JP2001310835A - 可変式紙葉類分離装置 - Google Patents

可変式紙葉類分離装置

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JP2001310835A JP2000128895A JP2000128895A JP2001310835A JP 2001310835 A JP2001310835 A JP 2001310835A JP 2000128895 A JP2000128895 A JP 2000128895A JP 2000128895 A JP2000128895 A JP 2000128895A JP 2001310835 A JP2001310835 A JP 2001310835A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変式紙葉類分離装置に関し、装置を休止す
ることなく、簡単な機構により高負荷な媒体を繰り出
す。 【解決手段】 重ねて収納されている紙幣等の紙葉類を
繰り出す際に、紙葉類1を繰り出しローラ4,5に押圧
する圧力を検知する検知機構3と連動させて分離ローラ
2を退避させる機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可変式紙葉類分離装
置に関し、特に、銀行等で使用されている現金自動預け
払い機(ATM)等の紙幣を繰り出す際に収納されてい
る紙幣の繰り出し不良による休止が発生しないように動
作させる分離ローラの移動機構に特徴のある可変式紙葉
類分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の銀行等における現金の預け払いの
ためには現金自動預け払い機(ATM)が広く使用され
ており、このATMに組み込まれる紙幣繰り出しユニッ
トは、一般には、紙幣の繰り出しに際して、積み重ねら
れた紙幣を繰り出しローラに押し付け、繰り出しローラ
の回転に伴って押しつけられた紙幣を上から順に一枚ず
つ繰り出していく。
【0003】ここで、図5乃至図7を参照して、従来の
現金自動預け払い機及び紙幣収納室を説明する。 図5参照 図5は、現金自動預け払い機30の一例を示す概略的斜
視図であり、この現金自動預け払い機30の前面にはタ
ッチパネル31が設けられており、タッチパネル31の
画面に選択肢を表示するキーボタン、テンキー、或い
は、文字キーが表示されており、これらのキーに触れる
ことによって所望の操作を行うことになる。
【0004】また、現金自動預け払い機30には、キャ
ッシュカード挿入口32、通帳挿入口33、紙幣投入口
34、及び、貨幣投入口36等が設けられており、紙幣
投入口34及び貨幣投入口36には、それぞれ開閉扉3
5,37が設けられている。なお、紙幣投入口34及び
貨幣投入口36は、現金支払い時には紙幣取り出し口及
び貨幣取り出し口となる。
【0005】図6参照 図6は、紙幣の搬送経路を説明するための概略図であ
り、紙幣投入口34には仕切り部材及び押し付け部材を
備えた紙幣繰り出しユニット41が設けられており、仕
切り部材の左側に投入された紙幣は紙幣繰り出しユニッ
ト41を図において左側に移動させることによって繰り
出しローラ42に押し付けられ、一対の搬送ローラ43
を通って一枚ずつ搬送経路に繰り出される。
【0006】繰り出された紙幣は、搬送経路の途中に設
けられた鑑別部44において紙幣(即ち、真券)と、紙
幣以外の紙葉類(偽券や、レシート等の紙葉類)とに選
別し、真券の合計金額を算出する。
【0007】選別された真券は、搬送経路の分岐部に設
けた分岐部材を制御することによって一時格納室45に
収容され、一方、受け取ることができないと判断された
紙幣以外の紙葉類は紙幣繰り出しユニット41に戻され
て、紙幣投入口34から手続き者が引き取ることにな
る。なお、この時点で入金手続きがキャンセルされる
と、一時格納室45に格納された真券は、再び鑑別部4
4を通過して紙幣繰り出しユニット41に戻され、紙幣
投入口34から手続き者が引き取ることになる。
【0008】次いで、入金手続きが確認されると、一時
格納室45に格納された真券は、再び鑑別部44に送り
込まれ、再利用が可能な紙幣と、再利用ができない紙
幣、即ち、破損券や五千円札とに選別され、再利用がで
きないと判断された紙幣は真券回収室46に送られて回
収される。
【0009】一方、再利用が可能であると判断された紙
幣は一万円札と千円札とに種類別に振り分けられ、振り
分けられた一万円札は一万円紙幣収納室47に、千円札
は千円紙幣収納室48に収容される。なお、手続き者の
取り忘れによって紙幣繰り出しユニット41に残された
紙葉類は、鑑別部44を再び通過して回収箱49に回収
される。
【0010】次に、出金時の動作を説明すると、引出し
希望金額に見合った枚数の一万円札及び千円札を、一万
円紙幣収納室47及び千円紙幣収納室48から繰り出さ
れ、繰り出された紙幣は幅センサ50及び厚みセンサ5
1で幅及び厚みが確認され、紙幣繰り出しユニット41
に送り込まれ、紙幣投入口34から取り出されることに
なる。なお、この場合も、手続き者の取り忘れによって
紙幣繰り出しユニット41に残された紙幣は、鑑別部4
4を再び通過して回収箱49に回収される。
【0011】次いで、図7を参照して一万円紙幣収納室
47及び千円紙幣収納室48の機構を説明するが、何方
も同じ構成であるので、一万円紙幣収納室47の構成を
説明する。 図7参照 図7は、一万円紙幣収納室47の概略的構成を示す断面
図であり、紙幣52を積み重ねて保持するステージ5
3、ステージ53に近接して設けられた紙幣下ガイド5
4、紙幣下ガイド54に対向して繰り出された紙幣52
をガイドする紙幣上ガイド55、繰り出しローラアーム
56に固定された固定繰り出しローラ57及び可動繰り
出しローラ58、繰り出しローラアーム56の端部に位
置によって繰り出し適正圧力を検知する繰り出し適正圧
力センサ59、固定繰り出しローラ57と所定間隔で固
定される分離ローラ60、分離ローラ60を収容する分
離ローラブラケット61、分離ローラブラケット61と
紙幣下ガイド54との間に設けられ、分離ローラ60を
固定繰り出しローラ57側に賦勢するバネ部材62から
構成されている。
【0012】この様な一万円紙幣収納室47から一万円
札、即ち、紙幣52繰り出す場合、固定繰り出しローラ
57及び可動繰り出しローラ58を図において右回りに
回転させることによって、紙幣52を紙幣ガイド側に繰
り出す。この場合、固定繰り出しローラ57及び可動繰
り出しローラ58は、樹脂63からなる本体の一部にゴ
ム部材64を設けて構成されており、ゴム部材64の部
分が摩擦面となって紙幣52を繰り出し、樹脂63の露
出した面が滑り面となって、滑り面が紙幣52と接した
場合には繰り出しが行われなくなるものであり、ステッ
プモータと位相センサ(いずれも図示を省略)によって
回転を制御することによって、半回転で一枚の紙幣を繰
り出す。
【0013】また、繰り出しローラアーム56の位置を
繰り出し適正圧力センサ59で検知し、紙幣52の繰り
出しによる減少によって圧力が適正でなくなったと判断
した場合には、ステージ53を上昇させる。この時、固
定繰り出しローラ57は固定されているので、固定繰り
出しローラ57の軸を回転中心として可動繰り出しロー
ラ58が回転することになる。
【0014】一方、分離ローラ60は、例えば、ゴムに
よって形成されるものであり、紙幣52が複数枚繰り出
された場合に、2枚目以降の紙幣52に摩擦力を作用さ
せて、2枚目以降の紙幣52が紙幣ガイドへ繰り出され
るのを防止し、紙幣52を一枚ずつ繰り出す。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な紙幣
収納室における分離ローラ60は、荷重の高いバネ部材
62で圧接されていたり、或いは、固定されているた
め、変形したり或いは多数枚噛み込んだ高負荷な媒体が
繰り出されようとした場合、繰り出しローラの送り力だ
けでは媒体を動かせずに繰り出し不能に陥り、現金自動
預け払い機を休止させる必要があったので、この様子を
図8を参照して説明する。
【0016】図8参照 図8は従来の繰り出しフロー図であり、繰り出し命令に
よってステージを適正位置に上昇させて適正圧力とした
のち、繰り出しローラを回転させ、繰り出しが正常に行
われている場合には、要求枚数繰り出した後正常終了す
る。
【0017】一方、繰り出しが正常に行われない場合に
は、繰り出しをリトライ(再試行)し、繰り出しが行わ
れた場合には、繰り出しを継続し、要求枚数繰り出した
後正常終了する。しかし、繰り出しリトライによっても
繰り出しが行われない場合には、装置を休止し、係員
が、点検して、高負荷な媒体を排除し、繰り出し動作を
回復させる必要があり、顧客の待ち時間が増大するとい
う問題がある。
【0018】なお、この様な高負荷な媒体は、入金され
た紙幣を紙幣収納室に積み重ねて収納する際に発生する
ことが多く、例えば、先端の折れ曲がり、丸まった紙幣
の積み重ね過程における変形、或いは、積み重ね過程に
おける多数枚の紙幣の噛み込み等が挙げられる。
【0019】したがって、本発明は、装置を休止するこ
となく、簡単な機構により高負荷な媒体を繰り出すこと
を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 本発明は、可変式紙葉類分離装置において、重ねて収納
されている紙幣等の紙葉類を繰り出す際に、紙葉類1を
繰り出しローラ4,5に押圧する圧力を検知する検知機
構3と連動させて分離ローラ2を退避させる機構を設け
たことを特徴とする。
【0021】この様に、紙葉類1を繰り出しローラ4,
5に押圧する圧力を検知する検知機構3と連動させて分
離ローラ2を退避させる機構を設けることによって、変
形したり或いは多数枚噛み込んだ高負荷な媒体を繰り出
すことができ、装置が繰り出し不能に陥り休止すること
を防止することができる。
【0022】また、本発明は、分離ローラ2の移動機構
として、繰り出しローラ4,5を固定するアーム6の上
下動に連動して、アーム6の移動量が設定値を越えた場
合に、分離ローラ2の退避動作を行う移動機構を設けた
ことを特徴とする。
【0023】この様な分離ローラ2の移動機構、例え
ば、アーム6とリンクするリンク部材7、リンク部材7
と係合して分離ローラ2を繰り出しローラ4に対して所
定の間隔に固定させるバネ部材8の賦勢力を解除する解
除機構9からなる簡単な移動機構を設けることによっ
て、高負荷な媒体を繰り出す際に、簡単な制御によって
分離ローラ2を退避させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】ここで、図2を参照して、本発明
の実施の形態の繰り出しフローを説明する。 図2参照 図2は本発明の実施の形態の繰り出しフロー図であり、
繰り出し命令によってステージを適正位置に上昇させて
適正圧力としたのち、繰り出しローラを回転させ、繰り
出しが正常に行われている場合には、要求枚数繰り出し
た後正常終了する。
【0025】一方、繰り出しが正常に行われない場合に
は、繰り出しをリトライ(再試行)し、繰り出しが行わ
れた場合には、繰り出しを継続し、要求枚数繰り出した
後正常終了するもので、ここまでのフローは従来と全く
同様である。
【0026】しかし、繰り出しリトライによっても繰り
出しが行われない場合には、ステージを上昇させで紙幣
の押圧力を高めるとともに、分離ローラを退避させたの
ち、繰り出しローラを回転させて高負荷な媒体を排除す
る。
【0027】高負荷な媒体の排除ができた場合には、繰
り出しを継続し、要求枚数繰り出した後正常終了する。
一方、高負荷な媒体の排除ができない場合には、装置を
休止することになるが、分離ローラを退避させた状態で
排除動作を行っているので、休止になることはほとんど
無くなる。
【0028】次に、図3及び図4を参照して、上記の繰
り出しフローを実行するための本発明の実施の形態の可
変式紙幣分離装置を備えた紙幣収納室を説明する。 図3参照 図3は、正常な紙幣繰り出し状態にある紙幣収納室の概
略的構成を示す断面図であり、紙幣12を積み重ねて保
持するステージ11、ステージ11に近接して設けられ
た紙幣下ガイド13、紙幣下ガイド13に対向して繰り
出された紙幣12をガイドする紙幣上ガイド14、繰り
出しローラアーム15に固定された固定繰り出しローラ
16及び可動繰り出しローラ17、繰り出しローラアー
ム15の端部に位置によって繰り出し適正圧力を検知す
る2つのセンサユニットからなる繰り出し適正圧力セン
サ18、固定繰り出しローラ16と所定の間隔に固定さ
れる分離ローラ19、分離ローラ19を収容する分離ロ
ーラブラケット20、分離ローラブラケット20と紙幣
下ガイド13との間に設けられ、分離ローラ19を固定
繰り出しローラ16側に賦勢するバネ部材22、分離ロ
ーラブラケット20に係合したレバー21、一端でレバ
ー21とリンクし他端で繰り出しローラアーム15にリ
ンクするリンク部材23から構成されている。
【0029】正常な紙幣繰り出し状態においては、分離
ローラ19はバネ部材22の賦勢力によって分離ローラ
ブラケット20を介して固定繰り出しローラ16と所定
の間隔に固定し、紙幣12が2枚以上繰り出させるのを
防止する。また、ステージ11は、繰り出しローラアー
ム15の一端が繰り出し適正圧力センサ18の一方に接
する第1の位置に保持されるように制御される。その他
の動作は、従来と同様である。
【0030】図4参照 図4は、高負荷な媒体を繰り出す場合の紙幣収納室の概
略的構成を示す断面図であり、図2に示した正常な紙幣
繰り出し動作によって紙幣が繰り出されない場合、何回
か繰り出しリトライを行い、それでも繰り出しが行われ
ない場合に、モータによってステージ11を上昇させ、
繰り出しローラアーム15の一端が繰り出し適正圧力セ
ンサ18の他方に接する第2の位置に保持されるように
制御する。
【0031】この時、固定繰り出しローラ16は固定さ
れているので、固定繰り出しローラ16の軸を回転中心
として可動繰り出しローラ17が回転し、それに伴っ
て、繰り出しローラアーム15の他端は固定繰り出しロ
ーラ16の軸を回転中心として図において左回りに回転
して、リンクしているリンク部材23を下向きに押し出
すことになる。
【0032】下側に押し出されたリンク部材23は、リ
ンク部材23に係合するレバー21を図において左回り
に回転させる。レバー21の回転に伴ってバネ部材22
の賦勢力に逆らって分離ローラブラケット20が右回り
に回転し、それに伴って、分離ローラブラケット20に
収納・固定された分離ローラ19は下側に移動して退避
状態となり、固定状態が解除される。
【0033】この様な分離ローラ19を退避した状態
で、固定繰り出しローラ16及び可動繰り出しローラ1
7を回転させることによって、高負荷な媒体に分離ロー
ラ19の分離動作が作用しなくなるので高負荷な媒体が
繰り出され、紙幣ガイドを介して搬送経路へ送り出さ
れ、鑑別部に送り込まれる。
【0034】この様な高負荷な媒体は、何らかのトラブ
ルを抱えていると想定されるので、鑑別部で高負荷な媒
体の鑑別を行って、回収部等で回収するまで繰り出し動
作を一時停止させる。
【0035】次いで、高負荷な媒体の回収処理を終了し
たのち、ステージ11を適正な繰り出し圧力が得られる
位置に下降させる。このステージ11の下降にともなっ
て、繰り出しローラアーム15は固定繰り出しローラ1
6の軸を回転軸として右回りに回転し、それに伴って、
繰り出しローラアーム15にリンクするリンク部材23
は押圧状態を解除される。
【0036】リンク部材23の押圧状態の解除に伴っ
て、バネ部材22の賦勢力が再び作用してレバー21は
右回りに回転しするとともに繰り出しローラブラケット
20が左回りに回転し、分離ローラ19はバネ部材22
の賦勢力によって固定繰り出しローラ16と所定の間隔
に再び固定されて、正常な繰り出し状態に復帰すること
になり、通常の繰り出しを再開することになる。
【0037】この様に、本発明の実施の形態において
は、分離ローラ19を退避させて繰り出しを停止する時
間は短時間であるので、装置を休止する必要はなく、高
負荷な媒体の繰り出し・鑑別処理の終了を待って繰り出
し処理を再開することができるので、出金処理手続き者
を待たせることなく出金処理が可能になる。
【0038】また、高負荷な媒体による繰り出しトラブ
ルが発生しても、装置を休止する必要がないので、係員
による点検作業、トラブル解消作業が不要になり、必要
人員の削減に寄与することができる。
【0039】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明は実施の形態に記載された構成・条件に限ら
れるものではなく、各種の変更が可能である。例えば、
上記の実施の形態においては、可変式紙幣分離装置を、
一万円紙幣収納室或いは千円紙幣収納室等の紙幣収納室
に設けているが、紙幣投入口の紙幣繰り出し部に設けて
も良いものであり、投入紙幣に混入していた高負荷な媒
体は鑑別部を経由して紙幣繰り出しユニットに戻され
る。
【0040】また、本発明は、現金自動預け払い機(A
TM)に設ける可変式紙幣分離装置に限られるものでは
なく、例えば、プリペードカードや定期券等の自動販売
機における釣り銭返却部を構成する千円紙幣収納室に設
けても良いものである。
【0041】また、本発明は、紙幣分離装置に限られる
ものではなく、紙幣以外の紙葉類の繰り出し部における
分離機構として使用されるものであり、例えば、商品
券、図書券、或いは、宝くじ等を自動販売する際に、こ
れらの商品券、図書券、或いは、宝くじ等の紙葉類の繰
り出し部における紙葉類の分離機構として用いることが
できる。
【0042】(付記1) 重ねて収納されている紙葉類
を繰り出す繰り出しローラ、繰り出しローラに対して所
定間隔で配置され複数枚の紙葉類の同時繰り出しを防止
する分離ローラ、及び、紙葉類を繰り出しローラに押圧
する圧力を検知する検知機構を少なくとも備えた可変式
紙葉類分離装置において、紙葉類を繰り出しローラに押
圧する圧力を検知する検知機構と連動させて分離ローラ
を移動させる機構を設けたことを特徴とする可変式紙葉
類分離装置。 (付記2) 上記分離ローラの移動機構が、上記繰り出
しローラを固定するアームの上下動に連動して、アーム
の移動量が設定値を越えた場合に、分離ローラの退避動
作を行う機構であることを特徴とする付記1記載の可変
式紙葉類分離装置。 (付記3) 上記分離ローラの移動機構が、アームとリ
ンクするリンク部材、リンク部材と係合して分離ローラ
を繰り出しローラに圧接するバネ部材の賦勢力を解除す
る解除機構からなることを特徴とする付記2記載の可変
式紙葉類分離装置。 (付記4) 上記分離ローラの移動機構が、紙葉類取扱
装置内の紙葉類収納部に設けられていることを特徴とす
る付記1乃至3のいずれか1に記載の可変式紙葉類分離
装置。 (付記5) 上記分離ローラの移動機構が、紙葉類取扱
装置の紙葉類投入・取出口に設けられていることを特徴
とする付記1乃至3のいずれか1に記載の可変式紙葉類
分離装置。 (付記6) 上記紙葉類が、紙幣であることを特徴とす
る付記1乃至5のいずれか1に記載の可変式紙葉類分離
装置。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、紙葉類の繰り出し部に
可変式紙葉類分離装置を設けているので、紙葉類が多数
枚噛み込んだ高負荷な媒体がスタックされた紙葉類に混
入している場合にも、装置を休止することなく高負荷な
媒体を排除して、通常の繰り出し処理を早急に再開する
ことができ、安定な入金・出金操作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の繰り出しフロー図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の正常な紙幣繰り出し状態
における紙幣収納室の概略的構成図である。
【図4】本発明の実施の形態の高負荷な媒体を繰り出す
場合の紙幣収納室の概略的構成図である。
【図5】現金自動預け払い機の一例を示す概略的斜視図
である。
【図6】現金自動預け払い機における紙幣の搬送経路を
説明するための概略図である。
【図7】一万円紙幣収納室の概略的構成図である。
【図8】従来の繰り出しフローである。
【符号の説明】
1 紙葉類 2 分離ローラ 3 検知機構 4 繰り出しローラ 5 繰り出しローラ 6 アーム 7 リンク部材 8 バネ部材 9 解除機構 11 ステージ 12 紙幣 13 紙幣下ガイド 14 紙幣上ガイド 15 繰り出しローラアーム 16 固定繰り出しローラ 17 可動繰り出しローラ 18 繰り出し適正圧力センサ 19 分離ローラ 20 分離ローラブラケット 21 レバー 22 バネ部材 23 リンク部材 30 現金自動預け払い機 31 タッチパネル 32 キャッシュカード挿入口 33 通帳挿入口 34 紙幣投入口 35 開閉扉 36 貨幣投入口 37 開閉扉 41 紙幣繰り出しユニット 42 繰り出しローラ 43 搬送ローラ 44 鑑別部 45 一時格納室 46 真券回収室 47 一万円紙幣収納室 48 千円紙幣収納室 49 回収箱 50 幅センサ 51 厚みセンサ 52 紙幣 53 ステージ 54 紙幣下ガイド 55 紙幣上ガイド 56 繰り出しローラアーム 57 固定繰り出しローラ 58 可動繰り出しローラ 59 繰り出し適正圧力センサ 60 分離ローラ 61 分離ローラブラケット 62 バネ部材 63 樹脂 64 ゴム部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南新 勇人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 3E040 AA01 BA07 FD02 FD05 FG13 3F343 FA04 FC01 GA01 GB01 GC01 GD01 JA04 JA14 JA19 JD09 JD33 LA04 LA15 LC06 LC07 MB04 MB14 MC11 MC12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ねて収納されている紙葉類を繰り出す
    繰り出しローラ、繰り出しローラに対して所定間隔で配
    置され複数枚の紙葉類の同時繰り出しを防止する分離ロ
    ーラ、及び、前記紙葉類を繰り出しローラに押圧する圧
    力を検知する検知機構を少なくとも備えた可変式紙葉類
    分離装置において、前記紙葉類を繰り出しローラに押圧
    する圧力を検知する検知機構と連動させて前記分離ロー
    ラを移動させる機構を設けたことを特徴とする可変式紙
    葉類分離装置。
  2. 【請求項2】 上記分離ローラの移動機構が、上記繰り
    出しローラを固定するアームの上下動に連動して、アー
    ムの移動量が設定値を越えた場合に、前記分離ローラの
    退避動作を行う機構であることを特徴とする請求項1記
    載の可変式紙葉類分離装置。
  3. 【請求項3】 上記紙葉類が、紙幣であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の可変式紙葉類分離装置。
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