JP2005194613A - 基板の湿式処理方法及び処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基板の表面に気体が残ったり、薬液組成並びにその温度が基板の端部と中央部で異なったりすることを容易に回避しつつ薬液処理を行うことができるようにする。
【解決手段】 基板を薬液で処理する湿式処理に際して、表面を下向きにして基板を裏面側で保持し、この裏面側を保持した基板を処理槽内に貯留した薬液中に浸漬させて基板の薬液処理を行い、この薬液処理後の基板の表面、端面及び裏面を洗浄する。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板の湿式処理方法及び処理装置に関し、特に表面(被処理面)を下方に向けて保持した基板を、処理槽内に貯留した薬液に浸漬させて基板表面の薬液処理を行うようにした基板の湿式処理方法及び処理装置に関する。湿式処理には、めっき、エッチング及び洗浄等が含まれる。
以下、配線上に無電解めっきにより保護層を形成する場合を例に説明する。
半導体装置の配線形成プロセスとして、配線溝及びコンタクトホールに金属(導電体)を埋込むようにした配線形成プロセス(いわゆる、ダマシンプロセス)が使用されつつある。これは、層間絶縁膜に予め形成した配線溝やコンタクトホールに、アルミニウム、近年では銅や銀等の金属を埋め込んだ後、余分な金属を化学機械的研磨(CMP)によって除去し平坦化するプロセス技術である。
この種の配線、例えば配線材料として銅を使用した銅配線にあっては、平坦化後、銅からなる配線の表面が外部に露出しており、配線(銅)の熱拡散を防止したり、例えばその後の酸化性雰囲気の絶縁膜(酸化膜)を積層して多層配線構造の半導体装置を作る場合等に、配線(銅)の酸化を防止したりするため、Co合金やNi合金等からなる配線保護層(蓋材)で露出配線の表面を選択的に覆って、配線の熱拡散及び酸化を防止することが検討されている。このCo合金やNi合金等からなる配線保護層は、例えば無電解めっきによって得られる。
例えば、図1に示すように、半導体ウエハ等の基板Wの表面に堆積したSiO等からなる絶縁膜2の内部に配線用の微細な凹部4を形成し、表面にTaN等からなるバリア層6を形成した後、例えば、銅めっきを施し、基板Wの表面に銅膜を成膜して凹部4の内部に銅を埋め込む。しかる後、基板Wの表面にCMP(化学機械的研磨)を施して平坦化することで、絶縁膜2の内部に銅からなる配線8を形成し、この配線(銅膜)8の露出表面に、例えば無電解めっきによって得られる、Co−W−P合金膜からなる配線保護層(蓋材)9を選択的に形成して配線8を保護する。
一般的な無電解めっきによって、このようなCo−W−P合金膜からなる配線保護層(蓋材)9を配線8の表面に選択的に形成する工程を説明する。先ず、CMP処理を施した半導体ウエハ等の基板Wを、例えば液温が25℃で、0.5MのHSO等の酸溶液中に、例えば1分程度浸漬させて、絶縁膜2の表面に残った銅等のCMP残さ等を除去する。そして、基板Wの表面を超純水等の洗浄液で洗浄した後、例えば、液温が25℃で、0.005g/LのPdClと0.2ml/LのHCl等の混合溶液中に基板Wを、例えば1分間浸漬させ、これにより、配線8の表面に触媒としてのPdを付着させて配線8の露出表面を活性化させる。次に、基板Wの表面を超純水で水洗いした後、例えば液温が80℃のCo−W−Pめっき液中に基板Wを、例えば120秒程度浸漬させて、活性化させた配線8の表面に選択的な無電解めっき(無電解Co−W−P蓋めっき)を施し、しかる後、基板Wの表面を超純水等の洗浄液で洗浄する。これによって、配線8の表面に、Co−W−P合金膜からなる配線保護層9を選択的に形成して配線8を保護する。
ところで、触媒付与等の前処理やめっき処理には、表面(被処理面)を下向きにして保持した基板を、処理槽内に貯留した薬液に浸漬させて基板表面の処理を行う、いわゆるディップ方式が一般に採用されている。このディップ方式を採用した湿式処理にあっては、基板の裏面や端面が薬液によって汚染されるのを防止しつつ、基板表面の必要箇所のみを薬液で処理するため、基板表面の周縁部をシール材でシールして基板を保持し、基板表面のシール材で囲まれた領域のみに薬液を接触させることが広く行われている。
前述のディップ方式を採用した湿式処理においては、基板を薬液中に浸漬させる時に同伴する気体や反応に伴って発生する気体が基板表面へ付着したり、基板全表面での薬液の組成並びにその温度の不均一性が発生したりする等、湿式処理における基板の面内均一性を妨げる様々な要素がある。
つまり、基板表面の周縁部をシール材でシールして基板を下向きで保持し、この基板を薬液中に浸漬させ基板表面のシール材で囲まれた領域のみに薬液を接触させて薬液処理するようにした従来の湿式処理にあっては、シール材及び該シール材を保持する保持部材が、基板表面で形成される平坦面からリング状に下方に出っ張り、この出っ張りによって、気体や薬液の流れが堰き止められて滞留し、この結果、反応が起こらない部分が生じたり、基板処理の面内均一性が悪化したりすることがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、基板の表面に気体が残ったり、薬液組成並びにその温度が基板の端部と中央部で異なったりすることを容易に回避しつつ薬液処理を行うことができるようにした基板の湿式処理方法及び処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基板を薬液で処理する湿式処理に際して、表面を下向きにして基板を裏面側で保持し、この裏面側を保持した基板を処理槽内に貯留した薬液中に浸漬させて基板の薬液処理を行い、この薬液処理後の基板の表面、端面及び裏面を洗浄することを特徴とする基板の湿式処理方法である。
このように、表面を下向きにして基板を裏面側で保持することで、基板表面で形成される平坦面から下方に出っ張る部材をなくして、基板を薬液中に浸漬させて薬液処理する時に、気体や処理液が基板の表面に沿って滞留することなくスムーズに流れるようにすることができる。これによって、気体が薬液の流れに沿って逃げやすくなり、また薬液の流れの状態を均一にして、薬液組成並びにその温度を基板全面に亘ってより均一にすることができる。なお、基板の裏面側で基板を保持すると、基板の表面のみならず、基板の端面及び裏面にも薬液が付着し汚染の原因となるが、この部分を洗浄することで、そのような問題を回避することができる。
請求項2に記載の発明は、乾燥状態にある基板に対して前記薬液による湿式処理を行うことを特徴とする請求項1記載の基板の湿式処理方法である。
このように、乾燥状態にある基板に対して薬液による湿式処理を行うことで、湿式処理を行う前に、例えば銅からなる配線等に腐食等の不具合が生じてしまうことを防止することができる。
請求項3に記載の発明は、前記洗浄後の基板を乾燥状態にすることを特徴とする請求項1または2記載の基板の湿式処理方法である。
このように、洗浄後の基板を乾燥状態とすることで、そのまま次工程に搬送することが可能となるばかりでなく、次工程にかかるまでの間に、例えば銅配線を保護する保護膜が劣化してしまうことを防止することができる。
なお、基板を乾燥する際には、一般にスピンドライヤーのような回転式の乾燥方法が用いられる。しかしながら、この方法では、基板表裏面の膜種によって、ウォータマークなどの欠陥が大量に発生することがある。このような基板の場合には、基板表裏面に遮蔽用の円板をそれぞれ近接させて配置することで基板表裏面を保護しつつ、前記円板と基板面の間に窒素ガスを流しつつ高速回転して乾燥するとか、乾燥雰囲気下あるいはノズルから噴出させた窒素ガスなどを基板中心から外周に向けて流しながら、300min−1乃至それ以下の低回転速度で回転させて乾燥するとか、様々な方法を適用する必要がある。
請求項4に記載の発明は、表面を下向きにして基板を裏面側で保持するに先だって、表面を上向きにして搬送されてきた基板を反転機で反転させて表面を下向きにすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基板の湿式処理方法である。
基板は、通常表面(被処理面)上方に向けて、工程の内外を搬送される。従って、表面を上向きにして搬送されてきた基板を、予め反転機で反転させて表面を下向きにしておくことで、その後の薬液処理をスムーズに行うことができる。
請求項5に記載の発明は、前記基板の裏面側での保持を真空吸着により行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の基板の湿式処理方法である。
このように、真空吸着方式を採用して基板を裏面側で保持することで、基板の脱落を防止しつつ、基板を確実かつ迅速に保持することができる。
請求項6に記載の発明は、前記処理槽内に、5リットル以上の薬液を貯留することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の基板の湿式処理方法である。
薬液処理における所定の面内均一性を確保するためには、薬液の精密な温度制御が必要である。そのためには、処理槽内の薬液量は、基板の大きさにもよるが、少なくとも5リットル以上とすることが望ましく、これにより、基板に対して薬液の容量を多くとり、その熱容量により基板表面の各部位での温度の違いを最小限に抑えることができる。また、薬液中の溶存酸素が基板処理の反応に好ましくない影響を持つ場合、予め脱気した薬液で処理することが広く行われているが、この場合、薬液量が少ないと空気中の酸素の溶解により溶存酸素を低いままに維持することが困難となる。この点からも、処理槽内の薬液量は、少なくとも5リットル以上とすることが望ましい。
請求項7に記載の発明は、所定の濃度範囲に調製した薬液を薬液貯槽内に準備し、少なくとも基板の薬液処理時に、前記薬液貯槽内の薬液を前記処理槽に連続的に供給することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の基板の湿式処理方法である。
薬液処理における基板の面内均一性を妨げる様々な要素を排除するためには、気体の基板表面への付着、基板全表面での薬液組成並びにその温度の不均一性等を排除する必要がある。そこで別途設けた薬液貯槽内に薬液を準備し、少なくとも基板を処理する間は、薬液貯槽から処理槽中の基板表面に向けて、例えば上向流で薬液を連続的に供給して、処理層内での薬液の流れを作ることで、基板表面の気体の排除をより確実なものとし、しかも基板全面における薬液組成並びにその温度の不均一性を排除して、反応の基板面内における均一性の向上を図ることができる。
請求項8に記載の発明は、前記薬液貯槽内の薬液を、フィードフォワード制御及び/またはフィードバック制御により、所定の容量範囲及び濃度範囲に調製することを特徴とする請求項7記載の基板の湿式処理方法である。
薬液貯槽内の薬液の消費状況や濃度変化を、基板の処理枚数、薬液の温度条件及び処理時間等を基に事前に予測し、その結果を基に、薬液を構成する成分を個別ないし混合状態で追加するフィードフォワード制御、または薬液貯槽内の薬液量を計測するとともに、薬液をサンプリングして該薬液を構成する成分の濃度分析を行い、その結果を基に、薬液を構成する成分を個別ないし混合状態で追加するフィードバック制御、または両者の併用により、薬液貯槽内の薬液を所定の容量範囲及び濃度範囲に調製することができる。
請求項9に記載の発明は、所定の濃度範囲に調製した薬液を薬液貯槽内に準備するに際して、該薬液貯槽内の薬液の温度を所定の範囲に調整することを特徴とする請求項7または8記載の基板の湿式処理方法である。
このように、処理槽に供給される薬液の温度を所定の範囲に調整することで、例えば、薬液の濃度を所定範囲に維持し、かつ供給時における薬液の処理槽内での流れの状態を均一にすることと併せて、反応の基板面内における均一性をより高めることができる。薬液の温度は、室温以下の場合もあれば室温以上の場合もある。
請求項10に記載の発明は、前記処理槽内の薬液に浸漬させた基板の表面と、前記処理槽内に設置した前記薬液貯槽に供給される薬液の供給口との距離を、50mm以上とすることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の基板の湿式処理方法である。
薬液貯槽から処理槽に薬液を連続的に供給する際に、処理槽内の薬液に浸漬させた基板の位置と薬液の導入位置との距離が近すぎると、薬液の基板面に対して垂直な線速度を基板全面に亘って均一にすることが困難となる。このため、基板の位置と薬液の導入位置との距離を、少なくとも50mm以上とすることが望ましく、これにより、基板表面への薬液の供給が、基板面に対してできるだけ垂直でかつ均一になるようにすることができる。
請求項11に記載の発明は、前記処理槽内の薬液に浸漬させた基板を回転させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の基板の湿式処理方法である。
このように、基板を適切な回転速度で回転させながら薬液処理を行うことで、気体の基板表面からの排除を確実なものとし、しかも基板全面における反応の均一性を図ることができる。
請求項12に記載の発明は、薬液処理後の基板の表面、端面及び裏面を洗浄するに際して、基板の表面、端面及び裏面より薬液を除去し、基板の表面、端面及び裏面に洗浄液を供給して洗浄することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の基板の湿式処理方法である。
薬液処理後の基板の表面、端面及び裏面には、基板の浸漬に伴って薬液が付着しており、基板を次工程に送る以前に清浄化する必要がある。その際、直ちに洗浄液(処理液)で処理するのではなく、まずは基板を回転するなどして、基板に付着した薬液を除去し、次いで洗浄液で処理することで、洗浄効果を高めることができる。このとき、前記薬液処理に用いる薬液や基板表裏面の膜質及び状態などに応じて洗浄液を適宜選択することが望ましい。例えば、パーティクルが付着しているような場合であれば、洗浄液として、アルカリ溶液や水素溶解水などを用いる。金属イオンが付着しているような場合であれば、酸及び/またはキレート剤溶液を用いるとよい。また洗浄液の供給方法も、浸漬、スプレーによる噴霧、ノズルによる局部供給などの中から任意に選択できる。
請求項13に記載の発明は、表面を下向きにして基板を裏面側で保持する基板ホルダと該基板ホルダで保持した基板を浸漬させる薬液を内部に保持する処理槽を備えた薬液処理ユニットと、基板の表面、端面及び裏面を洗浄する洗浄ユニットを有することを特徴とする基板の湿式処理装置である。
請求項14に記載の発明は、前記基板ホルダは、真空吸着により基板を保持することを特徴とする請求項13記載の基板の湿式処理装置である。
請求項15に記載の発明は、前記基板ホルダは、回転自在に構成されていることを特徴とする請求項13または14記載の基板の湿式処理装置である。
請求項16に記載の発明は、前記処理槽は、5リットル以上の薬液を貯留する容積を有することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の基板の湿式処理装置である。
請求項17に記載の発明は、前記洗浄ユニットは、回転する基板に近接した位置に互いに離間させて配置される流体供給口と流体吸引口を有し、前記流体供給口から処理流体を前記基板に向けて供給するとともに、前記基板に付着した前記処理流体を前記流体吸引口から吸引するように構成されていることを特徴とする請求項13乃至16のいずれかに記載の基板の湿式処理装置である。
請求項18に記載の発明は、前記洗浄ユニットで洗浄した基板を乾燥させる乾燥ユニットを更に有することを特徴とする請求項13乃至17のいずれかに記載の基板の湿式処理装置である。
請求項19に記載の発明は、前記乾燥ユニットは、基板表面に洗浄スポンジを接触させる機構を有することを特徴とする請求項18記載の基板の湿式処理装置である。
請求項20に記載の発明は、表面を上向きにして搬送されてきた基板を反転させて表面を下向きにする反転機を更に有することを特徴とする請求項13乃至19のいずれかに記載の基板の湿式処理装置である。
請求項21に記載の発明は、所定の濃度範囲に調製した薬液を準備し、少なくとも基板の薬液処理中に前記薬液を前記処理槽に連続的に供給する薬液貯槽を更に有することを特徴とする請求項13乃至20のいずれかに記載の基板の湿式処理装置である。
請求項22に記載の発明は、前記薬液貯槽は、内部に保持した薬液の温度を所定の範囲に調整する温度調整部を有することを特徴とする請求項21記載の基板の湿式処理装置である。
請求項23に記載の発明は、前記処理槽は、この内部の薬液に浸漬させた基板の表面と、前記処理槽内に設置した前記薬液貯槽から供給される薬液の供給口との距離が50mm以上となるように構成されていることを特徴とする請求項21または22記載の基板の湿式処理装置である。
請求項24に記載の発明は、基板の周縁部に付着した金属イオンや薄膜を、薬液を用いて除去する基板処理ユニットを更に有することを特徴とする請求項13乃至23のいずれかに記載の基板の湿式処理装置である。
請求項25に記載の発明は、基板を略水平に保持しつつ回転させる回転保持部と、回転する基板の周縁部に、処理液が基板に対して静止するように該処理液を供給する処理液供給部を備えた基板処理ユニットを更に有することを特徴とする請求項13乃至23のいずれかに記載の基板の湿式処理装置である。
請求項26に記載の発明は、前記処理液供給部により供給された処理液を該処理液の供給中及び/または供給後に基板上から除去する処理液除去部を設けたことを特徴とする請求項25記載の基板の湿式処理装置である。
本発明によれば、基板を薬液中に浸漬させて薬液処理する時に、基板表面で形成される平坦面から下方に出っ張る部材をなくし、気体や処理液が基板の表面に沿って滞留することなくスムーズに流れるようにして、基板の表面に気体が残ったり、薬液組成並びにその温度が基板の端部と中央部で異なったりすることを容易に回避しつつ薬液処理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図2は、本発明の実施の形態にかかる基板処理装置1の全体概略平面図である。図2に示すように、この基板処理装置1は、ロード・アンロードエリア100と、洗浄エリア200と、めっき処理エリア300の3つの処理エリアを具備して構成されている。そしてロード・アンロードエリア100には、2つのロードポート110、第1基板搬送ロボット130及び第1反転機150が設置されている。洗浄エリア200には、基板仮置台210、第2基板搬送ロボット230、前洗浄ユニット240、第2反転機250及び2つの後洗浄ユニット260が設置されている。めっき処理エリア300には、第3基板搬送ロボット310、4つの前処理ユニット320、4つのめっきユニット360及び薬液供給ユニット390が設置されている。
ここで、前洗浄ユニット240、前処理ユニット(触媒付与処理ユニット)320、及びめっきユニット360として、使用する薬液がそれぞれ異なるだけで、同じ構成の薬液処理ユニット400が使用されている。
図3(a)は、薬液処理ユニット400を示す側面図で、図3(b)は、図3(a)の概略側断面図である。図3に示すように、薬液処理ユニット400は、内部に薬液Qを溜めて基板Wのディップ処理を行う処理槽710と、処理槽710の開口部711を塞ぐ蓋部材740と、蓋部材740の上面に取り付けられる噴霧ノズル760と、蓋部材740を駆動(旋回)する駆動機構770と、基板Wを保持する基板ホルダ780と、基板ホルダ780全体を駆動する基板ホルダ駆動機構810とを具備している。
処理槽710は、内部に5リットル以上の薬液Qを貯留できる容積を有する容器形状の処理槽本体713と、処理槽本体713の上端外周部分に設置され処理槽本体713からオーバーフローする薬液Qを回収する外周溝715と、外周溝715の外周側を囲んで筒状に上方に突出する覆い部717とを有している。処理槽本体713の底面中央には、薬液供給口721が設けられている。
薬液処理における所定の面内均一性を確保するためには、薬液の精密な温度制御が必要である。そのためには、処理槽710内に保持される薬液Qの量は、処理される基板Wの大きさにもよるが、少なくとも5リットル以上とすることが望ましく、これにより、基板Wに対して薬液Qの容量を多くとり、その熱容量により、基板Wの表面の各部位での温度の違いを最小限に抑えることができる。また、薬液Q中の溶存酸素が基板Wの処理の反応に好ましくない影響を持つ場合には、予め脱気した薬液Qで処理することが広く行われているが、この場合、薬液Qの量が少ないと、空気中の酸素の溶解により溶存酸素を低いままに維持することが困難となる。この点からも、処理槽710内の薬液Qの量は、少なくとも5リットル以上とすることが望ましい。
また、下記のように、処理槽710内の薬液Qに基板を浸漬させて基板Wの表面の薬液処理する際、この基板Wと薬液貯槽391から処理槽710内に供給される薬液Qの供給位置との距離D(図9(b)参照)が50mm以上(D≧50mm)となるように構成されている。薬液貯槽391から処理槽710に薬液Qを連続的に供給する際に、処理槽710内の薬液Qに浸漬させた基板Wの位置と薬液Qの導入位置との距離Dが近すぎると、薬液Qの基板Wの面に対して垂直な線速度を基板全面に亘って均一にすることが困難となる。このため、基板Wの位置と薬液Qの導入位置との距離Dを、少なくとも50mm以上とすることが望ましく、これにより、基板Wの表面への薬液Qの供給が、基板Wの表面に対してできるだけ垂直でかつ均一になるようにすることができる。
薬液供給ユニット390は、処理槽710の外周溝715にオーバーフローした薬液Qを、配管によって薬液貯槽391に戻し、薬液貯槽391内に溜まった薬液Qを、薬液供給用ポンプ404によって処理槽本体713の薬液供給口721に供給する。これにより、この薬液貯槽391の内部に所定の濃度範囲に調製した薬液Qを準備しておき、少なくとも基板の薬液処理時に、薬液貯槽391内の薬液Qを処理槽710に連続的に供給し循環させることができる。
薬液処理における基板Wの面内均一性を妨げる様々な要素を排除するためには、気体の基板Wの表面への付着、基板Wの全表面での薬液Qの組成並びにその温度の不均一性等を排除する必要がある。そこで別途設けた薬液貯槽391内に薬液Qを準備し、少なくとも基板を処理する間は、薬液貯槽391から処理槽710中の基板Wの表面に向けて、例えば上向流で薬液Qを連続的に供給して、処理槽710での薬液Qの流れを作ることで、基板Wの表面の気体の排除をより確実なものとし、しかも基板Wの全面における薬液Qの組成並びにその温度の不均一性を排除して、反応の基板面内における均一性の向上を図ることができる。
更に、薬液Qの流れを安定させるために、処理槽本体713の内部に整流板714を設置している。整流板714は、円形の平板中に薬液が流通する多数の貫通する小孔を設けることで構成されている。
蓋部材740は、処理槽710の開口部711を塞ぐ大きさの板材によって構成されており、蓋部材740の両側面には、板状のアーム部745が取り付けられ、その先端近傍部分が処理槽710の略中央両側部分に設置した軸支部747に回動自在に軸支されている。アーム部745の先端は、駆動機構770の連結アーム775の先端に固定されている。
噴霧ノズル760は、面状に複数個(例えば、19個)のノズル763を上向きに配置して構成されている。複数個のノズル763は、基板ホルダ780に保持した基板Wを、処理槽710を塞いだ蓋部材740の上部に位置させた状態で、これら複数個のノズル763から同時に洗浄液を噴霧することで、基板Wの被処理面(下面)全域に洗浄液が均等に噴霧され基板Wの被処理面への噴霧圧も極力均等になる位置に、上向きに取り付けられている。これにより、基板Wの洗浄処理において、ばらつきのない均等な処理が可能となる。
駆動機構770は、蓋部材旋回用シリンダ771と、蓋部材旋回用シリンダ771のピストンに連結されるロッド773と、ロッド773の先端に回動自在に連結される連結アーム775とを具備して構成されている。蓋部材旋回用シリンダ771の下端部は、固定側部材に回動自在に支承されている。
図4(a)は、基板ホルダ780の概略側断面図、図4(b)は、図4(a)のG部拡大図である。図4(a)に示すように、基板ホルダ780は、基板保持部781と基板保持部駆動部800とを具備している。基板保持部781は、下面が開放された略円筒状の基板受け783の内部に、略円形の吸着ヘッド789を収納して構成されている。基板受け783は、その下端面から内側に向けて基板Wを仮置きする仮置き部785を突出して設け、またその外周側面に基板挿入口787を設けている。吸着ヘッド789は、内部に真空供給ライン793を設けた略円板状の基部791と、基部791の下面外周にリング状に取り付けられる基板吸着部795とを具備している。
基部791には、基板吸着部795に吸着した基板Wと前記基部791の間の空間を開放する複数個(図では1ヶ所のみ示す)の空気抜き用の開口部790を設けている。基板吸着部795は、シール材(例えばゴム材料等)で構成され、その先端を基部791の下面から突出することで該基部791の下面に当接する基板Wの裏面を吸着するとともに、基板Wの裏面の真空吸着した部分の内側への薬液の浸入を防止するシールの役目を果たす。
基板吸着部795の形状については、図4(b)に示す形状のみならず、円周幅にて吸着するものであればどのような形状でもかまわない。また基板吸着部795の基板Wに接触する部分には、基板吸着溝(吸着兼引き離し用孔)797を設け、これに前記真空供給ライン793を接続することで、基板吸着溝797への基板Wの吸着及び引き離しを行わせるように構成している。なお真空供給ライン793には、真空の他に不活性ガスまたは洗浄液を供給できるように構成されている。
一方、基板保持部駆動部800は、前記吸着ヘッド789を回転駆動する基板回転モータ801と、前記基板受け783を上下の所定位置(少なくとも3ヶ所)に駆動する基板受け駆動用シリンダ803とを具備している。そして吸着ヘッド789は、基板回転モータ801によって回転駆動され、また基板受け783は、基板受け駆動用シリンダ803によって上下動される。つまり吸着ヘッド789は、回転のみで上下動せず、基板受け783は上下動のみで回転しない。
基板ホルダ780の動作を説明する。先ず、図4(a)に示すように、吸着ヘッド789を回転しない状態で、基板受け783を最も下の位置(基板受渡し位置)に移動し、基板挿入口787を介して、第3基板搬送ロボット310の真空ハンドに吸着されて保持された基板Wを基板受け783の内部に挿入し、真空ハンドの吸着を解除することで、基板Wを仮置き部785の上に載置する。このとき基板Wは、表面(被処理面)を下向きにしたフェースダウンで保持される。そして真空ハンドを基板挿入口787から抜き出す。
次に、図5に示すように、基板受け783を上昇させ基板Wの裏面(上面)の周縁部に基板吸着部795の先端を当接させて押し付け、基板吸着溝797から真空引きすることで、基板Wを基板吸着部795に吸着させて保持する。この際、真空力は、基板吸着部795の基板Wに接触する部分の内部の基板吸着溝797内に発生する。このときの基板受け783の位置を基板固定位置とする。これによって、基板Wの裏側の部分(被処理面と反対側の面)は、基板吸着部795によるシールによって表面側から遮断される。
この例では、基板Wの裏面周縁部を、リング状の小さな幅(径方向)の基板吸着部795によるシールにて吸着することにより、吸着幅を極力小さく抑えることで、基板Wへの影響(撓み等)をなくすようにしている。また基板Wの裏面の外周部のみが基板吸着部795と接触するので、基板処理時に薬液の温度が不必要に基板吸着部795との接触面を伝達して逃げる恐れがない。
吸着ヘッド789の基板吸着部795による基板Wの吸着位置は、基板Wの外周近傍の、その表面(下面)にデバイスを形成していない部分の裏面、具体的には、基板Wの裏面(上面)の外周幅5mm以内の領域である。このように構成すれば、基板Wに接触する部分が基板Wのデバイス範囲外の裏面となり、例えば加熱して基板Wの薬液処理を行う際の吸着による影響を最小限に抑えることができる。
次に、図6に示すように、基板受け783を少し(例えば数mm)下降させて基板Wを仮置き部785から引き離す。このときの基板受け783の位置を基板処理位置とする。この状態で、基板ホルダ780全体を下降させて、図3に示す処理槽710の薬液Q中に浸漬させる。すると、基板Wは、その裏面が吸着された保持されているだけなので、基板Wの表面全域及び端面も薬液Qに接触する。
更に、基板受け783が下降して基板Wから離れ、基板Wは、その裏面のみが吸着された保持されているだけなので、薬液Qに浸漬しても、基板Wに対する薬液Qの流れL(図6(b)参照)が阻害されることがなく、基板Wの表面全域において均一な薬液Qの流れLが形成される。またこの薬液Qの流れLと共に、基板Wの表面上に巻き込まれた気体や、薬液処理によって発生した気体を基板Wの表面上から処理槽710内の他の部分へ排出することができる。また薬液Qの流れの状態を均一にして、薬液Qの組成並びにその温度を基板Wの全面に亘ってより均一にすることができる
これによって、薬液処理に悪影響を及ぼす薬液Qの不均一な流れ或いは気体の影響を解決することができる。また基板Wの裏面のリング状に真空吸着した部分の内側は、基板吸着部795によるシールによって表面側から遮断されるので、薬液が基板Wの裏面の基板吸着部795の内側へ浸入することを防ぐことができる。
この例においては、吸着ヘッド789の基部791に開口部790を設けているので、基部791と基板吸着部795と基板Wとで形成される空間が密閉状態とはならず、この空間内での熱による空気膨張を防止することで、基板Wへの悪影響(撓み等)を回避することができる。更に、開口部790があるため、吸着ヘッド789の軽量化にもつながり、基板吸着部795による吸着のみにて、基板回転モータ(駆動部)801による基板Wの高速回転(例えば1000rpm)も可能となる。基板Wを高速回転させることで、薬液処理後の基板Wの表面に残留している薬液及び洗浄液を極力飛散させることができる。これによって、使用する薬液や洗浄液等の無駄な排出がなくなる。
次に、基板Wの処理が終了した後、基板受け783を、図5に示す基板固定位置まで上昇させ、基板Wを仮置き部785の上に載置し、基板吸着溝797から気体(不活性ガス、例えば窒素ガス)を噴出させて、基板Wを基板吸着部795から引き離す。同時に、基板受け783を、図4に示す基板受渡し位置まで下降させ、基板挿入口787から第3基板搬送ロボット310の真空ハンドを挿入して基板Wを外部に引き出す。
この例においては、前述のように、真空供給ライン793に、真空の他に不活性ガスまたは洗浄液を供給するように構成しているが、さらに基板吸着部795の外側近傍(吸着ヘッド789の外周近傍)に洗浄用噴霧ノズル805を設置している。そして必要に応じて、洗浄用噴霧ノズル805によって基板吸着部795先端の外側と吸着ヘッド789の外周側面とを洗浄するとともに、真空供給ライン793から基板吸着溝797に不活性ガスまたは洗浄液を供給することで真空供給ライン793及び基板吸着溝797の内部を洗浄するようにしている。
これは以下の理由による。即ち、薬液の種類によっては、時間の経過と共に、通常薬液に接液している箇所に薬液成分が結晶化し析出してしまう。基板吸着部795の特に基板Wとの接触部において、薬液成分の析出が起こると、適切な基板Wの吸着ができなくなる他、析出物が基板Wへ付着する等、基板処理に悪影響を与えてしまう。
そこでこの例では、処理槽710の開口部711を塞ぐ蓋部材740の上部に取り付けた噴霧ノズル760によって、基板吸着部795の下面を洗浄する他に、前記洗浄用噴霧ノズル805により基板吸着部795の外周側面を洗浄することができるように構成し、更に基板Wを吸着する真空供給ライン793及び基板吸着溝797には、吸着用の真空以外に、不活性ガスや洗浄液(例えば純水)等も注入できるように構成して、真空供給ライン793及び基板吸着溝797内部を全て洗浄できるように構成している。
図7は、基板ホルダ駆動機構810の内部構造の概略側面図である。図7に示すように、基板ホルダ駆動機構810は、基板ホルダ780全体を揺動して傾斜させる傾斜機構811と、基板ホルダ780及び傾斜機構811全体を旋回させる旋回機構821と、基板ホルダ780、傾斜機構811及び旋回機構821全体を昇降させる昇降機構831とを具備している。図8(a)は、傾斜機構811を示す概略側面図(但し基板ホルダ780も記載されている)で、図8(b)は、図8(a)の右側面図(但し基板ホルダ780は省略されている)である。
図8に示すように、傾斜機構811は、基板ホルダ780に固定されたブラケット813と、ブラケット813に固定されるとともに固定側の傾斜軸用軸受814に回動自在に軸支される傾斜軸815と、ヘッド傾斜用シリンダ817と、一端をヘッド傾斜用シリンダ817の駆動軸818の側部に回動自在に取り付け、他端を傾斜軸815に固定されるリンクプレート819とを具備している。そしてヘッド傾斜用シリンダ817を駆動して、その駆動軸818を、図8(b)に示す矢印H方向に移動すれば、リンクプレート819によって傾斜軸815が所定角度回動し、これによって、基板ホルダ780が揺動し、基板ホルダ780に保持した基板Wを水平位置と水平位置から所定角度傾斜させた傾斜位置とに変更できるようにしている。
基板ホルダ780の傾斜角度は、メカストッパーを用いて任意の角度に調整が可能である。一方、旋回機構821は、図7に示すように、ヘッド旋回用サーボモータ823とこのヘッド旋回用サーボモータ823によって回動される旋回軸825とを具備しており、旋回軸825の上端に前記傾斜機構811が固定されている。昇降機構831は、ヘッド昇降用シリンダ833とヘッド昇降用シリンダ833によって昇降されるロッド835とを具備しており、ロッド835の先端に取り付けたステー837に前記旋回機構821が固定されている。
図11は、薬液供給ユニット390の詳細を示す。処理槽710は、底部において、薬液貯槽391から延び、途中に薬液供給ポンプ404と三方弁406とを介装した薬液供給管408に接続されている。これにより、薬液処理中にあっては、処理槽710の内部に、この底部から薬液Qを供給し、溢れる薬液Qを外周溝715から薬液貯槽391へ回収することで、薬液Qが循環できるようになっている。また、三方弁406の一つの出口ポートには、薬液貯槽391に戻る薬液戻り管412が接続されている。これにより、待機時にあっても、薬液Qを循環させることができるようになっており、これによって、薬液循環系が構成されている。このように、薬液循環系を介して、薬液貯槽391内の薬液Qを常時循環させることにより、単純に薬液Qを貯めておく場合に比べて薬液Qの濃度の低下率を減少させ、基板Wの処理可能数を増大させることができる。
特に、この例では、薬液供給ポンプ404を制御することで、待機時及び薬液処理時に循環する薬液Qの流量を個別に設定できるようになっている。これにより、待機時に薬液Qの大きな循環流量を確保して、薬液貯槽391の薬液Qの液温を一定に維持し、薬液処理時には、必要に応じて、薬液Qの循環流量を小さくして、より均一な薬液処理を行うことができる。
処理槽710の底部付近に設けられた温度測定器466は、処理槽710の内部に導入される薬液の液温を測定して、この測定結果を元に、下記のヒータ416及び流量計418を制御する。
つまり、この例では、別置きのヒータ416を使用して昇温させ流量計418を通過させた水を熱媒体に使用し、熱交換器420を薬液貯槽391内の薬液Q中に設置して該薬液Qを間接的に加熱する加熱部393と、薬液貯槽391内の薬液Qを循環させて攪拌する攪拌ポンプ424が備えられている。これは、例えば、めっき液にあっては、これを高温(約80℃程度)にして使用することがあり、これと対応するためであり、この方法によれば、インライン・ヒーティング方式に比べ、非常にデリケートなめっき液に不要物等が混入するのを防止することができる。
この薬液供給ユニット390には、薬液貯槽391内の薬液Qの液面を検知する液面センサ442と、例えば吸光光度法、滴定法、電気化学的測定などで薬液Qの組成を分析し、薬液Q中の不足する成分を補給する薬液管理ユニット430が備えられている。そして、これらの分析結果を信号処理し、薬液Q中の不足する成分を、図示しない補給槽から定量ポンプなどを使って薬液貯槽391へ補給して、薬液Qの液量と組成を管理するようになっている。
なお、この例では、フィードバック制御により、薬液貯槽391内の薬液Qを所定の容量範囲及び濃度範囲に調製するようにしている。薬液貯槽391内の薬液Qの消費状況や濃度変化を、基板の処理枚数、薬液の温度条件及び処理時間等を基に事前に予測し、その結果を基に、薬液を構成する成分を個別ないし混合状態で追加するフィードフォワード制御、更には両者を併用して薬液貯槽391内の薬液Qを所定の容量範囲及び濃度範囲に調製するようにしてもよい。
また、処理槽710に供給される薬液Qの温度を所定の範囲に調整することで、例えば、薬液Qの濃度を所定範囲に維持し、かつ供給時における薬液の処理槽710内での流れの状態を均一にすることと併せて、反応の基板面内における均一性をより高めることができる。薬液Qの温度は、室温以下の場合もあれば室温以上の場合もある。
薬液管理ユニット430は、薬液Qの溶存酸素を、例えば電気化学的方法等により測定する溶存酸素濃度計432を有しており、この溶存酸素濃度計432の指示により、例えば脱気、窒素吹き込みその他の方法で、薬液Q中の溶存酸素濃度を一定に管理することができるようになっている。このように、薬液Q中の溶存酸素濃度を一定に管理することで、例えば溶存酸素が基板Wの処理の反応に好ましくない影響を持つ場合等に対処することができる。
次に、この薬液処理ユニット400の全体の動作を説明する。図3は、蓋部材740を旋回させて処理槽710の開口部711を開き、且つ基板ホルダ780を上昇させた状態を示している。即ち、蓋部材740は、処理槽710の側部に位置する待避位置に移動している。このとき、薬液供給ユニット390は駆動されており、薬液Qは、処理槽710と薬液貯槽391間を所定温度に維持されながら循環している。
この状態において、まず未処理の基板Wを、前記図4乃至図6に示す方法で吸着ヘッド789に吸着し保持する。次に、傾斜機構811によって、基板ホルダ780全体を揺動させて基板Wを水平位置から所定角度傾斜させ、その状態のまま、昇降機構831を駆動して基板ホルダ780を図9に示す位置まで下降させて薬液Qに浸漬させる。基板Wを浸漬させた後、傾斜機構811によって、基板ホルダ780全体を元の位置に揺動させて基板Wを水平位置にし、この状態で薬液処理を行う。このとき、基板回転モータ801を駆動することで、基板Wを回転させておく。
この薬液処理ユニット400においては、基板Wを水平位置から所定角度傾斜させた状態で薬液Q中にディップさせるので、基板Wの表面上に空気等の気体が混入することを防止できる。即ち、基板Wを水平な状態にて薬液Qに浸すと、空気等の気体が基板Wと薬液Qの間に滞在し、均一な薬液処理が達成されない。そこでこの薬液処理ユニット400においては、基板Wを薬液Qに浸す際、基板Wを傾斜させることで空気等の気体の進入を防止して均一な薬液処理を達成するようにしている。
以上のようにして、基板Wの表面(被処理面)の薬液処理を所定時間行った後、昇降機構831を駆動して基板ホルダ780を、図3に示す位置まで上昇させる。次に、駆動機構770を駆動することで、蓋部材740を旋回させ、図10示すように、処理槽710の開口部711を蓋部材740で塞ぐ。
次に、蓋部材740上の噴霧ノズル760の各ノズル763から真上に向けて洗浄液(純水)を噴霧し基板Wの処理面に接液させて洗浄する。このとき処理槽710の開口部711は、蓋部材740によって覆われているので、洗浄液が処理槽710内に入り込むことはなく、処理槽710内部の薬液Qが希釈されることはなく、薬液Qの循環使用が可能になる。基板Wを洗浄した後の洗浄液は、図示しない排水口から排水される。洗浄が終了した基板Wは、前述のように、基板ホルダ780から第3基板搬送ロボット310の真空ハンドによって外部に取り出され、次の未処理の基板Wが基板ホルダ780に装着され、再びめっき及び洗浄工程が行われていく。
図12は、後洗浄ユニット260を示す外観図である。後洗浄ユニット260は、第1洗浄部(洗浄ユニット)270と第2洗浄乾燥部(乾燥ユニット)290とを併設した一つのユニットとして構成されている。第1洗浄部270及び第2洗浄乾燥部290には、それぞれ基板挿入窓271,291が設けられ、これら基板挿入窓271,291は、シャッター273,293によって開閉されるように構成されている。
第1洗浄部270は、ロールブラシユニットによる洗浄装置(洗浄ユニット)である。図13は、ロールブラシによる洗浄装置の基本構成を示す概略図である。即ち、第1洗浄部270は、複数のローラ279によって基板Wの外周部を把持し、ローラ279を回転駆動することで基板Wを回転する。一方、基板Wの表裏面には、それぞれロール状ブラシ(例えばロールスポンジ)275,277が設置され、図示しない駆動機構によって、両ロール状ブラシ275,277を上下方向に離れる方向と近づく方向に移動させるようにしている。そしてローラ279によって把持した基板Wを回転させながら、基板Wの表裏面に設置した薬液用ノズル281,283や純水用ノズル285,287から、必要に応じてそれぞれ処理液を供給し、処理液供給中に前記駆動機構によって両ロール状ブラシ275,277を接近させて基板Wを挟持し、基板Wを適度な圧力にて挟み込みながら洗浄する。このとき両ロール状ブラシ275,277を独立に回転させることで、洗浄効果はより増大する。
図14は、第2洗浄乾燥部290の側断面図である。図14に示すように、第2洗浄乾燥部290は、スピンドライユニットによる洗浄乾燥装置(乾燥ユニット)であり、基板Wの外周部を把持するクランプ機構291と、クランプ機構291に固定されるスピンドル292と、スピンドル292を回転駆動するスピンドル駆動用モータ293と、クランプ機構291の外周に設置されて処理液が飛び散るのを防止する洗浄カップ294と、洗浄カップ294をクランプ機構291の周囲の位置とそれよりも下方の位置とに移動する洗浄カップ昇降用シリンダ295と、基板Wの上部に設置されるペンシル洗浄ユニット296とを具備している。ペンシル洗浄ユニット296は、アーム297の先端から下方に向けて洗浄スポンジ(洗浄ポイント)298を突出して構成されており、洗浄スポンジ298は回転駆動され、またアーム297及び洗浄スポンジ298は、昇降動作と基板W面に水平な面内での揺動動作ができるように構成されている。
そして、クランプ機構291に保持された基板Wは、スピンドル駆動用モータ293により回転され、基板Wの表裏面から薬液や純水を供給しながら、基板W上に回転する洗浄スポンジ298を当接させて洗浄を行う。薬液による化学洗浄及び純水による純水洗浄完了後、クランプ機構291を高速回転することで基板Wの完全乾燥を行う。なおこの第2洗浄乾燥部290には、超音波発振器により特殊ノズルを通過する純水に超音波が伝達されて洗浄効果を高めるメガジェットノズル299がアーム297の先端近傍に搭載されている。このメガジェットノズル299から噴射された純水は、洗浄スポンジ298に供給される。またこの第2洗浄乾燥部290には、キャビテーションを利用したキャビジェット機能を搭載することもできる。
次に、図2に示す基板処理装置1全体の動作を説明する。先ず、ロードポート110に装着された基板カセットから第1基板搬送ロボット130によって基板Wを取り出す。取り出された基板Wは、第1反転機150に渡されて反転されてその表面(被処理面)が下側にされた後、第1基板搬送ロボット130によって基板仮置台210の下段仮置台に載置される。
次に、この基板Wは、第2基板搬送ロボット230によって前洗浄ユニット240に搬送され、前洗浄ユニット240において前洗浄される(前洗浄処理プロセス)。前洗浄が完了した基板Wは、第3基板搬送ロボット310によって、前処理ユニット320に移送される。ここで前洗浄ユニット240は、洗浄エリア200とめっき処理エリア300とにそれぞれ配置した基板搬送ロボット230,310のハンドがその左右からアクセスして基板Wの受け渡しができる位置に配置されている。そして前処理ユニット320に移送された基板Wは、前処理ユニット320において前処理が行われる(前処理プロセス)。
前処理が完了した基板Wは、第3基板搬送ロボット310によってめっきユニット360に移送され、めっき処理される。
めっき処理が完了した基板Wは、第3基板搬送ロボット310によって第2反転機250に移送されて反転された後、第2基板搬送ロボット230によって後洗浄ユニット260の第1洗浄部270に移送され、洗浄された後、第2基板搬送ロボット230によって第2洗浄乾燥部290に移送されて洗浄・乾燥される。そしてこの洗浄・乾燥が完了した基板Wは、第2基板搬送ロボット230によって基板仮置台210の上段仮置台に仮置きされた後、第1基板搬送ロボット130によってロードポート110に装着された基板カセットに収納される。
なお、上記の例では、前洗浄ユニット240、前処理ユニット(触媒付与処理ユニット)320、及びめっきユニット360として、使用する薬液がそれぞれ異なるだけで、同じ構成の薬液処理ユニット400を使用した例を示しているが、前洗浄ユニット240、前処理ユニット(触媒付与処理ユニット)320、及びめっきユニット360の内の1つのユニットのみに薬液処理ユニット400を使用するようにしてもよい。
図15は、乾燥ユニットとしての機能を備え、前述の後洗浄ユニット260として使用される洗浄ユニット500の要部概要を示す。図15に示すように、洗浄ユニット500は、チャンバ510を備えており、チャンバ510の内部に、例えば3個以上の複数のローラ520からなり、基板Wを着脱自在に保持して回転させる基板保持部511が収納され、更に基板Wの表面(上面)側に洗浄液等の流体を供給する上流体供給ノズル512と、基板Wの裏面(下面)側に洗浄液等の流体を供給する下流体供給ノズル515が基板の直径方向に移動自在に配置されている。この上流体供給ノズル512の下面には、長手方向に沿った所定のピッチで流体供給口512aと流体吸引口512bが交互に設けられ、下流体供給ノズル515の上面には、長手方向に沿った所定のピッチで流体供給口515aと流体吸引口515bが交互に設けられている。
基板保持部511の側上方に位置して、図15に示す待避位置と基板Wの上面中央部との間を移動自在で、基板の上面にNガス等の不活性の気体または湿度10%以下の乾燥空気等の乾燥用気体を供給する上気体供給ノズル513が、基板保持部511の側下方に位置して、図15に示す待避位置と基板Wの下面中央部との間を移動自在で、基板の下面にNガス等の不活性の気体または湿度10%以下の乾燥空気等の乾燥用気体を供給する下気体供給ノズル514が配置されている。
なお、流体供給ノズル512,515から、基板Wの上下両面に供給される流体としては、洗浄液、エッチング液、エッチングガス等が挙げられる。具体的には、フッ化水素等の腐食性ガス、フッ酸等の酸、過酸化水素、硝酸、オゾン等の酸化剤、アンモニア等のアルカリ、キレート剤または界面活性剤、またはこれらの内のいくつかの混合液が挙げられる。
この洗浄ユニット500による基板Wの洗浄例を説明する。先ず、基板保持部511で基板Wを保持した後、流体供給ノズル512,515を基板Wに向けて前進させ、更に基板Wに向けて上昇または下降させて、基板Wの上面及び下面にそれぞれ近接させる。この状態で、基板Wを、例えば、500min−1、好ましくは100min−1前後の回転速度で回転させながら、流体供給ノズル512,515の各流体供給口512a,515aから基板Wの上下両面に洗浄液等の流体を供給し、同時に、流体供給ノズル512,515の各流体吸引口512b,515bから基板Wに付着した流体を吸引して基板Wの上下両面から除去する。これによって、基板Wの上面(表面)、端面及び下面(裏面)を同時に洗浄する。この時、流体供給ノズル512,515を基板の直径方向に沿って往復動させることが好ましい。
そして、洗浄終了後に、各流体供給口512a,515aから基板Wへの流体の供給、及び各流体吸引口512b,515bからの流体の吸引を停止し、しかる後、流体供給ノズル512,515を基板Wから離れる方向に上昇または下降させ、更に後退させて退避位置に退避させる。次に、気体供給ノズル513,514を基板Wの上下両面の中央部まで移動させ、この気体供給ノズル513,514から乾燥気体を基板Wの上下両面に供給して、基板Wを乾燥させる。しかる後、気体供給ノズル513,514から基板Wへの乾燥気体の供給を停止し、気体供給ノズル513,514を待避位置に待避させて、一連の作業を終了する。
この例によれば、基板中央部に洗浄液等の流体を供給してスピン洗浄するという方式に比べ、流体の使用量を大幅に削減することができる。また、流体を基板Wに供給し、その流体を吸引することで、流体の飛散が防止できる。更に、吸引によって基板Wに残留する流体の量およびその厚みは、基板表面全体に亘って常に一定に保たれ、処理の安定性及び均一性が向上する。
ここで、前述のように、めっきユニットで基板Wの表面に保護膜を選択的に形成すると、基板Wの周縁部に金属イオンや薄膜等の不要な金属が付着することがある。このため、この基板の周縁部に付着した金属イオンや薄膜等を除去する必要がある。
図16は、例えば、図2における後洗浄ユニット260の前段に設置されて、基板Wの周縁部に付着した金属イオンや薄膜等の不要な金属をエッチング除去するのに使用される基板処理ユニット900の概要を示す。この基板処理ユニット900は、エッジ(ベベル)エッチングと裏面洗浄が同時に行え、基板Wのエッジ部及び裏面に付着した不要な金属を取り除くことが可能である。図16に示すように、基板処理ユニット900は、有底円筒状の防水カバー920の内部に位置して基板Wをフェイスアップでその周縁部の円周方向に沿った複数箇所でスピンチャック921により水平に保持して高速回転させる基板保持部922と、基板保持部922で保持された基板Wの表面側のほぼ中央部上方に配置されたセンタノズル924と、基板Wの周縁部の上方に配置されたエッジノズル926とを備えている。センタノズル924及びエッジノズル926は下向きで配置されている。基板Wの裏面側のほぼ中央部の下方に位置して、バックノズル928が上向きで配置されている。エッジノズル926は、基板Wの直径方向、高さ及び角度方向を移動自在に構成されている。
このエッジノズル926の移動幅Lは、基板の外周端面から中心部方向に任意の位置決めが可能になっていて、基板Wの大きさや使用目的等に合わせて、設定値の入力を行う。通常、エッジカット幅Cは2mmから5mmの範囲で設定される。この場合、裏面から表面への液の回り込み量が問題にならない回転速度以上であれば、その設定されたエッジカット幅C内の不要な金属が除去される。
次に、この基板処理ユニット900による基板処理(洗浄)方法について説明する。まず、スピンチャック921を介して基板Wを基板保持部922で水平に保持した状態で、基板Wを基板保持部922と一体に水平回転させる。この状態で、センタノズル924から基板Wの表面側の中央部に酸溶液を供給する。一方、エッジノズル926から基板Wの周縁部に酸化剤溶液を連続的または間欠的に供給する。
これにより、基板Wの周縁部のエッジカット幅Cの領域では、上面及び端面に付着した不要な金属が酸化剤溶液で酸化され、同時にセンタノズル924から供給されて基板の表面全面に拡がる酸溶液によってエッチングされ溶解除去される。基板の表面の回路形成部に配線材料の自然酸化膜が形成されていた場合、この自然酸化物は、基板の回転に伴って基板の表面全面に亘って広がる酸溶液で直ちに除去される。なお、エッジノズル926のみを使用して、基板Wの周縁部にエッチング液を供給するようにしてもよい。
一方、バックノズル928から基板の裏面中央部に酸化剤溶液とシリコン酸化膜エッチング剤とを同時または交互に供給する。これにより、基板Wの裏面側に金属状に付着している不要な金属を基板のシリコンごと酸化剤溶液で酸化し、シリコン酸化膜エッチング剤でエッチングして基板から除去することができる。
このように、エッチング液を基板に供給して、基板Wの表面に残留する不要な金属を除去する。しかる後、純水を供給して、純水置換を行ってエッチング液を除去し、その後、基板のスピン乾燥を行う。このようにして、基板周縁部のエッジカット幅C内の不要な金属の除去と裏面の汚染除去を同時に行って、この処理を、例えば80秒以内に完了させることができる。エッジのエッジカット幅を任意(2mm〜5mm)に設定することが可能であるが、エッチングに要する時間はカット幅に依存しない。
図17及び図18は、この種の不要な金属をエッチング除去するのに使用される基板処理ユニットの他の例を示す。図17及び図18に示すように、この基板処理ユニット600は、基板Wが収容されるチャンバ601を有し、このチャンバ601は、円筒形のチャンバ本体601aと、チャンバ本体601aの上端を覆うチャンバカバー602を含んで構成されている。円筒形のチャンバ本体601aは、鉛直方向に立設され、下側が底部601bで塞がれている。チャンバカバー602は、チャンバ本体601aの上端開口部を覆っている。チャンバ本体601aの上端部とチャンバカバー602の外周部とは密着して、チャンバ601の内部を外気からシールできるように構成されている。
底部601bは、水平に対して僅かに傾斜しており、その傾斜の最低部の該底部601bとチャンバ本体601aとの接続部において、チャンバ本体601aには、排気と排液とを兼ねた排気/排液管603が接続されている。
チャンバカバー602の中心部には、開口602aが形成されており、その開口602aを鉛直方向に貫通して上部シャフト606が設けられている。上部シャフト606は、その上端に円板状の鍔部606aを有している。チャンバカバー602の開口602aと鍔部606aとは、ベローズ状(蛇腹状)のフレキシブルジョイント607でシール接続されている。また、上部シャフト606の中心には導管609が貫通して形成されている。この導管609は、窒素ガス(N)、またはアルゴン(Ar)などの不活性ガスを基板表面に供給するためのものである。
チャンバカバー602と上部シャフト606とは、連結部材(図示せず)で連結されている。該連結部材は、上部シャフト606をチャンバカバー602に対して駆動する駆動装置(図示せず)を備えており、この駆動装置により、チャンバカバー602と上部シャフト606との相対的位置が調節できるようになっている。前述したフレキシブルジョイント607は、チャンバカバー602と上部シャフト606の相対的位置の変化に対応して伸縮し、チャンバ601の内部と外部との遮断が維持されるようになっている。
上部シャフト606の下端には、円形の平板である上部ディスク610が、水平に形成または取り付けられている。上部ディスク610の下面が、処理対象の基板Wの表面と平行に対向するように構成されている。上部ディスク610の下面と基板Wの表面との隙間はできる限り狭くするのが好ましく、例えば、0.5〜20mmの範囲で適宜調節する。この隙間は、好ましくは0.8〜10mm程度、さらに好ましくは1〜4mm程度とし、導管609を介して供給される不活性ガスが基板Wの表面上を均一に流れるようにする。この隙間調整をすることにより、比較的少量の不活性ガスで基板Wを保護するという目的を達することができる。この隙間調整は、上部シャフト606とチャンバカバー602との相対的位置を調整することによって行うことができる。
チャンバ601の内部には、基板Wを保持しつつ回転させる真空チャック611(回転保持部)が設置されている。この真空チャック611の内部には、真空源(図示せず)に連通する通孔611aが形成されており、この通孔611aの端部は、真空チャック611の上部に設けられた開口部611bに連通している。基板Wは、真空チャック611の上面に載置され、真空源によって真空チャック611に吸着保持される。さらに、真空チャック611には、真空チャック611を回転させる駆動源(図示せず)が連結されており、真空チャック611により吸着保持された基板Wは、駆動源によって回転されるようになっている。ここで、基板Wの回転速度は低速であることを必要とし、具体的には500min−1以下、好ましくは5〜200min−1である。
次に、図18を参照して、基板処理ユニット600のエッチング部を説明する。エッチング部は、基板Wに薬液を供給する薬液供給部615と、基板Wから薬液を除去する薬液除去部620とから構成される。薬液供給部615は、基板Wの周縁部に薬液を供給する供給ノズル616と、この供給ノズル616に接続された薬液導入管617と、薬液導入管617に接続された薬液貯留タンク618とを備えている。供給ノズル616は、基板Wの周縁部に近接した位置に開口しており、薬液貯留タンク618内の薬液は、薬液導入管617を介して供給ノズル616から基板Wの周縁部に供給される。
ここで、薬液供給部615から供給される薬液は、鉱酸または有機酸のうち少なくとも1つを含み、さらに酸化剤のうち少なくとも1つを含む混合液である。鉱酸には、フッ酸(HF)、塩酸(HCl)、硝酸(HNO)、または硫酸(HSO)などが使用され、有機酸は、酢酸、ギ酸、またはシュウ酸などが使用される。酸化剤には、過酸化水素(H)水、またはオゾン(O)水などが使用される。
この例では、供給ノズル616から供給される薬液の流量及び流速は小さく設定されている。具体的には、薬液の流量は、100ml/min以下であることが好ましく、より好ましくは20ml/min、更に好ましくは5ml/min以下である。また、供給ノズル616の開口端と基板Wの表面との距離は、好ましくは5mm以下、より好ましくは1mm以下である。
このように、低速で回転する基板W上に、基板Wに近接した位置から少量の薬液が供給されるため、基板に供給された薬液は基板に対して静止する。ここで、「薬液が基板に対して静止する」とは、固定位置にある薬液供給部615から回転する基板に供給された薬液は、基板と接触した地点にとどまり、基板から見ると相対的に静止している状態のことをいう。つまり、基板に供給された薬液が、基板の回転中に、基板の回転方向に移動せず、更に遠心力によって基板外へ飛び出すことのない状態のことである。従って、この例によれば、薬液は基板から流出せずに基板上に止まるので、薬液が基板と接触する時間が長くなり、薬液使用量を低減させることができる。
薬液供給部615により基板Wに供給された薬液は、薬液除去部620によって基板W上から除去される。この薬液除去部620は、吸引ノズル621と、この吸引ノズル621に薬液導出管622を介して接続された吸引源623とを備えている。この吸引ノズル621の吸引口の基板半径方向における位置は、供給ノズル616の開口端の位置と同様である。従って、薬液供給部615によって基板Wに供給された薬液は、基板Wの回転によって吸引ノズル621の吸引口まで移動し、吸引ノズル621から吸引除去される。
吸引ノズル621と基板Wとは互いに非接触であるが、薬液の吸引効率を高めるために、吸引ノズル621の吸引口は基板Wにできる限り近接させた方が好ましい。吸引源623としては、真空ポンプ、またはエジェクター等が使用される。
次に、この基板処理ユニット600の動作について説明する。
先ず、処理すべき基板Wを、真空チャック611で保持しつつ回転させる。次に、回転する基板Wの周縁部に、薬液供給部615の供給ノズル616から、例えば、エッチング液としてフッ酸と過酸化水素の混合液を供給する。このとき、同時に、導管609からは基板Wの表面に向けて不活性ガス、典型的には窒素ガスを供給する。
導管609から供給された不活性ガスは、基板Wの中心から周縁部の方向に流れるため、この不活性ガスの流れによって薬液雰囲気とミストが基板Wの中央部に浸入してしまうことが防止される。従って、薬液雰囲気とミストにより基板表面が変質してしまうことが防止でき、さらには、大気中の酸素とミストとの反応による酸化を防止することができる。なお、不活性ガスの供給量は、薬液雰囲気が基板の中央部に流入することなく、かつ、基板の周縁部に供給された薬液を基板外に飛ばすことがない程度の量に設定されている。
薬液は、回転する基板Wに対して静止するように基板W上に供給される。そして、基板W上の薬液は、基板Wの回転により薬液除去部620の吸引ノズル621まで移動し、吸引ノズル621により吸引除去される。つまり、薬液は、薬液供給部615から供給されてから薬液除去部620により除去されるまで基板W上に存在し、この間にエッチング処理が行われる。薬液除去部620により吸引された薬液は、図示しない気液分離部及び再生部を経て薬液供給部615に供給され、再度、薬液供給部615から基板Wに供給される。エッチング処理が終わると、図示しない洗浄液供給部から超純水が基板Wに供給され、エッチング処理に使用された薬液の洗浄(リンス)が行われる。
この例によれば、処理液を飛散させることなく基板上に供給することができるので、チャンバ内の清浄雰囲気を維持することができるとともに、処理液の基板との反応効率を向上させて処理液の使用量を減少させることができる。
搬送対基板の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態の基板処理装置の全体を示す平面図である。 (a)は、薬液処理ユニットの蓋部材を旋回させて処理槽の開口部を開き、且つ基板ホルダを上昇させた状態の側面図で、(b)は、(a)の側断面図である。 (a)は、基板ホルダの基板受渡し位置における側断面図で、(b)は、(a)のG部拡大図である。 (a)は、基板ホルダの基板固定位置における側断面図で、(b)は、(a)のG部拡大図である。 (a)は、基板ホルダの基板処理位置における側断面図で、(b)は、(a)のG部拡大図である。 基板ホルダ駆動機構の内部構造の概略側面図である。 (a)は、傾斜機構を基板ホルダと共に示す概略側面図で、(b)は、(a)の基板ホルダを省略した右側面図である。 (a)は、薬液処理ユニットの薬液処理時における側面図で、(b)は、(a)の側断面図である。 (a)は、薬液処理ユニットの基板Wの処理面の洗浄時における側面図で、(b)は、(a)の側断面図である。 後洗浄ユニットの外観図である。 第1洗浄部の洗浄装置の概要図である。 第2洗浄乾燥部の側断面図である。 第2洗浄乾燥部の側断面図である。 後洗浄ユニットとして使用される洗浄ユニットの要部概要を示す図である。 基板処理ユニットの一例を示す概要図である。 基板処理ユニットの他の例の要部を示す概要図である。 図17におけるエッチング部を示す斜視図である。
符号の説明
1 基板処理装置
100 ロード・アンロードエリア
150,250 反転機
200 洗浄エリア
210 基板仮置台
240 前洗浄ユニット(薬液処理ユニット)
260 後洗浄ユニット
270 第1洗浄部(洗浄ユニット)
275,277 ロール状ブラシ
279 ローラ
290 第2洗浄乾燥部(乾燥ユニット)
291 クランプ機構
292 スピンドル
294 洗浄カップ
296 ペンシル洗浄ユニット
298 洗浄スポンジ
299 メガジェットノズル
300 めっき処理エリア
320 前処理ユニット(薬液処理ユニット)
360 めっきユニット(薬液処理ユニット)
390 薬液供給ユニット
391 薬液貯槽
400 薬液処理ユニット
404 薬液供給ポンプ
416 ヒータ
418 流量計
420 熱交換器
430 薬液管理ユニット
432 溶存酸素濃度計
442 液面センサ
500 洗浄ユニット
510 チャンバ
511 基板保持部
512,515 流体供給ノズル
512a,515a 流体供給口
512b,515b 流体吸引口
513,514 気体供給ノズル
600 基板処理ユニット
601 チャンバ
606 上部シャフト
607 フレキシブルジョイント
609 導管
610 上部ディスク
611 真空チャック
615 薬液供給部
616 供給ノズル
620 薬液除去部
621 吸引ノズル
710 処理槽
711 開口部
713 処理槽本体
740 蓋部材
780 基板ホルダ
781 基板保持部
787 基板挿入口
789 吸着ヘッド
793 真空供給ライン
795 基板吸着部
797 基板吸着溝
800 基板保持部駆動部
810 基板ホルダ駆動機構
811 傾斜機構
821 旋回機構
831 昇降機構
900 基板処理ユニット
920 防水カバー
921 スピンチャック
922 基板保持部
Q 薬液

Claims (26)

  1. 基板を薬液で処理する湿式処理に際して、
    表面を下向きにして基板を裏面側で保持し、
    この裏面側を保持した基板を処理槽内に貯留した薬液中に浸漬させて基板の薬液処理を行い、
    この薬液処理後の基板の表面、端面及び裏面を洗浄することを特徴とする基板の湿式処理方法。
  2. 乾燥状態にある基板に対して前記薬液による湿式処理を行うことを特徴とする請求項1記載の基板の湿式処理方法。
  3. 前記洗浄後の基板を乾燥状態にすることを特徴とする請求項1または2記載の基板の湿式処理方法。
  4. 表面を下向きにして基板を裏面側で保持するに先だって、表面を上向きにして搬送されてきた基板を反転機で反転させて表面を下向きにすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の基板の湿式処理方法。
  5. 前記基板の裏面側での保持を真空吸着により行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の基板の湿式処理方法。
  6. 前記処理槽内に、5リットル以上の薬液を貯留することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の基板の湿式処理方法。
  7. 所定の濃度範囲に調製した薬液を薬液貯槽内に準備し、
    少なくとも基板の薬液処理時に、前記薬液貯槽内の薬液を前記処理槽に連続的に供給することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の基板の湿式処理方法。
  8. 前記薬液貯槽内の薬液を、フィードフォワード制御及び/またはフィードバック制御により、所定の容量範囲及び濃度範囲に調製することを特徴とする請求項7記載の基板の湿式処理方法。
  9. 所定の濃度範囲に調製した薬液を薬液貯槽内に準備するに際して、該薬液貯槽内の薬液の温度を所定の範囲に調整することを特徴とする請求項7または8記載の基板の湿式処理方法。
  10. 前記処理槽内の薬液に浸漬させた基板の表面と、前記処理槽内に設置した前記薬液貯槽から供給される薬液の供給口との距離を、50mm以上とすることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の基板の湿式処理方法。
  11. 前記処理槽内の薬液に浸漬させた基板を回転させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の基板の湿式処理方法。
  12. 薬液処理後の基板の表面、端面及び裏面を洗浄するに際して、
    基板の表面、端面及び裏面より薬液を除去し、
    基板の表面、端面及び裏面に洗浄液を供給して洗浄することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の基板の湿式処理方法。
  13. 表面を下向きにして基板を裏面側で保持する基板ホルダと該基板ホルダで保持した基板を浸漬させる薬液を内部に保持する処理槽を備えた薬液処理ユニットと、
    基板の表面、端面及び裏面を洗浄する洗浄ユニットを有することを特徴とする基板の湿式処理装置。
  14. 前記基板ホルダは、真空吸着により基板を保持することを特徴とする請求項13記載の基板の湿式処理装置。
  15. 前記基板ホルダは、回転自在に構成されていることを特徴とする請求項13または14記載の基板の湿式処理装置。
  16. 前記処理槽は、5リットル以上の薬液を貯留する容積を有することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の基板の湿式処理装置。
  17. 前記洗浄ユニットは、回転する基板に近接した位置に互いに離間させて配置される流体供給口と流体吸引口を有し、前記流体供給口から処理流体を前記基板に向けて供給するとともに、前記基板に付着した前記処理流体を前記流体吸引口から吸引するように構成されていることを特徴とする請求項13乃至16のいずれかに記載の基板の湿式処理装置。
  18. 前記洗浄ユニットで洗浄した基板を乾燥させる乾燥ユニットを更に有することを特徴とする請求項13乃至17のいずれかに記載の基板の湿式処理装置。
  19. 前記乾燥ユニットは、基板表面に洗浄スポンジを接触させる機構を有することを特徴とする請求項18記載の基板の湿式処理装置。
  20. 表面を上向きにして搬送されてきた基板を反転させて表面を下向きにする反転機を更に有することを特徴とする請求項13乃至19のいずれかに記載の基板の湿式処理装置。
  21. 所定の濃度範囲に調製した薬液を準備し、少なくとも基板の薬液処理中に前記薬液を前記処理槽に連続的に供給する薬液貯槽を更に有することを特徴とする請求項13乃至20のいずれかに記載の基板の湿式処理装置。
  22. 前記薬液貯槽は、内部に保持した薬液の温度を所定の範囲に調整する温度調整部を有することを特徴とする請求項21記載の基板の湿式処理装置。
  23. 前記処理槽は、この内部の薬液に浸漬させた基板の表面と、前記処理槽内に設置した前記薬液貯槽から供給される薬液の供給口との距離が50mm以上となるように構成されていることを特徴とする請求項21または22記載の基板の湿式処理装置。
  24. 基板の周縁部に付着した金属イオンや薄膜を、薬液を用いて除去する基板処理ユニットを更に有することを特徴とする請求項13乃至23のいずれかに記載の基板の湿式処理装置。
  25. 基板を略水平に保持しつつ回転させる回転保持部と、回転する基板の周縁部に、処理液が基板に対して静止するように該処理液を供給する処理液供給部を備えた基板処理ユニットを更に有することを特徴とする請求項13乃至23のいずれかに記載の基板の湿式処理装置。
  26. 前記処理液供給部により供給された処理液を該処理液の供給中及び/または供給後に基板上から除去する処理液除去部を設けたことを特徴とする請求項25記載の基板の湿式処理装置。
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