JP2003163472A - 箱状構造体のシール構造 - Google Patents
箱状構造体のシール構造Info
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- JP2003163472A JP2003163472A JP2001361498A JP2001361498A JP2003163472A JP 2003163472 A JP2003163472 A JP 2003163472A JP 2001361498 A JP2001361498 A JP 2001361498A JP 2001361498 A JP2001361498 A JP 2001361498A JP 2003163472 A JP2003163472 A JP 2003163472A
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- JP
- Japan
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- opening
- grommet
- lid
- outer box
- ridge
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防水性および防塵性の高い開閉部のシール構
造を提供する。 【解決手段】 開口部2を有する外箱本体1と、その開
口部2に被せられてその開口部2を密閉する外箱蓋3と
を備え、外箱本体1の外壁の一部に開口部2につながる
切り欠き4が形成され、その切り欠き4にグロメット5
が差し込んで取り付けられるとともに、そのグロメット
5の一端縁が開口部2側に突出している箱状構造体のシ
ール構造において、前記グロメット5の一端縁と該一端
縁に当接される外箱蓋3の端縁の一部との一方に、開口
部2の輪郭に沿う方向に延びた突条6が形成されるとと
もに、他方に突条6を嵌合させかつ突条の頂縁を底部に
当接させる凹溝8が形成され、さらに突条6に直交する
方向で前記突条6を挟んだ両側に端面部7が形成され、
かつこれらの端面部7に当接して密着する端面部10
が、凹溝8の開口端を挟んだ両側に形成されている。
造を提供する。 【解決手段】 開口部2を有する外箱本体1と、その開
口部2に被せられてその開口部2を密閉する外箱蓋3と
を備え、外箱本体1の外壁の一部に開口部2につながる
切り欠き4が形成され、その切り欠き4にグロメット5
が差し込んで取り付けられるとともに、そのグロメット
5の一端縁が開口部2側に突出している箱状構造体のシ
ール構造において、前記グロメット5の一端縁と該一端
縁に当接される外箱蓋3の端縁の一部との一方に、開口
部2の輪郭に沿う方向に延びた突条6が形成されるとと
もに、他方に突条6を嵌合させかつ突条の頂縁を底部に
当接させる凹溝8が形成され、さらに突条6に直交する
方向で前記突条6を挟んだ両側に端面部7が形成され、
かつこれらの端面部7に当接して密着する端面部10
が、凹溝8の開口端を挟んだ両側に形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、箱状をなす構造
体のシール構造に関するものである。
体のシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、自動車等の車両の制御がます
ます電子化されており、そのため多数および多種類の電
子部品が車両に搭載されるようになってきている。車両
におけるこれらの電子部品は、それぞれの用途に適する
ように構成され、また配置されているが、センサ−や表
示器あるいは関連する他の電子装置に対して離れて配置
せざるを得ない場合も多く、そのため車両内部の電子部
品のための配線も多様化し、ハーネス等の配線材が細部
に亘って張り巡らされている。
ます電子化されており、そのため多数および多種類の電
子部品が車両に搭載されるようになってきている。車両
におけるこれらの電子部品は、それぞれの用途に適する
ように構成され、また配置されているが、センサ−や表
示器あるいは関連する他の電子装置に対して離れて配置
せざるを得ない場合も多く、そのため車両内部の電子部
品のための配線も多様化し、ハーネス等の配線材が細部
に亘って張り巡らされている。
【0003】これらの配線(ハーネス)によっては、車
室の内外に亘って配置されるもの、エンジンルームに配
置されるものなど、その配置形態は多様である。例えば
エンジンルームなどの劣悪な環境に配置されるハーネス
は、ゴムなどの弾性のある材料で形成したチューブ状の
保護管すなわちグロメットに挿入され、そのグロメット
を電子部品の格納箱やダッシュパネルの開口部に係合さ
せることにより、ハーネスを外部環境から保護してい
る。その構造の一例が、特開平9−207691号公報
等に記載されている。
室の内外に亘って配置されるもの、エンジンルームに配
置されるものなど、その配置形態は多様である。例えば
エンジンルームなどの劣悪な環境に配置されるハーネス
は、ゴムなどの弾性のある材料で形成したチューブ状の
保護管すなわちグロメットに挿入され、そのグロメット
を電子部品の格納箱やダッシュパネルの開口部に係合さ
せることにより、ハーネスを外部環境から保護してい
る。その構造の一例が、特開平9−207691号公報
等に記載されている。
【0004】上記の公報に記載された格納箱の例による
と、アンダーカバーの開口部につながっている切り欠き
にグロメットが嵌め込まれ、蓋体であるトップカバーが
被せられてシールされている。このトップカバーの端縁
には、輪郭に沿って突条が二重に設けられており、その
間に弾力性のあるシール部材が嵌入されている。一方、
アンダーカバーの開口部は前記端縁に接触するようにな
っている。この開口部の途中には、前記グロメットが差
し込まれている。前記グロメットには突条が設けられて
おり、前記端縁に接触するようになっている。この突条
は防水性を担保するため、グロメットが前記切り欠きに
差し込まれた状態において、前記開口部の周縁部分より
も若干開口部側に突出するようになっている。このよう
な形状のアンダーカバーにトップカバーが被せられて内
部が密閉され、防水されている。
と、アンダーカバーの開口部につながっている切り欠き
にグロメットが嵌め込まれ、蓋体であるトップカバーが
被せられてシールされている。このトップカバーの端縁
には、輪郭に沿って突条が二重に設けられており、その
間に弾力性のあるシール部材が嵌入されている。一方、
アンダーカバーの開口部は前記端縁に接触するようにな
っている。この開口部の途中には、前記グロメットが差
し込まれている。前記グロメットには突条が設けられて
おり、前記端縁に接触するようになっている。この突条
は防水性を担保するため、グロメットが前記切り欠きに
差し込まれた状態において、前記開口部の周縁部分より
も若干開口部側に突出するようになっている。このよう
な形状のアンダーカバーにトップカバーが被せられて内
部が密閉され、防水されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ア
ンダーカバーの開口部とグロメットの突条とは段差があ
るため、前記トップカバーの端縁が、アンダーカバーに
は接触しているがグロメットには接触していない部分が
あった。その結果、シール部分が均一ではないので、洗
車などを行う際に高圧の水が前記格納箱にかかった場
合、水がエレクトロボックス内部に浸入してしまうとい
うおそれがあった。そのため、ハーネス等の配線材や電
気部品に対する防塵性および防水性が損なわれるおそれ
があった。
ンダーカバーの開口部とグロメットの突条とは段差があ
るため、前記トップカバーの端縁が、アンダーカバーに
は接触しているがグロメットには接触していない部分が
あった。その結果、シール部分が均一ではないので、洗
車などを行う際に高圧の水が前記格納箱にかかった場
合、水がエレクトロボックス内部に浸入してしまうとい
うおそれがあった。そのため、ハーネス等の配線材や電
気部品に対する防塵性および防水性が損なわれるおそれ
があった。
【0006】この発明は、上記の事情を背景にしてなさ
れたものであり、防水性および防塵性の高い箱状構造体
のシール構造を提供することを目的とする。
れたものであり、防水性および防塵性の高い箱状構造体
のシール構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、開口部を有す
る本体部と、その開口部に被せられてその開口部を密閉
する蓋体とを備え、前記本体部の外壁の一部に前記開口
部につながる切り欠き部が形成され、その切り欠き部に
グロメットが差し込まれて取り付けられるとともに、そ
のグロメットの一端縁が前記開口部側に突出している箱
状構造体のシール構造において、前記グロメットの一端
縁と該一端縁に当接される前記蓋体の端縁の一部との一
方に、前記開口部の輪郭に沿う方向に延びた突条が形成
されるとともに、他方に該突条を嵌合させかつ突条の頂
縁を底部に当接させる溝部が形成され、さらに前記突条
に直交する方向で前記突条を挟んだ両側に端面部が形成
され、かつこれらの端面部に当接して密着する端面部
が、前記溝部の開口端を挟んだ両側に形成されているこ
とを特徴とする箱状構造体のシール構造である。
的を達成するために、請求項1の発明は、開口部を有す
る本体部と、その開口部に被せられてその開口部を密閉
する蓋体とを備え、前記本体部の外壁の一部に前記開口
部につながる切り欠き部が形成され、その切り欠き部に
グロメットが差し込まれて取り付けられるとともに、そ
のグロメットの一端縁が前記開口部側に突出している箱
状構造体のシール構造において、前記グロメットの一端
縁と該一端縁に当接される前記蓋体の端縁の一部との一
方に、前記開口部の輪郭に沿う方向に延びた突条が形成
されるとともに、他方に該突条を嵌合させかつ突条の頂
縁を底部に当接させる溝部が形成され、さらに前記突条
に直交する方向で前記突条を挟んだ両側に端面部が形成
され、かつこれらの端面部に当接して密着する端面部
が、前記溝部の開口端を挟んだ両側に形成されているこ
とを特徴とする箱状構造体のシール構造である。
【0008】したがって、請求項1の発明では、本体部
に設けられた前記切り欠き部にグロメットが差し込まれ
て取り付けられ、さらに蓋体が本体部の前記開口部に被
せられると、前記グロメットの一端縁または前記蓋体の
端縁の一部に形成された前記開口部の輪郭に沿う方向に
延びた突条、およびその両側の端面部と、前記グロメッ
トの一端縁または前記蓋体の端縁の一部に形成された溝
部、およびその両側の端面部とが当接して、前記蓋体と
前記グロメットの嵌合部分が三点でシールされる。
に設けられた前記切り欠き部にグロメットが差し込まれ
て取り付けられ、さらに蓋体が本体部の前記開口部に被
せられると、前記グロメットの一端縁または前記蓋体の
端縁の一部に形成された前記開口部の輪郭に沿う方向に
延びた突条、およびその両側の端面部と、前記グロメッ
トの一端縁または前記蓋体の端縁の一部に形成された溝
部、およびその両側の端面部とが当接して、前記蓋体と
前記グロメットの嵌合部分が三点でシールされる。
【0009】また、請求項2の発明は、前記溝部が前記
蓋体に形成されるとともに、前記突条が前記グロメット
に前記開口部より突出した状態に形成され、さらにその
溝部の底部に、前記突条の頂縁を当接させる弾性シール
材が配置されるとともに、前記突条の延在方向の両端部
が前記開口部に滑らかに連続するように傾斜状もしくは
曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1に記
載の箱状構造体のシール構造である。
蓋体に形成されるとともに、前記突条が前記グロメット
に前記開口部より突出した状態に形成され、さらにその
溝部の底部に、前記突条の頂縁を当接させる弾性シール
材が配置されるとともに、前記突条の延在方向の両端部
が前記開口部に滑らかに連続するように傾斜状もしくは
曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1に記
載の箱状構造体のシール構造である。
【0010】したがって、請求項2の発明では、本体部
にグロメットが差し込まれると、開口部より突出してい
るグロメットの前記突条の延在方向の両端部が、傾斜状
もしくは曲面状に形成されているので、前記開口部と滑
らかに連続する。そのため、前記開口部に前記蓋体が被
せられると、前記突条および開口部が前記蓋体の溝部に
連続して密着する。その結果、接触部分が連続して、箱
状構造体の内部を密閉する。
にグロメットが差し込まれると、開口部より突出してい
るグロメットの前記突条の延在方向の両端部が、傾斜状
もしくは曲面状に形成されているので、前記開口部と滑
らかに連続する。そのため、前記開口部に前記蓋体が被
せられると、前記突条および開口部が前記蓋体の溝部に
連続して密着する。その結果、接触部分が連続して、箱
状構造体の内部を密閉する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の具体例を説明す
る。ここに示す例では、図示しない電子部品および冷却
装置が、矩形状の開口を有した直方体状の外箱本体1の
内部に収容されている。この電子部品は、集積回路やパ
ワートランジスタなどの通電して動作することにより不
可避的に熱を発する部品である。この外箱本体1の矩形
状の開口部2には、蓋体である外箱蓋3が被せられてい
る。この開口部2には、切り欠き4が設けられている。
この切り欠き4にグロメット5が係合されている。グロ
メット5は、プラスチックおよびゴム等の弾性体で形成
されている。箱状構造体はこの状態で図示しない車両の
エンジンルームなどに配置されている。
る。ここに示す例では、図示しない電子部品および冷却
装置が、矩形状の開口を有した直方体状の外箱本体1の
内部に収容されている。この電子部品は、集積回路やパ
ワートランジスタなどの通電して動作することにより不
可避的に熱を発する部品である。この外箱本体1の矩形
状の開口部2には、蓋体である外箱蓋3が被せられてい
る。この開口部2には、切り欠き4が設けられている。
この切り欠き4にグロメット5が係合されている。グロ
メット5は、プラスチックおよびゴム等の弾性体で形成
されている。箱状構造体はこの状態で図示しない車両の
エンジンルームなどに配置されている。
【0012】グロメット5は馬蹄形とされており、端部
が直線状とされ、他端部が湾曲状とされている。また、
中心部分に線状体5Aを通す貫通孔5Bが設けられてお
り、湾曲部分の周縁には、係合溝5Cが設けられてい
る。前記直線状の端部には、外箱蓋3の端縁に接触する
突条6が設けられている。突条6の角の部分は、連続方
向に傾斜した形状とされている。突条6は、グロメット
5が切り欠き4に差し込まれた状態において、外箱本体
1の開口部の周縁に設けられている突条6Aよりも若干
開口部側に突出するようになっている。また、グロメッ
ト5において、突条6に直交する方向で突条6を挟んだ
両側には端面部7が設けられている。この端面部7も外
箱本体1に外箱蓋3が被せられると、外箱蓋3の端縁と
接触するように形成されている。
が直線状とされ、他端部が湾曲状とされている。また、
中心部分に線状体5Aを通す貫通孔5Bが設けられてお
り、湾曲部分の周縁には、係合溝5Cが設けられてい
る。前記直線状の端部には、外箱蓋3の端縁に接触する
突条6が設けられている。突条6の角の部分は、連続方
向に傾斜した形状とされている。突条6は、グロメット
5が切り欠き4に差し込まれた状態において、外箱本体
1の開口部の周縁に設けられている突条6Aよりも若干
開口部側に突出するようになっている。また、グロメッ
ト5において、突条6に直交する方向で突条6を挟んだ
両側には端面部7が設けられている。この端面部7も外
箱本体1に外箱蓋3が被せられると、外箱蓋3の端縁と
接触するように形成されている。
【0013】外箱蓋3の内部には、突条6および突条6
Aの嵌合する凹溝8が設けられている。この凹溝8に
は、弾力のあるシール材で形成されたシール材9が嵌入
されている。シール材9と突条6の頂縁とは、外箱蓋3
が開口部2に被せられると接触するようになっており、
同時に端面部7と接触する凹溝8の壁部は、端面部10
とされている。以上のような状態で、箱状構造体の一例
である外箱11が形成されている。
Aの嵌合する凹溝8が設けられている。この凹溝8に
は、弾力のあるシール材で形成されたシール材9が嵌入
されている。シール材9と突条6の頂縁とは、外箱蓋3
が開口部2に被せられると接触するようになっており、
同時に端面部7と接触する凹溝8の壁部は、端面部10
とされている。以上のような状態で、箱状構造体の一例
である外箱11が形成されている。
【0014】つぎに、上記の具体例では、外箱本体1に
設けられた前記切り欠き4に、線状体5Aが貫通孔5B
に挿入されたグロメット5が差し込まれて取り付けら
れ、さらに外箱蓋3が、外箱本体1の開口部2を塞ぐよ
うに被せられると、グロメット5の直線部分に形成され
た開口部2の輪郭に沿う方向に延びている突条6および
その両側の端面部7と、外箱蓋3の端縁の一部に形成さ
れた凹溝8およびその両側の端面部10とが当接して三
点でシールされる。
設けられた前記切り欠き4に、線状体5Aが貫通孔5B
に挿入されたグロメット5が差し込まれて取り付けら
れ、さらに外箱蓋3が、外箱本体1の開口部2を塞ぐよ
うに被せられると、グロメット5の直線部分に形成され
た開口部2の輪郭に沿う方向に延びている突条6および
その両側の端面部7と、外箱蓋3の端縁の一部に形成さ
れた凹溝8およびその両側の端面部10とが当接して三
点でシールされる。
【0015】また、外箱本体1にグロメット5が差し込
まれると、開口部2より突出しているグロメット5の突
条6の延在方向の両端部が、傾斜状に形成されているの
で、開口部2と滑らかに連続する。そのため、開口部2
に外箱蓋3が被せられると、突条6および開口部2が外
箱蓋3の凹溝8に連続して密着する。その結果、接触部
分が連続して、外箱11の内部を密閉する。
まれると、開口部2より突出しているグロメット5の突
条6の延在方向の両端部が、傾斜状に形成されているの
で、開口部2と滑らかに連続する。そのため、開口部2
に外箱蓋3が被せられると、突条6および開口部2が外
箱蓋3の凹溝8に連続して密着する。その結果、接触部
分が連続して、外箱11の内部を密閉する。
【0016】また、外箱蓋3が外箱本体1に係合される
のと同時に、外箱蓋3の周縁部分に設けられた凹溝8の
壁部がグロメット5に圧縮される。その結果、突条8お
よび突条9が前記開口端およびグロメット5に接触する
ことによって密着する。外箱本体1と外箱蓋3との嵌合
部分、および外箱蓋3とグロメット5との嵌合部分がシ
ールされる。
のと同時に、外箱蓋3の周縁部分に設けられた凹溝8の
壁部がグロメット5に圧縮される。その結果、突条8お
よび突条9が前記開口端およびグロメット5に接触する
ことによって密着する。外箱本体1と外箱蓋3との嵌合
部分、および外箱蓋3とグロメット5との嵌合部分がシ
ールされる。
【0017】また、シール材9が外箱蓋3とグロメット
5とに狭持された状態となって圧縮されて密着する。そ
の結果、外箱本体1と外箱蓋3とグロメット5との三重
のシール部分が形成され、平行に配置されるので、洗車
等による高圧の水が外箱11に掛かった場合でも内側へ
の浸水が阻止される。
5とに狭持された状態となって圧縮されて密着する。そ
の結果、外箱本体1と外箱蓋3とグロメット5との三重
のシール部分が形成され、平行に配置されるので、洗車
等による高圧の水が外箱11に掛かった場合でも内側へ
の浸水が阻止される。
【0018】上述の具体例によれば、外箱本体1に設け
られた前記切り欠き4に、線状体5Aが貫通孔5Bに挿
入されたグロメット5が差し込まれて取り付けられ、さ
らに外箱蓋3が、外箱本体1の開口部2を塞ぐように被
せられると、グロメット5の直線部分に形成された突条
6および端面部7と、外箱蓋3の端縁の一部に形成され
た凹溝8および端面部10とが当接して内部を三点でシ
ールすることができる。その結果、各部材によって形成
される外箱11の内部を均一に密閉することができる。
したがって、外箱本体1および外箱蓋3およびグロメッ
ト5を防水のために複雑な形状とすることなく、外箱1
1の防水性および防塵性を向上することができる。ま
た、防水のために部品や充填剤等を別に設ける必要をな
くすことができる。その結果、製造コストを増加させず
に防水性能を向上することができる。
られた前記切り欠き4に、線状体5Aが貫通孔5Bに挿
入されたグロメット5が差し込まれて取り付けられ、さ
らに外箱蓋3が、外箱本体1の開口部2を塞ぐように被
せられると、グロメット5の直線部分に形成された突条
6および端面部7と、外箱蓋3の端縁の一部に形成され
た凹溝8および端面部10とが当接して内部を三点でシ
ールすることができる。その結果、各部材によって形成
される外箱11の内部を均一に密閉することができる。
したがって、外箱本体1および外箱蓋3およびグロメッ
ト5を防水のために複雑な形状とすることなく、外箱1
1の防水性および防塵性を向上することができる。ま
た、防水のために部品や充填剤等を別に設ける必要をな
くすことができる。その結果、製造コストを増加させず
に防水性能を向上することができる。
【0019】また、グロメット5に設けられた突条6の
延在方向の両端部が傾斜した形状とされていることによ
り、開口部2と滑らかに連続することができる。そのた
め、開口部2に外箱蓋3が被せられると、突条6および
開口部2が外箱蓋3の凹溝8に連続して密着することが
できる。その結果、接触部分が連続して外箱11の内部
を密閉することができる。そのため、外箱本体1および
外箱蓋3およびグロメット5を防水のために複雑な形状
とすることなく、外箱11の防水性、防塵性をさらに向
上することができる。その結果、配線材のショートや電
子部品の故障などの不具合を低減することができる。ま
た、防水のために部品や充填剤等を別に設ける必要をな
くすことができる。その結果、製造コストを増加させず
に防水性能を向上することができる。
延在方向の両端部が傾斜した形状とされていることによ
り、開口部2と滑らかに連続することができる。そのた
め、開口部2に外箱蓋3が被せられると、突条6および
開口部2が外箱蓋3の凹溝8に連続して密着することが
できる。その結果、接触部分が連続して外箱11の内部
を密閉することができる。そのため、外箱本体1および
外箱蓋3およびグロメット5を防水のために複雑な形状
とすることなく、外箱11の防水性、防塵性をさらに向
上することができる。その結果、配線材のショートや電
子部品の故障などの不具合を低減することができる。ま
た、防水のために部品や充填剤等を別に設ける必要をな
くすことができる。その結果、製造コストを増加させず
に防水性能を向上することができる。
【0020】また、グロメット5に設けられた突条6
が、外箱蓋3に設けられた凹溝8に嵌入することによっ
て、外箱蓋3とグロメット5とを確実に係合することが
できる。その結果、外箱蓋3とグロメット5との係合部
をシールすることができるので、外箱11の防水性、防
塵性を向上することができる。
が、外箱蓋3に設けられた凹溝8に嵌入することによっ
て、外箱蓋3とグロメット5とを確実に係合することが
できる。その結果、外箱蓋3とグロメット5との係合部
をシールすることができるので、外箱11の防水性、防
塵性を向上することができる。
【0021】また、外箱11にシール部分が三重に平行
に設けられたことにより、内部を防水することができ
る。
に設けられたことにより、内部を防水することができ
る。
【0022】なお、上記の実施例では、外箱蓋3に突条
8が設けられたが、突条8を設ける部材は上記の部材に
限定されず、グロメット5に設けられてもよい。
8が設けられたが、突条8を設ける部材は上記の部材に
限定されず、グロメット5に設けられてもよい。
【0023】また、上記の実施例では、突条6の延在方
向の両端部を傾斜形状とし、いわゆるC面取りを行った
形状としたが、この形状は上記の形状に限定されない。
例えば、屈曲した形状に形成された、いわゆるR面取り
行った形状としてもよい。要は、係合の際、互いに干渉
して形状変形しないように両端部が削られていればよ
い。
向の両端部を傾斜形状とし、いわゆるC面取りを行った
形状としたが、この形状は上記の形状に限定されない。
例えば、屈曲した形状に形成された、いわゆるR面取り
行った形状としてもよい。要は、係合の際、互いに干渉
して形状変形しないように両端部が削られていればよ
い。
【0024】また、上記の実施例では、外箱蓋3に凹溝
8が設けられ、グロメット5に突条6が設けられたが、
この各部材と嵌合部分の形状との関係は上記に限定され
ず、グロメット5に凹溝8が設けられ、外箱蓋3に突条
6が設けられてもよい。
8が設けられ、グロメット5に突条6が設けられたが、
この各部材と嵌合部分の形状との関係は上記に限定され
ず、グロメット5に凹溝8が設けられ、外箱蓋3に突条
6が設けられてもよい。
【0025】また、上記の実施例では、箱状構造体の部
材が外箱本体1および外箱蓋3およびグロメット5とさ
れたが、この部材の形状は上記の形状には限定されな
い。例えば、本体部が他の縦断面形状の本体でもよい
し、第2の部材が他の形状の蓋体とされていてもよい。
また、グロメットが他の形状のグロメットとされていて
もよい。
材が外箱本体1および外箱蓋3およびグロメット5とさ
れたが、この部材の形状は上記の形状には限定されな
い。例えば、本体部が他の縦断面形状の本体でもよい
し、第2の部材が他の形状の蓋体とされていてもよい。
また、グロメットが他の形状のグロメットとされていて
もよい。
【0026】また、上記の実施例では、エンジンルーム
内の外箱にこの発明を適用したが、この適用は上記の外
箱には限定されず、上記構成のシール構造が必要な箱状
構造体であればどこに適用してもよい。
内の外箱にこの発明を適用したが、この適用は上記の外
箱には限定されず、上記構成のシール構造が必要な箱状
構造体であればどこに適用してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、本体部に設けられた前記切り欠きに、グロメッ
トが差し込まれて取り付けられ、さらに蓋体が、本体部
の開口部を塞ぐように被せられると、グロメットに形成
された突条および端面部と、前記蓋体の端縁の一部に形
成された溝部および端面部とが当接して内部を三点でシ
ールすることができる。その結果、各部材によって形成
される箱状構造体の内部を均一に密閉することができ
る。したがって、本体部および蓋体およびグロメットを
防水のために複雑な形状とすることなく、箱状構造体の
防水性および防塵性を向上することができる。また、防
水のために部品や充填剤等を別に設ける必要をなくすこ
とができる。その結果、製造コストを増加させずに防水
性能を向上することができる。
よれば、本体部に設けられた前記切り欠きに、グロメッ
トが差し込まれて取り付けられ、さらに蓋体が、本体部
の開口部を塞ぐように被せられると、グロメットに形成
された突条および端面部と、前記蓋体の端縁の一部に形
成された溝部および端面部とが当接して内部を三点でシ
ールすることができる。その結果、各部材によって形成
される箱状構造体の内部を均一に密閉することができ
る。したがって、本体部および蓋体およびグロメットを
防水のために複雑な形状とすることなく、箱状構造体の
防水性および防塵性を向上することができる。また、防
水のために部品や充填剤等を別に設ける必要をなくすこ
とができる。その結果、製造コストを増加させずに防水
性能を向上することができる。
【0028】また、請求項2の発明によれば、グロメッ
トに設けられた突条の延在方向の両端部が傾斜状または
曲面状とされていることにより、開口部と滑らかに連続
することができる。そのため、開口部に蓋体が被せられ
ると、突条および開口部が蓋体の溝部に連続して密着す
ることができる。その結果、接触部分が連続して箱状構
造体の内部を密閉することができる。そのため、本体部
および蓋体およびグロメットを防水のために複雑な形状
とすることなく、箱状構造体の防水性および防塵性を向
上することができる。その結果、配線材のショートや電
子部品の故障などの不具合を低減することができる。ま
た、防水のために部品や充填剤等を別に設ける必要をな
くすことができる。その結果、製造コストを増加させず
に防水性能を向上することができる。
トに設けられた突条の延在方向の両端部が傾斜状または
曲面状とされていることにより、開口部と滑らかに連続
することができる。そのため、開口部に蓋体が被せられ
ると、突条および開口部が蓋体の溝部に連続して密着す
ることができる。その結果、接触部分が連続して箱状構
造体の内部を密閉することができる。そのため、本体部
および蓋体およびグロメットを防水のために複雑な形状
とすることなく、箱状構造体の防水性および防塵性を向
上することができる。その結果、配線材のショートや電
子部品の故障などの不具合を低減することができる。ま
た、防水のために部品や充填剤等を別に設ける必要をな
くすことができる。その結果、製造コストを増加させず
に防水性能を向上することができる。
【図1】 この発明の一具体例を示した斜視図である。
【図2】 図1の発明の一部分の詳細を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図3】 図1の発明の他の部分の詳細を示す縦断面図
である。
である。
【図4】 図2および図3の発明の要部を示す拡大図で
ある。
ある。
1…外箱本体、 2…開口部、 3…外箱蓋、 4…切
り欠き、 5…グロメット、 6,6A…突条、 7,
10…端面部、 8…凹溝。
り欠き、 5…グロメット、 6,6A…突条、 7,
10…端面部、 8…凹溝。
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フロントページの続き
(72)発明者 八藤後 勇
千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ
クラ佐倉事業所内
Fターム(参考) 4E352 AA09 CC02 CC08 CC34 DD05
DR14 FF04 GG04 GG11
4E360 AB33 BA03 BA08 BB17 BC05
BD05 EA03 GA22 GA29
5G361 AA06 AB09 AC11 AE01
5G363 AA01 BA02 CB08 DC02
Claims (2)
- 【請求項1】 開口部を有する本体部と、その開口部に
被せられてその開口部を密閉する蓋体とを備え、前記本
体部の外壁の一部に前記開口部につながる切り欠き部が
形成され、その切り欠き部にグロメットが差し込まれて
取り付けられるとともに、そのグロメットの一端縁が前
記開口部側に突出している箱状構造体のシール構造にお
いて、 前記グロメットの一端縁と該一端縁に当接される前記蓋
体の端縁の一部との一方に、前記開口部の輪郭に沿う方
向に延びた突条が形成されるとともに、他方に該突条を
嵌合させかつ突条の頂縁を底部に当接させる溝部が形成
され、さらに前記突条に直交する方向で前記突条を挟ん
だ両側に端面部が形成され、かつこれらの端面部に当接
して密着する端面部が、前記溝部の開口端を挟んだ両側
に形成されていることを特徴とする箱状構造体のシール
構造。 - 【請求項2】 前記溝部が前記蓋体に形成されるととも
に、前記突条が前記グロメットに前記開口部より突出し
た状態に形成され、さらにその溝部の底部に、前記突条
の頂縁を当接させる弾性シール材が配置されるととも
に、前記突条の延在方向の両端部が前記開口部に滑らか
に連続するように傾斜状もしくは曲面状に形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の箱状構造体のシー
ル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361498A JP2003163472A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 箱状構造体のシール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361498A JP2003163472A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 箱状構造体のシール構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003163472A true JP2003163472A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19172147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001361498A Pending JP2003163472A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 箱状構造体のシール構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003163472A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008041970A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気機器の防水構造 |
JP2011205001A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Denso Corp | 電力変換装置 |
JP2011205846A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Denso Corp | 電力変換装置 |
-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001361498A patent/JP2003163472A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008041970A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気機器の防水構造 |
JP2011205001A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Denso Corp | 電力変換装置 |
JP2011205846A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Denso Corp | 電力変換装置 |
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