JP2010197201A - Mtf測定用チャート、mtf測定装置およびmtf測定プログラム - Google Patents

Mtf測定用チャート、mtf測定装置およびmtf測定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】照明等のMTF測定への影響を抑え、かつ、水平方向、垂直方向および斜め方向のMTFを一度に測定することが可能なMTF測定用チャートを提供する。
【解決手段】MTF測定用チャートCHは、チャート面の所定位置を中心位置Oとし、中心位置において直交する水平方向および垂直方向に延びる境界と、当該境界に対して中心角が45°となる斜め方向に延びる境界とでチャート面を区分した放射領域Bを有し、境界で隣接する放射領域B,B,…ごとに、コントラストの異なる色を配色したことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像系の空間周波数特性を表すMTFを測定するためのMTF測定用チャート、MTF測定装置およびMTF測定プログラムに関する。
従来、撮像系(撮像レンズ)の品質評価を行うため、空間周波数特性を表すMTF(Modulation Transfer Function)をその指標として用いる手法が知られている。このMTFは、撮像対象である被写体の持つコントラストをどの程度忠実に再現できるかを空間周波数特性として表現したものである。
このMTFの測定法としては、MTF測定用チャートに記載された傾きを有するエッジ画像を用いる方法(Slanted-edge法;非特許文献1、特許文献1参照)や、正弦波を円周上に配置したMTF測定用チャート(Modulated Siemens Starチャート)を用いる方法(Modulate Siemens Star法;非特許文献2参照)が知られている。
このSlanted-edge法は、MTF測定用チャートにおいて、境界が直線の白黒2値である測定対象部分の画像(ROI:Region Of Interest)から線広がり関数(LSF:Line1 Spread Function)を求めた後、フーリエ変換を行うことでMTFを求めている。例えば、Slanted-edge法は、MTF測定用チャート内において、図14(a)の(a−1)に示した傾きを有するエッジが水平方向に存在するROI画像を用いることで、MTFとして垂直周波数特性を求め、図14(a)の(a−2)に示した傾きを有するエッジが垂直方向に存在するROI画像を用いることで、MTFとして水平周波数特性を求めている。
また、Modulated Siemens Star法は、例えば、図14(b)のMTF測定用チャートに示したように、異なる空間周波数の正弦波が円周上に配置されており、半径に対応した空間周波数の正弦波の変調度を求めている。このように、Modulated Siemens Star法は、円周上の正弦波によりMTFを求めるため、水平方向および垂直方向以外に任意の方向のMTFを測定することができる。
特許第4092853号公報
ISO 12233:2000,"Photography−Electronic Still-picture Cameras−Resolution Measurements" C. Loebich, D. Wueller, B. Klingen, A. Jaeger,"Digital camera resolution measurement using sinusoidal Siemens stars", Proc. SPIE, 6502, 65020N(2007)
従来のSlanted-edge法は、エッジ画像により、一方向のMTFを求めることはできるが、任意の方向のMTFを一度に測定することができないという問題がある。
これに対し、従来のModulated Siemens Star法は、水平方向および垂直方向以外に斜め方向等の任意の方向のMTFを求めることができる。しかし、Modulated Siemens Star法は、複雑なレイアウトと濃淡のついたチャートを利用するため、チャートの作成が困難で、チャート自体の階調精度の影響を受けやすく、Slanted-edge法のROIと比較して、解析に必要な面積が広いのでMTFの測定が照明の不均一性の影響を受けやすいという問題がある。
また、Modulated Siemens Star法は、使用するMTF測定用チャートの画像中心と周辺とで周波数が異なるため、MTFの測定がチャートサイズや照明の不均一性による影響を受けやすいという問題もある。
本発明は、照明等の撮像条件やチャートサイズによるMTF測定への影響を軽減し、かつ、一度に、水平方向、垂直方向および斜め方向のMTFを測定することが可能なMTF測定用チャート、MTF測定装置およびMTF測定プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のMTF測定用チャートは、撮像系の空間周波数特性を表すMTFを測定するMTF測定装置において利用されるMTF測定用チャートであって、チャート面の所定位置を中心位置とし、当該中心位置において直交する水平方向および垂直方向に延びる境界と、当該境界に対して中心角が45°となる斜め方向に延びる境界とで前記チャート面を区分した放射領域を有し、前記境界で隣接する放射領域ごとに、コントラストの異なる色を配色したことを特徴とする。
かかる構成によれば、MTF測定用チャートは、コントラスト差による領域の境界でエッジが形成される。また、このエッジは、少なくとも中心角が45°の間隔で形成されるため、被測定対象の撮像系において、水平方向、垂直方向および斜め方向にエッジが形成された画像が撮像されることになる。このため、当該MTF測定用チャートを撮像したチャート画像を用いることで、水平方向、垂直方向および斜め方向のMTFを一度に測定することが可能になる。
また、請求項2に記載のMTF測定用チャートは、請求項1に記載のMTF測定用チャートにおいて、前記中心角が45°の間隔で存在する境界において隣接する放射領域に、それぞれ白色および黒色を配色したことを特徴とする。
かかる構成によれば、MTF測定用チャートは、中心角が45°の間隔で、白色および黒色を配色することで、大きいコントラスト差におけるMTFを測定することができる。
さらに、請求項3に記載のMTF測定用チャートは、請求項1に記載のMTF測定用チャートにおいて、前記中心角が45°の間隔で存在する境界の任意の1つを基準とし、当該基準に対して前記中心位置において所定角度を有する直線を境界として、前記チャート面を第1領域および第2領域の領域に区分し、前記第1領域および前記第2領域のそれぞれの領域間で、前記放射領域のコントラストの差が異なるように配色したことを特徴とする。
かかる構成によれば、MTF測定用チャートは、第1領域と第2領域とが、中心位置において所定角度を有する直線を境界としてチャート面が区分されているため、第1領域および第2領域のそれぞれの領域においては、水平方向、垂直方向および斜め方向の境界で同一のコントラスト差を有するエッジが形成される。一方、第1領域と第2領域とは、それぞれの放射領域のコントラスト差が異なるため、第1領域における水平方向の境界と、第2領域における水平方向の境界とでは、コントラスト差の異なるエッジが形成される。同様に、第1領域と第2領域のそれぞれの垂直方向の境界、斜め方向の境界では、異なるコントラスト差のエッジが形成される。
すなわち、MTF測定用チャート上では、水平方向において、コントラスト差が異なる2つの境界、垂直方向において、コントラスト差が異なる2つの境界、ならびに、斜め方向において、コントラスト差が異なる2つの境界によりエッジが形成されることになる。このため、当該MTF測定用チャートを撮像したチャート画像を用いることで、コントラスト差が異なる水平方向、垂直方向および斜め方向のMTFを一度に測定することが可能になる。
また、請求項4に記載のMTF測定装置は、撮像系の空間周波数特性を表すMTFを測定するMTF測定装置であって、チャート画像記憶手段と、チャート中心取得手段と、基準画像位置取得手段と、相対位置判定手段と、方向別画像位置特定手段と、画像抽出手段と、MTF算出手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、MTF測定装置は、チャート画像記憶手段に、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のMTF測定用チャートの中心角が45°の間隔ごとに存在する境界のうちで、直交する任意の境界を水平境界および垂直境界とし、当該水平境界および垂直境界が、被測定対象となる撮像系により所定角度回転して撮像されたMTF測定用チャートの撮像画像であるチャート画像を記憶する。なお、この所定角度は、Slanted-edge法で多様な位相を測定することが可能な角度として予め定められた角度であって、例えば、1°〜5°程度である。
さらに、MTF測定装置は、チャート中心取得手段によって、チャート画像において放射線状の境界の中心位置を取得する。なお、この中心位置は、チャート画像を表示装置に表示させ、操作者によって指示されることで取得することとしてもよいし、画像処理により境界から複数の直線を検出し、その交点を求めることで取得することとしてもよい。
そして、MTF測定装置は、基準画像位置取得手段によって、チャート画像において水平または垂直のコントラストが異なる放射領域間に跨った矩形領域を指定されることで、基準となる測定対象画像である基準画像の位置および大きさを取得する。この基準画像は、放射領域間に跨った矩形領域であるため、コントラスト差による領域の境界となるエッジを含んでいる。なお、この矩形領域の指定は、チャート中心取得手段と同様、チャート画像を表示装置に表示させ、操作者によって指示されることで取得することができる。
そして、MTF測定装置は、相対位置判定手段によって、基準画像位置取得手段で取得した基準画像の位置と、チャート中心取得手段で取得した中心位置とに基づいて、基準画像の中心位置に対する相対位置を判定する。
そして、MTF測定装置は、方向別画像位置特定手段によって、相対位置判定手段で判定した相対位置と基準画像位置取得手段で取得した基準画像の大きさとに基づいて、中心位置を中心として、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像の位置および大きさを特定する。これによって、1箇所の基準画像の位置および大きさを指定されることで、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像を特定することができる。なお、MTF測定用チャートは、放射領域の境界が中心角45°の間隔で形成され、基準画像は、放射領域間を跨ったエッジを含んだ画像であるため、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像には、放射領域間を跨ったエッジが含まれることになる。
その後、MTF測定装置は、画像抽出手段によって、方向別画像位置特定手段で特定した測定対象画像を、チャート画像記憶手段から抽出して読み出す。
そして、MTF測定装置は、MTF算出手段によって、画像抽出手段で抽出した各方向の測定対象画像において、それぞれの方向に応じた水平周波数成分または垂直周波数成分についてMTFを算出する。これによって、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像について、MTFが測定されることになる。
さらに、請求項5に記載のMTF測定装置は、請求項4に記載のMTF測定装置において、基準画像位置修正手段をさらに備える構成とした。
かかる構成において、MTF測定装置は、基準画像位置修正手段によって、基準画像位置取得手段で取得した基準画像のコントラストの差が生じているエッジを検出し、基準画像の中心がエッジ上になるように基準画像の位置を修正する。このとき、基準画像位置修正手段は、相対位置判定手段で判定した相対位置に基づいて、基準画像の相対位置が中心位置よりも上下方向の位置に存在する場合は、基準画像の位置を水平方向に移動させる。一方、基準画像の相対位置が中心位置よりも左右方向の位置に存在する場合は、基準画像の位置を垂直方向に移動させる。これによって、基準画像内でコントラストの異なる領域が均等に配置されることになる。
また、請求項6に記載のMTF測定装置は、請求項4または請求項5に記載のMTF測定装置において、方向別画像位置特定手段が、4箇所の斜め方向に対応するそれぞれの測定対象画像として、水平方向における測定対象画像の垂直高を底辺の長さ、水平方向における測定対象画像の水平幅を高さとする平行四辺形の画像と、垂直方向における測定対象画像の水平幅を底辺の長さ、垂直方向における測定対象画像の垂直高を高さとする平行四辺形の画像であって、それぞれの平行四辺形の底辺と前記斜め方向に対応する辺とのなす鋭角側の角度が45°となる2つの画像を特定する構成とした。
かかる構成において、MTF測定装置は、方向別画像位置特定手段によって、1箇所の斜め方向の測定対象画像として、平行四辺形の底辺の長さと高さとが、それぞれ垂直方向の測定対象画像と水平方向の測定対象画像とのそれぞれの幅と高さと同じになる2つの測定対象画像が特定されることになる。このように特定された斜め方向の2つの測定対象画像のうちで、底辺が水平方向の線分となる測定対象画像については、水平方向で必ずエッジを検出することができる画像となる。また、底辺が垂直方向の線分となる測定対象画像については、垂直方向で必ずエッジを検出することができる画像となる。
さらに、請求項7に記載のMTF測定装置は、請求項6に記載のMTF測定装置において、画像抽出手段が斜め方向画像整形抽出手段を備える構成とした。
かかる構成において、MTF測定装置は、斜め方向画像整形抽出手段によって、斜め方向の測定対象画像である平行四辺形の画像を、底辺と高さを一辺とする矩形画像に整形して抽出する。これによって、すべての測定対象画像が同じ形状および同じ面積になる。
また、請求項8に記載のMTF測定プログラムは、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のMTF測定用チャートの中心角が45°の間隔で存在する境界のうちで、直交する任意の境界を水平境界および垂直境界とし、当該水平境界および垂直境界が、被測定対象となる撮像系により所定角度回転して撮像され、チャート画像記憶手段に記憶された、前記MTF測定用チャートの撮像画像であるチャート画像から、前記撮像系の空間周波数特性を表すMTFを測定するために、コンピュータを、チャート中心取得手段、基準画像位置取得手段、相対位置判定手段、方向別画像位置特定手段、画像抽出手段、MTF算出手段、として機能させる構成とした。
かかる構成において、MTF測定プログラムは、チャート中心取得手段によって、チャート画像において放射線状の境界の中心位置を取得する。さらに、MTF測定プログラムは、基準画像位置取得手段によって、チャート画像において水平または垂直のコントラストが異なる放射領域間に跨った矩形領域を指定されることで、基準となる測定対象画像である基準画像の位置および大きさを取得する。
そして、MTF測定プログラムは、相対位置判定手段によって、基準画像位置取得手段で取得した基準画像の位置と、チャート中心取得手段で取得した中心位置とに基づいて、基準画像の中心位置に対する相対位置を判定する。
そして、MTF測定プログラムは、方向別画像位置特定手段によって、相対位置判定手段で判定した相対位置と基準画像位置取得手段で取得した基準画像の大きさとに基づいて、中心位置を中心として、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像の位置および大きさを特定する。
その後、MTF測定プログラムは、画像抽出手段によって、方向別画像位置特定手段で特定した測定対象画像を、チャート画像記憶手段から抽出して読み出す。
そして、MTF測定プログラムは、MTF算出手段によって、画像抽出手段で抽出した各方向の測定対象画像において、それぞれの方向に応じた水平周波数成分または垂直周波数成分についてMTFを算出する。これによって、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像について、MTFが測定されることになる。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1に記載の発明によれば、MTF測定用チャートが、中心角が45°の間隔ごとに境界を有する放射領域に区別され、それぞれの放射領域の境界でコントラストに差があるため、当該チャートを撮像した画像によってMTFを測定することで、水平方向、垂直方向および斜め方向のエッジにより、一度に各方向のMTFを測定することができる。また、MTF測定用チャートは、チャート面を放射状に区分した簡易な構成であるため、チャートを容易に作成することができる。
さらに、MTF測定用チャートは、放射領域の境界に生じるエッジによってMTFを測定可能とするため、大きいチャートを作成しておけば、幅広い倍率で測定可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、白色および黒色のコントラスト差の大きい2色のみを用いるため、チャートを容易に作成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、MTF測定用チャートが、中心角が45°の間隔ごとに境界を有する放射領域に区別され、さらに、第1領域および第2領域のそれぞれの領域間で、放射領域のコントラストの差が異なるため、水平方向、垂直方向および斜め方向のエッジを一度に測定することができる効果に加え、水平方向、垂直方向および斜め方向において、それぞれ異なるコントラスト差のMTFを一度に測定することができる。
請求項4,8に記載の発明によれば、MTF測定用チャートを撮像したチャート画像から、一度の測定で、水平方向、垂直方向および斜め方向のエッジを用いて、それぞれの方向におけるMTF(水平周波数成分または垂直周波数成分)を測定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、基準画像の中心がエッジ上になるように、基準画像の位置を修正することで、基準画像内における2色の領域を同じ面積とすることができる。このため、この基準画像の位置を基準に抽出した他の測定対象画像も同様に、2色の領域を同じ面積とすることができ、各測定対象画像におけるMTFの測定を同条件で行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、斜め方向の測定対象画像として、垂直方向を基準にエッジを検出しMTFを測定するための測定対象画像と、水平方向を基準にエッジを検出しMTFを測定するための測定対象画像とを抽出することができ、一度の測定で、水平方向および垂直方向のMTFを測定することができる。このとき、斜め方向のMTFは、水平周波数成分および垂直周波数成分に分けてMTFを測定することができる。
請求項7に記載の発明によれば、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像の形状および大きさをすべて同一にすることができるため、各測定対象画像におけるMTFの測定を同条件で行うことができ、精度よくMTFを測定することができる。
本発明の実施形態に係るMTF測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るMTF測定用チャートを示すパターン図である。 MTF測定用チャートのパターン構成を説明するための説明図である。 MTF測定用チャートと当該MTF測定用チャートを撮像したチャート画像との関係を説明するための説明図である。 チャート画像上の中心位置および基準画像の位置を説明するための説明図である。 基準画像(基準ROI)の位置修正を説明するための説明図である。 チャート画像上の水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像の位置を説明するための説明図である。 斜め方向の測定対象画像と、水平方向および垂直方向の測定対象画像との関係を説明するための説明図である。 斜め方向の測定対象画像の矩形形状への整形の内容を説明するための説明図である。 チャート画像から抽出した水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像を示す図である。 本発明の実施形態に係るMTF測定装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るMTF測定用チャートの他のパターン図である。 本発明の実施形態に係るMTF測定用チャートの他のパターン図である。 従来のMTF測定用チャートのパターン図であって、(a)はSlanted-edge法で用いられるチャートの一部、(b)はModulated Siemens Starチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[MTF測定用チャート]
最初に、図2および図3を参照して、本発明の実施形態において用いられるMTF測定用チャートについて説明する。ここでは、図2に示したMTF測定用チャートについて、図3において、符号を付して説明を行う。
このMTF測定用チャートCHは、撮像系の空間周波数特性を表すMTF(Modulation Transfer Function)を測定するMTF測定装置において用いられるチャートである。すなわち、MTF測定用チャートCHは、MTFの被測定対象である撮像系(レンズ、カメラ等)を介して撮像され、後記するMTF測定装置において、MTFを測定する際に利用される。
図3に示すように、MTF測定用チャートCHは、チャート面の所定位置を中心位置Oとし、中心角が45°の間隔ごとに少なくとも領域を区分する境界が形成されるように、中心位置Oから放射線状に延びる境界でチャート面が複数の領域である放射領域B(B,B,…,B10)に区分されている。
また、MTF測定用チャートCHは、放射領域B(B,B,…,B10)に、隣接する放射領域Bごとに、コントラストの異なる色が配色されている。ここでは、隣接する放射領域Bごとに、白色および黒色、ならびに、白色および黒色の中間色であって濃淡の異なる2色のグレー色が配色されている。
また、MTF測定用チャートCHは、中心角が45°の間隔ごとに存在する境界の任意の1つを基準とし、当該基準に対して中心位置Oにおいて所定角度θを有する直線を境界として、チャート面が第1領域Aおよび第2領域Aの領域に区分されている。ここでは、中心角が45°の間隔ごとに存在する境界の一つとして、放射領域B,Bの境界を基準に、中心位置Oにおいて所定角度θを有する直線によって、チャート面が第1領域Aおよび第2領域Aに区分されている。
なお、この角度θは、MTF測定用チャートCHを撮像した画像で、中心角が45°の間隔ごとに存在する境界上で、隣接するそれぞれの放射領域を一部含んだ矩形領域を指定できる範囲であればよい。例えば、10°〜30°程度であればよい。この矩形領域の指定については、後記するMTF測定装置の説明において行う。
また、第1領域Aと第2領域Aとでは、それぞれの領域間で、放射領域B,B…のコントラストの差が異なるように配色されている。具体的には、第1領域Aに含まれる放射領域B,B,B〜Bにおいては、それぞれの色が白色および黒色で交互に配色され、第2領域Aに含まれる放射領域B〜B,B10においては、それぞれの色が白色および黒色の中間色であって濃淡の異なる2色のグレー色で交互に配色されている。
このようにMTF測定用チャートCHのパターンを構成することで、当該チャートを撮像した画像でMTFを測定する際に、垂直方向にエッジを有する放射領域BとBとに跨った領域、および、放射領域BとB10に跨った領域において、水平方向の周波数特性を測定することが可能になる。また、水平方向にエッジを有する放射領域BとBとに跨った領域、および、放射領域BとBとに跨った領域において、垂直方向の周波数特性を測定することが可能になる。さらに、斜め方向にエッジを有する放射領域BとBとに跨った領域、放射領域BとBとに跨った領域、放射領域BとBとに跨った領域、および、放射領域BとBとに跨った領域において、斜め方向の周波数特性を測定することが可能になる。
以上説明したように、MTF測定用チャートCHは、白黒およびグレー色の簡単なパターンで、水平方向、垂直方向および斜め方向のMTFを一度に測定することが可能になる。さらに、MTF測定用チャートCHは、白黒のエッジや、グレー色のエッジを有することで、被測定対象である撮像系のコントラスト差に基づくMTFの評価が可能になる。
また、MTF測定用チャートCHは、直線の境界で区分され、各領域が単色で配色された単純なパターンで構成されているため、チャート作成が容易である。
(MTF測定用チャートの他のパターン例)
ここで、図12および図13を参照して、MTF測定用チャートの他のパターン例について説明する。
図12に示したMTF測定用チャートCHは、中心角が45°の間隔ごとに、中心位置Oから放射線状に延びる境界で隣接する放射領域B,B,…に、それぞれ白色および黒色を配色してチャート面が区分されている。
このMTF測定用チャートCHは、図3で説明したMTF測定用チャートCHのように、第1領域Aおよび第2領域Aの区分がなく、単純に白色および黒色が交互に配色されている。このように、MTF測定用チャートCHは、白黒の簡単なパターンで、水平方向、垂直方向および斜め方向のMTFを一度に測定することが可能になる。また、MTF測定用チャートCHは、MTFの被測定対象であるカメラのダイナミックレンジが十分広く、チャートの白い部分がオーバークリップせず、黒い部分もアンダークリップせず、8方向について同じコントラストでMTFを測定したい場合に適している。また、チャートが白黒2値画像になるので作成が簡単である。また、このMTF測定用チャートCHは、白色および黒色を逆に配色しても構わない。
なお、MTF測定用チャートCHでは、カメラのダイナミックレンジに収まりきらない場合(チャートの白い部分がオーバークリップする、または、黒い部分もアンダークリップする場合)、または、同じコントラストで8方向のMTFを測定したい場合、白色および黒色の配色を、図13に示すように、コントラスト差を抑え、グレー色で濃淡の異なる2色を用いて配色して、MTF測定用チャートCHを構成してもよい。
また、図3で説明したMTF測定用チャートCHは、8方向についてMTFを一度に測定する構成であるが、同一のコントラストで水平方向、垂直方向および斜め方向(斜め右上方向、斜め右下方向)の4方向のみを測定する構成としてよい。すなわち、図3のMTF測定用チャートCHにおいて、第1領域Aまたは第2領域Aのいずれか一方のみを配色し、他方の領域を任意の色(例えば、白色一色等)としてもよい。
以下、MTF測定用チャートCHを例として用いてMTFを測定するMTF測定装置の構成および動作について説明を行う。
[MTF測定装置の構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係るMTF測定装置の構成について説明する。このMTF測定装置1は、撮像系の空間周波数特性を表すMTFを測定するものである。ここでは、MTF測定装置1は、チャート画像記憶手段10と、ROI位置特定手段11と、画像抽出手段12と、演算手段13とを備えている。なお、ここでは、MTF測定装置1は、被測定対象の撮像系(レンズ、カメラ等)2と、MTF測定装置1を操作するユーザインタフェースを提供する表示装置3とを接続しているものとする。
チャート画像記憶手段10は、被測定対象の撮像系(レンズ、カメラ等)2で、図2および図3で説明したMTF測定用チャートCHを撮像した画像(チャート画像)を記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。
なお、このチャート画像記憶手段10に記憶されるチャート画像は、図4に示すように、MTF測定用チャートCHの中心角が45°の間隔ごとに存在する境界のうちで、直交する任意の境界を水平境界および垂直境界とし、当該水平境界および垂直境界が、被測定対象となる撮像系2により所定角度回転して撮像された画像である。この回転角度θは、Slanted-edge法で多様な位相を測定することが可能な角度として予め定められた角度であって、例えば、1°〜5°程度である。なお、このチャート画像IMGCHは、MTF測定用チャートCHを測定時に壁面に添付する際に予め角度θ分回転させて撮像したものであってもよいし、撮像系2を角度θ分回転させて撮像したものであってもよい。あるいは、チャート画像IMGCHは、チャートそのものが、予め角度θ分回転させて配色されたものであってもよい。
ROI位置特定手段11は、MTF測定用チャートCHを撮像したチャート画像から、MTF測定を行う測定対象部分の画像(ROI:Region Of Interest)の位置を特定するものである。ここでは、ROI位置特定手段11は、チャート中心取得手段111と、基準ROI位置取得手段112と、相対位置判定手段113と、基準ROI位置修正手段114と、方向別ROI位置特定手段115と、を備えている。
チャート中心取得手段111は、チャート画像記憶手段10に記憶されているチャート画像において、放射線状の境界の中心位置(中心座標)を取得するものである。このチャート中心取得手段111は、表示装置3上に図5に示したチャート画像IMGCHを表示し、例えば、タッチペン31等のポインティングデバイス(入力手段)によって、操作者がチャート画像IMGCHの中心を指定することで、チャート画像IMGCHの中心位置(中心座標)Oを取得する。なお、このチャート中心取得手段111は、チャート画像において、エッジ検出により放射領域B(図3参照)の境界である複数の直線を抽出し、この直線の交点によって中心座標を求めることとしてもよい。
このチャート中心取得手段111は、取得した中心位置(中心座標)を相対位置判定手段113および方向別ROI位置特定手段115に出力する。
基準ROI位置取得手段(基準画像位置取得手段)112は、チャート画像において水平または垂直のコントラストが異なる放射領域間に跨った矩形領域を指定されることで、基準となる測定対象画像である基準ROIの位置および大きさを取得するものである。この基準ROI位置取得手段112は、表示装置3上に表示された図5に示したチャート画像IMGCHで、例えば、タッチペン31等のポインティングデバイスによって、操作者が矩形領域を指定することで、基準となる測定対象画像である基準ROIの位置および大きさを取得する。なお、図5において、放射領域が隣接している垂直境界上で、かつ、中心位置よりも上側の領域を基準ROI(R)として指定した例を示しているが、中心位置よりも下側の領域を指定してもよい。あるいは、放射領域が隣接している水平境界上で、かつ、中心位置よりも右側、あるいは、左側の領域を指定してもよい。
この基準ROI位置取得手段112は、基準ROIの位置および大きさを、相対位置判定手段113および基準ROI位置修正手段114に出力する。
相対位置判定手段113は、基準ROI位置取得手段112で取得した基準ROIの位置と、チャート中心取得手段111で取得した中心位置とに基づいて、基準ROIの中心位置に対する相対位置を判定するものである。すなわち、相対位置判定手段113は、基準ROIが、中心位置(中心座標)に対して、どの方向(上下左右)に存在する画像であるのかを判定する。この相対位置判定手段113は、判定結果を基準ROI位置修正手段114および方向別ROI位置特定手段115に出力する。
基準ROI位置修正手段(基準画像位置修正手段)114は、基準ROIの中心が放射領域の境界上になるように、基準ROIの位置を修正するものである。すなわち、基準ROI位置修正手段114は、基準ROI位置取得手段112で取得した基準ROI内においてコントラストの差が生じているエッジを検出し、基準ROIの中心(対角中心)がそのエッジ上になるように、相対位置判定手段113で判定した相対位置に基づいて、基準ROIの位置を水平または垂直に移動させることで、当該基準ROIの位置を修正する。
例えば、図5に示したように中心位置Oよりも上側の垂直境界近傍で基準ROI(R)が選択され、図6(a)に示したように基準ROI(R)の中心Cが、垂直境界上に存在しない場合、基準ROI位置修正手段114は、基準ROI(R)内で水平方向にエッジを検出し、図6(b)に示すように、中心Cを水平方向にずらしエッジ上に移動させることで、基準ROIの位置を修正する。そして、基準ROI位置修正手段114は、修正した基準ROIの位置を、方向別ROI位置特定手段115に出力する。
なお、基準ROI位置修正手段114は、中心位置よりも下側の垂直境界近傍で基準ROIが選択された場合であっても、図6で説明した手法と同様の手法により基準ROIの位置を修正する。一方、中心位置よりも左側または右側の水平境界近傍で基準ROIが選択された場合、基準ROI位置修正手段114は、選択された基準ROI内で垂直方向にエッジを検出し、基準ROIの中心を垂直方向にずらしエッジ上に移動させることで、基準ROIの位置を修正する。
方向別ROI位置特定手段(方向別画像位置特定手段)115は、相対位置判定手段113で判定した相対位置と基準ROI位置修正手段114から出力される基準ROIの位置および大きさとに基づいて、中心位置を中心として、水平方向、垂直方向および斜め方向のエッジ上の測定対象画像の位置および大きさを特定するものである。
ここでは、方向別ROI位置特定手段115は、図7に示すように、基準ROI(ここでは、R)に対して、中心Oを基準に対称となる垂直方向ROI(R,R)、水平方向ROI(R,R)、斜め方向ROI(R〜R12)を特定する。
図7の例では、基準ROI(R)を、中心Oを基準に、時計回りに90°、180°、270°回転した位置でR,R,Rを特定する。また、大きさについては、基準ROIを回転したものであるため、R〜Rは、水平および垂直の向きの違いはあるが、同じ大きさである。
なお、斜め方向ROI(R〜R12)の特定の手法については、図8を参照(適宜図1参照)して説明を行う。この図8では、図7の斜め右上のROIであるRおよびRを例に特定の手法について説明を行うが、他の方向(斜め左上、斜め右下、斜め左下)のROIについても同様である。
図8(a)に示すように、垂直方向の上側で選択された基準ROIであるRの垂直高をL1、水平幅をL2とする。このとき、方向別ROI位置特定手段115は、図8(b)に示すように、垂直方向における測定対象画像である基準ROI(図8(a)中、R)の水平幅L2を底辺、垂直高L1を高さとし、底辺と斜め方向に対応する辺とのなす鋭角側の角度が45°となる平行四辺形の画像をROIとして特定する。また、基準ROIであるRの中心(対角中心)とRの中心(対角中心)は、中心O(図7参照)に対して45°の角度を有している。
これによって、図8(b)に示した測定対象画像であるROI(R)は、水平方向において必ずエッジを抽出することができる画像となる。
一方、方向別ROI位置特定手段115は、図8(c)に示すように、水平方向における測定対象画像であるROI(図8(a)中、R)の垂直高L2を底辺、水平幅L1を高さとし、底辺と斜め方向に対応する辺とのなす鋭角側の角度が45°となる平行四辺形の画像をROI(R)として特定する。また、基準ROIであるRの中心(対角中心)とRの中心(対角中心)は、中心O(図7参照)に対して45°の角度を有している。
これによって、図8(c)に示した測定対象画像であるROI(R)は、垂直方向において必ずエッジを抽出することができる画像となる。
このように、方向別ROI位置特定手段115は、斜め方向のROIを、基準ROIの大きさを基準に特定するため、同じ面積(画素数)の領域を特定することができる。
図1に戻って、MTF測定装置1の構成について説明を続ける。
画像抽出手段12は、ROI位置特定手段11で特定された各方向別のROIの画像を、チャート画像から抽出するものである。ここでは、画像抽出手段12は、水平垂直ROI抽出手段121と、斜め方向ROI整形抽出手段122と、を備えている。
水平垂直ROI抽出手段(水平垂直画像抽出手段)121は、ROI位置特定手段11で特定された各方向別のROIのうちで、水平方向および垂直方向のROIの画像を、チャート画像記憶手段10から抽出して読み出すものである。この水平垂直ROI抽出手段121は、抽出した水平方向および垂直方向のROIの画像を、演算手段13に出力する。すなわち、水平垂直ROI抽出手段121は、図7で説明したROIのうち、垂直方向のROIであるRおよびRと、水平方向のROIであるRおよびRとを、チャート画像IMGCHから抽出する。
斜め方向ROI整形抽出手段(斜め方向画像整形抽出手段)122は、ROI位置特定手段11で特定された各方向別のROIのうちで、斜め方向のROIの画像である平行四辺形の画像を、矩形画像に整形して抽出するものである。この斜め方向ROI整形抽出手段122は、整形して抽出した斜め方向のROIを、演算手段13に出力する。すなわち、斜め方向ROI整形抽出手段122は、図7で説明したROIのうち、斜め方向のROIであるR〜R12を抽出対象とする。
ここで、図9を参照(適宜図1参照)して、斜め方向ROI整形抽出手段122が、斜め方向のROIを整形する手法について説明する。なお、図9では、図7で示した斜め方向のROIであるRを整形する例について説明する。
図9(a)に示すように、斜め方向ROI整形抽出手段122は、(a−1)に示した斜め方向のROIを、(a−2)に示した矩形画像に整形して抽出する。この(a−1)に示した平行四辺形の画像は、水平方向の画素数がすべて同一である。また、この平行四辺形は、傾きが45°であるため、水平のラインは、垂直方向に順次1画素ずつずれている。
そこで、斜め方向ROI整形抽出手段122は、図9(b)に示すように、(b−1)に示した斜め方向のROIを、ラインごとに、順次1画素ずつずらすことで、(b−2)に示すように、垂直方向に画素が整列したROIとする。
これによって、斜め方向ROI整形抽出手段122は、水平垂直ROI抽出手段121で抽出した画像と同一形状の矩形領域の画像として、斜め方向のROIを抽出することができる。
図1に戻って、MTF測定装置1の構成について説明を続ける。
以上説明したように、画像抽出手段12は、チャート画像から、水平方向、垂直方向および斜め方向のROIを抽出することができる。すなわち、画像抽出手段12は、図10に示すように、各方向の測定対象画像(ROI)を、同一形状の矩形画像(R〜R12)として、チャート画像記憶手段10に記憶されているチャート画像から抽出する。
演算手段13は、測定対象画像(ROI)から、空間周波数特性(MTF)を演算するものである。ここでは、演算手段13は、MTF算出手段131と、斜め方向MTF平均化手段132と、を備えている。
MTF算出手段131は、画像抽出手段12で抽出した各方向の測定対象画像について、MTFを算出するものである。このMTF算出手段131は、一般的なSlanted-edge法を用いて、測定対象画像となるエッジ画像から、MTFを算出する。すなわち、MTF算出手段131は、測定対象画像ごとに、線広がり関数(LSF)を求めた後、フーリエ変換を行うことでMTFを求める。
これによって、MTF算出手段131は、図10に示した各測定対象画像において、Rについては白黒画像の垂直周波数成分、Rについては白黒画像の水平周波数成分、Rについては、グレーの濃淡画像の垂直周波数成分、Rについてはグレーの濃淡画像の水平周波数成分のMTFを、それぞれ得ることができる。
なお、MTF算出手段131は、水平方向および垂直方向の測定対象画像(図10のR〜R)から算出したMTFについては、そのままMTF算出結果として、外部に出力する。一方、MTF算出手段131は、斜め方向の測定対象画像(図10のR〜R12)から算出したMTFについては、斜め方向MTF平均化手段132に出力する。
斜め方向MTF平均化手段132は、MTF算出手段131で算出された斜め方向の測定対象画像から算出したMTFについて、同一の斜め方向の対象処理画像から算出されたMTFについて平均化を行うものである。ここでは、斜め方向の水平周波数特性と垂直周波数特性はほぼ一致するものとみなし、水平周波数成分と垂直周波数成分とについてMTFの平均化を行うこととする。
すなわち、斜め方向MTF平均化手段132は、MTF算出手段131において、図10に示した同一の斜め方向の測定対象画像であるRおよびRからそれぞれ算出されたMTFを平均化する。同様に、斜め方向MTF平均化手段132は、RおよびRから算出されたMTFを平均化し、RおよびR10から算出されたMTFを平均化し、R11およびR12から算出されたMTFを平均化する。なお、斜め方向MTF平均化手段132は、平均化し求められた4方向のMTFをMTF算出結果をとして、外部に出力する。
以上説明したように、演算手段13は、画像抽出手段12によってチャート画像から抽出された測定対象画像から、上下左右、ならびに、右上、右下、左上、左下の計8方向のMTFを算出することができる。
このように、MTF測定装置1を構成することで、MTF測定装置1は、MTF測定用チャートCHを撮像したチャート画像から、水平方向および垂直方向のMTF(水平周波数成分および垂直周波数成分)を測定することができる。また、MTF測定装置1は、斜め方向については、水平周波数成分および垂直周波数成分に分けてMTFを測定することができる。
このMTF測定装置1は、図示を省略したCPUやメモリを搭載した一般的なコンピュータで実現することができる。このとき、MTF測定装置1は、コンピュータを、前記した各手段として機能させるMTF測定プログラムによって動作する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、基準ROI位置取得手段112は、矩形領域を指定される際に、チャート画像とともに、矩形枠ならびにその中心を表示し、操作者が、その中心がエッジ上に重なるように矩形枠を移動させることで、基準ROIの位置を特定することとしてもよい。この場合、構成から、基準ROI位置修正手段114を省略した簡易な構成とすることもできる。
また、ここでは、方向別ROI位置特定手段115において、水平方向、垂直方向および斜め方向(斜め右上方向、斜め右下方向)の4方向と、これらと同方向であってコントラスト差が異なる4方向との計8方向のROIを特定することとしたが、予め定めたコントラスト差が同一の4方向(水平方向、垂直方向、斜め方向(斜め右上方向、斜め右下方向))についてのみROIを特定する簡易な構成としてもよい。例えば、方向別ROI位置特定手段115が、図3のMTF測定用チャートCHの第1領域Aまたは第2領域Aの予め定めたいずれか一方についてのみROIを特定する構成としてもよい。
また、ここでは、演算手段13において、斜め方向のMTFについて、同一の方向のMTFを平均化して出力することとしたが、平均化せずそのまま出力することとしてもよい。あるいは、方向別ROI位置特定手段115において、同一の斜め方向のROIについては、いずれか一方のみを抽出することとしてもよい。この場合、構成から、斜め方向MTF平均化手段132を省略した簡易な構成とすることができる。
[MTF測定装置の動作]
次に、図11を参照(構成については適宜図1参照)して、本発明の実施形態に係るMTF測定装置の動作について説明する。
まず、MTF測定装置1は、撮像系2によって、MTF測定用チャートCHを撮像し、撮像したチャート画像をチャート画像記憶手段10に記憶する(ステップS1)。
そして、MTF測定装置1は、ROI位置特定手段11のチャート中心取得手段111によって、表示装置3上にチャート画像を表示し、操作者によって中心を指定されることで、チャート画像の中心位置(中心座標)を取得する(ステップS2)。
さらに、MTF測定装置1は、ROI位置特定手段11の基準ROI位置取得手段112によって、表示装置3上に表示されたチャート画像において、操作者によって矩形領域を指定されることで、基準となる測定対象画像である基準ROIの位置および大きさを取得する(ステップS3)。なお、このステップS2およびS3の動作は、その順序を入れ替えて行ってもよい。
そして、MTF測定装置1は、相対位置判定手段113によって、ステップS2で取得したチャート画像の中心位置と、ステップS3で取得した基準ROIの位置とに基づいて、基準ROIの位置がチャート画像の中心位置に対して上、下、左または右のいずれの位置(相対位置)を指定されたのか判定する(ステップS4)。
そして、MTF測定装置1は、基準ROI位置修正手段114によって、基準ROIの中心が放射領域の境界(エッジ)上になるように、基準ROIの位置を修正する(ステップS5)。なお、ステップS3で取得した基準ROIの位置が、ステップ2で取得したチャート画像の中心位置よりも上側または下側の垂直境界近傍で基準ROIが選択された場合、基準ROI位置修正手段114は、基準ROI内において、水平方向にエッジを検出し、基準ROIの中心を水平方向にずらしエッジ上に移動させることで、基準ROIの位置を修正する。また、基準ROIの位置がチャート画像の中心位置よりも左側または右側の水平境界近傍で基準ROIが選択された場合、基準ROI位置修正手段114は、基準ROI内において、垂直方向にエッジを検出し、基準ROIの中心を垂直方向にずらしエッジ上に移動させることで、基準ROIの位置を修正する。
そして、MTF測定装置1は、方向別ROI位置特定手段115によって、ステップS4で判定した相対位置と、ステップS3で取得した基準ROIの大きさとに基づいて、ステップS2で取得した中心位置を中心として、水平方向、垂直方向および斜め方向の8方向における12個分の測定対象画像(図7中、R〜R12)の位置および大きさを特定する(ステップS6)。
その後、MTF測定装置1は、画像抽出手段12の水平垂直ROI抽出手段121によって、水平方向および垂直方向のROIの画像を、チャート画像記憶手段10に記憶されているチャート画像から抽出して読み出す(ステップS7)。
また、MTF測定装置1は、画像抽出手段12の斜め方向ROI整形抽出手段122によって、チャート画像記憶手段10に記憶されているチャート画像から、斜め方向のROIの画像である平行四辺形の画像を矩形画像に整形して抽出する(ステップS8)。なお、このステップS7およびS8の動作は、その順序を入れ替えて行ってもよい。
そして、MTF測定装置1は、演算手段13のMTF算出手段131によって、ステップS7およびS8で抽出した各方向のROI(測定対象画像)について、線広がり関数(LSF)を求めた後、フーリエ変換を行うことでMTFを算出する(ステップS9)。さらに、MTF測定装置1は、斜め方向MTF平均化手段132によって、ステップS9で算出したMTFのうちで、同一の斜め方向の対象処理画像から算出されたMTFについて平均化を行う(ステップS10)。
そして、MTF測定装置1は、演算手段13によって、ステップS9およびS10で算出された各方向(8方向)のMTFを出力する(ステップS11)。
以上の動作により、MTF測定装置1は、MTF測定用チャートCHを撮像したチャート画像から、水平方向、垂直方向および斜め方向の計8方向のMTF(水平周波数成分および垂直周波数成分)を一度に測定することができる。
1 MTF測定装置
10 チャート画像記憶手段
11 ROI位置特定手段
111 チャート中心取得手段
112 基準ROI位置取得手段(基準画像位置取得手段)
113 相対位置判定手段
114 基準ROI位置修正手段(基準画像位置修正手段)
115 方向別位置特定手段
12 画像抽出手段
121 水平垂直ROI抽出手段(水平垂直画像抽出手段)
122 斜め方向ROI整形抽出手段(斜め方向画像整形抽出手段)
13 演算手段
131 MTF算出手段
132 斜め方向MTF平均化手段
2 撮像系
3 表示装置
CH、CH、CH MTF測定用チャート
B 放射領域
第1領域
第2領域

Claims (8)

  1. 撮像系の空間周波数特性を表すMTFを測定するMTF測定装置において利用されるMTF測定用チャートであって、
    チャート面の所定位置を中心位置とし、当該中心位置において直交する水平方向および垂直方向に延びる境界と、当該境界に対して中心角が45°となる斜め方向に延びる境界とで前記チャート面を区分した放射領域を有し、
    前記境界で隣接する放射領域ごとに、コントラストの異なる色を配色したことを特徴とするMTF測定用チャート。
  2. 前記中心角が45°の間隔で存在する境界において隣接する放射領域に、それぞれ白色および黒色を配色したことを特徴とする請求項1に記載のMTF測定用チャート。
  3. 前記中心角が45°の間隔で存在する境界の任意の1つを基準とし、当該基準に対して前記中心位置において所定角度を有する直線を境界として、前記チャート面を第1領域および第2領域の領域に区分し、前記第1領域および前記第2領域のそれぞれの領域間で、前記放射領域のコントラストの差が異なるように配色したことを特徴とする請求項1に記載のMTF測定用チャート。
  4. 撮像系の空間周波数特性を表すMTFを測定するMTF測定装置であって、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のMTF測定用チャートの中心角が45°の間隔で存在する境界のうちで、直交する任意の境界を水平境界および垂直境界とし、当該水平境界および垂直境界が、被測定対象となる撮像系により所定角度回転して撮像された前記MTF測定用チャートの撮像画像であるチャート画像を記憶するチャート画像記憶手段と、
    前記チャート画像において放射線状の境界の中心位置を取得するチャート中心取得手段と、
    前記チャート画像において水平または垂直のコントラストが異なる放射領域間に跨った矩形領域を指定されることで、基準となる測定対象画像である基準画像の位置および大きさを取得する基準画像位置取得手段と、
    この基準画像位置取得手段で取得した基準画像の位置と、前記チャート中心取得手段で取得した中心位置とに基づいて、前記基準画像の前記中心位置に対する相対位置を判定する相対位置判定手段と、
    この相対位置判定手段で判定した相対位置と前記基準画像位置取得手段で取得した基準画像の大きさとに基づいて、前記中心位置を中心として、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像の位置および大きさを特定する方向別画像位置特定手段と、
    この方向別画像位置特定手段で特定した測定対象画像を、前記チャート画像記憶手段から抽出して読み出す画像抽出手段と、
    この画像抽出手段で抽出した各方向の測定対象画像において、それぞれの方向に応じた水平周波数成分または垂直周波数成分について前記MTFを算出するMTF算出手段と、
    を備えることを特徴とするMTF測定装置。
  5. 前記基準画像位置取得手段で取得した基準画像のコントラストの差が生じているエッジを検出し、前記基準画像の中心が前記エッジ上になるように、前記相対位置判定手段で判定した相対位置に基づいて、前記基準画像の位置を水平または垂直に移動させることで、当該基準画像の位置を修正する基準画像位置修正手段を、さらに備えることを特徴とする請求項4に記載のMTF測定装置。
  6. 前記方向別画像位置特定手段は、4箇所の斜め方向に対応するそれぞれの測定対象画像として、水平方向における測定対象画像の垂直高を底辺の長さ、前記水平方向における測定対象画像の水平幅を高さとする平行四辺形の画像と、垂直方向における測定対象画像の水平幅を底辺の長さ、前記垂直方向における測定対象画像の垂直高を高さとする平行四辺形の画像であって、それぞれの平行四辺形の底辺と前記斜め方向に対応する辺とのなす鋭角側の角度が45°となる2つの画像を特定することを特徴とする請求項4または請求項5に記載のMTF測定装置。
  7. 前記画像抽出手段は、前記斜め方向の測定対象画像である平行四辺形の画像を、底辺と高さを一辺とする矩形画像に整形して抽出する斜め方向画像整形抽出手段を備えることを特徴とする請求項6に記載のMTF測定装置。
  8. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のMTF測定用チャートの中心角が45°の間隔で存在する境界のうちで、直交する任意の境界を水平境界および垂直境界とし、当該水平境界および垂直境界が、被測定対象となる撮像系により所定角度回転して撮像され、チャート画像記憶手段に記憶された、前記MTF測定用チャートの撮像画像であるチャート画像から、前記撮像系の空間周波数特性を表すMTFを測定するために、コンピュータを、
    前記チャート画像において放射線状の境界の中心位置を取得するチャート中心取得手段、
    前記チャート画像において水平または垂直のコントラストが異なる放射領域間に跨った矩形領域を指定されることで、基準となる測定対象画像である基準画像の位置および大きさを取得する基準画像位置取得手段、
    この基準画像位置取得手段で取得した基準画像の位置と、前記チャート中心取得手段で取得した中心位置とに基づいて、前記基準画像の前記中心位置に対する相対位置を判定する相対位置判定手段、
    この相対位置判定手段で判定した相対位置と前記基準画像位置取得手段で取得した基準画像の大きさとに基づいて、前記中心位置を中心として、水平方向、垂直方向および斜め方向の測定対象画像の位置および大きさを特定する方向別画像位置特定手段、
    この方向別画像位置特定手段で特定した測定対象画像を、前記チャート画像記憶手段から抽出して読み出す画像抽出手段、
    この画像抽出手段で抽出した各方向の測定対象画像において、それぞれの方向に応じた水平周波数成分または垂直周波数成分について前記MTFを算出するMTF算出手段、
    として機能させることを特徴とするMTF測定プログラム。
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