JP2001316871A - 液処理方法、及び液処理装置 - Google Patents

液処理方法、及び液処理装置

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JP2001316871A
JP2001316871A JP2000174447A JP2000174447A JP2001316871A JP 2001316871 A JP2001316871 A JP 2001316871A JP 2000174447 A JP2000174447 A JP 2000174447A JP 2000174447 A JP2000174447 A JP 2000174447A JP 2001316871 A JP2001316871 A JP 2001316871A
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亘 大加瀬
Takenobu Matsuo
剛伸 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理液と被処理基板の被処理面との間に形成
される泡を確実に泡抜きすることができる液処理方法、
液処理装置、及び液処理システムを提供する。 【解決手段】 メッキ処理ユニットM1内にはメッキ液
槽42の真上にウエハWを略水平に保持するドライバ6
1が配設されている。このドライバ61はシリンダ69
の駆動により上下動し、ウエハWをメッキ液槽42内に
収容されているメッキ液の液面より高い搬送位置(I)
とメッキ液の液面より低いメッキ位置(V)との間で昇
降させる。また、メッキ液槽の中心にはメッキ液を供給
しメッキ液のな噴出管43が配設されており、図示しな
い制御装置によりメッキ液の流量を調節できるようにな
っている。ウエハWをメッキ液の液面より低いメッキ位
置(V)に位置させるとともにメッキ形成時よりも大き
い流量q1を供給することによりウエハWの被メッキ面
に付着した泡を確実に除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する利用分野】本発明は、半導体ウエハ等の
被処理基板の液処理に係り、更に詳細には被処理基板の
被処理面に液相で金属層を形成する液処理方法、液処理
装置、及び液処理システムに関する。
【従来の技術】従来より、半導体ウエハW(以下、単に
「ウエハ」という。)等の被処理基板の表面に金属層を
形成する処理装置としては、例えば、気相で金属層を形
成するスパッタリング処理装置が用いられてきたが、半
導体デバイスの集積度の向上に伴い、埋め込み性の問題
から液相で金属層を形成するメッキ処理装置を用いるこ
とが主流になりつつある。図22は代表的なメッキ処理
装置の概略垂直断面図である。図22に示すように、こ
のメッキ処理装置では処理の効率上の問題からウエハW
の被メッキ面を下方に向けてウエハWを載置する、いわ
ゆるフェイスダウン方式でウエハWの被メッキ面にメッ
キ層を形成する。即ち、ウエハホルダ201にウエハW
の被メッキ面を下方に向けて載置した後、ウエハホルダ
201が下降してメッキ液槽202内のメッキ液の液面
にウエハWの被メッキ面を接触させてウエハWの被メッ
キ面にメッキ層を形成する。
【発明が解決しようとする課題】ところで、フェイスダ
ウン方式でウエハWの被メッキ面にメッキ層を形成する
場合には、ウエハWの被メッキ面をメッキ液の液面に接
触させる際にウエハWの被メッキ面とメッキ液の液面と
の間に空気が入り込み、空気の泡がウエハWの被メッキ
面に付着して均一なメッキ層を形成することができない
という問題がある。また、ウエハWと電極203との間
に電界を形成してウエハWの被メッキ面にメッキ層を形
成させる電解メッキ工程をフェイスダウン方式で行う場
合には、メッキ液の電気分解により発生する酸素や水素
のような泡がウエハWの被メッキ面に付着して均一なメ
ッキ層を形成することができないという問題がある。そ
のため、メッキ液の液面にウエハWを接触させた状態で
メッキ層を形成する工程以前或いは同時にウエハWを回
転させて泡抜きする装置が提案されている。しかし、上
記のような装置ではメッキ液の液面にウエハWを接触さ
せた状態でウエハWを回転させて、ウエハWをメッキ液
槽202内に浸漬する際に形成される泡や電解メッキ工
程中に発生する泡を泡抜きしているので泡にかかる圧力
が低くウエハWの被メッキ面に付着している泡が十分に
泡抜きできないという問題がある。本発明は上記従来の
問題を解決するためになされたものである。即ち、本発
明は被処理基板の被処理面を処理液に接触させる際に被
処理基板の被処理面と処理液の液面との間に形成される
泡を確実に泡抜きすることができる液処理方法、液処理
装置及び液処理システムを提供することを目的とする。
更に、本発明は被処理基板と液処理槽との間に電界を形
成したときに発生する泡を被処理基板の被処理面から確
実に泡抜きすることができる液処理方法、液処理装置、
及び液処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決しようとする手段】請求項1の液処理方法
は、処理液槽に収容された処理液の液面よりも低い位置
で被処理基板の被処理面を略水平に保持するとともに前
記処理液槽内に前記被処理面に向けて第1の流量で前記
処理液を供給することにより前記被処理面に付着する泡
を泡抜きする工程と、前記第1の流量より小さい第2の
流量で前記処理液槽内に前記被処理面に向けて前記処理
液を供給しながら前記被処理面に液処理を施す工程とを
具備することを特徴とする。請求項1の液処理方法で
は、被処理基板の被処理面を処理液に接触させる際に被
処理基板の被処理面と処理液の液面との間に形成される
泡を処理液槽に収容された処理液の液面よりも低い位置
で被処理基板を保持するとともに液処理を施す工程での
流量よりも大きい流量で処理液を処理液槽内に供給して
泡抜きを行うので、確実に泡抜きすることができる。請
求項2の液処理方法は、請求項1記載の液処理方法であ
って、前記液処理を施す工程は、前記処理液の液面より
も低い位置で行うことを特徴とする。請求項2の液処理
方法では、処理液の液面よりも低い位置で液処理を行う
ので、被処理基板と液処理槽との間に電界を形成したと
きに発生する泡を被処理基板の被処理面から確実に泡抜
きすることができる。請求項3の液処理方法は、請求項
1又は2記載の液処理方法であって、前記泡抜きする工
程は、前記被処理基板を略水平面内で回転させる工程で
あることを特徴とする。請求項3の液処理方法では、被
処理基板を回転させて泡抜きを行うので泡が被処理基板
の外周縁に沿って移動し易くなり、より効率的に泡抜き
することができる。請求項4の液処理方法は、請求項1
〜3のいずれか1項に記載の液処理方法であって、前記
液処理を施す工程は、前記被処理基板を略水平面内で回
転させる工程であることを特徴とする。請求項4の液処
理方法では、被処理基板を回転させて液処理を行うので
被処理基板と液処理槽との間に電界を形成したときに発
生する泡が被処理基板の外周縁に沿って移動し易くな
り、より効率的に泡抜きすることができる。請求項5の
液処理方法は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の液
処理方法であって、前記泡抜きする工程は、前記被処理
基板を前記処理液の液面方向に揺動させる工程であるこ
とを特徴とする。請求項5の液処理方法では、被処理基
板を揺動させているので泡が被処理基板の中心から外周
縁に向かって移動し易くなり、より効率的に泡抜きする
ことができる。請求項6の液処理方法は、請求項1〜5
のいずれか1項に記載の液処理方法であって、前記泡抜
きする工程及び前記液処理を施す工程は、前記被処理基
板の被処理面のみ前記処理液に接触させて行う工程であ
ることを特徴とする。請求項6の液処理方法では、被処
理基板の被処理面のみ処理液に接触させて泡抜き及び液
処理を行うので、被処理面以外の部分に液処理が接触す
ることがない。請求項7の液処理方法は、請求項1〜6
のいずれか1項に記載の液処理方法であって、前記泡抜
きする工程は、前記被処理基板を昇降させて前記処理液
の液面よりも低い位置に前記被処理基板の被処理面を移
動させる工程であることを特徴とする。請求項7の液処
理方法は、被処理基板を昇降させているので被処理基板
の被処理面を処理液の液面よりも低い第2の位置に移動
させることができる。請求項8の液処理方法は、請求項
1〜7のいずれか1項に記載の液処理方法であって、前
記泡抜きする工程は、前記処理液の液面を昇降させて前
記処理液の液面よりも低い位置に前記被処理基板の被処
理面を移動させる工程であることを特徴とする。請求項
8の液処理方法は、処理液の液面を昇降させているので
被処理基板の被処理面を処理液の液面よりも低い第2の
位置に移動させることができる。請求項9の液処理方法
は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の液処理方法で
あって、前記泡抜きする工程は、前記被処理基板の被処
面を前記処理液の液面に対して傾けた状態で昇降させる
工程であることを特徴とする。請求項9の液処理方法で
は、被処理基板の被処理面を処理液の液面に対して傾け
た状態で昇降させているので、処理液の液面に被処理基
板の被処理面を接触させる際に被処理基板の被処理面に
泡が形成され難くなる。請求項10の液処理装置は、処
理液を収容する処理液槽と、前記処理液の液面上側に配
設され被処理基板を略水平に保持する保持機構と、前記
保持機構を上下させて被処理基板を前記処理液の液面よ
り高い第1の位置と前記処理液の液面より低い第2の位
置との間で昇降させる昇降機構と、前記被処理基板の被
処理面に向けて流動する処理液の流量を調節する流量調
節手段とを具備することを特徴とする。請求項10の液
処理装置では、保持機構に保持する被処理基板を昇降さ
せる昇降機構及び被処理基板の被処理面に向けて流動す
る処理液の流量を調節する流量調節手段を備えているの
で、被処理基板を処理液の液面より高い第1の位置と前
記処理液の液面より低い第2の位置との間で昇降させる
ことができるとともに処理液の流量を調節することがで
き、確実に泡抜きすることができる。請求項11の液処
理装置は、請求項10記載の液処理装置であって、前記
保持機構が、前記被処理基板を略水平面内で回転させる
機能を備えていることを特徴とする。請求項11の液処
理装置では、保持機構が被処理基板を回転させる機能を
備えているので被処理基板を回転させることができ、よ
り効率的に泡抜きすることができる。請求項12の液処
理装置は、請求項10又は11記載の液処理装置であっ
て、前記保持機構が、前記被処理基板を前記処理液の液
面方向に揺動させる機能を備ていることを特徴とする。
請求項12の液処理装置では、保持機構が被処理基板を
揺動させる機能を備えているので被処理基板を揺動させ
ることができ、より効率的に泡抜きすることができる。
請求項13の液処理装置は、請求項10〜12のいずれ
か1項に記載の液処理装置であって、前記保持機構が、
前記被処理基板を前記処理液の液面に対して傾ける機能
を備えていることを特徴とする。請求項13の液処理装
置では、保持機構が被処理基板を傾ける機能を備えてい
るので被処理基板の被処理面に泡が形成され難くなる。
請求項14の液処理装置は、請求項11〜13のいずれ
か1項に記載の液処理装置であって、前記保持機構が、
前記被処理基板の被処理面に付着する泡を泡抜きする泡
抜き孔を備えていることを特徴とする。請求項14の液
処理装置では、保持機構が泡抜き孔を備えているので被
処理基板の被処理面に付着する泡を泡抜き孔を介して泡
抜きできる。請求項15の液処理システムは、被処理基
板に第1の液処理を施し、かつ、少なくとも金属イオン
を含む第1の処理液を収容可能に構成された第1の液処
理装置であって、第1の処理液を収容する処理液槽と、
前記第1の処理液の液面上側に配設され被処理基板を略
水平に保持する保持機構と、前記保持機構を上下させて
前記被処理基板を前記第1の処理液の液面より高い第1
の位置と前記第1の処理液の液面より低い第2の位置と
の間で昇降させる昇降機構と、前記被処理基板の被処理
面に向けて流動する第1の処理液の流量を調節する流量
調節手段とを有する第1の液処理装置と、前記第1の液
処理装置により液処理を施された被処理基板に対し、第
2の液処理を施す第2の液処理装置と、前記第1の液処
理装置と前記第2の液処理装置との間で被処理基板を搬
送可能に、かつ垂直方向に移動可能に構成された第1の
搬送手段と、を備え、前記第1の液処理装置及び前記第
2の液処理装置が前記第1の搬送手段の周囲に多段に配
設されていることを特徴とする。請求項15の液処理シ
ステムでは、第1の液処理装置と第2の液処理装置とを
多段に配設するので液処理システムにおけるフットプリ
ントを小さくすることができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
に係るメッキ処理システムについて説明する。図1は本
実施の形態に係るメッキ処理システムの斜視図であり、
図2は同メッキ処理システムの平面図であり、図3は同
メッキ処理システムの正面図であり、図4は同メッキ処
理システムの側面図である。図1〜図4に示すように、
このメッキ処理システム1はウエハWを出し入れしたり
運搬するキャリアステーション2とウエハWに実際に処
理を施すプロセスステーション3とから構成されてい
る。キャリアステーション2はウエハWを収容する載置
台21と載置台21上に載置されたキャリアカセットC
にアクセスしてその中に収容されたウエハWを取り出し
たり、処理が完了したウエハWを収容したりするサブア
ーム22とから構成されている。キャリアカセットC内
には複数枚、例えば25枚のウエハWを等間隔毎に水平
に保った状態で垂直方向に収容されるようになってい
る。載置台21上には図中X方向に例えば4個のキャリ
アカセットCが配設されるようになっている。サブアー
ム22は図2中X方向に配設されたレール上を移動する
とともに鉛直方向(Z方向)即ち図2中紙面に垂直な方
向に昇降可能かつ水平面内で回転可能な構造を備えてい
る。このサブアーム22は略水平面内で伸縮可能なウエ
ハ保持部23材を備えており、これらのウエハ保持部材
23を伸縮させることにより載置台21上に載置された
キャリアカセットCの未処理のウエハWをキャリアカセ
ットCから取り出したり、処理が完了したウエハWをキ
ャリアカセットC内に収納するようになっている。また
このサブアーム22は後述するプロセスステーション3
との間でも、処理前後のウエハWを受け渡しするように
なっている。プロセスステーション3は図1〜図4に示
すように直方体又は立方体の箱型の外観を備えており、
その周囲全体は耐食性の材料、例えば樹脂や表面を樹脂
でコーティングした金属板などでできたハウジング31
で覆われている。プロセスステーション3の内部は図1
〜図4に示すように略立方形或いは直方形の箱型の構成
となっており、内部には処理空間Sが形成されている。
処理空間Sは図1及び図4に示すように直方体型の処理
室であり、処理空間Sの底部には底板33が取り付けら
れている。処理空間Sには、複数の処理ユニット、例え
ば4基のメッキ処理ユニットM1〜M4が例えば処理空
間S内の、次に説明するメインアーム35の周囲にそれ
ぞれ配設されている。図1及び図2に示すように底板3
3のほぼ中央にはウエハWを搬送するためのメインアー
ム35が配設されている。このメインアーム35は昇降
可能かつ略水平面内で回転可能になっており、更に略水
平面内で伸縮可能な上下二本のウエハ保持部材36を備
えており、これらのウエハ保持部材36を伸縮させるこ
とによりメインアーム35の周囲に配設された処理ユニ
ットに対して処理前後のウエハWを出し入れできるよう
になっている。またメインアーム35は垂直方向に移動
して上段側の処理ユニットへもアクセス可能に構成され
ており、下段側の処理ユニットから上段側の処理ユニッ
トへウエハWを搬送したり、その逆に上段側の処理ユニ
ットから下段側の処理ユニットへウエハWを搬送するよ
うになっている。更にこのメインアーム35は保持した
ウエハWを上下反転させる機構を備えており、一の処理
ユニットから他の処理ユニットへウエハWを搬送する間
にウエハWを上下反転できる構造を備えている。なお、
このウエハWを反転する機能はメインアーム35に必須
の機能ではない。上段側には他の処理ユニット、例えば
洗浄処理ユニット100が例えば2基キャリアステーシ
ョンに近い側、即ち前記メッキ処理ユニットM1、M2
の上側にそれぞれ配設されている。また、例えばアニー
リング処理ユニットが例えば2基キャリアステーション
に遠い側、即ち前記メッキ処理メッキユニットM3〜M
4の上側にぞれぞれ配設されている。プロセスステーシ
ョン3のハウジング31のうち、キャリアステーション
2に対面する位置に配設されたハウジング31aには、
図3に示すように3つの開閉可能な開口部G1〜G3が
配設されている。これらのうちG1は下段側に配設され
たメッキ処理ユニットM1とM2との間に配設された中
継載置台37の位置に対応する開口部であり、キャリア
カセットCからサブアーム22が取り出した未処理のウ
エハWをプロセスステーション3内に搬入する際に用い
られる。搬入の際には開口部G1が開かれ、未処理ウエ
ハWを保持したサブアーム22が処理空間S内にウエハ
保持部材23を伸長させて中継載置台37上にウエハW
を置く。この中継載置台37にメインアーム35がウエ
ハ保持部材36を伸長させて中継載置台37上に載置さ
れたウエハWを保持してメッキ処理ユニットM1〜M4
などの処理ユニット内まで運ぶ。残りの開口部G2及び
G3は処理空間Sのキャリアステーション2に近い側に
配設された洗浄処理ユニット100に対応する位置に配
設されており、これらの開口部G2、G3を介してサブ
アーム22が処理空間S内の上段側に配設された洗浄処
理ユニット100に直接ウエハ保持部材23を伸長させ
て処理が完了したウエハWを受け取ることができるよう
になっている。また、処理空間S内には図4中上から下
向きのエアフローが形成されており、システム外から供
給された清浄なエアが処理空間Sの上部から供給され、
洗浄処理ユニット100、メッキ処理ユニットM1〜M
4に向けて流下し、処理空間Sの底部から排気されてシ
ステム外に排出されるようになっている。このように処
理空間S内を上から下に清浄な空気を流すことにより、
下段側のメッキ処理ユニットM1〜M4から上段側の洗
浄ユニット100の方には空気が流れないようになって
いる。そのため、常に洗浄処理ユニット側は洗浄な雰囲
気に保たれている。更に、メッキ処理ユニットM1〜M
4や洗浄処理ユニット100等の各処理ユニット内はシ
ステムの処理空間Sよりも陰圧に維持されており、空気
の流れは処理空間S側から各処理ユニット内に向って流
れ、各処理ユニットからシステム外に排気される。その
ため、処理ユニット側から処理空間S側に汚れが拡散す
るのが防止される。次に、本実施の形態に係るメッキ処
理ユニットM1について説明する。図5は本実施の形態
に係るメッキ処理ユニットM1の一部拡大図を含んだ模
式的な垂直断面図であり、図6は同メッキ処理ユニット
M1の概略平面図である。図5及び図6に示すように、
このメッキ処理ユニットM1では、ユニット全体が密閉
構造のハウジング41で覆われている。このハウジング
41も樹脂等の耐食性の材料で構成されている。ハウジ
ング41の内部は上下2段、即ち下段に位置する第1の
処理部Aと上段に位置する第2の処理部Bとに分かれた
構造になっている。第1の処理部Aの内部にはメッキ液
槽42が配設されている。このメッキ液槽42は内槽4
2aと内槽42aの外側に内槽42aと同心的に配設さ
れた外槽42bの2重槽から構成されている。メッキ液
で内槽42aを満たしたときに後述するメッキ位置
(V)にあるウエハWの被メッキ面がメッキ液の液面よ
りも低くなるように内槽42aが固定されている。内槽
42aは有底の略円筒形に形成されており、内槽42a
の開口面は略水平に維持されている。内槽42aの内部
には内槽42aの底面側から上面に向けてメッキ液を噴
出させる噴出管43が内槽42aの底面の略中心から内
槽42aの深さ方向略中間付近まで突出している。噴出
管43の周囲には例えば複数の銅球を集めて形成された
略円盤状のアノードとしての電極44が内槽42aと同
心的に配設されており、電極44としての銅球を例えば
硫酸銅を含んだメッキ液中に溶解させることによりメッ
キ液中の銅イオンの減少を防止している。また、この電
極44には導線が外槽42bの外部にある図示しない電
源まで延設されており、この電源を投入することにより
電極44と後述するドライバ61に設けられた凸形コン
タクト64を介してウエハWとの間に電界を形成するよ
うになっている。噴出管43の端部外周と内槽42aと
の間には内槽42aを上下に仕切り分ける隔膜45が電
極44の上方に設けられており、隔膜45で仕切られた
内槽42aの上側(以下「内槽の上側」という。)には
噴出管43からメッキ液が供給され、隔膜45で仕切ら
れた内槽42aの下側(以下「内槽の下側」という。)
には後述する循環配管46からメッキ液が供給されるよ
うになっている。また、この隔膜45はイオンを透過す
るが、電極44としての銅球を溶解させたときに生じる
不純物及びウエハWの被メッキ面にメッキ層を形成する
工程中に発生する例えば酸素及び水素のような泡を透過
させないように構成されている。また、内槽42aの底
面の中心から偏心した位置には循環配管46,47が設
けられており、この循環配管46,47の間には図示し
ないポンプが配設されている。このポンプを作動させて
内槽42aの下側にメッキ液を循環させるようになって
いる。外槽42bは、内槽42aと同様に有底の略円筒
形に形成されており、外槽42bの開口面は略水平に維
持されている。外槽42bの底部には排出口が2箇所設
けられており、この排出口には配管48が接続されてい
る。この配管48と噴出管43との間にはポンプ49が
配設されており、このポンプ49を作動させて内槽42
aからオーバーフローして外槽42bに溜められたメッ
キ液を再び内槽42aの上側に供給するようになってい
る。また、ポンプ49には図示しない制御装置が接続さ
れている。この制御装置にはポンプ49の作動を制御す
るプログラムが入力されており、ポンプ49の作動を制
御することにより噴出管43からウエハWの被メッキ面
に向けて噴出されるメッキ液の流量を調節するようにな
っている。ここで、メッキ層を形成する工程でのメッキ
液の流量は予め実験等で把握したメッキ層を形成するの
に適した流量に設定され、泡抜きする工程でのメッキ液
の流量はメッキ液の噴出によりウエハWの被メッキ面と
メッキ液の液面との間に形成された泡をウエハWの中心
から外周縁に向けて移動させるためにメッキ層を形成す
る工程での流量よりも大きい流量に設定されている。ま
た、配管48にはメッキ液を収容したタンク50がポン
プ51とバルブ52を介して接続されており、ポンプ5
1を作動させるとともにバルブ52を開くことによりタ
ンク50内のメッキ液を内42a槽に供給するようにな
っている。第2の処理部BにはウエハWを保持する保持
機構としてのドライバ61がメッキ液槽42の中心の真
上に配設されている。またドライバ61はウエハWを保
持する保持部62と、この保持部62ごとウエハWを略
水平面内で回転させるモータ63とから構成されてい
る。保持部62は1枚のウエハWを略水平に収容可能な
有底の略円筒形に形成されている。図5中の一部拡大図
に示すように保持部62底面の内側上には例えば128
等分された位置にウエハWに電圧を印加するための凸形
コンタクト64が配設されている。この凸形コンタクト
64は図示しない電源と導線を介し電気的に接触してい
る。凸形コンタクト64上にはウエハWの被メッキ面に
例えばスパッタリングにより予め銅の薄膜を形成したウ
エハWを載置するので、凸形コンタクト64に印加され
た電圧がウエハWの被メッキ面にも印加される。また、
保持部62の底面内側にはシール部材65が同心的に設
けられており、ウエハWの被メッキ面をメッキ液の液面
より低い位置にある後述するメッキ位置(V)で保持す
る際にメッキ液が保持部62内に浸入するのを防止して
いる。さらに、保持部62には図示しない押圧機構が備
えられており、保持部62にウエハWを載置するとウエ
ハWのメッキ層を形成しない面に対して押圧するので後
述するメッキ位置(V)までウエハWを下降させてもウ
エハWの被メッキ面以外の部分にメッキ液が接触するの
を防止している。モータ63は樹脂等の耐食性の材料で
形成されたカバー66で覆われており、後述するメッキ
位置(V)でウエハWを保持する際にメッキ液及び蒸発
したミスト、飛散したミストがモータ63内に浸入する
のを防止している。また、モータ63の外側容器にはド
ライバ61を支持する支持梁67が取り付けられてい
る。支持梁67の端はハウジング41の内壁に対してガ
イドレール68を介して昇降可能に取り付けられてい
る。支持梁67は更に上下方向に伸縮自在なシリンダ6
9を介してハウジング41に取り付けられており、この
シリンダ69を駆動させることにより支持梁67に支持
されたドライバ61がガイドレール68に沿って上下動
してウエハWを昇降させるようになっている。具体的に
は図5に示すように、ドライバ61の保持部62に載置
されたウエハWは、搬送のための搬送位置(I)と、ウ
エハWのメッキ形成面を洗浄処理するための洗浄位置
(II)と、凸形コンタクト64を洗浄処理するための
洗浄位置(II)より少し高い位置(III)と、後述
するスピンドライを行うためのスピンドライ位置(I
V)と、メッキを行なうためのメッキ位置(V)とのメ
ッキ液槽42の中心軸上にある主に5つの異なる高さの
位置との間で昇降する。また、搬送位置(I)、洗浄位
置(II)及び洗浄位置(II)より少し高い位置(I
II)はメッキ液槽42の内槽42a内にメッキ液を一
杯にしたときのメッキ液の液面より高い位置にあり、ス
ピンドライ位置(IV)はメッキ液の液面と同じ高さに
あり、メッキ位置(V)はメッキ液の液面より低い位置
にある。ここで、例えばメッキ液の液面より高い搬送位
置(I)を第1の位置とし、メッキ液の液面より低いメ
ッキ位置(V)を第2の位置とする。また、メッキ位置
(V)はメッキ液の液面より低く泡が良く抜ける位置に
あり、具体的には例えばメッキ液の液面から約1.0m
m〜20mmの深さdにあることが好ましい。ここで、
好ましい深さdの範囲を上記範囲としたのは、この範囲
を上回るとメッキ液の噴出管43の流速に影響され、メ
ッキ液に流れる電流の値である電流濃度が不均一になる
という問題があり、またこの範囲を下回ると内槽42a
の開口部付近のメッキ液の流速に影響され均一にウエハ
Wの被メッキ面にメッキ層を形成することができないと
いう問題があるからである。第1の処理部Aと第2の処
理部Bとの間には洗浄ノズル70及びその下側に配設さ
れた排気口71を内蔵したセパレータ72が配設されて
いる。このセパレータ72の中央には、ドライバ61に
保持されたウエハWが第1の処理部Aと第2の処理部B
との間を行き来できるように貫通孔が設けられている。
また、第1の処理部Aと第2の処理部Bとの境界にあた
る部分のハウジングにはウエハWをメッキ処理ユニット
M1内に搬出入するゲートバルブ73が設けられてい
る。このゲートバルブ73を閉じるとメッキ処理ユニッ
トM1内はその外側の処理空間Sとは隔絶された空間と
なるので、メッキ処理ユニットM1から外側の処理空間
S内への汚れの拡散が防止される。また、メッキ処理ユ
ニットM1〜M2はそれぞれ別個独立に運転することが
でき、処理システムに対してそれぞれが着脱可能に構成
されている。そのため、一つのメッキ処理ユニットを代
替使用することができ、保守管理が容易に行える。次に
ウエハWの被メッキ面にメッキを施すメッキ処理システ
ムについて説明する。図7は本実施の形態に係るメッキ
処理システム全体のフローを示すフローチャートであ
る。図7に示すように、電源を投入してこのメッキ処理
システムを立ち上げ、ウエハWを1ロット、例えば25
枚収容したキャリアカセットCを図示しない搬送ロボッ
トにより載置台21に載置する。キャリアカセットCが
載置されると、サブアーム22がキャリアカセットCの
前まで移動し、載置台21上に載置されたキャリアカセ
ットC内にウエハ保持部材23を差し込ませキャリアカ
セットCから未処理のウエハWを取り出す。さらにサブ
アーム22が回転するとともにウエハWを保持したウエ
ハ保持部材23が伸長して、開口部G1を介し第1の処
理室内にある中継載置台37上にウエハWを一旦載置す
る。中継載置台37上にウエハWが載置されると、メイ
ンアーム35のウエハ保持部材36が伸長して中継載置
台37の未処理のウエハWを受け取る。未処理のウエハ
Wを受け取った後メインアーム35がウエハWの上下を
反転させるとともに回転して、ウエハ保持部材36が伸
長して例えばメッキ処理ユニットM1内にウエハWを搬
入する(ステップ1)。以下、メッキ処理ユニットM1
のメッキ処理(ステップ2)のフローについて図8及び
図9〜図13に沿って説明する。図8は本実施の形態に
係るメッキ処理ユニットで行われるメッキ処理のフロー
を示したフローチャートであり、図9〜図12は本実施
の形態に係るメッキ処理工程を模式的に示した垂直断面
図であり、図13は本実施の形態に係るメッキ処理工程
のタイミングチャートである。中継載置台37からウエ
ハWを受け取ったメインアーム35がウエハWの上下を
反転させてメッキ処理ユニットM1にアクセスする。即
ちメッキ処理ユニットM1の側壁に設けられたゲートバ
ルブ73が開かれて、未処理のウエハWを保持したまま
ウエハ保持部材36が伸長して図9(a)に示すように
ウエハWを搬送位置(I)に保持する位置に待機してい
るドライバ61の保持部62にウエハWの被メッキ面を
メッキ液の液面に向けて略水平に載置する(ステップ2
(1a))。ウエハWが保持部62に載置されると保持
部62に備えられた図示しない押圧機構によりウエハW
のメッキ層を形成しない面に対して押圧する。また、ウ
エハ保持部材36がドライバ61の保持部62にウエハ
Wを引き渡した後、ウエハ保持部材36が縮退してゲー
トバルブ73を閉じる。なお、このときメッキ液槽42
の内槽42a内にはメッキ液を一杯にさせておく。ゲー
トバルブ73を閉じた後、ドライバ61がシリンダ69
の駆動で下降して図9(b)に示すようにウエハWの被
メッキ面をメッキ液の液面に接触させる(ステップ2
(2a))。ここで、ウエハWの被メッキ面がメッキ液
の液面に接触する際にウエハWの被メッキ面とメッキ液
の液面との間には空気が入り込んでしまうので被メッキ
面に均一なメッキ層を形成するには被メッキ面に付着し
た空気の泡を泡抜きする必要がある。そこで、さらにド
ライバ61がシリンダ69の駆動で図9(c)に示すよ
うに下降してウエハWをメッキ液の液面より低いメッキ
位置(V)に位置させるとともに制御装置がポンプ49
の作動を制御して流量q1のメッキ液が噴出管43から
供給されてウエハWの被メッキ面に形成された泡を泡抜
きする(ステップ2(3a))。また、この流量q1は
ウエハWの被メッキ面に付着した泡を確実に泡抜きでき
る流量であり、具体的には例えば約5.0〜30 l/
minであるのが好ましい。ここで、好ましいq1の範
囲を上記範囲としたのは、この範囲を上回ると十分に泡
抜きすることができなるので泡抜きに時間が掛かるとい
う問題が生じるからであり、一方この範囲を下回ると電
流濃度が不均一になるという問題が生じるからである。
十分に泡抜きが行われた後、図9(d)に示すように制
御装置がポンプ49の作動を制御して流量q1より小さ
い流量q2のメッキ液が噴出管43から供給されるとと
もに電極44と凸形コンタクト64に接触しているウエ
ハWとの間に電圧が印加されてウエハWの被メッキ面に
メッキ層の形成を開始する(ステップ2(5a))。ま
た、この流量q2はウエハWの被メッキ面に均一にメッ
キ層を形成することができる流量であり、具体的には例
えば約1.0〜10 l/minであるのが好ましい。
ここで、好ましいq2の範囲を上記範囲としたのは、こ
の範囲を上回ると面内均一性が低下するという問題が生
じるからであり、一方この範囲を下回ると再現性及び安
定性が低下するという問題が生じるからである。流量q
2でメッキ液を供給するとともに電圧を印加してウエハ
Wの被メッキ面に十分な厚さのメッキ層を形成した後、
図10(a)に示すように電圧の印加を停止してメッキ
層の形成を終了する(ステップ2(5a))。即ち、噴
出管43から供給されるメッキ液の流量は、図13に示
すように泡抜き開始時期t1から泡抜き終了時期t2ま
ではq1であり、メッキ層形成開始時期t3からメッキ
形成終了時期t4まではq2である。続いてポンプ51
の作動及びバルブ52の開放で所定量のメッキ液をタン
ク50に戻し、図10(b)に示すようにメッキ位置
(V)がメッキ液の液面より高くなるようにメッキ液槽
42のメッキ液の液面を低下させる(ステップ2(6
a))。この状態で保持部62がモータ63の駆動で図
10(c)に示すように略水平面内で回転してスピンド
ライを行いウエハWのメッキ形成面に付着している余分
なメッキ液を取り除く(ステップ2(7a))。十分に
スピンドライを行った後、ドライバ61がシリンダ69
の駆動で図11(a)に示すようにウエハWを洗浄位置
(II)に上昇させる(ステップ2(8a))。この位
置で保持部62がモータ63の駆動で図11(a)に示
すように略水平面内で回転するとともにセパレータ72
に内蔵されている洗浄ノズル70から純水をウエハWの
メッキ層形成面に向けて噴射させて、ウエハWのメッキ
層形成面を洗浄する(ステップ2(9a))。ウエハW
のメッキ層形成面の洗浄が終了した後、ドライバ61を
その位置に維持したままウエハWの押圧を停止して例え
ばウエハWを昇降させる図示しないチャックによりウエ
ハWを洗浄位置(II)より少し高い位置(III)に
上昇させる。この状態で保持部62のみがモータ63の
駆動で図11(b)に示すように回転するとともにセパ
レータ73に内蔵された洗浄ノズル70から純水が保持
部61の凸形コンタクト64に向けて噴射して凸形コン
タクト64を洗浄する(ステップ2(10a))。凸形
コンタクト64の洗浄が終了した後、図示しないチャッ
クによりウエハWを洗浄位置(II)に下降させて保持
部62に載置する。この状態でドライバ61がシリンダ
69の駆動で図11(c)に示すようにウエハWをメッ
キ位置(V)まで下降させる(ステップ2(11
a))。更に保持部62がモータ63の駆動で図11
(d)に示すようにウエハWとともに回転してスピンド
ライを行い、洗浄された凸形コンタクト64に付着され
ている水分を取り除く(ステップ2(12a))。その
後、ドライバ61がシリンダ69の駆動で図12(a)
に示すようにウエハWを搬送位置(I)まで上昇させる
(ステップ2(13a))。この状態でゲートバルブ7
3を開きメインアーム35のウエハ保持部材36が伸長
して保持部62に保持されたウエハWを受け取り、図1
2(b)に示すようにメッキ処理ユニットM1での処理
が完了したウエハWが搬出される(ステップ2(14
a))。メッキ処理ユニットM1での処理が完了した
後、ウエハ保持部材36に保持されたウエハWは必要に
応じて組成の異なるメッキ液が収容された他のメッキ処
理ユニットM2〜M4に搬送されて、メッキ処理が行わ
れる。同様にして次々に組成の異なるメッキ液が収容さ
れたメッキ処理ユニットM2〜M4にウエハWが搬送さ
れて、メッキ処理が行われる。一連のメッキ処理が終了
した後、メインアーム35のウエハWを保持したウエハ
保持部材36が上昇して洗浄処理ユニット100内にウ
エハWを搬送し、洗浄処理が行われる(ステップ3)。
洗浄処理ユニット100による洗浄処理が完了したら、
後続の処理、例えば、アニーリング処理を行なう。この
アニーリング処理はいわゆる熱盤であるサセプタ125
上にウエハWを所定時間載置して行う(ステップ4)。
アニーリングが完了すると、再びサブアーム22がプロ
セスステーション3の前まで移動するとともに開口部G
2又はG3の高さまで上昇するとともに再びメインアー
ム35が処理後のウエハWを受け取り、中継載置台37
を経由して、或いは洗浄ユニット100内を経由してメ
インアーム35からサブアーム22へウエハWが引き渡
される(ステップ5)。その後、ウエハWを保持したサ
ブアーム22は、キャリアカセットCの高さまで下降す
るとともにキャリアカセットCの前に移動してウエハ保
持部材23を伸長させて処理済のウエハWをキャリアカ
セットC内に収容する。このように、本実施の形態のメ
ッキ処理ユニットM1では、メッキ液槽42内に収容さ
れたメッキ液の液面より低いメッキ位置(V)までウエ
ハWを下降させるとともにメッキ層を形成する工程での
流量q2より大きい流量q1でメッキ液を供給して泡抜
きする工程を行うので、ウエハWの被メッキ面とメッキ
液の液面との間に生ずる空気の泡を確実に泡抜きするこ
とができる。即ち、メッキ液槽42の内に収容されたメ
ッキ液の液面より低い位置にあるメッキ位置(V)まで
ウエハWを下降させるので、メッキ液の液面で泡抜きす
るよりも泡にかかる圧力が高くなり泡が上昇し易くな
る。また、メッキ層形成時の流量q2より大きい流量q
1でメッキ液を中心に向けて供給するので、ウエハWの
中心から外周縁に向かうメッキ液の流れが速くなり、こ
の流れに沿って泡がウエハWの中心から半径方向外側に
向かって押し流される。従って、ウエハWをメッキ液の
液面より低い位置に位置させることとメッキ液の流量を
大きくすることの相乗効果によりウエハWの被メッキ面
から泡を確実に除去することができる。また、保持部6
2に備えられた図示しない押圧機構によりウエハWの被
メッキ面のみメッキ液に接触させて泡抜きする工程及び
メッキ層を形成する工程を行うので、被メッキ面以外の
部分にメッキ液が接触することがない。また、ドライバ
61を昇降させているのでウエハWをメッキ液の液面よ
りも低いメッキ位置(V)に移動させることができる。
更に、メッキ処理ユニットM1〜M4と洗浄処理ユニッ
ト100を多段に配設するのでメッキ処理システムにお
けるフットプリントを小さく抑えることができる。 (第2の実施の形態)以下、本発明の第2の実施の形態
について説明する。なお、以下本実施の形態以降の実施
の形態のうち先行する実施の形態と重複する内容につい
ては説明を省略する。本実施の形態ではウエハWを略水
平面内で回転させながら泡抜きする工程及びメッキ層を
形成する工程を行う構成とした。即ち、本実施の形態の
メッキ処理ユニットM1はドライバ61のモータ63を
駆動させることによりウエハWが載置される保持部62
を略水平面内で回転するように構成されている。以下、
メッキ処理ユニットM1内でのメッキ処理のフローにつ
いて図14及び図15に沿って説明する。図14は本実
施の形態に係るメッキ処理ユニットM1で行われるメッ
キ処理のフローを示したフローチャートであり、図15
(a)及び(b)は本実施の形態に係るメッキ処理工程
を模式的に示した垂直断面図である。第1の実施の形態
と同様にメッキ処理ユニットM1内に未処理のウエハW
が搬送され、シリンダ69の駆動で保持部62に載置さ
れたウエハWがメッキ位置(V)にまで下降する(ステ
ップ2(1b)〜ステップ2(3b))。ウエハWがメ
ッキ位置(V)まで下降した後、モータ63の駆動で図
15(a)に示すようにウエハWを保持した保持部62
が略水平面内で回転して泡抜きする(ステップ2(4
b))。十分に泡抜きした後、ウエハWをメッキ位置に
保持したまま図15(b)に示すように保持部62が略
水平面内で回転するとともにウエハWと電極44との間
に電圧を印加してウエハWの被メッキ面にメッキ層の形
成を開始する(ステップ2(5b)〜ステップ2(6
b))。ウエハWの被メッキ面に十分な厚さのメッキ層
を形成した後、保持部62の回転及び電圧の印加を停止
してメッキ層の形成を終了する(ステップ2(5
b))。その後、第1の実施の形態と同様に所定の処理
が行われ、処理済みのウエハWがメッキ処理ユニットM
1から搬出される(ステップ2(6b)〜ステップ2
(14b))。このように、本実施の形態に係るメッキ
処理ユニットM1では、ウエハWを略水平面内で回転さ
せながら泡抜きする工程及びメッキ層を形成する工程を
行うので泡がウエハWの外周縁に沿って移動し易くな
り、より効率的に泡抜きすることができる。 (第3の実施の形態)以下、本発明の第3の実施の形態
について説明する。本実施の形態ではウエハWをメッキ
液の液面方向に揺動させながら泡抜きする工程を行う構
成とした。即ち、保持部62は図示しない揺動機能を備
えており、この揺動機能の作動で保持部62に保持され
たウエハWがメッキ液の液面方向に揺動するように構成
されている。以下、メッキ処理ユニットM1内でのメッ
キ処理のフローについて図16及び図17に沿って説明
する。図16は本実施の形態に係るメッキ処理ユニット
M1で行われるメッキ処理のフローを示したフローチャ
ートであり、図17(a)及び(b)は本実施の形態に
係るメッキ処理工程の模式的に示した垂直断面図であ
る。第1の実施の形態と同様にメッキ処理ユニットM1
内に未処理のウエハWが搬送され、シリンダ69の駆動
で保持部62に載置されたウエハWがメッキ位置(V)
にまで下降する(ステップ2(1c)〜ステップ2(2
c))。ウエハWがメッキ位置(V)まで下降しなが
ら、保持部62に備えられた図示しない揺動機能の作動
で図17(a)に示すようにウエハWを保持した保持部
62がメッキ液の液面方向に揺動して泡抜きする(ステ
ップ2(3c))。十分に泡抜きした後、保持部62の
揺動を停止してウエハWをメッキ位置(V)に維持して
図17(b)に示すようにウエハWを略水平に保持した
状態で電圧を印加してウエハWの被メッキ面にメッキ層
の形成を開始する(ステップ2(4c))。ウエハWの
被メッキ面に十分な厚さのメッキ層を形成した後、電圧
の印加を停止してメッキ層の形成を終了する(ステップ
2(5c))。その後、第1の実施の形態と同様に所定
の処理が行われ、処理済みのウエハWがメッキ処理ユニ
ットM1から搬出される(ステップ2(6c)〜ステッ
プ2(14c))。このように、本実施の形態に係るメ
ッキ処理ユニットM1では、ウエハWをメッキ液の液面
方向に向けて揺動させながら泡抜きする工程を行うので
泡がウエハWの中心から外周縁に向かって移動し易くな
り、より効率的に泡抜きすることができる。 (第4の実施の形態)以下、本発明の第4の実施の形態
について説明する。本実施の形態ではメッキ液の液面に
対して傾けた状態でウエハWの被メッキ面をメッキ液の
液面に接触させて泡抜きする工程を行う構成とした。即
ち、保持部62は図示しないウエハ傾斜機能を備えてお
り、このウエハ傾斜機構の作動で保持部62に保持され
たウエハWの被メッキ面がメッキ液の液面に対して傾く
ように構成されている。以下、メッキ処理ユニットM1
内でのメッキ処理のフローについて図18及び図19に
沿って説明する。図18は本実施の形態に係るメッキ処
理ユニットM1で行われるメッキ処理のフローを示した
フローチャートであり、図19(a)〜(c)は本実施
の形態に係るメッキ処理工程を模式的に示した垂直断面
図である。第1の実施の形態と同様にメッキ処理ユニッ
トM1内に未処理のウエハWが搬送される(ステップ2
(1d))。ウエハWが保持部62に載置すると、略水
平に保持されていた保持部62が保持部62に備えられ
た図示しないウエハ傾斜機能の作動でメッキ液の液面に
対して傾く。その状態のままドライバ61がシリンダ6
9の駆動で下降して図19(a)に示すようにウエハW
の被メッキ面をメッキ液の液面に接触させる(ステップ
2(2d))。このウエハWを傾けた状態で、さらにド
ライバ61がシリンダ69の駆動で図24(b)に示す
ようにウエハWをメッキ位置(V)まで下降させて泡抜
きする(ステップ2(3d))。十分に泡抜きした後、
ウエハWをメッキ位置(V)に保持し、図19(c)に
示すように保持部62を略水平に保持した状態で電圧を
印加してウエハWの被メッキ面にメッキ層の形成を開始
する(ステップ2(4d))。ウエハWの被メッキ面に
十分な厚さのメッキ層を形成した後、電圧の印加を停止
してメッキ層の形成を終了する(ステップ2(5
d))。その後、第1の実施の形態と同様に所定の処理
が行われ、処理済みのウエハWがメッキ処理ユニットM
1から搬出される(ステップ2(6d)〜ステップ2
(14d))。このように、本実施の形態に係るメッキ
処理ユニットM1では、ウエハWの被メッキ面をメッキ
液の液面に対して傾けた状態で昇降させているので、メ
ッキ液の液面にウエハWの被メッキを接触させた際にウ
エハWの被メッキ面に泡が形成され難くなるとともに泡
が形成された場合でも泡が泡自身の浮力によりウエハW
の中心から外周縁に向かって移動し、より効率的に泡抜
きすることができるという特有の効果が得られる。な
お、本発明は上記実施の形態の記載内容に限定されるも
のではなく、構造や材質、各部材の配置等は、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、
上記実施の形態では、ウエハWと内槽42aの内部にあ
る電極44との間に電圧を印加してウエハWの被メッキ
面にメッキ層を形成しているが、電極44を設けない
で、即ち電圧を印加しないで例えば硫酸銅を溶解した強
塩基性の還元作用を有するメッキ液の液面にウエハWの
被メッキ面を接触させて還元析出反応によりウエハWの
被メッキ面にメッキ層を形成することも可能である。ま
た、上記実施の形態では、ウエハWの片面のみメッキ層
を形成しているが、ウエハWの両面にメッキ層を形成し
てもよい。また、上記実施の形態では、保持部62に備
えられた図示しない押圧機構によりウエハWの被メッキ
面以外の部分にメッキ液の接触を防止しているが、保持
部62の概略垂直断面図である図20に示すように被メ
ッキ面以外の部分を完全にシールしてメッキ液の接触を
防止してもよい。また、上記実施の形態では、シリンダ
69によりドライバ61を昇降させているがウエハWの
被メッキ面をメッキ液の液面よりも低いメッキ位置
(V)に移動させることができればメッキ液槽42を昇
降又はメッキ液を増減させてもよい。また、上記実施の
形態では、メッキ処理ユニットを下段に配設した構造と
したが、液相で処理を施す処理ユニットであれば、メッ
キ処理ユニット以外の処理ユニットの使用してもよい。
また、上記実施の形態では、メッキ処理ユニットM1が
ドライバ61を1基配設しているが、メッキ処理ユニッ
トM1の概略斜視図である図21に示すようにドライバ
61を複数基配設することも可能である。ドライバ61
を複数基配設することにより一度に複数枚のウエハWを
処理することができる。また、上記実施の形態では、被
処理基板としてウエハWを使用しているが液晶用のLC
Dガラス基板を使用することも可能である。さらに、上
記第2の実施の形態では、泡抜きする工程とメッキ層を
形成する工程の両方でウエハWを回転させているが、ど
ちらかの工程だけでウエハWを回転させてもよい。ま
た、上記実施の形態では、ウエハWの回転、揺動、及び
傾斜をそれぞれ単独で行っているが、例えば回転と揺動
を同時に行ってもよい。またウエハW傾斜させた後回転
又は揺動させてもよい。
【発明の効果】以上、詳説したように、本発明によれ
ば、被処理基板の被処理面を処理液に接触させる際に被
処理基板の被処理面と処理液の液面との間に形成される
泡を処理液槽に収容された処理液の液面よりも低い位置
で被処理基板を保持するとともに液処理を施す工程での
流量よりも大きい流量で処理液を処理液槽内に供給して
泡抜きするので、確実に泡抜きすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るメッキ処理システムの
斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係るメッキ処理システムの
平面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るメッキ処理システムの
正面図である。
【図4】第1の実施の形態に係るメッキ処理システムの
側面図である。
【図5】第1の実施の形態に係るメッキ処理ユニットの
一部拡大図を含んだ模式的な垂直断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係るメッキ処理ユニットの
概略平面図である。
【図7】第1の実施の形態に係るメッキ処理システム全
体のフローを示したフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態に係るメッキ処理ユニットで
行われるメッキ処理のフローを示したフローチャートで
ある。
【図9】第1の実施の形態に係るメッキ処理工程を模式
的に示した垂直断面図である。
【図10】第1の実施の形態に係るメッキ処理工程を模
式的に示した垂直断面図である。
【図11】第1の実施の形態に係るメッキ処理工程を模
式的に示した垂直断面図である。
【図12】第1の実施の形態に係るメッキ処理工程を模
式的に示した垂直断面図である。
【図13】第1の実施の形態に係るメッキ処理工程のタ
イミングチャートである。
【図14】第2の実施の形態に係るメッキ処理ユニット
で行われるメッキ処理のフローを示したフローチャート
である。
【図15】第2の実施の形態に係るメッキ処理工程を模
式的に示した垂直断面図である。
【図16】第3の実施の形態に係るメッキ処理工程を模
式的に示した垂直断面図である。
【図17】第3の実施の形態に係るメッキ処理工程を模
式的に示した垂直断面図である。
【図18】第4の実施の形態に係るメッキ処理ユニット
で行われるメッキ処理のフローを示したフローチャート
である。
【図19】第4の実施の形態に係るメッキ処理工程を模
式的に示した垂直断面図である。
【図20】保持部の変形例を示した概略平面図である。
【図21】保持部の変形例を示した概略側面図である。
【図22】従来のメッキ処理装置の概略垂直断面図であ
る。
【符号の説明】
W…ウエハ(被処理基板)、 S…処理空間、 M1〜M4…メッキ処理ユニット(第1の液処理装
置)、 35…メインアーム(第1の搬送手段)、 42…メッキ液槽、 43…噴出管、 44…電極、 49…ポンプ、 61…ドライバ、 62…保持部、 63…モータ、 64…凸形コンタクト、 69…シリンダ、 81、82…泡抜き孔、 100…洗浄処理ユニット(第2の液処理装置)。
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Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液槽に収容された処理液の液面より
    も低い位置で被処理基板の被処理面を略水平に保持する
    とともに前記処理液槽内に前記被処理面に向けて第1の
    流量で前記処理液を供給することにより前記被処理面に
    付着する泡を泡抜きする工程と、 前記第1の流量より小さい第2の流量で前記処理液槽内
    に前記被処理面に向けて前記処理液を供給しながら前記
    被処理面に液処理を施す工程とを具備することを特徴と
    する液処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液処理方法であって、 前記液処理を施す工程は、前記処理液の液面よりも低い
    位置で行うことを特徴とする液処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の液処理方法であっ
    て、 前記泡抜きする工程は、前記被処理基板を略水平面内で
    回転させる工程であることを特徴とする液処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の液
    処理方法であって、 前記液処理を施す工程は、前記被処理基板を略水平面内
    で回転させる工程であることを特徴とする液処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の液
    処理方法であって、前記泡抜きする工程は、前記被処理
    基板を前記処理液の液面方向に揺動させる工程であるこ
    とを特徴とする液処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液
    処理方法であって、 前記泡抜きする工程及び前記液処理を施す工程は、前記
    被処理基板の被処理面のみ前記処理液に接触させて行う
    工程であることを特徴とする液処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の液
    処理方法であって、 前記泡抜きする工程は、前記被処理基板を昇降させて前
    記処理液の液面よりも低い位置に前記被処理基板の被処
    理面を移動させる工程であることを特徴とする液処理方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の液
    処理方法であって、 前記泡抜きする工程は、前記処理液の液面を昇降させて
    前記処理液の液面よりも低い位置に前記被処理基板の被
    処理面を移動させる工程であることを特徴とする液処理
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の液
    処理方法であって、前記泡抜きする工程は、前記被処理
    基板の被処面を前記処理液の液面に対して傾けた状態で
    昇降させる工程であることを特徴とする液処理方法。
  10. 【請求項10】 処理液を収容する処理液槽と、 前記処理液の液面上側に配設され被処理基板を略水平に
    保持する保持機構と、 前記保持機構を上下させて被処理基板を前記処理液の液
    面より高い第1の位置と前記処理液の液面より低い第2
    の位置との間で昇降させる昇降機構と、 前記被処理基板の被処理面に向けて流動する処理液の流
    量を調節する流量調節手段と、 を具備することを特徴とする液処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の液処理装置であっ
    て、 前記保持機構が、前記被処理基板を略水平面内で回転さ
    せる機能を備えていることを特徴とする液処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11記載の液処理装置
    であって、 前記保持機構が、前記被処理基板を前記処理液の液面方
    向に揺動させる機能を備えていることを特徴とする液処
    理装置。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれか1項に記
    載の液処理装置であって、 前記保持機構が、前記被処理基板を前記処理液の液面に
    対して傾ける機能を備えていることを特徴とする液処理
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれか1項に記
    載の液処理装置であって、 前記保持機構が、前記被処理基板の被処理面に付着する
    泡を泡抜きする泡抜き孔を備えていることを特徴とする
    液処理装置。
  15. 【請求項15】 被処理基板に第1の液処理を施し、か
    つ、少なくとも金属イオンを含む第1の処理液を収容可
    能に構成された第1の液処理装置であって、第1の処理
    液を収容する処理液槽と、前記第1の処理液の液面上側
    に配設され被処理基板を略水平に保持する保持機構と、
    前記保持機構を上下させて前記被処理基板を前記第1の
    処理液の液面より高い第1の位置と前記第1の処理液の
    液面より低い第2の位置との間で昇降させる昇降機構
    と、前記被処理基板の被処理面に向けて流動する第1の
    処理液の流量を調節する流量調節手段とを有する第1の
    液処理装置と、 前記第1の液処理装置により液処理を施された被処理基
    板に対し、第2の液処理を施す第2の液処理装置と、 前記第1の液処理装置と前記第2の液処理装置との間で
    被処理基板を搬送可能に、かつ垂直方向に移動可能に構
    成された第1の搬送手段と、を備え、 前記第1の液処理装置及び前記第2の液処理装置が前記
    第1の搬送手段の周囲に多段に配設されていることを特
    徴とする液処理システム。
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