JP2001309586A - 小型モータ及び小型モータの製造方法 - Google Patents

小型モータ及び小型モータの製造方法

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JP2001309586A
JP2001309586A JP2000121519A JP2000121519A JP2001309586A JP 2001309586 A JP2001309586 A JP 2001309586A JP 2000121519 A JP2000121519 A JP 2000121519A JP 2000121519 A JP2000121519 A JP 2000121519A JP 2001309586 A JP2001309586 A JP 2001309586A
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yoke
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magnet
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small motor
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JP2000121519A
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Junpei Yamauchi
内 淳 平 山
Takao Saijo
條 孝 夫 西
Hirofumi Suda
田 弘 文 須
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量の軽減が図れる小型モータおよび小型モ
ータの製造方法を提供する。 【解決手段】 筒形状のメインヨーク2と、間隙部をも
って断面C字状にされメインヨーク2の内周部に弾性的
に圧接して配置されたサブヨーク3と、サブヨーク3の
内周部に配置された第1、第2のマグネット6、7を備
え、サブヨーク3の間隙部は、第1のマグネット6の略
中央部に配置され、サブヨーク3の間隙部には、サブヨ
ーク3と第1のマグネット6とを接着する接着剤が充填
されている小型モータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヨーク内にマグ
ネットが配置され、マグネットの内側にアーマチュアが
配置された小型モータおよび小型モータの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の小型モータとしては、筒形のヨ
ークの内側に2つのマグネットが取付けられ、2つのマ
グネットの内側にアーマチュアが回転可能に配置されて
いるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の小型
モータでは、ほぼ均一な厚さ寸法のヨークが用いられて
いた。そのため、マグネットの磁路を形成するのに必要
な部分と、マグネットの磁路を形成するのに用いられな
い部分とが同一の厚さ寸法をもつので、ヨークが重くな
り、その結果、小型モータ全体の重量が大きくなってい
た。
【0004】
【発明の目的】この発明は、重量の軽減が図れる小型モ
ータおよび小型モータの製造方法を提供することを目的
としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる小型モータでは、筒形状のメインヨークと、メイン
ヨークの筒形状と略同一の筒形状にされているととも
に、メインヨークの内周部に固定されたサブヨークと、
サブヨークの内周部に固定された第1、第2のマグネッ
トと、第1、第2のマグネットの内周部に回転可能に配
置されたアーマチュアとを備えた小型モータにおいて、
サブヨークは、間隙部が形成されることにより断面C字
状をなし、メインヨークに組込まれる前のサブヨークの
外径寸法は、メインヨークの内径寸法よりわずかに大き
い外径寸法に形成されることによりサブヨークは、メイ
ンヨークの内周部に弾性的に圧接して配置され、サブヨ
ークの間隙部は、第1のマグネットの略中央部に配置さ
れ、且つ、サブヨークの間隙部には、サブヨークと第1
のマグネットとを接着する接着剤が充填されている構成
としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わる小型モータで
は、請求項1の構成に加え、サブヨークには、第1、第
2のマグネットを位置決めするマグネット位置決め部が
形成されている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わる小型モータで
は、請求項1、2のいずれかの構成に加え、サブヨーク
には、嵌入凹部が形成され、メインヨークには、サブヨ
ークの嵌入凹部に嵌入することにより、サブヨークの抜
けを防止する係止突起が形成されている構成としたこと
を特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わる小型モータで
は、請求項3の構成に加え、サブヨークの嵌入凹部とメ
インヨークの係止突起とは、それぞれが係止可能な位置
に複数個形成されている構成としたことを特徴としてい
る。
【0010】この発明の請求項5に係わる小型モータで
は、サブヨークの嵌入凹部の側部には、嵌入凹部の弾性
変形を可能にするための弾性変形用切欠が形成されてい
る構成としたことを特徴としている。
【0011】この発明の請求項6に係わる小型モータの
製造方法では、筒形状をなし、係止突起が形成されたメ
インヨークと、間隙部が形成されることにより断面C字
状をなし、組込まれる前の外径寸法がメインヨークの内
径寸法よりもわずかに大きい外径寸法に形成されること
によりメインヨークの内周部に弾性的に圧接して配置さ
れているとともに、嵌入凹部が形成されたサブヨーク
と、サブヨークの内周部に固定されたマグネットと、マ
グネットの内周部に回転可能に配置されたアーマチュア
とを備えた小型モータの製造方法であって、サブヨーク
の間隙部の幅寸法をせばめてサブヨークの外径寸法をメ
インヨークの内周部の内径寸法より小さくした状態でサ
ブヨークをメインヨークの予め定められた挿入位置まで
挿入するサブヨーク挿入工程と、サブヨークの外径寸法
を小さくした状態を解放しサブヨークをメインヨークの
内周部に弾性的に圧接させることにより、メインヨーク
の係止突起をサブヨークの嵌入凹部に嵌入するサブヨー
ク解放工程と、マグネットの外周部に接着剤を塗布する
接着剤塗布工程と、サブヨークの間隙部がマグネットの
略中央部に位置するようにサブヨークにマグネットを位
置決めするマグネット位置決め工程と、接着剤を硬化す
る接着剤硬化工程とよりなることを特徴としている。
【0012】この発明の請求項7に係わる小型モータの
製造方法では、サブヨークの間隙部の幅寸法をせばめて
サブヨークの外径寸法を小さくした状態でサブヨークを
メインヨークに挿入するサブヨーク挿入工程と、メイン
ヨークの係止突起にサブヨークの嵌入凹部を嵌入する係
止突起嵌入工程と、マグネットの外周部に接着剤を塗布
する接着剤塗布工程と、サブヨークの間隙部がマグネッ
トの略中央部に位置するようにサブヨークにマグネット
を位置決めするマグネット位置決め工程と、接着剤を硬
化する接着剤硬化工程とよりなることを特徴としてい
る。
【0013】この発明の請求項8に係わる小型モータの
製造方法では、請求項7の構成に加え、サブヨーク挿入
工程と係止突起嵌入工程との間に、サブヨークの外径寸
法を小さくした状態を解放しサブヨークをメインヨーク
の内周部に弾性的に圧接させるサブヨーク解放工程を行
うことを特徴としている。
【0014】
【発明の作用】この発明の請求項1、2、3、4、5に
係わる小型モータ、および、この発明の請求項6、7、
8に係わる小型モータの製造方法において、マグネット
の磁路を形成するのに必要な部分は、サブヨークとメイ
ンヨークとでもって厚さ寸法が確保されている。それ
故、マグネットの磁路を形成するのに用いられないメイ
ンヨークの部分は薄くできるので、ヨーク全体の重量を
軽くできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】
【実施例】
【0017】図1ないし図6には、この発明に係わる小
型モータ及び小型モータの製造方法の第1実施例が示さ
れている。
【0018】図示する小型モータ1は、主として、メイ
ンヨーク2とサブヨーク3とからなるヨーク4、ギヤケ
ース5、第1のマグネット6、第2のマグネット7、ア
ーマチュア8、第1のブラシ9、第2のブラシ10、第
3のブラシ(図示せず)、減速機構11、出力軸12か
ら構成されている。
【0019】減速機構11は、第1のウオーム13、第
2のウオーム14、第1のカウンタギヤ15、第2のカ
ウンタギヤ16、ホイールギヤ17からなる。
【0020】メインヨーク2は、磁性材の金属で成形さ
れている。メインヨーク2には、円筒形状にされたメイ
ンヨーク本体2aが備えられている。メインヨーク本体
2aの開放側の一端部には、ギヤケース固定部2bが形
成されている。メインヨーク本体2aの閉塞側の他端部
には、エンドキャップ部2cが一体に形成されている。
【0021】ギヤケース固定部2bは、ギヤケース5の
端部に加締めにより固定されている。エンドキャップ部
2cには、第1の軸受18が取付けられている。
【0022】メインヨーク2は、メインヨーク本体2
a、ギヤケース固定部2b、エンドキャップ部2cのい
ずれもが、図2に示される均一の厚さ寸法t1にされて
いる。
【0023】メインヨーク本体2aは、サブヨーク3と
重なった部分が第1の磁路形成部2a1になっている。
【0024】サブヨーク3は、磁性材の金属で成形され
ている。サブヨーク3は、図3に示されるように、断面
がC字形の円筒形をなす。
【0025】サブヨーク3は、図2に示されるように、
第1、第2のマグネット6、7のそれぞれの長さ寸法L
2よりも大きい長さ寸法L1をもつ。サブヨーク3の長
さ寸法L1は、第1、第2のマグネット6、7のそれぞ
れの長さ寸法L2に、同一の延長寸法L3、L3をそれ
ぞれ加算した長さ寸法L1にされている。
【0026】サブヨーク3は、図2に示される厚さ寸法
t2にされている。サブヨーク3の厚さ寸法t2は、メ
インヨーク本体2aの厚さ寸法とほぼ同一な厚さ寸法に
形成されている。
【0027】サブヨーク3の組付前の外径寸法は、メイ
ンヨーク2の内径寸法よりもわずかに大きい外径寸法に
形成されている。
【0028】サブヨーク3は、メインヨーク本体2aの
エンドキャップ部2c寄りに接着剤cにより固定されて
いる。このサブヨーク3は、メインヨーク本体2aのメ
インヨーク本体側磁路形成部2a1と重なった全長が第
2の磁路形成部3aになっている。
【0029】サブヨーク3の2つの端縁3a1、3a2
の間には、予め定められたギャップ寸法をもつ間隙部3
a3が形成されている。
【0030】サブヨーク3には、メインヨーク2のエン
ドキャップ部2c側に、二対のマグネット位置決め用切
り起こし突起3a4、3a4、3a5、3a5がそれぞ
れ内周側に突出形成されている。二対のうちの一対のマ
グネット位置決め用切り起こし突起3a4、3a4は、
2つの端縁3a1、3a2の近くにそれぞれ配置され、
他の一対のマグネット位置決め用切り起こし突起3a
5、3a5は、間隙部3a3に対向した位置に配置され
ている。
【0031】サブヨーク3は、第1、第2のマグネット
6、7の磁力を第2の磁路形成部3aとメインヨーク本
体2aの第1の磁路形成部2a1とでもって効率よく第
1、第2のマグネット6,7から発生された磁力を通す
機能をもつ。このとき、第1、第2のマグネット6、7
から発生される磁力を通すのに必要な部分にのみ、サブ
ヨーク3の第2の磁路形成部3aおよびメインヨーク2
の第1の磁路形成部2a1が配置されているので、メイ
ンヨーク2の第1の磁路形成部2a1の厚さ寸法が小さ
くてよくなり、その結果、メインヨーク2の厚さが小さ
くなって、ヨーク4全体の重量が低減される。もちろ
ん、メインヨーク2では、第1、第2のマグネット6、
7から発生される磁力を通すのに必要ではない部分の厚
さ寸法も小さくなるが、その部分の剛性は確保されてい
る。
【0032】第1、第2のマグネット6、7は、円筒を
筒方向に2分割した形状で、図2に示されるように、サ
ブヨーク3の延長寸法L3と同等の厚さ寸法L4にされ
ている。
【0033】第1のマグネット6は、サブヨーク3の間
隙部3a3を中心にして、サブヨーク3の一対のマグネ
ット位置決め用切り起こし突起3a4、3a4に端部を
当接させることによって、サブヨーク3の内周部に配置
されている。
【0034】第2のマグネット7は、サブヨーク3の間
隙部3a3の反対側で、サブヨーク3の一対のマグネッ
ト位置決め用切り起こし突起3a5、3a5に端部を当
接させることによって、第1のマグネット6に対向して
サブヨーク3の内周部に配置されている。
【0035】第1、第2のマグネット6、7は、サブヨ
ーク3の所定位置に接着剤Cにより固定されている。
【0036】メインヨーク2、サブヨーク3、第1、第
2のマグネット6、7は、以下の工程により組立てられ
る。
【0037】第1の工程では、2つの端縁3a1、3a
2との間の間隙部3a3の幅寸法を小さくするように
し、サブヨーク3の外径寸法を小さく圧縮した状態でマ
グネット位置決め用切り起こし突起3a4、3a4、3
a5、3a5を先にしたサブヨーク3をメインヨーク2
の第1の磁路形成部2a1に挿入し(サブヨーク挿入工
程)、サブヨーク3への圧縮を止める(サブヨーク解放
工程)。
【0038】サブヨーク3は、圧縮が止められたことに
より、蓄積されていた弾性反発力でもって外周方向に拡
がるので、メインヨーク2の第1の磁路形成部2a1に
圧接する。
【0039】第1の工程に続いて行われる第2の工程で
は、外周面に接着剤Cが塗布された第1、第2のマグネ
ット6、7をメインヨーク2の第1の磁路形成部2a1
に配置されているサブヨーク3の内周部に挿入していき
(接着剤塗布工程)、サブヨーク3の間隙部3a3を中
心にして、サブヨーク3の一対のマグネット位置決め用
切り起こし突起3a4、3a4に第1のマグネット6の
端部を当接させるとともに、サブヨーク3の間隙部3a
3の反対側で、サブヨーク3の一対のマグネット位置決
め用切り起こし突起3a5、3a5に第2のマグネット
7の端部を当接させる(マグネット位置決め工程)。
【0040】第2の工程により、第1、第2のマグネッ
ト6、7の外周面に塗布されている接着剤Cのうち、第
1のマグネット6の外周面に塗布されている接着剤Cが
サブヨーク3の間隙部3a3を通ってサブヨーク3とメ
インヨーク2との間に入り込む。その結果、図5に示さ
れるように、第1のマグネット6とサブヨーク3との間
に第1の接着剤層C1が形成されるとともに、間隙部3
a3内に第2の接着剤層C2が形成され、さらに、サブ
ヨーク3とメインヨーク2との間に第3の接着剤層C3
が形成される。そして、これら第1、第2、第3の接着
剤層C1、C2、C3により、メインヨーク2、サブヨ
ーク3、第1、第2のマグネット6、7のそれぞれが強
固に結合される(接着剤硬化工程)。
【0041】アーマチュア8は、第1、第2のマグネッ
ト6、7の内周側に配置されている。アーマチュア8に
は、アーマチュアシャフト19の一端部寄りにアーマチ
ュアコア20が固定され、このアーマチュアコア20の
近くにコンミュテータ21が固定されている。アーマチ
ュア8には、アーマチュアコア20に巻回され、コンミ
ュテータ21に電気的に接続されたアーマチュアコイル
22が備えられている。
【0042】アーマチュアシャフト19の他端部寄りに
は、第1のウオーム13、第2のウオーム14がそれぞ
れ形成されている。アーマチュアシャフト19は、一端
部が第1の軸受18に、他端部がギヤケース5の一端部
に取付けられた第2の軸受24により回転可能に支持さ
れている。
【0043】第1、第2のウオーム13、14は、それ
ぞれ同一の長さ寸法にされており、第1のウオーム13
は右捩じれであり、第2のウオーム14は左捩じれであ
る。
【0044】ギヤケース5の一端部には、ホルダベース
23が取付けられており、このホルダベース23には、
第1のブラシボックス23a、第2のブラシボックス2
3b、図示しない第3のブラシボックスがそれぞれ形成
されている。第1のブラシボックス23a内には第1の
ブラシ9が図示しないブラシばねを介して収容され、第
2のブラシボックス23b内には第2のブラシ10が図
示しないブラシばねを介して収容され、第3のブラシボ
ックス内には図示しない第3のブラシが図示しないブラ
シばねを介して収容されている。第1のブラシ9と第2
のブラシ10とは、アーマチュアコイル22に対する低
速回転用の電流供給に用いられ、第1のブラシ9と図示
しない第3のブラシとは、アーマチュアコイル22に対
する高速回転用の電流供給に用いられる。
【0045】第1のブラシ9、第2のブラシ10、第3
のブラシは、図示しないモータ制御回路にそれぞれ電気
的に接続される。モータ制御回路に備えられた低速スイ
ッチがオン切換えされると、第1のブラシ9から第2の
ブラシ10に通電されることによりアーマチュアシャフ
ト19が低速で回転する。これとは異なり、モータ制御
回路に備えられた高速スイッチがオン切換えされると、
第1のブラシ9から第3のブラシに通電されることによ
りアーマチュアシャフト19が高速で回転する。
【0046】ギヤケース5には、中央部にシャフト孔5
aが形成され、このシャフト孔5aに連通して減速機構
収容部5bが形成されている。シャフト孔5aの一端部
には、第2の軸受24が配置されている。
【0047】減速機構収容部5b内には、アーマチュア
シャフト19の第1、第2のウオーム13、14が配置
されている。
【0048】減速機構収容部5b内には、アーマチュア
シャフト19の第1、第2のウオーム13、14を挟ん
で第1、第2の枢支軸25、26が取付けられている。
第1、第2の枢支軸25、26には、第1、第2のカウ
ンタギヤ15、16がそれぞれ回転可能に支持されてい
る。
【0049】第1のカウンタギヤ15には、下段に配置
された第1の大径歯部15aと、上段に配置された第1
の小径歯部15bとが備えられている。
【0050】第2のカウンタギヤ16には、下段に配置
された第2の大径歯部16aと、上段に配置された第2
の小径歯部16bとが備えられている。
【0051】第1、第2のカウンタギヤ15、16のそ
れぞれの第1、第2の大径歯部15a、16aは、アー
マチュアシャフト19の第1、第2のウオーム13、1
4に噛合されている。
【0052】第1、第2のカウンタギヤ15、16のそ
れぞれの第1、第2の小径歯部15b、16bは、ホイ
ールギヤ17に噛合されている。
【0053】ホイールギヤ17の中心には、出力軸12
が固定されている。出力軸12は、ギヤケース5から突
出した部分に図示しないワイパリンクが連結される。
【0054】このような構造をもつ小型モータ1は、出
力軸12がワイパリンクに連結され、第1のブラシ9、
第2のブラシ10、第3のブラシがモータ制御回路にそ
れぞれ電気的に接続されて車体に搭載される。
【0055】モータ制御回路に備えられた低速スイッチ
がオン切換えされると、第1のブラシ9から第2のブラ
シ10に通電されることによりアーマチュアシャフト1
9が低速で回転し、第1、第2のウオーム13、14か
ら第1、第2のカウンタギヤ15、16の第1、第2の
大径歯部15a、16aに、第1、第2のカウンタギヤ
15、16の小径歯部15b、16bからホイールギヤ
17に動力が伝達されてホイールギヤ17が出力軸12
とともに低速で回転する。出力軸12が低速で回転する
ことにより、ワイパリンクを通じてワイパブレードが払
拭面を低速の往復で拭う。
【0056】モータ制御回路に備えられた低速スイッチ
がオフ切換えされると、モータ制御回路により、ワイパ
ブレードが所定の停止位置にくるまでは、第1のブラシ
9から第2のブラシ10への通電が続けられ、ワイパブ
レードが所定の停止位置に到達したところで第1、第2
のブラシ9、10への通電がカットオフされるため、ア
ーマチュアシャフト19が正回転を停止し、ワイパブレ
ードが停止位置に停止する。
【0057】モータ制御回路に備えられた高速スイッチ
がオン切換えされると、上記と同様にしてアーマチュア
シャフト19が高速で回転して、ワイパリンクを通じて
ワイパブレードが払拭面を高速の往復で拭う。
【0058】上述したように、このような構造の小型モ
ータ1において、第1、第2のマグネット6、7から発
生される磁力を通すのに必要な部分にのみ、サブヨーク
3の第2の磁路形成部3aおよびメインヨーク2の第1
の磁路形成部2a1が配置されているので、メインヨー
ク2の第1の磁路形成部2a1の厚さ寸法が小さくてよ
くなり、その結果、メインヨーク2の厚さが小さくなっ
て、ヨーク4全体の重量が低減される。
【0059】図7ないし図14には、この発明に係わる
小型モータ及び小型モータの製造方法の第2実施例が示
されている。
【0060】この場合、第1実施例に対し、サブヨーク
3、メインヨーク2の構造のみが異なるので、他の部位
の説明は省略する。
【0061】メインヨーク2の第1の磁路形成部2a1
には、エンドキャップ部2c側に第1の係止突起2a2
が形成され、エンドキャップ部2cとは反対側に第2の
係止突起2a3が形成されている。第1、第2の係止突
起2a2、2a3は、矩形にされて、メインヨーク2の
ギヤケース固定部2bからエンドキャップ部2cに向け
てメインヨーク2の内周側に傾斜して突出している。メ
インヨーク2のギヤケース固定部2bからエンドキャッ
プ部2cに向けた方向はサブヨーク3の挿入方向であ
る。
【0062】サブヨーク3には、メインヨーク2の第1
の係止突起2a2が嵌入される矩形の第1の嵌入孔3a
6と、メインヨーク2の第2の係止突起2a3が嵌入さ
れる矩形の第2の嵌入孔3a7とが形成されている。そ
して、サブヨーク3には、第1の嵌入孔3a6を用いて
サブヨーク3の内周部に突出した単一のマグネット位置
決め用切り起こし突起3a8が形成されている。
【0063】この場合のメインヨーク2、サブヨーク
3、第1、第2のマグネット6、7は、以下の工程によ
り組立られる。
【0064】第1の工程では、2つの端縁3a1、3a
2端縁3a1、3a2との間の間隙部3a3の幅寸法を
小さくするようにし、サブヨーク3の外径寸法を小さく
圧縮した状態でマグネット位置決め用切り起こし突起3
a8を先にしたサブヨーク3をメインヨーク2の第1の
磁路形成部2a1に挿入し(サブヨーク挿入工程)、メ
インヨーク2の第1の係止突起2a2にサブヨーク3の
第1の嵌入孔3a6を嵌入させ、メインヨーク2の第2
の係止突起2a3にサブヨーク3の第2の嵌入孔3a7
を嵌入させて(係止突起嵌入工程)、サブヨーク3への
圧縮を止める(サブヨーク解放工程)。
【0065】サブヨーク3は、圧縮が止められたことに
より、蓄積されていた弾性反発力でもって外周方向に拡
がるので、メインヨーク2の第1の磁路形成部2a1に
圧接する。そして、サブヨーク3は、メインヨーク2の
第1、第2の係止突起2a2、2a3により位置決めら
れる。
【0066】第1の工程に続いて行われる第2の工程で
は、外周面に図示しない接着剤が塗布された第1、第2
のマグネット6、7をメインヨーク2の第1の磁路形成
部2a1に配置されているサブヨーク3の内周部に挿入
していき(接着剤塗布工程)、サブヨーク3の間隙部3
a3を中心にして、第1のマグネット6を配置するとと
もに、サブヨーク3の間隙部3a3の反対側で、サブヨ
ーク3のマグネット位置決め用切り起こし突起3a8に
第2のマグネット7の端部を当接させる(マグネット位
置決め工程)。
【0067】第2の工程により、第1、第2のマグネッ
ト6、7の外周面に塗布されている接着剤のうち、第1
のマグネット6の外周面に塗布されている接着剤がサブ
ヨーク3の間隙部3a3を通ってサブヨーク3とメイン
ヨーク2との間に入り込む。その結果、第1実施例と同
様にして、第1のマグネット6とサブヨーク3との間に
図示しない第1の接着剤層が形成されるとともに、間隙
部3a3内に図示しない第2の接着剤層が形成され、さ
らに、サブヨーク3とメインヨーク2との間に図示しな
い第3の接着剤層が形成される。そして、これら第1、
第2、第3の接着剤層により、メインヨーク2、サブヨ
ーク3、第1、第2のマグネット6、7のそれぞれが強
固に結合される(接着剤硬化工程)。
【0068】この場合も、第1、第2のマグネット6、
7から発生される磁力を通すのに必要な部分にのみ、サ
ブヨーク3の第2の磁路形成部3aおよびメインヨーク
2の第1の磁路形成部2a1が配置されているので、メ
インヨーク2の第1の磁路形成部2a1の厚さ寸法が小
さくてよくなり、その結果、メインヨーク2全体の厚さ
が小さくなって、ヨーク4の重量が低減される。
【0069】図15ないし図19には、この発明に係わ
る小型モータ及び小型モータの製造方法の第3実施例が
示されている。
【0070】この場合も、第1実施例に対し、サブヨー
ク3、メインヨーク2の構造のみが異なるので、他の部
位の説明は省略する。
【0071】メインヨーク2の第1の磁路形成部2a1
には、エンドキャップ部2c側に単一の係止突起2a4
が形成されている。
【0072】サブヨーク3には、メインヨーク2の単一
の係止突起2a4が嵌入される矩形の嵌入孔3a9が形
成されている。そして、サブヨーク3には、嵌入孔3a
9を用いてサブヨーク3の内周部に突出した単一のマグ
ネット位置決め用切り起こし突起3a10が形成されて
いる。さらに、サブヨーク3には、嵌入孔3a9の両側
に、嵌入孔3a9とはそれぞれ独立したスリット状の第
1、第2の弾性変形用切欠3a11、3a12が形成さ
れている。第1、第2の弾性変形用切欠3a11、3a
12は、サブヨーク3の筒方向に沿ってそれぞれ形成さ
れている。そのため、サブヨーク3がメインヨーク2の
内周部に挿入される際に、嵌入孔3a9が形成されてい
る板部3a13が弾性変形しやすいようにする。
【0073】この場合のメインヨーク2、サブヨーク
3、第1、第2のマグネット6、7は、以下の工程によ
り組立てられる。
【0074】第1の工程では、2つの端縁3a1、3a
2との間の間隙部3a3の幅寸法を小さくするように
し、サブヨーク3の外径寸法を小さく圧縮した状態でマ
グネット位置決め用切り起こし突起3a10を先にした
サブヨーク3をメインヨーク2の第1の磁路形成部2a
1に挿入し(サブヨーク挿入工程)、メインヨーク2の
係止突起2a4にサブヨーク3の嵌入孔3a9を嵌入さ
せて、サブヨーク3への圧縮を止める(サブヨーク解放
工程)。
【0075】サブヨーク3は、圧縮が止められたことに
より、蓄積されていた弾性反発力でもって外周方向に拡
がるので、メインヨーク2の第1の磁路形成部2a1に
圧接する。そして、サブヨーク3は、メインヨーク2の
第1の係止突起2a4により位置決められる。
【0076】第1の工程に続いて行われる第2の工程で
は、外周面に図示しない接着剤が塗布された第1、第2
のマグネット6、7をメインヨーク2の第1の磁路形成
部2a1に配置されているサブヨーク3の内周部に挿入
していき(接着剤塗布工程)、サブヨーク3の間隙部3
a3を中心にして、第1のマグネット6を配置するとと
もに、サブヨーク3の間隙部3a3の反対側で、サブヨ
ーク3のマグネット位置決め用切り起こし突起3a10
に第2のマグネット7の端部を当接させる(マグネット
位置決め工程)。
【0077】第2の工程により、第1、第2のマグネッ
ト6、7の外周面に塗布されている接着剤のうち、第1
のマグネット6の外周面に塗布されている接着剤がサブ
ヨーク3の間隙部3a3を通ってサブヨーク3とメイン
ヨーク2との間に入り込む。その結果、第1実施例と同
様にして、第1のマグネット6とサブヨーク3との間に
図示しない第1の接着剤層が形成されるとともに、間隙
部3a3内に図示しない第2の接着剤層が形成され、さ
らに、サブヨーク3とメインヨーク2との間に図示しな
い第3の接着剤層が形成される。そして、これら第1、
第2、第3の接着剤層により、メインヨーク2、サブヨ
ーク3、第1、第2のマグネット6、7のそれぞれが強
固に結合される(接着剤硬化工程)。
【0078】この場合も、第1、第2のマグネット6、
7から発生される磁力を通すのに必要な部分にのみ、サ
ブヨーク3の第2の磁路形成部3aおよびメインヨーク
2の第1の磁路形成部2a1が配置されているので、メ
インヨーク2の第1の磁路形成部2a1の厚さ寸法が小
さくてよくなり、その結果、メインヨーク2の厚さが小
さくなって、ヨーク4全体の重量が低減される。
【0079】図20ないし図24には、この発明に係わ
る小型モータ及び小型モータの製造方法の第4実施例が
示されている。
【0080】この場合も、第1実施例に対し、サブヨー
ク3、メインヨーク2の構造のみが異なるので、他の部
位の説明は省略する。
【0081】メインヨーク2の第1の磁路形成部2a1
には、エンドキャップ部2c側に矩形の係合突起2a5
が形成されている。
【0082】サブヨーク3には、メインヨーク2の係合
突起2a5が係合される矩形の切欠3a14と、嵌入孔
3a15とが形成されている。切欠3a14は、メイン
ヨーク2に挿入される方向の先に配置される部分が開口
されている。
【0083】この場合のメインヨーク2、サブヨーク
3、第1、第2のマグネット6、7は、以下の工程によ
り組立られる。
【0084】第1の工程では、2つの端縁3a1、3a
2を密着させるように外径寸法を小さく圧縮され、切欠
3a14を先にしたサブヨーク3をメインヨーク2の第
1の磁路形成部2a1に挿入し(サブヨーク挿入工
程)、メインヨーク2の係合突起2a5にサブヨーク3
の切欠3a14を係合させて、サブヨーク3への圧縮を
止める(サブヨーク解放工程)。
【0085】サブヨーク3は、圧縮が止められたことに
より、蓄積されていた弾性反発力でもって外周方向に拡
がるので、メインヨーク2の第1の磁路形成部2a1に
圧接する。
【0086】メインヨーク2には、サブヨーク3の嵌入
孔3a15内に凸設するように押圧加工された係止突起
2a6が形成されている。
【0087】第1の工程に続いて行われる第2の工程で
は、外周面に図示しない接着剤が塗布された第1、第2
のマグネット6、7をメインヨーク2の第1の磁路形成
部2a1に配置されているサブヨーク3の内周部に挿入
していき(接着剤塗布工程)、サブヨーク3の間隙部3
a3を中心にして第1のマグネット6を配置するととも
に、サブヨーク3の間隙部3a3の反対側に第2のマグ
ネット7を配置させる(マグネット位置決め工程)。
【0088】第2の工程により、第1、第2のマグネッ
ト6、7の外周面に塗布されている接着剤のうち、第1
のマグネット6の外周面に塗布されている接着剤がサブ
ヨーク3の間隙部3a3を通ってサブヨーク3とメイン
ヨーク2との間に入り込む。その結果、第1実施例と同
様にして、第1のマグネット6とサブヨーク3との間に
図示しない第1の接着剤層が形成されるとともに、間隙
部3a3内に図示しない第2の接着剤層が形成され、さ
らに、サブヨーク3とメインヨーク2との間に図示しな
い第3の接着剤層が形成される。そして、これら第1、
第2、第3の接着剤層により、メインヨーク2、サブヨ
ーク3、第1、第2のマグネット6、7のそれぞれが強
固に結合される(接着剤硬化工程)。
【0089】この場合も、第1、第2のマグネット6、
7から発生される磁力を通すのに必要な部分にのみ、サ
ブヨーク3の第2の磁路形成部3aおよびメインヨーク
2の第1の磁路形成部2a1が配置されているので、メ
インヨーク2の第1の磁路形成部2a1の厚さ寸法が小
さくてよくなり、その結果、メインヨーク2の厚さが小
さくなって、ヨーク4全体の重量が低減される。
【0090】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4、5に係わる小型モータ、および、
この発明の請求項6、7、8に係わる小型モータの製造
方法によれば、マグネットの磁路を形成するのに必要な
部分は、サブヨークとメインヨークとでもって厚さ寸法
が確保されている。それ故、マグネットの磁路を形成す
るのに用いられないメインヨークの部分は薄くできるの
で、ヨーク全体の重量を軽くできる。よって、重量の軽
減が図れるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる小型モータの第1実施例の内
部構造を説明する横断面図である。
【図2】図1に示した小型モータにおいてのヨークとマ
グネット部分の横断面図である。
【図3】図1に示した小型モータにおいてのヨークとマ
グネット部分の縦断面図である。
【図4】図1に示した小型モータにおいてのA部拡大図
である。
【図5】図3に示したヨークとマグネットのB部拡大図
である。
【図6】図1に示した小型モータに用いられるサブヨー
クの外観斜視図である。
【図7】この発明に係わる小型モータの第2実施例に用
いられるヨークとマグネットの横断面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】図7に示したヨークとマグネットの上方から見
た断面図である。
【図10】図7に示したヨークとマグネットの下方から
見た断面図である。
【図11】図7に示したヨークとマグネットにおいての
サブヨークの単体右側面図である。
【図12】図11に示したサブヨークの左方から見た断
面図である。
【図13】図11に示したサブヨークの上方から見た断
面図である。
【図14】図11に示したサブヨークの下方から見た断
面図である。
【図15】この発明に係わる小型モータの第3実施例に
用いられるヨークとマグネットの横断面図である。
【図16】図15の側面図である。
【図17】図15に示したヨークとマグネットの上方か
ら見た断面図である。
【図18】図15に示したヨークとマグネットの下方か
ら見た断面図である。
【図19】図15に示したヨークに用いられるサブヨー
クの単体底面図である。
【図20】この発明に係わる小型モータの第4実施例に
用いられるヨークとマグネットの横断面図である。
【図21】図20の側面図である。
【図22】図20に示したヨークとマグネットの上方か
ら見た断面図である。
【図23】図20に示したヨークとマグネットの下方か
ら見た断面図である。
【図24】図20に示したヨークに用いられるサブヨー
クの単体外観斜視図である。
【符号の説明】
1 小型モータ 2 メインヨーク 2a2 (係止突起)第1の係止突起 2a3 (係止突起)第2の係止突起 2a4 係止突起 2a5 (係止突起)係合突起 2a6 係止突起 3 サブヨーク 3a3 間隙部 3a4 (マグネット位置決め部)マグネット位置決め
用切り起こし突起 3a5 (マグネット位置決め部)マグネット位置決め
用切り起こし突起 3a6 (嵌入凹部)第1の嵌入孔 3a7 (嵌入凹部)第2の嵌入孔 3a8 (マグネット位置決め部)マグネット位置決め
用切り起こし突起 3a9 (嵌入凹部)嵌入孔 3a10 (マグネット位置決め部)マグネット位置決
め用切り起こし突起 3a11 (弾性変形用切欠)第1の弾性変形用切欠 3a12 (弾性変形用切欠)第2の弾性変形用切欠 3a15 (嵌入凹部)嵌入孔 6 (マグネット)第1のマグネット 7 (マグネット)第2のマグネット 8 アーマチュア C 接着剤
フロントページの続き (72)発明者 須 田 弘 文 神奈川県横浜市戸塚区東俣野町1760番地 自動車電機工業株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA06 AA07 AB05 AC04 AC06 AE08 5H622 CA02 CA05 CA10 CA12 CB04 CB05 PP05 PP10 PP17 PP19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形状のメインヨークと、 前記メインヨークの筒形状と略同一の筒形状にされてい
    るとともに、該メインヨークの内周部に固定されたサブ
    ヨークと、 前記サブヨークの内周部に固定された第1、第2のマグ
    ネットと、 前記第1、第2のマグネットの内周部に回転可能に配置
    されたアーマチュアとを備えた小型モータにおいて、 前記サブヨークは、間隙部が形成されることにより断面
    C字状をなし、前記メインヨークに組込まれる前の該サ
    ブヨークの外径寸法は、該メインヨークの内径寸法より
    わずかに大きい外径寸法に形成されることによりサブヨ
    ークは、メインヨークの内周部に弾性的に圧接して配置
    され、サブヨークの間隙部は、前記第1のマグネットの
    略中央部に配置され、且つ、サブヨークの間隙部には、
    サブヨークと該第1のマグネットとを接着する接着剤が
    充填されていることを特徴とする小型モータ。
  2. 【請求項2】 サブヨークには、第1、第2のマグネッ
    トを位置決めするマグネット位置決め部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の小型モータ。
  3. 【請求項3】 サブヨークには、嵌入凹部が形成され、 メインヨークには、前記サブヨークの嵌入凹部に嵌入す
    ることにより、該サブヨークの抜けを防止する係止突起
    が形成されていることを特徴とする請求項1、2のいず
    れかに記載の小型モータ。
  4. 【請求項4】 サブヨークの嵌入凹部とメインヨークの
    係止突起とは、それぞれが係止可能な位置に複数個形成
    されていることを特徴とする請求項3に記載の小型モー
    タ。
  5. 【請求項5】 サブヨークの嵌入凹部の側部には、該嵌
    入凹部の弾性変形を可能にするための弾性変形用切欠が
    形成されていることを特徴とする請求項3、4のいずれ
    かに記載の小型モータ。
  6. 【請求項6】 筒形状をなし、係止突起が形成されたメ
    インヨークと、間隙部が形成されることにより断面C字
    状をなし、組込まれる前の外径寸法が該メインヨークの
    内径寸法よりもわずかに大きい外径寸法に形成されるこ
    とにより該メインヨークの内周部に弾性的に圧接して配
    置されているとともに、嵌入凹部が形成されたサブヨー
    クと、該サブヨークの内周部に固定されたマグネット
    と、該マグネットの内周部に回転可能に配置されたアー
    マチュアとを備えた小型モータの製造方法であって、 前記サブヨークの間隙部の幅寸法をせばめて該サブヨー
    クの外径寸法を前記メインヨークの内周部の内径寸法よ
    り小さくした状態でサブヨークをメインヨークの予め定
    められた挿入位置まで挿入するサブヨーク挿入工程と、 前記サブヨークの外径寸法を小さくした状態を解放し該
    サブヨークを前記メインヨークの内周部に弾性的に圧接
    させることにより、該メインヨークの係止突起をサブヨ
    ークの嵌入凹部に嵌入するサブヨーク解放工程と、 前記マグネットの外周部に接着剤を塗布する接着剤塗布
    工程と、 前記サブヨークの間隙部がマグネットの略中央部に位置
    するように該サブヨークに該マグネットを位置決めする
    マグネット位置決め工程と、 前記接着剤を硬化する接着剤硬化工程とよりなることを
    特徴とする小型モータの製造方法。
  7. 【請求項7】 筒形状をなし、係止突起が形成されたメ
    インヨークと、間隙部が形成されることにより断面C字
    状をなし、組込まれる前の外径寸法が該メインヨークの
    内径寸法よりもわずかに大きい外径寸法に形成されるこ
    とにより該メインヨークの内周部に弾性的に圧接して配
    置されているとともに、嵌入凹部が形成されたサブヨー
    クと、該サブヨークの内周部に固定されたマグネット
    と、該マグネットの内周部に回転可能に配置されたアー
    マチュアとを備えた小型モータの製造方法であって、 前記サブヨークの間隙部の幅寸法をせばめて該サブヨー
    クの外径寸法を小さくした状態でサブヨークをメインヨ
    ークに挿入するサブヨーク挿入工程と、 前記メインヨークの係止突起に前記サブヨークの嵌入凹
    部を嵌入する係止突起嵌入工程と、 前記マグネットの外周部に接着剤を塗布する接着剤塗布
    工程と、 前記サブヨークの間隙部がマグネットの略中央部に位置
    するように該サブヨークに該マグネットを位置決めする
    マグネット位置決め工程と、 前記接着剤を硬化する接着剤硬化工程とよりなることを
    特徴とする小型モータの製造方法。
  8. 【請求項8】 サブヨーク挿入工程と係止突起嵌入工程
    との間に、サブヨークの外径寸法を小さくした状態を解
    放し該サブヨークをメインヨークの内周部に弾性的に圧
    接させるサブヨーク解放工程を行うことを特徴とする請
    求項7に記載の小型モータの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245335A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Mitsuba Corp ヨーク及びその製造方法
WO2011100987A1 (en) * 2010-02-16 2011-08-25 Siemens Aktiengesellschaft Method for assembling part of a generator, generator and wind turbine
CN110971033A (zh) * 2018-09-28 2020-04-07 日本电产株式会社 马达
EP3913775A4 (en) * 2019-01-16 2022-11-02 Mitsuba Corporation ENGINE BLOCK AND LIQUID SUPPLY DEVICE

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