JPH10204679A - カップ式めっき装置 - Google Patents

カップ式めっき装置

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Publication number
JPH10204679A
JPH10204679A JP774097A JP774097A JPH10204679A JP H10204679 A JPH10204679 A JP H10204679A JP 774097 A JP774097 A JP 774097A JP 774097 A JP774097 A JP 774097A JP H10204679 A JPH10204679 A JP H10204679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating
plating solution
flow
plating liquid
outflow path
Prior art date
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Pending
Application number
JP774097A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Odagiri
康志 小田切
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EEJA Ltd
Original Assignee
Electroplating Engineers of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Electroplating Engineers of Japan Ltd filed Critical Electroplating Engineers of Japan Ltd
Priority to JP774097A priority Critical patent/JPH10204679A/ja
Publication of JPH10204679A publication Critical patent/JPH10204679A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】めっき対象物の被めっき面とめっき液流出路と
の間にある段差部でのめっき液の流れの澱みを解消する
ことのできるカップ式めっき装置の提供。 【解決手段】カップ状のめっき槽1は、その上部開口に
沿って支持部3を有し、また支持部の下側位置にめっき
液流出路4を有する。このめっき槽では、めっき液供給
部8から上昇流で供給されるめっき液がめっき液流出路
からめっき槽の外部へ流出する流れを形成し、このめっ
き液に支持部に載置のめっき対象物Uの被めっき面を接
触させることで、めっきを施す。そしてそのめっき液流
出路の入口に沿って導流壁11を設けてあり、この導流
壁によりめっき液流出路の入口に向けてのめっき液の流
れに強制的な蛇行流を与えることで、段差部でのめっき
液の流れの澱みを解消するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばウエーハのよう
な板状のめっき対象物にめっきを施のに用いられるカッ
プ式めっき装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カップ式めっき装置の典型的な基本構造
は図3に示すようになっている。図に見られるように、
カップ式めっき装置は、カップ状のめっき槽1を備えて
いる。そのめっき槽1はその槽部2の上部開口に沿って
これを環状に囲む支持部3を有している。また支持部3
の下側にはめっき液流出路4が設けられている。このめ
っき液流出路4は、一般に、めっき槽1を二重構造とす
ることで形成されている。つまりめっき槽1を本体部5
とブリッジディスク部6で形成する。そして本体部5の
上端面に適宜な間隔で凸条7を放射状に形成し、この凸
条7の上にブリッジディスク部6を載せることで、各凸
条7の間がめっき液流出路4となるようにしてある。
【0003】さらにめっき槽1は槽部2の内部にめっき
液供給部8を有している。そして図外の循環機構を介し
て供給されるめっき液がめっき液供給部8から上昇流で
槽部2へ流入し、このめっき液が矢印の如くめっき液流
出路4からめっき槽1の外部へ流出する流れを形成し、
この流動状態にあるめっき液に支持部3に載置のめっき
対象物、例えばウエーハUの被めっき面を接触させるこ
とでめっきを施すようになっている。
【0004】ところでめっき液流出路4は、できるだけ
支持部3に近接させて設けられている。しかし支持部3
は、ウエーハUを支持するのに必要な強度、より具体的
にはウエーハUを支持部3に配してあるカソード電極
(図示を省略)に密着させ、またウエーハUと支持部3
に設けてあるシール部材(図示を省略)との水密的な密
着を得るためにウエーハUを上方から所定の圧力で押圧
することになるが、このような負荷を受けたウエーハU
を支持するのに必要な強度に応じた厚みtを有しており
(図4)、この厚みtの分だけはめっき液流出路4の上
端が支持部3に載置のウエーハUの被めっき面から離れ
ることになる。
【0005】つまりウエーハUの被めっき面とめっき液
流出路4との間に支持部3の厚みに応じて段差部9があ
ることになる。このような段差部9はめっき液の流れに
澱みを生じさせ、そこに気泡Bが滞留しやすくなる。そ
してこのように滞留した気泡はめっきの形成を阻害する
ことになる。特にウェーハの使用効率を高めるためにウ
ェーハの外周端近辺にも有効なめっきを正確に施すこと
が要求される最近の状況下ではこのような滞留気泡によ
るめっき阻害が無視できない問題となってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような知見に基
づいてなされたのが本発明で、めっき対象物の被めっき
面とめっき液流出路との間にある段差部でのめっき液の
流れの澱みを解消することのできるカップ式めっき装置
の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるカップ式め
っき装置は、カップ状のめっき槽の上部開口に沿って支
持部が設けられるとともに、この支持部の下側位置にめ
っき槽の内部から外部に貫通するめっき液流出路が設け
られ、さらにめっき槽の内部にめっき液供給部が設けら
れ、そしてめっき液供給部から上昇流で供給されるめっ
き液にめっき液流出路からめっき槽の外部へ流出する流
れを形成させ、このめっき液に支持部に載置のめっき対
象物の被めっき面を接触させることで、めっきを施す構
造を基本とし、めっき液流出路の入口に沿って導流壁を
設け、この導流壁の上端をめっき液流出路の入口の上端
よりも支持部に近接させることで、めっき液流出路の入
口に向けてのめっき液の流れに強制的な蛇行流を与える
ようにした構造を特徴としている。
【0008】この構造によると、導流壁による導流で形
成されるめっき液流出路の入口近辺での強制的な蛇行流
により、めっき対象物の被めっき面とめっき液流出路と
の間にある段差部でのめっき液の流れの澱みを効果的に
解消することができる。つまりめっき液流出路へ向かう
めっき液の流れがめっき液流出路の入口に沿う導流壁に
より阻害されるように導流され、この結果、めっき液流
出路に向かうめっき液は、めっき対象物の被めっき面と
めっき液流出路との間にある段差部に沿うよう状態の蛇
行流となり、段差部に澱みの生じるのを効果的に防止で
きる。したがってめっき阻害要因となる気泡が段差部で
澱みにより滞留するのを効果的に解消することができ
る。
【0009】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態について説明
する。本発明によるカップ式めっき装置は、例えばウエ
ーハのバンプめっき用である場合であれば、基本的には
上述した図3のカップ式めっき装置と同様とすることが
できる。すなわち図1に示すように、カップ状のめっき
槽1を備え、このめっき槽1は、その槽部2の上部開口
に沿って支持部3を有し、また支持部3の下側にめっき
液流出路4を有し、さらに槽部2の内部にめっき液供給
部8を有している。そしてそのめっき液流出路4は、上
端面に凸条7を有する本体部5とブリッジディスク部6
の組み合わせで形成されている。
【0010】このような基本的な構造に加えて本発明の
特徴するところは、めっき液流出路4の入口に沿って導
流壁11を有することである。導流壁11は、本体部5
に付加するように形成することも可能であるのが、図の
例では本体部5の内側上端部から延設して形成してい
る。つまり本体部5をその内径がブリッジディスク部6
の内径より相対的に若干小さくなるように形成すること
で本体部5の内周面がブリッジディスク部6における支
持部3の内周面より内側に出るようにし、この本体部5
の上端面から導流壁11を立設している。導流壁11の
高さはその上端がめっき液流出路4の入口の上端よりも
支持部3に近接するようにする。具体的には図2中に示
す矢印のようなめっき液の流れにあまり大きな抵抗を与
えることのない程度の隙間Saを支持部3に載置のウエ
ーハUとの間に残せる程度とする。また導流壁11とめ
っき液流出路4の入口との間にもめっき液の流れにあま
り大きな抵抗を与えることのない程度の隙間Sbを与え
るようにする。
【0011】このような導流壁11を設けることによ
り、めっき液はめっき液流出路4の入口近辺で矢印のよ
うな蛇行を生じる。そしてこの蛇行により、段差部9に
沿う流れを形成し、この結果、段差部9に澱みの生じる
のを効果的に防止できる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したごとく本発明のカップ式め
っき装置によると、めっき対象物の被めっき面とめっき
液流出路との間にある段差部でのめっき液の流れの澱み
を効果的に解消することができる。この結果、めっき阻
害要因となる気泡が澱みにより滞留するのを効果的に解
消でき、ウェーハなどのめっきをより効率的に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカップ式めっき装置の内部構造を
示す断面図。
【図2】図1のカップ式めっき装置の部分拡大図。
【図3】従来のカップ式めっき装置の内部構造を示す断
面図。
【図4】図3のカップ式めっき装置の部分拡大図。
【符号の説明】
1 めっき槽 3 支持部 4 めっき液流出路 8 めっき液供給部 11 導流壁 U ウェーハ(めっき対象物)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ状のめっき槽の上部開口に沿って
    支持部が設けられるとともに、この支持部の下側位置に
    めっき槽の内部から外部に貫通するめっき液流出路が設
    けられ、さらにめっき槽の内部にめっき液供給部が設け
    られ、そしてめっき液供給部から上昇流で供給されるめ
    っき液にめっき液流出路からめっき槽の外部へ流出する
    流れを形成させ、このめっき液に支持部に載置のめっき
    対象物の被めっき面を接触させることで、めっきを施す
    ようになっているカップ式めっき装置において、 めっき液流出路の入口に沿って導流壁を設け、この導流
    壁の上端をめっき液流出路の入口の上端よりも支持部に
    近接させることで、めっき液流出路の入口に向けてのめ
    っき液の流れに強制的な蛇行流を与えるようにしたこと
    を特徴とするカップ式めっき装置。
JP774097A 1997-01-20 1997-01-20 カップ式めっき装置 Pending JPH10204679A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP774097A JPH10204679A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 カップ式めっき装置

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JP774097A JPH10204679A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 カップ式めっき装置

Publications (1)

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JPH10204679A true JPH10204679A (ja) 1998-08-04

Family

ID=11674109

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JP774097A Pending JPH10204679A (ja) 1997-01-20 1997-01-20 カップ式めっき装置

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JP (1) JPH10204679A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001316871A (ja) * 2000-05-08 2001-11-16 Tokyo Electron Ltd 液処理方法、及び液処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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