JP2001320818A - 車両用電子制御ユニットの防水構造 - Google Patents

車両用電子制御ユニットの防水構造

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JP2001320818A
JP2001320818A JP2000134132A JP2000134132A JP2001320818A JP 2001320818 A JP2001320818 A JP 2001320818A JP 2000134132 A JP2000134132 A JP 2000134132A JP 2000134132 A JP2000134132 A JP 2000134132A JP 2001320818 A JP2001320818 A JP 2001320818A
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Takamasa Mitsuyanagi
貴正 三柳
Hajime Kozuka
元 小塚
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な取付け作業のみでコスト増を招くこと
なく、防水性を確保できる車両用電子制御ユニットの防
水構造を提供することを目的とする。 【解決手段】電子制御装置(エンジン制御装置)23を
内部に組み込みワイヤハーネスwを挿通させる筒部9を
突設した機器収納容器3と、電子制御装置23の基板4
に取り付けられた基板側コネクタ24と、ワイヤハーネ
スwの端部を基板側コネクタ24に接続するハーネス側
コネクタ25と、ワイヤハーネスwに外嵌され、且つ、
一端の環状取付け部(基板側コネクタ)24が筒部9に
外嵌状で固定され他端の環状取付け部(突端側取付け
部)162がワイヤハーネス外周部に密着する蛇腹状伸
縮部材16とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電子制御ユ
ニットの防水構造、特に、外気と共に水や埃が侵入して
くる領域に配備され、各種の電装品から伸びるワイヤハ
ーネスを接続した車両用電子制御ユニットの防水構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両は電子制御される機器を多数搭載し
ており、これらは電子制御ユニットとそれに配線を介し
接続される各種センサ、リレー、電子式アクチュエータ
等の電装品を備える。電子制御ユニットは外枠を成す機
器収納容器と、その内部に配備された基板に組み込まれ
る制御機能部である電子制御装置(たとえばECU)、
あるいは、これに加えて、その他の各種駆動回路及びセ
ンサ、制御用リレー等の電装品で構成されている。基板
はその一部に基板側コネクタを取り付けており、機器収
納容器より突出するコネクタ先端には車体各部の電装品
から延出してくる配線束であるワイヤハーネスがハーネ
ス側コネクタを介し接続される。
【0003】ところで、車両は車室やトランクルームが
防水性を確保しているのに対し、エンジンルーム等の空
間域はエンジンその他の駆動機器の冷却等を可能とすべ
く外気が流動するように形成されている。このため、エ
ンジンルーム内に配備されるエンジンコントロールユニ
ットや変速制御ユニットは水、埃等にさらされることよ
り防水性を要求され、これらユニットの機器収納容器の
外側に突き出すコネクタも防水性を必要とされ、この点
でコスト的に不利となる。なお、電子制御ユニットを車
室等の防水空間域に配設することも考えられるが、その
場合、配線がエンジンルームと車室とを仕切る隔壁部材
の貫通孔を通過する必要があり、配線作業に手間取り、
配線が迂回分だけ長くなり、コスト的に有効な手立てと
はならない。
【0004】そこで、エンジンコントロールユニット等
の機器収納容器内部にを引込みその先端部を非防水のコ
ネクタを介し配線基板側に接続するものとし、機器収納
容器に設けたワイヤハーネスの導入口とワイヤハーネス
の隙間をグロメットでシールすることがコスト的に有効
とされる。一方、特開平9−327111号公報には、
機器収納容器を成す上下の各ケースに導入口を形成でき
る上下筒半部を設け、これらの間にワイヤハーネスの
み、あるいはコルゲートチューブを外嵌するワイヤハー
ネスを配備し、これらを上下筒半部で挟み込み、シール
性を保持するようにしたものが開示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、機器収納容器
の導入口の内周壁にグロメットの大径側の環状取付け部
を嵌着した場合、環状取付け部と導入口の内壁面との接
合力が比較的低く、特に導入口の内径が大きくなるほど
接合力が低下しやすく、シール性に問題を生じやすい。
更に、特開平9−327111号公報に開示される防水
構造では、ワイヤハーネスを嵌挿するコルゲートチュー
ブを上下筒半部により挟持するにあたり、上下筒半部の
互いの合わせ目が開きやすく、同部をシールテープ等で
外巻処理してシール性を確保する必要があり、作業工数
が多く、コスト的にも不利となる。なお、電子制御ユニ
ットのように機器収納容器内の基板にワイヤハーネスを
接続するコネクタが比較的大きくなるものでは、機器収
納容器に突設する筒部を分割構造とする必要性が高く、
上下筒半部の互いの合わせ目のシール処理を簡素化する
ことが特に望まれている。
【0006】本発明は、上述の課題に基づき、簡単な取
付け作業のみでコスト増を招くことなく、防水性を確保
できる車両用電子制御ユニットの防水構造を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明である車両用電子制御ユニットの
防水構造は、電子制御装置を内部に組み込みワイヤハー
ネスを挿通させる筒部を突設した機器収納容器と、前記
電子制御装置の基板に取り付けられた基板側コネクタ
と、前記ワイヤハーネスの端部を前記基板側コネクタに
接続するハーネス側コネクタと、前記ワイヤハーネスに
外嵌され、且つ、一端の環状取付け部が前記筒部に外嵌
状で固定され、他端の環状取付け部がワイヤハーネス外
周部に密着する蛇腹状伸縮部材とを具備している。この
ように、機器収納容器内部において基板側コネクタにワ
イヤハーネスを外側に延出させたハーネス側コネクタを
接続した上で、ワイヤハーネスに外嵌される蛇腹状伸縮
部材の一端の環状取付け部を筒部に外嵌状で固定するの
で、一端の環状取付け部の内周壁が筒部の外周壁に密着
する接合力を容易に付加できる。このため、簡単な取付
け作業のみでコスト増を招くことなく、防水性を確保で
きる。
【0008】請求項2の発明である、請求項1記載の車
両用電子制御ユニットの防水構造において、前記機器収
納容器は前記電子制御装置を組み込んだケース本体と同
ケース本体の開口部を覆う蓋体とで形成され、前記筒部
はケース本体側のケース側半部と前記蓋体側の蓋側半部
を重ねて形成され、同筒部に前記蛇腹状伸縮部材の一端
の環状取付け部が外嵌状で固定されている。この場合、
ケース本体側のケース側半部と蓋体側の蓋側半部とを重
ねる前に、ハーネス側コネクタを基板側コネクタに接続
し、ワイヤハーネスを嵌挿する状態でケース側半部と蓋
側半部を重ねて筒部を形成し、ここに蛇腹状伸縮部材の
一端の環状取付け部を外嵌状で固定するので、ケース側
半部と蓋側半部の各当接縁部の合わせ目を外側より覆う
こととなり、容易に合わせ目をシールでき、特別の合わ
せ目のシール処理を必要とせず、コスト増を招くことな
く、防水性を確保できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態とし
ての車両用電子制御ユニットの防水構造を適用したエン
ジン制御ユニット1示した。このエンジン制御ユニット
1は図示しない車両のカウルトップ2に枠部材6を介し
て取り付けられる。エンジン制御ユニット1は箱型の機
器収納容器3を備え、これは基板4を組み込んだケース
本体5と、ケース本体5の上方開口を覆う上蓋7とで形
成される。ケース本体5は偏平した矩形断面を有する前
枠部8と、前枠部8の一側壁より突出する円筒部9と、
前枠部8の後部より後方に延出する略厚板状の基枠部1
1と、前枠部8内の縦壁15の前空間e1を覆う前カバ
ー12とを備える。
【0010】図3に示すように、前枠部8は後端側の上
下左右面より連続して、環状に段部801を突出し形成
する。なお、段部801の内の2か所にはボルトを挿通
させる孔を有した締め付け部802が形成され、この部
位がカウルトップ2及び枠部材6にボルト止めされる。
段部801はその後向き面の上及び左右面に沿って屈
曲凹溝21を連続形成され、ここには上蓋7の前端の接
合フランジ701が圧接可能に形成される。前枠部8の
外周壁前部には2箇所において弾性金属板片から成るク
リップ部材13が装着され、前カバー12の周縁部が前
枠部8の先端縁全周にシール材14を介して押圧された
際に、各クリップ部材13のフック状先端部が弾性的に
変位して前カバー12の周縁部121を係止できる。な
お、前空間e1には交換頻度の高い複数の各種のヒュー
ズbが配備され、その取付け部が縦壁15に形成され
る。
【0011】円筒部9は前枠部8の一側壁より外側に延
出形成され、その内部のハーネス導入口hは外部に開口
し、奥側は縦壁15の一部を成す内側湾曲壁151の後
方を通過して基枠部11側の収容室e2に連通するよう
形成される。円筒部9はその先端側の外周壁に環状凹溝
901を形成され、ここに後述の蛇腹状伸縮部材16の
環状凸部163を外嵌可能に形成される。円筒部9のハ
ーネス導入口hは後述のワイヤハーネスwを接続したハ
ーネス側コネクタ25を挿通できる程度の内径に形成さ
れる。円筒部9に挿通されるワイヤハーネスwには弾性
を有した合成樹脂性の蛇腹状伸縮部材16が外嵌され
る。図4に示すように、蛇腹状伸縮部材16はワイヤハ
ーネスwの撓みを許容するようその主要部が蛇腹状に形
成され、両端に環状取付け部をそれぞれ形成している。
【0012】一端の環状取付け部である基端側取付け部
161は円筒部9に外嵌されるよう、比較的大径に成形
され、他端の環状取付け部である突端側取付け部162
はワイヤハーネスwの外周面を弾性的に挟持するようワ
イヤハーネスwの外径より多少小さな内径を成すように
成形される。基端側及び突端側取付け部161,162
の内周面には環状凸部163がそれぞれ突設される。基
端側取付け部161は環状凹溝901に嵌合する(図3
参照)ことでずれを防止でき、突端側取付け部162は
ワイヤハーネスwの表面部に圧接することでシール性を
強化できる。
【0013】基枠部11はその左右端に上向きに屈曲し
て延出し前後方向Xに沿って長い左右縦壁17を備え
る。左右縦壁17の外面側には上蓋7の左右下端縁70
2が嵌合する前後方向Xに長い係合溝18(図2参照)
がそれぞれ形成される。上蓋7は前後方向Xとの直交断
面視が逆U字型を成す断面の蓋体であり、その後端側の
後壁部703により収容室e2を閉鎖し、前端側を開口
し、その先端縁に接合フランジ701を屈曲形成してい
る。接合フランジ701は前枠部8の後部の屈曲凹溝2
1に図示しないシールを介し圧接されるように形成され
る。なお、上蓋7は基枠部11に図示しないビス等の固
定手段で締め付け可能に形成されている。
【0014】基枠部11は上蓋7との間に多数の電装品
を収容する収容室e2を形成しており、その上面中央に
は矩形の基板4を複数のビスで締め付け結合し、基板4
以外の外側周辺部には図示しない各種駆動回路や各種電
装品の取付け部を形成している。基板4はエンジン制御
機能部を成すエンジン制御装置(ECU)23を組み付
けており、その前端側に基板側コネクタ24を取り付け
ている。基板側コネクタ24はエンジン制御装置(EC
U)23側の入出力回路の接続端を形成し、ここには車
体各部の電装品から延出してくる配線束であるワイヤハ
ーネスwの先端のハーネス側コネクタ25が噛み合い接
続される。
【0015】図1のエンジン制御ユニット1を装備する
図示しない車両では、図示しないセンサ、リレー、アク
チュエータ等の信号及び出力配線や電源配線がエンジン
ルーム側より延出し、ワイヤハーネスwとして束ねられ
ている。このワイヤハーネスwには蛇腹状伸縮部材16
が外嵌されると共に先端部にハーネス側コネクタ25が
接続される。ハーネス側コネクタ25は円筒部9に挿通
され、収容室e2に引き込まれた上で基板側コネクタ2
4に接続される。次いで、蛇腹状伸縮部材16の基端側
取付け部161が円筒部9に外嵌され、同時に環状凸部
163が環状凹溝901に嵌合され、ずれ防止処理され
る。ここでは、円筒部9に蛇腹状伸縮部材16を固定す
るにあたり、円筒部9に環状の基端側取付け部161を
外嵌状で取付けるので、基端側取付け部161が生じる
弾性力で筒部の外周壁に密着でき、接合力を容易に付加
でき、特別の締め付け部材をあえて使用する必要もな
い。このため、簡単な取付け作業のみでコスト増を招く
ことなく、ハーネス導入口h及び収容室e2側の防水性
を容易に確保できる。
【0016】この後、上蓋7が収容室e2の上方域を覆
うよう、ケース本体5に一体的に取り付けられ、エンジ
ン制御ユニット1の組立てが完了する。このエンジン制
御ユニット1はカウルトップ2側の枠部材6にエンジン
ルーム側より差し込まれ、同部に段部801側が当接さ
れ、2箇所の締め付け部802がボルト止めされる。な
お、ケース本体5の前部の前カバー12は前空間e1の
ヒューズを交換する等の必要時にエンジンルーム側より
開閉操作可能となる。図1のエンジン制御ユニット1で
は収容室e2に連通するハーネス導入口hを円筒部9に
より形成し、その外周側に蛇腹状伸縮部材16を外嵌し
て、ハーネス導入口h及び収容室e2側を外部よりシー
ルし、防水性を確保しているが、これに代えて、図5、
6に示すように、エンジン制御ユニット1aを構成して
も良い。
【0017】このエンジン制御ユニット1aは円筒部9
aを前後2つの筒状半部26,27を組み合わせること
で形成するよう構成されている。なお、図5のエンジン
制御ユニット1aはその他の部位の構成が図1のエンジ
ン制御ユニット1とほぼ同様に構成され、ここでは同一
部材には同一符号を付し、関連する部材には符号aを追
加付記し、重複説明を略す。
【0018】ここでの前枠部8aはその後部側壁及び同
部位の段部801aより斜め前方に向けて前筒状半部2
6を突出し形成しており、上蓋7aはその前端部の側壁
より斜め前方に向けて後筒状半部27を突設している。
前筒状半部26の後向きの切欠縁部は後筒状半部27の
前向きの切欠縁部と当接し、その際、円筒部9aを成す
ように形成される。なお、上蓋7aの接合フランジ70
1aが屈曲凹溝18aに一様に当接する位置で、前筒状
半部26と後筒状半部27が当接でき、ここで形成され
た円筒部9aに蛇腹状伸縮部材16aの基端側取付け部
161aが嵌着される。円筒部9aにはその先端側の外
周壁に環状凹溝901aが形成され、ここに蛇腹状伸縮
部材16aの環状凸部163aを外嵌可能に形成され
る。この円筒部9aはワイヤハーネスwを嵌挿できる程
度の内径に形成され、ワイヤハーネスwの先端のハーネ
ス側コネクタ25を挿通させる必要はなく、比較的小さ
な内径で形成される。
【0019】図6に示すように、ワイヤハーネスwに外
嵌される蛇腹状伸縮部材16aは、その蛇腹状主要部の
両端に基端側取付け部161aと突端側取付け部(図示
せず)とが一体形成される。基端側取付け部161aは
蛇腹状主要部より延出する基端部c1とそれより延出す
る覆い部c2とを形成される。基端部c1はその内壁面
に環状凸部163aを突設し、これを円筒部9aの環状
凹溝901aに嵌合できる。覆い部c2は前筒状半部2
6の後向きの切欠縁部と後筒状半部27の前向きの切欠
縁部との合わせ目g(上下2箇所)を覆うよう、しか
も、段部801や前枠部8の側壁との干渉を防げる範囲
で基端部c1側より延出形成されている。
【0020】図5のエンジン制御ユニット1aを装備す
る図示しない車両では、まず、先端にハーネス側コネク
タ25を取り付け、蛇腹状伸縮部材16aが外嵌された
ワイヤハーネスwを収容室e2に配設し、ハーネス側コ
ネクタ25を基板側コネクタ24に接続する。次いで、
ワイヤハーネスwを前筒状半部26に配備した上で、収
容室e2を上蓋7で覆い、両者を互いに固定処理する。
この際、前筒状半部26と後筒状半部27が重ね合わさ
れ、円筒部9aが形成され、内部のハーネス導入口ha
より収容室e2に続く空間にワイヤハーネスwが収容さ
れる。次いで、円筒部9aに蛇腹状伸縮部材16aの基
端側取付け部161aが外嵌され、環状凸部163aが
環状凹溝901aに嵌合され、これにより蛇腹状伸縮部
材16をずれなく円筒部9aに取付けできる。同時に、
上下の合わせ目gが覆い部c2により完全に覆われ、シ
ールされ、ハーネス導入口ha及び収容室e2側を外部
より気密に保持できる。このため、円筒部9aの合わせ
目gをシールするため、シールテープの巻きつけ処理
や、特別の締め付け部材を使用する等の処理を必要とせ
ず、防水性を確保できる。
【0021】上述のところにおいて、図1、図5のエン
ジン制御ユニット1,1aの各円筒部9,9aは前枠部
8の側壁より側方に延出していたが、機器収納容器3の
前部の前カバー12を排除し、図示しない蓋無しの前枠
部にワイヤハーネスを挿通させるハーネス導入口を形成
する筒部を突設し、その筒部に蛇腹状伸縮部材の基端側
取付け部を外嵌し、ハーネス導入口内の隙間をシールす
るとの構成を採っても良く、この場合も、コスト増を招
くことなく、機器収納容器内の収容室の防水性を容易に
確保できる。上述のところにおいて、電子制御ユニット
としてエンジン制御ユニット1を説明したが、その他の
車載される変速制御ユニット、ボデー制御ユニットや多
機能を集約した統合ECUを成す電子制御ユニット等に
も本発明を同様に適用でき、同様の作用効果を得られ
る。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、蛇腹
状伸縮部材の一端の環状取付け部を筒部に外嵌状で固定
するので、一端の環状取付け部の内周壁が筒部の外周壁
に密着する接合力を容易に付加でき、簡単な取付け作業
のみでコスト増を招くことなく、防水性を確保できる。
【0023】請求項2の発明では、ケース側半部と蓋側
半部を重ねて筒部を形成し、ここに蛇腹状伸縮部材の一
端の環状取付け部を外嵌状で固定するので、ケース側半
部と蓋側半部の各当接縁部の合わせ目を外側より覆うこ
ととなり、容易に合わせ目をシールでき、特別の合わせ
目のシール処理を必要とせず、コスト増を招くことな
く、防水性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車両用電子制御ユ
ニットの防水構造が適用されたエンジン制御ユニットの
要部概略側断面図である。
【図2】図1のエンジン制御ユニットの要部概略平断面
図である。
【図3】図1のエンジン制御ユニットの正面図である。
【図4】図1のエンジン制御ユニットで用いる蛇腹状伸
縮部材及び円筒部の拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態としての車両用電子制御
ユニットの防水構造が適用されたエンジン制御ユニット
の部分切欠断面図である。
【図6】図5のエンジン制御ユニットの円筒部の部分拡
大切欠平面図である。
【符号の説明】
1,1a エンジン制御ユニット 3 機器収納容器 4 基板 5 ケース本体 7 蓋体 9,9a 筒部 901,90a 環状凹溝 16,16a 蛇腹状伸縮部材 161,161a 基端側取付け部 162 突端側取付け部 23 エンジン制御装置(電子制御装置) 24 基板側コネクタ(一端の環状取付け
部) 25 ハーネス側コネクタ(他端の環状取
付け部) 26 前筒状半部(ケース側半部) 27 後筒状半部(蓋側半部) w ワイヤハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E352 AA09 AA16 BB15 CC20 CC56 DR02 DR27 GG04 GG11 4E360 AB02 AB13 AB34 BA02 BA08 BC05 BD03 EA03 EA18 ED03 ED17 ED23 ED27 FA08 GA06 GA29 GA53 GB93 GB94 5G361 AA06 AC09 AE02 5G363 AA01 BA02 CA20 CB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子制御装置を内部に組み込みワイヤハー
    ネスを挿通させる筒部を突設した機器収納容器と、 前記電子制御装置の基板に取り付けられた基板側コネク
    タと、 前記ワイヤハーネスの端部を前記基板側コネクタに接続
    するハーネス側コネクタと、 前記ワイヤハーネスに外嵌され、且つ、一端の環状取付
    け部が前記筒部に外嵌状で固定され、他端の環状取付け
    部がワイヤハーネス外周部に密着する蛇腹状伸縮部材
    と、を具備したことを特徴とする車両用電子制御ユニッ
    トの防水構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の車両用電子制御ユニットの
    防水構造において、 前記機器収納容器は前記電子制御装置を組み込んだケー
    ス本体と同ケース本体の開口部を覆う蓋体とで形成さ
    れ、前記筒部はケース本体側のケース側半部と前記蓋体
    側の蓋側半部を重ねて形成され、同筒部に前記蛇腹状伸
    縮部材の一端の環状取付け部が外嵌状で固定されること
    を特徴とする車両用電子制御ユニットの防水構造。
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