JP2001313153A - MoSi2を主成分とするヒーターの取付け方法 - Google Patents

MoSi2を主成分とするヒーターの取付け方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉壁断熱材からヒーターを確実に離間させる
とともに、離間させるためのスペーサーのより好適な材
料を選択し、かつ正確な温度コントロールが可能となる
ようにその限界距離を定め、これによって使用温度をよ
り高温化でき、また寿命を延ばすことを課題とする。 【解決手段】 MoSiを主成分とする棒状ヒーター
の炉壁への取付けに際し、炉壁断熱材とヒーター発熱部
との間に耐高温酸化性および耐熱性に優れた絶縁材料か
らなるスペーサーを設置して炉壁断熱材とヒーター発熱
部との間を離間させることを特徴とするMoSiを主
成分とするヒーターの取付け方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱炉内に配置す
るMoSiを主成分とするヒーターの取付け方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】二珪化モリブデン(MoSi)を主成
分とするヒーターは、優れた耐酸化特性を有するため、
特に大気又は酸化性雰囲気下で使用する超高温ヒーター
として1950〜1960年頃から市販され、現在まで
幅広い用途で使用されている。このヒーターは主成分と
して、MoSiを70wt%以上含有している。従
来、ガラス工業やセラミックス焼成等の多くの分野で使
用されているヒーターは発熱部(なお、本明細書におけ
る「発熱部」は、通電時に主として発熱するヒーターの
径が細い部分(端子部以外)を意味する。)が1つのU
字形を成す形状(2シャンク型)をしており、炉の天井
や側壁から宙吊りに取付けられ、その炉の最高使用温度
は1700〜1850°Cに達する。
【0003】一方、単結晶育成炉や拡散炉等の炉内の温
度分布を厳密に制御する必要のある炉に上記MoSi
を主成分とするヒーターの取付ける際には、端子部での
熱損失を低減するため図4に示すように、例えば円筒形
の炉内壁に沿ってU字形のヒーター6の発熱部が複数個
接続された形状(マルチシャンク)が採用されていた。
この場合、図4及び図5(a)に示すように、固定用の
U字形保持具である固定ピン8で炉内壁の断熱材に貼り
付けるように取付けられていた。これは、炉内壁断熱材
に支えられることよってヒーターの変形を防止し、炉内
の温度コントロールがより容易にできると考えたからで
ある。
【0004】しかし、この取付け方法ではヒーターが断
熱材と直接接触しているため両者が反応する危険があ
り、この種のマルチシャンクを装着した炉の最高使用温
度は、上記宙吊りに取付けられたヒーターに比べてはる
かに低い温度、すなわち1550〜1600°Cに制限
されていた。しかし、このように制限した場合でもヒー
ターの寿命が短く耐熱性に劣る欠点があった。このた
め、図5(b)に示すように、ヒーター6を断熱材5表
面から若干浮上させ、そこに炉壁と接触しないようにし
てヒーターを挿入する試みがなされた。しかし、高温に
上げた場合は熱や電磁力によりヒーターが変形し、一部
ヒーターと断熱材が直接接触することがある。そのため
ヒーターの寿命は依然として短く、上記低温の温度に制
限され、その原因の詳細は不明であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記加熱炉
内に接触又は近接配置したMoSiを主成分とするヒ
ーターの取付けの問題点を解明すると共に、取付け構造
の改善を図り、使用温度をより高温化し、さらにヒータ
ーの寿命を延ばすことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明者らは鋭意研究を行なった結果、炉壁断熱
材からヒーターを確実に離間させるとともに、離間させ
るためのスペーサーのより好適な材料を選択し、かつ正
確な温度コントロールが可能となるようにその限界距離
を定め、これによって使用温度をより高温化でき、また
寿命を延ばすことができるとの知見を得た。本発明はこ
の知見に基づき、 1.MoSiを主成分とする棒状ヒーターの炉壁への
取付けに際し、炉壁断熱材とヒーター発熱部との間に高
温耐酸化性および耐熱性に優れた絶縁材料からなるスペ
ーサーを設置して炉壁断熱材とヒーター発熱部との間を
離間させることを特徴とするMoSiを主成分とする
ヒーターの取付け方法 2.炉壁断熱材とヒーター発熱部との間を3mm以上離
間させることを特徴とする上記1記載のMoSiを主
成分とするヒーターの取付け方法 3.熱伝導度が0.8W/mK以上のZrO、Al
を主成分とするスペーサーであることを特徴とする
上記1又は2に記載のMoSiを主成分とするヒータ
ーの取付け方法 4.炉の内壁に近似する1又はそれ以上の帯状のスペー
サーを、ヒーターと交差するように該炉内壁に沿って配
置したことを特徴とする上記1〜3に記載のMoSi
を主成分とするヒーターの取付け方法 5.炉内壁が円筒形である場合に、円弧状のスペーサー
を内壁の1/10以上の内周に配置したことを特徴とす
る上記4に記載のMoSiを主成分とするヒーターの
取付け方法 6.スペーサーの内周面側に1又は多数個の突起を設
け、ヒーターの横移動を防止することを特徴とする上記
4又は5に記載のMoSiを主成分とするヒーターの
取付け方法 7.音叉形のスペーサーのU形状部でヒーターを保持
し、該スペーサーの柄部を炉内壁に埋め込んで固定する
ことを特徴とする上記1〜3に記載のMoSiを主成
分とするヒーターの取付け方法 8.ヒーターの保持部をさらにU字形ピンで上から支え
ることを特徴とする上記7記載のヒーターの取付け方
法。 9.ヒーターの円弧状屈曲部を、紡糸形のスペーサーを
用いて保持し、柄部を炉内壁に埋め込んで固定すること
を特徴とする上記1〜7のそれぞれに記載のMoSi
を主成分とするヒーターの取付け方法 10.ヒーターの円弧状屈曲部を、炉の内壁に近似する
円弧状のスペーサーの内周面側に設けた突起で保持する
ことを特徴とする上記1〜7のそれぞれに記載のMoS
を主成分とするヒーターの取付け方法 11.ヒーターの円弧状屈曲部をU字形ピンで保持し、
両端部を炉内壁に埋め込んで固定することを特徴とする
上記1〜7のそれぞれに記載のMoSiを主成分とす
るヒーターの取付け方法 12.ヒーターの円弧状屈曲部を、音叉形のスペーサー
のU形状部で保持し、該スペーサーの柄部を炉内壁に埋
め込んで固定することを特徴とする上記1〜8のそれぞ
れに記載のMoSiを主成分とするヒーターの取付け
方法 13.ヒーターの円弧状屈曲部を、さらにU字形ピンで
上から支えることを特徴とする上記12記載のヒーター
の取付け方法 14.紡糸形のスペーサー、ピン状のスペーサー又はU
字形ピンのそれぞれが熱伝導度0.8W/mK以上のZ
rO、Al等を主成分とする耐高温酸化性およ
び耐熱性に優れた絶縁材料からなることを特徴とする上
記9〜13のそれぞれに記載のMoSiを主成分とす
るヒーターの取付け方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】上記の通り、従来のマルチシャン
クヒーターを装着した炉の最高使用温度が1550〜1
600°Cに制限されるのは、ヒーターと断熱材との反
応に原因があると着眼し、断熱材と接触しているヒータ
ーの表面温度と炉内温度との関係を、放射温度計と熱電
対で計測することにより、そのメカニズムの解明に取り
組んだ。その結果、断熱材と接触しているヒーターの表
面温度は、炉内温度に比べ200〜400°C高くなる
ことが分かった。そして炉内温度が1570°Cに達し
た時に、ヒーターの表面温度はヒーターの最高使用温度
(約1850°C)以上になり断線することが分かっ
た。
【0008】さらに調査を進めたところ、このように断
熱材と接触したヒーターの表面温度が異常に高くなる原
因は、ヒーターが接触している断熱材の断熱効果が非常
に良いために、ヒーター表面の熱拡散が極度に抑制さ
れ、炉内に放熱されずヒーターのみに蓄熱されるためで
あることが分かった。したがって、これまでのマルチシ
ャンクヒーターを装着した炉の最高使用温度が1550
〜1600°Cに制限されるのは、ヒーター表面の熱の
異常蓄積に原因があり、これを避けるために断熱材とヒ
ーターとを確実に離間させヒーター表面の熱拡散を容易
にすれば、炉の最高使用温度を高温化でき、さらにはヒ
ーターの寿命を延ばすことができることが分かった。
【0009】そこで断熱材とヒーターを確実に離間させ
る方法として、ヒーターと断熱材の間にスペーサーを設
置することとし、まずスペーサーの材質について検討し
た。その結果、スペーサーの材質としては、異常蓄熱を
避けるため熱伝導度が大きい材料、変質や劣化を避ける
ため耐高温酸化性および耐熱性に優れた材料、ヒーター
との接触部で電気的スパークや短絡が生じない絶縁材料
が最適であることが分かった。具体的には、熱伝導度が
0.8W/m・K以上、より好ましくは1.8W/m・
K以上のZrOやAlを主成分とするスペーサ
ーが良い。
【0010】一般にマルチシャンクヒーターを装着した
炉の断熱材には、ファイバー状のAl−SiO
やAlが使用されるが、これらの熱伝導度は0.
1〜0.3W/m・Kと非常に低い。これに対し、熱伝
導度が0.8W/m・K以上、より好ましくは1.8W
/m・K以上のブロック状のAlスペーサーを用
いて、ヒーターと断熱材とを離間させ炉の昇温テストを
行ったところ、ヒーターとスペーサーの接触部で異常蓄
熱はほとんど生ずることなく、炉内温度を1750°C
まで問題なく昇温できることが分かった。この場合、炉
壁断熱材とヒーター発熱部との間を3mm以上離間させ
ることが有効である。
【0011】スペーサーの形状としては、炉の内壁に近
似する1又はそれ以上の帯状のスペーサーを、ヒーター
と交差するように該炉内壁に沿って配置するのが最も効
果的である。この具体例を図1に示す。図1に示すよう
に、炉内壁(断熱材)5が円筒形である場合には、円弧
状のスペーサー1を内壁の1/10以上の内周に亘って
配置する。このスペーサー1は1段又は複数段に設置す
ることができる。このようにマルチシャンクの複数のヒ
ーターを一度に保持することができるので、スペーサー
1を炉内壁断熱材に固定するための穴あけや固定作業が
簡単で、構造的にもシンプルである。
【0012】高温に発熱するヒーターは、その熱や電磁
力により変形する。このようなヒーターの“暴れ”を防
止するために、図2の(a)〜(c)に示すように前記
スペーサー1の内周面側に1又は多数個の突起2を設
け、ヒーターの横移動を防止することができる。図で
は、2個の棒状ヒーター毎に突起2を設けているが、こ
れを1個毎あるいは3個以上毎とすることもできる。ま
た、ヒーター6の変形を防止するために、図3(a)及
び(c)に示すように音叉形のスペーサー3のU形状部
でヒーター6を保持することもできる。音叉形のスペー
サー3の柄部は炉内壁に埋め込んで固定する。この場
合、必要に応じて個別にヒーター6に各所に設置するこ
とができる。
【0013】ヒーター6の円弧状屈曲部(U形部)は図
3(a)及び(b)に示すように、紡糸形(横断面U
形)のスペーサー4を用いて保持し、柄部を炉内壁に埋
め込んで固定することができる。この場合はヒーターの
円弧状屈曲部に近似した保持状態とすることができるの
で、ヒーター6の変形や“ダレ”を効果的に防止でき
る。またヒーターの円弧状屈曲部を、図2(a)及び
(b)に示すように、炉の内壁に近似する円弧状のスペ
ーサー1の内周面側に設けた突起2で保持しても、ヒー
ター6の“だれ”を防止できる。さらに、ヒーターの円
弧状屈曲部をU字形ピン7で保持することもできる。こ
の場合、U字形ピン7の両端部は炉内壁に埋め込んで固
定する。上記紡糸形のスペーサー4、突起2付きのスペ
ーサー又はU字形ピン7のいずれも熱伝導度が0.8W
/mK以上のZrO、Al等を主成分とする耐
高温酸化性及び耐熱性に優れた絶縁材料から作製するこ
とが良い。
【0014】上記のように、スペーサーを取付けて、炉
壁断熱材と端子部以外のヒーター発熱部との間を3mm
以上離間させることにより、ヒーター表面の熱の異常蓄
積を避け、ヒーター表面の熱拡散を容易にすることがで
きる。そして、炉内温度が1700〜1750°Cに上
昇させた時でも、ヒーターの断線を生じさせることな
く、また1700°Cで1200時間保持した後も、ヒ
ーターや断熱材及びスペーサーに劣化が見られなかっ
た。このように炉の最高使用温度を、より高温に上げる
ことができる優れた効果を有する。また、スペーサー及
び保持具の使用は、マルチシャンクだけでなくU形シャ
ンクやその他のヒーターにおいても使用できることは言
うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上の通り、炉壁断熱材からヒーターを
確実に離間させるとともに、離間させるためのスペーサ
ーのより好適な材料と簡素化された形状を選択し、かつ
正確な温度コントロールが可能となるようにその限界距
離を定め、これによってヒーターの使用温度をより高温
化でき、またヒーター及びスペーサーの寿命を延ばすこ
とができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図の(a)〜(c)は、円弧状のスペーサー1
を炉内壁の内周に沿って2段に配置して複数連のヒータ
ーを一度に保持し、かつヒーターのU形屈曲部をU字形
ピンで保持した本発明の一例を示す説明図である。
【図2】図の(a)〜(c)は、内周に突起を設けた円
弧状のスペーサーを炉内壁の内周に沿って2段に配置し
て複数連のヒーターを一度に保持し、かつヒーターのU
形屈曲部をスペーサーの突起部で保持した本発明の一例
を示す説明図である。
【図3】図の(a)〜(c)は、音叉形のスペーサーの
U形状部でヒーターを保持し、ヒーターの円弧状屈曲部
(U形部)を紡糸形(横断面U形)のスペーサーを用い
て保持する本発明の一例を示す説明図である。
【図4】従来の炉の断熱材表面にU字形ピンにより直接
ヒーターを固定した概観説明図である。
【図5】図の(a)及び(b)は、従来の炉の断熱材表
面にU字形ピンにより直接ヒーターを固定したピン部の
断面説明図である。
【符号の説明】 1 スペーサー 2 突起 3 音叉形のスペーサー 4 紡糸形(横断面U形)スペーサー 5 断熱材(炉内壁) 6 ヒーター 7 U字系ピン 8 固定ピン

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MoSiを主成分とする棒状ヒーター
    の炉壁への取付けに際し、炉壁断熱材とヒーター発熱部
    との間に耐高温酸化性および耐熱性に優れた絶縁材料か
    らなるスペーサーを設置して炉壁断熱材とヒーター発熱
    部との間を離間させることを特徴とするMoSiを主
    成分とするヒーターの取付け方法。
  2. 【請求項2】 炉壁断熱材とヒーター発熱部との間を3
    mm以上離間させることを特徴とする請求項1記載のM
    oSiを主成分とするヒーターの取付け方法。
  3. 【請求項3】 熱伝導度が0.8W/m・K以上のZr
    、Alを主成分とするスペーサーであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のMoSiを主成
    分とするヒーターの取付け方法。
  4. 【請求項4】 炉の内壁に近似する1又はそれ以上の帯
    状のスペーサーを、ヒーターと交差するように該炉内壁
    に沿って配置したことを特徴とする請求項1〜3のそれ
    ぞれに記載のMoSiを主成分とするヒーターの取付
    け方法。
  5. 【請求項5】 炉内壁が円筒形である場合に、円弧状の
    スペーサーを内壁の1/10以上の内周に配置したこと
    を特徴とする請求項4に記載のMoSiを主成分とす
    るヒーターの取付け方法。
  6. 【請求項6】 スペーサーの内周面側に1又は多数個の
    突起を設け、ヒーターの横移動を防止することを特徴と
    する請求項4又は5に記載のMoSiを主成分とする
    ヒーターの取付け方法。
  7. 【請求項7】 音叉形のスペーサーのU形状部でヒータ
    ーを保持し、該スペーサーの柄部を炉内壁に埋め込んで
    固定することを特徴とする請求項1〜3のそれぞれに記
    載のMoSiを主成分とするヒーターの取付け方法。
  8. 【請求項8】 ヒーターの保持部をさらにU字形ピンで
    上から支えることを特徴とする請求項7記載のヒーター
    の取付け方法。
  9. 【請求項9】 ヒーターの円弧状屈曲部を、紡糸形のス
    ペーサーを用いて保持し、柄部を炉内壁に埋め込んで固
    定することを特徴とする請求項1〜8のそれぞれに記載
    のMoSiを主成分とするヒーターの取付け方法。
  10. 【請求項10】 ヒーターの円弧状屈曲部を、炉の内壁
    に近似する円弧状のスペーサーの内周面側に設けた突起
    で保持することを特徴とする請求項1〜8のそれぞれに
    記載のMoSiを主成分とするヒーターの取付け方
    法。
  11. 【請求項11】 ヒーターの円弧状屈曲部を、U字形ピ
    ンで保持し、両端部を炉内壁に埋め込んで固定すること
    を特徴とする請求項1〜8のそれぞれに記載のMoSi
    を主成分とするヒーターの取付け方法。
  12. 【請求項12】 ヒーターの円弧状屈曲部を、音叉形の
    スペーサーのU形状部で保持し、該スペーサーの柄部を
    炉内壁に埋め込んで固定することを特徴とする請求項1
    〜8のそれぞれに記載のMoSiを主成分とするヒー
    ターの取付け方法。
  13. 【請求項13】 ヒーターの円弧状屈曲部を、さらにU
    字形ピンで上から支えることを特徴とする請求項12記
    載のヒーターの取付け方法。
  14. 【請求項14】 紡糸形のスペーサー、ピン状のスペー
    サー又はU字形ピンのそれぞれの熱伝導度が0.8W/
    m・K以上のZrO、Al等を主成分とする耐
    高温酸化性および耐熱性に優れた絶縁材料からなること
    を特徴とする請求項9〜13のそれぞれに記載のMoS
    を主成分とするヒーターの取付け方法。
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