JP2001320199A - 生産装置、生産装置の制御方法及び記録媒体 - Google Patents

生産装置、生産装置の制御方法及び記録媒体

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暁子 山本
Kenji Okamoto
健二 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品実装工程ラインにおいて基板が正常に流
れないときに、電力を無駄に消費してしまうのを自動的
に、かつ迅速に防止する生産装置を提供する。 【解決手段】 制御部101による動作モードの切替え
は、アクティブモードにおいて、下流機から搬入準備完
了信号を受信しないときや、下流機に対して基板を搬出
した時点で、上流機から搬出準備完了信号を受信しない
ときには、サスペンドモードに移行する。制御部101
は、動作モードに基づいて、リレー装置104a〜cを
制御して、制御ユニットへの電流の流れを開閉させると
ともに、自己のCPUのクロックの周波数(High、
Middle、Low)を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は 電子部品を基板へ
実装する実装工程ラインの一工程を担う生産装置及び当
該生産装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子部品の実装作業を行う電
子部品実装システムが実用に供されている。図8は、電
子部品の実装工程ラインの概略を示す図である。電子部
品が実装される基板は上流の半田印刷機21から順次処
理されて下流へ送られる。半田印刷機21は、基板24
上に半田を印刷し、ベルトコンベア24に搬出する。電
子部品装着機11は、ベルトコンベア24から基板24
を搬入した後、当該基板上に電子部品を装着し、ベルト
コンベア24に搬出する。検査機22は、ベルトコンベ
ア24から基板を搬入した後、当該基板を検査する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、部品実装工
程ラインのいずれかの工程を担う生産装置において、部
品切れ、半田切れ、ユニットの故障、ベルトコンベアの
搬送エラー等の異常が生じる場合がある。その結果、上
流側から基板が搬入されてこなかったり、下流側へ基板
を搬出できなくなる。このような場合には、オペレータ
が異常を発見して復旧処理を行ったり、電源をOFFに
したりする。
【0004】しかしながら、オペレータが復旧処理した
り、電源をOFFにするまでは、生産装置内の各ユニッ
トは実装のための処理は遂行しないが動作しつづけ、電
力を無駄に消費してしまう。そこで、本発明はかかる問
題点に鑑み、部品実装工程ラインにおいて基板が正常に
流れず処理が行われていないときに、電力を無駄に消費
してしまうのを自動的に、かつ迅速に防止する生産装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電子部品を基板へ実装する実装工程ライ
ンの一工程を担う生産装置であって、上流の生産装置か
ら搬出される基板の搬入準備が完了後に、上流の生産装
置から搬入されるべき次の基板があるか否かを判定する
手段と、搬入されるべき次の基板がないと判定されたと
きには、自装置への供給する電力量を減らすように制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】また、電子部品を基板へ実装する実装工程
ラインの一工程を担う生産装置であって、下流の生産装
置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、下流の生産装
置へ基板を搬送するラインに異常があるか否かを判定す
る手段と、下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異
常があると判定されたときには、自装置への供給する電
力量を減らすように制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0007】また、電子部品を基板へ実装する実装工程
ラインの一工程を担う生産装置であって、下流の生産装
置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、下流の生産装
置が次の基板を搬入できるか否かを判定する手段と、次
の基板を搬入できないと判定されたときには、自装置へ
の供給する電力量を減らすように制御する制御手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。 <第1の実施形態>本実施の形態は、下流機及び上流機
との間でやりとりする搬入準備完了信号及び搬出準備完
了信号に基づいて、基板が正常に流れているかどうかを
判断して、基板が正常に流れていないときには、自装置
への供給電力量を減少させる機能を備えた電子部品実装
ラインの電子部品装着機に関する。 (構成)図1は、本実施の形態に係る電子部品装着機の
構成を示すブロック図である。電子部品装着機100
は、制御部101と、電源ユニット102と、リレー装
置104a〜cと、制御ユニット103とから構成され
る。
【0009】電源ユニット102は、電子部品装着機内
の各ユニットに電力を供給する。制御ユニット103
は、電子部品の装着のための処理を実行するものであ
り、3つの群に分類される。すなわち、第1群ユニット
には、ノズルやヘッドを移動させたりする駆動系であ
り、電源をONにしてから正常な運転状態になる(ウオ
ームアップする)のに時間の要しないものである。第2
群ユニットは、部品の位置を認識するための光を照射す
るハロゲンタイプやLED等の認識系であり、ウオーム
アップに時間の要するものである。第3群ユニットは、
ベルトコンベアからの搬入や搬出を行う駆動系である。
【0010】センサ部140は、制御ユニット103の
一部であり、投射した光が透過するか否かで基板の搬入
及び搬出を検知する。リレー装置104a〜cは、それ
ぞれ制御ユニット103a〜cへの電流の流れを開閉す
る。入力操作部105は、オペレータからの電源ユニッ
トのON操作と、動作モードの選択指示を受け付ける。
図2は、動作モードの例を示す図である。同図に示すよ
うに、動作モードにより3つのリレー装置104a〜c
の開閉と、制御部101のCPUのクロック周波数が定
められる。オペレータは、電源ON時の動作モード(ス
タンバイモード)と、基板が流れが正常時の動作モード
(アクティブモード)と、基板の流れが停止した時の動
作モード(サスペンドモート゛)を図3に示すいずれかの
モードに設定する。
【0011】制御部101は、搬入準備が完了したら上
流の半田印刷機150へ搬入準備完了信号120を送信
し、搬出準備が完了したら下流の検査機160へ搬出準
備完了信号123を送信する。また、制御部101は、
上流の半田印刷機150で搬出準備が完了後に送信され
る搬出準備完了信号121を受信し、下流の検査機16
0から搬入準備が完了後に送信される搬入準備完了信号
122を受信する。制御部101は、これらの信号によ
り動作モードを切替えて、当該動作モードに基づいて、
リレー装置104a〜cを制御して、制御ユニット10
3への電流の流れを開閉させるとともに、自己のCPU
のクロックの周波数(High、Middle、Lo
w)を調整する。
【0012】制御部101による動作モードの切替え
は、以下の(A1)、(A2)の規則に従って行うもの
とする。 (A1)アクティブモードにおいて、下流機から次の基
板の搬入準備完了を知らせる搬入準備完了信号を受信し
ないときには、サスペンドモードに移行する。 (A2)アクティブモードにおいて、下流機に対して基
板を搬出した時点で、上流機から次の基板の搬出準備が
完了したことを知らせる搬出準備完了信号を受信してい
ないときには、サスペンドモードに移行する。 (動作)次に、本実施の形態に係る電子部品装着機の処
理動作について説明する。図3は、電子部品装着機の処
理の動作手順を示すフロチャートであり、図4は、電子
部品装着機の各処理の実行タイミングを示すタイミング
チャートである。
【0013】まず、予めオペレータが動作モードを選択
しておくものとする。ここでは、スタンバイモードとし
て電力消費量が最低限となる「動作モード4」が選択さ
れ、アクティブモードとして電力消費量の多い「動作モ
ード1」が選択され、サスペンドモート゛として電力消費
量の少ない「動作モード3」が選択されているものとす
る。
【0014】オペレータにより操作入力部105を通じ
て、電源ユニット102をONにする(図4の(a)に
示す)と、制御部101は、動作モードをスタンバイモ
ードにする(図4の(b)に示す。)。すなわち、制御
部101は、制御部101のクロック周波数をMidd
le(中速度)の状態とする(ステップS301)。制
御部101は、上流機150に対して搬入準備完了信号
120を送り(図4の(c)に示す。)、上流機150
から搬出準備完了信号121の受信を待つ(ステップS
302、S303)。
【0015】制御部101は、上流機150から搬出準
備完了信号を受信すると(図4の(d)に示す。)、動
作モードをアクティブモードにする(図4の(e)に示
す)。すなわち、制御部101は、すべてのリレー装置
104a〜cはONにして、制御部201のCPUのク
ロック周波数はH(高速度)の状態とする。また、制御
部101は、上流機150への搬入準備完了信号120
の送出を終了する(図4の(f)に示す。)。これによ
って、上流機150側も搬出準備完了信号121の送出
を終了する(図4の(g)に示す。)(ステップS30
4)。
【0016】上流機150から搬出された基板が搬入さ
れ(図4の(h)に示す。)、部品の実装処理が行われ
る(図4の(i)に示す。)(ステップS305、S3
06)。制御部101は、部品の実装処理が終了する
と、下流機160に対して搬出準備完了信号123を送
る(図4の(j)に示す。)とともに、上流機150に
対して搬入準備完了信号120を送る(図4の(k)に
示す。)(ステップ307)。
【0017】制御部101は、下流機160から搬入準
備完了信号122を受信するのを一定の時間だけ待ち、
受信すると(図4の(l)に示す。)、基板の搬出を行
わせる(図4の(m)に示す)とともに、下流機160
への搬出準備完了信号123の送出を終了する(図4の
(n)に示す。)。これによって、下流機160も搬入
準備完了信号122の送出を終了する(図4の(o)に
示す。)(ステップS308、S309)。
【0018】一方、制御部101は、一定の時間内に下
流機160から搬入準備完了信号を受信しないときに
は、動作モードをサスペンドモードに切替える。すなわ
ち、制御部101は、リレー装置104aとリレー装置
104bはOFFにして、制御部101のCPUのクロ
ック周波数をL(低速度)の状態とする(ステップS3
08、S312)。
【0019】制御ユニット103内のセンサ部140
は、基板の搬出終了を検知する(図4の(p)に示
す。)と制御部101に通知する(ステップS31
0)。制御部101は、搬出終了の通知を受けた時点
で、上流機150に搬入準備完了信号120を送信して
いるが(図4の(q)に示す。)、上流機150から搬
出準備完了信号121を受信していない(図4の(r)
に示す。)ときには、動作モードをサスペンドモードに
切替える(図4の(s)に示す。)。すなわち、制御部
101は、リレー装置104aとリレー装置104bを
OFFにし、制御部101のCPUのクロック周波数を
L(低速度)の状態とする。その後、ステップS303
に戻り、上流機150からの搬出準備完了信号121の
受信を待つ(ステップS311、S312、S30
3)。
【0020】一方、制御部101は、搬出終了の通知を
受けた時点で、上流機150から搬出準備完了信号12
1を受信しているときには、ステップS305に戻り、
基板搬入からの処理を繰り返す(ステップS309、S
305)。 (まとめ)以上のように、本実施の形態に係る電子部品
装着機は、下流機からの搬入準備完了信号の有無又は上
流機からの搬出準備完了信号の有無に基づいて、基板が
正常に流れているかを迅速に判断して、正常に流れてい
ないときには、動作モードを電力消費の少ないサスペン
ドモードに切替えるので、基板が正常に流れておらず処
理が行われていないにも係らず電力を無駄に消費してし
まうのを防止することができる。 <第2の実施形態>本実施の形態は、タイマにより基板
の搬入又は搬出の待ち時間を計測して、基板が正常に流
れているかどうかを判断して、基板が正常に流れていな
いときには自装置の供給電力量を調整する機能を備えた
電子部品実装ラインの電子部品装着機に関する。 (構成)図5は、本実施の形態に係る電子部品装着機の
構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る電子
部品装着機は、図1に示す第1の実施形態に係る電子部
品装着機に、搬入管理タイマ211と搬出管理タイマ2
10が追加され、制御部201の供給電力量の制御方法
が相違する。以下、第1の実施形態と異なる部分につい
て説明する。
【0021】搬入管理タイマ211は、制御部201か
らの指示を受けて、自装置内で基板の搬入準備が完了し
てからの時間を計時して、所定時間が経過したら制御部
201に通知する。搬出管理タイマ210は、制御部2
01からの指示を受けて、自装置内で基板の搬出準備が
完了してからの時間を計時して、所定時間が経過したら
制御部201に通知する。
【0022】制御部201による動作モードの切替え
は、以下の(B1)、(B2)の規則に従って行うもの
とする。 (B1)アクティブモードにおいて、搬入準備が完了後
に所定時間経過(搬入管理タイマ211から通知され
る。)しても、基板が搬入されない場合にはサスペンド
モードに移行する。 (B2)アクティブモードにおいて、搬出準備が完了後
に所定時間経過(搬出管理タイマ210から通知され
る。)しても、下流のラインに異常があって自装置が基
板を搬出できない場合にはサスペンドモードに移行す
る。 (動作)次に、本実施の形態に係る電子部品装着機の処
理動作について説明する。図6は、電子部品装着機の処
理の動作手順を示すフロチャートであり、図7は、電子
部品装着機の各処理の実行タイミングを示すタイミング
チャートである。
【0023】オペレータにより操作入力部105を通じ
て、電源ユニット102をONにする(図7の(a)に
示す)と、動作モードはアクティブモードになる(図7
の(b)に示す。)。すなわち、制御部201は、すべ
てのリレー装置104a〜cをONにし、制御部201
のCPUのクロック周波数をH(高速度)の状態とする
(ステップS401)。
【0024】制御部201は、自装置が搬入準備完了状
態になると(図7の(c)に示す。)、搬入管理タイマ
210をスタートさせる(図7の(d)に示す)(ステ
ップS402)。所定時間内に上流機150から搬出さ
れた基板が搬入されると、(図7の(e)に示す。)、
制御部201は、搬入管理タイマ210をストップして
リセットし(図7の(f)に示す。)、部品の実装処理
が行われる(図7の(g)に示す。)(ステップS40
3、S404、S405)。
【0025】一方、所定時間内に上流機150からの基
板が搬入されないと、制御部201は、動作モードをサ
スペンドモードに切替える。すなわち、制御部201
は、リレー装置104aとリレー装置104bをOFF
にし、制御部201のCPUのクロック周波数をL(低
速度)の状態とする(ステップS403、S408)。
制御部201は、部品の実装処理が終了すると、搬出準
備完了状態となり(図7の(h)に示す。)、搬出管理
タイマ211をスタートさせる(図7の(i)に示
す。)(ステップS406)。
【0026】所定時間内(図7のTに示す。)に、制御
ユニット103内のセンサ部140が、基板の搬出を検
知しないと、(図の(j)に示す。)、制御部201
は、動作モードをサスペンドモードに切替える(図の
(k)に示す。)。すなわち、制御部201は、リレー
装置104aとリレー装置104bをOFFにし、制御
部201のCPUのクロック周波数をL(低速度)の状
態とする(ステップS407、S409)。
【0027】また、サスペンドモードに移行後において
は、装置の異常が回復し基板が正常に流れ出すと、セン
サによる基板の流れの検出や、搬入準備完了信号の受
信、搬出準備完了信号の受信、その他の正常に戻ったこ
とを示す信号の受信や、又は人為的な操作によって、動
作モードがアクティブモードに戻り、処理を繰り返す
(ステップS410)。 (まとめ)以上のように、本実施の形態に係る電子部品
装着機は、搬入準備や搬出準備が完了してからの経過時
間に基づいて、基板が正常に流れているかを迅速に判断
して、正常に流れていないときには、動作モードを電力
消費の少ないサスペンドモードに切替えるので、基板が
正常に流れておらず処理が行われていないにも係らず電
力を無駄に消費してしまうのを防止することができる。 (変形例)なお、本発明は、以上の実施形態に限定され
ることはなく、以下の変形例も当然に想定するところで
ある。 (1)制御ユニットについて 実施の形態では、制御ユニットは、3つの群に分類され
るものとしたが、これに限定するものではなく、2つの
群でもよいし、さらに多数の群に分類されるものとして
もよい。また、各群に属する制御ユニットの種類につい
ても、実施の形態に示した例に限定されるものでない。 (2)動作モードの段階的調整について 実施の形態では、基板が正常に流れないときには、アク
ティブモード(動作モード=「1」)からサスペンドモ
ード(動作モード=「3」)に移行したが、これに限定
するものではない。時間経過とともに段階的に動作モー
ドを切替えるものとしてもよい。例えば、動作モード
「1」から10分後に動作モード「2」に切替え、1時
間後に動作モード「3」に切替え、5時間後に動作モー
ド「5」に切替えるものとして、立ち上げ(ウオーミン
グアップ)に時間のかからない制御ユニットから段階的
に電力供給を断つものとしてもよい。 (3)制御部の供給電力量のコントロールについて 実施の形態では、制御部101、201のCPUの周波
数をコントロールしたが、電圧をコントロールするもの
としてもよい。 (4)基板の搬出終了の検知について 実施の形態では、基板の搬出の終了を検知するための制
御ユニット103内のセンサ部140は、透過式の光セ
ンサとしたが、これに限定するものではない。例えば、
機械的なセンサであってもよく、センサによらずに、プ
ログラムによる実行管理により基板の搬出の有無を把握
するものとしてもよい。 (5)基板の搬出の有無の判定について 本実施の形態では、基板の搬出準備が完了してから所定
時間内に基板を搬出していないときには、基板が搬出さ
れないと判定したが、これに限定するものではない。例
えば、基板を搬入してから所定時間内に基板を搬出して
いないときには、基板が搬出されないと判定するものと
してもよい。 (6)他の装置へのコントロール信号の送出について 本実施の形態では、基板が正常に流れないときには、自
装置の供給電力量を調整するものとしたが、他の装置の
供給電力量を調整するものとしてもよい。例えば、基板
が正常に流れているかどうか、又はその他自装置内に異
常があるかどうかを検知して、他の装置に対して供給電
力量を調整する指示信号を送り、その信号を受信した装
置は、当該信号に基づいて供給電力量を調整するものと
してもよい。また、他のすべての装置に対して、一斉に
電源をOFFにするような指示信号を送出するものとし
てもよい。 (7)基板のグループ単位での管理 本実施の形態では、基板1枚ごとに搬入と搬出の管理を
行ったが、数枚単位で管理するものとすることもでき
る。 (8)実装工程ライン 本実施の形態では、上流機を半田印刷機とし、下流機を
検査機としたときに、電子部品装着機が基板の流れの異
常を検知して供給電力量を調整する機能について説明し
たが、電子部品装着機だけでなく、生産工程ライン上の
他の生産装置でも当該機能を有するものとすることがで
きるのは当然である。
【0028】さらに、本実施の形態では、電子部品を基
板へ実装する実装工程ラインについて説明したが、これ
に限定するものではなく、その他の部品を組み立てる生
産ラインに適用できることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、電子部品を基板へ実装する実装工程ラインの一工程
を担う生産装置であって、上流の生産装置から搬出され
る基板の搬入準備が完了後に、上流の生産装置から搬入
されるべき次の基板があるか否かを判定する手段と、搬
入されるべき次の基板がないと判定されたときには自装
置への供給する電力量を減らすように制御する制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0030】これにより、上流の生産装置側で異常が発
生し、自装置に搬入されるべき基板がないときには、自
装置内への供給する電力量を減らすので、実装処理をし
ないにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを防止す
ることができる。ここで、前記生産装置は、次の基板の
搬出準備の完了を知らせる第1の信号を上流の生産装置
から受信する手段を備え、前記判定手段は、下流の生産
装置へ基板を搬出し終えたときに上流の生産装置から前
記第1の信号を受信していなければ、搬入されるべき次
の基板がないと判定することを特徴とする。
【0031】これにより、上流の生産装置から基板の搬
出準備の完了を知らせる第1の信号を受信しないときに
は、上流の生産装置でなんらかの異常が発生している蓋
然性が高く、搬入されるべき次の基板がないことを高い
信頼性でかつ迅速に判定することができる。ここで、前
記判定手段は、次の基板の搬入準備が完了してから所定
時間内に次の基板が自装置に搬入されないときには、搬
入されるべき次の基板がないと判定することを特徴とす
る。
【0032】これにより、次の基板の搬入準備が完了し
てから所定時間内に次の基板を搬入しないときには、上
流の生産装置でなんらかの異常が発生している蓋然性が
高く、搬入されるべき次の基板がないことを高い信頼性
で迅速に判定することができる。また、本発明は、電子
部品を基板へ実装する実装工程ラインの一工程を担う生
産装置であって、下流の生産装置へ搬出する基板の搬出
準備が完了後に、下流の生産装置へ基板を搬送するライ
ンに異常があるか否かを判定する手段と、下流の生産装
置へ基板を搬送するラインに異常があると判定されたと
きには、自装置への供給する電力量を減らすように制御
する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】これにより、ベルトコンベア等の搬送系な
どで異常が発生し、自装置から基板が搬出できないとき
には、自装置への供給する電力量を減らすので、実装処
理をしないにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを
防止することができる。ここで、前記判定手段は、自装
置が基板の搬出準備を完了してから所定時間内に基板を
搬出していないときには、下流の生産装置へ基板を搬送
するラインに異常があると判定することを特徴とする。
【0034】これにより、基板の搬出準備が完了してか
ら所定時間内に基板を搬出しないときには、搬送系など
で異常が発生している蓋然性が高く、自装置から基板が
搬出できないことを高い信頼性で判定することができ
る。また、本発明は、電子部品を基板へ実装する実装工
程ラインの一工程を担う生産装置であって、下流の生産
装置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、下流の生産
装置が次の基板を搬入できるか否かを判定する手段と、
次の基板を搬入できないと判定されたときには、自装置
への供給する電力量を減らすように制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0035】これにより、下流の生産装置で異常が発生
し、下流の生産装置で基板を搬入できないときには、自
装置への供給する電力量を減らすので、実装処理をしな
いにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを防止する
ことができる。ここで、前記生産装置は、次の基板の搬
入準備の完了を知らせる第1の信号を下流の生産装置か
ら受信する手段を備え、前記判定手段は、下流の生産装
置から前記第1の信号を受信しないときには、下流の生
産装置が次の基板を搬入できないと判定することを特徴
とする。
【0036】これにより、下流の生産装置から基板の搬
入準備の完了を知らせる第1の信号を受信しないときに
は、下流の生産装置でなんらかの異常が発生している蓋
然性が高く、下流の生産装置で基板を搬出できないこと
を高い信頼性でかつ迅速に判定することができる。ここ
で、前記生産装置は、複数のユニットを有し、前記制御
手段は、時間の経過に従って、ウオーミングアップの時
間が短いユニットからその供給する電力量を順次停止す
ることを特徴とする。
【0037】これにより、制御ユニットのグループ単位
で、段階的に電源供給を停止してくので、電力消費を抑
え、かつウオームアップの必要性を考慮した供給する電
力量の調整が可能となる。ここで、前記制御手段は、C
PUを有し、前記判定手段の判定結果に応じて、当該C
PUに供給するクロックの周波数を減少させることを特
徴とする。
【0038】これにより、制御ユニットだけでなく、制
御部自体もCPUのクロックの周波数を低速にして、さ
らに供給する電力量を減少させることができる。ここ
で、前記生産装置は、更に、他の生産装置から、供給す
る電力量を調整する指示信号を受信する手段を備え、前
記制御手段は、前記指示信号を受信したときには、当該
指示信号に基づいて、自装置への供給する電力量を調整
することを特徴とする。
【0039】これにより、他の装置により異常が検知さ
れて、電力量を調整する信号を受信することにより、無
駄な電力消費を防止することができる。ここで、前記生
産装置は、更に、実装工程ラインのいずれかの工程の異
常を検知する手段と、異常を検知したら他の生産装置に
対して、供給する電力量を調整する指示信号を送信する
手段とを備えたことを特徴とする。
【0040】これにより、自装置または生産工程ライン
のいずれかで異常が発生し、基板の流れが停止してしま
う場合には、他の装置に対して、供給する電力量を調整
する信号を送るので、自装置だけでなく他の装置の無駄
な電力消費も防止することができる。また、致命的な異
常が発生し復旧の目処が立たないときに、すべての装置
の電源を一斉にOFFにすることも可能となる。
【0041】また、本発明は、電子部品を基板へ実装す
る実装工程ラインの一工程を担う生産装置の制御方法で
あって、上流の生産装置から搬出される基板の搬入準備
が完了後に、上流の生産装置から搬入されるべき次の基
板があるか否かを判定するステップと、搬入されるべき
次の基板がないと判定されたときには、自装置への供給
する電力量を減らすように制御するステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0042】これにより、上流の生産装置側で異常が発
生し、自装置に搬入されるべき基板がないときには、自
装置への供給する電力量を減らすので、実装処理をしな
いにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを防止する
ことができる。また、本発明は、電子部品を基板へ実装
する実装工程ラインの一工程を担う生産装置の制御方法
であって、下流の生産装置へ搬出する基板の搬出準備が
完了後に、下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異
常があるか否かを判定するステップと、下流の生産装置
へ基板を搬送するラインに異常があると判定されたとき
には、自装置への供給する電力量を減らすように制御す
るステップとを含むことを特徴とする。
【0043】これにより、ベルトコンベア等の搬送系な
どで異常が発生し、自装置から基板が搬出できないとき
には、自装置への供給する電力量を減らすので、実装処
理をしないにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを
防止することができる。また、本発明は、電子部品を基
板へ実装する実装工程ラインの一工程を担う生産装置の
制御方法であって、下流の生産装置へ搬出する基板の搬
出準備が完了後に、下流の生産装置が次の基板を搬入で
きるか否かを判定するステップと、次の基板を搬入でき
ないと判定されたときには、自装置への供給する電力量
を減らすように制御するステップとを含むことを特徴と
する。
【0044】これにより、下流の生産装置で異常が発生
し、下流の生産装置で基板を搬入できないときには、自
装置への供給する電力量を減らすので、実装処理をしな
いにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを防止する
ことができる。また、本発明は、電子部品を基板へ実装
する実装工程ラインの一工程を担う生産装置を制御する
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体であって、上流の生産装置から搬出される基板の搬
入準備が完了後に、上流の生産装置から搬入されるべき
次の基板があるか否かを判定するステップと、搬入され
るべき次の基板がないと判定されたときには、自装置内
への供給する電力量を減らすように制御するステップと
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
を特徴とする。
【0045】これにより、上流の生産装置側で異常が発
生し、自装置に搬入されるべき基板がないときには、自
装置への供給する電力量を減らすので、実装処理をしな
いにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを防止する
ことができる。また、本発明は、電子部品を基板へ実装
する実装工程ラインの一工程を担う生産装置を制御する
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体であって、下流の生産装置へ搬出する基板の搬出準
備が完了後に、下流の生産装置へ基板を搬送するライン
に異常があるか否かを判定するステップと、下流の生産
装置へ基板を搬送するラインに異常があると判定された
ときには、自装置への供給する電力量を減らすように制
御するステップとをコンピュータに実行させるプログラ
ムを記録したことを特徴とする。
【0046】これにより、ベルトコンベア等の搬送系な
どで異常が発生し、自装置が基板を搬出できないときに
は、自装置への供給する電力量を減らすので、実装処理
をしないにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを防
止することができる。また、本発明は、電子部品を基板
へ実装する実装工程ラインの一工程を担う生産装置を制
御するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
な記録媒体であって、下流の生産装置へ搬出する基板の
搬出準備が完了後に、下流の生産装置が次の基板を搬入
できるか否かを判定するステップと、次の基板を搬入で
きないと判定されたときには、自装置への供給する電力
量を減らすように制御するステップとをコンピュータに
実行させるプログラムを記録したことを特徴とする。
【0047】これにより、下流の生産装置で異常が発生
し、下流の生産装置で基板を搬入できないときには、自
装置への供給する電力量を減らすので、実装処理をしな
いにも係らず無駄に電力を消費してしまうのを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子部品装着機の構
成を示すブロック図である。
【図2】動作モードの例を示す図である。
【図3】電子部品装着機の処理の動作手順を示すフロチ
ャートである。
【図4】電子部品装着機の各処理の実行タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る電子部品装着機の構
成を示すブロック図である。
【図6】電子部品装着機の処理の動作手順を示すフロチ
ャートである。
【図7】電子部品装着機の各処理の実行タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図8】電子部品の実装工程ラインの概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 電子部品装着機 21 半田印刷機 23 ベルトコンベア 24 基板 31 検査機 100 電子部品装着機 101 制御部 102 電源ユニット 103 制御ユニット 103a 第1群ユニット 103b 第2群ユニット 103c 第3群ユニット 104a〜c リレー装置 105 入力操作部 120 搬入準備完了信号 121 搬出準備完了信号 122 搬入準備完了信号 123 搬出準備完了信号 150 半田印刷機 160 検査機 200 電子部品装着機 201 制御部 210 搬出管理タイマ 211 搬入管理タイマ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を基板へ実装する実装工程ライ
    ンの一工程を担う生産装置であって、 上流の生産装置から搬入される基板の搬入準備が完了後
    に、上流の生産装置から搬入されるべき次の基板がある
    か否かを判定する手段と、 搬入されるべき次の基板がないと判定されたときには、
    自装置への供給する電力量を減らすように制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする生産装置。
  2. 【請求項2】 前記生産装置は、次の基板の搬出準備の
    完了を知らせる第1の信号を上流の生産装置から受信す
    る手段を備え、 前記判定手段は、下流の生産装置へ基板を搬出し終えた
    ときに上流の生産装置から前記第1の信号を受信してい
    なければ、搬入されるべき次の基板がないと判定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の生産装置。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、次の基板の搬入準備が
    完了してから所定時間内に次の基板が自装置に搬入され
    ないときには、搬入されるべき次の基板がないと判定す
    ることを特徴とする請求項1記載の生産装置。
  4. 【請求項4】 電子部品を基板へ実装する実装工程ライ
    ンの一工程を担う生産装置であって、 下流の生産装置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、
    下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異常があるか
    否かを判定する手段と、 下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異常があると
    判定されたときには、自装置への供給する電力量を減ら
    すように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    生産装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、自装置が基板の搬出準
    備を完了してから所定時間内に基板を搬出していないと
    きには、下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異常
    があると判定することを特徴とする請求項4記載の生産
    装置。
  6. 【請求項6】 電子部品を基板へ実装する実装工程ライ
    ンの一工程を担う生産装置であって、 下流の生産装置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、
    下流の生産装置が次の基板を搬入できるか否かを判定す
    る手段と、 次の基板を搬入できないと判定されたときには、自装置
    への供給する電力量を減らすように制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする生産装置。
  7. 【請求項7】 前記生産装置は、次の基板の搬入準備の
    完了を知らせる第1の信号を下流の生産装置から受信す
    る手段を備え、 前記判定手段は、下流の生産装置から前記第1の信号を
    受信しないときには、下流の生産装置が次の基板を搬入
    できないと判定することを特徴とする請求項6記載の生
    産装置。
  8. 【請求項8】 前記生産装置は、複数のユニットを有
    し、 前記制御手段は、時間の経過に従って、ウオーミングア
    ップの時間が短いユニットからその供給する電力を順次
    停止することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
    載の生産装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、CPUを有し、前記判
    定手段の判定結果に応じて、当該CPUに供給するクロ
    ックの周波数を減少させることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載の生産装置。
  10. 【請求項10】 前記生産装置は、更に、 他の生産装置から、供給する電力量を調整する指示信号
    を受信する手段を備え、 前記制御手段は、前記指示信号を受信したときには、当
    該指示信号に基づいて、自装置への供給する電力量を調
    整することを特徴とする請求項1、4又は6に記載の生
    産装置。
  11. 【請求項11】 前記生産装置は、更に、 実装工程ラインのいずれかの工程の異常を検知する手段
    と、 異常を検知したら他の生産装置に対して、供給する電力
    量を調整する指示信号を送信する手段とを備えたことを
    特徴とする請求項10記載の生産装置。
  12. 【請求項12】 電子部品を基板へ実装する実装工程ラ
    インの一工程を担う生産装置の制御方法であって、 上流の生産装置から搬出される基板の搬入準備が完了後
    に、上流の生産装置から搬入されるべき次の基板がある
    か否かを判定するステップと、 搬入されるべき次の基板がないと判定されたときには、
    自装置への供給する電力量を減らすように制御するステ
    ップとを含むことを特徴とする生産装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 電子部品を基板へ実装する実装工程ラ
    インの一工程を担う生産装置の制御方法であって、 下流の生産装置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、
    下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異常があるか
    否かを判定するステップと、 下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異常があると
    判定されたときには、自装置への供給する電力量を減ら
    すように制御するステップとを含むことを特徴とする生
    産装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 電子部品を基板へ実装する実装工程ラ
    インの一工程を担う生産装置の制御方法であって、 下流の生産装置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、
    下流の生産装置が次の基板を搬入できるか否かを判定す
    るステップと、 次の基板を搬入できないと判定されたときには、自装置
    への供給する電力量を減らすように制御するステップと
    を含むことを特徴とする生産装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 電子部品を基板へ実装する実装工程ラ
    インの一工程を担う生産装置を制御するプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって上
    流の生産装置から搬出される基板の搬入準備が完了後
    に、上流の生産装置から搬入されるべき次の基板がある
    か否かを判定するステップと、 搬入されるべき次の基板がないと判定されたときには、
    自装置内の制御ユニットの供給する電力量を減らすよう
    に制御するステップとをコンピュータに実行させるプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  16. 【請求項16】 電子部品を基板へ実装する実装工程ラ
    インの一工程を担う生産装置を制御するプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 下流の生産装置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、
    下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異常があるか
    否かを判定するステップと、 下流の生産装置へ基板を搬送するラインに異常があると
    判定されたときには、自装置への供給する電力量を減ら
    すように制御するステップとをコンピュータに実行させ
    るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
  17. 【請求項17】 電子部品を基板へ実装する実装工程ラ
    インの一工程を担う生産装置を制御するプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 下流の生産装置へ搬出する基板の搬出準備が完了後に、
    下流の生産装置が次の基板を搬入できるか否かを判定す
    るステップと、 次の基板を搬入できないと判定されたときには、自装置
    への供給する電力量を減らすように制御するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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