JPH10290077A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JPH10290077A
JPH10290077A JP9875097A JP9875097A JPH10290077A JP H10290077 A JPH10290077 A JP H10290077A JP 9875097 A JP9875097 A JP 9875097A JP 9875097 A JP9875097 A JP 9875097A JP H10290077 A JPH10290077 A JP H10290077A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
guide
lower case
junction box
upper case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9875097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3329228B2 (ja
Inventor
Jun Yamaguchi
潤 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP09875097A priority Critical patent/JP3329228B2/ja
Publication of JPH10290077A publication Critical patent/JPH10290077A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3329228B2 publication Critical patent/JP3329228B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】確実に組付けを行うことを可能にした電気接続
箱を提供する。 【解決手段】電気接続箱10は、アッパーケース101
及びロアーケース11から構成されている。ロアーケー
ス11は、各側面11a,11b,11c,11dを備
え、上面が開口した箱状をなしている。ロアーケース1
1の開口端周縁には突条104が形成されている。各ケ
ースガイド12は、略「L」字状に形成され、突条10
4を基端として、ロアーケース11の各かどを覆うよう
に、上方に延びている。これにより、各ケースガイド1
2の上端は、ロアーケース11の開口端よりも高く形成
されている。また、各ケースガイド12には、テーパ面
12aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電装回路や電子部
品を収める電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の種々の電装回路や電子
部品を収めるとともに、ワイヤハーネス等の配線類の接
続分岐点として、自動車内に設置される電気接続箱が用
いられている。
【0003】以下、従来の電気接続箱について、図3に
従って説明する。電気接続箱100は、それぞれ合成樹
脂を射出成形することにより形成されたアッパーケース
101及びロアーケース102から構成されている。
【0004】アッパーケース101は、各側壁101
a,101b,101c,101dを備え、下面が開口
した箱状をなしている。各側壁101a,101b,1
01c,101dの開口端付近には、それぞれ係合突起
103a,103bが形成されている(側壁101bの
係合部103a及び側壁101dの係合突起103bは
図示略)。
【0005】ロアーケース102は、各側壁102a,
102b,102c,102dを備え、上面が開口した
箱状をなしている。また、ロアーケース102は、外周
面がアッパーケース101の内周面に当接する大きさに
形成されている。ロアーケース102の上部周壁には突
条104が形成されている。各側壁102a,102
b,102c,102dにおいて、前記各係合突起10
3a,103bと対応する位置には、それぞれ係合部1
05a,105bが形成されている。
【0006】そして、アッパーケース101をロアーケ
ース102に組付ける際には、アッパーケース101の
下端面が突条104の上面に当接するのと同時に、アッ
パーケース101の各係合突起103a,103bが、
ロアーケース102の各係合部105a,105bに係
合する。これにより、アッパーケース101はロアーケ
ース102に組付けられる。
【0007】このように構成された従来の電気接続箱1
00は、以下の2通りの順序で自動車内に搭載される。 (1)まず、ロアーケース102が自動車内に搭載さ
れ、その後でロアーケース102にアッパーケース10
1が組付けられる。
【0008】(2)まず、ロアーケース102にアッパ
ーケース101が組付けられ、その後で自動車内に搭載
される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロアーケー
ス102にアッパーケース101を組付ける際に、上記
(1)の場合、作業者は、ロアーケース102の上方か
らアッパーケース101を組付けなければならない。す
ると、作業者は、アッパーケース101でロアーケース
102が隠れてしまってロアーケース102の位置を視
認できず、手探り状態で組付作業を行わなければならな
かった。その結果、各係合突起103a,103bが各
係合部105a,105bに係合しなかったりするな
ど、アッパーケース101の組付ミスを生じるおそれが
あった。
【0010】また、上記(2)の場合、アッパーケース
101のロアーケース102への組付けは、一般にアッ
パーケース101とロアーケース102とを手に持った
状態で行われる。当然のことながら、作業者は、アッパ
ーケース101及びロアーケース102を、例えば図3
に示すような一方向からしか見ることができず、アッパ
ーケース101の各側壁101b,101dに形成され
た各係合突起103a,103bを視認することができ
なかった。したがって、上記(1)の場合と同様に、ア
ッパーケース101の組付ミスを生じるおそれがあっ
た。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、確実に組付けを行うこ
とを可能にした電気接続箱を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、一面が開口した箱状をなす第1ケースと、その第1
ケースと組付けられる一面が開口した箱状をなす第2ケ
ースとを備え、前記第2ケースは、前記第1ケースの外
側面を組付方向に案内する案内手段を備えたことをその
要旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱において、前記案内手段は、前記第2ケ
ースの外周面に形成され、第2ケースの開口端方向に向
かって延びて、その開口端よりも突出するケースガイド
からなることをその要旨とする。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の電気接続箱において、前記案内手段
は、前記第2ケースの外周面に形成され、第2ケースの
開口端から離間する方向に形成された斜状案内を有する
ケースガイドからなることをその要旨とする。
【0015】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「第1ケース」はアッパーケース101から構
成され、同じく「第2ケース」はロアーケース11から
構成され、同じく「案内手段」はケースガイド12から
構成され、同じく「斜状案内」はテーパ面12aから構
成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1及び図2に従って説明する。尚、本実施形態
において、図3に示した従来の形態と同じ構成部材につ
いては符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0017】電気接続箱10は、それぞれ合成樹脂を射
出成形することにより形成されたアッパーケース101
及びロアーケース11から構成されている。ロアーケー
ス11は、前記従来形態のロアーケース102及びロア
ーケース102に一体形成された複数のケースガイド1
2から構成されている。各ケースガイド12は、略
「L」字状に形成され、突条104を基端として、ロア
ーケース11の各コーナを覆うように、上方に延びてい
る。これにより、各ケースガイド12の上端は、ロアー
ケース11の開口端よりも高く形成されている。また、
図2に示すように、各ケースガイド12の内側には、鉛
直方向に対して角度θのテーパ面12aが形成されてい
る。詳しく言えば、各ケースガイド12の内側は、上方
に向かうにしたがって、ロアーケース11の開口端から
外側に離間するように形成されている。
【0018】アッパーケース101をロアーケース11
に組付ける際には、まず、ロアーケース11の上方から
アッパーケース101を被せる。すると、アッパーケー
ス101の各側面101a,101b,101c,10
1dの下端が各ケースガイド12のテーパ面12aに案
内される。そして、前記従来の形態と同様に、突条10
4より上部のロアーケース11の外周面がアッパーケー
ス101の内周面に当接する。また、アッパーケース1
01の下端面がこの突条104の上面に当接するのと同
時に、アッパーケース101の各係合突起103a,1
03bが、ロアーケース11の各係合部105a,10
5bに係合する。これにより、アッパーケース101は
ロアーケース11に組付けられる。
【0019】次に、本実施形態の作用及び効果について
説明する。・ まず、ロアーケース11を自動車内に搭
載し、その後でロアケース11にアッパーケース101
を組付ける場合に、作業者は、ロアーケース11の上方
からアッパーケース101を組付けなければならない。
このとき作業者は、アッパーケース101越しにロアー
ケース11の各ケースガイド12を視認することができ
る。そして、作業者は、アッパーケース101の各側面
101a,101b,101c,101dの下端を各ケ
ースガイド12のテーパ面12aに案内させながらアッ
パーケース101の組付けを行うことができる。したが
って、作業者は、アッパーケース101をロアーケース
11に確実に組み付けることができる。
【0020】また、まずロアーケース102にアッパー
ケース101を組付け、その後で自動車内に搭載する場
合においても、作業者は、アッパーケース101の各側
面101a,101b,101c,101dの下端を各
ケースガイド12のテーパ面12aに案内させながらア
ッパーケース101の組付けを行うことができるため、
上記の効果を得ることができる。
【0021】・ アッパーケース101とロアーケース
11との組付状態において、アッパーケース101の開
口端は、ロアーケース11の開口端の外周面と各ケース
ガイド12の内面とによって挟まれた状態になる。その
ため、アッパーケース101をロアーケース11に組付
ける際に、合成樹脂で形成されたアッパーケース101
の開口端が可撓変形して突条104や各係合部105a
を乗り越えてしまい、取付け不良となることを防止でき
る。
【0022】尚、上記実施形態は以下のように変更して
もよく、その場合でも同様の作用および効果を得ること
ができる。 ・ 上記実施形態では、各ケースガイド12はロアーケ
ース11のかどに形成されている。これをロアーケース
11の各側面11a,11b,11c,11dの直線部
分に形成する。
【0023】・ 上記実施形態では、各ケースガイド1
2はロアーケース11のかどに形成されている。これを
ロアーケース11全体を囲むようにして形成する。 ・ 上記実施形態では、各ケースガイド12にテーパ面
12aを形成したが、これを廃する。
【0024】・ 上記実施形態では、アッパーケース1
01に各係合突起103aを形成し、ロアーケース11
に各係合部105aを形成しているが、アッパーケース
101に各係合部105aを形成し、ロアーケース11
に各係合突起103aを形成する。
【0025】以上、各実施形態について説明したが、各
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にそれらの効果と共に記載する。 ・ 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気接続箱に
おいて、前記案内手段は、前記第2ケースの外側面にお
けるコーナに設けられたL字状をなすケースガイドから
なる電気接続箱。
【0026】このようにすれば、第1ケースを第2ケー
スに確実に組付けることができるとともに、ケースガイ
ドの強度を高めることができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1〜3のいずれか1項に記載の発
明によれば、第1ケースを第2ケースに組付ける際に、
第1ケースの外側面を第2ケースに備えられた案内手段
に案内させて組付けることができる。そのため、第1ケ
ースを第2ケースに確実に組付けることができる。
【0028】請求項2に記載の発明によれば、第1ケー
スと第2ケースとの組付状態において、第1ケースの開
口端は、第2ケースの開口端の外周面とケースガイドの
内面とによって挟まれた状態になる。そのため、第1ケ
ースを第2ケースに確実に組付けることができる。
【0029】請求項3に記載の発明によれば、第1ケー
スを第2ケースに組付ける際に、第1ケースの外側面を
ケースガイドの斜状案内に沿って組付けることができ
る。そのため、第1ケースを第2ケースに容易に且つ確
実に組付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の分解斜視図。
【図2】図1のA−A線方向から見た断面図。
【図3】従来の形態の分解斜視図。
【符号の説明】
10…電気接続箱、11…第2ケースとしてのロアーケ
ース、12…案内手段としてのケースガイド、12a…
斜状案内としてのテーパ面、101…第1ケースとして
のアッパーケース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面が開口した箱状をなす第1ケース
    と、 その第1ケースと組付けられる一面が開口した箱状をな
    す第2ケースとを備え、 前記第2ケースは、前記第1ケースの外側面を組付方向
    に案内する案内手段を備えた電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱において、 前記案内手段は、前記第2ケースの外周面に形成され、
    第2ケースの開口端方向に向かって延びて、その開口端
    よりも突出するケースガイドからなる電気接続箱。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電気接
    続箱において、 前記案内手段は、前記第2ケースの外周面に形成され、
    第2ケースの開口端から離間する方向に形成された斜状
    案内を有するケースガイドからなる電気接続箱。
JP09875097A 1997-04-16 1997-04-16 電気接続箱 Expired - Fee Related JP3329228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09875097A JP3329228B2 (ja) 1997-04-16 1997-04-16 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09875097A JP3329228B2 (ja) 1997-04-16 1997-04-16 電気接続箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10290077A true JPH10290077A (ja) 1998-10-27
JP3329228B2 JP3329228B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=14228148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09875097A Expired - Fee Related JP3329228B2 (ja) 1997-04-16 1997-04-16 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3329228B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6570088B1 (en) 2002-03-13 2003-05-27 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Junction box assembly
JP2004064872A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Yazaki Corp 電気接続箱
JP2016095075A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP2016189640A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 テンパール工業株式会社 分電盤
JP2019118256A (ja) * 2019-02-04 2019-07-18 テンパール工業株式会社 分電盤

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6570088B1 (en) 2002-03-13 2003-05-27 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Junction box assembly
JP2004064872A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Yazaki Corp 電気接続箱
JP2016095075A (ja) * 2014-11-13 2016-05-26 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP2016189640A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 テンパール工業株式会社 分電盤
JP2019118256A (ja) * 2019-02-04 2019-07-18 テンパール工業株式会社 分電盤

Also Published As

Publication number Publication date
JP3329228B2 (ja) 2002-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8389856B2 (en) Waterproof structure of electrical junction box
JP4161831B2 (ja) 電気接続箱
JP2008092638A (ja) プロテクタ
GB2283230A (en) Electrical connection box
US9935437B2 (en) Electrical connection box
US5730617A (en) Guide structure for an electronic unit
JP3329228B2 (ja) 電気接続箱
JPH1070381A (ja) 配線基板の固定構造
US6217377B1 (en) Electric circuit connection container
JP2005178616A (ja) ドアモジュール
JP5929692B2 (ja) 電気接続箱
JP2000236611A (ja) 電気接続箱
JPH10336844A (ja) 電気接続箱
JP4211513B2 (ja) 電気接続箱
JP3925026B2 (ja) ワイヤハーネス用蓋付きボックス
JP7222338B2 (ja) 電気接続箱
US6142827A (en) Connector casing with fluid plastics baffle
US11721959B2 (en) Protector
JPH0679186U (ja) カバーの固定構造
JP2001333522A (ja) グロメットの保護具
JP3006470B2 (ja) 電子回路付き電気接続箱におけるバスバーと電子回路板との接続構造
JP3374783B2 (ja) 電気接続箱
JPH1141755A (ja) 電気接続箱及び箱状体の組付構造
JP2001211526A (ja) 合成樹脂製箱
JPH09139584A (ja) ジャンクションブロック用収納箱

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120719

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130719

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees