JPH07335650A - 半導体の製造方法 - Google Patents

半導体の製造方法

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JPH07335650A
JPH07335650A JP12600894A JP12600894A JPH07335650A JP H07335650 A JPH07335650 A JP H07335650A JP 12600894 A JP12600894 A JP 12600894A JP 12600894 A JP12600894 A JP 12600894A JP H07335650 A JPH07335650 A JP H07335650A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、不良品が発生することなく、精度
の高いメッキ処理等を行うことができる半導体の製造方
法を提供することを目的としている。 【構成】 上方を開放した処理槽1の上方に半導体ウェ
ハーWをその被処理面を下にして保持し、半導体ウェハ
ーWの被処理面に処理液Sを噴流させながら上下電極間
に電流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成等の処理
を施す半導体の製造方法において、定常運転時に、処理
液Sの噴流を停止し、半導体ウェハーWの被処理面と処
理液Sとの接触を解くことにより、半導体ウェハーWの
被処理面に付着する水素ガス等の泡Hを除去するように
したことを特徴とする方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハーにバン
プ電極や配線を形成したり、化成処理を施す場合に好適
する噴流式のメッキ方法や化成方法等に用いられる半導
体の製造方法、更に詳しくは、均一なメッキ処理等を行
うことが可能な半導体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を製造する場合、半導体ウェ
ハーに対し、メッキ処理を施したり、化成処理を施すこ
とがある。例えば、DHD(Double Heatsink Diode)型
ダイオードを製造する場合や、TAB(Tape Automated
Bounding )型半導体装置を製造する場合、半導体ウェ
ハーに対し、Ag、Au、Cu、半田等よりなる50〜60
μm程度のバンプ電極を形成している。また、Auその
他の金属により、配線を形成している。そして、このよ
うなバンプ電極や配線を形成する場合、一般に図11に示
す噴流式のメッキ装置aが用いられている。具体的に
は、図11のようにメッキ液bを底面の中央から導入し上
方からオーバーフローさせる噴流式のメッキ槽cと;こ
のメッキ槽c内に配設された下部電極dと;メッキ槽c
の上部にメッキ槽cの上端から若干突出するように配設
され、半導体ウェハーwをその被処理面を下にして保持
する複数の陰極ピンを用いた上部電極eとを有し;半導
体ウェハーwの被処理面にメッキ液bを噴流させながら
上下電極e、d間に電流を流して半導体ウェハーwにメ
ッキ処理を施すものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のメッキ
装置aを用いた半導体の製造方法にあっては、まず運転
時の初期にあっては、循環ポンプに接続された配管等の
内部に空気等の泡が溜まっており、この空気等の泡が半
導体ウェハーwの被処理面に付着した状態のままで、メ
ッキ処理が行われることにより、また定常運転時では、
メッキ槽c内の化学反応で発生した水素ガス等の泡が半
導体ウェハーwの被処理面に付着した状態のままで、メ
ッキ処理が行われることにより、半導体ウェハーwの被
処理面における空気、水素ガス等の泡が付着した箇所の
メッキが薄くなったり、ひどい場合にはメッキがされな
いこともあり、不良品の製品が発生するという問題点が
あった。
【0004】そこで、本発明は、不良品が発生すること
なく、精度の高いメッキ処理等を行うことができる半導
体の製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上方を開放した処理槽の上方に半導体ウェハーをそ
の被処理面を下にして保持し、半導体ウェハーの被処理
面に処理液を噴流させながら上下電極間に電流を流して
半導体ウェハーにメッキ、化成等の処理を施す半導体の
製造方法において、定常運転時に、処理液の噴流を停止
し、半導体ウェハーの被処理面と処理液との接触を解く
ことにより、半導体ウェハーの被処理面に付着する水素
ガス等の泡を除去するようにしたことを特徴とする方法
である。
【0006】更に、後述する効果により、上方を開放し
た処理槽の上方に半導体ウェハーをその被処理面を下に
して保持し、半導体ウェハーの被処理面に処理液を噴流
させながら上下電極間に電流を流して半導体ウェハーに
メッキ、化成等の処理を施す半導体の製造方法におい
て、定常運転に入る前に、処理槽に処理液を送り込む循
環ポンプの作動及び停止を交互に繰り返すことにより、
半導体ウェハーの被処理面と処理液との接触を間欠的に
繰り返し、半導体ウェハーの被処理面に付着する水素ガ
ス等の泡を除去するとともに半導体ウェハーの濡れ性を
良くする工程と;定常運転時に、間欠的に循環ポンプを
停止し、半導体ウェハーの被処理面と処理液との接触を
解くことにより、半導体ウェハーの被処理面に付着する
水素ガス等の泡を除去する工程とを設けたことを特徴と
する方法を用いるのが好ましい。
【0007】加えて、上方を開放した処理槽の上方に半
導体ウェハーをその被処理面を下にして保持し、半導体
ウェハーの被処理面に処理液を噴流させながら上下電極
間に電流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成等の処
理を施す半導体の製造方法において、処理槽に処理液を
送り込む循環ポンプを高速回転させて、処理槽と循環ポ
ンプ等を連結する配管内等の空気等の泡を除去する工程
と;定常運転に入る前に、循環ポンプの作動及び停止を
交互に繰り返すことにより、半導体ウェハーの被処理面
と処理液との接触を間欠的に繰り返し、半導体ウェハー
の被処理面に付着する水素ガス等の泡を除去するととも
に半導体ウェハーの濡れ性を良くする工程と;定常運転
時に、間欠的に循環ポンプを停止し、半導体ウェハーの
被処理面と処理液との接触を解くことにより、半導体ウ
ェハーの被処理面に付着する水素ガス等の泡を除去する
工程とを設けたことを特徴とする方法を用いるのがより
効果的である。
【0008】また、同様に上記目的を達成するために、
上方を開放した処理槽の上方に半導体ウェハーをその被
処理面を下にして保持し、半導体ウェハーの被処理面に
処理液を噴流させながら上下電極間に電流を流して半導
体ウェハーにメッキ、化成等の処理を施す半導体の製造
方法において、定常運転の途中で、処理槽に処理液を送
り込む循環ポンプを、間欠的に高速回転させることによ
り、半導体ウェハーの被処理面に付着する水素ガス等の
泡を除去するようにしたことを特徴とする方法であって
もよい。
【0009】
【作用】以上の如く本発明に係る請求項1から請求項3
の半導体の製造方法によれば、まず最初に処理槽に処理
液を送り込む循環ポンプを高速回転させて、処理槽と循
環ポンプ等を連結する配管内等の空気等の泡を除去す
る。
【0010】そして、定常運転に入る前に、循環ポンプ
の作動及び停止を交互に繰り返すことにより、半導体ウ
ェハーの被処理面と処理液との接触を間欠的に繰り返す
ことにより、半導体ウェハーの被処理面に付着する水素
ガス等の泡を除去するとともに半導体ウェハーの濡れ性
を良くする。
【0011】次に、上方を開放した処理槽の上方に半導
体ウェハーをその被処理面を下にして保持し、半導体ウ
ェハーの被処理面に処理液を噴流させながら上下電極間
に電流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成等の処理
を施すのであるが、定常運転の途中で、循環ポンプを停
止し、半導体ウェハーの被処理面と処理液との接触を解
くことにより、半導体ウェハーの被処理面に付着する水
素ガス等の泡を除去しながら、メッキ処理を行うことが
できる。
【0012】請求項4記載の半導体の製造方法によれ
ば、定常運転に入ってメッキ処理等を行っている途中に
おいて、処理槽に処理液を送り込む循環ポンプを、間欠
的に高速回転させることにより、処理液を半導体ウェハ
ーの被処理面に噴流させる量を増加させ、半導体ウェハ
ーの被処理面に付着する水素ガス等の泡を除去すること
ができる。
【0013】
【実施例】本発明の詳細を更に図示した実施例により説
明する。まず、半導体製造装置Aについて説明し、更に
具体的にこの半導体製造装置Aを用いて行う半導体の製
造方法について順に説明を行う。半導体製造装置Aは、
図1及び図2に示すように、処理槽1、下部電極2、上
部電極3、該上部電極3が処理液Sに接触するのを防止
するための保護パッド4、外部容器5、循環ポンプ6で
構成されている。
【0014】まず、処理槽1は、図2の如くポリプロピ
レン等の樹脂よりなる上方を開放した容器である。
【0015】下部電極2は、図1及び図2の如く前記処
理槽1内に配設されている網状のものであり、陽極であ
る。
【0016】そして、上部電極3は、図3及び図4に示
すように、処理液Sとの接触を防止するための保護パッ
ド4で、陰極ピン7先端部の周囲に外被するものであ
る。
【0017】まず、陰極ピン7は、全体をコの字に折曲
し、一方が長くなるように設定しており、短い方の陰極
ピン7aは、半導体ウェハーWを支持するためのもので
あり、他方の長い電極は、電線と接続を行うためのもの
である。
【0018】取付台8は、図3及び図4に示すように、
陰極ピン7を背面から挿入して、それぞれの先端部が表
面から突出するように、基板9に案内孔10を穿設し、こ
の短い陰極ピン7の先端部の周囲を外被する保護パッド
4を収納するための有底の保持孔11を設け、基板9の両
側に固定ボルト12を挿入するための通孔13を設けたもの
である。
【0019】保護パッド4は、図3及び図4に示すよう
に、軸心方向に陰極ピン7を位置させるための貫通孔14
を穿設した筒体であり、筒体の上部、或いは特に図示し
ないが、筒体の下部、中央部、又は筒体全体を軸心方向
に伸縮自在な蛇腹構造4aとし、全体をシリコンゴムで
一体成形したものである。
【0020】また、保護パッド4としては、上述したも
のに限定されず、軸心方向に伸縮自在な部材であればよ
い。例えば図6に示した保護パッド4は、シリコンゴム
等の軟質部材を用い、軟質部材の有する伸縮力を利用し
て、軸心方向に伸縮自在にしたものである。
【0021】そして、上部電極3は、陰極ピン7を背面
から取付台8の案内孔10内に挿入して、図4のように取
付台8表面から陰極ピン7の両先端部を立設した状態
で、処理槽1の開口端に取付台8を固定ボルト12,12で
取り付け、保護パッド4の貫通孔14内に一方の陰極ピン
7aの先端部を挿入して取付台8の保持孔11内に保護パ
ッド4を設置することにより、この保護パッド4で一方
の陰極ピン7aの先端部全体を外被したものである。
【0022】また、図1及び図2で示す15は、半導体ウ
ェハーW端部に当接して、位置決めを行うための当止ピ
ンである。
【0023】外部容器5は、図1に示すように処理槽1
からオーバーフローさせた処理液Sを受けるための容器
であり、上方を開放した容器であり、このように外部容
器5にオーバーフローした処理液Sを、循環ポンプ6を
用いて、処理槽1の下部入口部に送り込むような構造と
している。
【0024】更に、図例の半導体製造装置Aは、図7に
示すように、処理槽1内に配設された下部電極2と電気
接続する接続部材16を、処理槽底部1aを貫通して外部
に取り出したものであり、接続部材16は、接続ボルト17
と挟持ボルト18で構成されており、具体的には処理槽1
底面に凹部19を設け、この凹部19内に頭部17aが位置す
るように挟持ボルト18先端部を処理槽1から外部容器5
にかけて貫通し、接続ボルト17の螺軸17bにナット20を
螺合させて締結固定し、網状の下部電極2を介在させた
状態で挟持ボルト18を、接続ボルト17の頭部17aに螺合
し、また接続ボルト17の螺軸17aに螺合させたナット20
の間に接続端子21を介在させた状態で、ナット20を螺合
してなり、この接続端子21に電線を接続するのである。
また、挟持ボルト18及び固定ボルト12としては、耐蝕性
を考慮して、チタンに白金メッキを施したものが好まし
い。
【0025】尚、上述した接続部材21では、作業性等を
考慮して接続ボルト17と挟持ボルト18を用いているが、
こうした構造に限定されるものでもなく、腐食性を有す
る電線等を用いることも可能である。
【0026】そして、半導体製造装置Aによれば、図1
に示すように、上部電極3における陰極ピン7に外被し
た保護パッド4・・上に、半導体ウェハーWを載置する
と、半導体ウェハーの自重により又は図示しない重りを
付加することにより、保護パッド4を軸心方向に圧縮さ
せる方向に力が働き、即ち図5(a)に示した状態か
ら、図5(b)に示した状態に、保護パッド4の蛇腹部
4aが縮んで、半導体ウェハーWの処理面と上部電極3
の陰極ピン7先端を接触させるのである。
【0027】従って、保護パッド4により外部と接触す
ることなく、密閉状態に維持された状態で、上部電極3
の陰極ピン7・・で半導体ウェハーWが支持することに
より、上方を開放した処理槽1の上方にその被処理面を
下にして半導体ウェハーWが保持され、半導体ウェハー
Wの被処理面に処理液Sを噴流させながら上下電極3,
2間に電流を流して半導体ウェハーWにメッキ、化成等
の処理を施すのである。
【0028】次に、この半導体製造装置Aを用いてメッ
キ処理を行う半導体の製造方法について、図8に示した
タイムチャートに基づいて詳述する。
【0029】まず、「開始時のポンプ動作」に示すよう
に、処理槽底部1aの噴出孔22から処理液Sを送り込む
ための循環ポンプ6を作動させて回転数を上げることに
より、処理槽1内の処理液Sを上昇させて、半導体ウェ
ハーWの被処理面に接触させ、ここで循環ポンプ6を更
に高速回転で運転することにより、処理液Sを急激に噴
流させて、配管内にある空気等の泡を排出することがで
きる。そして、作動させた循環ポンプ6を停止させるこ
とにより、図9(a)から図9(b)に示すように、処
理液Sの液面を下げて、半導体ウェハーWの被処理面と
処理液Sの接触を解き、半導体ウェハーWの被処理面に
付着した空気等の泡Aを除去することができ、このよう
に循環ポンプの回転及び停止を交互に数回繰り返すこと
により、半導体ウェハーWの被処理面に付着した空気等
の泡Aを除去することができるとともに、半導体ウェハ
ーWの被処理面と処理液Sとの濡れ性を良くして、メッ
キ処理を行い易くする。
【0030】更に、「処理中のポンプ/通電動作」に示
すように、その循環ポンプ6を作動させて処理液Sを上
昇させ、処理液Sを半導体ウェハーWの被処理面に噴流
させ、メッキ電源を入れることにより連続メッキを行う
ことができる。一定時間メッキ処理を行った後、循環ポ
ンプ6を停止させることにより、図9(a)から図9
(b)に示すように、処理液Sの液面を下降させ、半導
体ウェハーWの被処理面と処理液Sの接触を解き、半導
体ウェハーWの被処理面に付着した化学反応で発生した
水素ガス等の泡Hを除去することができ、再び循環ポン
プ6を作動させて処理液Sを上昇させて、処理液Sを半
導体ウェハーWの被処理面に噴流させ、メッキ電源を入
れることにより連続メッキを行うことができる。このよ
うに、メッキ処理の定常運転において、間欠的に循環ポ
ンプ6を停止させる動作を繰り返すことにより、半導体
ウェハーWの被処理面に付着した処理槽1内の化学反応
で発生した水素ガス等の泡Hを除去することができる。
【0031】上述した一連の動作を、コンピューターを
用いてフィードバック制御にて自動で行うことにより、
均一なメッキ層を形成し、精度の高いメッキ処理を行う
ことができる。
【0032】尚、上述した例では、循環ポンプ6を停止
させることにより、処理液Sを下降させて、半導体ウェ
ハーWの被処理面と処理液Sとの接触を解いているが、
処理槽底部1aに貫通して設けた噴出孔22を、遮蔽板等
で閉じることにより、処理液Sを下降させるようにした
ものであってもよい。
【0033】このように半導体の製造方法を用いれば、
メッキ処理を行う前に、循環ポンプ6を高速回転させ
て、処理液Sを噴流させることにより、配管内にある空
気等の泡Aを排出することができ、また、その後循環ポ
ンプの回転及び停止を交互に数回繰り返すことにより、
半導体ウェハーWの被処理面に付着した空気等の泡Aを
除去することができるとともに、半導体ウェハーWの被
処理面と処理液Sとの濡れ性を良くして、メッキ処理を
行い易くすることができる。
【0034】また、メッキ処理の定常運転に入った後
は、循環ポンプ6を一定間隔ごとに停止させることによ
り、処理液Sの液面を下降させ、半導体ウェハーWの被
処理面と処理液Sとの接触を解き、半導体ウェハーWの
被処理面に付着した水素ガス等の泡Hを除去することに
より、均一なメッキ処理を行うことができる。従って、
従来のように、配管内にある空気等の泡Aや処理槽1内
の化学反応で発生した水素ガス等の泡Hに付着が原因と
なって発生するメッキの不良を解消することができ、精
度の高いメッキ処理を行うことができる。
【0035】最後に、この半導体製造装置Aを用いてメ
ッキ処理を行う他の半導体の製造方法について、図10に
示したタイムチャートに基づいて詳述する。
【0036】基本的には、定常運転に入るまでの動さは
上述した半導体の製造方法と同じであるが、定常運転に
入ってメッキ処理を行っている途中において、処理槽1
に処理液Sを送り込む循環ポンプ6を、間欠的に高速回
転させることにより、処理液Sを半導体ウェハーWの被
処理面に噴流させる量を増加させ、半導体ウェハーの被
処理面に付着する水素ガス等の泡Hを除去することがで
きる。
【0037】このように半導体の製造方法を用いれば、
循環ポンプ6を間欠的に高速回転させることにより、処
理液Sを半導体ウェハーWの被処理面に噴流させる量を
増加させ、半導体ウェハーWの被処理面に付着する水素
ガス等の泡Hを除去することができるので、均一なメッ
キ処理を行うことができる。しかも、かかる方法によれ
ば、メッキ処理を連続運転しながら、その途中におい
て、循環ポンプ6を高速回転させることにより行うこと
ができるので、循環ポンプ6を停止して、メッキ処理を
中断する必要がなく、半導体ウェハーの被処理面に付着
する水素ガス等の泡Hを効率良く除去することができ
る。
【0038】尚、図8に示した半導体の製造方法又は図
10に示した半導体の製造方法の選択は、処理液S、半導
体ウェハーWの種類等により、適宜好ましい方法を用い
ることができる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1記載の半導
体の製造方法によれば、メッキ処理等の定常運転に入っ
た後に、循環ポンプを停止させることにより、或いは処
理液の噴流を遮蔽板等で遮断することにより、処理液の
液面を下降させ、半導体ウェハーの被処理面と処理液の
接触を解き、半導体ウェハーの被処理面に付着した水素
ガス等の泡を除去することにより、均一なメッキ処理を
行うことができる。従って、従来のように、処理槽内の
化学反応で発生した水素ガス等の泡に付着が原因となっ
て発生するメッキ等の不良を解消することができ、精度
の高いメッキ処理等を行うことができる。
【0040】請求項2記載の半導体の製造方法によれ
ば、メッキ処理等を行う前に、循環ポンプの回転及び停
止を交互に数回繰り返すことにより、半導体ウェハーの
被処理面に付着した空気等の泡を除去することができる
とともに、半導体ウェハーの被処理面と処理液との濡れ
性を良くして、メッキ処理を行い易くすることができ
る。従って、従来のように、配管内に溜まった空気等の
泡が原因となって発生するメッキの不良を解消すること
ができ、精度の高いメッキ処理を行うことができる。
【0041】請求項3記載の半導体の製造方法によれ
ば、メッキ処理等を行う前に、循環ポンプを高速回転さ
せて、処理液を噴流させることにより、配管内にある空
気等の泡を排出して除去することができる。
【0042】請求項4記載の半導体の製造方法によれ
ば、循環ポンプを間欠的に高速回転させることにより、
処理液を半導体ウェハーの被処理面に噴流させる量を増
加させ、半導体ウェハーの被処理面に付着する水素ガス
等の泡を除去することができるので、均一なメッキ処理
を行うことができる。しかも、かかる方法によれば、メ
ッキ処理等を連続運転しながら、その途中において、循
環ポンプを高速回転させることにより行うことができる
ので、循環ポンプを停止して、メッキ処理等を中断する
必要がなく、半導体ウェハーの被処理面に付着する水素
ガス等の泡を効率良く除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体製造装置全体を示す原理図
【図2】半導体製造装置の平面図
【図3】上部電極の拡大断面図
【図4】上部電極の分解斜視図
【図5】保護パッドの動きを示す説明断面図
【図6】他の例の保護パッドの動きを示す説明断面図
【図7】下部電極の要部を示す拡大断面図
【図8】半導体の製造方法におけるポンプ等の動きを示
すタイムチャート図
【図9】半導体の製造方法の原理を示す説明図
【図10】他の半導体の製造方法におけるポンプ等の動き
を示すタイムチャート図
【図11】従来の半導体製造装置における一部断面状態の
正面図
【符号の説明】
A 半導体製造装置 S 処理液 W 半導体ウェハー 1 処理槽 2
下部電極 3 上部電極 4
保護パッド 5 外部容器 6
循環ポンプ 7 陰極ピン 8
取付台 9 基板 10
案内孔 11 保持孔 12
固定ボルト 13 通孔 14
貫通孔 15 当止ピン 16
接続部材 17 接続ボルト 18
挟持ボルト 19 凹部 20
ナット 21 接続端子 22
噴出孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方を開放した処理槽の上方に半導体ウ
    ェハーをその被処理面を下にして保持し、半導体ウェハ
    ーの被処理面に処理液を噴流させながら上下電極間に電
    流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成等の処理を施
    す半導体の製造方法において、 定常運転時に、処理液の噴流を停止し、半導体ウェハー
    の被処理面と処理液との接触を解くことにより、半導体
    ウェハーの被処理面に付着する水素ガス等の泡を除去す
    るようにしたことを特徴とする半導体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上方を開放した処理槽の上方に半導体ウ
    ェハーをその被処理面を下にして保持し、半導体ウェハ
    ーの被処理面に処理液を噴流させながら上下電極間に電
    流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成等の処理を施
    す半導体の製造方法において、 定常運転に入る前に、処理槽に処理液を送り込む循環ポ
    ンプの作動及び停止を交互に繰り返すことにより、半導
    体ウェハーの被処理面と処理液との接触を間欠的に繰り
    返し、半導体ウェハーの被処理面に付着する水素ガス等
    の泡を除去するとともに半導体ウェハーの濡れ性を良く
    する工程と、 定常運転時に、間欠的に循環ポンプを停止し、半導体ウ
    ェハーの被処理面と処理液との接触を解くことにより、
    半導体ウェハーの被処理面に付着する水素ガス等の泡を
    除去する工程と、 を設けたことを特徴とする半導体の製造方法。
  3. 【請求項3】 上方を開放した処理槽の上方に半導体ウ
    ェハーをその被処理面を下にして保持し、半導体ウェハ
    ーの被処理面に処理液を噴流させながら上下電極間に電
    流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成等の処理を施
    す半導体の製造方法において、 処理槽に処理液を送り込む循環ポンプを高速回転させ
    て、処理槽と循環ポンプ等を連結する配管内等の空気等
    の泡を除去する工程と、 定常運転に入る前に、循環ポンプの作動及び停止を交互
    に繰り返すことにより、半導体ウェハーの被処理面と処
    理液との接触を間欠的に繰り返し、半導体ウェハーの被
    処理面に付着する水素ガス等の泡を除去するとともに半
    導体ウェハーの濡れ性を良くする工程と、 定常運転時に、間欠的に循環ポンプを停止し、半導体ウ
    ェハーの被処理面と処理液との接触を解くことにより、
    半導体ウェハーの被処理面に付着する水素ガス等の泡を
    除去する工程と、 を設けたことを特徴とする半導体の製造方法。
  4. 【請求項4】 上方を開放した処理槽の上方に半導体ウ
    ェハーをその被処理面を下にして保持し、半導体ウェハ
    ーの被処理面に処理液を噴流させながら上下電極間に電
    流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成等の処理を施
    す半導体の製造方法において、 定常運転の途中で、処理槽に処理液を送り込む循環ポン
    プを、間欠的に高速運転させることにより、半導体ウェ
    ハーの被処理面に付着する水素ガス等の泡を除去するよ
    うにしたことを特徴とする半導体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001316871A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Tokyo Electron Ltd 液処理方法、及び液処理装置
JP2013040395A (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 Ebara Corp 基板処理装置及び基板処理方法

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