JP2001316032A - 糊塗布方法、糊塗布装置、糊付け製本装置及び画像形成装置 - Google Patents

糊塗布方法、糊塗布装置、糊付け製本装置及び画像形成装置

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JP2001316032A
JP2001316032A JP2000135727A JP2000135727A JP2001316032A JP 2001316032 A JP2001316032 A JP 2001316032A JP 2000135727 A JP2000135727 A JP 2000135727A JP 2000135727 A JP2000135727 A JP 2000135727A JP 2001316032 A JP2001316032 A JP 2001316032A
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Hitoshi Tamura
均 田村
Toshio Shida
寿夫 志田
Takeshi Tsuchiya
毅 土屋
Toshitaka Matsumoto
敏高 松本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙を正確に位置決めし、均一かつ確実な糊
塗布により、画像処理済みの用紙束の製本仕上がり品質
の向上を達成し、かつ装置の小型化、簡易化の実現と、
操作性に優れた糊付け製本装置を提供する。 【解決手段】 搬送される用紙Sの側縁部近傍に線状又
は点状に糊を塗布する糊塗布方法において、糊塗布前
に、用紙Sを駆動ローラ32A,33Aと従動ローラ3
2B、33Bから成る搬送手段により挟持して搬送し、
上下一対のガイド板38A,38B間で一旦停止させ、
従動ローラ32B、33Bの圧着を解除した後、待避位
置にある整合修正板37を用紙搬送方向に直交する方向
に所定量移動させ、用紙Sの側端部を糊塗布側に固定さ
れた整合基準板36に当接させ、用紙Sの搬送時の曲が
り及び片寄りを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
から排出された画像形成処理済みの用紙に対して、用紙
搬送中に用紙側縁近傍に帯状に糊を塗布する糊塗布方
法、糊塗布装置、糊塗布装置を備えた糊付け製本装置、
及び糊付け製本装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、これらの複合
機等の画像形成装置本体により画像が記録された用紙の
所定位置に、糊付け処理をして、製本化する糊付け製本
装置が提供されている。
【0003】糊付け処理装置としては、(1)糊吐出ノ
ズルを用いて用紙に糊を吐出する装置、(2)糊収容箱
に糊車を設置し、該回転する糊車の外周に糊を付着さ
せ、糊車の外周を用紙に接触させて接触転写する装置、
(3)ノズルよりホットメルト剤(熱融着剤)と加熱圧
縮空気の混合体を吐出するホットメルト塗布装置、等が
用いられている。
【0004】特表昭59−500907号公報に記載の
製本装置は、第1の方向に搬送する用紙を、その搬送方
向と直交する第2の搬送方向に偏向し、その後、走行す
る用紙の端部に線状に糊を塗布し、積載、整合後に加圧
して製本するものである。
【0005】特開平7−80377号公報に記載の糊付
け方法及び装置は、糊吐出ノズルから吐出した糊に高圧
空気を吹き付けて薄膜状にするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の糊塗布装置及び
糊付け製本装置では、以下の課題がある。
【0007】 搬送手段により搬送される用紙の側縁
部近傍に糊を直線状に塗布するとき、糊塗布装置に搬送
される用紙の幅方向位置の不揃いや斜行等により、用紙
の所定位置に糊が正確に塗布されず、用紙外へのはみ出
し糊塗布等が発生して製本品質が低下する。
【0008】 糊塗布位置を用紙の側端部に極力近づ
けることが望ましいが、糊塗布装置に搬送される用紙の
幅方向位置の不揃いや斜行等が発生するため、糊塗布位
置を用紙の側端部から離れた位置に塗布しなければなら
ず、製本品質が低下する。
【0009】 曲がり片寄り修正手段により用紙を整
合した後、整合修正部材を圧着位置から待避させると
き、用紙の剛性により、用紙がずれることがある。
【0010】 曲がり片寄り修正手段の整合基準板と
整合修正板とにより、用紙側端部を挟持して位置決めす
るとき、用紙の片寄りを発生する事がある。
【0011】 用紙の側縁部近傍に糊を直線状に塗布
するとき、糊塗布装置に搬送される用紙が傾斜しながら
進行する際にも、用紙の側縁部に平行に糊付けする。
【0012】 ノズル先端部の糊が外気に触れて固化
し糊詰まりを発生し、正常な糊塗布が行われないことが
ある。
【0013】本発明は上記の各課題を解消して、糊付け
製本装置の糊塗布装置を改良し、用紙の所定位置に均一
かつ確実な糊塗布を行い、画像処理済みの用紙束の製本
仕上がり品質の向上を達成し、かつ装置の小型化、簡易
化の実現と、操作性に優れた糊塗布装置、糊付け製本装
置、及び糊付け製本装置を備えた画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)上記の課題,
は、本発明の請求項1に記載の糊塗布方法、又は請求項
2〜6に記載の糊塗布装置により解決される。
【0015】(2)上記の課題は、本発明の請求項7
に記載の糊塗布方法により解決される。
【0016】(3)上記の課題は、本発明の請求項8
に記載の糊塗布装置により解決される。
【0017】(4)上記の課題は、本発明の請求項9
に記載の糊塗布装置により解決される。
【0018】(5)上記の課題は、本発明の請求項1
0〜14に記載の糊塗布装置により解決される。
【0019】(6)本発明の糊付け製本装置は、前記
(1)〜(5)の何れか1項に記載の糊塗布装置と、糊
塗布処理された複数枚の用紙を収納し整合する収納手段
と、整合された複数枚の用紙を加圧する加圧手段と、糊
付け処理されて作製された冊子を排出して積載する排紙
手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0020】(7)本発明の画像形成装置は、画像書き
込み手段、画像形成手段、給紙搬送排紙手段、定着手段
から成る画像形成装置本体と、前記(6)に記載の糊付
け製本装置とを備えて成ることを特徴とするものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の糊塗布装置、糊付
け製本装置、及び糊付け製本装置を備えた画像形成装置
を図面に基づいて説明する。
【0022】図1は画像形成装置本体A、画像読み取り
装置B、自動原稿送り装置DF、糊付け製本装置Cから
成る画像形成システムの全体構成図である。
【0023】画像形成装置本体Aは、回転する像担持体
(以下、感光体と称す)1の周囲に、帯電手段2、像露
光手段(書き込み手段)3、現像手段4、転写手段5、
除電手段6A、分離爪6B、及びクリーニング手段7を
配置し、帯電手段2によって感光体1の表面に一様帯電
を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原
稿から読み取られた画像データに基づくレーザビーム走
査を行うことによって潜像を形成し、該潜像を現像手段
4により反転現像して感光体1の表面にトナー像を形成
する。
【0024】一方、用紙収納手段8Aから給紙された用
紙(転写紙)Sは転写位置へと送られる。転写位置にお
いて転写手段5により前記トナー像が用紙S上に転写さ
れる。その後に、用紙Sは除電手段6Aに裏面の電荷が
消去され、分離爪6Bにより感光体1から分離され、中
間搬送部8Bにより搬送され、引き続き定着手段9によ
り加熱定着され、排紙ローラ8Cにより排出される。
【0025】用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、
定着手段9により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り
替え板8Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送
8Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、排紙
ローラ8Cにより装置外に排出される。排紙ローラ8C
から排出された用紙Sは、糊付け製本装置Cの受け入れ
部11に送り込まれる。
【0026】一方、感光体1の画像処理後の表面は、分
離爪6Bの下流においてクリーニング手段7により表面
に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備え
る。
【0027】画像形成装置本体Aの上部には、シートス
ルー型読み取り方式の自動原稿送り装置DFが開閉可能
に支持されている。自動原稿送り装置DFは、片面原稿
読み取り機能と両面原稿読み取り機能とを有する。
【0028】糊付け製本装置Cは、図示の上段に整合加
圧手段50、中段に糊塗布手段40と曲がり片寄り修正
手段(以下、修正手段と称す)30、下段に用紙回転手
段20、最下段に表紙用紙給紙手段80がほぼ垂直方向
に縦列配置されている。
【0029】糊付け製本装置Cの図示右方には、入口部
搬送手段10と折り手段70が配置されている。糊付け
製本装置Cの図示左側面には、糊付け処理された製本を
積載する排紙手段60が配置されている。
【0030】図2は、糊付け製本装置Cの用紙搬送経路
を示す構成図である。図3は用紙Sへの糊付け製本過程
を示す模式図である。
【0031】糊付け製本装置Cは入口部搬送手段10の
受け入れ部11が、画像形成装置本体Aの排紙ローラ8
Cと合致する位置と高さに調節して設置されている。
【0032】受け入れ部11に接続する用紙Sの搬送路
は、最上段の固定排紙皿15への上方の用紙搬送路12
と、下方の用紙搬送路16に分岐されていて、切り替え
ゲートG1の占める角度の選択により用紙Sが何れかの
搬送路に給送される。
【0033】上方の用紙搬送路12は、搬送ローラ13
A,13B,13Cと排出ローラ14及びガイド板等か
ら成る。下方の用紙搬送路16は、搬送ローラ17A,
17B,17Cと切り替えゲートG2及びガイド板等か
ら成る。
【0034】下方の用紙搬送路16に接続する用紙搬送
路は、中段の用紙回転手段20と、最下段の折り手段7
0に至る2系統に分岐されていて、切り替えゲートG2
の占める角度の選択により用紙Sが何れかの搬送路に給
送される。
【0035】(1)装置上部の固定排紙皿15に直接排
紙 画像形成装置本体Aから排出された画像形成済みの用紙
Sは、受け入れ部11に導入され、用紙搬送路12を通
過して、搬送ローラ13A,13B,13C及びガイド
板により搬送され、排出ローラ14に挟持されて機外上
部の固定排紙皿15上に排出され、順次積載される。
【0036】この用紙搬送過程では、切り替えゲートG
1はソレノイドの駆動により揺動され、用紙搬送路16
を閉止し、用紙搬送路12を開放状態にして、用紙Sの
固定排紙皿15への通過を可能にする。
【0037】(2)用紙の90度回転処理 この用紙回転モードに設定されると、切り替えゲートG
2はソレノイドがオフの状態で、用紙搬送路18Bを閉
止し、用紙搬送路18Aを開放状態に保持し、用紙Sの
用紙搬送路18Aの通過を可能にする。
【0038】画像形成装置本体Aから排出された画像形
成済みの用紙Sは、受け入れ部11、用紙搬送路16、
搬送ローラ17A,17Bを通過し、切り替えゲートG
2により開放状態に形成された用紙搬送路18Aを通過
して、図示左方のほぼ直角方向に偏向され、搬送ローラ
17Cに挟持され、用紙回転手段20に送り込まれる。
【0039】用紙回転手段20に導入された用紙Sは、
切り替えゲートG3の上方に開放された用紙搬送路21
を通過し、搬送ローラ22A,22B,22C,22D
及びガイド板に挟持されて、図示の矢示左方向に進行す
る。
【0040】用紙Sの中央部が回転部材23に到達する
と、用紙搬送が一時停止し、搬送ローラ22A,22
B,22C,22Dの圧接が解除され、離間状態に保持
される。この搬送ローラ22A,22B,22C,22
Dの圧接解除状態で、回転部材23の上下の回転円盤2
3A,23Bが用紙Sを挟持して回転することにより、
用紙Sの方向が90度変換される。例えば、A4判サイ
ズの用紙Sが、回転部材23により、A4Rの方向に変
換される。
【0041】用紙回転手段20は、用紙Sの90度回転
と用紙Sの片寄せ処理とを同時に実行可能である。又
は、用紙回転手段20は、用紙Sの90度回転と用紙の
片寄せ処理とを単独に実行可能である。
【0042】回転方向が変換された用紙Sは、搬送ロー
ラ22A,22B,22C,22Dの圧接回転により搬
送され、用紙回転手段20から搬出され、搬送ローラ2
4A,24Bとガイド板に案内されて、図示のほぼ直角
方向上方に偏向され、切り替えゲートG4を通過して更
に図示右方に偏向され、修正手段30に送り込まれる。
【0043】糊付け製本処理を要しない用紙Sは、ソレ
ノイドの駆動により、切り替えゲートG4の左側方の用
紙搬送路を通過して、搬送ローラ61,62及びガイド
板により搬送され、排紙ローラ63により機外の昇降排
紙皿64に排出される。
【0044】(3)曲がり片寄り修正処理 用紙Sの曲がり片寄りを修正する修正手段30は、用紙
Sを挟持及び解除可能にする搬送ローラ31,32,3
3,34、用紙搬送路35、整合基準板36、整合修正
板37から成り、糊塗布処理前の用紙Sを整合基準板3
6に当接させて片側整列させる。
【0045】(4)用紙Sへの糊塗布処理 修正手段30から糊塗布手段40に送り込まれた用紙S
は、図示の矢示右方向に進行する。糊塗布手段40の用
紙搬送路42、修正手段30の用紙搬送路35は、何れ
も用紙回転手段20の用紙搬送路21とほぼ平行に形成
され、用紙Sの搬送方向は用紙回転手段20の搬送方向
と逆向きである。
【0046】糊吐出手段41は、図示しない袋状容器か
ら供給される糊を収容して、走行する用紙Sの一方の側
縁に帯状又は断続する破線状に糊を吐出して糊塗布部N
を形成する。
【0047】糊塗布処理された用紙Sは、薄膜形成ロー
ラ43により挟持されて糊塗布部Nが圧延されて薄膜状
に形成された後、搬送ローラ441,442,443に
より挟持搬送され、ガイド板から成る用紙搬送路45に
沿って上昇し、排出ローラ46に挟持されて整合加圧手
段50に排出される。
【0048】(5)整合加圧処理 糊塗布処理されない1枚目の用紙Sは、グリッパ手段5
1により挟持されて、ストッパ53に先端部が当接して
用紙収納手段(以下、スタッカと称す)52上の所定位
置に載置される。グリッパ手段51は回動するベルト5
4に支持されて移動する。
【0049】糊塗布処理された2枚目以降の用紙Sは、
同様にして、グリッパ手段51により挟持されて、糊塗
布部を下面側にして、スタッカ52上の先行の用紙S上
に順次載置される。55は幅方向に移動可能な一対の幅
整合部材であり、用紙Sの幅方向を規制する。
【0050】加圧ローラ部材56は、回動するベルト5
4に支持されてグリッパ手段51とともに移動する。加
圧ローラ部材56は、用紙Sの糊付け裏面側を圧接して
移動し、用紙間の接着を確実にする。
【0051】加圧ローラ部材56による用紙Sの加圧処
理は、2枚目以降の用紙Sがスタッカ52上に載置され
る都度行っても良い。又は、用紙Sが複数枚積載される
毎に加圧処理を行ってもよい。
【0052】以上の工程により糊付け処理された1冊の
製本が完成する。なお、この糊付け製本装置Cでは、最
大200枚の用紙Sを糊付け処理して製本化する事がで
きる。
【0053】(6)用紙束積載 スタッカ52の用紙積載面の一部には、駆動ローラ57
と従動ローラ58に巻回された複数本の排出ベルト59
が回動可能に配置されている。
【0054】最終枚目の用紙Sがスタッカ52上に積載
され、加圧処理されて、糊付け製本された用紙束は、排
出ベルト59の排出爪59aにより用紙束の後端部を保
持されて、スタッカ52の載置面上を滑走して、排紙手
段60の排紙ローラ63に挟持されて、昇降排紙皿64
上に排出、積載される。
【0055】昇降排紙皿64には、糊塗布処理された用
紙Sと、糊塗布処理されない用紙Sとが積載可能であ
り、昇降駆動により大量の用紙Sを収容する事ができ
る。
【0056】(7)表紙用紙給紙 表紙用紙給紙手段80は、給紙カセット81、給紙部材
82から構成されている。給紙カセット81から給紙さ
れた1枚の表紙用紙Kは、給紙経路83、搬送ローラ8
4を通過し、用紙回転手段20に送り込まれ、修正手段
30を経て、糊塗布手段40、整合加圧手段50におい
て、上述の用紙束の上面又は下面に重ねられて糊付け製
本される。
【0057】また、給紙カセット81から給紙された1
枚の表紙用紙Kは、給紙経路83を経て、切り替えゲー
トG5により分岐され、後述の折り手段70内に送り込
まれ、二つ折り処理された後、搬送ローラ84を通過
し、用紙回転手段20に送り込まれ、修正手段30、糊
塗布手段40、整合加圧手段50を経て、用紙束に重ね
られて糊付け製本する事ができる。
【0058】(8)折り処理 用紙搬送路16から図示の下方に搬送された用紙Sは、
切り替えゲートG2において分岐され、用紙搬送路18
Bを経て折り手段70内に搬入される。折り手段70は
折りローラ71,72,73及び搬送路切り替え板74
から成り、搬入された用紙Sに対して、二つ折り処理、
又はZ折り処理を行う。折り処理された用紙Sは、切り
替えゲートG5により、表紙用紙給紙経路に合流し、搬
送ローラ84、切り替えゲートG2を経由して、用紙回
転手段20に送り込まれ、更に、修正手段30、糊塗布
手段40、整合加圧手段50を経て糊付け製本される。
【0059】図4は各種用紙Sへの糊塗布位置を示す斜
視図である。図4(a)は用紙Sの長辺側に糊塗布部N
を形成した図、図4(b)は用紙Sの短辺側に糊塗布部
Nを形成した図、図4(c)は二つ折り処理された用紙
Sに糊塗布部Nを形成した図、図4(d)はZ折り処理
された用紙Sに糊塗布部Nを形成した図である。
【0060】(第1の実施の形態)図5(a)は修正手
段30と糊塗布手段40の糊吐出手段41近傍の平面
図、図5(b)は糊塗布手段40の糊吐出手段41近傍
の正面図である。図6は修正手段30の断面図である。
【0061】修正手段30の搬送ローラ31〜34は、
駆動源に接続する用紙搬送路35下側の駆動ローラと、
用紙搬送路35上側の従動ローラから成る。各駆動ロー
ラはほぼ同一構造をなす。各従動ローラもほぼ同一構造
をなす。以下、図6に示す搬送ローラ32を代表して、
その構造と動作を説明する。
【0062】従動ローラ32Bは揺動レバー32Dの先
端部に回転可能に支持されている。揺動レバー32Dの
基部は、固定支持枠32Eに回転可能に支持された揺動
軸32Fに固定されている。揺動軸32Fは図示しない
ソレノイドにより駆動されて揺動レバー32Dを矢示の
時計方向に揺動し、従動ローラ32Bを駆動ローラ32
Aとのニップ位置から離間させる。
【0063】従動ローラ32Bはバネ32Cにより付勢
され、ソレノイドの非駆動時には、駆動ローラ32Aに
圧接する。
【0064】修正手段30において、用紙Sを通過可能
にする用紙搬送路35を形成する上下一対のガイド板
は、下ガイド板38Aと上ガイド板38Bとから成る。
駆動ローラ32Aと従動ローラ32Bとの中間には、用
紙Sの曲がり片寄りを修正する整合手段が配設されてい
る。この整合手段は、用紙搬送方向に直交する用紙Sの
幅方向に対向配置された整合基準板36と整合修正板3
7とから成る。
【0065】整合基準板36は、用紙搬送方向に平行し
て、装置本体に固定配置されている。整合基準板36
は、用紙Sの幅方向の側端部に用紙Sを当接させて、用
紙Sの位置決めをする。整合修正板37は、用紙Sの幅
方向サイズに応じて用紙搬送方向に直交する方向に移動
可能であり、図示しない駆動手段により、所定の待避位
置から用紙搬送方向に直交する方向に移動して用紙Sの
側端部を押圧する。
【0066】整合修正板37の用紙搬送方向に平行する
幅寸法L1は、整合基準板36の用紙搬送方向に平行す
る幅寸法L2より小さく設定し(L1<L2)、かつ、
整合修正板37の幅方向の中心が、整合基準板36の幅
方向の中心に合致するように線対称に配置されている。
従って、整合修正板37は用紙Sを挟んで整合基準板3
6の中央付近を押圧し、用紙Sの整合基準板36への片
当たりを防止し、用紙Sの側縁部を整合基準板36へ密
接させる。
【0067】整合修正板37の待避位置は、搬送される
用紙Sの用紙搬送方向に直交する方向の用紙長さ(用紙
幅)により異なるように設定されている。また、整合修
正板37は、搬送される用紙Sの用紙幅位置より整合基
準板36寄りに2mm以上、用紙Sの側端部を押圧す
る。
【0068】(第2の実施の形態)図7、図8は修正手
段30の他の実施の形態を示す断面図である。図7
(a)は修正手段30と糊塗布手段40の平面図、図7
(b)は修正手段30と糊塗布手段40の正面図であ
る。図8は修正手段30の整合基準板36近傍の正面図
である。なお、図面に使用されている符号について、図
6と同じ機能を有する部分には、同符号を付している。
また、前記実施の形態と異なる点を説明する。
【0069】搬送ローラ32,33の中間部で、整合基
準板36の近傍には、用紙押さえ手段39が配置されて
いる。用紙押さえ手段39は、固定位置に配置された軸
393、軸393に揺動可能に支持された揺動レバー3
92、揺動レバー392の一端に回転可能に支持された
押圧ローラ391、揺動レバー392の他端に係合し揺
動レバー392を軸393を中心にして揺動するソレノ
イド394とから構成されている。押圧ローラ391は
整合基準板36の中央部近傍に配置されている。
【0070】ソレノイド394が駆動されると、揺動レ
バー392が軸393を中心にして揺動し、押圧ローラ
391が、用紙搬送路35内で搬送ローラ32,33に
より挟持された用紙Sの側縁部近傍の上面側を押圧す
る。
【0071】下ガイド板38Aが用紙押さえ手段39の
押圧ローラ391に当接する表面部分は、搬送ローラ3
2,33の用紙挟持面の延長面と一致するように突出し
た突出面38Cに形成されている。押圧ローラ391が
下降して用紙Sを挟持するとき、押圧ローラ391は用
紙Sを介して突出面38Cに圧接するから、押圧ローラ
391により押圧された用紙Sは、搬送ローラ32,3
3による挟持面と同一平面を保持するから、用紙Sの変
形は生じない。
【0072】糊塗布前に、用紙Sを駆動ローラと従動ロ
ーラから成る搬送ローラ31〜34により挟持して搬送
し、下ガイド板38Aと上ガイド板38B間の所定位置
で一旦停止させ、駆動ローラ32Aと従動ローラ32B
の圧着、及び駆動ローラ33Aと従動ローラ33Bの圧
着を解除した後、待避位置にある整合修正板37を用紙
搬送方向に直交する方向に用紙幅に対応する所定量移動
させ、用紙Sの側端部を整合基準板36に当接させ、用
紙Sの搬送時の曲がり及び片寄りを修正し糊塗布位置を
揃えた後、整合基準板36の中央部近傍に配置された用
紙押さえ手段39の押圧ローラ391により用紙Sの側
縁部上面側を押さえた状態で整合修正板37を待避位置
に移動させる。これにより、整合修正板37の待避動作
中に、用紙Sの移動による曲がり片寄り発生が防止され
る。
【0073】図5又は図7において、修正手段30の用
紙搬送方向下流側で、整合基準板36の近傍には、糊塗
布手段40の糊吐出手段41が配置されている。
【0074】図9は糊吐出手段41と薄膜形成ローラ4
3の断面図である。搬送ローラ34,441の中間で、
用紙Sの幅方向の側縁近傍の所定位置には、糊吐出手段
41が固定配置されている。糊吐出手段41は、ノズル
部材411、ケーシング412、電磁弁413、調整部
材414、ニードル部材415、入口部材416から構
成されている。
【0075】ノズル部材411の先端部の内径部は、先
細の円錐形状をなし、最先端部は小口径のノズル開口部
411aに形成されている。
【0076】ノズル部材411の内径部には、細長いニ
ードル部材415が移動可能に挿入されている。ニード
ル部材415の先端部は、先細形状をなし、ノズル部材
411の最先端部の小口径のノズル開口部411aを開
閉可能にする。
【0077】ノズル部材411の後端部は、ケーシング
412に螺合して一体化されている。ケーシング412
の内部は、空洞状の圧力室412aに形成され、用紙を
接着する糊が充填される。
【0078】ケーシング412の側面には、導入口41
2bが開口し、入口部材416に接続している。袋状容
器内に収容された用紙接着用の糊は、糊供給手段47
(図7参照)により圧送されて、供給管体を経て、入口
部材416、導入口412bからケーシング412の圧
力室412a内に供給される。
【0079】圧力室412a内に収容された糊は、電磁
弁413の作動により突出されるニードル部材415に
より、ノズル部材411のノズル開口部411aから吐
出される。
【0080】なお、ノズル部材411のノズル開口部4
11aの糊固化を防止するニードル部材415の前後進
駆動は、用紙Sへの糊付け開始前に行い、固化した糊、
及び同時に吐出した糊は、下方の回収容器417に収容
する。
【0081】また、糊固化防止のためのニードル部材4
15の前後進駆動回数、及び前後進ストローク長さは、
ノズル部材411の先端部、ニードル部材415の先端
部の諸元、及び糊の特性等により最適条件に設定され
る。
【0082】本発明の実施の形態で使用される糊は、酢
酸ビニル系接着剤で、粘度は常温で750〜1500c
psである。
【0083】糊塗布手段40の下流側近傍で、搬送ロー
ラ441の上流側の所定位置には、薄膜形成ローラ43
が固定配置されている。薄膜形成ローラ43は、上ロー
ラと下ローラから成る一対のローラ及び駆動手段から構
成されている。
【0084】糊吐出手段41の先端部のノズル部材41
1から吐出された糊は、用紙Sの表面上に小さな蒲鉾型
の糊塗布部N1を形成する。用紙Sの搬送により、用紙
S上に形成された糊塗布部N1は、下流側の薄膜形成ロ
ーラ43により圧延されて、所定の糊塗布厚さを有する
糊塗布部N2になり、平坦な帯状の薄膜糊塗布層に形成
される。
【0085】図10は、糊付け製本装置Cの制御を示す
ブロック図である。搬送ローラ31〜34、整合修正板
37の駆動を制御する制御手段90は、糊塗布前に、搬
送ローラ31〜34により挟持して搬送される用紙S
を、下ガイド板38Aと上ガイド板38B間の所定位置
で一旦停止させ、従動ローラの圧着を解除した後、待避
位置にある整合修正板37を用紙搬送方向に直交する方
向に所定量移動させ、用紙Sの側端部を整合基準板36
に当接させ、用紙Sの搬送時の曲がり及び片寄りを修正
する。
【0086】修正手段30の整合修正板37により片側
整列された用紙Sは、搬送ローラ31〜34により挟
持、搬送されて糊塗布手段40に進行する。用紙Sの先
端部が用紙先端通過検知用センサPS1を通過したこと
を検知すると、その検知信号発生から所定時間経過後
に、糊吐出手段41による糊の吐出を開始する。即ち、
制御手段90は糊吐出手段41の電磁弁413の駆動を
指令する。
【0087】糊吐出手段41による糊の吐出時間の制御
は、用紙Sの搬送方向の長さ、搬送ローラによる用紙搬
送速度により決定される。
【0088】(第3の実施の形態)図11は本発明の糊
塗布装置に適用される糊吐出手段の他の実施の形態を示
す断面図である。
【0089】糊吐出手段48は、ノズル部材481、ニ
ードル部材482、第1ソレノイドSL1と第1レバー
483とから成る第1駆動手段、第2ソレノイドSL2
と第2レバー484とから成る第2駆動手段から構成さ
れている。
【0090】ニードル部材482の先端部482aは、
小径の円柱状に形成され、ノズル部材481のノズル開
口部481aの先端部より突出可能に嵌合する。ニード
ル部材482の軸部は、ケーシング485に固定された
2個の軸受486に嵌合し、軸方向に移動可能である。
ニードル部材482はバネ487により図示の下方に付
勢されて、先端部482aは、ノズル開口部481aの
先端部より突出して遮蔽状態にする。
【0091】ニードル部材482の上端部付近には、2
個のピン4881,4882が植設されている。ケーシ
ング485の上部に固定された支軸4851には、第1
レバー483が揺動可能に支持されている。第1レバー
483の一方の端部はピン4881に当接する。第1レ
バー483の他方の端部は第1ソレノイドSL1のプラ
ンジャSL1aに固定されたピンSL1bに当接する
(第1位置)。
【0092】同様にして、ケーシング485の上部に固
定された支軸4852には、第2レバー484が揺動可
能に支持されている。第2レバー484の一方の端部は
ピン4882に当接する。第2レバー484の他方の端
部は第2ソレノイドSL2のプランジャSL2aに固定
されたピンSL2bに当接する(第1位置)。
【0093】第1ソレノイドSL1に電圧が印加される
と、プランジャSL1aが吸引され、ピンSL1bが第
1レバー483の他方の端部を押し下げ、第1レバー4
83を支軸4851を中心にして時計方向に回転させ、
第1レバー483の一方の端部がピン4881を押し上
げて、ニードル部材482を軸方向上方に引き上げる
(第2位置)。
【0094】次に、第2ソレノイドSL2に電圧が印加
されると、プランジャSL2aが吸引され、ピンSL2
bが第2レバー484の他方の端部を押し下げ、第2レ
バー484を支軸4852を中心にして反時計方向に回
転させ、第2レバー484の一方の端部がピン4882
を押し上げて、ニードル部材482を更に軸方向上方に
引き上げる(第3位置)。
【0095】図12(d)は従来のニードル部材とノズ
ル部材の拡大断面図である。従来のニードル部材415
の先端部415aは、ノズル部材411のノズル開口部
411aの先端部より内部で接触して遮蔽部kを形成し
ている。従って、ノズル開口部411aの先端部と遮蔽
部kとの間に空間部mが形成され、この空間部mに溜ま
った糊が空気層に触れて糊の固化を生じる。
【0096】図12(a),(b),(c)は、本発明
によるニードル部材415の移動過程を示す拡大断面図
である。
【0097】図12(a)は、ニードル部材482の先
端部482aが、ノズル開口部481aの先端部より突
出して遮蔽する第1位置を示す。この第1位置において
は、第1ソレノイドSL1、第2ソレノイドSL2に電
圧が印加されず、ニードル部材482はバネ487によ
り付勢されて、ニードル部材482の先端部基部のテー
パ部と、ノズル部材481のノズル開口部481a内部
の傾斜部とが当接して糊収容室481bを遮蔽状態に保
持し、糊の吐出を阻止する。
【0098】図12(b)は、第1ソレノイドSL1に
のみに電圧を印加して駆動し、第1レバー483を揺動
させ第2位置に一時停止させた待機状態を示す。この第
2位置においては、ニードル部材482の先端部482
aは、第1位置より内方に移動してノズル開口部481
aの先端部とほぼ一致し、ノズル開口部481aを遮蔽
状態に保持する。
【0099】図12(c)は、第1ソレノイドSL1に
電圧を印加した状態に保持し、更に、第2ソレノイドS
L2に電圧を印加し、第2レバー484を揺動させ第3
位置に停止させた塗布状態を示す。この第3位置におい
ては、ニードル部材482の先端部482aは、第2位
置より更に内方に移動して、ノズル開口部481aを全
開状態に保持し、糊収容室481b内の糊を吐出可能に
する。
【0100】第1ソレノイドSL1と第1レバー483
とから成る第1駆動手段は、糊塗布動作前に、ニードル
部材482を駆動して、第1位置と第2位置間を往復動
させて、ニードル部材482の先端部に固化した糊を除
去する(パージング)。
【0101】用紙Sの側縁部近傍に、糊吐出手段48に
より用紙搬送方向に点状に糊を塗布する糊塗布処理が設
定されたとき、第2駆動手段は、ニードル部材482
を、第2位置と前記第3位置間を往復動させて、間欠的
に糊を吐出させ、用紙Sの側縁部近傍に点状に糊を塗布
する。点状糊塗布は接着面積が少なく、糊付け製本され
た冊子から用紙を容易に剥がすことが可能であるから、
仮製本後の再編集が容易である。
【0102】本発明の糊付け製本装置Cは、複写機、プ
リンタ、これらの複合機等の画像形成装置に接続され
る。画像形成装置により所望のデジタル処理が行われ、
片面記録、両面記録、頁編集等の処理後、排出された用
紙は、本発明の糊付け製本装置Cを備えた画像形成装置
により、表紙付け、糊付け処理が正確かつ効率よく行わ
れ、製本化される。
【0103】なお、本発明の糊付け製本装置Cを独立し
た装置に形成し、他の画像形成装置により処理された用
紙に対して糊付け製本することも可能である。
【0104】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の糊塗布方法、糊塗布装置、糊付け製本装置及び画像形
成装置により以下の効果が奏せられる。
【0105】(1)本発明の請求項1〜6に記載の糊塗
布方法及び糊塗布装置により、用紙の曲がり及び片寄り
が高精度で修正され、糊塗布時の糊塗布部が用紙の側縁
部からはみ出すことなく、用紙側縁部に極めて接近した
位置に糊塗布部を形成することが可能となった。これに
より、製本としての仕上がり品質が向上する。即ち、冊
子を見開きにしたときのとじ目(のど)を極力縮小し、
見やすくかつ取り扱い性のよい製本が得られる。
【0106】(2)本発明の請求項7〜9に記載の糊塗
布方法及び糊塗布装置により、整合基準板に用紙の側縁
部を当接させた後、整合修正板の待避時に、用紙の剛性
により用紙がずれて用紙不揃いが発生することが防止さ
れる。
【0107】(3)本発明の請求項10〜14に記載の
糊塗布装置により、糊付け処理前の待機時に、ニードル
部材の先端部が空気層に触れる事がなく、糊の固化が防
止される。また、液垂れ等によりノズル開口部の先端部
の糊が固化したとしても、ニードル部材の往復動により
固化した糊を速やかに除去することが可能である。
【0108】(4)本発明の請求項15に記載の糊付け
製本装置により、糊付け処理された用紙が、用紙収納手
段に収納され、整合手段により正確に位置決めされ、加
圧手段の圧延による糊塗布部との密着化が行われ、製本
としての仕上がり品質が向上する。
【0109】(5)本発明の請求項16に記載の画像形
成装置に糊付け製本装置を接続することにより、画像形
成装置から高速で搬出された用紙に対して、連続して自
動的に製本化処理する事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置、画像読み取り装置、自動原稿送
り装置、糊付け製本装置から成る画像形成システムの全
体構成図。
【図2】糊付け製本装置の用紙搬送経路を示す構成図。
【図3】用紙への糊付け製本過程を示す模式図。
【図4】各種用紙への糊塗布位置を示す斜視図。
【図5】修正手段と糊塗布手段の糊吐出手段近傍の平面
図、及び正面図。
【図6】修正手段の断面図。
【図7】修正手段の他の実施の形態を示す平面図、及び
正面図。
【図8】修正手段の整合基準板近傍の正面図。
【図9】糊吐出手段と薄膜形成ローラの断面図。
【図10】糊付け製本装置の制御を示すブロック図。
【図11】本発明の糊塗布装置に適用される糊吐出手段
の他の実施の形態を示す断面図。
【図12】本発明によるニードル部材の移動過程を示す
拡大断面図、及び従来のニードル部材とノズル部材の拡
大断面図。
【符号の説明】
30 曲がり片寄り修正手段(修正手段) 31,32,33,34 搬送ローラ 32A,33A 駆動ローラ 32B,33B 従動ローラ 32C バネ 32D 揺動レバー 32E 固定支持枠 32F 揺動軸 35 用紙搬送路 36 整合基準板 37 整合修正板 38A 下ガイド板 38B 上ガイド板 38C 突出面 39 用紙押さえ手段 391 押圧ローラ 392 揺動レバー 394 ソレノイド 40 糊塗布手段 41 糊吐出手段 411 ノズル部材 411a ノズル開口部 412 ケーシング 415ニードル部材 415a 先端部 43 薄膜形成ローラ 48 糊吐出手段 481 ノズル部材 481a ノズル開口部 481b 糊収容室 482 ニードル部材 482a 先端部 483 第1レバー 484 第2レバー 485 ケーシング 487 バネ 50 整合加圧手段 60 排紙手段 70 折り手段 90 制御手段 A 画像形成装置本体 C 糊付け製本装置 L1,L2 幅寸法 N,N1,N2 糊塗布部 PS1 用紙先端通過検知用センサ S 用紙 SL1 第1ソレノイド SL2 第2ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 敏高 東京都豊島区要町3丁目51番4号 Fターム(参考) 3F108 GA01 GA10 GB01 HA02 HA12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送される用紙の側縁部近傍に線状又は
    点状に糊を塗布する糊塗布方法において、糊塗布前に、
    前記用紙を駆動ローラと従動ローラから成る搬送手段に
    より挟持して搬送し、上下一対のガイド板間で一旦停止
    させ、前記従動ローラの圧着を解除した後、待避位置に
    ある整合修正板を用紙搬送方向に直交する方向に所定量
    移動させ、前記用紙の側端部を糊塗布側に固定された整
    合基準板に当接させ、前記用紙の搬送時の曲がり及び片
    寄りを修正することを特徴とする糊塗布方法。
  2. 【請求項2】 搬送手段により搬送される用紙の側縁部
    近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状又は点状
    に糊を塗布する糊塗布装置において、前記用紙を搬送す
    る駆動ローラと従動ローラから成る搬送手段と、前記用
    紙を通過可能にする上下一対のガイド板と、所定の待避
    位置から用紙搬送方向に直交する方向に移動して前記用
    紙の側端部を押圧する整合修正板と、前記用紙の側端部
    に平行する他方の側端部を当接させて用紙の位置決めを
    する固定位置に配置された整合基準板と、前記搬送手
    段、整合修正板の駆動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、糊塗布前に、前記搬送手段により挟持
    して搬送される用紙を、上下一対のガイド板間で一旦停
    止させ、前記従動ローラの圧着を解除した後、待避位置
    にある前記整合修正板を用紙搬送方向に直交する方向に
    所定量移動させ、前記用紙の側端部を前記整合基準板に
    当接させ、前記用紙の搬送時の曲がり及び片寄りを修正
    することを特徴とする糊塗布装置。
  3. 【請求項3】 前記整合基準板の近傍に糊吐出手段を配
    置したことを特徴とする請求項2に記載の糊塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記整合修正板の用紙搬送方向に平行す
    る幅寸法は、前記整合基準板の用紙搬送方向に平行する
    幅寸法より小さく設定し、かつ、前記整合修正板の幅方
    向の中心が、前記整合基準板の幅方向近傍に配置された
    ことを特徴とする請求項2に記載の糊塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記整合修正板の待避位置は、搬送され
    る用紙の用紙搬送方向に直交する方向の用紙幅により異
    なるように設定されていることを特徴とする請求項2に
    記載の糊塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記整合修正板は、搬送される用紙の用
    紙搬送方向に直交する方向の用紙幅位置より前記整合基
    準板側に2mm以上、前記用紙の側端部を押圧すること
    を特徴とする請求項2に記載の糊塗布装置。
  7. 【請求項7】 搬送される用紙の側縁部近傍に線状又は
    点状に糊を塗布する糊塗布方法において、糊塗布前に、
    前記用紙を駆動ローラと従動ローラから成る搬送手段に
    より挟持して搬送し、上下一対のガイド板間で一旦停止
    させ、前記従動ローラの圧着を解除した後、待避位置に
    ある整合修正板を用紙搬送方向に直交する方向に所定量
    移動させ、前記用紙の側端部を糊塗布側に固定された整
    合基準板に当接させ、前記用紙の曲がり及び片寄りを修
    正した後、前記整合基準板の中央部近傍に配置された用
    紙押さえ手段により用紙の側縁部を押さえた状態で前記
    整合修正板を前記待避位置に移動させることを特徴とす
    る糊塗布方法。
  8. 【請求項8】 搬送手段により搬送される用紙の側縁部
    近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状又は点状
    に糊を塗布する糊塗布装置において、前記用紙を搬送す
    る駆動ローラと従動ローラから成る搬送手段と、前記用
    紙を通過可能にする上下一対のガイド板と、所定の待避
    位置から用紙搬送方向に直交する方向に移動して前記用
    紙の側端部を押圧する整合修正板と、前記用紙の側端部
    に平行する他方の側端部を当接させて用紙の位置決めを
    する固定位置に配置された整合基準板と、前記整合基準
    板の中央部近傍に配置され用紙の側縁部を押圧する用紙
    押さえ手段と、前記用紙押さえ手段の駆動を制御する制
    御手段と、を備え、前記用紙の搬送時の曲がり及び片寄
    りを修正した後、前記用紙押さえ手段により用紙の側縁
    部を押さえた状態で前記整合修正板を前記待避位置に移
    動させることを特徴とする糊塗布装置。
  9. 【請求項9】 前記用紙を通過可能にする上下一対のガ
    イド板のうち、下方のガイド板が前記用紙押さえ手段の
    用紙押圧部材に当接する部分を、前記駆動ローラと従動
    ローラから成る搬送手段の用紙挟持面の延長面と一致す
    るように突出させて形成したことを特徴とする請求項8
    に記載の糊塗布装置。
  10. 【請求項10】 搬送手段により搬送される用紙の側縁
    部近傍に、糊吐出手段により用紙搬送方向に線状又は点
    状に糊を塗布する糊塗布装置において、前記糊吐出手段
    のノズル開口部を移動可能なニードル部材により遮蔽及
    び開放可能となし、前記ニードル部材の先端部が前記ノ
    ズル開口部の先端部より突出して遮蔽する第1位置、前
    記ニードル部材の先端部が前記第1位置より内方に移動
    して前記ノズル開口部を遮蔽する第2位置、前記ニード
    ル部材の先端部が前記第1位置より更に内方に移動して
    前記ノズル開口部を開放する第3位置、の3位置に前記
    ニードル部材を移動可能に駆動する駆動手段を有するこ
    とを特徴とする糊塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記第1位置は前記ノズル開口部より
    突出して遮蔽する停止状態の前記ニードル部材の初期位
    置、前記第2位置は前記ニードル部材の先端部と前記ノ
    ズル開口部の先端部とをほぼ一致させた糊塗布動作開始
    前の待機状態の前記ニードル部材の中間停止位置、前記
    第3位置は前記ノズル開口部を開放し糊塗布動作中の前
    記ニードル部材の停止位置であることを特徴とする請求
    項10に記載の糊塗布装置。
  12. 【請求項12】 前記駆動手段は、前記第1位置から前
    記第2位置に前記ニードル部材を移動させる第1駆動手
    段と、前記第2位置から前記第3位置に前記ニードル部
    材を移動させる第2駆動手段とを有することを特徴とす
    る請求項10又は11に記載の糊塗布装置。
  13. 【請求項13】 前記第1駆動手段は、糊塗布動作前に
    前記ニードル部材を駆動して、前記第1位置と前記第2
    位置間を往復動させて、前記ニードル部材の先端部に固
    化した糊を除去することを特徴とする請求項10〜12
    の何れか1項に記載の糊塗布装置。
  14. 【請求項14】 前記駆動手段は、用紙の側縁部近傍
    に、糊吐出手段により用紙搬送方向に点状に糊を塗布す
    る糊塗布処理が設定されたとき、前記第2駆動手段は、
    前記ニードル部材を前記第2位置と前記第3位置間を往
    復動させて、間欠的に糊を吐出させることを特徴とする
    請求項10〜12の何れか1項に記載の糊塗布装置。
  15. 【請求項15】 請求項2〜6、請求項8〜14の何れ
    か1項に記載の糊塗布装置と、糊塗布処理された複数枚
    の用紙を収納し整合する収納手段と、整合された複数枚
    の用紙を加圧する加圧手段と、糊付け処理されて作製さ
    れた冊子を排出して積載する排紙手段と、を備えたこと
    を特徴とする糊付け製本装置。
  16. 【請求項16】 画像書き込み手段、画像形成手段、給
    紙搬送排紙手段、定着手段から成る画像形成装置本体
    と、請求項15に記載の糊付け製本装置とを備えて成る
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114347197A (zh) * 2022-01-17 2022-04-15 广州市豪田机械设备有限公司 一种用于封边机工艺的多功能涂胶锅装置

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CN114347197A (zh) * 2022-01-17 2022-04-15 广州市豪田机械设备有限公司 一种用于封边机工艺的多功能涂胶锅装置

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