JP3112700B2 - 半導体製造方法並びにその装置 - Google Patents

半導体製造方法並びにその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体製造方法並びに
その装置、より詳細には、半導体ウェハーにバンプ電極
や配線を形成したり、化成処理を施す場合に好適する噴
流式のメッキ方法や化成方法並びにそれらに用いる装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を製造する場合、半導体ウェ
ハーに対し、メッキ処理を施したり、化成処理を施すこ
とがある。例えば、DHD(Double Heatsink Diode)型
ダイオードを製造する場合や、TAB(Tape Automated
Bounding )型半導体装置を製造する場合、半導体ウェ
ハーに対し、Ag、Au、Cu、半田等よりなる50〜60
μm程度のバンプ電極を形成している。また、Auその
他の金属により、配線を形成している。そして、このよ
うなバンプ電極や配線を形成する場合、一般に噴流式の
メッキ装置が用いられている。具体的には、メッキ液を
底面の中央から導入し上方からオーバーフローさせる噴
流式のメッキ槽と;このメッキ槽内に配設された下部電
極と;メッキ槽の上部にメッキ槽の上端から若干突出す
るように配設され、半導体ウェハーをその被処理面を下
にして保持する複数の上部電極とを有し;半導体ウェハ
ーの被処理面にメッキ液を噴流させながら上下電極間に
電流を流して半導体ウェハーにメッキ処理を施すものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のメッキ
装置にあっては、図10の如くメッキ液aをメッキ槽bに
おける底面cの中央から導入し上方からオーバーフロー
させるため、この噴出口dと対面している半導体ウェハ
ーWの中央部にメッキ液aが当たって放射状に流れるの
で、半導体ウェハー中央部のメッキ層の成長が早くな
り、メッキ層の厚みが中央部と周辺では20%程度も異な
り、不均一になるという問題点がある。また、底面cの
中央から導入した場合にメッキ液aが放射状に流れず
に、一方向に偏った流れを生じることがあり、その場合
には、メッキ処理の前半と後半で半導体ウエハーの向き
を反転させて、メッキ層の厚みの均一化を図って前述の
問題に対処していたが、これでもメッキ層の厚みが半導
体ウェハーWの中央部と周辺では10%程度も異なり完全
に厚みを均一にすることが不可能であるとともに、その
作業に手間がかかるといった問題点がある。
【0004】そこで、本発明は、半導体ウェハーを均一
な厚みでメッキ処理を施したり、同様に化成処理等を行
うことができる半導体製造方法並びにその装置を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体製造方法は、上方を開放した処理槽
の上方に半導体ウェハーをその被処理面を下にして保持
し、処理槽内の複数箇所より処理液を供給することによ
り処理槽の上方からオーバーフローさせながら、処理槽
内に配設された下部電極と上部電極間に電流を流して半
導体ウェハーにメッキ、化成等の処理を施するのに、複
数箇所より供給される処理液の流量や供給時間を調整し
うる制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0006】また、同じく上記目的を達成するために、
本発明の半導体製造装置は、上方を開放した処理槽の上
方に半導体ウェハーをその被処理面を下にして保持し、
半導体ウェハーの被処理面に処理液を噴流させながら上
下電極間に電流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成
等の処理を施す半導体製造装置において、処理槽内の複
数箇所に処理液を供給する供給口を設け、この複数箇所
より供給される処理液の流量や供給時間を調整しうる制
御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0007】更に、後述する効果により、複数箇所より
供給される処理液の流量や供給時間を調整しうる制御手
段を設けるのが望ましく、特に処理槽の底面に等間隔に
複数の供給口を設け、制御手段としてそれぞれの供給口
への供給の途中に流量調整弁を設けることにより流量を
調整可能とするとともにそれぞれの供給口より間欠的に
処理液を供給するのが好ましい。
【0008】
【作用】以上の如く本発明の半導体製造装置によれば、
上方を開放した処理槽の上方に半導体ウェハーをその被
処理面を下にして保持し、例えば流量調整弁の一つを開
いて処理槽の底面又は側面に設けた供給口から一定時間
処理液を供給し、次に開いた流量調整弁を閉じて他の流
量調整弁を開いて供給口から一定時間処理液を供給し、
また同様に他の供給口から一定時間処理液を供給するこ
とにより、間欠的に半導体ウェハーの被処理面に処理液
が送りこまれ、処理槽の上端からオーバーフローするこ
とにより、処理液により半導体ウェハーの被処理面をメ
ッキ処理又は化成処理される。そして、オーバーフロー
した処理液は容器で受け、ポンプ及びフィルターを介し
て、再び処理槽内の供給口から導入されるのである。
【0009】
【実施例】本発明の詳細を更に図示した実施例により説
明する。図1から図3に示す半導体製造装置は、本発明
の代表的実施例である。半導体製造装置Aは、処理槽
1、下部電極2、上部電極3、包囲手段4、制御手段5
で構成されている。特に、半導体製造装置Aの大きな特
徴は、処理槽1内の複数箇所より処理液を供給する点に
ある。
【0010】まず、処理槽1は、図3の如くポリプロピ
レン等の樹脂よりなる上方を開放したものである。下部
電極2は、図3の如く前記処理槽1内に配設されている
メッシュ状のものであり、即ち陽極である。上部電極3
は、図3の如く処理槽1の上部に処理槽1の上端より数
mm程度突出するように配設され、半導体ウェハーWをそ
の被処理面を下にして保持する陰極ピンである。尚、特
に図示しないが、図示した上部電極3の代わりに、半導
体ウェハーWの被処理面の背面より電流を流す離面電極
を採用することもできる。
【0011】包囲手段4は、図2に示す如く処理槽1の
上端に等間隔に設けており、前記上部電極である陰極ピ
ン3の周囲を絶縁性の流体で包囲するものである。この
包囲手段4は、図4に示す如く陰極ピン3を貫通させた
セラミック等よりなるブッシング6の穴6aの径を、陰
極ピン3より若干大きく形成するとともに、陰極ピン3
の中途部に、図5に示すように、ブッシンク6の内径と
ほぼ等しい外径の偏平部7a、7bを設け、下端に雄ネ
ジ7cを有する。このため、陰極ピン3をブッシング6
の中心に保持することができるとともに、図7に示すよ
うに、陰極ピン3とブッシング6との間に隙間、即ち流
体流出路8が形成されている。また、陰極ピン3への給
電導体9、10に沿って、流体導入路11a、11bを有す
る。この流体導入路11a、11bは、例えば断面が円形の
縦孔12、横孔13の中に、これとほぼ同一径を有し、一部
に切削加工による小断面積部9a、10aを有するステン
レス等よりなる給電導体9、10を挿通することによって
形成することができる。給電導体9及び陰極ピン3は、
それぞれ下端に形成された雄ネジを、給電導体10の上面
両端に形成した雌ネジに螺合し、電気的及び機械的に接
続固定されている。図4中、14a〜14dはそれぞれOリ
ングである。尚、この包囲手段4に用いる絶縁性の流体
は、特に窒素ガスが好ましいが、他にも空気等の気体、
純水等の液体を用いることもできる。また、図2及び図
3に示す15は、処理槽1の上面に設け、陰極ピン3より
も外方位置に突出する半導体ウェハーWの位置決めピン
である。
【0012】制御手段5は、処理槽1内の複数箇所より
供給されるメッキ液等の処理液16の流量や供給時間を調
整するものである。即ち、図例の制御手段5は、図2及
び図3に示すように処理槽1の底面に、等間隔に複数の
供給口17・・を設け、この供給口17との取合管18を設
け、図1の如くそれぞれの供給口17・・への供給の途中
に流量調整弁19・・を設け、この流量調整弁19・・によ
り処理槽1内に供給される処理液16の流量や供給時間を
調整するようにしたものである。尚、処理槽1に設ける
供給口17は、2個以上であればよく、また供給口17を設
ける場所も処理槽1の底面又は側面であってもよい。特
に、処理槽1の側面に供給口17を設ける場合には、処理
液が処理槽1内の斜め上方に供給されるように供給口17
を位置させ、処理液を渦流で供給することもできる。ま
た、特に図示しないが、処理槽1に供給口17を設ける代
わり、処理槽1内に供給管を配管し、この供給管口より
処理液を供給することにより、処理槽1内の複数箇所よ
り供給することも可能である。
【0013】次に、流量調整弁19は、バタフライ弁、ボ
ール弁等のさまざまな公知の弁を用いることができるの
であるが、特に図例の流量調整弁19は、図8に示すよう
に計装空気によって作動するいわゆるピンチバルブを用
いている。即ち、処理槽1の取合管18に接続するテフロ
ンチューブ20の途中にこの流量調整弁19を設け、図8の
如く導入管21より1.5 〜2.0kg/cm2 の計装空気22を供
給することにより弁本体23内を加圧して、この弁本体23
内に設けられたシリコンチューブ23aを圧縮することに
より、処理液の流量を調整したり、閉じることができる
のである。
【0014】そして、半導体製造装置A全体は、図1に
示すように処理槽1の上方に設けた上部電極3に半導体
ウェハーWをその被処理面を下にして保持し、処理槽1
の下方の複数箇所から処理液が導入され、処理槽1の上
端からオーバーフローさせることにより、半導体ウェハ
ーWの被処理面をメッキ処理又は化成処理し、オーバー
フローした処理液は容器24で受け、ポンプ25及びフィル
ター26を介して、再び処理槽1の供給口17・・から導入
されるのである。
【0015】而して、本発明の代表的実施例の半導体製
造装置Aによれば、図1に示すように処理槽1の上方に
設けた上部電極3に半導体ウェハーWをその被処理面を
下にして保持し、流体導入口27から、流体例えば窒素ガ
ス28を導入すると、窒素ガス28は、流体導入路11a、11
b及び陰極ピン3とブッシング6との間の流体流出路8
を通って、陰極ピン3の周囲から流出される。そして、
図1及び図9のように流量調整弁19aを開いて処理槽1
の底面に設けた供給口17aから一定時間処理液を供給
し、次に流量調整弁19aを閉じて流量調整弁19bを開い
て処理槽1の底面に設けた供給口17bから一定時間処理
液を供給し、また同様に供給口17c、供給口17dから一
定時間処理液を供給することにより、間欠的に半導体ウ
ェハーWの被処理面に処理液が送りこまれ、処理槽1の
上端からオーバーフローすることにより、処理液16によ
り半導体ウェハーWの被処理面をメッキ処理又は化成処
理される。そして、オーバーフローした処理液は容器24
で受け、ポンプ25及びフィルター26を介して、再び処理
槽1内の供給口17・・から導入されるのである。
【0016】更に、実験結果に基づいて詳しく説明す
る。
【実験例】図1から図9に示す本発明の代表的実施であ
る半導体製造装置Aを用いて、処理液16であるメッキ液
により半導体ウェハーWをメッキ処理し、従来の半導体
製造装置を用いた場合に比べて、半導体ウェハーWのメ
ッキの状態を比較する。 (条件) 処理槽1の寸法:内径120mm 、深さ60mm 取合管18の寸法:内径10mm メッキ液:Au(金) 電流波形:直流 電流密度:5 mA/cm2 電流:27.4 mA 流量:3.5 l/min メッキ時間:75分 処理液の温度:65℃ 半導体ウェハーWの寸法:外径150mm 、L1 =25mm、L
2 =105mm (図9及び図10おける寸法) 目標のメッキの厚み:22μm
【0017】(方法)図9のように流量調整弁19aを開
いて処理槽1の底面に設けた供給口17aから2分間メッ
キ液16を供給し、次に流量調整弁19aを閉じて流量調整
弁19bを開いて処理槽1の底面に設けた供給口17bから
2分間メッキ液16を供給し、また同様に供給口17c、供
給口17dから2分間メッキ液16を供給することにより、
半導体ウェハーWの被処理面にメッキ液16が送りこま
れ、処理槽1の上端からオーバーフローすることによ
り、メッキ液16により半導体ウェハーWの被処理面をメ
ッキ処理する。同様に、2分間ごとに間欠的に供給口17
a、17b 17c 17dを順に繰り返して開放してメッキ
液16を供給し、最後に1分間づつ同様に供給を行うこと
により、半導体ウェハーWの被処理面をメッキ処理し
て、半導体ウェハーWのそれぞれの箇所のメッキ層を厚
みを測定する。また、参考のため同様に半導体製造装置
Aを用い、供給口17dのみを開放し、この供給口17dよ
り、メッキ液16を導入し、半導体ウェハーWの被処理面
をメッキ処理して、半導体ウェハーWのそれぞれの箇所
のメッキ層を厚みを測定する。従来の半導体製造装置を
用いた場合には、同じ条件で図10のように処理槽1の中
央に設けた1個の供給口17よりメッキ液aを導入し、半
導体ウェハーWの被処理面をメッキ処理して、半導体ウ
ェハーWのそれぞれの箇所のメッキ層を厚みを測定す
る。
【0018】(結果)本発明の代表的実施である半導体
製造装置Aを用いた場合の、半導体ウェハーWにおける
それぞれの箇所のメッキ層の厚み(単位:μm)をまと
めたのが、表1である。
【0019】
【表1】
【0020】また、参考のため半導体製造装置Aを用
い、供給口17dのみを開放し、この供給口17dより、メ
ッキ液16を導入し、半導体ウェハーWの被処理面をメッ
キ処理した場合の半導体ウェハーWにおけるそれぞれの
箇所のメッキ層の厚み(単位:μm)をまとめたのが、
表2である。
【0021】
【表2】
【0022】従来のメッキ装置を用いた場合の半導体ウ
ェハーWにおけるそれぞれの箇所のメッキ層の厚み(単
位:μm)をまとめたのが、表3である。
【0023】
【表3】
【0024】このように、従来のメッキ装置を用いた場
合には、表3に示すように半導体ウェハーWの中央部
(W3、W2、W7、W8)のメッキ層が厚くなり、特
に噴出口dと対面するW3の箇所においては、メッキの
厚みが30.1μmとなって最大となり、また目標のメッキ
の厚み22μmに対してメッキ層の平均厚みは24.8μmと
なる。そして、各測定点での厚みのバラツキの目安とな
る標準偏差の値は2.78となりメッキ層の厚みに大きなバ
ラツキが生じる。これに対して、半導体製造装置Aを用
いれば、表1に示すように半導体ウェハーWのメッキ層
の厚みのバラツキが少なくなり、特にバラツキの大きな
箇所(W4)でも、メッキの厚みが20.2μm程度であ
り、また目標のメッキの厚み22μmに対してメッキ層の
平均厚みは21.9μmとなる。そして、標準偏差の値も0.
86となり非常にメッキ層の厚みのバラツキが少なくな
る。また、参考のため供給口17dのみを開放し、この供
給口17dより、メッキ液を導入した場合には、表2に示
すように半導体ウェハーWの外周部である特にW6の箇
所がメッキ層の厚みが厚くなり、また目標のメッキの厚
み22μmに対して平均のメッキの厚みは23.1μmとな
る。そして、標準偏差の値は3.03となり、従来のメッキ
装置を用いた場合よりもメッキ層の厚みのバラツキがよ
り大きくなる。このように、半導体製造装置Aによれ
ば、非常に効果的に半導体ウェハーWを均一な厚みでメ
ッキ処理を施すことができる。
【0025】更に、半導体製造装置Aによれば、図1に
示すように処理槽1の上方に設けた上部電極3に半導体
ウェハーWをその被処理面を下にして保持し、流体導入
口27から、流体例えば窒素ガス28を導入すると、窒素ガ
ス28は、流体導入路11a、11b及び陰極ピン3とブッシ
ング6との間との間の流体流出路8を通って、陰極ピン
3の周囲から流出される。このため、陰極ピン3の周囲
は窒素ガス28に包囲されるため、陰極ピン3が処理液16
に接触しなくなり、応じて陰極ピン3に半導体ウェハー
Wをバイパスする電流が流れなくなり、この結果、陰極
ピン3に不所望の金属が析出付着することがなく、陰極
ピン3と半導体ウェハーWが析出金属によって接続一体
化することがなくなり、陰極ピン3から半導体ウェハー
Wが取れなくなるといったことがなくなる。また、陰極
ピン3にバイパス電流が流れなくなるので、メッキ条件
の設定が、非常に容易になる。更に、陰極ピン3に不所
望の金属が析出しないので、その除去作業も不要であ
り、装置の稼働率が向上する。更にまた、陰極ピン3の
先端を半導体ウェハーWに食い込ませる必要がないの
で、半導体ウェハーWを破損することもない。尚、窒素
ガス28は、必ずしも常に流し続ける必要はなく、その表
面張力よって、陰極ピン3の周囲に、単に泡状に付着し
ていてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の半導体製造方法並びにその装置
によれば、半導体ウェハーをその被処理面を下にして処
理槽の上方に保持し、処理槽内の複数箇所より処理液を
供給して半導体ウェハーの被処理面に処理液が送りこま
れ、処理槽の上端からオーバーフローすることにより、
処理液により半導体ウェハーの被処理面をメッキ処理又
は化成処理されるので、半導体ウェハーの一箇所に、処
理液が集中的に送り込まれることなく、半導体ウェハー
全体が均一なメッキ処理或いは化成処理が施される。具
体的には、半導体ウェハーにメッキ処理を施した場合、
半導体ウェハーの中央部と周辺でのメッキ層の厚みのバ
ラツキを5%以内にすることができる。特に、複数箇所
より供給される処理液の流量や供給時間を調整すること
により、処理槽内の複数箇所より供給される処理液の流
量や供給時間をさまざまな条件に応じて調整することが
できるので、より半導体ウェハー全体を均一なメッキ処
理或いは化成処理を施することができる。 更に、処理槽
の底面に等間隔に複数の供給口を設け、制御手段として
それぞれの供給口への供給の途中に流量調整弁を設ける
ことにより流量を調整可能とするとともにそれぞれの供
給口より間欠的に処理液を供給し、処理槽の底面に設け
た供給口より処理液を半導体ウェハーの被処理面に直接
供給することができ、またそれぞれの供給口より間欠的
に処理液を供給するため、すべての供給口より一度に処
理液を供給する場合に比べて処理液の流れの乱れ、方
向、偏りを制御することができるので、より半導体ウェ
ハー全体を均一なメッキ処理或いは化成処理を施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的実施例の半導体製造方法の原理
【図2】本発明の代表的実施例の半導体製造装置の平面
【図3】同じく一部を断面で示した正面図
【図4】流体導入路の断面図
【図5】上部電極の一例の斜視図
【図6】上部電極を絶縁性の流体で包囲する手段を示す
断面図
【図7】同じく包囲手段の平面図
【図8】流量調整弁の一例を示す一部断面図
【図9】本発明の代表的実施例の半導体製造装置を用い
た場合の半導体ウェハーへの処理液の供給状態を示す説
明図
【図10】従来の半導体製造装置を用いた場合の半導体ウ
ェハーへの処理液の供給状態を示す説明図
【符号の説明】
A 半導体製造装置 W 半導体ウェハー 1 処理槽 2 下部電極 3 上部電極 4 包囲手段 5 制御手段 6 ブッシング 7 偏平部 8 流体流出路 9 給電導体 10 給電導体 11 流体導入路 12 縦孔 13 横孔 14 Oリング 15 位置決めピン 16 処理液 17 供給口 18 取合管 19 流量調整弁 20 テフロンチューブ 21 導入管 22 弁本体 23 シリコンチューブ 24 容器 25 ポンプ 26 フィルター 27 流体導入口 28 窒素ガス

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方を開放した処理槽の上方に半導体ウ
    ェハーをその被処理面を下にして保持し、処理槽内の複
    数箇所より処理液を供給することにより処理槽の上方か
    らオーバーフローさせながら、処理槽内に配設された下
    部電極と上部電極間に電流を流して半導体ウェハーにメ
    ッキ、化成等の処理を施すのに、複数箇所より供給され
    る処理液の流量や供給時間を調整しうる制御手段を設け
    たことを特徴とする半導体製造方法。
  2. 【請求項2】 処理槽の底面に等間隔に複数の供給口を
    設け、制御手段としてそれぞれの供給口への供給の途中
    に流量調整弁を設けることにより流量を調整可能とする
    とともにそれぞれの供給口より間欠的に処理液を供給す
    る請求項1記載の半導体製造方法。
  3. 【請求項3】 上方を開放した処理槽の上方に半導体ウ
    ェハーをその被処理面を下にして保持し、半導体ウェハ
    ーの被処理面に処理液を噴流させながら上下電極間に電
    流を流して半導体ウェハーにメッキ、化成等の処理を施
    す半導体製造装置において、 処理槽内の複数箇所に処理
    液を供給する供給口を設け、この複数箇所より供給され
    る処理液の流量や供給時間を調整しうる制御手段を設け
    たことを特徴とする半導体製造装置。
  4. 【請求項4】 処理槽の底面に等間隔に複数の供給口を
    設け、制御手段としてそれぞれの供給口への供給の途中
    に流量調整弁を設けることにより流量を調整可能とする
    とともにそれぞれの供給口より間欠的に処理液を供給す
    る請求項3記載の半導体製造装置。
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