JP2001323165A - アスファルト用乳化剤 - Google Patents

アスファルト用乳化剤

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JP2001323165A
JP2001323165A JP2000139916A JP2000139916A JP2001323165A JP 2001323165 A JP2001323165 A JP 2001323165A JP 2000139916 A JP2000139916 A JP 2000139916A JP 2000139916 A JP2000139916 A JP 2000139916A JP 2001323165 A JP2001323165 A JP 2001323165A
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asphalt
general formula
emulsifier
alcohol
nonionic surfactant
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Hiroaki Shirai
博明 白井
Jun Sasaya
潤 笹谷
Kaoru Komiya
薫 小宮
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Adeka Corp
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Asahi Denka Kogyo KK
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  • Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルキルフェノール系乳化剤と同等のアスフ
ァルト乳化性、骨材との混和性を有し、しかも環境に対
する悪影響がほとんど無いアスファルト用乳化剤を提供
すること。 【解決手段】 本発明は、次の一般式(1) R1O−(R2−O)n−H (1) (式中、R1はプロピレン又はブチレンのオリゴマーか
ら、オキソ法によって合成された飽和アルコールの残基
を表わし、R2はアルキレン基を表わし、nは2以上の
数を表わす。)で表わされるアルコール型非イオン性界
面活性剤からなるアスファルト用乳化剤、又は、これに
更に、次の一般式(2)及び/又は(3) HO−(EO)a−(AO)b−(EO)c−H (2) HO−(AO)d−(EO)e−(AO)f−H (3) (式中、EOはオキシエチレン基を、AOは炭素数3以
上のオキシアルキレン基を表わす。)で表わされるプル
ロニック型非イオン性界面活性剤とからなるアスファル
ト用乳化剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト用の
乳化剤及びこれを使用したアスファルト乳剤に関する。
【0002】
【従来の技術】原油や石炭から得られるアスファルト
(瀝青質)は、従来から、道路や鉄道軌条の舗装材、防
水材、接着材等として利用されている。しかし、アスフ
ァルトは非常に粘稠な液体であるため、そのままでは作
業性が非常に悪い。そこで作業性を向上させるため、ア
スファルトを水に乳化して使用することが多い。このよ
うな、アスファルトを水に乳化したものをアスファルト
乳剤と称している。このようなアスファルト乳剤は、道
路に舗装を施す前に、路盤中の空隙を詰め、その上に施
される舗装材との密着性を向上させる等の目的で、路盤
表面に敷設されプライムコートとして利用される。ま
た、アスファルト乳剤にセメント等の骨材やフィラーを
配合したものが、いわゆるアスファルト舗装の舗装材と
して利用されている。これらのアスファルト乳剤中の水
は、時間の経過とともに蒸発して除去され、それに伴っ
てアスファルトは硬化する。アスファルト乳剤を得る際
には、アスファルトは乳化剤を使用して乳化されるのが
一般的である。乳化剤としては、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等が
使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】非イオン性界面活性剤
の中でもアスファルト用乳化剤として従来から利用され
てきたものは、ノニルフェノール等のアルキルフェノー
ルのエチレンオキサイド付加物である。アルキルフェノ
ールのエチレンオキサイド付加物は、骨材への付着性や
骨材として添加するセメント等の分散性が良好であり優
れたアスファルト用乳化剤である。しかし、アルキルフ
ェノールのエチレンオキサイド付加物は、難生分解性で
あるため、環境中へ放出された場合に長期間分解を受け
ないため、環境を汚染する恐れがある。又、近年ではノ
ニルフェノールが生物に対し疑似ホルモン作用を発現
し、内分泌系を撹乱する作用があるのではないかという
いわゆるエンドクリン問題の懸念もあり、アルキルフェ
ノールのエチレンオキサイド付加物についても代替品が
模索されていた。
【0004】そこで本発明者らは鋭意検討し、特定の構
造を有する非イオン性界面活性剤が、セメント等の骨材
との混和性等がほぼアルキルフェノールエチレンオキサ
イド付加物と同等で、しかも環境に対する悪影響がほと
んど無いアスファルト用乳化剤を開発するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記の
一般式(1) R1O−(R2−O)n−H (1) (式中、R1はプロピレン又はブチレンのオリゴマーか
ら誘導されたオレフィンから、オキソ法によって合成さ
れた飽和アルコールの残基を表わし、R2はアルキレン
基を表わし、nは2以上の数を表わす。)で表わされる
アルコール型非イオン性界面活性剤からなるアスファル
ト用乳化剤である。
【0006】また、本発明は、上記の一般式(1)で表
わされる非イオン性界面活性剤、及び、下記の一般式
(2) HO−(EO)a−(AO)b−(EO)c−H (2) (式中、EOはオキシエチレン基を表わし、AOは炭素
数3以上のオキシアルキレン基を表わし、a、b及びc
は1以上の数を表わす。)及び/又は下記の一般式
(3) HO−(AO)d−(EO)e−(AO)f−H (3) (式中、EOはオキシエチレン基を表わし、AOは炭素
数3以上のオキシアルキレン基を表わし、d、e及びf
は1以上の数を表わす。)で表わされるプルロニック型
非イオン性界面活性剤からなるアスファルト用乳化剤組
成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、前記一般式(1)で表
わされるアルコール型非イオン性界面活性剤からなるア
スファルト用乳化剤である。一般式(1)において、R
1はプロピレン又はブチレンのオリゴマーから誘導され
たオレフィンから、オキソ法によって合成された飽和ア
ルコールの残基を表わす。プロピレン又はブチレンのオ
リゴマーとしては、プロピレン又はブチレンの2〜5量
体程度の重合体であり、例えば、プロピレンダイマー
(炭素数6)、プロピレントリマー(炭素数9)、プロ
ピレンテトラマー(炭素数12)、プロピレンペンタマ
ー(炭素数15)、ブチレンダイマー(炭素数8)、ブ
チレントリマー(炭素数12)、ブチレンテトラマー
(炭素数16)等が挙げられる。これらの重合体はメチ
ル分枝を持ったオレフィンである。R1は、これらのオ
レフィンからオキソ法によって合成された飽和アルコー
ルの残基である。オキソ法とは、オレフィンに一酸化炭
素と水素を反応させてアルコールを合成する方法であ
り、従って、得られるアルコールの炭素数はオレフィン
の炭素数プラス1となる。合成された飽和アルコールの
うち、主成分はアルキル鎖の種々の位置に多数のメチル
分岐を有する1級アルコールの混合物である。従って、
オキソ法によって合成された炭素数13のアルコール
は、プロピレンテトラマー又はブチレントリマーを原料
として製造された、多数のメチル分岐を有するものの混
合物である。
【0008】一般式(1)において、R2はアルキレン
基を表わす。アルキレン基としては、炭素数2〜4のア
ルキレン基であることが好ましく、エチレン基であるこ
とがより好ましい。一般式(1)の(R2−O)nの部分
は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド、テトラヒドロフラン(1,4−ブチレ
ンオキサイド)、長鎖α−オレフィンオキサイド、スチ
レンオキサイド等のアルキレンオキサイド等を付加重合
することにより得ることができる。アルキレンオキサイ
ド等を付加することによって(R2−O)nの部分を形成
する場合は、付加させるアルキレンオキサイド等の種類
によりR2が決定される。付加させるアルキレンオキサ
イド等の重合形態は特に限定されず、1種類のアルキレ
ンオキサイド等の単独重合、2種類以上のアルキレンオ
キサイド等のランダム共重合、ブロック共重合又はラン
ダム/ブロック共重合等のいずれであってもよい。R2
が2種以上の基である場合は、そのうちの1種はエチレ
ン基であることが好ましい。(R2―O)nの部分は、好
ましくはオキシエチレン基を50〜100モル%、より
好ましくは60〜100モル%含有するポリオキシアル
キレン鎖であると良い。重合度nは2以上の数であり、
好ましくは2〜200、より好ましくは5〜150、更
に好ましくは10〜100である。
【0009】本発明の一般式(1)で表わされるアルコ
ール型非イオン性界面活性剤からなるアスファルト用乳
化剤は、従来のノニルフェノールのエチレンオキサイド
付加物のようなアルキルフェノール系の乳化剤と比較し
て生分解性に優れているため、環境中に残留することが
少ない。又、本発明のアスファルト用乳化剤がアルキル
フェノール系乳化剤にとって代わることで、いわゆるエ
ンドクリン問題への懸念が解消される。従って、本発明
のアスファルト用乳化剤が使用されたアスファルト乳剤
が舗装材等として利用され、それによって乳化剤が地面
に吸収されたり大気中に揮散したとしても、環境への悪
影響が極めて少ない。又、本発明のアルコール型非イオ
ン性界面活性剤は、上記のようにそのアルキル鎖の部分
が多数のメチル分岐を有する構造のものであるため、従
来の直鎖型または単純な分岐鎖のアルコールを用いた非
イオン性界面活性剤からなるアスファルト乳剤に比べ
て、優れたアスファルトの乳化性や骨材との混和性を有
し、単独でも十分な性能を示すが、プルロニック型非イ
オン性界面活性剤と併用することが好ましい。
【0010】本発明の一般式(1)で表わされるアルコ
ール型非イオン性界面活性剤からなるアスファルト用乳
化剤は、更に、一般式(2)及び/又は(3)で表わさ
れるプルロニック型非イオン性界面活性剤と併用する
と、アスファルトの乳化安定性やアスファルト乳剤の貯
蔵安定性、骨材との混和性が更に向上する。一般式
(2)又は(3)において、EOはオキシエチレン基を
表わし、AOは炭素数3以上のオキシアルキレン基を表
わす。炭素数3以上のオキシアルキレン基としては、例
えば、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシ
長鎖アルキレン基等が挙げられるが、オキシプロピレン
基が最も好ましい。
【0011】又、a、b及びcはそれぞれ1以上の数を
表わし、d、e及びfはそれぞれ1以上の数を表わす。
a及びcは好ましくはそれぞれ1〜300、より好まし
くはそれぞれ10〜200であり、bは好ましくは1〜
200、より好ましくは10〜100である。d及びf
は好ましくはそれぞれ1〜100、より好ましくはそれ
ぞれ2〜50であり、eは好ましくは1〜100、より
好ましくは5〜50である。、一般式(2)又は(3)
で表わされるプルロニック型非イオン性界面活性剤の平
均分子量は、好ましくはそれぞれ500〜30,00
0、より好ましくはそれぞれ1,000〜20,000
程度である。一般式(2)又は(3)で表わされるプル
ロニック型非イオン性界面活性剤としては、少なくとも
1種は分子全体に占めるオキシエチレン基の割合が、好
ましくは50質量%以上、より好ましくは60〜95質
量%であるものを使用することが良い。
【0012】一般式(1)で表わされるアルコール型非
イオン性界面活性剤と、一般式(2)及び/又は(3)
で表わされるプルロニック型非イオン性界面活性剤との
混合比は、質量比にして20:80〜80:20が好ま
しく、30:70〜70:30がより好ましい。
【0013】本発明のアスファルト用乳化剤は、水にア
スファルトを乳化させ、アスファルト乳剤とするために
使用される。アスファルト乳剤を製造する方法として
は、例えば、本発明の乳化剤を溶解乃至分散させた水
と、溶融させたアスファルトを、ホモジナイザー、ホモ
ミキサー、コロイドミル、ディスパーミル等を用いて機
械的に乳化させる方法等が代表的である。アスファルト
乳剤を製造する場合は、本発明の乳化剤を水に対して
0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%で溶
解または分散させ、この乳化剤水溶液とアスファルトと
を質量比で一般的に30:70〜70:30好ましくは
40:60〜60:40の割合で混合し、上記の方法で
乳化させる。
【0014】本発明のアスファルト用乳化剤は、その他
の成分と併用することができる。その他の成分として
は、例えば、グリセリン、ソルビトール等のポリオール
のアルキレンオキサイド付加物、脂肪酸アルキレンオキ
サイド付加物、脂肪酸アルカノールアミド又はそのアル
キレンオキサイド付加物、油脂のアルキレンオキサイド
付加物、グリセリンやソルビトール等のポリオール脂肪
酸エステル等の非イオン性界面活性剤;脂肪酸塩、アル
キル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、α―オレフィンスルホン酸塩等のアニ
オン性界面活性剤;ジメチルジアルキル4級アンモニウ
ム塩、ポリジメチルジアリルアンモニウム塩、カチオン
化セルロース、イミダゾリン誘導体等のカチオン性界面
活性剤;カルボベタイン、スルホベタイン、イミダゾリ
ニウムベタイン等の両性界面活性剤;メタノール、エタ
ノール、プロパノール、2―プロパノール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、トルエン、キシレン
等の溶剤;塩化アンモニウム、塩化カルシウム、塩化マ
グネシウム、塩化鉄、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸アンモ
ニウム、亜硫酸カルシウム、硝酸ナトリウム、硝酸カル
シウム、硝酸マグネシウム、硝酸鉄、硝酸アルミニウ
ム、硝酸アンモニウム、ロダンカリウム、ロダンナトリ
ウム、ロダンカルシウム等の無機塩;ポリビニルアルコ
ール、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、メチル
セルロース、カチオン化澱粉等の水溶性高分子等が挙げ
られる。
【0015】本発明のアスファルト用乳化剤で乳化され
るアスファルトとしては、例えば、ストレートアスファ
ルト、カットバックアスファルト、セミブローンアスフ
ァルト、ブローンアスファルト、天然アスファルト、脱
色アスファルト又はこれらに高分子重合体、石油樹脂、
熱可塑性樹脂等を添加した改質アスファルト等が挙げら
れる。
【0016】本発明のアスファルト用乳化剤を使用して
得られたアスファルト乳剤を道路等の舗装材として使用
する場合は、骨材と混合して使用することが一般的であ
る。骨材としては、例えば、普通ポルトランドセメン
ト、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセ
メント、耐硫酸塩ポルトランドセメント、中庸熱ポルト
ランドセメント、白色ポルトランドセメント、超速硬ポ
ルトランドセメント、膨張セメント、酸性リン酸塩セメ
ント、自硬性セメント、石灰スラグセメント、高炉セメ
ント、高硫酸塩スラグセメント、フライアッシュセメン
ト、キーンスセメント、ポゾランセメント、アルミナセ
メント、ローマンセメント、白セメント、マグネシアセ
メント、水滓セメント、カルシウムアルミネート、シリ
カセメント、ジェットセメント、石膏、海砂、川砂、
砂、小石、石灰、砕石、砂利等が挙げられる。本発明の
アスファルト用乳化剤を使用して得られたアスファルト
乳剤は、これらの骨材との混和性にも優れている。
【0017】本発明のアスファルト用乳化剤を使用して
得られたアスファルト乳剤は、道路路盤のプライムコー
ト材に使用され、又、上記の骨材と混合されて、道路や
鉄道軌道、トンネル、滑走路、水路、貯水池、運動場、
崖や切り通しの法面等の舗装材として使用することがで
きる。又、防水材、防食材、防錆材、接着材等としても
使用することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。尚、以下の実施例中、部及び%は特に記載が無
い限り質量基準である。 <アスファルト乳剤の調製>針入度80〜100のアス
ファルトを、140〜150℃で加熱溶融した。水92
部を45〜55℃に加温し、以下の表1の実施例又は比
較例に示す各種のアスファルト用乳化剤をそれぞれ8部
溶解させ、乳化剤水溶液を得た。これらの乳化剤水溶液
の各50部と、上記の加熱溶融アスファルト50部とを
同時にコロイドミルに通して乳化させ、実施例1〜9及
び比較例1〜4のアスファルト乳剤を得た。
【0019】
【表1】
【0020】表中、「EO」はオキシエチレン基を表わ
し、「PO」はオキシプロピレン基を表わし、「EO5
0」はエチレンオキサイド50モル付加を表わす。
【0021】<アスファルト乳剤貯蔵安定度試験>これ
らのアスファルト乳剤を用いて、アスファルト乳剤の貯
蔵安定度試験を行なった。即ち、JIS−K−2208
−1993に準じ、試験用シリンダーに一定量の前記ア
スファルト乳剤を入れて24時間静置し、シリンダーの
上部と下部からそれぞれ50gの試料を採取し、これを
110℃に加熱して水分を除去した後、160℃で1分
間加熱し揮発分を除去して、それぞれの蒸発残分を測定
した。実施例1〜9及び比較例1〜4の各試料について
蒸発残分の測定を行ない、各試料について上部試料と下
部試料との蒸発残分(%)の差が1%以内であるものを
○、それ以上のものを×で表わした。
【0022】<骨材の分散性>上記の実施例1〜9及び
比較例1〜4のアスファルト乳剤の各10部に普通ポル
トランドセメント8部を徐々に加えて攪拌混合した。全
体が均一に混合できたものを○、塊状物が生成したが混
合できたものを△、ほとんど混合できず凝集したものを
×で表わした。これらの評価結果を表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】本発明のアスファルト乳化剤は、芳香族
系の化合物を使用しないため、化学物質が生物の内分泌
系を撹乱するというエンドクリン問題の懸念が全くない
にもかかわらず、アルキルフェノール系乳化剤と同等
の、優れたアスファルトの乳化安定性、貯蔵安定性と骨
材との混和性を有する。
フロントページの続き (72)発明者 小宮 薫 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 Fターム(参考) 4D077 AA10 AB20 AC02 BA15 CA12 CA13 DC08Y DC12Y DC19Y DD03Y DD05Y DD30Y 4J002 AG001 CH022 CH023 DE026 FD206 FD312 FD313 4J005 AA02 AA04 AA06 AA07 AA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) R1O−(R2−O)n−H (1) (式中、R1はプロピレン又はブチレンのオリゴマーか
    ら誘導されたオレフィンから、オキソ法によって合成さ
    れた飽和アルコールの残基を表わし、R2はアルキレン
    基を表わし、nは2以上の数を表わす。)で表わされる
    アルコール型非イオン性界面活性剤からなるアスファル
    ト用乳化剤。
  2. 【請求項2】 下記の一般式(1) R1O−(R2−O)n−H (1) (式中、R1はプロピレン又はブチレンのオリゴマーか
    ら誘導されたオレフィンから、オキソ法によって合成さ
    れた飽和アルコールの残基を表わし、R2はアルキレン
    基を表わし、nは2以上の数を表わす。)で表わされる
    アルコール型非イオン性界面活性剤、及び下記の一般式
    (2) HO−(EO)a−(AO)b−(EO)c−H (2) (式中、EOはオキシエチレン基を表わし、AOは炭素
    数3以上のオキシアルキレン基を表わし、a、b及びc
    は1以上の数を表わす。)及び/又は下記の一般式
    (3) HO−(AO)d−(EO)e−(AO)f−H (3) (式中、EOはオキシエチレン基を表わし、AOは炭素
    数3以上のオキシアルキレン基を表わし、d、e及びf
    は1以上の数を表わす。)で表わされるプルロニック型
    非イオン性界面活性剤からなるアスファルト用乳化剤組
    成物。
  3. 【請求項3】 一般式(2)又は(3)で表わされるプ
    ルロニック型非イオン性界面活性剤のうち少なくとも1
    種が、分子全体に占めるオキシエチレン基の割合が50
    質量%以上である請求項2に記載のアスファルト用乳化
    剤組成物。
  4. 【請求項4】 下記の一般式(1) R1O−(R2−O)n−H (1) (式中、R1はプロピレン又はブチレンのオリゴマーか
    ら誘導されたオレフィンから、オキソ法によって合成さ
    れた飽和アルコールの残基を表わし、R2はアルキレン
    基を表わし、nは2以上の数を表わす。)で表わされる
    アルコール型非イオン性界面活性からなるアスファルト
    用乳化剤、水、及びアスファルトを含有するアスファル
    ト乳剤。
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