JP2001341461A - 糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置 - Google Patents

糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置

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JP2001341461A
JP2001341461A JP2000162381A JP2000162381A JP2001341461A JP 2001341461 A JP2001341461 A JP 2001341461A JP 2000162381 A JP2000162381 A JP 2000162381A JP 2000162381 A JP2000162381 A JP 2000162381A JP 2001341461 A JP2001341461 A JP 2001341461A
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Hitoshi Tamura
均 田村
Toshio Shida
寿夫 志田
Takeshi Tsuchiya
毅 土屋
Mikihiko Yamakawa
幹彦 山川
Katsunori Takahashi
克典 高橋
Toshitaka Matsumoto
敏高 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糊塗布位置に対して用紙の側縁部を正確に揃
え、用紙の所定位置に確実な糊塗布を行い、画像処理済
みの用紙束の製本仕上がり品質を向上した糊付け製本装
置を提供する。 【解決手段】 糊付け製本装置Cに導入される用紙Sを
収容する中間スタッカ部35と、中間スタッカ部35に
搬入された用紙Sを逆行搬送して、用紙Sの後端部を停
止部35Cに当接させて後端部揃えを行う整合手段30
と、整合手段30による整合処理後に用紙Sを進行方向
に対して直交する方向に搬送する方向変換搬送手段40
と、方向変換搬送手段40により搬送された用紙Sの側
縁部近傍の用紙搬送方向に糊を塗布する糊塗布手段50
と、を有する糊付け製本装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置本体
から排出された画像形成処理済みの用紙を整合し、用紙
搬送中に用紙側縁近傍に帯状に糊を塗布する糊塗布装置
を備えた糊付け製本装置、及び糊付け製本装置を備えた
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、これらの複合
機等の画像形成装置本体により画像が記録された用紙の
所定位置に、糊付け処理をして、製本化する糊付け製本
装置が提供されている。
【0003】糊付け処理装置としては、(1)糊吐出ノ
ズルを用いて用紙に糊を吐出する装置、(2)糊収容箱
に糊車を設置し、該回転する糊車の外周に糊を付着さ
せ、糊車の外周を用紙に接触させて接触転写する装置、
(3)ノズルよりホットメルト剤(熱融着剤)と加熱圧
縮空気の混合体を吐出するホットメルト塗布装置、等が
用いられている。
【0004】特表昭59−500907号公報に記載の
製本装置は、第1の方向に搬送する用紙を、その搬送方
向と直交する第2の搬送方向に偏向し、その後、走行す
る用紙の端部に線状に糊を塗布し、積載、整合後に加圧
して製本するものである。
【0005】特開平2−132041号公報に記載の製
本装置は、用紙の搬送を停止させる用紙ストッパと、対
向する回転円盤とにより、用紙を挟持して90度回転を
行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の糊付け製本装置
では、以下の課題がある。
【0007】 所定の糊塗布位置に対して用紙の側縁
部を正確に揃える位置決め精度が低く、製本の仕上がり
品質が低下する。また、用紙の側縁部への糊塗布時の用
紙搬送速度を低速にして糊塗布を安定化することと、糊
付け製本処理の生産性向上とを両立させることが困難で
ある。
【0008】 画像形成処理済みの用紙は定着時の高
温処理により、波打ち(ウエーブ)や湾曲(カール)等
の変形を生じている。この変形した用紙を糊付け製本装
置に搬入して、搬送、整合、積載、糊付け処理等を行い
製本化したとき、用紙の不揃いにより製本の仕上がり品
質が低下する。
【0009】本発明は上記の課題を解消して、糊塗布処
理前の用紙整合精度を向上し、糊塗布位置に対して用紙
の側縁部を正確にきれいに揃え、用紙の所定位置に確実
な糊塗布を行い、かつ、糊塗布処理時の用紙搬送速度の
低速化による糊塗布処理の安定化と、糊付け製本処理の
生産性向上とを両立させ、画像処理済みの用紙束の製本
仕上がり品質の向上を達成した糊付け製本装置、及び糊
付け製本装置を備えた画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0010】また、画像形成処理済みの高温処理された
用紙に対して、製本処理後の変形を最低限にして、製本
仕上がり品質の向上を達成した糊付け製本装置、及び糊
付け製本装置を備えた画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1) 上記の課題
は、本発明の請求項1に記載の糊付け製本方法、又は請
求項2,3に記載の糊付け製本装置により解決される。
【0012】(2) 上記の課題は、本発明の請求項
4〜6に記載の糊付け製本装置により解決される。
【0013】(3) 本発明の画像形成装置は、画像書
き込み手段、画像形成手段、用紙搬送手段、定着手段か
ら成る画像形成装置本体と、前記(1)又は(2)に記
載の糊付け製本装置とを備えて成ることを特徴とするも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の糊塗布装置、糊付
け製本装置、及び糊付け製本装置を備えた画像形成装置
を図面に基づいて説明する。
【0015】(第1の実施の形態)図1は画像形成装置
本体A、画像読み取り装置B、自動原稿送り装置DF、
糊付け製本装置Cから成る画像形成システムの全体構成
図である。
【0016】画像形成装置本体Aは、回転する像担持体
(以下、感光体と称す)1の周囲に、帯電手段2、像露
光手段(書き込み手段)3、現像手段4、転写手段5、
除電手段6A、分離爪6B、及びクリーニング手段7を
配置し、帯電手段2によって感光体1の表面に一様帯電
を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原
稿から読み取られた画像データに基づくレーザビーム走
査を行うことによって潜像を形成し、該潜像を現像手段
4により反転現像して感光体1の表面にトナー像を形成
する。
【0017】一方、用紙収納手段8Aから給紙された用
紙(転写紙)Sは転写位置へと送られる。転写位置にお
いて転写手段5により前記トナー像が用紙S上に転写さ
れる。その後に、用紙Sは除電手段6Aに裏面の電荷が
消去され、分離爪6Bにより感光体1から分離され、中
間搬送部8Bにより搬送され、引き続き定着手段9によ
り加熱定着され、排紙ローラ8Cにより排出される。
【0018】用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、
定着手段9により加熱定着された用紙Sを、搬送路切り
替え板8Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送
8Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、排紙
ローラ8Cにより装置外に排出される。排紙ローラ8C
から排出された用紙Sは、糊付け製本装置Cの受入部1
1に送り込まれる。
【0019】一方、感光体1の画像処理後の表面は、分
離爪6Bの下流においてクリーニング手段7により表面
に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備え
る。
【0020】画像形成装置本体Aの上部には、シートス
ルー型読み取り方式の自動原稿送り装置DFが開閉可能
に支持されている。自動原稿送り装置DFは、片面原稿
読み取り機能と両面原稿読み取り機能とを有する。
【0021】糊付け製本装置Cは、用紙搬送方向上流側
から、上段に入口部搬送手段10とシフト搬送手段2
0、中段に中間搬送手段(整合手段)30と方向変換搬
送手段40と糊塗布手段50と、下段に整合加圧手段6
0と排紙手段70が配置されている。
【0022】入口部搬送手段10の用紙搬送路100は
斜め上方に用紙を搬送する。シフト搬送手段20の用紙
搬送路200はほぼ水平に用紙を搬送する。中間搬送手
段30の用紙搬送路300は用紙をほぼ垂直下方に搬送
し、用紙搬送路301は用紙をほぼ水平に搬送する。方
向変換搬送手段40の用紙搬送路400は用紙搬送路3
01と同一水平面を有する。糊塗布手段50による糊塗
布処理後の用紙搬送路500は、用紙Sをほぼ垂直下方
に搬送し整合加圧手段60に導入する。下段の整合加圧
手段60の用紙搬送路600と、排紙手段70の用紙搬
送路700とは用紙をほぼ水平に搬送する。
【0023】図2は糊付け製本装置Cの正面断面図、図
3は方向変換搬送手段40と糊塗布手段50の平面図、
図4は糊付け製本装置Cの側断面図である。
【0024】糊付け製本装置Cは入口部搬送手段10の
受入部11が、画像形成装置本体Aの排紙ローラ8Cと
合致する位置と高さに調節して設置されている。
【0025】受入部11に接続する用紙Sの搬送路10
0は、搬送ローラ12,13及びガイド板等から成る。
【0026】(1) 装置上部の固定排紙皿16に直接
排紙 画像形成装置本体Aから排出された画像形成済みの用紙
Sは、受入部11に導入され、用紙搬送路100を通過
して、搬送ローラ12,13,14により搬送され、排
出ローラ15に挟持されて機外上部の固定排紙皿16上
に排出され、順次積載される。この用紙搬送過程では、
搬送ローラ13,14の中間に配置された切り替えゲー
トG1はソレノイドSL1の駆動により揺動され、用紙
搬送路200を閉止し、用紙搬送路100を開放状態に
して、用紙Sの固定排紙皿16への通過を可能にする。
【0027】(2) シフト処理又はノンソート大量排
紙、昇降排紙皿に排紙 この搬送モードに設定されると、切り替えゲートG1は
用紙搬送路100を閉鎖し、用紙搬送路200を開放
し、用紙Sの通過を可能にする。
【0028】画像形成装置本体Aから排出された用紙S
は、受入部11、搬送ローラ12,13を通過し、切り
替えゲートG1の下方に開放状態に形成された通路を通
過して、搬送ローラ21に挟持されて、用紙搬送路20
0を経てシフトローラ22に挟持され、排出ローラ23
により機外の昇降排紙皿24上に排出される。昇降排紙
皿24上には、最大3000枚の用紙Sが積載可能であ
る。
【0029】(3) 中間搬送手段30への用紙搬送 糊付け製本処理のモードに設定されると、シフトローラ
22と排出ローラ23の中間に配置された切り替えゲー
トG2は、ソレノイドSL2により駆動され、用紙Sを
搬送路200から分岐させる。分岐された用紙Sは、ほ
ぼ垂直下方に進行し、中間搬送手段30の用紙搬送路3
00に搬送される。ほぼ垂直の用紙搬送路300に搬送
された用紙Sは、搬送ローラ31,32に挟持されガイ
ド板内を通過し、水平な用紙搬送路301に進入する。
用紙搬送路301では、搬送ローラ33,34により挟
持されて搬送され、下ガイド板35Aと上ガイド板35
B間に形成された水平な用紙搬送路301内を通過す
る。用紙Sの後端部通過がセンサPS1により検知され
ると、搬送ローラ33,34の駆動が停止され、用紙S
の搬送は停止され、下ガイド板35A上に載置される。
【0030】(4) 用紙Sの整合処理 下ガイド板35A上の用紙Sの搬送停止後、ソレノイド
SL3の駆動により、従動ローラ33Bは上方に待避
し、駆動ローラ33Aとの圧接が解除される。同時にソ
レノイドSL4の駆動により、従動ローラ34Bは上方
に待避し、駆動ローラ34Aとの圧接が解除される。
【0031】中間スタッカ部35の用紙積載面の下方に
は、駆動ローラ36Aと従動ローラ36Bに巻回された
2本の搬送ベルト37が回動可能に配置されている。用
紙Sが中間スタッカ部35の下ガイド板35A上に載置
されて停止した後、駆動ローラ36Aの駆動が開始さ
れ、搬送ベルト37が回動する。搬送ベルト37に固定
された排出爪37aは、用紙Sの先端部を押圧して、用
紙Sを下ガイド板35A上を滑走させて逆行搬送させ
る。用紙Sの後端部が、下ガイド板35Aの端部に設け
られた停止部(ストッパ部)35Cに圧接すると、用紙
の曲がりが修正され、所定の位置に載置される。この時
点で排出爪37aによる押圧搬送が停止される。図3に
示す破線、一点鎖線は、各種サイズの用紙(B5判〜A
3判用紙)Sが整合処理された状態を示す。
【0032】(5) 用紙Sの方向変換搬送 整合処理後の用紙Sは、方向変換搬送手段40の搬送ロ
ーラ41,42により、用紙搬送方向と直交する方向
(図示の白抜き矢印方向)に搬送される。この搬送時
に、用紙Sの側縁部は停止部35Cに摺接しながら進行
する。
【0033】(6) 用紙Sへの糊塗布処理 方向変換搬送手段40から糊塗布手段50に送り込まれ
た用紙Sは、図4に示す矢示右方向に進行する。糊吐出
手段51は、図示しない糊供給手段から供給される糊を
受容して、走行する用紙Sの一方の側縁部に帯状又は断
続する破線状に糊を吐出して、用紙Sの上面に糊塗布部
Nを形成する。
【0034】糊塗布処理された用紙Sは、搬送ローラ5
2,53により挟持搬送され、ガイド板から成る用紙搬
送路500に沿って下降し、搬送ローラ54に挟持され
て、糊塗布面を下側にして整合加圧手段60に排出され
る。
【0035】(7) 整合加圧処理 用紙Sは、回動するベルト64に支持されて回動するグ
リッパ手段61により挟持されて、ストッパ63に先端
部が当接して用紙積載皿(以下、スタッカと称す)62
上の所定位置に載置される。1枚目の用紙は糊塗布を行
わずスタッカ62上に載置する。糊塗布処理された2枚
目以降の用紙Sは、同様にして、グリッパ手段61によ
り挟持されて、糊塗布部を下面側にして、スタッカ62
上の先行の用紙S上に順次載置される。65は幅方向に
移動可能な一対の幅整合部材であり、用紙Sの幅方向を
規制する。
【0036】加圧ローラ部材66は、回動するベルト6
4に支持されてグリッパ手段61とともに移動する。加
圧ローラ部材66は、用紙Sの糊付け裏面側を圧接して
移動し、用紙間の接着を確実にする。
【0037】加圧ローラ部材66による用紙Sの加圧処
理は、2枚目以降の用紙Sがスタッカ62上に載置され
る都度行っても良い。又は、用紙Sが複数枚積載される
毎に加圧処理を行ってもよい。
【0038】以上の工程により糊付け処理された1冊の
製本が完成する。なお、この糊付け製本装置Cでは、最
大200枚の用紙Sを糊付け処理して製本化する事がで
きる。
【0039】(8) 排紙 スタッカ62の用紙積載面の一部には、駆動ローラ67
と従動ローラ68に巻回された複数本の排出ベルト69
が回動可能に配置されている。
【0040】最終枚目の用紙Sがスタッカ62上に積載
され、加圧処理されて、糊付け製本された冊子は、排出
ベルト69の排出爪69aにより用紙束の後端部を保持
されて、スタッカ62の載置面上を滑走して、排紙手段
70の排出ローラ71に挟持されて、昇降排紙皿24上
に排出、積載される。
【0041】昇降排紙皿24には、糊塗布処理された用
紙Sと、糊塗布処理されない用紙Sとが積載可能であ
り、昇降駆動により大量の用紙Sを収容する事ができ
る。
【0042】図5は、中間搬送手段30における用紙S
の搬送状態を示す断面図である。下ガイド板35Aの端
部に設けた凹状の停止部35Cの上部には、可撓性の弾
性片38の基部が固着されている。弾性片38の先端部
は自由端になっていて、弾性変形可能である。
【0043】図5(a)は、用紙Sが用紙搬送路300
から用紙搬送路301に進入する状態を示す。用紙搬送
路300を通過し搬送ローラ32により挟持されて搬送
される用紙Sは、弾性片38の先端部を変形させながら
用紙搬送路301に進入する(順行搬送)。用紙Sの後
端部が弾性片38の先端部を通過すると、弾性片38
は、図5(b)に示す初期姿勢に復帰する。
【0044】図5(b)は、用紙搬送路301に進入し
た用紙Sの後端部を整合する状態を示す。用紙Sが用紙
搬送路301から逆行搬送されると、用紙Sの後端部
は、弾性片38の下方を通過し、下ガイド板35Aの端
部に設けた停止部35Cに当接して停止する(逆行搬
送)。
【0045】図6は、本発明の糊付け製本装置に適用さ
れる糊吐出手段の断面図である。糊吐出手段51は、ノ
ズル部材511、ニードル部材512、第1ソレノイド
SL5と第1レバー513とから成る第1駆動手段、第
2ソレノイドSL6と第2レバー514とから成る第2
駆動手段から構成されている。
【0046】ニードル部材512の先端部512aは、
小径の円柱状に形成され、ノズル部材511のノズル開
口部511aの先端部より突出可能に嵌合する。ニード
ル部材512の軸部は、ケーシング510に固定された
2個の軸受516に嵌合し、軸方向に移動可能である。
ニードル部材512はバネ517により図示の下方に付
勢されて、先端部512aは、ノズル開口部511aの
先端部より突出して遮蔽状態にする(第1位置)。
【0047】第1ソレノイドSL5に電圧が印加される
と、プランジャSL5aが吸引され、ピンSL5bが第
1レバー513の他方の端部を押し下げ、第1レバー5
13を支軸5101を中心にして時計方向に回転させ、
第1レバー513の一方の端部がピン5121を押し上
げて、ニードル部材512を軸方向上方に引き上げる
(第2位置)。
【0048】次に、第2ソレノイドSL6に電圧が印加
されると、プランジャSL6aが吸引され、ピンSL6
bが第2レバー514の他方の端部を押し下げ、第2レ
バー514を支軸5102を中心にして反時計方向に回
転させ、第2レバー514の一方の端部がピン5122
を押し上げて、ニードル部材512を更に軸方向上方に
引き上げる(第3位置)。
【0049】第1ソレノイドSL5と第1レバー513
とから成る第1駆動手段は、糊塗布動作前に、ニードル
部材512を駆動して、第1位置と第2位置間を往復動
させて、ニードル部材512の先端部に固化した糊を除
去する。
【0050】図7は各種用紙Sへの糊塗布位置を示す平
面図である。図7(a)はB5判サイズの用紙Saの長
辺側に糊塗布部Nを形成した図、図7(b)はA4判サ
イズの用紙Sbの長辺側に糊塗布部Nを形成した図、図
7(c)はA4判サイズ用紙Scの短辺側に糊塗布部N
を形成した図、図7(d)はB4判サイズの用紙Sdの
短辺側に糊塗布部Nを形成した図、図7(e)はA3判
サイズの用紙Seの短辺側に糊塗布部Nを形成した図で
ある。
【0051】本発明の糊付け製本装置は、B5判サイズ
の用紙SaとB4判サイズの用紙Sdとを混載して小冊
子に形成する事が可能である。また、A4判サイズの用
紙SbとA3判サイズの用紙Seとを混載して小冊子に
形成する事が可能である。
【0052】(第2の実施の形態、送風手段17)図8
(a)は、画像形成装置本体Aから排出された画像形成
処理済みの用紙Sを直接製本化した冊子の斜視図であ
る。画像形成装置本体内で加熱定着、湾曲搬送されて排
出された用紙Sは、波打ち、湾曲、皺等が発生している
ため、この変形した用紙Sを糊付け製本装置Cに搬入し
て、搬送、整合、積載、糊付け処理等を行い製本化した
とき、用紙の不揃いにより製本の仕上がり品質が低下す
る。
【0053】本発明の糊付け製本装置Cの第2の実施の
形態は、図1、図2に示す入口部搬送手段10の受入部
11の近傍に送風手段17を配置し、送風を制御するも
のである。
【0054】図8(b)は、送風手段17により矯正さ
れた用紙を製本化した冊子の斜視図である。この冊子
は、画像形成装置本体Aから排出された画像形成処理済
みの用紙Sに対して、送風手段17により冷風を送り、
用紙Sの表面温度を低下させることにより、用紙Sの変
形を修正し、平坦化して作製される。
【0055】図9は、糊付け製本装置Cの制御を示すブ
ロック図である。制御手段90は、画像形成装置本体か
ら排出された画像形成処理済みの用紙Sのカールの大き
さを検知して、送風手段17の風量を制御する。用紙S
のカールの大きさは、受入部11の用紙搬送上流側でな
るべく遠隔な位置に用紙通過検知用のセンサPS2(図
2参照)を配置し、用紙Sの先端部通過と後端部通過と
を検知し、制御手段90が用紙通過時間と演算手段とに
より、用紙の搬送方向の長さを求めて検出する。この検
出された用紙Sの長さと、用紙Sの標準長さとを比較し
て、制御手段90が送風手段17の送風量を制御する。
【0056】又は、画像形成装置本体から排出された画
像形成処理済みの用紙Sの表面温度を温度検出手段によ
り検出して、制御手段90が送風手段17の送風量を制
御してもよい。或いは、画像形成装置本体から排出され
た画像形成処理済みの用紙Sのカールの大きさをセンサ
により検出して、制御手段90が送風手段17の送風量
を制御してもよい。
【0057】(第3の実施の形態、送風手段18)図1
0は、本発明の他の糊付け製本装置Cを備えた画像形成
システムの全体構成図である。なお、図面に使用されて
いる符号について、図1と同じ機能を有する部分には同
符号を付している。また、前記の実施の形態と異なる点
を説明する。
【0058】糊付け製本装置Cは、図示の上段に整合加
圧手段60が、中段に糊塗布手段50と用紙曲がり片寄
り修正用の中間搬送手段(整合手段)30が、下段に用
紙方向変換手段80が、最下段に表紙用紙給紙手段81
がほぼ垂直方向に縦列配置されている。
【0059】糊付け製本装置Cの図示右方には、入口部
搬送手段10と折り手段82が配置されている。糊付け
製本装置Cの図示左側面には、糊付け処理された製本を
積載する排紙手段70が配置されている。
【0060】本発明の糊付け製本装置Cの第3の実施の
形態は、図10に示す入口部搬送手段10の受入部11
の近傍に送風手段18を配置し、送風を制御するもので
ある。
【0061】画像形成装置本体Aから排出された画像形
成処理済みの用紙Sに対して、送風手段18により冷風
を送り、用紙Sの表面温度を低下させることにより、用
紙Sの変形が修正され、平坦化された冊子が作製され
る。
【0062】制御手段90は、画像形成装置本体Aから
排出された画像形成処理済みの用紙Sのカールの大きさ
を検知して、送風手段18の風量を制御する。用紙Sの
カールの大きさは、受入部11の用紙搬送上流側でなる
べく遠隔な位置に用紙通過検知用のセンサPS3を配置
する。例えば、定着手段9の排紙部近傍にセンサPS3
を配置する。センサPS3は用紙Sの先端部通過と後端
部通過とを検知し、制御手段90が用紙通過時間と演算
手段とにより、用紙の搬送方向の長さを求めて検出す
る。この検出された用紙Sの長さと、用紙Sの標準長さ
とを比較して、制御手段90が送風手段18の送風量を
制御する。或いは、画像形成装置本体Aから排出された
画像形成処理済みの用紙Sの表面温度を温度検出手段に
より検出して、制御手段90が送風手段18の送風量を
制御してもよい。
【0063】本発明の糊付け製本装置Cは、複写機、プ
リンタ、これらの複合機等の画像形成装置に接続され
る。画像形成装置により所望のデジタル処理が行われ、
片面記録、両面記録、頁編集等の処理後、排出された用
紙は、本発明の糊付け製本装置Cを備えた画像形成装置
により、表紙付け、糊付け処理、折り処理等が正確かつ
効率よく行われ、製本化される。
【0064】なお、本発明の糊付け製本装置Cを独立し
た装置に形成し、他の画像形成装置により処理された用
紙に対して糊付け製本することも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の糊付け製本方法、糊付け製本装置、糊付け製本装置を
備えた画像形成装置により以下の効果が奏せられる。
【0066】(1)本発明の請求項1〜3に記載の糊付
け製本方法及び糊付け製本装置により、糊塗布処理前の
用紙整合精度が向上し、糊塗布位置に対して用紙の側縁
部を正確に揃え、用紙の所定位置に確実な糊塗布を行
い、かつ、糊塗布処理の安定化と、糊付け製本処理の生
産性向上とを達成し、画像処理済みの用紙束の製本仕上
がり品質を向上した糊付け製本装置が達成された。
【0067】(2)本発明の請求項4〜6に記載の糊付
け製本装置により、画像形成処理済みの高温処理された
用紙に対して、製本処理後の変形を最低限にして、製本
仕上がり品質の向上を達成した糊付け製本装置が達成さ
れた。
【0068】(3)本発明の請求項7に記載の糊付け製
本装置を備えた画像形成装置により、画像形成装置から
高速で搬出された用紙に対して、連続して自動的に製本
化処理する事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置と自動原稿送り装置と糊付け製本
装置とから成る画像形成システムの全体構成図。
【図2】糊付け製本装置の正面断面図。
【図3】方向変換搬送手段と糊塗布手段の平面図。
【図4】糊付け製本装置の側断面図。
【図5】中間搬送手段における用紙の搬送状態を示す断
面図。
【図6】本発明の糊付け製本装置に適用される糊吐出手
段の断面図。
【図7】各種用紙への糊塗布位置を示す平面図。
【図8】画像形成処理済みの用紙を直接製本化した冊子
の斜視図、及び送風手段により矯正された用紙を製本化
した冊子の斜視図。
【図9】糊付け製本装置の制御を示すブロック図。
【図10】本発明の他の糊付け製本装置を備えた画像形
成システムの全体構成図。
【符号の説明】
10 入口部搬送手段 11 受入部 17,18 送風手段 20 シフト搬送手段 30 中間搬送手段(整合手段) 35 中間スタッカ部 35C 停止部(ストッパ部) 38 弾性片 40 方向変換搬送手段 50 糊塗布手段 60 整合加圧手段 70 排紙手段 80 用紙方向変換手段 90 制御手段 A 画像形成装置本体 C 糊付け製本装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 幹彦 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 高橋 克典 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 松本 敏高 東京都豊島区要町3丁目51番4号 Fターム(参考) 3F108 GA02 GB01 HA02 HA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送手段により搬送される用紙の側縁部
    近傍に、糊塗布手段により用紙搬送方向に線状又は点状
    に糊を塗布し、糊塗布処理後の複数枚の用紙を積載し整
    合処理して冊子を作製する糊付け製本方法において、前
    記搬送手段は、導入される用紙を進行方向に対して直交
    する方向に搬送する方向変換搬送手段を有し、前記方向
    変換搬送手段は、用紙の搬送方向変換前に用紙を中間ス
    タッカ部に収容し、用紙を逆行搬送して、用紙の後端部
    を停止部に当接させて整合処理を行い、整合処理後に用
    紙を前記方向変換搬送手段により糊塗布手段に搬送する
    ことを特徴とする糊付け製本方法。
  2. 【請求項2】 搬送手段により搬送される用紙の側縁部
    近傍に、糊塗布手段により用紙搬送方向に線状又は点状
    に糊を塗布し、糊塗布処理後の複数枚の用紙を積載し整
    合処理して冊子を作製する糊付け製本装置において、前
    記糊付け製本装置に導入される用紙を収容する中間スタ
    ッカ部と、前記中間スタッカ部に搬入された用紙を逆行
    搬送して、用紙の後端部を停止部に当接させて後端部揃
    えを行う整合手段と、前記整合手段による整合処理後に
    用紙を進行方向に対して直交する方向に搬送する方向変
    換搬送手段と、前記方向変換搬送手段により搬送された
    用紙の側縁部近傍の用紙搬送方向に糊を塗布する糊塗布
    手段と、を有することを特徴とする糊付け製本装置。
  3. 【請求項3】 前記整合手段による整合処理中に、先行
    の整合処理済みの用紙は、前記方向変換搬送手段を有す
    る搬送手段により進行方向に対して直交する方向に搬送
    開始され、後続の用紙は前記中間スタッカ部に搬入開始
    されることを特徴とする請求項2に記載の糊付け製本装
    置。
  4. 【請求項4】 画像形成装置から排出された画像形成処
    理済みの用紙を、搬送手段により搬送し、用紙の側縁部
    近傍に、糊塗布手段により用紙搬送方向に線状又は点状
    に糊を塗布し、糊塗布処理後の複数枚の用紙を積載し整
    合処理して冊子を作製する糊付け製本装置において、前
    記糊付け製本装置の用紙入口部搬送経路に、用紙表面温
    度を低下させる送風手段を配設したことを特徴とする糊
    付け製本装置。
  5. 【請求項5】 前記送風手段は、画像形成装置本体から
    排出された画像形成処理済みの用紙のカールの大きさを
    検知して、風量を制御することを特徴とする請求項4に
    記載の糊付け製本装置。
  6. 【請求項6】 前記用紙のカールの大きさは、用紙通過
    検知センサと用紙通過時間と演算手段とにより、用紙の
    搬送方向の長さを求めて検出されることを特徴とする請
    求項5に記載の糊付け製本装置。
  7. 【請求項7】 画像書き込み手段、画像形成手段、用紙
    搬送手段、定着手段から成る画像形成装置本体と、請求
    項2〜6の何れか1項に記載の糊付け製本装置とを備え
    て成ることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717286B2 (en) * 2001-01-09 2004-04-06 Konica Corporation Pasting and bookbinding method, pasting and bookbinding apparatus, and image forming apparatus for use therewith

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