JP2001317799A - ダンパ装置 - Google Patents

ダンパ装置

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JP2001317799A
JP2001317799A JP2000136741A JP2000136741A JP2001317799A JP 2001317799 A JP2001317799 A JP 2001317799A JP 2000136741 A JP2000136741 A JP 2000136741A JP 2000136741 A JP2000136741 A JP 2000136741A JP 2001317799 A JP2001317799 A JP 2001317799A
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JP
Japan
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damper
shaft
motor
duct
self
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Withdrawn
Application number
JP2000136741A
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English (en)
Inventor
Hisao Iwata
久雄 岩田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風速を落とさずに、ダンパの構造振動と風の
流れが干渉した自励振動等による騒音問題を防止できる
ダンパ装置を提供すること。 【解決手段】 ダンパ装置を、ダンパ軸がモータに接続
され、同モータにより回動駆動されるダンパにより送風
通路の切換えを行なうダンパ装置において、前記モータ
のモータ軸ボス部の挿入穴と同挿入穴に挿入されて接続
された前記ダンパ軸の軸端部と間に粘弾性体が介装され
てなるように構成し、ダンパ切換え時に、ダンパの構造
振動と風の流れが干渉した自励振動等の振動が粘弾性体
のダンピング効果により大きく減衰させ、ダクト内の送
風速度を落とすことなく問題となるダンパの自励振動等
による騒音振動の発生を防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機等の送
風通路を切替えるダンパ装置に関し、特にその自励振動
防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機等において、送風通路
を切換えるダクトのダンパ装置構造につき図2に基づき
説明する。図2(a)はダクトのダンパ装置の概略平面
断面図、図2(b)は図2中Y−Y矢視立面断面図であ
る。
【0003】図2において、11はダクトであり、ダク
ト11からダクト11aが分岐する部分にダンパ装置1
0が設けられている。ダンパ装置10において、12は
ダンパ、13はダンパ12のダンパ軸、14はダンパ駆
動用のモータ15のモータ軸ボス部、17はダクト11
に設けられたダンパ軸13を通すダンパ軸貫通穴をそれ
ぞれ示す。
【0004】図2(a)において、ダクト11のC方向
の風の流れは、ダンパ12が12bの位置にある時はダ
クト11をB方向へ流れ、ダンパ12が12aの位置に
あるときはダクト11aをA方向へ流れる。
【0005】ダンパ12はダンパ軸13に取り付けられ
たモータ15で回動駆動される。図2(b)に示すよう
に、ダクト11内に設置されたダンパ12は、そのダン
パ軸13をダクト11の下部、上部に設けられたモータ
軸貫通穴17に挿通されており、ダンパ軸13の一方の
軸端部がモータ軸ボス部14へ嵌められ、モータ15に
より回動駆動され、ダンパ切換えが行なわれる。
【0006】ダンパ切換え時に、ダンパ11の構造振動
と図示しないファンから送られて来た風の流れが干渉し
た自励振動を発生することがあり、この振動がダンパ1
2自身からダクト11構造へ伝播して騒音放射をした
り、ダンパ12がダクト11を強く叩いたりすることに
よる騒音問題が発生するという問題があった。
【0007】一般に、上記自励振動は風の速度低減、ダ
ンパ構造の剛性増大、ダンパ構造のダンピング増大によ
り発生を低減できることが一般に知られているが、数値
解析的なアプローチが非常に難しいため実験により定性
的傾向をつかむことで対策を案出しているのが現状であ
る。
【0008】さらに、ダンパを含むダクト等送風通路系
のコスト、設置スペースの制約があり、風速を落とすこ
とで自励振動の発生を防ぐという対策で対処する場合が
多い。しかし、これは、空調和機としての商品性を大き
く損なうもので、風速を落とさずに対処できる対策が望
まれていた。
【0009】そこで、ダンパ全体の剛性を増大させる試
みも幾つか実施されている。しかし、空調和機で使われ
るダクトは送風面での配慮しかされていないためより低
コストにするため薄い板を用いることが多く、剛性が低
い。特に自動車用の空調機のダクトでは量産性のある薄
いプラスチック製であるため非常に剛性が低い。
【0010】図2に示すような従来のダンパ装置は、剛
性が低いダクト11にダンパ12を駆動するモータ15
を取り付けているためモータ15やダンパ11の剛性を
高くしてもダンパ装置10全体の剛性はダクト11の剛
性に支配されてしまい、期待するほどにはダンパ装置全
体の剛性が増大しない。さらにダンパ軸13をモータ軸
ボス部14に嵌めるため、嵌めやすいように隙間を持た
せているので、これもダンパ装置10全体の剛性の低下
につながっている。
【0011】以上のようなダンパの自励振動の問題を解
決するために改良されたダンパ装置の従来例として、例
えば特開平10−278545号に示されるものがあ
る。この装置は、ダンパの自励振動を低減するもう一つ
の方法であるダンピング性をダンパ構造へ与えるもので
ある。
【0012】図3に示すように、上記改良従来例ではダ
ンパ22に、ダクト21側の突起29に当接してダクト
21との間にダンピングを与える干渉材(ウレタンフォ
ーム)28を設置しているが、干渉材28の経年変化が
生じたりダクト21自身の剛性が低いためダンパ22と
ダクト21の隙間を一定にできない問題があり、干渉材
28の効果が一定にならない。特にこの隙間が広がった
場合、ダクト21と干渉材28が接触しないことにもな
りダンピング効果を与えられず、自励振動を低減できな
いという問題が依然あった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
のダンパ装置の問題を解消し、ダクトの風速を落とさず
に、ダンパの構造振動と風の流れが干渉した自励振動の
発生を防止し、自励振動によるダクトの騒音放射やダン
パがダクトを叩くことによる騒音問題を防止できるダン
パ装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、その手段として、ダ
ンパ軸がモータに接続され、同モータにより回動駆動さ
れるダンパにより送風通路の切換えを行なうダンパ装置
において、前記モータのモータ軸ボス部の挿入穴と同挿
入穴に挿入されて接続された前記ダンパ軸の軸端部と間
に粘弾性体が介装されてなることを特徴とするダンパ装
置を提供するものである。
【0015】上記の手段によれば、ダンパ軸とモーター
軸ボス部の間に、粘弾性体が挿入されているので、ダン
パ切換え時に、ダンパの構造振動と風の流れが干渉した
自励振動等の振動が粘弾性体のダンピング効果により大
きく減衰される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に基づき、本発明の実施の一
形態にかかるダンパ装置を説明する。図1(a)は、前
述の従来のダンパ装置を説明した図2(b)中Z部に対
応する部分となる、本実施の形態の要部拡大断面図であ
り、図1(b)は図1(a)中X−X矢視断面図であ
る。
【0017】図1において、1はダクトであり、2はダ
ンパ、3はダンパ2の回動中心となるダンパ軸、4はダ
ンパ駆動用のモータ5のモータ軸ボス部、7はダクト1
に設けられたダンパ軸貫通穴をそれぞれ示す。
【0018】ダンパ軸3はモータ5のモータ軸ボス部4
に接続され、モータ5により回動駆動されることによ
り、ダンパ2がダクト1の送風通路の切換えを行なもの
であるが、ダクト1の分岐部におけるダンパ装置の配
置、機能関係は、図2で示した従来例と同様であるので
詳細説明を省略する。
【0019】モータ軸ボス部4には、ダンパ軸3の一方
の軸端部3aを挿入する挿入穴4aが設けられている
が、挿入穴4aと軸端部3aとの間には、やや間隙を持
たせ、この間隙にダンピング性を有する粘弾性体8が介
装されており、ダンパ軸3は粘弾性体8を介してモータ
軸ボス部4に接続される。粘弾性体8はキャップ状にし
て軸端部3a全体を包み込むようにしてもよい。
【0020】以上のような、本実施の形態のダンパ装置
においては、ダンパ軸3とモーター軸ボス部4の間に、
粘弾性体8が挿入されているので、ダンパ切換え時に、
ダンパ2の構造振動と図示しないファンから送られてき
た風の流れが干渉した自励振動等の振動が、粘弾性体8
のダンピング効果により大きく減衰される。したがっ
て、ダクト内の送風速度を落とさなくても、問題となる
ダンパの自励振動による騒音振動を発生を防止できる。
【0021】以上本発明の実施の一形態を説明したが、
上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範
囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてもよいこと
は言うまでもない。
【0022】たとえば、本実施の形態では空気調和機の
ダクトの分岐点におけるダンパ装置を例に説明したが、
本発明はダンパ装置自体や取り付けられる送風通路の剛
性が低く上記と同様の自励振動等の振動問題の解決を要
するダンパ装置一般に適用されるものである。
【0023】
【発明の効果】以上、本発明によれば、ダンパ装置を、
ダンパ軸がモータに接続され、同モータにより回動駆動
されるダンパにより送風通路の切換えを行なうダンパ装
置において、前記モータのモータ軸ボス部の挿入穴と同
挿入穴に挿入されて接続された前記ダンパ軸の軸端部と
間に粘弾性体が介装されてなるように構成したので、ダ
ンパ軸とモーター軸ボス部の間に、粘弾性体が挿入され
ているため、ダンパ切換え時に、ダンパの構造振動と風
の流れが干渉した自励振動等の振動が粘弾性体のダンピ
ング効果により大きく減衰され、ダクト内の送風速度を
落とすことなく問題となるダンパの自励振動等による騒
音振動の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るダンパ装置に説明
図であり、(a)は、ダンパ装置の要部拡大断面図、
(b)は(a)中X−X矢視断面図である。
【図2】従来の空気調和機等におけるダンパ装置の説明
図であり、(a)はダクトのダンパ装置の概略平面断面
図、(b)は(a)中Y−Y矢視立面断面図である。
【図3】改良された他の従来のダンパ装置の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ダクト 2 ダンパ 3 ダンパ軸 3a 軸端部 4 モータ軸ボス部 4a 挿入穴 5 モータ 7 ダンパ軸貫通穴 8 粘弾性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダンパ軸がモータに接続され、同モータ
    により回動駆動されるダンパにより送風通路の切換えを
    行なうダンパ装置において、前記モータのモータ軸ボス
    部の挿入穴と同挿入穴に挿入されて接続された前記ダン
    パ軸の軸端部と間に粘弾性体が介装されてなることを特
    徴とするダンパ装置。
JP2000136741A 2000-05-10 2000-05-10 ダンパ装置 Withdrawn JP2001317799A (ja)

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