JP2001315231A - 段ボールの積層体 - Google Patents
段ボールの積層体Info
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- JP2001315231A JP2001315231A JP2000138440A JP2000138440A JP2001315231A JP 2001315231 A JP2001315231 A JP 2001315231A JP 2000138440 A JP2000138440 A JP 2000138440A JP 2000138440 A JP2000138440 A JP 2000138440A JP 2001315231 A JP2001315231 A JP 2001315231A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 段ボール板に切断線とつなぎ代を設けて、接
着剤を使用せずに折畳みと同時に積層と固定を実現させ
るようにした段ボールの積層体を提供する。 【解決手段】 段ボールの波形線に直交し且つ複数のつ
なぎ代部分を除いた切断線2と、この切断線2と直交す
る2つの切込4とこれら切込4、4の端部間を繋ぐ2つ
の折込線(罫線)5、5を形成された帯状のつなぎ代3
と、前記つなぎ代3が干渉されないようにした逃し部6
と、から成る段ボール板1をつなぎ代で連結しながら切
断線で各層を分離して折畳み、段ボール板の弾発力を利
用して積層状態を保持するようにした段ボールの積層
体。
着剤を使用せずに折畳みと同時に積層と固定を実現させ
るようにした段ボールの積層体を提供する。 【解決手段】 段ボールの波形線に直交し且つ複数のつ
なぎ代部分を除いた切断線2と、この切断線2と直交す
る2つの切込4とこれら切込4、4の端部間を繋ぐ2つ
の折込線(罫線)5、5を形成された帯状のつなぎ代3
と、前記つなぎ代3が干渉されないようにした逃し部6
と、から成る段ボール板1をつなぎ代で連結しながら切
断線で各層を分離して折畳み、段ボール板の弾発力を利
用して積層状態を保持するようにした段ボールの積層
体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生活用品や電気製品
の包装や保存時に使用される緩衝材又は製品を安定して
固定するための固定材として利用される段ボールの積層
体に関する。
の包装や保存時に使用される緩衝材又は製品を安定して
固定するための固定材として利用される段ボールの積層
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から段ボールを積層して緩衝材や固
定材を製造する場合、複数の段ボール板を接着剤を用い
て接着して積み重ねるのが通常であった。接着剤を用い
ないで段ボール板を折畳み積層する手段としては、成形
物が展開しないようにトレ−を用いるもの(特開平10
−305874号)やハーフカット線を用いるもの(特
開平8−26346号)等がある。
定材を製造する場合、複数の段ボール板を接着剤を用い
て接着して積み重ねるのが通常であった。接着剤を用い
ないで段ボール板を折畳み積層する手段としては、成形
物が展開しないようにトレ−を用いるもの(特開平10
−305874号)やハーフカット線を用いるもの(特
開平8−26346号)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成の
内、複数の段ボール板を接着剤を用いて接着して積み重
ねる例では、積層された製品として嵩張るので、保存や
搬送にスペ−スが必要であり、現場で直ちに作成する事
もできない。またトレーを使用する例では、トレーの準
備が必要であり、さらにハーフカット線による場合に安
定した折畳みができない等の難点があった。
内、複数の段ボール板を接着剤を用いて接着して積み重
ねる例では、積層された製品として嵩張るので、保存や
搬送にスペ−スが必要であり、現場で直ちに作成する事
もできない。またトレーを使用する例では、トレーの準
備が必要であり、さらにハーフカット線による場合に安
定した折畳みができない等の難点があった。
【0004】本願発明の目的は、上記のような難点を解
消し、段ボール板に切断線とつなぎ代及び抜き孔を設け
て、接着剤を使用せずに折畳みと同時に積層と固定を実
現させるようにした段ボールの積層体を提供しようとす
るものである。
消し、段ボール板に切断線とつなぎ代及び抜き孔を設け
て、接着剤を使用せずに折畳みと同時に積層と固定を実
現させるようにした段ボールの積層体を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明では、段ボールの波形線に直交し且つ複数
のつなぎ代部分を除いた切断線と、この切断線と直交す
る2つの切込とこれら切込の端部間を繋ぐ2つの折込線
(罫線)で形成された帯状のつなぎ代と、このつなぎ代
が干渉されないようにした逃し部と、から成る段ボール
板をつなぎ代で連結しながら切断線で各層を分離して折
畳み、段ボール板の弾発力を利用して積層状態を保持す
るようにした段ボールの積層体とした。
め、第1発明では、段ボールの波形線に直交し且つ複数
のつなぎ代部分を除いた切断線と、この切断線と直交す
る2つの切込とこれら切込の端部間を繋ぐ2つの折込線
(罫線)で形成された帯状のつなぎ代と、このつなぎ代
が干渉されないようにした逃し部と、から成る段ボール
板をつなぎ代で連結しながら切断線で各層を分離して折
畳み、段ボール板の弾発力を利用して積層状態を保持す
るようにした段ボールの積層体とした。
【0006】第2発明では、つなぎ代を形成する2つの
折込線の間隔を段ボール板が積層される全体の厚みより
若干狭い間隔とした段ボールの積層体とした。
折込線の間隔を段ボール板が積層される全体の厚みより
若干狭い間隔とした段ボールの積層体とした。
【0007】第3発明では、段ボールの波形線に直交し
且つつなぎ代部分を除いた切断線と、この切断線に直交
する切込と切断線に平行な2つの折込線(罫線)で形成
された帯状のつなぎ代と、から成る段ボール板をつなぎ
代で連結しながら切断線で各層を分離して折畳み、つな
ぎ代の折込支点に掛かる復元力をつなぎ代の外側の切込
面で分離された段ボール板の弾発力を利用して積層状態
を保持するようにした2層以上の段ボールの積層体とし
た。
且つつなぎ代部分を除いた切断線と、この切断線に直交
する切込と切断線に平行な2つの折込線(罫線)で形成
された帯状のつなぎ代と、から成る段ボール板をつなぎ
代で連結しながら切断線で各層を分離して折畳み、つな
ぎ代の折込支点に掛かる復元力をつなぎ代の外側の切込
面で分離された段ボール板の弾発力を利用して積層状態
を保持するようにした2層以上の段ボールの積層体とし
た。
【0008】(作用)第1発明では、段ボールの波形線
に直交し且つ複数のつなぎ代部分を除いた切断線を設け
たので、段ボール板はこの切断線により分離され、各層
が厚みを保持したままで積層される。つなぎ代は切断線
と直交する2つの切込とこれら切込の端部間を繋ぐ2つ
の折込線(罫線)で形成され、帯状のつなぎ代となって
いるので、積層された段ボール板はつなぎ代で連結され
たまま3層、4層と積層され、段ボール板の弾発力によ
り一体的に保持している。
に直交し且つ複数のつなぎ代部分を除いた切断線を設け
たので、段ボール板はこの切断線により分離され、各層
が厚みを保持したままで積層される。つなぎ代は切断線
と直交する2つの切込とこれら切込の端部間を繋ぐ2つ
の折込線(罫線)で形成され、帯状のつなぎ代となって
いるので、積層された段ボール板はつなぎ代で連結され
たまま3層、4層と積層され、段ボール板の弾発力によ
り一体的に保持している。
【0009】つなぎ代の弾発力を強くするには、2つの
折込線の間隔を積層される段ボール板の厚みより若干狭
い間隔とすることが望ましいが、これに限定されない。
折込線の間隔を積層される段ボール板の厚みより若干狭
い間隔とすることが望ましいが、これに限定されない。
【0010】本発明では、段ボール板を接着剤を用いて
接着することなく、各層がつなぎ代で連結されたまま切
断線で分離して折畳むことにより、各層がばらばらにな
らず簡単に内方へ折む作業により積層でき緩衝材が形成
できる。緩衝材だけではなく、包装される製品の外形に
合わせて外縁部に切込や凹凸を設けて固定材とすること
もできる。
接着することなく、各層がつなぎ代で連結されたまま切
断線で分離して折畳むことにより、各層がばらばらにな
らず簡単に内方へ折む作業により積層でき緩衝材が形成
できる。緩衝材だけではなく、包装される製品の外形に
合わせて外縁部に切込や凹凸を設けて固定材とすること
もできる。
【0011】つなぎ代が干渉されずに挿入できる抜き孔
又は切り欠きからなる逃し部を設けたので、折畳み積層
された段ボールの中間層や外層にあるつなぎ代が逃し部
に挿入されて干渉されることなく弾発力を発揮でき安定
した積層体が構成できるようになった。
又は切り欠きからなる逃し部を設けたので、折畳み積層
された段ボールの中間層や外層にあるつなぎ代が逃し部
に挿入されて干渉されることなく弾発力を発揮でき安定
した積層体が構成できるようになった。
【0012】また積み重ねられた時、段ボール板の波形
位相が一致するので弾力性が強くなっている。
位相が一致するので弾力性が強くなっている。
【0013】第2発明では、つなぎ代を用い2つの折込
線の間隔を段ボール板が積層される全体の厚みより若干
狭い間隔とすることにより、段ボール板の中間層はつな
ぎ代で圧縮されるが、つなぎ代の外側では段ボールの弾
発力で拡がり、最外層部を押し上げて積層状態を保持さ
れるようになる。
線の間隔を段ボール板が積層される全体の厚みより若干
狭い間隔とすることにより、段ボール板の中間層はつな
ぎ代で圧縮されるが、つなぎ代の外側では段ボールの弾
発力で拡がり、最外層部を押し上げて積層状態を保持さ
れるようになる。
【0014】第3発明では、つなぎ代は切断線に沿って
設けられているが、必ずしも複数個必要ではない。幅の
狭い段ボール板の場合1つのつなぎ代で連結された状態
で折り畳みと弾発的な保持ができる。またつなぎ代は両
端に切込を設けて形成する場合と、段ボール板の端縁部
から1つの切込により形成される場合もある。
設けられているが、必ずしも複数個必要ではない。幅の
狭い段ボール板の場合1つのつなぎ代で連結された状態
で折り畳みと弾発的な保持ができる。またつなぎ代は両
端に切込を設けて形成する場合と、段ボール板の端縁部
から1つの切込により形成される場合もある。
【0015】つなぎ代を形成する折込線は、切断線に平
行な2つの折込線(罫線)であり、つなぎ代の折込支点
に掛かる復元力をつなぎ代の外側の切込面で分離された
段ボール板の弾発力を利用して積層状態を保持される
行な2つの折込線(罫線)であり、つなぎ代の折込支点
に掛かる復元力をつなぎ代の外側の切込面で分離された
段ボール板の弾発力を利用して積層状態を保持される
【0016】積層体としては、2層以上であればよく、
緩衝材として又は固定材として利用される。
緩衝材として又は固定材として利用される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明では接着剤を用いることな
く折畳み積層できるよう、積層される段ボール板の全体
の厚みより若干狭い間隔の2つの折込線を設けたつなぎ
代により、弾発的に折畳み且つ積層状態を保持できるよ
うにした構成を特徴とする。
く折畳み積層できるよう、積層される段ボール板の全体
の厚みより若干狭い間隔の2つの折込線を設けたつなぎ
代により、弾発的に折畳み且つ積層状態を保持できるよ
うにした構成を特徴とする。
【0018】従って、段ボール板に切断線とつなぎ代及
び逃し部を設けることにより、折畳み積層して保持でき
るので、緩衝材とし又製品の形態に応じた固定材として
も利用できるようになった。段ボール板として、平面の
状態で積み重ねて保管や搬送ができ、便利であると共に
現場で簡単に折畳むことにより、緩衝材として利用がで
きる。
び逃し部を設けることにより、折畳み積層して保持でき
るので、緩衝材とし又製品の形態に応じた固定材として
も利用できるようになった。段ボール板として、平面の
状態で積み重ねて保管や搬送ができ、便利であると共に
現場で簡単に折畳むことにより、緩衝材として利用がで
きる。
【0019】積層時の折畳みに中間層となる部分には切
断線を用いない場合もあるが、最外層の段ボール板の折
畳には切断線とつなぎ代を用いて弾発固定できる。
断線を用いない場合もあるが、最外層の段ボール板の折
畳には切断線とつなぎ代を用いて弾発固定できる。
【0020】
【実施例】以下、図面に示した実施例につき説明する。
図1は段ボール板の積層体を構成する以前の平面図であ
る。1は段ボール板、2は切断線で、段ボールの波形線
に直交し且つ複数のつなぎ代部分を除いて設けた。a,
b,c,d,e,fはそれぞれ切断線2で折畳まれる積
層面を指す。
図1は段ボール板の積層体を構成する以前の平面図であ
る。1は段ボール板、2は切断線で、段ボールの波形線
に直交し且つ複数のつなぎ代部分を除いて設けた。a,
b,c,d,e,fはそれぞれ切断線2で折畳まれる積
層面を指す。
【0021】3はつなぎ代で、2つの切込4とこれら切
込4、4の端部間を繋ぐ2つの折込線(罫線)5、5に
より形成されている。なお、図14に示した例では、つ
なぎ代3は段ボール板1の端縁部と1つの切込により構
成され、つなぎ代3は切断線2に平行な折込線5で形成
されている。
込4、4の端部間を繋ぐ2つの折込線(罫線)5、5に
より形成されている。なお、図14に示した例では、つ
なぎ代3は段ボール板1の端縁部と1つの切込により構
成され、つなぎ代3は切断線2に平行な折込線5で形成
されている。
【0022】6は逃し部で、抜き孔の形態をした場合や
切欠部となっており、段ボール板1が折畳まれた時、つ
なぎ代3が干渉されることなく、2層又は3層をそれぞ
れ連結すると共にそれ以上積層された段ボール板の全体
を弾発保持できるようになっている。
切欠部となっており、段ボール板1が折畳まれた時、つ
なぎ代3が干渉されることなく、2層又は3層をそれぞ
れ連結すると共にそれ以上積層された段ボール板の全体
を弾発保持できるようになっている。
【0023】図2は積層面a及び積層面fを内方へ折畳
んだ状態を示す斜視図で、両端の積層面aとb及びeと
fとは、つなぎ代3、3で2層間を連結されながら切断
線2、2で分離されて積層されている。図3、図4、図
5、図6は順次折畳んで緩衝材7を完成させた状態を示
す斜視図である。
んだ状態を示す斜視図で、両端の積層面aとb及びeと
fとは、つなぎ代3、3で2層間を連結されながら切断
線2、2で分離されて積層されている。図3、図4、図
5、図6は順次折畳んで緩衝材7を完成させた状態を示
す斜視図である。
【0024】図7は、4層の段ボールを積層した場合の
切断線2とつなぎ代3及び折込線(罫線)5と中間層8
を例示した拡大断面図である。
切断線2とつなぎ代3及び折込線(罫線)5と中間層8
を例示した拡大断面図である。
【0025】積層状態を維持する機構は、つなぎ代3に
よる支点(折込線5の近辺)に働く曲げモーメントa,
bに対して、つなぎ代3より外側にある中間層8の圧縮
に対する反力c,dで打ち消すことにより安定した形状
を保持できる。さらに図示したように折込線間の距離
(28mm)を折畳まれ積層される段ボール板の全体の厚
み(32mm)より若干狭い間隔とすることにより、中間
層8の内側でも反力e,fが生じて中間層が圧縮され、
つなぎ代の外側部分の反力c,dがより大きくなり、形
状の安定に寄与する。
よる支点(折込線5の近辺)に働く曲げモーメントa,
bに対して、つなぎ代3より外側にある中間層8の圧縮
に対する反力c,dで打ち消すことにより安定した形状
を保持できる。さらに図示したように折込線間の距離
(28mm)を折畳まれ積層される段ボール板の全体の厚
み(32mm)より若干狭い間隔とすることにより、中間
層8の内側でも反力e,fが生じて中間層が圧縮され、
つなぎ代の外側部分の反力c,dがより大きくなり、形
状の安定に寄与する。
【0026】なお、上記数値は適宜変化することができ
るが、積層の全体の厚みより1層の1/3〜2/3程度
狭くするのが望ましい。なお1層分を越えることはな
い。
るが、積層の全体の厚みより1層の1/3〜2/3程度
狭くするのが望ましい。なお1層分を越えることはな
い。
【0027】つなぎ代3の幅は、最小で段ボールの厚み
の3倍程度がよく、あまり細いと切断の可能性があり、
積層面の保持が弱くなる。最大で50mm程度が考えられ
るが限定するものない。またつなぎ代は段ボールの幅に
よるが1つでよい場合もあり、最低2個を設けると弾発
力を強めることができる。長さは段ボールの全長の10
〜30%位が望ましく、あまり長すぎると折込線(罫
線)による反発力が勝って固定できない。
の3倍程度がよく、あまり細いと切断の可能性があり、
積層面の保持が弱くなる。最大で50mm程度が考えられ
るが限定するものない。またつなぎ代は段ボールの幅に
よるが1つでよい場合もあり、最低2個を設けると弾発
力を強めることができる。長さは段ボールの全長の10
〜30%位が望ましく、あまり長すぎると折込線(罫
線)による反発力が勝って固定できない。
【0028】積層面は3〜6層位が適当である。内側へ
巻き込むように積層すると、段ボールの段山の位相が一
致するので積層体としての強度が大きくなる。
巻き込むように積層すると、段ボールの段山の位相が一
致するので積層体としての強度が大きくなる。
【0029】図8は折畳み積層される段ボール板で中間
層となる部分を、つなぎ代を用いない場合である。段ボ
ール板1上で、切断線2、つなぎ代3、逃し部6を形成
しているが、この例では当初積層面a及びcをそれぞれ
内方へ折込線9(段ボールの波形線に平行な折込線)で
折込み、次いで切断線2により折畳んで4層の積層体1
0を形成する場合を示す。図9から図12はその順序を
説明した斜視図である。
層となる部分を、つなぎ代を用いない場合である。段ボ
ール板1上で、切断線2、つなぎ代3、逃し部6を形成
しているが、この例では当初積層面a及びcをそれぞれ
内方へ折込線9(段ボールの波形線に平行な折込線)で
折込み、次いで切断線2により折畳んで4層の積層体1
0を形成する場合を示す。図9から図12はその順序を
説明した斜視図である。
【0030】図13はつなぎ代3で接続された段ボール
板は、切断線の部分で突き合わせた形態でなく若干の間
隔を開けることにより、積層時に折畳み易く且つつなぎ
代による弾発力もきき易くなっている。図14はつなぎ
代3が、段ボール板1の端縁部から切込4により形成さ
れた例を示す。折込線5、5は切断線2に平行に設けら
れている。
板は、切断線の部分で突き合わせた形態でなく若干の間
隔を開けることにより、積層時に折畳み易く且つつなぎ
代による弾発力もきき易くなっている。図14はつなぎ
代3が、段ボール板1の端縁部から切込4により形成さ
れた例を示す。折込線5、5は切断線2に平行に設けら
れている。
【0031】
【発明の効果】本発明では、接着剤を用いることなく、
折畳み積層して保持できるので、緩衝材とし又製品の形
態に応じた固定材としても利用できるようになった。段
ボール板として、平面の状態で積み重ねて保管や搬送が
でき、便利であると共に現場で簡単に折畳むことによ
り、緩衝材として利用ができる。包装される製品の形態
に合わせると固定材としても利用できる等簡単な構成な
がら応用範囲が広く取扱い易い段ボール製の積層体を提
供することができた。
折畳み積層して保持できるので、緩衝材とし又製品の形
態に応じた固定材としても利用できるようになった。段
ボール板として、平面の状態で積み重ねて保管や搬送が
でき、便利であると共に現場で簡単に折畳むことによ
り、緩衝材として利用ができる。包装される製品の形態
に合わせると固定材としても利用できる等簡単な構成な
がら応用範囲が広く取扱い易い段ボール製の積層体を提
供することができた。
【図1】 本願発明の段ボールの積層体を展開した平面
図
図
【図2】 一例として、両端から折畳み始めた状態を示
す斜視図
す斜視図
【図3】 さらに両端部から折畳んだ状態を示す斜視図
【図4】 折畳んで4層にする直前の状態を示す斜視図
【図5】 4層の緩衝材としての斜視図
【図6】 4層の緩衝材を他面からみた斜視図
【図7】 切断面、つなぎ代を示す4層の拡大説明図
【図8】 切断線を用いない場合の他実施例の平面図
【図9】 他実施例の両端から折畳んだ状態を示す斜視
図
図
【図10】両端部を折畳んだ状態を示す斜視図
【図11】さらに折畳み4層の緩衝材を作成する寸前の
斜視図
斜視図
【図12】4層の緩衝材の斜視図
【図13】つなぎ代で連結され、切断線を突き合わせて
いない例の展開図
いない例の展開図
【図14】つなぎ代の他実施例を示す平面図
1: 段ボール板 2: 切断線 3: つなぎ代 4: 切込 5: 折込線(罫線) 6: 逃し部 7: 緩衝材 8: 中間層 9: 折込線 10: 積層体
Claims (3)
- 【請求項1】 段ボールの波形線に直交し且つ複数のつ
なぎ代部分を除いた切断線と、この切断線と直交する2
つの切込とこれら切込の端部間を繋ぐ2つの折込線(罫
線)で形成された帯状のつなぎ代と、このつなぎ代が干
渉されないようにした逃し部と、から成る段ボール板を
つなぎ代で連結しながら切断線で各層を分離して折畳
み、段ボール板の弾発力を利用して積層状態を保持する
ようにしたことを特徴とする段ボールの積層体。 - 【請求項2】 つなぎ代を形成する2つの折込線の間隔
を段ボール板が積層される全体の厚みより若干狭い間隔
とした請求項1記載の段ボールの積層体。 - 【請求項3】 段ボールの波形線に直交し且つつなぎ代
部分を除いた切断線と、この切断線に直交する切込と切
断線に平行な2つの折込線(罫線)で形成された帯状の
つなぎ代と、から成る段ボール板をつなぎ代で連結しな
がら切断線で各層を分離して折畳み、つなぎ代の折込支
点に掛かる復元力をつなぎ代の外側の切込面で分離され
た段ボール板の弾発力を利用して積層状態を保持するよ
うにした2層以上の段ボールの積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000138440A JP2001315231A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 段ボールの積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000138440A JP2001315231A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 段ボールの積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001315231A true JP2001315231A (ja) | 2001-11-13 |
Family
ID=18646044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000138440A Pending JP2001315231A (ja) | 2000-05-11 | 2000-05-11 | 段ボールの積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001315231A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101280311B1 (ko) | 2011-12-20 | 2013-07-11 | 대원팩키지(주) | 박스포장용 골판지 완충패드 |
-
2000
- 2000-05-11 JP JP2000138440A patent/JP2001315231A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101280311B1 (ko) | 2011-12-20 | 2013-07-11 | 대원팩키지(주) | 박스포장용 골판지 완충패드 |
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