JPH10503072A - 電子画像装置の色補正に使用する装置 - Google Patents

電子画像装置の色補正に使用する装置

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JPH10503072A
JPH10503072A JP8533318A JP53331896A JPH10503072A JP H10503072 A JPH10503072 A JP H10503072A JP 8533318 A JP8533318 A JP 8533318A JP 53331896 A JP53331896 A JP 53331896A JP H10503072 A JPH10503072 A JP H10503072A
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ダブリュ. ヒギンズ,エリック
エー. ボイヤック,ジェームズ
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ポラロイド コーポレイション
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Abstract

(57)【要約】 ディジタル画像の色キャストを予測し訂正する装置が記述されている。スキャンした画像データから色キャスト候補を計算する(予測する)装置と、ユーザーの反応を元に最も問題のないキャストをこの候補キャストの組から選択する装置とが表示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 電子画像装置の色補正に使用する装置 技術分野 本発明は、一般に電子画像装置の分野に関係し、特に、色調域を編集し色誤り を訂正する装置に使用する装置と方法に関係する。 発明の背景 物体からの認識色はそのスペクトル反射特性とこれを照らす光源のスペクトル 成分に依存することは良く知られている。色が中性、すなわち主要色として選択 した組を等量反射するものは、スペクトルが平坦な光源に照らされると中性の灰 色に見える。例えば、一様なスペクトル強度分布を有している真昼の日光のよう なスペクトル的に平坦な光源により照らされている中性の灰色物体は、観察者に は多かれ少なかれ中性に見える。光源が中性と異なる場合、そのスペクトル内容 が波長に対してもはや平坦でなく、他よりある「色」を多く含んでいるため「色 キャスト」があると言える。それ故、これは主要な「キャスト」を有し、これに より中性の「白色」光より「純粋」でなくなる。例えば、タングステン光源は青 より比較的赤の光を有しているため「赤みがかったキャスト」を有している。反 対に、蛍光はスペクトルの「緑がかった」部分が多く、従って、「緑キャスト」 を有する。 明らかに、反射であれ発光であれ、中性物体の色外観はこれを照らす光源の役 割により劇的に影響される。そして、物体が本質的にそれ自体あるキャストであ る場合、そのキャストは中性照明の下で見えるものとは色外観が幾分乱される。 色キャスト問題は人間の観察者には比較的容易に表示できる、なぜなら異なっ て反射する物体が異なるキャストの光源により照らされる時に何が生じるか見る ことができるからである、非人間検出器が人間の視覚系と同じスペクトル反応特 性を有していない時に何が生じるかは幾分微妙であるが、受信器のスペクトル応 答を人間の観察者のそれと置き換えて考えてみた場合には原理的に同一である。 人間の視覚系と同様に、他の光検出器も波長によって変化する優先スペクトル感 度を有する。例えば、ビデオカメラとフィルムスキャナは色に対するその応答が 人間の視覚系と著しく異なっているが、異なった方法で色を「見る」ことが出来 る。従って、色の検出器の応答は画像の「色キャスト」を導入又は変更可能で、 色キャスト成分は観察者により別の色歪みとして見られる。このように、色キャ スト問題は電子画像装置で普及しており、人間の観察者に「非現実的な」又は「 不自然な」色外観を画像に与える各種の方法で現れる。 色キャストの一例は画像の電子スキャンと表示で発生する。電子スキャナを使 用し写真材料(反射プリント又はネガ)をスキャンし、以後ある種の色変換を適 用した後モニタを介しスキャン画像を表示すると、表示画像は表現が不自然なた めやっかいな問題のある色キャストを有して表示される。このような色キャスト は、以下に限定されないが、写真露出の時の画面照明条件、写真材料自体の特性 の変動、周囲温度条件、又は以後の化学処理の変動を含む各種の原因に帰せられ る。 色キャスト問題はそれが現れる場所に応じて各種の方法で対処されてきた。従 来の写真フィルムの現像焼き付けのラボでは、キャストの度合いを評価しその除 去を手動で調節する操作員に色キャスト除去の制御が与えられている。多くのこ のような現在の装置では、現像ネガを見て、生成データに計算を実行し、ネガ焼 き付け装置に何らかの形式の補正を施す低分解能ビデオカメラにより自動色キャ スト除去が実装されている。この計算は、平均的に焼き付けに中性灰色を発生さ せるネガの平均色レベルの計算を標準的には基にしている。 消費者用カムコーダは、照明色温度の変化を主に取り扱うわずかに異なった方 法を使用している。大多数は、画面中の白色物体を決定しようとし、次いで白色 点キャストから画面色キャストを推論することにより動作する。キャプチャー回 路は録画が続行するにつれて「オンザフライ」で再校正される。これらの方法は 照明の色温度、照明の色内容の尺度の差を補正するための自動利得制御(AGC )と自動白色点制御として時々参照される。 カラーコピー機は上記又はその各種組み合わせと同様の段階を使用している。 画像処理ソフトウェアは、R,G,B量のカラー・スライダの使用によりカラ ー量に対する手動制御によって色キャストのユーザー調節をしばしば与える。し かしながら、未熟練未経験の操作員の手では、このような制御は面倒であり、ま た利益があると同時に問題もある。 色キャスト問題に対する多くの解決方法が各種の設定に現れているが、本発明 の主要な目的は、電子画像装置で使用する色キャストの除去の組織的な高度に自 動化された方法論を提供することである。 本発明の他の目的は、カラーモニタに表示されたスキャンされたハードコピー 画像から色キャストの組織的変換、表示、除去を行うことである。 本発明のさらに他の目的は、画像の中性が視覚的に灰色に見えることを保証す るため画像のスキャンしたカラーハードコピーの色調域の自動編集を提供するこ とである。 本発明の他の目的は明らかであり、以下の詳細な説明を読めば以後明らかとな る。 発明の要旨 本発明は電子信号の形式の画像の電子色処理に関係し、特に、完全には自動で はなく、何らかの操作員選択を含む装置に関係する。これは、写真又は他の材料 をスキャンするために用いられる電子スキャナ、写真仕上げ、電子スチル・カメ ラ、ビデオ・カメラ、ビデオ又はスチル画像編集ソフトウェア、又は関連技術に 適用可能である。これは3種以上の色信号(例えばRGB又はCMYK)を用い た装置に使用できる。望ましい実施例はディジタル信号の使用に係わっているが 、これらの操作を実行するためのアナログ信号処理も実装可能である。信号源に 係わらず、本発明の全ての側面は操作員が見るカラーディスプレイの使用に関係 している。 本発明の装置は画像から色キャスト又は色バランス・エラーを除去するよう動 作する。本装置は3個の主要部分から構成される。すなわち、元の画像データと 粗いデバイス・プロファイル・データを操作する一連のキャスト予測操作器と、 校正されたカラー・ディスプレイ上で画像が操作員に表示されるプレビュー機構 と、キャスト予測操作器により計算され、、画像に適用されて評価用にユーザー に表示される候補キャスト間で選択する機構である。画像プレビューとキャスト 除去計算用の副次的サンプル画像の使用は望ましいが、必要条件ではない。 本発明の一面では、操作員は元の画像を得て、これを画像取り込み装置の粗い デバイス・プロファイルと表示モニタのデバイス・プロファイルとともに装置へ 与える。最初の2つのデータの組から、本装置は画像の各ピクセルの等価対数・ 画面露出(例えば赤露出、緑露出、青露出)を計算する。キャスト予測操作器は 、画像データと画面中の中性物体の既知露出バランス(色バランス又はキャスト )−−これは画像に伴う粗いプロファイル・データの一部として与えられている −−から得られた知識を用いて対数・画面露出画像から色キャストを計算する。 ここで対数露出トリプレット(例えばR,G,B露出)により表される各々の操 作器からのキャスト予測はメモリ中に記憶される。 本発明の他の側面では、操作員はプレビュー用のキャスト予測を選択する。 本発明のさらに他の側面では、操作員が通常モニタ上に表示するため入力画像 データを変換するために使用する色処理装置により画像データが処理され、選択 した色キャスト補正が適用されるように変更される。例えば、画像源が、スキャ ンしたデータが各色チャネルの対数・画面露出に比例する性質を有している入力 スキャナである場合、ディスプレイ上に表示するよう画像を計算する色プロセッ サへデータを送信する前に、各チャネルにオフセットを追加するためキャスト補 正が導入される。 通常の動作モードでは、操作員が色変換と各キャスト予測のプレビュー操作を 繰り返し、望ましい表現を有するキャスト予測を選択する。例外的な場合には、 上記装置からの最も近い予測から始めて、通常の装置を用いてさらにキャスト補 正を実行できる。 図面の説明 本発明の特徴と考えられる新規の特徴は添付の特許請求の範囲に特に記述され ている。しかしながら、発明自体は、他の目的とその利点と共にその構成と操作 方法に関しては、同じ番号が各図面を通して同じ機能を表記している添付の図面 に関連して読み取る時、以下の実施例の詳細な説明から最も良く理解できる。 第1図は本発明を実施した電子画像装置の概略斜視図である。 第2図は、本発明のキャスト除去方法論を実装し、本発明のプレビュー及びキ ャスト除去モジュールが他の装置部品といかに相互に作用しあうかを図示するネ ガ・スキャナと関連部品の形式の本発明の実施例の流れ図である。 第3図は第2図のキャスト除去モジュールの流れ図で、キャスト計算、プレビ ュー、キャスト選択機構の相互作用を図示する。 第4図は本発明の色キャスト予測モジュールの流れ図である。 第5図は、画像編集ワークステーションの一部として画像プレビューとキャス ト選択機構を動作させるグラフィック・ユーザー・インターフェースを図示する 。 詳細な説明 望ましい実施例での本発明は、カラー・ネガ・スキャナと関連して説明される 。以後説明するように、スキャナは、搬送光源、カラーCCD線形アレイ検出器 、搬送機構プレビューメモリ、色変換機構から構成される。スキャナからの出力 は、カリフォルニア州クパチーノのアップル・コンピュータ製造のアップル13 インチ・カラーモニタと同様の出力特性のカラーモニタに表示するためのディジ タル・データである。 この装置は、広範囲の写真ネガ材料から高品質のディジタル・カラー画像を提 供するよう設計されたものである。さらに、これは画像の迅速なスキャンを必要 とし、カラー再生装置の相当な知識を有する又は有しない比較的未熟練の操作員 により使用されるよう設計されている。スキャナの主要応用例はデスクトップ出 版応用で、スキャナは画像編集表示用の個人用コンピュータに取り付けられてい る。このような場合、スキャナはPC上で実行されるホスト応用ソフトウェア( 例えばアドビ・システム社のアドビ・フォトショップ)により制御され、これへ 出力データを与える。 ここで第1図を参照すると、発明の望ましい形式を実施する画像編集ワークス テーション20が図示されている。ワークステーション20の部品は、画像デー タに演算を施し、望ましく校正されたカラーモニタ24上にダイアログの形式で グラフィック・インターフェースをユーザーに与えるために使用されるコンピュ ータ22を含む。カラーモニタ24は画像プレビューとディスプレイ操作に使用 される。ポインティング装置28とキーボード26はワークステーション20の 他の部品との操作員の相互作用を容易にする。ディスク・ドライブ36を記憶用 ディスク34等への画像ファイルの入出力用に使用可能である。入力信号はディ ジタル・スチル又は動画ビデオカメラ30から発生するが、ネガ・スキャナ32 から発生するのが望ましい。 一般に、ワークステーション20は操作員にスキャン媒体をスキャナに配置さ せ、スキャン解像度と出力寸法と共にスキャンされる材料(例えばカラー・ネガ )を指定する。低解像度のプレビュー・スキャンが実行され、校正モニタ上で見 るために色処理された後ユーザーに表示される。次いでユーザーは調節の結果を 示す相互作用画像プレビューを見つつスキャン・パラメータ(例えば先鋭度レベ ル、色キャスト除去、輝度、クロッピング(cropping),...)に調節を施し、 次いで最後のスキャンを開始する。高分解能スキャンが実行され、CCDアレイ からのデータが直ちに色プロセッサを通して処理され、ホスト応用ソフトウェア に送られる。 第2図はワークステーション20中にあって、本発明の主要部品を示すブロッ ク線図であり、全体を装置50として指示する。図から分かるように、装置50 は写真ネガ画像サンプリング・モジュール52を含む。モジュール52は光源5 4とCCDアレイの形式のセンサ58を含む。この場合カラー・ネガであるスキ ャンされる材料は56で指示される。ネガ56をスキャンするにつれて出力信号 がCCDアレイ58から発生される。出力信号は3つのアナログ信号、すなわち 赤、緑、青の3原色の各々から構成される。出力信号は各色チャネルでスキャン されているネガの光透過度に関して大体線形である。サンプリング・ハードウェ アの出力はディジタル化ブロック60の入力として取られ、このブロックは調節 可能なアナログ利得段62とアナログ・ディジタル変換器64から構成される。 アナログ利得段62はアナログ・ディジタル変換器64への信号入力の調節を可 能とし、この変換器はアナログ信号を離散レベルを有する量子化ディジタル信号 に変換する。ディジタル化段の出力はスキャナの動作モードに応じて二つのモジ ュールに向けられる。プレビューモードでは、出力はプレビュー及びキャスト補 正モジュール72の入力に向けられる。又は、最終スキャンモードでは、出力は 色プロセッサ74の入力に向けられる。制御線90とモードスイッチ70が現在 選択されたスキャンモードをもとにアナログ・ディジタル変換器64からの信号 をキャスト・プレビュー及び除去モジュール72又は色プロセッサ74へ向ける 。 スキャナ32が動作中は、キャスト・プレビュー及び除去モジュール84、86 、88の各々の出力は光源54、アナログ利得段62、色プロセッサ74に各々 向けられる。全ての3つの場合で、信号は所用のキャスト除去を達成するため対 応する副次装置を調節するのに適当な利得又はオフセット信号である。最終スキ ャンモードでは、アナログ・ディジタル変換器64からのデータはキャスト・プ レビュー及び除去モジュール72からの入力を用いて色プロセッサ74により処 理される。次いで生成した画像データは、ホスト・コンピュータ22で実行され るホスト応用ソフト78(例えばアドビのフォトショップ)、カラー・ディスプ レイモニタ80、又は記憶ファイル82を含む多数の出力76へ送られる。 第3図はキャスト・プレビュー及び除去モジュール72を詳細に示すブロック 図である。モジュール72への入力はディジタルメモリ74に記憶される。メモ リ74の内容は、キャスト・プレビュー及び除去モジュール72の動作モードに 応じて3個のモジュールへの入力として読み出し可能である。第1動作モードで は、プレビュー・メモリ・バッファ74のデータを演算して以後使用するためメ モリ・バッファ78に記憶させるキャスト予測モジュール76により、キャスト 予測が決定される。第2のそしてオプションのモードでは、プレビュー・バッフ ァ74の内容を操作する画面解析モジュール92の使用により露出シフトが計算 される。この操作は、色信号94からルミナンス信号を作成し、画面解析プロセ ッサ96を実行することから構成される。プロセッサ96の出力は全ての3色チ ャネルに等しく適用される信号であり、色キャストを導入しないし除去もしない 。 異なるキャスト予測方法論がブロック76で実行され、メモリ78のブロック 80、82、84、又は86に各々記憶される。キャスト予測方法論の結果は操 作員の介入から選択機構90により選択可能であり、その結果は接合部100で 画面解析モジュール92からの信号と組み合わされる。組み合わせ信号は色プロ セッサ102及び/又は利得分割モジュール106に送られる。利得分割モジュ ール106は光源54、利得段62及び/又は色プロセッサ74へ信号を送信す る。 第3の動作モードでは、プレビュー・バッファ74の内容は色プロセッサ10 2を通して接合部100からの信号により処理され、生成した画像は操作員がキ ャスト判断するためにカラーモニタ104に表示される。 キャスト予測モジュール76を第4図を参照して以下に説明する。プレビュー ・バッファ74の内容は色プロセッサ200により処理されてメモリ・バッファ 202に記憶される画面露出の表示を形成する。キャスト操作器206、208 、210、212はこのバッファの内容を入力として取り込み、キャストメモリ 78の対応するメモリバッファ位置80、82、84、86へ各々記憶させるキ ャスト信号を出力する。 第5図は本発明を実行する際にユーザーが実施するグラフィック・ユーザー・ インターフェースを図示する。望ましい実施例では操作員作用ダイアログ120 を使用する。これは、コンピュータ22によりカラーモニタ24上でユーザーに 与えられるダイアログ・ボックスから構成される。領域122は、キャスト・プ レビュー及び除去モジュール72の表示モードで動作する色プロセッサ102に より処理された後プレビュー・バッファ74の内容をマップされたカラー画像表 示である。プレビューの下には、各々キャスト・バッファ78のキャスト・メモ リ位置(80、82、84、86)に対応する4個のボタン126、128、1 30、132から構成されるキャスト選択機構124がある。選択機構の下には 、最終スキャンを開始するボタン140があり、これは入力をモード・スイッチ 70へ送信する。領域ツール142により、操作員はキーボード26又はポイン ティング装置28を使用してプレビュー画像122の閉鎖領域に対応するキャス ト計算を実行するメモリ・バッファ74中のある領域を選択できる。 各種の色キャスト予測方法とその使用を以下に説明する。これは、キャスト予 測無し、白色点、灰色世界、輝度パステルを含むことが理解できる。一般に、本 発明を実行する事象の順序は、以下に説明する(1)低分解能スキャンによる色 キャスト予測、(2)キャスト選択、(3)画像プレビュー、(4)最終スキャ ン、の各段階を含む。I.色キャスト予測 A)低解像度スキャン 第1図及び第2図を参照すると、スキャナ32はまずプレビュー・スキャン用 に設定される。アナログ利得段62(線形増幅器)は、選択したフィルム型式の ネガの最小濃度(フィルム基底濃度)が数字1024(1024の内から)にマ ップされるアナログ・ディジタル変換器64への入力信号を発生するように設定 される。この調節のデータはスキャンを開始する前にユーザーにより選択された スキャナ/ネガ組み合わせのデバイス・プロファイルに収められる。CCD58 出力電圧は入射光に対し大体線形なためA/D変換器64からのディジタル計数 はネガの光学透過度に対応する。低分解能プレビュー・スキャンが実行され、生 成したRGB10ビット画像は第3図に示すプレビュー・バッファ74に記憶さ れる。 B)低分解能画像データ変換 デバイス・プロファイルに記憶したスキャナ/ネガ対の特徴、この場合は各チ ャネル、赤、緑、青の10ビット数に対する画面対数露出に関する1次元LUT の組を用いて、画像データはディジタル数から画面対数露出に変換され、コンピ ュータ・メモリ・バッファに記憶される。 C)キャスト予測操作器 候補色キャストを予測するため対数露出データに以下の操作が加えられる。 1)なし 第1の方法は何の計算も実行せず、零赤、零緑、零青露出の色キャストを報告 する。 2)白色点 白色点キャスト予測法は、画面中の最も明るい物体は中性物体への発光源の鏡 の反射であると仮定する。演算は2つの部分−−すなわち、白色の分離、キャス トの決定で実行される。 a)白色の分離 低分解能画像の各ピクセル位置で、その位置の3つの露出値の最小を計算する 、 そしてminRGBの値を前の全てのminRGBの最高と比較する。 maxMinRGBがこの値を保持する。必要に応じて更新する。 b)キャストを記録 その場所の輝度が従来の全てのピクセル位置より大きい場合(minRGB> maxMinRGB)、このピクセルの露出データを保存する。 各ピクセル毎に繰り返す。 3)灰色世界 灰色世界キャスト予測方法は、大多数の画面に対して、3つのチャネル、赤、 緑、青の画面露出は画像域全体で足し算したとき等しいという近似を元にしてい る。この演算は単に3つのチャネルの各々で全てのピクセルの平均を決定するこ とである。すなわち、 ここでRij,Gij,Bijはij番ピクセルの赤、緑、青露出で、nxは低 解像度ピクセルで指定した選択域の高さ、nyは幅である。 4)輝度パステル 輝度パステル・キャスト予測法は、鏡の最も明るい点から決定した白色点(上 述の白色点法のように)は中性でない物体の反射のために不正確となることを元 にしている。例えば、赤のクリスマス・ツリーのボールが画像中で見出される最 も輝度の高い点だとしても、これは確かに中性ではなく、劣悪なキャスト予測を 生じる。輝度パステル法は、上述した白色点を使用して演算し、他の因子(例え ば0.15 logE)より小さいチャネル内色差を有する白色の一定の因子PASTE LRANGE(例えば4)内の露出を有する全てのピクセルを共に平均する。 a)上述した白色点法を用いて再起度ピクセルの露出を決定し、次いで最小輝 度閾値を決定する。 b)プレビュー画像を再処理し、輝度閾値と画像中で見出された白色基準の輝 度との間の輝度を有し、パステル化閾値以下のパステル因子(Minimum( G−R,G−B))を有するピクセルのR,G,B露出を別々に加算し、この基 準にあうピクセル数を計数する。低解像度画像全体を処理した後、和に含まれる 平均R,G,B露出を計算する。 上記方法の各々にキャスト露出を決定した後、バランス・オフセットに変換さ れる。 さらに保存ルミナンス露出レベルに変更される。 従ってキャスト除去を実装するため適用される露出変化は、 II.キャスト選択機構 キャスト予測操作が完了し、候補キャストの組が計算されると、操作員は4組 (3種の複雑な演算、そして演算なし)から望ましいキャスト除去を選択しなけ ればならない。この選択を容易にする望ましい方法は、4組の候補の各々から画 像プレビューを発生することである−−これは、実際にキャスト除去演算がどの ように実装されているかに係わらず、選択した方法を最終スキャン操作に適用し た時にカラーモニタ上で操作員が見る最終キャストを表している。望ましい実施 例は、ユーザーにキャスト(方法)を選択する1組の「ボタン」を提供し、画像 の変更を迅速に反映してカラーモニタを更新することである。 III.画像プレビュー プレビュー段階で使用されるカラーモニタは、画面中の中性物体(色キャスト 無し)の色がユーザーが再生により達成しようとしている外観を有しているよう に使用前に調整されなければならない。望ましい実施例では、アップル13イン チ・カラーモニタのデバイス・プロファイルがカラーモニタを適切に表現してい るように操作員は表示モニタを校正しているものと仮定している。この校正は容 易に利用可能なツール(例えばアドビのフォトショップで供給されるノール・ガ ンマ・ツール)を用いて実行可能である。 画像をプレビューするためには、現在スキャンしているネガに適切なスキャナ /ネガ・プロファイルを用いてプレビュー・バッファ・メモリの内容を色プロセ ッサから処理する。色プロセッサに現実に渡されるプロファイルは、前の段階( 上記2)で操作員により選択されたキャスト変更を含むよう変更されている。生 成画像がカラーモニタ上に表示されて操作員の判断を待つ。この操作がユーザー 制御の下で全てのキャスト選択(除去方法)に対して繰り返される。 IV.最終スキャン 適当なキャスト除去を選択した後、操作員は最終スキャンを開始する。スキャ ナはA/D変換器の出力を、選択したキャスト変化を考慮に入れるよう上述した ように設定された色プロセッサ装置へ直接渡すよう再設定されている。キャスト 変化が大きい場合、データ損失を減少させるため変更されたスキャナ/ネガ・プ ロファイルとA/D変換の前のアナログ利得段との間で変更を分割しても良い。 次いで高分解能スキャンを実行し、色プロセッサを介して処理し、ホスト応用ソ フトウェアヘ出力する。 当業者は本発明がその教示に従ってさらに別の方法で実装できることを認めら れる。例えば、従来の写真ラボ・ネガ焼き付け装置は、キャスト調節を手動で決 定し実行している熟練操作員用の色キャストの制御を行う。今日の多くの装置で は、ネガを写真に撮り、生成データに計算を施し、ネガ焼き付け装置に結果を与 える低解像度電子カメラ(スチル又はビデオ)から標準的に校正されている自動 装置が実装されている。ここでは、既知のキャスト補正機構が本発明により置き 換え可能である。 本発明は又一般消費者のカムコーダ等に実装可能である。一般消費者用カムコ ーダはわずかに異なる方法を用いており、主な問題は変化する光源色温度である 。大部分は画面中の白色物体を決定しようと試みることにより動作し、白色点の キャストから色キャストを得ている。捕獲回路は写真が続行するにつれて「その 場で」再校正される。(AGC自動利得制御、自動白色点制御(光源色温度の差 を補正)) カラーコピーも上述した技術の変形を使用している。 画像処理ソフトウェアは色キャストのユーザー制御を可能にしている−−例え ばアドビのフォトショップの「変更」プラグを参照されたい。ユーザーに制御が 与えられ(例えばR,G,Bスライダ)、画像に特定のキャスト変化を適用可能 である。 以上に加えて、他の実施例も実装され、そのような実施例も本発明の範囲内で あると考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電子形式の画像中の色キャスト誤りを予測訂正する装置において、 電子信号の形式で画像を獲得する装置と、 信号を標準の色空間に変換する装置と、 標準色空間座標の画像を見るための表示装置と、 複数個の色キャスト予測方法論を用いて前記画像の色キャストを予測し、 前記方法論の各々により前記画像から色誤りを除去するための色訂正信号を発 生する装置と、 前記色訂正信号を印可して前記表示装置上で前記画像を選択的にプレビューし 、その中から一つを選択する装置と、 を含む電子形式の画像中の色キャスト誤りを予測訂正する装置。 2.特許請求の範囲第1項記載の装置において、電子形式の画像信号を発生す るためのスキャナを含む装置。 3.特許請求の範囲第2項記載の装置において、前記スキャナは透過及び反射 媒体を読み取るためのものである装置。 4.特許請求の範囲第2項記載の装置において、前記画像信号の色バランスと 色調スケールを調節するための利得調節装置をさらに含む装置。 5.特許請求の範囲第1項記載の装置において、前記色キャスト予測方法論は 、白色点、灰色世界、輝度パステル方法を含む装置。 6.電子形式の画像中の色キャスト誤りを予測訂正する装置において、 電子信号の形式で画像を獲得する装置と、 前記画像の少なくとも一部を記憶するバッファ装置と、 信号を標準の色空間に変換する装置と、 標準色空間座標の画像を見るための表示装置と、 少なくともその一部の低分解能版を発生するため画像をサンプルする装置と、 複数個の色キャスト予測方法論を用いて前記低分解能画像の色キャストを予測 し、前記方法論の各々により前記画像から色誤りを除去するための色訂正信号を 発生する装置と、 前記色訂正信号の各々を記憶する装置と、 前記色訂正信号を印可して前記表示装置上で前記低分解能画像を選択的にプレ ビューし、その中から一つを選択する装置と、 前記色訂正信号の内の選択したものに従って全画像を訂正する装置と、 を含む電子形式の画像中の色キャスト誤りを予測訂正する装置。 7.特許請求の範囲第6項記載の装置において、電子形式の画像信号を発生す るためのスキャナを含む装置。 8.特許請求の範囲第7項記載の装置において、前記スキャナは透過及び反射 媒体を読み取るためのものである装置。 9.特許請求の範囲第7項記載の装置において、前記画像信号の色バランスと 色調スケールを調節するための利得調節装置をさらに含む装置。 10.特許請求の範囲第6項記載の装置において、前記色キャスト予測方法論 は、白色点、灰色世界、輝度パステル方法を含む装置。
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