JP2001311450A - 免振装置 - Google Patents

免振装置

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JP2001311450A
JP2001311450A JP2000129753A JP2000129753A JP2001311450A JP 2001311450 A JP2001311450 A JP 2001311450A JP 2000129753 A JP2000129753 A JP 2000129753A JP 2000129753 A JP2000129753 A JP 2000129753A JP 2001311450 A JP2001311450 A JP 2001311450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 免振対象物とベースとの間の上下相対変位を
回転角変位に変換して弾性体に入力するようにして、荷
重伝達経路の構造的変形を抑制しつつ上下振動成分に対
する長周期化を確保することができる免振装置を提供す
る。 【解決手段】 振動が入力されるベースとしての上部基
礎3と、上部基礎3上方に設置される免振対象物として
の建築物4との間に設けられ、これら上部基礎3と建築
物4との間に発生する上下振動を免振するための免振装
置において、上部基礎3と建築物4との間に、これら両
者間の上下相対変位を回転角変位に変換する変換機構と
してのボールねじ8を設けるとともに、ボールねじ8の
回転角出力部9にその回転角変位に応じて移動される伝
達部材としてのケーブル10を介して、建築物4を弾発
支持する弾性体としての皿ばね11を連結して構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免振装置に関し、と
りわけ免振対象物に入力される上下振動成分を効果的に
免振することができる免振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】免振装置は、地盤や床などの振動が入力
されるベースと、このベース上に設置される建物や精密
機器、その他の振動を嫌う設備や装置、物品などの免振
対象物との間に、いわゆる長周期化手段を設け、この長
周期化手段によって免振対象物側の固有周期をベースに
入力される振動の周期よりも長周期化して、ベースから
免振対象物へと入力される振動を低減するようになって
いる。
【0003】長周期化手段としては、水平振動を免振す
る場合には積層ゴムなど、また上下振動を免振する場合
にはコイルバネや空気バネなどに代表される各種の弾性
体が採用されている。またこれら水平免振用と上下免振
用の弾性体を組み合わせて、上下、前後、左右の三次元
免振を行うように計画された免振装置も知られている。
そしてこれら弾性体は、ベース上に免振対象物の重量を
支持した状態で設置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】地震の揺れは複雑であ
るが、その中で特に強い波の周期は0.3〜1.0秒程度であ
り、免振対象物側の固有周期をそれより長くすることに
よって免振効果を得ることができ、一般には免振対象物
側の固有周期を2秒よりも長く設定することが好まし
い。
【0005】従来の免振装置、特にコイルバネや空気バ
ネ等の弾性体を用いた上下免振用の装置にあっては、上
述したように弾性体が免振対象物の重量を支持している
状態で免振作用を発揮することが求められる。ところ
で、弾性体に免振対象物の重量を安定的に支持させるた
めには、当該弾性体には相当の硬さ(剛性)が必要であ
る。しかしながら、支持性能を満足する剛性を有する弾
性体は、その硬さ(剛性)故に免振対象物側の固有周期
を2秒以上、つまり長周期化することが困難であり、従
って満足のいく効果的な免振性能を得ることができなか
った。
【0006】そこで、上下方向の長周期化を実現する方
法として、梃子を用いて免振対象物の重量を弾性体で支
持させることが提案されている。つまり、この梃子を利
用した免振装置は、梃子の支点をベース側に設けて、そ
の力点を免振対象物に接続するとともに作用点を弾性体
に接続し、そして、支点位置を作用点寄りに配置するこ
とにより、弾性体の歪み量を免振対象物の上下変位量よ
り小さくして、その分、弾性体に作用する荷重を大きく
し、もって硬い(剛性の高い)弾性体を用いて相当の免
振作用を確保できるようになっている。
【0007】ところが、このように梃子を用いた場合は
免振対象物の重量や振動荷重によって当該梃子に相当の
曲げ変形が発生することが考えられ、特に免振対象物が
大重量の建築物である場合には適用が困難であるという
課題があった。
【0008】本発明はかかる従来の課題に鑑みて成され
たもので、免振対象物とベースとの間の上下相対変位を
回転角変位に変換して弾性体に入力するようにして、荷
重伝達経路の構造的変形を抑制しつつ上下振動成分に対
する長周期化を確保することができる免振装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の免振装置は、振動が入力されるベースと、
該ベース上方に設置される免振対象物との間に設けら
れ、これらベースと免振対象物との間に発生する上下振
動を免振するための免振装置において、上記ベースと上
記免振対象物との間に、これら両者間の上下相対変位を
回転角変位に変換する変換機構を設けるとともに、該変
換機構の回転角出力部にその回転角変位に応じて移動さ
れる伝達部材を介して、上記免振対象物を弾発支持する
弾性体を連結したことを特徴とする。
【0010】この構成によれば、ベースと免振対象物と
の間の上下相対変位を変換機構で回転角変位に変換し、
さらに伝達部材を介して弾性体に入力して当該弾性体に
より免振対象物を上下免振支持するようにしていて、こ
の際、変換機構においては従来の梃子のような曲げ変形
を伴うことなく荷重を伝達することができ、荷重伝達経
路の構造的変形を抑制しつつ上下振動に対する免振対象
物の長周期化を確保することができる。
【0011】更に、上記変換機構は、上記ベースもしく
は上記免振対象物のいずれか一方に設けられ、これら両
者間の上下相対変位によって上下動される雄ねじ体と、
上記ベースもしくは上記免振対象物のいずれか他方に設
けられ、上記雄ねじ体にボールを介して螺合される雌ね
じ体とからなるボールねじで構成されていることを特徴
とする。
【0012】この構成によれば、ベースと免振対象物と
の間の上下相対変位によって雄ねじ体が上下動される
と、この雄ねじ体の上下動がボールを介して雌ねじ体に
伝達され、これによって雌ねじ体が回転されることとな
り、送りねじ機構の中でも高効率なボールねじ機構によ
って上下相対変位に伴う荷重を、相当の回転力を伴う回
転角変位に効率よく変換することができる。
【0013】さらに、上記ボールねじは、大きな上下相
対変位を小さな回転角変位に変換する長リードで形成さ
れていることを特徴とする。
【0014】この構成にあっては、ボールねじのリード
が長リード、すなわちねじの螺旋溝が雄ねじ体の軸に近
づくように傾けられていて、上記上下相対変位量に対す
る雌ねじ体の回転角変位量が小さくなる。これにより、
雌ねじ体に発生するねじり角を小さく押さえつつ、上下
相対変位に伴う荷重を大きな回転力に変換することがで
きて、従来の梃子機構と同様な力比で弾性体に振動荷重
を伝達することができ、免振対象物の重量を支持すべく
剛性高く設定される弾性体であってもこれを十分に変形
させることが可能となって、上下振動に対する免振対象
物の長周期化を適切に確保することができる。
【0015】また、上記ボールねじは上記雌ねじ体の外
周に上記回転角出力部を備えるとともに、該回転角出力
部は、その回転角変位を小さな移動変位で上記伝達部材
に伝達するために小径に形成されていることを特徴とす
る。
【0016】この構成にあっては、回転角出力部である
雌ねじ体の外周を小径に形成していて、これにより上下
相対変位に伴う雄ねじ体の上下移動荷重と、弾性体から
の弾発力との双方が作用する雌ねじ体のねじれ変形、す
なわち構造的変形を抑制でき、大きな荷重であってもこ
れを確実に伝達することができる。
【0017】また、上記伝達部材がケーブルであること
を特徴とする。
【0018】この構成にあっては、回転角出力部と弾性
体とをケーブルで接続するようにしていて、張力に対し
て好ましく適用できる当該ケーブルで荷重伝達を行うよ
うにしたので、上下相対変位に伴う雄ねじ体の上下移動
荷重と、弾性体からの弾発力との双方が張力として作用
する荷重伝達経路を好適に構成でき、大きな荷重であっ
てもこれを確実に伝達することができる。
【0019】更にまた、上記弾性体は、ばね変形量に対
して弾発力の変動が小さな非線形ばね領域で上記免振対
象物を支持するように設定された皿ばねであることを特
徴とする。
【0020】この構成によれば、免振対象物とベースと
の上下相対変位に従うばね変形量に対してほぼ一定の弾
発力で免振対象物を弾性支持でき、ばね変形量に従って
弾発力が増減する線形ばね領域で支持する場合に比べて
免振対象物側の上下固有周期を安定的に長周期側に設定
することができる。
【0021】また、上記ベースと上記免振対象物との上
下相対変位に応答して上記弾性体の弾性変形を助長する
変位増幅手段を備えたことを特徴とする。
【0022】この構成によれば、変位増幅手段により弾
性体の弾性変形が助長されるため、免振対象物の重量を
支持すべく剛性高く設定される弾性体であってもこれを
十分に変形させることが可能となり、上下振動に対する
免振対象物側の固有周期を効果的に長周期化することが
できて有効な免振作用を確保することができる。
【0023】更に、上記変位増幅手段は、上記ベースも
しくは上記免振対象物のいずれか一方と上記伝達部材と
の間に圧縮状態で配置され、該伝達部材の移動で自然長
に復元すべく伸長する付勢手段であることを特徴とす
る。
【0024】この構成によれば、ベースと免振対象物と
の間の上下相対変位に伴って伝達部材が移動すると、圧
縮状態の付勢手段は自然長に復元するように伸長し、こ
の伸長時の付勢力が伝達部材の移動を助長する。これに
より、弾性体への入力荷重が増大されて当該弾性体をさ
らに変形させることができ、免振対象物側の固有周期の
更なる長周期化を簡単に達成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の免振装置の実施形
態を図1〜図4を参照して詳細に説明する。図1は本実
施形態の免振装置を水平免振を含めた三次元免振装置と
して示す概略側面断面図、図2は同三次元免振装置の上
部基礎の概略底面図、図3は変換機構として用いたボー
ルねじの螺旋溝の要部拡大断面図、図4はボールねじの
螺旋溝に嵌合されたボールに作用する分力を示す説明図
である。
【0026】本実施形態は基本的には、振動が入力され
るベースとしての上部基礎3と、上部基礎3上方に設置
される免振対象物としての建築物4との間に設けられ、
これら上部基礎3と建築物4との間に発生する上下振動
を免振するための免振装置において、上部基礎3と建築
物4との間に、これら両者間の上下相対変位を回転角変
位に変換する変換機構としてのボールねじ8を設けると
ともに、ボールねじ8の回転角出力部9にその回転角変
位に応じて移動される伝達部材としてのケーブル10を
介して、建築物4を弾発支持する弾性体としての皿ばね
11を連結して構成される。
【0027】ボールねじ8は、上部基礎3もしくは建築
物4のいずれか一方に設けられ、これら両者間の上下相
対変位によって上下動される雄ねじ体12と、上部基礎
3もしくは建築物4のいずれか他方に設けられ、雄ねじ
体12にボール14を介して螺合される雌ねじ体13と
からなる。ボールねじ8は、大きな上下相対変位を小さ
な回転角変位に変換する長リードで構成されている。ボ
ールねじ8は雌ねじ体13の外周に回転角出力部9を備
えるとともに、回転角出力部9は、その回転角変位を小
さな移動変位でケーブル10に伝達するために小径に形
成されている。皿ばね11は、ばね変形量に対して弾発
力の変動が小さな非線形ばね領域で建築物4を支持する
ように設定されている。
【0028】上部基礎3と建築物4との上下相対変位に
応答して皿ばね11の弾性変形を助長する変位増幅手段
として圧縮コイルばね21が備えられている。圧縮コイ
ルばね21は、上部基礎3もしくは建築物4のいずれか
一方とケーブル10側の部材との間に圧縮状態で配置さ
れ、ケーブル10の移動で自然長に復元すべく伸長する
ようになっている。
【0029】即ち、本実施形態の免振装置1は図1、図
2に示すように免振対象物としての建築物4を地震など
から保護する場合を例にとって示し、特に本実施形態で
は上下振動のみならず前後、左右の水平振動をも免振す
る三次元免振装置として構成された場合を示す。
【0030】上記免振装置1では、上下振動成分および
水平振動成分を含む地震などの振動が入力される鉄筋コ
ンクリート製の基礎2の上方には、ベースとしての鉄筋
コンクリート製の上部基礎3が構築されるとともに、こ
の上部基礎3の上方には免振対象物としての建築物4が
構築され、この建築物4は上部基礎3を介して基礎2上
に設けられる。これら基礎2と上部基礎3との間には、
建築物4および上部基礎3の重量を支持しつつ水平振動
を免振するための水平免振装置5が設けられるととも
に、上部基礎3と建築物4との間には、建築物4の重量
を支持しつつ上下振動を免振するための上下免振装置6
が設けられる。
【0031】水平免振装置5は、基礎2と上部基礎3と
の間に複数の積層ゴム7を互いに間隔を隔てて設けるこ
とにより構成される。積層ゴム7は、その上下端部がそ
れぞれ上部基礎3および基礎2に一体的に固定して設け
られ、建築物4および上部基礎3の重量を負担した状態
で建築物4側の上部基礎3を基礎2に対して水平相対移
動可能に弾性支持することにより、基礎2から伝達され
る水平振動で水平方向に弾性変形して当該水平振動を免
振するようになっている。
【0032】一方、上下免振装置6は、上部基礎3と建
築物4との間に変換機構としてのボールねじ8を設け、
該ボールねじ8の回転角出力部9に伝達部材として可撓
性を有するケーブル10を巻回し、このケーブル10の
繰り出し端部に上記建築物4の弾発支持力を付加する弾
性体としての皿ばね11を連結して構成される。
【0033】上記ボールねじ8は、上下方向に配置され
る雄ねじ体12と、この雄ねじ体12に嵌合されて上部
基礎3に回転自在に支持される雌ねじ体13と、図3に
示すように雄ねじ体12に形成された螺旋溝12aおよ
びこれに対応して雌ねじ体13に形成された螺旋溝13
a間に配置される多数のボール14と、を備える。
【0034】上記螺旋溝12a、13aの傾きは雄ねじ
体12の中心軸に近づく方向に大きく傾斜されて上記ボ
ールねじ8を大リード循環式として構成し、雄ねじ体1
2の上下運動を雌ねじ体13の回転運動に変換する。こ
こで、該雄ねじ体12の上端部は建築物4の下側に一体
的に固定され、上部基礎3と建築物4との上下相対変位
によって、該雄ねじ体12は雌ねじ体13に対して相対
的に上下移動されることになり、これによって後述する
ように雌ねじ体13に回転角変位が発生される。また、
複数の雄ねじ体12はそれぞれに発生する回転モーメン
トを打ち消すために、隣接されるもの同士の螺旋溝12
aの旋回方向を相互に逆向きとして形成してある。勿
論、これによって雌ねじ体13の螺旋溝13aも隣接さ
れるもの同士で逆向きとなる。
【0035】雌ねじ体13は、上部基礎3の開口部にラ
ジアルベアリング15を介して回転自在に支持されると
ともに、スラストベアリング16を介して軸荷重が支持
される。また、雌ねじ体13の下端部には、上部基礎3
の下側から突設して上記回転角出力部9が一体に形成さ
れる。該回転角出力部9はドラム状に形成されて上記ケ
ーブル10が巻回される。
【0036】上記回転角出力部9から繰り出されるケー
ブル10は上部基礎3の下面と平行に延長され、その端
部は上記皿ばね11の支持壁17を貫通してばね受け板
18に結合される。該ばね受け板18は上部基礎3の下
面に設けたレール19に沿って移動が案内され、このば
ね受け板18と上記支持壁17との間に上記皿ばね11
が圧縮された状態で保持される。このとき、該皿ばね1
1は複数枚を用いて構成され、図示例では隣接する皿ば
ね11を逆向きに突き合わせた状態が示されており、こ
れら皿ばね11の中心開口を貫通して上記ケーブル10
が挿通されている。従って、上記建築物4の荷重はボー
ルねじ8およびケーブル10を介して皿ばね11に入力
され、この皿ばね11によって建築物4が弾性支持され
ることになる。
【0037】ここで、上記皿ばね11は、荷重−歪み特
性が非線形ばね領域となる変形領域、つまり、歪み変化
に対して弾発力の変動が小さくなる領域、換言すれば弾
発力の変動が略一定となる領域で用いられる。すなわ
ち、皿ばね11は建築物4の静荷重を支持するに十分な
剛性で設定されるが、本実施形態ではさらに、建築物4
の静荷重がプリロードとして皿ばね11を圧縮した際
に、該皿ばね11が非線形ばね領域に設定されるように
チューニングされ、建築物4の弾性支持が皿ばね11の
非線形ばね領域で行われるようになっている。
【0038】上記ばね受け板18の支持部材となる上部
基礎3の下側には、該ばね受け板18の両側に適宜間隔
を設けて支持壁20を設け、これらばね受け板18と支
持壁20との間に、入力振動に応答した該ばね受け板1
8の移動に伴って上記皿ばね11の弾性変形を助長する
変位増幅手段としての圧縮コイルばね21を設けてあ
る。
【0039】上記圧縮コイルばね21は、皿ばね11が
建築物4の静荷重を支持した状態にあるとき、該ばね受
け板18の移動方向、つまりレール19の配置方向に対
して直角となるように配置されるとともに、該ばね受け
板18と上記支持壁20との間に圧縮状態で取付けられ
る。該圧縮コイルばね21の両端部はばね受け板18お
よび支持壁20にピン結合22され、該ばね受け板18
の移動に伴って傾斜されるようになっている。
【0040】以上の構成により本実施形態の三次元機能
を有する免振装置1にあっては、水平振動成分および上
下振動成分を含む地震などが基礎2に入力されると、水
平振動成分については水平免振装置5が、また上下振動
成分については上下免振装置6がそれぞれ免振作用を発
揮する。即ち、水平振動成分および上下振動成分を含む
地震などの振動が基礎2に入力されると、積層ゴム7に
よって水平振動成分が免振され、また上下振動成分がボ
ールねじ8から皿ばね11に至る上下免振装置6によっ
て免振される。
【0041】即ち、上部基礎3に入力された上下振動成
分によって、この上部基礎3と建築物4との間に上下相
対変位が生ずると、これに伴って雄ねじ体12が雌ねじ
体13に対して相対的に上下移動し、この雄ねじ体12
の上下動がボール14を介して雌ねじ体13に伝達され
る。このとき、図4に示すように該ボール14には、雄
ねじ体12が上下動、例えば下方に移動する場合に、雌
ねじ体13の螺旋溝13aに規制されて反力Prが発生
し、この反力Prに対して螺旋溝13aの傾きに応じた
水平方向の分力Pcが発生し、この分力Pcの反力が回
転モーメントとなって雌ねじ体13を回転する。また、
雄ねじ体12が上方に移動する場合には、同様にして逆
方向の水平分力が発生され、雌ねじ体13を逆方向に回
転する。
【0042】このとき、上記螺旋溝12a、13aの傾
きを大きく、つまり雄ねじ体12の軸方向に近づく方向
に螺旋溝12a、13aを傾けて大リード循環式とする
ことによって、上記反力Prに対する水平分力Pcをよ
り大きくすることができ、これによって雌ねじ体13に
より大きな回転力を発生させることができる。また、こ
のことは該回転力が増大した分、雄ねじ体12の上下相
対変位量に対する雌ねじ体13の回転角変位量が小さく
なり、回転角出力部9に巻回されたケーブル10の巻取
り・繰り出し量が少なくなる。つまり、建築物4の上下
相対変位量に対して、ケーブル10の繰り出し部分の移
動量を小さくしつつ、該ケーブル10に作用する張力を
増大させることができて、あたかも梃子と同様の機能を
発揮させることができる。
【0043】また、このようにボールねじ8により梃子
と同様な作用を得るようにしたので、荷重の伝達経路に
おける変形を抑制して、建築物4と皿ばね11との間で
荷重伝達効率が低下するのを防止することができる。更
に、ボールねじ8を用いたことにより、上部基礎3と建
築物4との間の上下相対変位をスムーズに回転角変位に
変換することができる。
【0044】更に、上記ボールねじ8の雌ねじ体13に
大きな回転力を発生させることができる一方、回転角出
力部9に巻回されたケーブル10の繰り出し部分の端部
には皿ばね11の大きな弾発力が作用する。このため、
上記雌ねじ体13と上記回転角出力部9との間には大き
なねじり変形力が作用することになるが、回転角出力部
9がその回転角変位を小さな移動変位でケーブル10に
伝達するために小径に形成されているので、当該部分の
ねじれ角を小さくして荷重伝達経路の応答性を高めるこ
とができる。
【0045】そして、上記ケーブル10の繰り出し部分
に作用する荷重は、これの先端部分のばね受け板18を
介して皿ばね11に入力され、この皿ばね11の弾発力
をもって該皿ばね11から上記建築物4に至る一連の振
動系が構成される。
【0046】従って、このように構成される振動系で
は、上部基礎3と建築物4との間の上下相対変位が皿ば
ね11に小さな歪み量で、かつ大きな荷重で入力され
て、該皿ばね11を十分に弾性変形させることができ
る。従って、大重量の建築物4の静荷重を支持するため
に皿ばね11の剛性を大きく設定してあるにもかかわら
ず、該建築物4側の上下振動の固有周期を2.0秒以上
に長周期化することが可能となり、上下振動成分を効果
的に免振することができる。
【0047】また、回転角出力部9と皿ばね11とをケ
ーブル10で接続するようにしていて、張力に対して好
ましく適用できる当該ケーブル10で荷重伝達を行うよ
うにしたので、上下相対変位に伴う雄ねじ体12の上下
移動荷重と、皿ばね11からの弾発力との双方が張力と
して作用する荷重伝達経路を好適に構成でき、大きな荷
重であってもこれを確実に伝達することができる。
【0048】また、本実施形態では上記ケーブル10に
結合されたばね受け板18と、これの両側に設けられた
支持壁20との間に圧縮状態で設けられた圧縮コイルば
ね22は、上記ばね受け板18が建築物4の静荷重を支
持した状態にあるとき、該ばね受け板18の移動方向に
対して直角に配置されて該圧縮コイルばね22の圧縮状
態が維持されている。この状態から上部基礎3と建築物
4との間に上下相対変位が生じてばね受け板18が移動
すると、上記圧縮コイルばね22は支持壁20側のピン
結合22点を中心として傾斜する。すると、圧縮コイル
ばね22は圧縮の規制状態が解除されて自然長に復元す
るように伸長し、この伸長時の付勢力によってばね受け
板18の移動が更に助長される。このため、上記皿ばね
11に作用する荷重が増大されることになり、これによ
って該皿ばね11をさらに十分に弾性変形させることが
できて、建築物4の更なる長周期化を達成することがで
きる。
【0049】更に、上記皿ばね11は歪み変化に対して
弾発力の変動が略一定となる非線形ばね領域で建築物4
を支持するため、建築物4の上下相対変位により荷重変
動がボールねじ8およびケーブル10を介して皿ばね1
1に入力されてこれを弾性変形させた場合、建築物4の
上下相対変位が略一定の弾性力で弾性支持されることに
なる。このため、ばね変形量に従って弾発力が増減する
線形ばね領域で支持する場合に比べて建築物4側の上下
固有周期を安定的に長周期側に設定することができる。
【0050】ところで、本実施形態の免振装置1は三次
元免振装置として構成し、基礎2と上部基礎3との間、
つまり下方に水平免振装置5を配置し、上部基礎3と建
築物4との間、つまり上方に上下免振装置6を配置した
場合を開示したが、これら水平免振装置5と上下免振装
置6との上下関係を逆に配置しても同様の効果を発揮す
ることができる。この場合は、基礎2がベースとなり、
上部基礎3より上方が免振対象物となる。勿論、免振対
象物は建築物4に限ることなく、他の構造物や設備また
は装置若しくは物品などであってもよく、また、本発明
では水平免振装置5を設けることなく、少なくとも上下
免振装置6のみを設けることによって免振装置1を構成
すれば足りる。
【0051】また、変換機構としてボールねじ8を用い
たが、これ以外の上下変位を回転角変位に変換できる機
構を用いることもできる。更に、弾性体は皿ばね11に
限ることなく、免振対象物を支持するに十分な剛性をも
って弾発力を発揮することができる部材、例えばコイル
スプリングや板ばねなどであってもよい。更にまた、変
換機構の回転角出力部9に巻回される伝達部材は、ケー
ブル10以外にも回転角出力部9に巻回可能で、容易に
伸縮しないひも状体や帯状体であればよい。
【0052】また、変位増幅手段とした圧縮コイルばね
22をばね受け板18に配置したが、これに限ることな
く該圧縮コイルばね22の配置部位は、ベースと免振対
象物との間の相対変位に連動した部位に配置すればよ
い。
【0053】更に、入力振動として地震の場合を例示し
たが、これ以外にも交通振動や工場の機械振動、更には
その他の上下振動成分を含んだ振動に対しても本発明を
適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる免振
装置にあっては、ベースと免振対象物との間の上下相対
変位を変換機構で回転角変位に変換し、さらに伝達部材
を介して弾性体に入力して当該弾性体により免振対象物
を上下免振支持するようにしたので、変換機構において
は従来の梃子のような曲げ変形を伴うことなく荷重を伝
達することができ、荷重伝達経路の構造的変形を抑制し
つつ上下振動に対する免振対象物の長周期化を確保する
ことができる。
【0055】更に、雄ねじ体の上下動を、ボールを介し
て伝達して雌ねじ体を回転させる、送りねじ機構の中で
も高効率なボールねじ機構を採用したので、上下相対変
位に伴う荷重を、相当の回転力を伴う回転角変位に効率
よく変換することができる。
【0056】さらに、ボールねじのリードを長リード、
すなわちねじの螺旋溝が雄ねじ体の軸に近づくように傾
くように設定したので、上記上下相対変位量に対する雌
ねじ体の回転角変位量を小さくすることができ、雌ねじ
体に発生するねじり角を小さく押さえつつ、上下相対変
位に伴う荷重を大きな回転力に変換することができて、
従来の梃子機構と同様な力比で弾性体に振動荷重を伝達
することができ、免振対象物の重量を支持すべく剛性高
く設定される弾性体であってもこれを十分に変形させる
ことが可能となって、上下振動に対する免振対象物の長
周期化を適切に確保することができる。
【0057】また、回転角出力部である雌ねじ体の外周
を小径に形成したので、これにより上下相対変位に伴う
雄ねじ体の上下移動荷重と、弾性体からの弾発力との双
方が作用する雌ねじ体のねじれ変形、すなわち構造的変
形を抑制でき、大きな荷重であってもこれを確実に伝達
することができる。
【0058】また、回転角出力部と弾性体とをケーブル
で接続するようにしたので、張力に対して好ましく適用
できる当該ケーブルで荷重伝達を行って、上下相対変位
に伴う雄ねじ体の上下移動荷重と、弾性体からの弾発力
との双方が張力として作用する荷重伝達経路を好適に構
成でき、大きな荷重であってもこれを確実に伝達するこ
とができる。
【0059】更にまた、免振対象物とベースとの上下相
対変位に従うばね変形量に対してほぼ一定の弾発力で免
振対象物を弾性支持でき、ばね変形量に従って弾発力が
増減する線形ばね領域で支持する場合に比べて免振対象
物側の上下固有周期を安定的に長周期側に設定すること
ができる。
【0060】また、変位増幅手段により弾性体の弾性変
形を助長するようにしたので、免振対象物の重量を支持
すべく剛性高く設定される弾性体であってもこれを十分
に変形させることが可能となり、上下振動に対する免振
対象物側の固有周期を効果的に長周期化することができ
て有効な免振作用を確保することができる。
【0061】更に、ベースと免振対象物との間の上下相
対変位に伴って伝達部材が移動すると、圧縮状態の付勢
手段は自然長に復元するように伸長し、この伸長時の付
勢力によって伝達部材の移動を助長するようにしたの
で、弾性体への入力荷重が増大されて当該弾性体をさら
に変形させることができ、免振対象物側の固有周期の更
なる長周期化を簡単に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる免振装置の一実施形態を示す三
次元免振装置の概略側面断面図である。
【図2】本発明にかかる免振装置の一実施形態を示す三
次元免振装置の上部基礎の概略底面図である。
【図3】本発明にかかる免振装置の一実施形態に用いら
れるボールねじの螺旋溝の要部拡大断面図である。
【図4】本発明にかかる免振装置の一実施形態に用いら
れるボールねじの螺旋溝に嵌合されたボールに作用する
分力を示す説明図である。
【符号の説明】
1 免振装置 2 基礎 3 上部基礎 4 建築物 5 水平免振装置 6 上下免振装置 8 ボールねじ 9 回転角出力部 10 ケーブル 11 皿ばね 12 雄ねじ体 13 雌ねじ体 14 ボール 21 圧縮コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04H 9/02 331 E04H 9/02 331A F16F 15/04 F16F 15/04 A 15/06 15/06 A Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動が入力されるベースと、該ベース上
    方に設置される免振対象物との間に設けられ、これらベ
    ースと免振対象物との間に発生する上下振動を免振する
    ための免振装置において、 上記ベースと上記免振対象物との間に、これら両者間の
    上下相対変位を回転角変位に変換する変換機構を設ける
    とともに、該変換機構の回転角出力部にその回転角変位
    に応じて移動される伝達部材を介して、上記免振対象物
    を弾発支持する弾性体を連結したことを特徴とする免振
    装置。
  2. 【請求項2】 上記変換機構は、上記ベースもしくは上
    記免振対象物のいずれか一方に設けられ、これら両者間
    の上下相対変位によって上下動される雄ねじ体と、上記
    ベースもしくは上記免振対象物のいずれか他方に設けら
    れ、上記雄ねじ体にボールを介して螺合される雌ねじ体
    とからなるボールねじで構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の免振装置。
  3. 【請求項3】 上記ボールねじは、大きな上下相対変位
    を小さな回転角変位に変換する長リードで形成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の免振装置。
  4. 【請求項4】 上記ボールねじは上記雌ねじ体の外周に
    上記回転角出力部を備えるとともに、該回転角出力部
    は、その回転角変位を小さな移動変位で上記伝達部材に
    伝達するために小径に形成されていることを特徴とする
    請求項2または3に記載の免振装置。
  5. 【請求項5】 上記伝達部材がケーブルであることを特
    徴とする請求項1〜4いずれかの項に記載の免振装置。
  6. 【請求項6】 上記弾性体は、ばね変形量に対して弾発
    力の変動が小さな非線形ばね領域で上記免振対象物を支
    持するように設定された皿ばねであることを特徴とする
    請求項1〜5いずれかの項に記載の免振装置。
  7. 【請求項7】 上記ベースと上記免振対象物との上下相
    対変位に応答して上記弾性体の弾性変形を助長する変位
    増幅手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6いずれ
    かの項に記載の免振装置。
  8. 【請求項8】 上記変位増幅手段は、上記ベースもしく
    は上記免振対象物のいずれか一方と上記伝達部材との間
    に圧縮状態で配置され、該伝達部材の移動で自然長に復
    元すべく伸長する付勢手段であることを特徴とする請求
    項7に記載の免振装置。
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