JP2001309367A - 医療用撮像装置 - Google Patents

医療用撮像装置

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JP2001309367A
JP2001309367A JP2000121569A JP2000121569A JP2001309367A JP 2001309367 A JP2001309367 A JP 2001309367A JP 2000121569 A JP2000121569 A JP 2000121569A JP 2000121569 A JP2000121569 A JP 2000121569A JP 2001309367 A JP2001309367 A JP 2001309367A
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JP2000121569A
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Seiichiro Yamashita
誠一郎 山下
Kazunari Matoba
一成 的場
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J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体での電力消費を低減して医療用撮
像装置全体の電力消費を抑えるなどの対策により、撮像
装置の使い勝手を改善してその実用性を向上する。 【解決手段】 画像の表示/記憶モードが選択されて静
止画像が表示部4に表示される時に、カメラ本体2に供
給される動作用電源の停止やパワーダウンによって電力
供給が自動的に制限されるようにした。これにより、カ
メラ本体での電力の無駄な消費や発熱を低減して装置全
体の電力消費を抑えることができ、電池を電源とする場
合に大きな効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像を撮影する
カメラ本体と、撮影された画像の表示部及び記憶部と、
上記各要素の動作を制御する制御部と、所望の指令信号
を出力する指令操作部、とを少なくとも備えた医療用撮
像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、歯科の診療に用いられている口
腔内観察機能を備えた撮像装置などの医療用撮像装置で
は、撮影開始スイッチが操作されると動画像の表示モー
ドとなり、カメラ本体で撮影されつつある患者の歯牙な
どの画像が表示部にリアルタイムで表示される。この状
態で指令操作部が操作されて静止画像の表示/記憶モー
ドが選択されると、撮影されつつある画像が表示され、
あるいは記憶され、または既に記憶されている静止画像
が表示される。例えば指令操作部が画像記憶指令信号を
出力する記憶操作部の場合、これが操作されると静止画
像の表示/記憶モードとなって表示される画像が静止画
像となり、その表示されている画像が保存用静止画像と
して記憶される。そして再度記憶操作部が操作されると
元の動画像の表示モードに戻る、という機能を一般に備
えている。
【0003】こうして記憶された保存用の静止画像は、
必要に応じて表示部に表示して診断や患者への説明等に
利用される。例えば治療前と後の静止画像を表示して両
者を比較しながら説明が行われるが、静止画像が表示さ
れている時でも、カメラ本体は動作用電源がオンになっ
たままで通常通り電力が消費されていることが多い。こ
れは、治療中は術者は非常に忙しいために電源を切り忘
れるほか、いちいち電源を切るのが煩わしいことが一因
となっている。このため、カメラ本体の発熱量が多くな
るだけでなく、特にカメラ本体がワイアレス式の電池駆
動の場合や装置全体が電池駆動の場合には、電源電池が
無駄に消費されてしまうという不具合があった。
【0004】また画像を記憶する際には一般に画質を選
択することは行われておらず、例えば表示部が全般に淡
い色調で表示される液晶であるか、あるいは濃い色調で
表示されるCRTであるかに関係なくそのまま記憶され
ている。このため画像の再生表示の際に適正な色調が得
られない場合があり、画像が見にくくなるという問題が
指摘されている。
【0005】更に比較的小形で安価な撮像装置の場合に
は、記憶部として一画面分しか記憶できないフレームメ
モリが使用されていることが多く、例えば施術前と施術
後の画像を同時に表示して比較するような使い方ができ
ないため不便であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこの点に着
目し、カメラ本体での電力消費を低減して医療用撮像装
置全体の電力消費を抑え、あるいは記憶時の画質設定を
可能とし、また少なくとも2画面の表示を可能とする等
の機能を備えることにより、撮像装置の使い勝手を改善
してその実用性を向上することを課題としてなされたも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の第1の発明
は、カメラ本体と、撮影された画像を表示する表示部
と、撮影された画像を記憶する記憶部と、上記各要素の
動作を制御する制御部と、所望の指令信号を出力する指
令操作部、とを少なくとも備えた医療用撮像装置におい
て、上記指令操作部の操作により画像の表示/記憶モー
ドが選択されて静止画像が表示される時に、カメラ本体
に供給される動作用電源の停止あるいはパワーダウンに
よって、少なくともカメラ本体への電力供給が自動的に
制限されるように構成されている。指令操作部として
は、フートスイッチや据置タイプの制御装置あるいはカ
メラ本体に設けたスイッチ等が用いられる。
【0008】静止画像が表示されている時にはカメラ本
体による撮影自体は不要であるから、上記のような構成
により、カメラ本体での電力の無駄な消費や発熱を低減
して医療用撮像装置全体の電力消費を抑えることができ
るのであり、特に装置全体が電池を電源とする場合や、
カメラ本体がワイアレス式の電池駆動の場合には大きな
効果が得られる。
【0009】また第2の発明は、上記と同様な構成の医
療用撮像装置において、上記指令操作部として、記憶さ
れる画像あるいは表示される画像の画質を設定するため
の画質設定手段をカメラ本体に設けている。対象となる
画像は静止画像と動画像の両方であり、設定対象の画質
は、色調の濃淡、コントラスト、色あいなどがある。こ
れにより、例えば表示部が全般に淡い色調で表示される
液晶の場合には濃い色調に設定し、CRTの場合には逆
に淡い色調に設定するという操作が可能となり、また撮
影対象物に対する照射光源の強さに応じてコントラスト
などを適切に設定することができるので、見やすい画像
を得ることができる。
【0010】更に第3の発明は、上記と同様な構成の医
療用撮像装置において、上記指令操作部として、記憶さ
れる画像の態様をフレーム表示形式とフィールド表示形
式のいずれかに切り替えるための切替手段をカメラ本体
に設けている。これにより、例えば記憶部が一画面分し
か記憶できないフレームメモリであっても、この切り替
えによってフィールド表示形式を選択すると2画面分の
表示が可能となるので、例えば施術前と施術後の画像を
同時に表示することが可能となる。
【0011】また、上記指令操作部として画像記憶指令
信号を出力する記憶操作部をカメラ本体に備えることに
より、操作性がよくて使いやすい装置とすることができ
る。
【0012】画像を記憶すべき記憶部は複数個あっても
よく、またこの発明の撮像装置は単体ではなくパーソナ
ルコンピュータ(以下、パソコンと記す)を利用して装
置を構成することができる。このような場合には、画像
を記憶すべき記憶部を指定する指令信号、あるいは画像
をデータベース化する指令信号を出力する機能を上記記
憶操作部に備えることにより、後で所望の画像を再生表
示して診療に活用することが容易となる。
【0013】また指令操作部として、記憶された保存用
静止画像を表示部に表示する指令信号を出力する表示操
作部をカメラ本体に設けることができる。このような構
成により、撮影しながら表示操作部を操作し、撮影済み
の静止画像を表示することが容易となる。
【0014】記憶された保存用静止画像が複数個ある場
合は、上記表示操作部には表示部に表示される静止画像
を選択する機能が備えられる。これにより、例えば施術
前の画像を表示するのか施術後の画像を表示するのかを
任意に選択することが容易である。
【0015】また指令操作部として、表示部に表示され
る画像の表示態様を設定する指令信号を出力する画像操
作部をカメラ本体に設けることができる。表示態様の設
定対象となる画像は静止画像と動画像の両方であり、表
示態様の設定としては、例えば画像の上下反転あるいは
左右反転、拡大あるいは縮小等がある。このような構成
により、診断や患者への説明に適した態様で画像を表示
する操作が容易となり、しかも撮影時におけるカメラ本
体の向きに対する制約が軽減される。
【0016】また、上記の記憶操作部及び表示操作部の
いずれもがあらかじめ設定された時間だけ継続して操作
されない場合には、カメラ本体への電力供給が自動的に
制限されるようにしてもよい。このような構成により、
電源の切り忘れの問題がなくなると共に、いちいち電源
を切る煩わしさが解消され、電源スイッチを省略するこ
とも可能となる。
【0017】上記のようにカメラ本体への電力供給が制
限されている状態で、記憶操作部及び表示操作部のいず
れかが操作されると、カメラ本体への電力供給が自動的
に正常な状態に復するように構成される。これにより、
電源を入れ直す煩わしさがなくなり、使いやすい装置と
なる。
【0018】また、カメラ本体に設けられている照明光
源への電源の供給を、カメラ本体への電力供給の制限よ
り遅れて停止あるいは制限するようにしてもよい。この
遅延の態様としては、あらかじめ設定された遅延時間後
に照明が消えるもの、あるいは照度が徐々に低下して最
後に消えるものなどがある。このような構成は、記憶操
作部を操作した後もしばらく撮影の対象となる患部など
を観察したい場合に有効であり、またすぐに照明が消え
ることによる違和感や目の眩みなどを防ぐ効果も得られ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて説明する。図1は第1から第3までの各発明の機能
を備えた装置の基本的な構成を示すブロック図であり、
1は医療用撮像装置、2はカメラ本体、3は制御ボック
ス、4は表示部である。
【0020】カメラ本体2は、例えばハンドピース型や
ガン型の手持ち式のものであり、光学像を電気信号に変
換するCCD素子21、得られた電気信号から画像信号
を生成するカメラコントロールユニット(CCU)2
2、照明用の光源23、画像記憶指令信号を出力するた
めの記憶操作部24a、記憶された保存用静止画像を表
示部に表示する指令信号を出力するための表示操作部2
4b、表示部に表示される静止画像の表示態様を設定す
る指令信号を出力するための画像操作部24c、画質を
設定するための画質設定手段24d、記憶される画像の
態様をフレーム表示形式とフィールド表示形式のいずれ
かに切り替えるための切替手段24e、カメラ電源部2
5等を備えている。
【0021】上記の各操作部24a、24b、24c
と、画質設定手段24d及び切替手段24eがこの発明
における指令操作部24であって、これらはいずれもス
イッチを使用して構成されており、カメラ本体2の操作
しやすい適宜の位置にそれぞれ設けられている。26は
制御ボックス3との間を接続するケーブルであるが、こ
の発明はカメラ本体2をワイアレスタイプとしてカメラ
電源部25を電池式にした装置にも適用できる。なお、
このようなカメラ本体2の構成自体は従来から知られて
いるものと大差はないので、これ以上の詳細な説明は省
略する。
【0022】制御ボックス3は診療室などに設置される
装置本体であって、装置全体の動作を制御するための制
御部31、画像記憶用の記憶部32、装置本体の各部と
カメラ本体2に対する電源部33、装置全体の電力源で
ある電力供給部34等を備えており、制御部31には複
雑な各種動作を行えるようにマイクロプロセッサが使用
されている。記憶部32は、例えば少なくとも1画面の
静止画像を記憶できる容量を有するフレーム・バッファ
・メモリであって、不揮発性のフラッシュメモリ等で構
成されるが、この記憶部32としては多数の静止画像を
記憶できるように記憶容量の大きなものを使用すること
もできる。電力供給部34は商用電源を利用するものと
電池を利用するもの、のいずれであってもよいが、この
発明は後者の電池式の装置の場合に特に有利となる。表
示部4としては各種のモニター装置が適宜使用可能であ
り、図では制御ボックス3から独立して示してあるが、
制御ボックス3に備えられたものであってもよい。
【0023】次に、第1の発明の装置における制御手順
を示した図2のフローチャートを参照しながら、この装
置の動作を説明する。
【0024】まず、撮影開始スイッチ(図示せず)を操
作すると、動画像の表示モードとなって動画像の撮影が
開始され、カメラ本体2で撮影中の対象物、例えば患者
の歯牙の画像が表示部4に表示される(ステップS
1)。術者がこの表示される画像を記憶させておきたい
と思う時に記憶操作部24aを操作すると、静止画像の
表示/記憶モードとなって表示部4の画像が静止画像に
変わり、表示されている画像が保存用静止画像として記
憶部32に記憶される(ステップS2)。
【0025】これと同時に、制御部31の制御によりカ
メラ本体2への電力供給が制限された状態となる(ステ
ップS3)。この電力供給の制限は、例えば電源部33
からカメラ電源部27に供給される電源の停止、あるい
は電圧を低下させる等のパワーダウンによって行われ、
カメラ本体2の動作が停止し、あるいは電力消費が大幅
に低減された状態となる。これによって、カメラ本体2
での電力の無駄な消費や発熱がなくなり、あるいは低減
されるので、撮像装置1全体の電力消費が抑えられるこ
とになるのであり、特に電力供給部34が電池を電源と
する場合や、カメラ本体がワイアレスタイプの電池駆動
式の場合には大きな効果がある。
【0026】一方、術者が動画像の撮影中などに既に記
憶済みの静止画像を表示させたいと思った場合には、表
示操作部24bを操作する。この操作により静止画像の
表示/記憶モードとなって記憶部32に記憶されていた
静止画像が表示部4に表示され(ステップS4)、ステ
ップS3に進んでカメラ本体2への電力供給が制限され
た状態となる。
【0027】また、記憶操作部24aと表示操作部24
bのいずれもが操作されない場合には、手順はステップ
S5に進み、この状態があらかじめ設定された一定時間
経過するまではステップS1からステップS5までの手
順が繰り返される。そして一定時間が経過すると、ステ
ップS3に進んでカメラ本体2への電力供給が制限され
た状態となるのである。
【0028】以上のようなそれぞれの手順に従ってステ
ップS3に進んだ後は、ステップS6で記憶操作部24
aと表示操作部24bの操作の有無が確認され、操作が
ない場合には電力供給の制限状態が継続される。また、
いずれかが操作されると制限が解除されて電力供給は正
常な状態に復し、ステップS1の動画像の表示モードに
自動的に戻るのである。
【0029】以上はこの装置の基本的な機能と動作手順
を示したものであり、これ以外に種々の機能や手順を付
加することができる。例えば、記憶部31が1画面の静
止画像だけを記憶できる容量のものではなく、記憶容量
が大きい場合や複数のメモリ装置で構成されている場合
には、記憶操作部24aを画像を記憶すべき記憶部を指
定する機能や、画像をデータベース化して記憶する機能
を備えたものにし、あるいはそのための第2の記憶操作
部を設けるのであり、これらの操作手順が付加されるこ
とになる。
【0030】また記憶済みの静止画像が複数ある場合に
は、画像選択操作部を適宜設けることにより、表示操作
部24bを操作して静止画像を表示する時に所望の静止
画像を選択できるようにしてもよい。また画像操作部2
4cを操作して、例えば画像の上下反転あるいは左右反
転、拡大あるいは縮小等を行って所望の態様で静止画像
を表示することができる。この画像操作部24cによる
表示態様の設定は、静止画像だけでなく動画像に対して
も行えるように構成される。
【0031】また、ステップS3における電力供給の制
限において、光源23への電源の供給をカメラ本体2へ
の電力供給の制限より遅延させることができる。例え
ば、まずカメラコントロールユニット22への電源供給
を停止した後、あらかじめ設定された遅延時間、例えば
10乃至20秒遅れて照明用の光源23の電源供給を停
止するのであるが、光源23の照度がこの遅延時間の間
に徐々に低下して最後に消えるようにしたり、遅延時間
が経過してから徐々に消えるようにすることも可能であ
る。なお、このように光源23の電源をカメラ本体2の
他の部分とは独立して制御するだけでなく、例えば記憶
部32や表示部4などの電源も独立して制御できるよう
にし、ステップS5からステップS3に進んだ場合に
は、制御部31あるいはそのマイクロプロセッサ以外の
電源を切るような構成としてもよい。
【0032】上述したような操作のほかに、画質設定手
段24dを操作する手順も付加できる。画質設定手段2
4dは、表示部4の種類に応じて、あるいは撮影対象に
対する照射光源の強弱に応じて、例えば色調の濃淡を設
定するものであり、これによって見やすい画像を得るこ
とができる。最近のカメラ本体はDSP(デジタルシグ
ナルプロセッサ)で制御されるものが一般的であり、色
の濃淡に関するコマンドを書き込むだけでこの制御は比
較的簡単に実行することができる。
【0033】また、切替手段24eを操作する手順も付
加できる。切替手段24eは記憶される画像の態様をフ
レーム表示形式とフィールド表示形式のいずれかに切り
替えるものであり、これにより、記憶部32がフレーム
メモリの場合であっても、フィールド表示によって2画
面分を表示できる。従って、例えば要求度の高い施術前
と施術後の画像の同時表示が可能となり、装置の実用性
を向上することができる。
【0034】なお、図1の構成は基本的なものであっ
て、種々の変形が可能である。例えば記憶部32として
使用されている記憶素子、あるいは記憶部32とは別の
小容量の記憶素子をカメラ本体2に搭載したり、記憶部
32として大容量の記憶装置を適宜用いることもでき
る。また、液晶式などの小型表示部を表示部4とは別に
カメラ本体2に搭載してもよい。更に撮像装置1が歯科
用の場合には、制御ボックス3のようなものを設けない
で、患者用の診療椅子と医師用の診療テーブルなどがセ
ットになった診療ユニットに一体に組み込み、診療用テ
ーブルに小形なディスプレイを取り付けてこれを表示部
4としてもよい。
【0035】更に、制御ボックス3の代わりにパソコン
を用い、あるいは制御ボックス3を経由してカメラ本体
2をパソコンに接続して制御するようにしてもよく、制
御信号はRS232Cなどの単純なインターフェースに
よって入出力することができる。この場合には、パソコ
ンの制御装置や記憶装置、ディスプレイを上記の制御部
31や記憶部32、表示部4としてそれぞれ使用するこ
とができ、あるいはこれらの一部あるいは全部が区分で
きないような状態で一体化された状態となる。このよう
にカメラ本体2をパソコンと組み合わせた場合には、上
述のような各種の操作はパソコンに対する操作というこ
とになり、記憶した静止画像をデータベース化して大量
に保存し、種々の利用に供することが容易となる。
【0036】またこれを更に発展させて、この撮像装置
1を病院などの医療施設におけるコンピュータシステム
と接続し、システムの端末として扱うようにしてもよ
い。このようなコンピュータシステムに組み入れた場合
には、データベース化された静止画像を長期に保存し、
種々の利用に供することが一層容易となる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の
発明は、カメラ本体と、撮影された画像を表示する表示
部と、撮影された画像を記憶する記憶部と、上記各要素
の動作を制御する制御部と、所望の指令信号を出力する
指令操作部、とを少なくとも備えた医療用撮像装置にお
いて、上記指令操作部の操作により画像の表示/記憶モ
ードが選択されて静止画像が表示される時に、カメラ本
体に供給される動作用電源の停止あるいはパワーダウン
によって、少なくともカメラ本体への電力供給が自動的
に制限されるようにしたものである。従って、カメラ本
体での電力の無駄な消費や発熱を低減して医療用撮像装
置全体の電力消費を抑えることができるのであり、特に
装置全体が電池を電源とする場合や、カメラ本体がワイ
アレス式の電池駆動の場合には大きな効果が得られる。
【0038】また第2の発明は、上記と同様な構成の医
療用撮像装置において、上記指令操作部として、記憶さ
れる画像あるいは表示される画像の画質を設定するため
の画質設定手段をカメラ本体に設けたものである。従っ
て、濃淡、コントラスト、色あいなどを適正に設定する
ことにより、見やすい画像を得ることができる。
【0039】更に第3の発明は、上記指令操作部とし
て、記憶される画像の態様をフレーム表示形式とフィー
ルド表示形式のいずれかに切り替えるための切替手段を
カメラ本体に設けたものである。従って、例えば記憶部
が一画面分しか記憶できないフレームメモリであって
も、この切り替えによってフィールド表示形式を選択す
ると2画面分の表示が可能となり、例えば施術前と施術
後の画像を同時に表示することができる。
【0040】また、指令操作部として画像記憶指令信号
を出力する記憶操作部をカメラ本体に備えたものでは、
操作性がよくて使いやすい装置とすることができる。
【0041】また、画像を記憶すべき記憶部が複数個あ
る場合に、画像を記憶すべき記憶部を指定する指令信
号、あるいは画像をデータベース化する指令信号を出力
する機能を記憶操作部に備えたものでは、画像を所望の
記憶部に記憶し、記憶された画像を診療に活用すること
が容易である。
【0042】また、指令操作部として記憶された保存用
静止画像を表示部に表示する指令信号を出力する表示操
作部を設けたものでは、撮影しながら表示操作部を操作
して撮影済みの静止画像を表示することが容易となる。
【0043】また、記憶された保存用静止画像が複数個
ある場合に、表示部に表示される静止画像を選択する機
能を表示操作部に備えたものでは、所望の画像を表示し
て診療に活用することが容易である。
【0044】また、指令操作部として表示部に表示され
る画像の表示態様を設定する指令信号を出力する画像操
作部を設けたものでは、例えば画像の上下や左右の反
転、拡大や縮小等によって診断や患者への説明に適した
態様で画像を表示する操作が容易となり、しかも撮影時
におけるカメラ本体の向きに対する制約が軽減される。
【0045】また、上記の記憶操作部及び表示操作部の
いずれもがあらかじめ設定された時間だけ継続して操作
されない場合に、カメラ本体への電力供給が自動的に制
限されるようにしたものでは、電源の切り忘れがなくな
ると共に、いちいち電源を切る煩わしさが解消され、更
に電源スイッチを省略することも可能となる。
【0046】また、カメラ本体への電力供給が制限され
ている状態で記憶操作部及び表示操作部のいずれかが操
作されると、カメラ本体への電力供給が自動的に正常な
状態に復するようにしたものでは、電源を入れ直す煩わ
しさがなくなり、使いやすい装置となる。
【0047】また、カメラ本体に設けられている照明光
源への電源の供給を、カメラ本体への電力供給の制限よ
り遅れて停止あるいは制限するようにしたものでは、記
憶操作した後もしばらく撮影の対象となる患部などを観
察したい場合などに有効であり、またすぐに照明が消え
ることによる違和感や目の眩みなどを防ぐ効果も得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における撮像装置の基本
的な構成を示すブロック図である。
【図2】同上の装置の基本的な動作手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 医療用撮像装置 2 カメラ本体 23 光源 24 指令操作部 24a 記憶操作部 24b 表示操作部 24c 画像操作部 24d 画質設定手段 24e 切替手段 25 カメラ電源部 3 制御ボックス 31 制御部 32 記憶部 33 電源部 34 電力供給部 4 表示部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 5/907 B Fターム(参考) 4C061 AA08 CC06 GG01 JJ19 LL02 MM02 NN01 NN03 NN05 NN07 NN10 RR02 TT02 TT03 UU06 WW01 WW03 WW06 WW10 XX02 YY02 YY12 YY18 5C022 AA08 AB15 AB67 AC31 AC32 AC42 AC54 AC69 AC73 5C023 AA02 AA05 AA31 AA37 AA38 CA02 DA04 DA08 5C052 AA17 AB04 DD04 DD05 EE02 EE03 GA01 GA03 GA07 GB04 GC03 GC04 GE06 5C054 AA01 AA05 BA01 CA04 CB03 CC05 CH02 EA01 EA05 EH07 FA01 FA02 FB04 FE04 GA04 GB02 GD07 HA12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と、撮影された画像を表示す
    る表示部と、撮影された画像を記憶する記憶部と、上記
    各要素の動作を制御する制御部と、所望の指令信号を出
    力する指令操作部、とを少なくとも備えた医療用撮像装
    置において、上記指令操作部の操作により画像の表示/
    記憶モードが選択されて静止画像が表示される時に、カ
    メラ本体に供給される動作用電源の停止あるいはパワー
    ダウンによって、少なくともカメラ本体への電力供給が
    自動的に制限されるように構成されたことを特徴とする
    医療用撮像装置。
  2. 【請求項2】 カメラ本体と、撮影された画像を表示す
    る表示部と、撮影された画像を記憶する記憶部と、上記
    各要素の動作を制御する制御部と、所望の指令信号を出
    力する指令操作部、とを少なくとも備えた医療用撮像装
    置において、上記指令操作部として、記憶される画像あ
    るいは表示される画像の画質を設定するための画質設定
    手段をカメラ本体に設けたことを特徴とする医療用撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 カメラ本体と、撮影された画像を表示す
    る表示部と、撮影された画像を記憶する記憶部と、上記
    各要素の動作を制御する制御部と、所望の指令信号を出
    力する指令操作部、とを少なくとも備えた医療用撮像装
    置において、上記指令操作部として、記憶される画像の
    態様をフレーム表示形式とフィールド表示形式のいずれ
    かに切り替えるための切替手段をカメラ本体に設けたこ
    とを特徴とする医療用撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記指令操作部として画像記憶指令信号
    を出力する記憶操作部をカメラ本体に備えており、この
    記憶操作部の操作に応じて撮影されつつある画像を静止
    画像として表示部に表示すると共に、表示された画像を
    保存用静止画像として記憶するように構成された請求項
    1乃至3のいずれかに記載の医療用撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記記憶操作部が、画像を記憶すべき記
    憶部を指定する指令信号、あるいは画像をデータベース
    化する指令信号を出力する機能を備えている請求項4記
    載の医療用撮像装置。
  6. 【請求項6】 上記指令操作部として表示指令信号を出
    力する表示操作部をカメラ本体に備えており、この表示
    操作部の操作に応じて記憶部に記憶されている保存用静
    止画像を表示部に表示するように構成された請求項1乃
    至5のいずれかに記載の医療用撮像装置。
  7. 【請求項7】 上記表示操作部が、記憶されている複数
    個の静止画像から表示部に表示される静止画像を選択す
    る機能を備えている請求項6記載の医療用撮像装置。
  8. 【請求項8】 上記指令操作部として表示部に表示され
    る画像の表示態様を設定する指令信号を出力する画像操
    作部をカメラ本体に備えている請求項1乃至7のいずれ
    かに記載の医療用撮像装置。
  9. 【請求項9】 表示態様の設定が画像の上下反転あるい
    は左右反転である請求項8記載の医療用撮像装置。
  10. 【請求項10】 表示態様の設定が画像の拡大あるいは
    縮小である請求項8記載の医療用撮像装置。
  11. 【請求項11】 記憶操作部及び表示操作部のいずれも
    があらかじめ設定された時間だけ継続して操作されない
    場合には、カメラ本体への電力供給が自動的に制限され
    るように構成された請求項8記載の医療用撮像装置。
  12. 【請求項12】 カメラ本体への電力供給が制限されて
    いる状態において、記憶操作部及び表示操作部のいずれ
    かが操作されると、カメラ本体への電力供給が自動的に
    正常な状態に復するように構成されている請求項11記
    載の医療用撮像装置。
  13. 【請求項13】 カメラ本体に設けられている照明光源
    への電源の供給を、カメラ本体への電力供給の制限より
    遅れて停止するように構成された請求項1乃至12のい
    ずれかに記載の医療用撮像装置。
  14. 【請求項14】 照明光源への電源の供給停止が、光源
    の照度が徐々に低下する態様で行われるように構成され
    た請求項13記載の医療用撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007029452A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2007252810A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡
WO2020004300A1 (ja) * 2018-06-25 2020-01-02 オリンパス株式会社 画像記憶装置及び電源供給方法

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