、4,4’−ジアミノジフェニルプロパン、
2,4−ビス(箟アミノ−第三ブチル)トルエン、ビス
(p−箟アミノー第三ブチルフェニル)エーテル、ビス
(p−箟メチル−莟アミノフェニル)ベンゼン、ビスー
p−(1,1−ジメチルー5−アミノ−ペンチル)ベン
ゼン、1−イソプロピル−2,4−m−フェニレンジア
ミン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミ
ン、ジ(p−アミノシクロヘキシル)メタン、ヘキサメ
チレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オクタメチ
レンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジ
アミン、ジアミノプロピルテトラメチレン、3−メチル
ヘプタメチレンジアミン、4,4−ジメチルヘプタメチ
レンジアミン、2,11−ジアミノドデカン、1,2−
ビスー3−アミノプロボキシエタン、2,2−ジメチル
プロピレンジアミン、3−メトキシヘキサメチレンジア
ミン、2,5−ジメチルヘプタメチレンジアミン、3−
メチルヘプタメチレンジアミン、5−メチルノナメチレ
ンジアミン、2,17−ジアミノエイコサデカン、1,
4−ジアミノシクロヘキサン、1,10−ジアミノー
1,10−ジメチルデカン、12−ジアミノオクタデカ
ン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノシ)フェニ
ル〕プロパン、ピペラジン、H2N(CH2)30(C
H2)2O(CH2)NH2、H2N(CH2)3S(CH2)
3NH2、H2N(CH2)3N(CH3)2(CH2)3NH2、
等が挙げられる。
合反応させる際の溶媒としては、溶解性などの点より極
性溶媒が好適に挙げられる。極性溶媒としては、N,N
−ジアルキルアミド類が好ましく、具体的には、例え
ば、これの低分子量のものであるN,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等が挙げられ
る。
ポリアミド酸或いはポリアミド酸成形品から容易に除去
することが出来る。また、上記以外の極性溶媒として、
N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジエチルアセ
トアミド、N,N−ジメチルメトキシアセトアミド、ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホルトリアミ
ド、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチル
スルホキシド、テトラメチレンスルホン、ジメチルテト
ラメチレンスルホン等が挙げられる。これらは単独また
は複数併用することができる。
キシレノール等のフェノール類、ベンゾニトリリル、ジ
オキサン、ブチロラクトン、キシレン、シクロヘキサ
ン、ヘキサン、ベンゼン、トルエン等と併用してもよ
い。これらは、単独または複数併用することができる。
物(a)とジアミン(b)とを溶媒中で反応させること
により得られる。その際、モノマー濃度(溶媒中におけ
る(a)+(b)の濃度)は種々の条件に応じて設定さ
れるが、5〜30重量%が好ましい。また、反応温度は
80℃以下に設定することが好ましく、特に好ましくは
5〜50℃であり、反応時間は5〜10時間である。な
お、水の存在によってポリアミド酸が加水分解して低分
子量化し易いため、ポリアミド酸の合成は実質上、無水
条件かで行うことが好ましい。
物とジアミンとを溶媒中で反応させて生成し、イミド転
化することで、ポリイミド樹脂皮膜が得られる。イミド
転化は、成形物をイミドか反応が起こる温度で加熱処理
すればよく、ポリイミド樹脂の種類にもよるが、例えば
250〜400℃で加熱が行われる。得られるポリイミ
ド樹脂の構造は、上記モノマー成分によって、ほぼ決定
される。
の中にビフェニル骨格を有する繰り返し単位を50モル
%以上有することが好ましく、80モル%以上有するこ
とがより好ましい。このようなビフェニル骨格有するポ
リイミド樹脂は、モノマーとして3,3’,4,4’−
ビフェニルテトラカルボン酸二無水物或いはその誘導体
を用いることで、得ることができる。
酸化処理することで、表面に酸素含有官能基(例えば、
カルボキシル基、キノン基、ラクトン基、水酸基等)を
付与して得ることができるものである。この酸化処理
は、高温雰囲気下で、空気と接触、反応させる空気酸化
法、常温下で窒素酸化物やオゾン等と反応させる方法、
及び高温下での空気酸化後、低温下でオゾン酸化する方
法等により行うことができる。
の導電性指標が15以下であることが好ましい。酸化処
理カーボンとして、導電性指標が15以下の高抵抗なカ
ーボンブラックを用いることで、より効果的に、電気抵
抗の均一性や、環境安定性が改善され、耐久使用時にお
いて表面抵抗率の低下を少なくすることができる。
式(1)で示される値で、導電性の程度を示すものであ
る。導電性指標の値が小さいほど高抵抗のカーボンブラ
ックであることを示している。一般的にカーボンブラッ
クを、酸化処理すると官能基が酸化され揮発分が大きく
なり導電性指標が小さくなる傾向にある。このように、
下記式(1)における各因子を適宜選択することで、導
電性指標を調整することができる。なお、式(1)にお
ける比表面積(m2/g)とは、窒素吸着を利用したB
ET法により算出される値である。DBP吸油量(cc
/100g)とは、カーボンブラック100gに吸収さ
れるジブチルフタレート(DBP)の量を示すものであ
り、ASTM(アメリカ標準試験法)D2414−6T
Tに定義される値である。揮発分(%)とは、酸化処理
カーボンブラックを950℃で7分間加熱したときに、
出てくる有機揮発成分(酸素含有官能基(例えば、カル
ボキシル基、キノン基、ラクトン基、水酸基等))の割
合により算出される値である。
は、SPECIAL BLACK4(Degussa社
製、比表面積:180(m2/g)、DBP吸油量:2
80(cc/100g)、揮発分:14.0%、導電性
指標:15.0)、SPECIAL BLACK250
(Degussa社製、比表面積:40(m2/g)、
DBP吸油量:48(cc/100g)、揮発分:2.
0%、導電性指標:14.6)、BLACK PEAR
LS L(キャボット社製、比表面積:138(m2/
g)、DBP吸油量:55(cc/100g)、揮発
分:5.0%、導電性指標:15.0)等が挙げられ
る。
リイミド樹脂に対して10〜50重量%程度が好まし
く、より好ましくは12〜30重量%である。この含有
量が10重量%未満であると、電気抵抗の均一性が低下
し、耐久使用時の表面抵抗率の低下が大きくなる場合が
あり、一方、50重量%を超えると、所望の抵抗値が得
られ難く、また、ポリイミド樹脂皮膜が形成し難くなる
場合がある。
樹脂に均一に混合、分散させる方法は、特に制限されな
いが、例えば、ポリイミド前駆体であるポリアミド酸溶
液にプラネタリーミキサー、ビーズミル、三本ロール等
で混合、分散する方法、ポリアミド酸合成時に使用する
溶媒中にカーボンブラックを、ボールミル或いは超音波
等で分散後、この溶媒を用いてポリアミド酸を合成する
方法等が挙げられる。その際、カーボンブラックと溶媒
の親和性を高めるため分散剤を使用してもよい。このよ
うな分散剤としては、ポリ(N−ビニル−2ピロリリド
ン)、ポリ(N,N’−ジエチルアクリルアジド)、ポ
リ(N−ビニルホルムアミド)、ポリ(N−ビニルアセ
トアミド)、ポリ(N−ビニルフタルアミド)、ポリ
(N−ビニルコハク酸アミド)、ポリ(N−ビニル尿
素)、ポリ(N−ビニルピペリドン)、ポリ(N−ビニ
ルカプロラクタム)、ポリ(N−ビニルオキサゾリド
ン)等が挙げられる。
ーボンブラックの他に、物性を損なわない程度に、シリ
コーン系又はフッ素系各有機化合物、カップリング剤、
滑剤、酸化防止剤、その他の添加剤を含有してもよい。
また、ポリイミド樹脂皮膜は、その物性を損なわない程
度に、他のポリマー成分が共重合されたり、ブレンドさ
れたりしたものであってもよい。
1010Ω/□〜1×1014Ω/□、好ましくは1×10
11Ω/□〜1×1013Ω/□であることが好適である。
この表面抵抗率が1014Ω/□より高い場合には、一次
転写部の像担持体と中間転写体が剥離するポストニップ
部で剥離放電が発生し易くなり、放電が発性した部分
は、白抜けする画質欠陥が発生することがある。一方、
109Ω/□未満の場合には、プレニップ部での電界強
度が強くなり、プレニップ部でのギャップ放電が発生し
やすくなるために画質の粒状性が悪化する問題が発生す
ることがある。従って、表面抵抗率を、上記範囲とする
ことで、表面抵抗率が高い場合に発生する放電による白
抜け、表面抵抗率が低い場合に発生する画質が悪化する
問題を防止することができる。なお、この表面抵抗率
は、転写面における表面抵抗率を示す。
は、円形電極(例えば、三菱油化(株)製ハイレスター
IPのHRプローブ等)を用い、JIS K6991に
従って測定することができる。具体的には、例えば、図
3に示す円形電極を用いて測定することができる。図3
は、表面抵抗率を測定する円形電極の一例を示す概略平
面図(a)及び概略断面図(b)である。図3に示す円
形電極は、第一電圧印加電極Aと板状絶縁体Bとを備え
る。第一電圧印加電極Aは、円柱状電極部Cと、該円柱
状電極部Cの外径よりも大きい内径を有し、且つ円柱状
電極部Cを一定の間隔で囲む円筒状のリング状電極部D
とを備える。第一電圧印加電極Aにおける円柱状電極部
C及びリング状電極部Dと板状絶縁体Bとの間に中間転
写体Tを挟持し、第一電圧印加電極Aにおける円柱状電
極部Cとリング状電極部Dとの間に電圧V(V)を印可
したときに流れる電流I(A)を測定し、下記式(2)
により、中間転写体Tの表面抵抗率ρs(Ω/□)を算
出することができる。ここで、下記式(2)中、d(m
m)は円柱状電極部Cの外径を示す。D(mm)はリン
グ状電極部Dの内径を示す。
と10℃15%RHとのおける表面抵抗率の常用対数値
の差が、1.0桁(logΩ/□)以下であることが好
ましく、より好ましくは0.5桁(logΩ/□)以下
である。電子伝導タイプの前記酸化処理カーボンブラッ
クを用いることで、28℃85%RHと10℃15%R
Hとの環境による表面抵抗率の常用対数値の差が、1.
0桁以下に押さえることができ、イオン伝導タイプを用
いた場合に発生する耐環境性を改善することができる。
なお、表面抵抗率は、印加電圧100Vの条件下で値で
あり、上記測定方法に準じて測定することができる。
はドラム形状のいずれでもよいが、ベルト形状が、他の
サブシステムの配置の自由度、取り扱い易さの点から好
ましい。本発明の中間転写体は、ベルト形状の場合、単
層或いは複数層の弾性層からなり、該弾性層の少なくと
も1層として、酸化処理カーボンブラックを含有するポ
リイミド樹脂皮膜を用いる。一方、ドラム形状の場合、
基体上に、単層或いは複数層の弾性層を有してなり、該
弾性層の少なくとも1層として、酸化処理カーボンブラ
ックを含有するポリイミド樹脂皮膜を用いる。弾性層上
に表面コート層を設けた構成をとってもよい。また、本
発明の中間転写体において、弾性層の少なくとも1層と
して、酸化処理カーボンブラックを含有するポリイミド
樹脂皮膜を用いる以外の構成、例えば、層構成、基体の
種類などは、従来公知の構成をとることができる。
合、エンドレスベルトであることが好ましく、特にシー
ムレスベルトであることが好ましい。シームレスベルト
は、従来より公知であり、例えば、筒状芯体にポリイミ
ド樹脂皮膜を形成し、その後、筒状芯体から剥離するこ
とで、形成得することができる。筒状芯体にポリイミド
樹脂皮膜を形成するには、例えば、原料液を筒状芯体の
内周面や外周面に、浸漬方式、加熱遠心成形方式、塗布
方式にてコートする方式などで筒状に展開して、その展
開層を乾燥成膜すればよい。具体的には、特開昭61−
95361号公報、特開昭64−22514号公報、特
開平3−180309号公報等に詳細が記載されてい
る。また、シームレスベルト形成の際には、さらに芯体
の離型処理や脱泡処理などの適宜な処理を施してもよ
い。
ルト以外のエンドレスベルトを形成する場合、例えば、
連続工程で上記に準じてポリイミド樹脂皮膜の長尺シー
トを形成した後、所定の長さに切断し、その両端を通常
公知の方法で接着すればよい。
の場合、その使用目的などに応じて適宜決定しうるが、
一般的には強度や柔軟性等の機械特性点より、20〜5
00μm程度が好ましく、特に好ましくは50〜200
μmである。
れたトナー像を中間転写体上に一次転写する第一転写手
段、及び該中間転写体上に転写されたトナー像を被転写
体に二次転写する第二転写手段を備える画像形成装置に
用いられる。また、本発明の中間転写体は、ベルト形状
の場合、トナー画像を被転写体に転写する転写領域に、
被転写体を搬送する転写搬送ベルトとして用いてもよ
い。
は、前記本発明の中間転写体を備える。本発明の画像形
成装置は、像担持体に形成されたトナー像を中間転写体
上に一次転写する第一転写手段、及び該中間転写体上に
転写されたトナー像を被転写体に二次転写する第二転写
手段を備え、該中間転写体として前記本発明の中間転写
体を用いる中間転写方式の画像形成装置である。また、
本発明の中間転写体を、トナー画像を被転写体に転写す
る転写領域に、被転写体を搬送する転写搬送ベルトとし
て備えた画像形成装置でもよい。前記本発明の中間転写
体を備えることで、長期間安定して、高画質の転写画像
が得られる。
体方式の画像形成装置であれば、特に限定されるもので
はなく、例えば、現像装置内に単色のトナーのみを収容
する通常のモノカラー画像形成装置や、像担持体上に担
持されたトナー像を中間転写体に順次一次転写を繰り返
すカラー画像形成装置、各色毎の現像器を備えた複数の
像担持体を中間転写体上に直列に配置したタンデム型カ
ラー画像形成装置等が挙げられる。具体的には、像担持
体、像担持体表面を均一に帯電する帯電手段、像担持体
表面を露光し静電潜像を形成する露光手段、像担持体表
面に形成された潜像を現像剤を用いて現像し、トナー像
を形成する現像手段、被転写材上のトナー像を定着する
定着手段、像担持体に付着したトナーやゴミ等を除去す
るクリーニング手段、像担持体表面に残留している静電
潜像を除去する除電手段、など必要に応じて公知の方法
で任意に備えることができる。
ることができ、その感光層としては、有機系、アモルフ
ァスシリコン等公知のものを用いることができる。前記
像担持体が円筒状の場合は、アルミニウム又はアルミニ
ウム合金を押出し成型後、表面加工する等の公知の製法
により得られる。またベルト状の前記像担持体を用いる
ことも可能である。
ば、導電性又は半導電性のローラ、ブラシ、フィルム、
ゴムブレード等を用いた接触型帯電器、コロナ放電を利
用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器などのそ
れ自体公知の帯電器が挙げられる。これらの中でも、帯
電補償能力に優れる点で接触型帯電器が好ましい。前記
帯電手段は、前記電子写真感光体に対し、通常、直流電
流を印加するが、交流電流をさらに重畳させて印加して
もよい。
ば、前記電子写真感光体表面に、半導体レーザ光、LE
D光、液晶シャッタ光等の光源、或いはこれらの光源か
らポリゴンミラーを介して所望の像様に露光できる光学
系機器などが挙げられる。
することができるが、例えば、一成分系現像剤又は二成
分系現像剤をブラシ、ローラ等を用い接触あるいは非接
触させて現像する公知の現像器等が挙げられる。
ローラ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触型転写
帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン転写帯電器
やコロトロン転写帯電器などのそれ自体公知の転写帯電
器が挙げられる。これらの中でも、転写帯電補償能力に
優れる点で接触型転写帯電器が好ましい。なお、本発明
においては、前記転写帯電器の外、剥離帯電器等を併用
することもできる。
として例示した転写ローラ等の接触型転写帯電器、スコ
ロトロン転写帯電器、コロトロン転写帯電器などが挙げ
られる。これらの中でも、前記第1転写手段と同様に接
触型転写帯電器が好ましい。転写ローラ等の接触型転写
帯電器により強く押圧するようにすると、画像の転写状
態を良好な状態に維持させることができる。また、中間
転写体を案内するローラの位置で転写ローラ等の接触型
転写帯電器を押圧すると、中間転写体から被転写体に対
してトナー像を移転させる作用を良好な状態で行うこと
が可能になる。
ンランプ、LEDなどが挙げられ、該光除電プロセスに
用いる光質としては、例えば、タングステンランプ等の
白色光、LED光等の赤色光などが挙げられる。該光除
電プロセスにおける照射光強度としては、通常、電子写
真感光体の半減露光感度を示す光量の数倍乃至30倍程
度になるように出力設定される。
自体公知の定着器、例えば熱ローラ定着器、オーブン定
着器などが挙げられる。
く、それ自体公知のクリーニング装置などを用いればよ
い。
て、一次転写を繰り返すカラー画像形成装置を示す。図
4は、本発明の画像形成装置の1例を示す概略構成図で
ある。図4に示す画像形成装置は、像担持体としての感
光体ドラム1、中間転写体としての転写ベルト2、転写
電極であるバイアスローラ3、被転写体である用紙を供
給するトレー4、B(ブラック)トナーによる現像装置
5、Y(イエロー)トナーによる現像装置6、M(マゼ
ンタ)トナーによる現像装置7、C(シアン)トナーに
よる現像装置8、ベルトクリーナー9、剥離爪13、ベ
ルトローラ21、23及び24、バックアップローラ2
2、導電性ローラ25、電極ローラ26、クリーニング
ブレード31、用紙束41、ピックアップローラ42、
並びにフィードローラ43を有してなる。
ドラム1は矢印A方向に回転し、図示しない帯電装置で
その表面が一様に帯電される。帯電された感光体ドラム
1にレーザー書込み装置などの画像書き込み手段により
第一色(例えば、B)の静電潜像が形成される。この静
電潜像は現像装置5によってトナー現像されて可視化さ
れたトナー像Tが形成される。トナー像Tは感光体ドラ
ム1の回転で導電性ローラ25が配置された一次転写部
に到り、導電性ローラ25からトナー像Tに逆極性の電
界を作用させることにより上記トナー像Tを静電的に転
写ベルト2に吸着されつつ転写ベルト2の矢印B方向の
回転で一次転写される。
色のトナー像、第4色のトナー像が順次形成され転写ベ
ルト2において重合せられて、多重トナー像が形成され
る。
は、転写ベルト2の回転でバイアスローラ3が設置され
た二次転写部に到る。二次転写部は、転写ベルト2のト
ナー像が担持された表面側に設置されたバイアスローラ
3と該転写ベルト2の裏側からバイアスローラに対向す
るごとく配置されたバックアップローラ22およびこの
バックアップローラ22に圧接して回転する電極ローラ
26から構成される。
紙束からピックアップローラ42で一枚ずつ取り出さ
れ、フィードローラ43で二次転写部の転写ベルト2と
バイアスローラ3との間に所定のタイミングで給送され
る。給送された用紙41は、バイアスローラ3及びバッ
クアップローラ22による圧接搬送と転写ベルト2の回
転により、該転写ベルト2に担持されたトナー像が転写
される。
ナー像の一次転写終了まで退避位置にある剥離爪13を
作動せることにより転写ベルト2から剥離され、図示し
ない定着装置に搬送され、加圧/加熱処理でトナー像を
固定して永久画像とされる。なお、多重トナー像の用紙
41への転写の終了した転写ベルト2は、二次転写部の
下流に設けたベルトクリーナー9で残留トナーの除去が
行われて次の転写に備える。また、バイアスローラ3
は、ポリウレタン等からなるクリーニングブレード31
が常時当接するごとくとりつけられており、転写で付着
したトナー粒子や紙紛等の異物が除去される。
ナー像Tを直ちに二次転写して定着装置に搬送するが、
複数色の重ね合わせによる多色画像の転写の場合、各色
のトナー像が一次転写部で正確に一致するように転写ベ
ルト2と感光体ドラム1との回転を同期させて各色のト
ナー像がずれないようにする。上記二次転写部では、バ
イアスローラ3と転写ベルト2を介して対向配置したバ
ックアップローラ22に圧接した電極ローラ26にトナ
ー像の極性と同極性の出圧(転写電圧)を印加すること
で該トナー像を用紙41に静電反発で転写する。以上の
ようにして、画像を形成することができる。
的に説明する。ただし、これら各実施例は、本発明を制
限するものではない。
(NMP)中に乾燥したカーボンブラック(SPECI
AL BLACK4、Degussa社製、比表面積:
180(m2/g)、DBP吸油量:280(cc/1
00g)、揮発分:14.0%、導電性指標:15.
0)を、所定量ボールミルで6時間室温で混合した。こ
のカーボンブラック分散NMP液に、3,3’,4,
4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPD
A)294.2gとp−フェニレンジアミン(PDA)
108.2gとを溶解し、窒素雰囲気において、室温で
4時間攪拌しながら反応させカーボンブラック入りポリ
アミド酸溶液を得た。
円筒金型(芯体)内面に弾丸状走行体を用いて均一な厚
みになるように塗布後、60℃の熱風を30分間あてた
後、150℃で60分間加熱し、その後200℃まで2
℃/分の昇温速度で昇温し、さらに200℃で30分間
加熱した後、室温に戻して半硬化フィルム得た。
を円筒状金型の外側に被せ、200℃から400℃まで
5℃/分の昇温速度で昇温加熱し、脱水閉環水の除去、
及びイミド転化を行った後、室温に戻し、金型より剥離
し、厚さ80μmのカーボンブッラク入り(ポリイミド
に対し14wt%)無端ポリイミドベルトを得た。
樹脂の組成、及びカーボンブラック(CB)の種類と量
とを下記の通り変更した以外、実施例1と同様にして無
端ポリイミドベルトを得た。 ・ポリイミド樹脂として、酸成分BPDA、アミン成分
(PDA/DDE=8/2)のコポリマーを用いた。 ・カーボンブラックとして、SPECIAL BLAC
K4とSPECIALBLACK250(Deguss
a社製、比表面積:40(m2/g)、DBP吸油量:
48(cc/100g)、揮発分:2.0%、導電性指
標:14.6)の混合物(ポリイミドに対し23wt
%、SPECIAL BLACK4は14%、SPEC
IAL BLACK250は9%)を用いた。
ラックの種類と量とを下記の通り変更した以外、実施例
1と同様にして無端ポリイミドベルトを得た。 ・カーボンブラックとして、MA100(三菱化学社
製、比表面積:114(m2/g)、DBP吸油量:1
00(cc/100g)、揮発分:1.5%、導電性指
標:43)をポリイミドに対し22wt%で用いた。
ラックの種類と量とを下記の通り変更した以外、実施例
1と同様にして無端ポリイミドベルトを得た。 ・カーボンブラックとして、#3050B(三菱化学社
製、比表面積:43(m2/g)、DBP吸油量:17
6(cc/100g)、揮発分:0.53%、導電性指
標:47をポリイミドに対し25wt%で用いた。
られた無端ポリイミドベルトにおける、表面抵抗率、表
面抵抗率の面内バラツキ、表面抵抗率の環境変動幅を調
べた。さらに、無端ポリイミドベルトを転写ベルト2と
して、図4に示す画像形成装置に搭載し、葉書(用紙)
を30000(30K)枚連続コピー後、用紙走行部の
表面抵抗率の低下量及びマゼンタ30%のハーフトーン
をコピーした時の白抜け発生状況を調べた。結果を表1
に示す。なお、各測定については以下に示す通りに行っ
た。
極(三菱油化(株)製ハイレスターIPのHRプロー
ブ:円柱状電極部Cの外径Φ16mm、リング状電極部
Dの内径Φ30mm、外径Φ40mm)を用い、22℃
/55%RH環境下、電圧100V印加し、10秒後の
電流値を求め、上述のようにして算出した。
(28℃/85%RH)と低温低湿(L/L)(10℃
/15%RH)環境とにおける表面抵抗率の対数値の差
として算出した。
無端ポリイミドベルトを周方向に8分割、幅方向に3分
割し、ベルト面内24点について表面抵抗率を計測し、
表面抵抗率の対数値をとり、その最大値と最小値の差と
して算出した。
表面抵抗率の低下量− 本実施例おける30000枚連続コピー後の表面抵抗率
の低下量は、初期の表面抵抗率と、30000枚連続コ
ピー後の用紙走行部における表面抵抗率との対数値の差
として算出した。
トは、表面抵抗率が1010〜1014(Ω/□)の範囲内
で、表面抵抗率の面内バラツキ、表面抵抗率の環境変動
幅、及び30000枚連続コピー後の用紙走行部の表面
抵抗率の低下量は1桁(logΩ/□)以内にあり、良
好な画像が得られ、実使用に耐えるものであった。さら
に、実施例2の無端ポリイミドベルトは、表面抵抗率は
1010〜1014(Ω/□)の範囲内で、表面抵抗率の面
内バラツキ、表面抵抗率の環境変動幅、及び30000
枚連続コピー後の用紙走行部の表面抵抗率の低下量は1
桁(logΩ/□)以内にあり、良好な画像が得られ、
実使用に耐えるものであった。一方、比較例1の無端ポ
リイミドベルトは、表面抵抗率が1010〜1014(Ω/
□)の範囲内で、表面抵抗率の面内バラツキ及び表面抵
抗率の環境変動幅も小さく良好であったが、30000
枚連続コピー後の用紙走行部の表面抵抗率の低下量が周
囲よりも大きくなり、白く抜ける問題が発生し、実使用
に耐sえるものではなかった。さらに比較例2の無端ポ
リイミドベルトは、表面抵抗率が1010〜1014(Ω/
□)の範囲内で、表面抵抗率の環境変動幅も小さく良好
であったが、表面抵抗率の面内バラツキが大きく、30
000枚連続コピー後の用紙走行部の表面抵抗率の低下
量が周囲よりも大きく、白く抜ける問題が発生し、実使
用に耐えるものではなかった。
ベルトは、転写電圧によるベルト抵抗低下が少なく、経
時でのベルト変形などの問題が発生しないので、中間転
写体を煩雑に交換する必要がなく、長期間安定して、高
品質の転写画像を安定して得られることがわかる。
よる変形が少なく、転写電圧による抵抗低下を防止し、
電気抵抗の均一性を改善し、電界依存性が少なく、さら
に環境による抵抗の変化の少ない、高画質を得ることが
できる中間転写体、及び長期間安定して高品質の転写画
像を得られる画像形成装置を提供することができる。
る概要図である。
する概要図である。
概略平面図(a)及び概略断面図(b)である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 酸化処理カーボンブラックを含有してな
るポリイミド樹脂皮膜を有することを特徴とする中間転
写体。 - 【請求項2】 酸化処理カーボンブラックの少なくとも
1種が、導電性指標15以下であることを特徴とする請
求項1に記載の中間転写体。 - 【請求項3】 表面抵抗率が、1010〜1014(Ω/
□)であることを特徴とする請求項1又は2に記載の中
間転写体。 - 【請求項4】 28℃85%RHと10℃15%RHと
における表面抵抗率の常用対数値の差が、1.0桁(l
ogΩ/□)以下であることを特徴とする請求項1〜3
のいずれかに記載の中間転写体。 - 【請求項5】 シームレス形状であることを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の中間転写体。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の中間転
写体を備えることを特徴とする画像形成装置。
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