JP2001124477A - 溶融金属炉用チューブヒータ - Google Patents
溶融金属炉用チューブヒータInfo
- Publication number
- JP2001124477A JP2001124477A JP34242699A JP34242699A JP2001124477A JP 2001124477 A JP2001124477 A JP 2001124477A JP 34242699 A JP34242699 A JP 34242699A JP 34242699 A JP34242699 A JP 34242699A JP 2001124477 A JP2001124477 A JP 2001124477A
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- JP
- Japan
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- tube
- molten metal
- heating element
- tube heater
- heater
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融金属炉用チューブヒータの熱効率を高め
るとともに寿命の延長を図る。 【解決手段】溶融金属炉用チューブヒータ1において、
コイル状に巻いた発熱体3をセラミック保護管2の内表
面に直接接触するように挿入する。
るとともに寿命の延長を図る。 【解決手段】溶融金属炉用チューブヒータ1において、
コイル状に巻いた発熱体3をセラミック保護管2の内表
面に直接接触するように挿入する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属、特にア
ルミ溶湯を加熱するに適したチューブヒータに関する。
ルミ溶湯を加熱するに適したチューブヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム、アルミニウム合金等の溶
湯を加熱するために、従来より実用新案第300404
3号に見られるような、電気発熱体を金属保護管内に内
臓したチューブヒータが広く用いられている。
湯を加熱するために、従来より実用新案第300404
3号に見られるような、電気発熱体を金属保護管内に内
臓したチューブヒータが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のチューブヒータでは保護管が金属であるため発熱体
との絶縁を図らねばならず、発熱体と保護管の間に空間
を設けるか、絶縁物を挟む必要があった。このためチュ
ーブヒータ自体の径が大きくなって使用場所に制約を受
けるとともに、溶融金属への熱伝導が悪くなる欠点があ
った。しかも、金属保護管を溶融金属内で用いると化学
反応や高温のため保護管の寿命が短くなるという問題が
あった。
来のチューブヒータでは保護管が金属であるため発熱体
との絶縁を図らねばならず、発熱体と保護管の間に空間
を設けるか、絶縁物を挟む必要があった。このためチュ
ーブヒータ自体の径が大きくなって使用場所に制約を受
けるとともに、溶融金属への熱伝導が悪くなる欠点があ
った。しかも、金属保護管を溶融金属内で用いると化学
反応や高温のため保護管の寿命が短くなるという問題が
あった。
【0004】本発明は前記問題点を解決するためのもの
で、保護管を小径化するとともに熱伝導の向上を図り、
さらに寿命の長いチューブヒータを提案することを目的
としている。
で、保護管を小径化するとともに熱伝導の向上を図り、
さらに寿命の長いチューブヒータを提案することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来の問題点を解決
するため、本発明のチューブヒータは電熱線をコイル状
に巻きその両端を一方向に設けた2本のリード線に接続
した発熱体をセラミック保護管の内表面に直接接続させ
て挿入するとともに、前記セラミック保護管内に電熱線
自体の絶縁を行うための粉末材を充填した構造とした。
するため、本発明のチューブヒータは電熱線をコイル状
に巻きその両端を一方向に設けた2本のリード線に接続
した発熱体をセラミック保護管の内表面に直接接続させ
て挿入するとともに、前記セラミック保護管内に電熱線
自体の絶縁を行うための粉末材を充填した構造とした。
【0006】
【作用】コイル状の発熱体をセラミック保護管の内表面
に直接接触させているため溶融金属への熱伝導が良く熱
効率の向上が図れる。また、発熱体とセラッミク保護管
の間に絶縁間隔を必要としないのでチューブヒータ自体
が小型で済む。しかも、セラミック保護管は溶融金属と
化学反応を起こさず高温にも耐え得るので、チューブヒ
ータの寿命が非常に長くなる。
に直接接触させているため溶融金属への熱伝導が良く熱
効率の向上が図れる。また、発熱体とセラッミク保護管
の間に絶縁間隔を必要としないのでチューブヒータ自体
が小型で済む。しかも、セラミック保護管は溶融金属と
化学反応を起こさず高温にも耐え得るので、チューブヒ
ータの寿命が非常に長くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を用いて説明
する。本発明のチューブヒータ1は、主としてセラミッ
ク保護管2と発熱体3と絶縁用粉末材5から構成されて
いる。まず、セラミック保護管2は窒化珪素等のセラミ
ックを用い、一端を閉じた細長い円筒状に形成する。ま
た、発熱体3は例えばニッケルークロム合金や鉄一クロ
ム一アルミニウム合金等の電熱線をコイル状に巻いたも
ので、その両端3a、3bは一方向に設けた2本のリー
ド線4a、4bにそれぞれ接続してあり、各リード線4
a、4bは電源(図示せず)へ繋っている。そして、発
熱体3はコイル状の外周がセラミック保護管2の内表面
に直接接触するよう挿入してある。さらに、セラミック
保護管2内には前記発熱体3自体の絶縁を図るため、マ
グネシア等の絶縁用粉末材5を少なくとも発熱体3のコ
イル形状部分に充填してある。なお、6は熱電対であ
り、コイル状発熱体3の中心空間部に取付けてある。
する。本発明のチューブヒータ1は、主としてセラミッ
ク保護管2と発熱体3と絶縁用粉末材5から構成されて
いる。まず、セラミック保護管2は窒化珪素等のセラミ
ックを用い、一端を閉じた細長い円筒状に形成する。ま
た、発熱体3は例えばニッケルークロム合金や鉄一クロ
ム一アルミニウム合金等の電熱線をコイル状に巻いたも
ので、その両端3a、3bは一方向に設けた2本のリー
ド線4a、4bにそれぞれ接続してあり、各リード線4
a、4bは電源(図示せず)へ繋っている。そして、発
熱体3はコイル状の外周がセラミック保護管2の内表面
に直接接触するよう挿入してある。さらに、セラミック
保護管2内には前記発熱体3自体の絶縁を図るため、マ
グネシア等の絶縁用粉末材5を少なくとも発熱体3のコ
イル形状部分に充填してある。なお、6は熱電対であ
り、コイル状発熱体3の中心空間部に取付けてある。
【0008】前記構成のチューブヒータはアルミ溶湯等
の溶融金属炉に浸漬して用いるが、電源より通電すると
電流はリード線4aより発熱体3に流れて熱を発生し、
その熱が直接セラミック保護管2に伝わり、溶融金属の
加熱が効率的に行われる。また、セラミック保護管2内
に充填した絶縁用粉末材5は、発熱体3のコイル形状が
若干変形してもチューブヒータ1の事故を防止するのに
役立つ。
の溶融金属炉に浸漬して用いるが、電源より通電すると
電流はリード線4aより発熱体3に流れて熱を発生し、
その熱が直接セラミック保護管2に伝わり、溶融金属の
加熱が効率的に行われる。また、セラミック保護管2内
に充填した絶縁用粉末材5は、発熱体3のコイル形状が
若干変形してもチューブヒータ1の事故を防止するのに
役立つ。
【0009】本発明では保護管をセラミックで形成して
いるため発熱体3と保護管2の間に絶縁物や空間を設け
る必要がなく、その分だけチューブヒータ1の径自体が
細くコンパクトであり、特にアルミ溶解炉の汲み出し口
での加熱やルツボ内容湯の夜間保持に適している。
いるため発熱体3と保護管2の間に絶縁物や空間を設け
る必要がなく、その分だけチューブヒータ1の径自体が
細くコンパクトであり、特にアルミ溶解炉の汲み出し口
での加熱やルツボ内容湯の夜間保持に適している。
【0010】
【効果】発熱体をセラミック保護管の内表面に直接接触
しているため熱効率が非常によく、保護管を加熱するの
に発熱体自体の温度を低く保てる。その結果、この温度
の低さとセラミック保護管が溶湯と化学反応を起こさな
いことにより、例えば700℃の溶湯を維持するのに従
来の金属製保護管では寿命が2〜3ヶ月しか保てなっか
たのに対して、本発明のものは約1年間の寿命があり、
保守や維持費の面で非常に有利である。またチューブヒ
ータの径が細いため使用場所に制約が少なく、用途も広
い。
しているため熱効率が非常によく、保護管を加熱するの
に発熱体自体の温度を低く保てる。その結果、この温度
の低さとセラミック保護管が溶湯と化学反応を起こさな
いことにより、例えば700℃の溶湯を維持するのに従
来の金属製保護管では寿命が2〜3ヶ月しか保てなっか
たのに対して、本発明のものは約1年間の寿命があり、
保守や維持費の面で非常に有利である。またチューブヒ
ータの径が細いため使用場所に制約が少なく、用途も広
い。
【図1】本発明のチューブヒータの一実施例を示す断面
図である。
図である。
1………チューブヒータ 2………セラミック保護管 3………発熱体 5………絶縁用粉末
Claims (1)
- 【請求項1】 電熱線をコイル状に巻きその両端を一方
向に設けた2本のリード線に接続した発熱体をセラミッ
ク保護管の内表面に直接接触させて挿入するとともに、
前記セラミック保護管内に電熱線自体の絶縁を行うため
の絶縁用粉末材を充填したことを特徴とする溶融金属炉
用チューブヒータ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34242699A JP2001124477A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 溶融金属炉用チューブヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34242699A JP2001124477A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 溶融金属炉用チューブヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001124477A true JP2001124477A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=18353654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34242699A Pending JP2001124477A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | 溶融金属炉用チューブヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001124477A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107371280A (zh) * | 2017-09-05 | 2017-11-21 | 上海钜荷热力技术有限公司 | 一种带温度探头的电加热器 |
WO2019244802A1 (ja) | 2018-06-22 | 2019-12-26 | Agc株式会社 | ヒータ、ガラス物品の製造装置、およびガラス物品の製造方法 |
WO2021125088A1 (ja) | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Agc株式会社 | ヒータ、ガラス物品の製造装置、およびガラス物品の製造方法 |
-
1999
- 1999-10-25 JP JP34242699A patent/JP2001124477A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107371280A (zh) * | 2017-09-05 | 2017-11-21 | 上海钜荷热力技术有限公司 | 一种带温度探头的电加热器 |
WO2019244802A1 (ja) | 2018-06-22 | 2019-12-26 | Agc株式会社 | ヒータ、ガラス物品の製造装置、およびガラス物品の製造方法 |
EP4451799A2 (en) | 2018-06-22 | 2024-10-23 | Agc Inc. | Heater, manufacturing apparatus for manufacturing glass product, and manufacturing method for manufacturing glass product |
WO2021125088A1 (ja) | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Agc株式会社 | ヒータ、ガラス物品の製造装置、およびガラス物品の製造方法 |
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