JP2001310831A - シート梱包部材及びシートパック及びシート載置装置及び画像形成装置及びシートパックの載置方法 - Google Patents

シート梱包部材及びシートパック及びシート載置装置及び画像形成装置及びシートパックの載置方法

Info

Publication number
JP2001310831A
JP2001310831A JP2000129927A JP2000129927A JP2001310831A JP 2001310831 A JP2001310831 A JP 2001310831A JP 2000129927 A JP2000129927 A JP 2000129927A JP 2000129927 A JP2000129927 A JP 2000129927A JP 2001310831 A JP2001310831 A JP 2001310831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
packing member
member according
main body
feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000129927A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyoshi Yamamoto
康義 山本
Shohei Takeda
昌平 武田
Tatsuaki Hashimoto
樹明 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000129927A priority Critical patent/JP2001310831A/ja
Publication of JP2001310831A publication Critical patent/JP2001310831A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート束を補給する時に発生していたトラブ
ルを防止することが可能なシート梱包部材及びシートパ
ック及びシート載置装置及び画像形成装置及びシートパ
ックの載置方法を提供する。 【解決手段】 シート束のシート面に平行な一方の紙面
210の一部と、一方の紙面210に垂直な鉛直面21
1の一部に、本体から分離可能な分離部Sbを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート等の記録媒
体上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、
プリンタ、あるいは、ファクシミリ装置などの画像形成
装置に関し、特に、シートを載置するシート載置装置と
このシート載置装置に載置されるシートのシート梱包部
材、シートパック及びシートパックの載置方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置に用いられ
るシートSは、図17に示すように、500枚のシート
束をシートSよりも大きなサイズのシート梱包部材S1
で包む形式の梱包形態をとって供給されるのが一般的で
あった。
【0003】そして、使用者が、画像形成装置にシート
Sを補給する際には、図18のようにシートSよりも大
きなサイズのシート梱包部材S1を引き破るか、シート
Sよりも大きなサイズのシート梱包部材S1の接着部を
引き剥がして内部のシート束を取り出し、図19(a)
のように画像形成装置の給紙カセット606に挿入して
いた。画像形成装置の給紙カセット606に挿入された
状態を図19(b)に示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0005】500枚ものシート束をシートSよりも大
きなサイズのシート梱包部材S1から取り出して画像形
成装置の給紙カセットに移し替えるため、使用者の操作
状況が悪いと図20に示すように最下部近辺のシートS
が給紙カセット606の壁部で折れ曲がってしまうこと
があった。
【0006】この折れ曲がった状態のシートSは、シー
ト搬送のための抵抗が大きいため画像形成装置にうまく
給紙されない場合がある。例え、画像形成装置にうまく
給紙されてもシート搬送の途中で折れ曲がり、紙づまり
などのトラブルを引き起こす原因となっており、画像形
成装置の使用者は、シートSの補給に対し細心の注意を
必要としていた。
【0007】また、シートSを給紙カセット606の所
定の位置にセットするために、給紙カセット606内部
にシート端部規制部材602、603、604が設けら
れており、給紙カセット606の構成を複雑で高価なも
のにしているだけでなく、シートセット時にシート端部
が規制部材602、603、604によってめくられて
しまうことがあり、このようなセット不良による給紙ジ
ャム等の不具合を生じやすいという問題があった。
【0008】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、シー
ト束を補給する時に発生していたトラブルを防止するこ
とが可能なシート梱包部材及びシートパック及びシート
載置装置及び画像形成装置及びシートパックの載置方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート束を梱包するシート梱包部
材において、シート束のシート面に平行な一方の面の一
部と、該一方の面に垂直な鉛直面の一部に、本体から分
離可能な分離部を備えることを特徴とする。
【0010】前記分離部が分離して前記一方の面の一部
から露出するシート束は、シートを給送する給送手段の
載置部に本体が載置される場合のシートに当接して給送
する給送部に当接し、該給送部に当接して給送されるシ
ート束のシートは、前記分離部が分離して前記鉛直面の
一部に開口した開口部から給送されることも好適であ
る。
【0011】前記分離部は、前記シート束のシート面に
平行な他方の面の一部を備えることも好適である。
【0012】前記分離部が分離して前記他方の面の一部
から露出するシート束は、シートを給送する給送手段の
載置部に本体が載置される場合の給送位置にシートを誘
導する誘導部に当接することも好適である。
【0013】前記分離部に設けられ、牽引されることに
より該分離部を本体から分離させる牽引部材を備えるこ
とも好適である。
【0014】前記分離部は、凸または△形状部を備え、
前記牽引部材は、前記凸または△形状部の先端領域に設
けられ、該先端領域から該凸または△形状部の基底部に
向かって牽引されることにより、該分離部を本体から分
離させることも好適である。
【0015】前記分離部が本体から分離して、本体から
シートの一部が露出した後、シート束の最上位のシート
が給送手段により給送される場合、シートを1枚ずつ分
離可能とするシート分離部を前記一方の面の一部または
前記鉛直面の一部の両端に備えることも好適である。
【0016】前記分離部以外の領域に把手を備えること
も好適である。
【0017】前記把手は揺動可能に設けられていること
も好適である。
【0018】前記把手は、該把手が設けられている面に
略沿うように付勢されていることも好適である。
【0019】前記分離部以外の領域に、シートを載置す
る載置部に載置される場合の位置決めとなる位置決め部
を備えることも好適である。
【0020】前記位置決め部は、前記把手であることも
好適である。
【0021】前記分離部と本体との境界は、他の領域よ
り強度が弱く設けられていることも好適である。
【0022】前記境界は、開口部を所定間隔で備えるこ
とも好適である。
【0023】前記境界を内部から覆うように設けられ、
本体より強度が弱く設定される防湿部材を備えることも
好適である。
【0024】上記記載のシート梱包部材は、防湿部材に
より構成されていることも好適である。
【0025】上記記載のシート梱包部材の内部には、防
湿剤が塗布されていることも好適である。
【0026】シートパックにあっては、シート束と、該
シート束を梱包する上記記載のシート梱包部材と、を備
えることを特徴とする。
【0027】シート載置装置にあっては、上記記載のシ
ートパックを載置する載置手段を備えることを特徴とす
る。
【0028】画像形成装置にあっては、上記記載のシー
ト載置装置と、該シート載置装置に載置されたシートパ
ックの最上位のシートを1枚ずつ分離搬送する給送手段
と、該給送手段により搬送されたシートに画像を形成す
る画像形成手段と、を備えることを特徴とする。
【0029】シートパックの載置方法にあっては、シー
ト束と上記記載のシート梱包部材を備えたシートパック
を、シートを載置する載置部に載置した後、該シート梱
包部材の前記牽引部材を牽引することにより前記分離部
を本体から分離して、シートを給送する給送部が当接す
るようにシートの一部を露出させることを特徴とする。
【0030】シートパックの載置方法にあっては、上記
記載のシートパックの前記シート梱包部材の前記分離部
を本体から分離してシートの一部を露出させた状態で、
その露出したシートの一部に、シートを給送する給送部
が当接するように、シートを載置する載置部に該シート
パックを載置することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される
装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきもので
あり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣
旨のものではない。
【0032】(実施の形態1)まず、本発明を適用した
画像形成装置の概略を説明する。図16は画像形成装置
の断面図で、101は原稿を載せる原稿台ガラス、10
2は原稿台ガラス101上の原稿情報をのドラム103
上に投影する光学ユニットである。
【0033】また、ドラム103の廻りには、光学ユニ
ット102により投影された原稿情報の静電潜像を可視
化するためにトナーを供給するの現像器ユニット10
4、ドラム103上のトナーを搬送されたシートSに転
写する転写ローラ105、静電的にドラム103に吸着
されているシートSを分離する除電針106、シートS
に転写されずドラム103上に残ったトナーを清掃する
のクリーニングユニット107、シートSにトナーの乗
らない領域を形成するためのブランクユニット108が
配されている。
【0034】109は、シートSをトナーを定着させる
ための定着ユニット110に搬送するための搬送ユニッ
ト、111はシートSを機外の排紙トレー112上に排
出するための排紙コロである。
【0035】6はシートSを積載するためのカセット、
113はシートSを一枚づつ給紙するための給紙ユニッ
ト、114は給紙ユニット113により給紙されたシー
トSを光学ユニット102が原稿情報をドラム103上
に投影するためにスキャンするのに同期してシートSを
搬送する115のレジローラまで搬送する縦パスユニッ
トである。また、116はマルチユニットを示してい
る。
【0036】次に、図16において動作を順をおって説
明する。ユーザーが、不示図の操作部のコピースタート
ボタンを押すと、給紙ユニット113がカセット6に積
載されたシートSを一枚づつ給紙し縦パスユニット11
4がレジローラ115まで搬送する。
【0037】次に、原稿台ガラス101上の原稿情報を
ドラム103上に投影すべく光学ユニット102がレジ
ローラ115の作動に同期するようにスキャンを開始し
現像ユニット104により可視化された原稿情報を転写
ローラ105によりシートSに転写し除電針106によ
りドラム103からシートSを分離する。
【0038】その後シートSは、109の搬送ユニット
により定着ユニット110に搬送され、定着ユニット1
10によりトナーをシートSに定着した後、排紙コロ1
11により機外に設けられた排紙トレー112上に排紙
される。
【0039】上記一連の作動時には、シートSの搬送経
路上に複数個設けられている不示図のセンサが、シート
Sが給紙されてある一定時間経過しても到着しない場合
(遅延)や、到着後ある一定時間経過しても通過しない
場合(滞留)を検知しており、前記遅延、滞留を検知す
ると、不示図の操作部にジャム表示をして、シートSの
搬送を装置全体、もしくは一部で止めてしまうように不
示図の制御回路により制御されている。
【0040】また、カセット6の中にはシートSが積載
されているかいないかを検知する不図示のセンサが設け
られており前記センサによりカセット6の中にシートS
が無いと検知した場合には不示図の操作部に用紙無しの
表示を行う。
【0041】上記シートSがカセット6の中に無いこと
を不図示の操作部の用紙無し表示で知ったユーザーは、
梱包材で包まれたシートSの束を用意し、以下に示す様
にカセット6の中の所定の位置にシートSの束をセット
する。
【0042】次に、本発明の特徴的な構成について説明
する。図1は、画像形成装置に用いられるシート束のシ
ートパックを示す本発明の特徴を最もよく表す図であ
る。
【0043】図1において、Saは、シートSよりも大
きなサイズのシート梱包部材であり、シート梱包部材S
aには、あらかじめ図中1点鎖線で示す境界201、2
02やシート束の稜線で201と202の間に挟まれた
203、204、205、206の部分に引き剥がしが
可能である部分Sb(分離部)を有している。
【0044】さらに、シート束の片方の紙面210と直
交する鉛直面211に、残りのシート束のシート梱包部
材Saから分離部Sbを分離可能にする分離部材(牽引
部材)151を有している。
【0045】この分離部材151は、その先端部152
をシート束の片方の紙面210と直交する鉛直面211
に固着されており、図中矢印Pの方向に分離部材151
を引き上げると、分離部材151とともに分離部Sbが
シート梱包部材Saから分離して、図1(b)に示すご
とく、シートSの一部がシート梱包部材Saから露出す
る。
【0046】本発明のシート梱包部材Saを用いれば、
画像形成装置のカセット6にシートSを補給する際に
は、図1(a)の状態(シート梱包部材Saで梱包され
た状態)のまま画像形成装置のカセット6に挿入し、そ
の後、分離部材151を引き上げることでシートSの補
給を完了することができる。
【0047】また、分離部材151を引き上げて、分離
部材151とともに分離部Sbをシート梱包部材Saか
ら分離させ、図1(b)に示すごとく、シートSの一部
をシート梱包部材Saから露出させてから、カセット6
に挿入することでも、シートSの補給を完了することが
できる。
【0048】図1(a)の212は、シート梱包部材S
aの折り重ね部分を示す。
【0049】図10に上記操作でシートSの補給を完了
したカセット6と給送手段の関係を説明する概略断面図
を示す。同図中、501はシートSを給紙するための給
紙ローラ、502はシートSを搬送するための搬送ロー
ラ、503はシートSを1枚ずつ分離するための分離ロ
ーラである。
【0050】一部を露出させた状態でシート梱包部材S
aに梱包されたままカセット6に挿入されたシート束の
うち、最上面のシートSの露出面が給紙ローラ501に
当接して1枚ずつ給送され、給送されたシートSは図中
矢印Aに搬送され、画像形成部に送られる。
【0051】また、シートの枚数が少なくなると、シー
ト束全体を図中矢印B方向に持ち上げるリフター部(不
図示)が働き、シート束は上方に持ち上げられ、給紙動
作を継続する。
【0052】ここで、図14に示すように、シート梱包
部材Saの上面に把手301を備えることにより、シー
ト梱包部材Saの持ち運びやカセット6への挿入が確実
かつ容易になる。把手301は、シート梱包部材Saの
上面に沿うように付勢されており(把手自身が若干のバ
ネ性を有してもよい)、使用者がつかんでいる状態では
起こされ(図14(b))、離すと上面に沿うように戻
る(図14(a))とよい。
【0053】本実施の形態によれば、シート束がシート
梱包部材に梱包された状態でカセット6にセットするの
で、シートの補給作業を容易で確実に行うことができ、
シートの折れやめくれなどのセット時の操作ミスを防止
でき、給紙時のジャム等の不具合を低減させることがで
きる。
【0054】また、本実施の形態によれば、カセット6
にシート梱包部材Saの状態で挿入するので、シート梱
包部材Saの側面を給紙方向に対するシートの規制手段
とすることができる。この場合、シート梱包部材Saを
剛性の高い、例えば厚紙によって構成することも好適で
ある。
【0055】また、図15(b)に示すように、揺動可
能な位置決め部310、312を開いた状態でカセット
6にセットすることにより、シート梱包部材Saをカセ
ット6の所定の位置にセットすることができる。さら
に、シートサイズ毎に位置決め部310、312の大き
さを設定することにより、シートサイズに関係なく、カ
セット6にシートサイズに応じてシートの端部を規制す
る手段を備える必要も無く、カセット6の所定の位置に
セットすることができる。また、この位置決め部に、把
手311を設けても好適である(図15(a))。
【0056】したがって、カセット6に複雑で高価な規
制手段を設ける必要が無くなり、安価で簡単な構成のカ
セット6を提供することができる。
【0057】また、シート梱包部材Saの一部を露出し
た部分は、カセット6にセットされて給送手段が当接す
る部分と、シートSが給送される給送方向にあればよ
い。図12に示すように、引き剥がしが可能な分離部3
31、332をシートSの縦・横の両方向に設けてもよ
く、画像形成装置の種類に応じて給送される側の分離部
を引き剥がせば良い(図13)。
【0058】また、分離部Sbはシート梱包部材Saと
の境界が引き剥がしが可能なように、他の領域より厚さ
が薄く設けられていても、ミシン目のように切り欠き部
で構成されていても、分離部Sb全体がシート梱包部材
Saより厚みを持っていても(例えば別部材で構成して
もよい)よい。
【0059】また、シート梱包部材Saの裏側に防湿剤
を塗布して、この防湿剤により外部環境中の湿気からシ
ートSを保護することにより、吸湿に起因した給紙不良
や画質の低下を防止することができる。また、シート梱
包部材Saを防湿部材で構成しても同様の効果が得られ
る。
【0060】(実施の形態2)図2は、画像形成装置に
用いられるシート束のシート梱包部材であり、同図にお
いて、Saは、シートよりも大きなサイズのシート梱包
部材であり、シート梱包部材Saには、あらかじめ図中
1点鎖線で示す境界221、224、226やシート束
の稜線で221と224、226の間に挟まれた22
3、225の部分に引き剥がしが可能である部分Sb
(分離部)を有している。
【0061】さらに、図3は、図2の裏面側を示す図で
あるが、この面のシート梱包部材Saにも、あらかじめ
図中1点鎖線で示す境界227、228、229の部分
に引き剥がしが可能である部分Sb(分離部)を有して
いる。
【0062】そして、図3に示すように、残りのシート
束のシート梱包部材Saから分離部Sbを分離可能にす
る分離部材(牽引部材)161を有している。この分離
部材161は、その先端部162を図3で示す面231
に固着されており、図2中矢印Pの方向に分離部材16
1を引き上げると、図4に示すごとく、シートSの一部
がシート梱包部材Saから露出する。
【0063】画像形成装置のカセット6にシートSを補
給する際には、図2の状態(シート梱包部材Saで梱包
された状態)のまま画像形成装置のカセット6に挿入
し、その後、分離部材161を引き上げることでシート
Sの補給を完了することができる。
【0064】本実施の形態は、実施の形態1に比ベシー
ト束の上面及び下面のシートSよりも大きなサイズのシ
ート梱包部材Saを引き剥がすことが可能であるため、
図11に示すようにリフター部材505(回転中心50
4を中心として図中矢印C方向に回動する)の回動を妨
げないため実施の形態に比べリフター部材の回動手段の
駆動力が少なくてすむ利点がある。
【0065】(実施の形態3)図5は、画像形成装置に
用いられるシート束のシート梱包部材であり、同図にお
いて、Saは、シートSよりも大きなサイズのシート梱
包部材であり、このシート梱包部材Saには、あらかじ
め図中1点鎖線で示す境界241、243、244、2
46、247、248、249やシート束の稜線で24
1と243、247の間に挟まれた245、250の部
分に引き剥がしが可能である部分Sb(分離部)を有し
ている。
【0066】さらに、図6は、図5の裏面側を示す図で
あるが、この面のシート梱包部材Saにも、あらかじめ
図中1点鎖線で示す境界251、252、253の部分
に引き剥がしが可能である部分Sb(分離部)を有して
いる。
【0067】そして、図6に示すように、残りのシート
束のシート梱包部材Saと分離可能にする分離部材(牽
引部材)171を有している。この分離部材171は、
その先端部172を図6で示す面257に固着されてお
り、図5中矢印Pの方向に分離部材171を引き上げる
と、図7に示すごとく、シートSの一部がシート梱包部
材Saから露出するとともに、シートSの給紙方向D側
の両端部にシート梱包部材Saで構成されたシートSの
分離を補助する分離補助部(分離部)254及び255
が残るようにしてある。
【0068】画像形成装置のカセット6にシートSを補
給する際には、図5の状態(シート梱包部材Saで梱包
された状態)のまま画像形成装置のカセット6に挿入
し、その後、分離部材171を引き上げることでシート
Sの補給を完了することができる。
【0069】本実施の形態は、実施の形態1、2に比
べ、シートSの分離補助部254、255がシート梱包
部材Saにより形成されるので、シートSを1枚ずつ分
離する能力が高くなる。
【0070】なお、本実施の形態では、シートSの分離
補助部254、255がシートSよりも大きなサイズの
シート梱包部材Saにより形成されているが、この分離
補助部254、255のみ、シート梱包部材Saに対し
強度を有する材料、例えば、樹脂材料などを用いること
で耐久性を高めることも可能である。
【0071】(実施の形態4)図8は、画像形成装置に
用いるシート束のシート梱包部材Saであり、同図は図
3及び図6と同じく、シート束の裏面側を示す図であ
る。
【0072】上述の実施の形態と同じく、この面のシー
ト梱包部材Saにも、あらかじめ図中1点鎖線で示す境
界261、262、263、264の部分に引き剥がし
が可能である部分Sb(分離部)を有しているととも
に、分離部Sbもしくは残りのシート束のシート梱包部
材Saから分離部Sbを分離可能にする分離部材(牽引
部材)181の先端部182が、凸または△形状をして
おり、分離部材181を引張る時の最初の引張り力が小
さくてすむ構成を取っている。
【0073】本実施の形態では、実施の形態1〜3につ
いて適応可能であり、分離部材181を引張る時の最初
の引張り力が小さくてすむため、シートSをカセット6
に補給する際の操作性が向上する。
【0074】(実施の形態5)図9は、画像形成装置に
用いるシート束のシート梱包部材Saであり本発明の特
徴を最もよく表す図である。本実施の形態は、実施の形
態1〜4までのいずれについても適応可能である。
【0075】同図において、Saは、シートSよりも大
きなサイズのシート梱包部材であり、このシート梱包部
材Saには、あらかじめ引き剥がしが可能である部分S
b(分離部)を有しているが、この分離部Sbの端部が
図中270で示される断続的な開口部で構成されてい
る。断続的な開口部で構成することにより、引き剥がし
を容易にしている。
【0076】そして、その開口部270のシートS側に
は、防湿部材280を接合している。この防湿部材28
0はシート梱包部材Saよりも引き裂き強度が低いビニ
ールなどで構成され、シート梱包部材Saが引き剥がさ
れる際には、共に分離される。
【0077】本実施の形態によれば、シート梱包部材S
aにあらかじめ設けた引き剥がし可能部分からの引き剥
がしが容易になるとともに、引き剥がし可能部分からの
吸湿が防止でき、シートSを長期間に渡り吸湿のない良
好な状態を保つことが可能となる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シート束のシート面に平行な一方の面の一部と、該一方
の面に垂直な鉛直面の一部に、本体から分離可能な分離
部を備えることにより、分離部を分離させた状態でシー
ト梱包部材を給紙カセットにセットすることができるの
で、シートの補給作業が容易でかつ確実になり、従来の
ようなシート補給時のシートの折れやめくれ等を起こす
ことが無くなり、給紙時のジャム等の不具合を低減させ
ることができる。
【0079】また、シート梱包部材に位置決め手段を設
けることで、給紙カセットに複雑で高価な規制手段を設
ける必要が無くなり、安価で簡単な構成のシート載置装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図2】実施の形態2に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図3】実施の形態2に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図4】実施の形態2に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図5】実施の形態3に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図6】実施の形態3に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図7】実施の形態3に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図8】実施の形態4に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図9】実施の形態5に係るシートパックの概略斜視図
である。
【図10】カセットにセットされたシートパックと給送
部を示す概略図である。
【図11】実施の形態2に係る給送部のリフターを説明
する概略図である。
【図12】実施の形態1に係るシートパックの概略斜視
図である。
【図13】実施の形態1に係るシートパックの概略斜視
図である。
【図14】シート梱包部材の把手を示す概略斜視図であ
る。
【図15】シートパックのカセットへの位置決めを説明
する概略斜視図である。
【図16】画像形成装置の概略断面図である。
【図17】従来のシートパックを示す図である。
【図18】従来の、シート梱包部材からのシートの取り
出しを説明する図である。
【図19】従来の、シートのカセットへのセットを説明
する図である。
【図20】従来の問題点を示す図である。
【符号の説明】
6 カセット 151、161、171、181 分離部材 152、162、172、182 先端部 201、202、221、224、226、227、2
28、229、241、243、244、246、24
7、248、249、251、252、253、26
1、262、263、264 境界 203、204、205、206、223、225、2
45、250 稜線 210 紙面 211 鉛直面 254、255 分離補助部 270 開口部 280 防湿部材 301、311 把手 310、312 位置決め部 331、332 分離部 501 給紙ローラ 502 搬送ローラ 503 分離ローラ 504 回転中心 505 リフター部材 S シート Sa シート梱包部材 Sb 分離部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 樹明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FC30 HB06

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート束を梱包するシート梱包部材にお
    いて、 シート束のシート面に平行な一方の面の一部と、該一方
    の面に垂直な鉛直面の一部に、本体から分離可能な分離
    部を備えることを特徴とするシート梱包部材。
  2. 【請求項2】 前記分離部が分離して前記一方の面の一
    部から露出するシート束は、シートを給送する給送手段
    の載置部に本体が載置される場合のシートに当接して給
    送する給送部に当接し、該給送部に当接して給送される
    シート束のシートは、前記分離部が分離して前記鉛直面
    の一部に開口した開口部から給送されることを特徴とす
    る請求項1に記載のシート梱包部材。
  3. 【請求項3】 前記分離部は、前記シート束のシート面
    に平行な他方の面の一部を備えることを特徴とする請求
    項1または2に記載のシート梱包部材。
  4. 【請求項4】 前記分離部が分離して前記他方の面の一
    部から露出するシート束は、シートを給送する給送手段
    の載置部に本体が載置される場合の給送位置にシートを
    誘導する誘導部に当接することを特徴とする請求項3に
    記載のシート梱包部材。
  5. 【請求項5】 前記分離部に設けられ、牽引されること
    により該分離部を本体から分離させる牽引部材を備える
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載のシ
    ート梱包部材。
  6. 【請求項6】 前記分離部は、凸または△形状部を備
    え、 前記牽引部材は、前記凸または△形状部の先端領域に設
    けられ、該先端領域から該凸または△形状部の基底部に
    向かって牽引されることにより、該分離部を本体から分
    離させることを特徴とする請求項5に記載のシート梱包
    部材。
  7. 【請求項7】 前記分離部が本体から分離して、本体か
    らシートの一部が露出した後、シート束の最上位のシー
    トが給送手段により給送される場合、シートを1枚ずつ
    分離可能とするシート分離部を前記一方の面の一部また
    は前記鉛直面の一部の両端に備えることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート梱包部材。
  8. 【請求項8】 前記分離部以外の領域に運搬用の把手を
    備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項
    に記載のシート梱包部材。
  9. 【請求項9】 前記把手は揺動可能に設けられているこ
    とを特徴とする請求項8項に記載のシート梱包部材。
  10. 【請求項10】 前記把手は、該把手が設けられている
    面に略沿うように付勢されていることを特徴とする請求
    項8または9に記載のシート梱包部材。
  11. 【請求項11】 前記分離部以外の領域に、シートを載
    置する載置部に載置される場合の位置決めとなる位置決
    め部を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいず
    れか1項に記載のシート梱包部材。
  12. 【請求項12】 前記位置決め部は、前記把手であるこ
    とを特徴とする請求項11項に記載のシート梱包部材。
  13. 【請求項13】 前記分離部と本体との境界は、他の領
    域より強度が弱く設けられていることを特徴とする請求
    項1乃至12のいずれか1項に記載のシート梱包部材。
  14. 【請求項14】 前記境界は、開口部を所定間隔で備え
    ることを特徴とする請求項13に記載のシート梱包部
    材。
  15. 【請求項15】 前記境界を内部から覆うように設けら
    れ、本体より強度が弱く設定される防湿部材を備えるこ
    とを特徴とする請求項13または14に記載のシート梱
    包部材。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15のいずれか1項に記
    載のシート梱包部材は、防湿部材により構成されている
    ことを特徴とするシート梱包部材。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至15のいずれか1項に記
    載のシート梱包部材の内部には、防湿剤が塗布されてい
    ることを特徴とするシート梱包部材。
  18. 【請求項18】 シート束と、該シート束を梱包する請
    求項1乃至17のいずれか1項に記載のシート梱包部材
    と、を備えることを特徴とするシートパック。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のシートパックを載
    置する載置手段を備えることを特徴とするシート載置装
    置。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のシート載置装置
    と、該シート載置装置に載置されたシートパックの最上
    位のシートを1枚ずつ分離搬送する給送手段と、該給送
    手段により搬送されたシートに画像を形成する画像形成
    手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 シート束と請求項5乃至17に記載の
    シート梱包部材を備えたシートパックを、シートを載置
    する載置部に載置した後、該シート梱包部材の前記牽引
    部材を牽引することにより前記分離部を本体から分離し
    て、シートを給送する給送部が当接するようにシートの
    一部を露出させることを特徴とするシートパックの載置
    方法。
  22. 【請求項22】 請求項18に記載のシートパックの前
    記シート梱包部材の前記分離部を本体から分離してシー
    トの一部を露出させた状態で、その露出したシートの一
    部に、シートを給送する給送部が当接するように、シー
    トを載置する載置部に該シートパックを載置することを
    特徴とするシートパックの載置方法。
JP2000129927A 2000-04-28 2000-04-28 シート梱包部材及びシートパック及びシート載置装置及び画像形成装置及びシートパックの載置方法 Withdrawn JP2001310831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000129927A JP2001310831A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 シート梱包部材及びシートパック及びシート載置装置及び画像形成装置及びシートパックの載置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000129927A JP2001310831A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 シート梱包部材及びシートパック及びシート載置装置及び画像形成装置及びシートパックの載置方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001310831A true JP2001310831A (ja) 2001-11-06

Family

ID=18639126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000129927A Withdrawn JP2001310831A (ja) 2000-04-28 2000-04-28 シート梱包部材及びシートパック及びシート載置装置及び画像形成装置及びシートパックの載置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001310831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013216365A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Ricoh Co Ltd 被包装用紙束および用紙束の包装方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013216365A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Ricoh Co Ltd 被包装用紙束および用紙束の包装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04182260A (ja) 排紙トレイ
EP0768566A2 (en) Printing paper protecting device
JP2009007081A (ja) 記録媒体収納装置及び画像形成装置
WO2001089957A1 (fr) Materiau d'emballage et feuilles de papier emballees
US8142089B2 (en) Image forming apparatus and sheet containing apparatus
JP2001310831A (ja) シート梱包部材及びシートパック及びシート載置装置及び画像形成装置及びシートパックの載置方法
JPH04182234A (ja) 記録装置の給紙装置
JP3319973B2 (ja) 摩擦分離部材を備えたシート給送装置
JP7452195B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP3317514B2 (ja) 電子写真装置
JPH08175689A (ja) シート材供給装置及び画像形成装置
JP2621846B2 (ja) 給紙カセット
JP4631698B2 (ja) シート供給装置及び画像形成装置
JPH0781788A (ja) 給紙装置
JPH082731A (ja) 給紙装置
JP2003054789A (ja) 画像形成装置
JPS61278882A (ja) 両面画像形成装置
JP4924988B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP3112415B2 (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JPH08169570A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JPH11130274A (ja) シート材給送装置及び画像処理装置
JPH08244988A (ja) シート材収納容器及び画像形成装置
JP2000219346A (ja) カット紙供給装置
JPH04213537A (ja) 電子写真装置
JP2001026346A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070703