JP2001324413A - Mtf測定方法およびmtf測定装置 - Google Patents

Mtf測定方法およびmtf測定装置

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JP2001324413A JP2000142090A JP2000142090A JP2001324413A JP 2001324413 A JP2001324413 A JP 2001324413A JP 2000142090 A JP2000142090 A JP 2000142090A JP 2000142090 A JP2000142090 A JP 2000142090A JP 2001324413 A JP2001324413 A JP 2001324413A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズによる測定誤差を軽減でき、MTF測
定チャート撮影時の階調特性をMTF測定に反映させる
ことを可能にする。 【解決手段】 光電変換素子を用いたディジタル撮像系
のMTF測定装置20であって、前記ディジタル撮像系
でナイフエッジチャー卜を読み込んだディジタル画像か
ら、複数のエッジ広がり関数(ESF)を作成し、それ
ら複数のエッジ広がり関数(ESF)の差分から線広が
り関数(LSF)を求め、その線広がり関数(LSF)
を合成して合成線広がり関数(合成LSF)を周波数領
域へ変換し、合成線広がり関数(合成LSF)の周波数
特性を補正してMTFを計算するMTF測定手段を備え
た、ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナやディジ
タルカメラ等のディジタル撮像系のMTF測定方法およ
びMTF測定装置に関し、特に、入力画像に重畳したノ
イズによるMTF測定誤差を軽減する技術と、MTF測
定チャート撮影時の階調特性をMTF測定に反映させる
技術とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光電変換素子を用いたディジタル
撮像系のMTF(Modulation Transfer Function)測定
法としては、サインチャートの振幅から求める方法や、
ナイフエッジチャートから線広がり関数(Line Spread
Function:LSF)を求めた後、フーリエ変換により計
算する方法が知られている。
【0003】また、電子スチルカメラのMTF測定法と
して、ISO/FDIS 12233 “Photography
- Electronics still picture cameras - Resolution m
easurements”において、ナイフエッジチャートを用い
た方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のナイフエッジチ
ャートを用いた方法は、上記文献のDraftの本文とAnnex
Aで2つのアルゴリズムが記載されている。この場合、
以下に列挙するようないくつかの問題が存在している。
【0005】本文に記載されているSFRアルゴリズ
ムでは、合成するライン数を固定しているため、ナイフ
エッジの角度を正碓に合わせないと、実際のMTFと一
致しないという問題が存在している。
【0006】また、Annex Aに記載されたSFRアル
ゴリズムでは、複数ラインのエッジ広がり関数(ES
F)を合成したあとに、複数のエッジ広がり関数(ES
F)の差分により、線広がり関数(LSF)を求めるよ
うにしていた。これにより、図16に示すように、LS
F(図16のa)の振幅と、ノイズ成分(図16のa以
外の部分)の振幅とのレベル差が小さくなり、MTFの
測定誤差が大きくなる欠点があった。
【0007】MTF計算の際に、合成LSFの全デー
タサンプルを使っているため、実際のMTFには影響し
ないLSF両端のデータにノイズが重畳していると、測
定誤差が大きくなる欠点があった。
【0008】電子スチルカメラでは、被写体ごとに画
像処理によって自動的に階調カーブを変えることがある
ため、階調特性測定チャート撮影時と、MTF測定チャ
ート撮影時との階調特性が異なっている場合がある。そ
のため、予め測定した階調特性データからカメラの階調
特性を線形化しても、精度の高い変換ができなかった。
【0009】以上の〜のような不具合に対し、従来
技術においては何の対処もなされていないのが実情であ
った。本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされ
たものであって、MTF測定に際し、ノイズによる測定
誤差を軽減できるMTF測定方法及び、スリットの光学
像によるMTFの劣化を補正できるMTF測定方法を有
したMTF測定装置を提供することを目的とする。
【0010】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、ノイズによる測定誤差を軽減で
きるMTF測定を実現することを目的とする。また、本
発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので
あって、MTF測定チャート撮影時の階調特性をMTF
測定に反映させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のMTF測定方法
は、光電変換素子を用いたディジタル撮像系のMTF測
定方法であって、前記ディジタル撮像系でナイフエッジ
チャー卜を読み込んだディジタル画像から、複数のエッ
ジ広がり関数(ESF)を作成し、それら複数のエッジ
広がり関数(ESF)の差分から線広がり関数(LS
F)を求め、その線広がり関数(LSF)を合成して合
成線広がり関数(合成LSF)を周波数領域へ変換し、
合成線広がり関数(合成LSF)の周波数特性を補正し
てMTFを計算する、ことを特徴とする。
【0012】また、本発明のMTF測定装置は、光電変
換素子を用いたディジタル撮像系のMTF測定装置であ
って、前記ディジタル撮像系でナイフエッジチャー卜を
読み込んだディジタル画像から、複数のエッジ広がり関
数(ESF)を作成し、それら複数のエッジ広がり関数
(ESF)の差分から線広がり関数(LSF)を求め、
その線広がり関数(LSF)を合成して合成線広がり関
数(合成LSF)を周波数領域へ変換し、合成線広がり
関数(合成LSF)の周波数特性を補正してMTFを計
算するMTF測定手段を備えた、ことを特徴とする。
【0013】すなわち、本発明のMTF測定は、測定す
る方向に対して直交する軸からエッジを傾けたナイフエ
ッジの画像を読み込み、その画像からエッジの傾きを求
め、合成するライン数を決定する。そして、各ラインの
線広がり関数(LSF)のピークから合成線広がり関数
(合成LSF)の中心位置を検出し、その前後の線広が
り関数(LSF)を合成して合成線広がり関数(合成L
SF)を作り、周波数領域へ変換する。その周波数デー
タを、1画素幅のsinc関数で除算してMTFを求め
る。
【0014】このようなMTF測定によれば、線広がり
関数(LSF)を合成することによってSN比が高くな
り、測定誤差を小さくすることができる。また、sin
c関数で除算することで、正確にMTFを測定できるよ
うになる。
【0015】また、合成線広がり関数(合成LSF)を
選択するようにしたことで、ノイズによる測定誤差を小
さくすることができる。また、合成線広がり関数(合成
LSF)の表示色を測定対象色に応じて変えるようにす
ることで、測定対象色を容易に判別できる。
【0016】また、合成線広がり関数(合成LSF)の
両端のノイズを含んだデータを削除することで、ノイズ
による測定誤差を小さくすることができる。また、MT
Fと階調特性を同時に測定することで、階調の線形化を
正確に行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例のM
TF測定装置について図面を参照しつつ説明する。
【0018】図1は、MTF測定を行う画像システムの
概略ブロック図を示したものである。X線写真等をスキ
ャナ等の画像入力部10で読み取るような医用画像の分
野では、入力のX線写真と出力のハードコピーの鮮鋭性
が一致していなければならず、正確な周波数再現が求め
られるため、精度の高いMTF補正を行なうことは非常
に重要である。このため、画像入力部10から入力され
たテストチャートの画像を画像記憶部11で一旦記憶し
ておいて、MTF測定部20でMTF測定を行い、その
MTF測定値によって画像処理部30の画像処理におけ
るMTF補正を行い、画像出力部12から出力を行うよ
うにしている。
【0019】図3はMTF測定装置の画像入力部10で
ある透過型フラットベットスキャナの概略構成を示す構
成図である。ステージ1上に載置された写真フィルム等
の透過原稿を上部から照明2で露光し、透過した光を下
部に設けられたCCDラインセンサ3で走査しながら受
光した後、光電変換して画像データを生成する。なお、
CCDラインセンサ3の長手方向(図3の紙面と垂直な
方向)で主走査し、図示しない駆動系によってCCDラ
インセンサ3を主走査とは直角方向(矢線で示す)に副
走査することで二次元の画像データを得ている。なお、
ここでは、フラットベッドスキャナを一例として示した
が、2次元の撮像素子を備えた画像入力部10を用いる
ことも可能である。
【0020】そして、光電変換された画像データの電気
信号は図示しないA/D変換回路によってディジタル化
され、後述するMTF測定装置へ出力される。まず、上
記透過原稿の読み取りに先立って画像入力部10のMT
F測定が行なわれる。
【0021】図1は、画像システム装置の概略構成を示
すブロック図であり、図2は本実施の形態例の動作状態
を示すフローチャートである。これらの図を用いてMT
F測定装置の説明を行なう。
【0022】〈第1の実施の形態例〉以上のフラットベ
ッドスキャナにおいて、図4に示すようにエッジを境に
して濃度が異なるナイフエッジチャートを使い、主走査
方向のMTFを測定する例を示す。
【0023】ナイフチャートを図3のステージ1に置
き、図5のように副走査方向に対してスリットを所定角
度(たとえば、1°〜4°)傾ける。ここで、Xは副走
査方向、Yは主走査方向を表す。この所定の角度θは、
小さ過ぎると後述する合成線広がり関数(以下、合成L
SF)の数が減ってしまい平均回数が少なくなるし、ま
た、逆に角度θが大き過ぎると線広がり関数(以下、L
SF)の位相ずれによってMTF測定値が不均一になっ
てしまうので、1°〜4°の間で設定されることが望ま
しい。
【0024】このナイフエッジチャートを読み込んで、
164×754画素程度のRGB画像データを得る(図
2S1)。次に、MTF測定部20内のCPUでMTF
測定プログラムを動作させ、該MTF測定プログラムに
てナイフエッジチャートのディジタル画像を開く。そし
て、画面上に表示されたナイフエッジ画像から測定範囲
を選択する。
【0025】表示画面上に測定範囲を選択した例を図6
として示す。ここで、主走査方向のMTFを測定する際
は、Y方向よりもX方向が長くなるように範囲選択を行
う。また、副走査方向の測定では、この逆になるように
する。45度、135度方向のMTF測定に対しては、
X方向、Y方向をほほ同じ長さにする。このようにする
ことで、MTF測定プログラムが測定する方向を自動的
に判別することができるようになる。また、X方向・Y
方向の測定の際は、長辺を短辺の2倍以上にするとよ
い。これで45度、135度方向との判別が容易にな
る。
【0026】図6の測定範囲の選択画面でOKボタンを
押すと、MTF測定プログラムによって、ダイアログボ
ックスが閉じて別のダイアログボックスが表示される。
この新たなダイアログボックスには、以下の手順で計算
した合成LSFが表示される。
【0027】(1)ライン数決定:ディジタル画像から
合成LSFを作るためのライン数を決定する。合成する
ライン数nは、エッジの角度θから決定する。これは、
以下の式で表される。nが整数にならない場合は四捨
五入などにより整数にする。 n≒1/tanθ … (2)平均値計算:X方向の真中の1ラインについて、
両端の数画素で平均値を計算する。
【0028】(3)LSF作成:Y方向の全ラインのL
SFを作成する。上記(2)で計算した左端の平均値が
右側の平均値より大きい場合は、式によりLSFを求
める。ただし、F[]は、階調特性を線形化するための
ルックアップテーブル(LUT)を表す。また、Δxは
1画素の幅を表す。 g(iΔx)=F[e(iΔx)]−F[e((i+1)Δx)] … ここでi=0,1,2,…,162なお、左端の平均値
が右側の平均値より小さい場合には、式によりLSF
を計算する。 g(iΔx)=F[e((i+1)Δx)]−F[e(iΔx)] … ここでi=0,1,2,…,162なお、ここでは、e
(iΔx)とe((i+1)Δx)がESFを表してお
り、g(iΔx)がLSFを表している。すなわち、こ
の式と式がESFの差分からLSFを求めることを
示している。
【0029】(4)合成ライン数決定:X方向に対する
エッジの角度θを求め(図2S2)、合成するライン数
を決定する(図2S3)。Y方向の各ラインのLSFの
最大値を検出し、XY座標上にプロットする。そして、
このデータに対して回帰直線を求め、その傾きからスリ
ット角度θを求める。これは図7のようになる。図7中
の式は図示されている回帰直線を表しており、傾きの絶
対値がtanθになる。すなわちtanθ=0.035
となり、式にあてはめて四捨五入するとライン数nに
ついて、n=28となる。
【0030】(5)合成LSFの中心位置検出:ここで
は、合成LSFの中心位置を検出する(図2S4)。こ
れは、Y方向の各ラインのLSFの最大値をプロットし
た図8から求める。図8より、波形がピークとなる位置
を検出し、ピークのラインを中心とした前後のラインか
ら合計28ラインのLSFを合成する。ここで、LSF
合成の方法を図9に示す。ここでは、図9(a)にある
4ラインの合成の場合の例を、図9(b)に示す。ま
た、図8において、最初と最後のピーク位置ではライン
数が足りないため、2番目から26番目のピーク位置で
合成LSFを作る。
【0031】(6)合成LSFの中心位置再計算:ここ
で、MTF測定プログラムによるダイアログボックスヘ
表示するため、検出した合成LSFの中心位置を再計算
する。図10に示す合成LSFのピーク(振幅最大値)
に対し、例えば1/2の振幅をもつ位置をピーク位置か
ら左右に探索する。そして、その振幅を持つ2つの座標
の真中を、合成LSFの中心位置として定める。
【0032】(7)各色で処理実行:以上の(1)〜
(6)のそれぞれの処理ををRGBの3色についてそれ
ぞれ実行する。
【0033】合成LSFは、MTF測定プログラムによ
って、図11のダイアログボックスに表示される。合成
LSFの中心位置が軸上にくるように表示を行う。ダイ
アログボックスに表示された合成LSFは、LSFナン
バーを選択するためのスライドバーを動かすことによ
り、順次表示される。ここで、MTF計算に使用する合
成LSFを選択する(図2S5)。ここでは、ノイズが
なく、波形のきれいなものを選択することが望ましい。
“Select”ボタンを押すと、LSFナンバーのボ
ックスに色が付く、図11中ではナンバー4の合成LS
Fが選択されたことを示している。そして、Selec
ted Countの数が1増加する。再度“Sele
ct”ボタンを押すと、LSFナンバーのボックスの色
が消えて、Selected Countの数が1減少
する。Selected Countに0を入力すると
全ての合成LSFが選択される。
【0034】また、Count of Samples
を書き換えて、“Retry”ボタンを押すとMTF計
算で使用するデータ数が変化する。図11では、合成L
SFの中心位置の前後800個のデータサンプルから、
MTFを計算する例を示している。これにあわせて表示
されるデータ数も変化する。
【0035】Colorのいずれか(R(赤)、G
(緑)、B(青)、Y(輝度))にチェックを入れるこ
とで選択をかえて、“Retry”ボタンを押すと、測
定対象の色が切り替わる。このときに、合成LSFの表
示色は、選択した測定色に応じて変化することが望まし
い。例えばRが選択されたときは赤を、G,Bでは緑、
青で表示をする。また、輝度Yのときはグレーで表示す
る。
【0036】最初の表示では、輝度Yの合成LSFが表
示される。RGB画像に対しては、以下の式からYを
計算する。a0、a1、a3は、ダイアログボックスに設
定されているパラメータを用いる。図11の例では、a
0=0.2125、a1=0.7154、a2=0.07
21となっている。この係数は書き換えが可能である
が、グレースケール画像に対しては、この数値は無視さ
れる。 Y=a0・R+a1・G+a2・B … Toneでは、画像の階調特性を線形化するためのデー
タを選択する。スキャナの階調特性がリニアのときは、
“Linear”を選択し、予めフォーマットが決めら
れている階調特性測定用チャートを使用するときは“T
est Chart”を選択する。このとき、画像ファ
イルを開くためのウィンドウが表示される。階調特性が
予め測定されているときは、“Text”を選択し、テ
キスト形式のデータファイルを読み込む。読み込んだフ
ァイル名は、“File Name”に表示される。こ
こで、“Retry”ボタンを押すと、階調特性が変換
された合成LSFが表示される。最初の表示では、“L
inear”が設定される。
【0037】“OK”ボタンを押すと、選択された合成
LSF(図2S7)からMTF計算を行う。これは以下
の手順となる。 (8)離散フーリエ変換:合成LSFの中心800個の
データを抽出し、そのデータを離散フーリエ変換する
(図2S8)。
【0038】(9)実部・虚部の平均:合成LSFの選
択数が2以上であるときは、実数部Hr(f)、虚数部
Hi(f)で平均をとる(図2S10)。
【0039】(10)除算:実数部Hr(f)、虚数部
Hi(f)を、以下の式(のsinc関数で除算する
(図2S11)。これは、式、となる。ただし、こ
こでNは偶数でサンプリング周波数に対する分割数を表
す。 S(f)=sin(πΔxf)/(πΔxf) … Hr’(f)=Hr(f)/S(f) … Hi’(f)=Hi(f)/S(f) … ここで、f=k/NΔxであり、k=0,1,…,N/
2 (11)MTF計算:以下の式により、MTFの計算
を行う(図2S12)。 MTF(f)=√〔(Hr’(f))2+(Hi’(f))2〕… 以上、(1)〜(11)に示した手順によりMTF測定
を行う。従来手法では図16に示したようにLSF(図
16のa)の振幅と、ノイズ成分(図16のa以外の部
分)の振幅とのレベル差が小さくなりMTFの測定誤差
が大きくなる欠点があったが、本実施の形態例によれば
図12に示すようにLSF(図12のa)の振幅とノイ
ズ成分(図12のa以外の部分)の振幅とのレベル差が
極めて大きくなりMTFの測定誤差を小さくできる。
また、MTF測定値を比較した図13に示すように、従
来測定結果(太線)はノイズの影響などで特性が滑らか
でないのに対し、本実施の形態例の測定結果(細線)で
は滑らかで誤差の小さい測定結果が得られる。
【0040】〈第2の実施の形態例〉以上の第1の実施
の形態例に加え、階調特性とMTFを同時に測定するこ
とにより、撮影時の階調特性を正確に線形化することが
できる。
【0041】図14に示すMTF測定に使用するナイフ
エッジチャートは、濃度の異なる複数のグレーパッチが
垂直方向または水平方向に対し所定の角度だけ傾けられ
た状態で、全体として円環形に配置されたテストチャー
トである。なお、図14では各グレーパッチの濃度をハ
ッチングによって模式的に示している。
【0042】このテストチャートをスキャナで読み込ん
で得た画像データをMTF測定プログラムで読み込み、
MTF測定範囲として全画面を選択する。選択範囲に対
し、グレーパッチの位置を自動検出し、各パッチの画像
データの平均値を求める。この平均値と予め測定されて
いる反射率のデータより、図15のような階調補正カー
ブが求まる。R,G,Bの補正カーブは以下の式(a),
(b),(c)で表される。この式より式、のLUTを作
成する。なお、このテストチャートを読み込んだ際は、
ダイアログボックスのToneが“Test Char
t”に設定される。 y=1.419e−5x2−4.506e−4x+4.683e−2 …(a) y=1.359e−5x2−1.469e−4x+4.048e−2 …(b) y=1.370e−5x2−3.684e−4x+4.155e−2 …(c) MTF測定は傾いたグレーパッチのエッジ部分を用いて
行う。エッジ部が自動的に抽出され、合成LSFが作ら
れる。これを、全てのパッチの縦横方向について行う。
このように濃度の異なるグレーバッチからMTFを測定
することで、複数の各コントラストにおけるMTFが測
定できる。
【0043】この結果、電子スチルカメラ等で、被写体
ごとに画像処理によって自動的に階調カーブを変えるよ
うな場合でも、階調特性とMTFを同時に測定すること
により、撮影時の階調特性を正確に線形化することがで
きる。
【0044】また、グレーパッチの画像データの標準偏
差を計算し、RMSノイズも同時に測定可能である。こ
れにより、MTFとSN比との関係を調べることが可能
になる。
【0045】〈その他の実施の形態例〉以上の各実施の
形態例の説明において使用した具体的数値や表示画面は
あくまでも一例であって、種々の変更が可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果が得
られる。 (1)LSFを合成することによりSN比が高くなり、
測定誤差を小さくすることができる。また、sinc関
数で除算することで、正確にMTFを測定できる。
【0047】(2)合成LSFを選択することで、ノイ
ズによる測定誤差を小さくすることができる。 (3)合成LSFの表示色を変えることで、測定対象色
を容易に判別できる。
【0048】(4)ノイズを含んだデータを削除するこ
とで、ノイズによる測定誤差を小さくすることができ
る。 (5)MTFと階調特性を同時に測定することで、階調
の線形化を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の構成を示す構成図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の実施の形態例の主要部の構成を示す構
成図である。
【図4】本発明の実施の形態例で使用するナイフエッジ
チャートの一例を示す説明図である。
【図5】本発明の実施の形態例で使用するナイフエッジ
チャートを傾けた様子の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態例におけるMTF測定範囲
を指定する様子を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態例において読み込んだテス
トチャートからエッジの角度を求める様子を示す説明図
である。
【図8】本発明の実施の形態例においてLSFの測定位
置を検出する様子を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態例においてLSF合成の様
子を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の形態例においてLSFの中心
位置を求める様子を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態例においてLSFの指定
の様子を示す説明図である。
【図12】本発明の実施の形態例のLSFの振幅とノイ
ズとの比較の様子を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態例のMTF測定値の特性
を従来と比較して示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態例における円環状のテス
トチャートの構成を示す構成図である。
【図15】本実施の形態例における階調補正カーブの様
子を示す特性図である。
【図16】従来におけるLSFの振幅とノイズとの比較
の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
10 画像入力部 11 画像記憶部 12 画像出力部 20 MTF測定部 30 画像処理部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子を用いたディジタル撮像系
    のMTF測定方法であって、 前記ディジタル撮像系でナイフエッジチャー卜を読み込
    んだディジタル画像から、複数のエッジ広がり関数(E
    SF)を作成し、 それら複数のエッジ広がり関数(ESF)の差分から線
    広がり関数(LSF)を求め、 その線広がり関数(LSF)を合成して合成線広がり関
    数(合成LSF)を周波数領域へ変換し、 合成線広がり関数(合成LSF)の周波数特性を補正し
    てMTFを計算する、ことを特徴とするMTF測定方
    法。
  2. 【請求項2】 複数の合成線広がり関数(合成LSF)
    を表示し、 MTFの計算に使用する合成線広がり関数(合成LS
    F)を選択し、 選択された合成線広がり関数(合成LSF)が複数であ
    る場合には、選択された合成線広がり関数(合成LS
    F)を平均する、ことを特徴とする請求項1記載のMT
    F測定方法。
  3. 【請求項3】 前記表示された複数の合成線広がり関数
    (合成LSF)は、測定対象の色に応じて表示色を変化
    させる、ことを特徴とする請求項2記載のMTF測定方
    法。
  4. 【請求項4】 MTFの計算に使用する合成線広がり関
    数(合成LSF)のデータサンプル数を入力し、 入力されたサンプル数に応じて合成線広がり関数(合成
    LSF)の両端のデータを削除する、ことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のMTF測定方
    法。
  5. 【請求項5】 MTF測定に使用するナイフエッジチャ
    ートは、濃度の異なる複数のグレーパッチが垂直方向ま
    たは水平方向に対し所定の角度だけ傾けられた状態で、
    全体として円環形に配置されたテストチャートである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記
    載のMTF測定方法。
  6. 【請求項6】 前記テストチャートを用いたMTF測定
    において、複数のグレーパッチから階調特性を求め、階
    調特性を線形化するように変換を行う、ことを特徴とす
    る請求項5記載のMTF測定方法。
  7. 【請求項7】 光電変換素子を用いたディジタル撮像系
    のMTF測定装置であって、 前記ディジタル撮像系でナイフエッジチャー卜を読み込
    んだディジタル画像から、複数のエッジ広がり関数(E
    SF)を作成し、それら複数のエッジ広がり関数(ES
    F)の差分から線広がり関数(LSF)を求め、その線
    広がり関数(LSF)を合成して合成線広がり関数(合
    成LSF)を周波数領域へ変換し、合成線広がり関数
    (合成LSF)の周波数特性を補正してMTFを計算す
    るMTF測定手段を備えた、ことを特徴とするMTF測
    定装置。
  8. 【請求項8】 複数の合成線広がり関数(合成LSF)
    を表示する表示手段と、 MTFの計算に使用する合成線広がり関数(合成LS
    F)の選択を受け付ける入力手段と、を備え、 前記MTF測定手段は、前記入力手段で選択された合成
    線広がり関数(合成LSF)が複数である場合には、選
    択された合成線広がり関数(合成LSF)を平均する、
    ことを特徴とする請求項7記載のMTF測定装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段で表示された複数の合成線
    広がり関数(合成LSF)は、測定対象の色に応じて表
    示色を変化させる、ことを特徴とする請求項8記載のM
    TF測定装置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段でMTFの計算に使用す
    る合成線広がり関数(合成LSF)のデータサンプル数
    の入力を受付け、 前記MTF測定手段では入力されたサンプル数に応じて
    合成線広がり関数(合成LSF)の両端のデータを削除
    する、ことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれ
    かに記載のMTF測定装置。
  11. 【請求項11】 MTF測定に使用するナイフエッジチ
    ャートは、濃度の異なる複数のグレーパッチが垂直方向
    または水平方向に対し所定の角度だけ傾けられた状態
    で、全体として円環形に配置されたテストチャートであ
    る、ことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれ
    かに記載のMTF測定装置。
  12. 【請求項12】 前記テストチャートを用いたMTF測
    定において、前記MTF測定手段は、複数のグレーパッ
    チから階調特性を求め、階調特性を線形化するように変
    換を行う、ことを特徴とする請求項11記載のMTF測
    定装置。
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