JP3650142B2 - 画像処理装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、入力画像に対して該画像に関するコメントデータのキャラクタを重畳する機能を有する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力画像に対してコメントデータのキャラクタを重畳したり、複数の画像を合成するなどの画像処理を行う装置は、例えば内視鏡装置において用いられ、患者のデータや装置の状態を表す情報などのコメントデータのキャラクタを被検部位の内視鏡画像に重畳して、モニタ画面上に表示することなどが従来より行われている。
【0003】
近年、細長の挿入部を体腔内に挿入することによって、切開を必要とすることなく体腔内深部の対象部位を観察したり、必要に応じて処置具を用いて治療処置のできる内視鏡が広く用いられており、最近ではCCD等の固体撮像素子を備えた電子内視鏡や光学式内視鏡にテレビカメラを装着したものなどを用いて、被写体画像の電気信号を得てモニタ等に画像を表示する電子内視鏡装置が用いられつつある。
【0004】
この電子内視鏡装置では、被写体画像を電気信号に変換した画像信号を信号ケーブルを介して画像処理装置に伝送し、映像信号をモニタ等に出力して内視鏡画像を表示したり、撮像した画像信号に関する文字情報もしくは図形情報(コメントデータ)を文字信号(キャラクタ信号)として映像信号に重畳して出力し、キャラクタを重畳した画像を表示したりできるようになっている。映像信号に重畳するコメントデータとしては、患者名、患部名、年月日等の内視鏡画像に関する情報が使用される。
【0005】
前記のような入力画像にキャラクタを重畳する機能を有する画像処理装置として、本出願人は特願平5−337229号において、複数の入力画像に対しキャラクタを重畳した後、モニタに表示したり、VTRに録画することができる装置を提案している。この装置では、モニタやVTR等への出力画像を出力先の装置の役割に最適な形態にすることができるように、画像出力及び画像に重畳するキャラクタ出力を制御する構成が採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような従来の装置では、キャラクタとしての文字情報もしくは図形情報を出力画像に重畳するか否かの制御を行うことは可能であるが、画像の出力に合わせて自動的に重畳を開始したり、一旦重畳した後に文字情報の重畳を停止するなど、キャラクタの重畳時間を自由に設定することは困難であった。すなわち、内視鏡装置を用いて治療処置を行う際に手術開始と同時に文字情報を重畳させるために、重畳する文字情報及び文字情報の重畳制御用スイッチを予めセットしておく必要があったり、また、一度文字情報を画像出力に重畳させた後に文字情報が重畳されない出力画像に戻そうとした場合に、文字情報の重畳制御用スイッチ等を再度押さなければならないなど、キャラクタを重畳する際の操作が煩雑になる問題点があった。
【0007】
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、出力画像にコメントデータを重畳する際の時間を任意に設定することができ、出力画像において必要なときに必要な時間だけコメントデータを容易に表示することが可能な画像処理装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による画像処理装置は、複数の入力画像信号を入力するための画像入力手段と、前記画像入力手段で入力された前記複数の入力画像信号から画像信号を選択する画像信号選択手段と、前記画像信号選択手段で選択された選択画像信号に関する情報のキャラクタ信号を前記選択画像信号に重畳するキャラクタ重畳手段と、前記キャラクタ重畳手段により前記キャラクタ信号が重畳された重畳画像信号と前記選択画像信号とを切り替えて選択的に出力可能な画像切り替え手段と、前記画像切り替え手段で前記重畳画像信号が選択出力される時間を設定可能な時間設定手段と、前記画像切り替え手段により前記重畳画像信号が選択されているとき、前記時間設定手段により設定された時間を選択する操作入力に基づき、前記時間設定手段で設定された設定時間の間、前記重畳画像信号を選択するように前記画像切り替え手段を制御する制御手段とを具備したものである。
また、本発明による画像処理装置は、複数の入力画像信号を入力するための画像入力手段と、前記画像入力手段で入力された前記複数の入力画像信号から画像信号を選択する画像信号選択手段と、前記画像信号選択手段で選択された選択画像信号に関する情報のキャラクタ信号を前記選択画像信号に重畳するキャラクタ重畳手段と、前記キャラクタ重畳手段により前記キャラクタ信号が重畳された重畳画像信号と前記入力画像信号とを切り替えて複数の機器に選択的に出力可能な複数の画像切り替え手段と、前記複数の画像切り替え手段で前記重畳画像信号が選択される時間を前記複数の画像切り替え手段の各出力毎にそれぞれ設定する重畳時間設定手段と、前記画像切り替え手段により前記重畳画像信号が選択されているとき、前記重畳時間設定手段により設定された時間を選択する操作入力に基づき、前記複数の機器に対して独立に、前記重畳時間設定手段で設定された設定時間の間、前記重畳画像信号を選択するように前記画像切り替え手段を制御する制御手段とを具備したものである。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図1は画像処理装置を含む内視鏡装置の構成を示すブロック図、図2は内視鏡下外科手術に使用する内視鏡装置の全体構成を示す構成説明図、図3は画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図である。
【0011】
本実施例は、体腔内等を観察する内視鏡を備えた内視鏡装置において画像処理装置を適用した例を示したものである。図2に内視鏡下外科手術に使用する内視鏡装置の全体構成を示す。
【0012】
図2は内視鏡下外科手術時の手術室を上から見た図であり、内視鏡装置は、撮影機能を備えたTVカメラを装着したTVカメラ付き内視鏡(以下、単に内視鏡と記す)1と、この内視鏡に照明光を供給する光源装置2と、前記内視鏡に対応する信号処理を行う画像処理装置3と、前記画像処理装置から出力される映像信号を表示する映像表示手段としての第1モニタ4及び第2モニタ5と、前記画像処理装置から出力される映像信号の記録等を行う映像記録手段としてのVTR6とを備えて構成されている。
【0013】
このような構成の内視鏡装置において、術者Aは内視鏡1と処置具7とを持ち、第1モニタ4を見ながら手技を行うことになる。術者Bは処置具8を持ち第2モニタ5を見ながら手技を行うことになる。また、術者A,術者Bの近傍には、処置具の受け渡しや補助操作等を行うナースA,ナースBが位置している。
【0014】
前記内視鏡1には、光源装置2よりライトガイドケーブルを介して照明光が送られ、体腔内の被検部位が照明される。そして、内視鏡1で得られた被検部位の画像は画像処理装置3に送られて信号処理され、外部入力装置としての第1モニタ4,第2モニタ5,及びVTR6に映像信号として送られて映像化及び録画がなされるようになっている。
【0015】
図1に画像処理装置3の詳細の構成を示す。図1においては、撮像機能を有する複数(図示例では3つ)の内視鏡1a,1b,1cを画像処理装置3に接続した例を示している。
【0016】
画像処理装置3は、内視鏡1a,1b,1cからの映像信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換器11a,11b,11cと、A/D変換器11a〜11cの出力段に設けられ、画像処理装置3への複数の画像入力のうちモニタ等の外部入力装置へ出力する信号を選択するための入力選択回路12とを有しており、画像処理装置3の出力端子に接続された第1モニタ4,第2モニタ5,VTR6へ出力する画像を入力選択回路12によって内視鏡1a〜1cからの画像入力より選択するようになっている。
【0017】
また、画像処理装置3には、前記入力選択回路12により選択された画像信号に、該画像信号に関する文字情報もしくは図形情報によるコメントデータのキャラクタ信号を重畳するためのキャラクタ重畳手段としてのキャラクタ重畳回路13と、コメントデータを画像信号に重畳させる時間を設定する表示時間設定回路14と、前記入力選択回路12の出力及びキャラクタ重畳回路13の出力が接続され、前記表示時間設定回路14からの制御信号により画像信号にコメントデータを重畳するか否かを切り替えるキャラクタ重畳切替回路15とが設けられ、キャラクタ重畳切替回路15によってキャラクタ重畳回路13からのコメントデータを重畳した画像信号か、あるいは入力選択回路12からのコメントデータを重畳しない画像信号が選択されるようになっている。
【0018】
前記キャラクタ重畳切替回路15の出力段には、キャラクタ重畳切替回路15の出力信号をアナログ信号に変換するD/A変換器16が設けられ、D/A変換器16の出力が映像信号として第1モニタ4,第2モニタ5,VTR6へ出力されるようになっている。また、画像処理装置3には、入力選択回路12,キャラクタ重畳回路13,及びキャラクタ重畳切替回路15の制御を行うCPU17と、これらの回路の制御に係る操作指示を行うための操作パネル18とが設けられている。さらに、コメントデータを入力するための入力装置としてのキーボード19が設けられ、CPU17に接続されている。前記操作パネル18及び表示時間設定回路14により重畳時間設定手段が、前記CPU17,表示時間設定回路14,及びキャラクタ重畳切替回路15によりキャラクタ重畳制御手段がそれぞれ構成されるようになっている。
【0019】
なお、図示しないが画像処理装置3にはモニタ等へ出力するのに適した映像信号を生成するための各種画像信号処理を行う回路が設けられている。
【0020】
前記操作パネル18の主要部の構成を図3に示す。操作パネル18には、出力画像へのコメントデータの表示を切り替える文字表示切替部21、コメントデータの表示時間を設定する表示時間設定部22、入力画像の選択を行う入力選択部23がそれぞれ配設され、各機能に係る操作スイッチや表示部が設けられている。
【0021】
入力選択部23には、入力された映像信号の選択を行うセレクトスイッチ24と、選択した画像入力の表示を行うLED等からなるセレクト表示器25とが設けられている。文字表示切替部21には、コメントデータとなる文字情報の重畳のON/OFFを選択する文字表示ON/OFFスイッチ26が設けられている。表示時間設定部22には、文字情報の重畳時間を設定する表示時間設定スイッチ27と、文字表示の設定時間を数字により表示する設定時間表示器28と、前記設定時間による文字情報の重畳を指示するための時間表示制御スイッチ29とが設けられている。
【0022】
本実施例の内視鏡装置によって内視鏡下外科手術を行う場合には、図2に示したように、内視鏡1を体腔内へ挿入して処置部位の像を撮像し、術者Aは第1モニタ4の内視鏡画像を見ながら、術者Bは第2モニタ5の内視鏡画像を見ながらそれぞれ手技を行う。画像処理装置3からは、第1モニタ4,第2モニタ5に映像信号が送られて内視鏡画像が表示されると共に、VTR6にも映像信号が送られて録画ができるようになっている。
【0023】
図1に示した3つの内視鏡1a,1b,1cからの画像入力のうち、内視鏡1aからの被写体(A)の画像をモニタに表示する場合には、画像処理装置3の操作パネル18上のセレクトスイッチ24によってVIDEO 1を選択すると、図3に示すようにセレクト表示器25のVIDEO 1が点灯する。これにより、CPU17からの制御信号によって入力選択回路12がA/D変換器11a側に切り替わり、内視鏡1aの映像信号が選択される。このとき、操作パネル18上の文字表示ON/OFFスイッチ26においてOFFが選択されていれば、キャラクタ重畳切替回路15が入力選択回路12側に切り替わって文字信号の重畳が行われず、入力画像信号はそのままキャラクタ重畳切替回路15,D/A変換器16を通ってアナログ変換され、外部入力装置としての第1モニタ4,第2モニタ5,VTR6へ映像信号として出力される。
【0024】
また、第1モニタ4,第2モニタ5等の画像表示装置やVTR6等の画像記録装置などの外部入力装置においてコメントデータの文字表示を行う場合は、操作パネル18上の文字表示ON/OFFスイッチ26によってONを選択することにより、キャラクタ重畳切替回路15がキャラクタ重畳回路13の出力側に切り替わる。これにより、キーボード19より入力されたキャラクタ信号はキャラクタ重畳回路13により入力画像信号に重畳された後、キャラクタ重畳切替回路15,D/A変換器16を通ってアナログ変換され、映像信号として画像処理装置3より出力される。コメントデータのキャラクタ(図中1234で示す)は図1に示すように内視鏡画像(被写体(A))に重畳されて表示される。
【0025】
このとき、操作パネル18上の時間表示制御スイッチ29を押下することにより、表示時間設定回路14からの制御信号によってキャラクタ重畳切替回路15が制御され、表示時間設定スイッチ27によって設定された表示時間の期間、キャラクタは映像信号に重畳される。設定時間経過後、表示時間設定回路14からの制御信号によってキャラクタ重畳切替回路15は入力選択回路12の出力側に切り替わり、キャラクタの重畳が停止される。
【0026】
なお、内視鏡1bからの被写体(B)の入力画像、及び内視鏡1cからの被写体(C)の入力画像についても同様にして、画像選択及びキャラクタ重畳を行うことができる。
【0027】
以上のように、本実施例の構成によれば、コメントデータを出力画像に重畳して表示する際の表示時間を任意に設定することができ、必要なときに必要な時間だけTVモニタやVTR等の外部入力装置において容易にコメントデータを出力し表示することができる。また、一度コメントデータを表示した後に表示を停止するには、表示時間を設定するだけで設定時間経過後にコメントデータの表示を消去することができ、操作の煩わしさもなく簡単な操作で所望の時間コメントデータの表示を行うことができる。このようにコメントデータの表示時間の制御を行うことにより、出力先の装置の役割に最適な出力画像を出力することが可能となる。
【0028】
図4及び図5は本発明の第2実施例に係り、図4は画像処理装置の主要部の構成を示すブロック図、図5は画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図である。
【0029】
第2実施例は第1実施例の変形例であり、モニタ等の外部入力装置へのコメントデータの表示設定を装置毎に可能とした例である。第1実施例の構成と異なる部分についてのみ説明する。
【0030】
図4に示すように、第2実施例の画像処理装置31は、図1に示した第1実施例の画像処理装置3の構成と比較して、入力選択回路12及びキャラクタ重畳回路13の出力側には3系統のキャラクタ重畳切替回路15a,15b,15cが設けられ、それぞれにD/A変換器16a,16b,16cを介して第1モニタ4,第2モニタ5,VTR6が接続されている。キャラクタ重畳切替回路15a,15b,15cには、第1実施例と同様に表示時間設定回路14からの制御信号がそれぞれ入力されるようになっている。
【0031】
操作パネル32には、図5に示すように、文字表示のON/OFFを制御する文字表示選択スイッチ33と、設定時間による文字表示のON/OFFを制御する時間表示選択スイッチ34とが設けられ、第1実施例と同様に表示時間設定スイッチ27及び設定時間表示器28が設けられている。
【0032】
本実施例の構成において、コメントデータの文字表示を行う場合は、操作パネル32上の文字表示選択スイッチ33の中のキャラクタ重畳を行う出力画像のスイッチを押下することにより、表示時間設定回路14からの制御信号によってキャラクタ重畳切替回路15a,15b,15cがキャラクタ重畳回路13の出力側に切り替わり、キャラクタ信号が映像信号に重畳される。従って、文字表示選択スイッチ33の出力1,出力2及び出力3を同時に押下すれば、第1モニタ4,第2モニタ5,及びVTR6へ出力される画像にコメントデータが重畳されて表示される。
【0033】
このとき、例えば出力3の画像のみコメントデータを消去したい場合は、文字表示選択スイッチ33の出力3を再度押下すればVTR6へ出力される映像信号におけるコメントデータを消去することができる。
【0034】
また、コメントデータを表示して特定時間経過後に消去したい場合は、表示時間設定スイッチ27で表示時間を設定し、時間表示選択スイッチ34の中のキャラクタ時間表示を行う出力画像のスイッチを押下することにより、設定された表示時間の期間、キャラクタが映像信号に重畳される。そして、設定時間経過後に表示時間設定回路14からの制御信号によってキャラクタ重畳切替回路15a,15b,15cが入力選択回路12の出力側に切り替わり、外部入力装置への映像信号からコメントデータが消去される。すなわち、時間表示選択スイッチ34の出力1,出力2及び出力3を同時に押下すれば、設定時間経過後に第1モニタ4,第2モニタ5,及びVTR6へ出力される画像のコメントデータが消去される。
【0035】
以上のように、本実施例の構成によれば、第1実施例の効果に加えて、モニタやVTR等の外部入力装置へのコメントデータの表示、非表示、及び任意時間表示の設定が装置毎に選択的に行うことが可能であり、より出力先の装置の役割に適した出力画像を得ることができる。
【0036】
図6及び図7は本発明の第3実施例に係り、図6は画像処理装置の主要部の構成を示すブロック図、図7は画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図である。
【0037】
第3実施例は第1実施例の他の変形例であり、モニタ等の外部入力装置へのコメントデータの表示設定及びコメントデータの表示時間設定を装置毎に各々可能とした例である。第1実施例の構成と異なる部分についてのみ説明する。
【0038】
図6に示すように、第3実施例の画像処理装置36は、第2実施例と同様に入力選択回路12及びキャラクタ重畳回路13の出力側に3系統のキャラクタ重畳切替回路15a,15b,15cが設けられると共に、さらに各系統のキャラクタ重畳切替回路15a,15b,15c毎に表示時間設定回路14a,14b,14cが設けられ、それぞれ制御信号を送出するような構成となっている。
【0039】
操作パネル37には、図7に示すように、第1モニタ4への出力画像(出力1)に対して連続的にコメントデータを表示するか否かを選択する文字表示選択スイッチ38aと、表示時間設定スイッチ27a及び設定時間表示器28aと、設定時間による文字表示を選択するための時間表示制御スイッチ39aとが設けられている。また、第2モニタ5への出力画像(出力2)及びVTR6への出力画像(出力3)に関しても、同様に文字表示選択スイッチ38b,38c、表示時間設定スイッチ27b,27c、設定時間表示器28b,28c、時間表示制御スイッチ39b,39cが設けられている。
【0040】
本実施例の構成において、第1モニタ4への出力画像にコメントデータの文字表示を行う場合は、操作パネル37上の出力1の文字表示選択スイッチ38aを押下することにより、表示時間設定回路14aからの制御信号によってキャラクタ重畳切替回路15aはキャラクタ重畳回路13の出力側に切り替わり、キャラクタ信号が映像信号に重畳されて第1モニタ4の画像にコメントデータが表示される。また、文字表示選択スイッチ38a,38b,38cを同時に押下すれば、第1モニタ4,第2モニタ5,及びVTR6へ出力される画像にコメントデータが同時に重畳されて表示される。
【0041】
このとき、例えば出力3の画像のみコメントデータを消去したい場合は、出力3の文字表示選択スイッチ38cを再度押下すればVTR6へ出力される映像信号におけるコメントデータを消去することができる。なお、出力1及び出力2についても同様に行うことができる。
【0042】
また、出力1のみ特定時間経過後にコメントデータを消去したい場合は、出力1の表示時間設定スイッチ27aで表示時間を設定し、時間表示制御スイッチ39aを押下することにより、設定された表示時間の期間、キャラクタが映像信号に重畳され、設定時間経過後に表示時間設定回路14aからの制御信号によってキャラクタ重畳切替回路15aが入力選択回路12の出力側に切り替わり、第1モニタ4への映像信号からコメントデータが消去される。図7の例ではコメントデータが表示されてから5秒間後に消去される。なお、出力2及び出力3についても同様に行うことができ、図7の例では出力2は3秒間後に、出力3は1秒間後にそれぞれコメントデータが消去される。
【0043】
以上のように、本実施例の構成によれば、第1実施例の効果に加えて、モニタやVTR等の外部入力装置毎に独立してコメントデータの表示、非表示の選択及びコメントデータ表示時間の設定が可能であり、より出力先の装置の役割に適した出力画像を得ることができる。
【0044】
図8及び図9は本発明の第4実施例に係り、図8は画像処理装置を含む内視鏡装置の構成を示すブロック図、図9は画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図である。
【0045】
第4実施例は、外部入力装置のうちの映像記録手段であるVTRの記録動作に連動してコメントデータの表示、非表示を行えるようにした例である。
【0046】
図8に第4実施例の画像処理装置41の構成を示す。ここでは図1に示した第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。
【0047】
第1実施例の構成に加えて、キーボード19から入力されたコメントデータを記憶保持しておくための情報記憶手段としてのキャラクタメモリ43と、VTR6の記録動作を制御するための録画制御回路44とが設けられ、それぞれCPU17に接続されている。CPU17に接続された操作パネル42からの指示に基づいて、録画制御回路44より制御信号がVTR6へ送られ、映像信号の記録制御がなされるようになっている。
【0048】
操作パネル42の主要部の構成を図9に示す。操作パネル42には、図3の第1実施例の構成に加えて、VTR操作部45が配設され、録画指示を行うRECスイッチ46と、停止指示を行うSTOPスイッチ47とが設けられている。
【0049】
本実施例では、キーボード19から入力されたコメントデータはキャラクタメモリ43に保持されており、所望の時に読み出せるようになっている。コメントデータの文字表示を行う際に、キャラクタメモリ43よりコメントデータが読み出され、キャラクタ重畳回路13において画像信号にキャラクタ信号が重畳される。
【0050】
コメントデータの文字表示を行う場合に、第1実施例と同様に操作パネル42の文字表示ON/OFFスイッチ26を操作することによって行うことができるが、本実施例では操作パネル42上のRECスイッチ46、またはVTRの操作パネル上の図示しないRECスイッチによっても、録画動作と連動して出力画像にコメントデータを表示することができる。
【0051】
操作パネル42上のRECスイッチ46を押すことにより、キャラクタ重畳切替回路15はキャラクタ重畳回路13の出力側に切り替わってキャラクタ信号が重畳され、これと同時に録画制御回路44よりVTR6へ制御信号が出力されてVTR6の録画が開始される。このとき、時間表示制御スイッチ29を押しておけば、RECスイッチ46の押下後から設定時間(図9の例では5秒間)の期間だけコメントデータが表示される。
【0052】
また、操作パネル42上のSTOPスイッチ47を押すことにより、録画制御回路44よりVTR6へ制御信号が出力されてVTR6の録画動作が停止すると共に、キャラクタ重畳切替回路15が入力選択回路12の出力側に切り替わり、外部入力装置への映像信号からコメントデータの表示が消去される。
【0053】
同様にVTR6上のRECスイッチを押した場合には、VTR6の録画動作が開始されると同時に、録画状態を示す信号が録画制御回路44へ送られてこの信号を基にCPU17によってキャラクタ重畳切替回路15の制御が行われ、コメントデータが重畳された映像信号が画像処理装置41から出力される。
【0054】
以上のように、本実施例の構成によれば、外部入力装置のうちの映像記録を行うVTRの記録動作に連動してコメントデータの表示、非表示動作を行うことが可能となり、出力画像にコメントデータを重畳する際にいくつものスイッチを押すことなく録画操作を行うだけで簡単にキャラクタ重畳動作を制御することが可能となる。これにより、手術開始時など録画開始と同時にコメントデータのキャラクタ重畳を行うことができ、コメントデータの表示、非表示の操作を忘れて画像へのキャラクタ重畳を失敗するおそれを防止できると共に、操作の煩わしさを解消することができる。また、映像信号を録画する際に必ず画像の先頭部にコメントデータを付加することができるため、録画後の画像の判別、整理を容易にすることが可能となる。
【0055】
図10及び図11は本発明の第5実施例に係り、図10は画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図、図11はコメントデータを表示する際の動作を示すフローチャートである。
【0056】
第5実施例は、コメントデータとしてVTRの録画テープのテープ残時間または録画経過時間を表示可能とした例である。画像処理装置の構成は第4実施例の構成と同様であり、説明を省略する。
【0057】
図10に示すように、操作パネル50には、図9の第4実施例の構成に加えて、録画時間表示設定部51が配設され、テープ長を設定するためのテープ長選択スイッチ52と、テープ残時間表示を選択するテープ残時間表示スイッチ53と、録画経過時間表示を選択する録画経過時間表示スイッチ54とが設けられている。
【0058】
本実施例の画像処理装置の動作を図11を参照しながら説明する。図11は主に画像処理装置中のCPUの動作を示したものである。
【0059】
まずステップS1(以下、ステップは省略する)で、VTRの録画テープのテープ長を設定する。ここでは操作パネル50上のテープ長選択スイッチ52より使用する録画テープのテープ長に該当するスイッチを選択することにより行う。テープ長を設定した後、S2で、CPU17はCPU17自身またはキャラクタメモリ43に記憶された録画経過時間をリセットし、S3で操作パネル上の文字表示ON/OFFスイッチがONか否かを判断する。ここで、文字表示ON/OFFスイッチが選択されていない場合はコメントデータ表示の指示がなされるまでS3の動作を繰り返す。
【0060】
S3で文字表示ON/OFFスイッチが押された場合はS4に進み、テープ残時間表示スイッチ53がONか否かを判断する。ここでテープ残時間表示スイッチ53が選択されている場合はS5に進む。S5で操作パネル50あるいはVTR自身のRECスイッチが押されるまで待機した後、RECスイッチが押されるとS6に進んで前記設定されたテープ長より録画経過時間を減算し、コメントデータとしてのテープの残時間を演算する。そして、S7で、映像信号に重畳するコメントデータの表示としてテープ残時間表示を行う。表示後は、S3に戻り以下同じ動作を繰り返す。
【0061】
一方、文字表示ON/OFFスイッチが押されておりかつ録画経過時間表示スイッチ54が押された場合は、S3,S4からS8に進む。S8で操作パネル50あるいはVTR自身のRECスイッチが押されるまで待機した後、RECスイッチが押されるとS9に進んで映像信号に重畳するコメントデータの表示として録画経過時間表示を行う。表示後は、S3に戻り以下同じ動作を繰り返す。
【0062】
なお、第2実施例や第3実施例の構成と組み合わせて、第1モニタ4や第2モニタ5へ出力する映像信号にのみテープ残時間表示や録画経過時間表示を行い、VTR6へ出力する映像信号にはコメントデータの表示を停止したり、録画時間表示以外のコメントデータの表示を行うようにすることが可能である。
【0063】
モニタやVTR等へ出力する映像信号に重畳するコメントデータとしては、従来は内視鏡画像信号に関するものとか、画像表示装置等の接続状態などの情報が用いられており、VTRの録画テープの残り時間表示などは行われていなかった。このため、手術中に録画テープの残り具合が気になって手技に集中できなかったり、途中でテープがなくなるのを防ぐために手術途中でテープを交換したりする等テープの無駄使いをしてしまうなどの不具合のおそれがあったが、本実施例のようにコメントデータとして映像記録手段の記録可能時間表示または記録経過時間の表示を可能にすることにより、前記不具合を解決することができる。
【0064】
すなわち、本実施例によれば、VTRのテープ長の残り時間表示や録画経過時間表示を行うことにより、録画テープの残り時間やテープ切れを気にせずに手術を継続して行うことができ、手技に集中でき内視鏡装置使用時の操作性を向上させることができる。
【0065】
なお、本実施例では映像信号に重畳させてテープ残時間表示または録画経過時間表示のいずれかを行うようにしたが、テープ残時間表示と録画経過時間表示を交互に行うようにしても良い。
【0066】
図12ないし図17は本発明の第6実施例に係り、図12は画像処理装置の主要部の構成を示すブロック図、図13は画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図、図14は画像合成を行わない場合のモニタの表示画像を示す作用説明図、図15は親子画面に画像合成を行った場合のモニタの表示画像を示す作用説明図、図16は画像回転を行った場合のモニタの表示画像を示す作用説明図、図17は画像合成及び画像回転を行った場合のモニタの表示画像を示す作用説明図である。
【0067】
第6実施例は、画像合成及び画像回転機能を有する装置に前述の実施例の構成を適用した例である。
【0068】
図12に示すように、第6実施例の画像処理装置61は、図1に示した第1実施例の構成における入力選択回路12の出力側に、入力選択回路12の出力信号を記憶するためのフレームメモリ62と、入力選択回路12の出力信号に対して補間処理を行う補間回路63と、補間回路63の出力信号を1/4サイズで記憶するための1/4フレームメモリ64と、前記フレームメモリ62及び1/4フレームメモリ64の後段に接続され画像合成処理を行うための合成回路65と、画像回転処理を行うための回転回路66とが設けられ、回転回路66の出力がキャラクタ重畳回路13及びキャラクタ重畳切替回路15に接続されて構成されている。合成回路65及び回転回路66は、CPU67からの制御信号によって画像合成処理及び画像回転処理が制御されるようになっている。
【0069】
操作パネル68には、図13に示すように、図3の第1実施例と同様に文字表示切替部21,表示時間設定部22が設けられると共に、親子画面の入力画像の選択を行う入力選択部69と、画像処理機能の選択を行う画像処理選択部70とが配設されている。
【0070】
入力選択部69には、親画面の映像信号の選択を行う親画面選択スイッチ71と、子画面の映像信号の選択を行う子画面選択スイッチ72と、選択時の親子画面の切り替えを行う親子切替スイッチ73と、選択した親子画面それぞれの画像入力の表示を行うLED等からなるセレクト表示器74とが設けられている。画像処理選択部70には、親画面に子画面を挿入する画像合成を指示するためのPinP(picture in picture)スイッチ75と、画像回転の例として反転を指示するための反転スイッチ76とが設けられている。
【0071】
次に、本実施例の画像処理装置における画像合成機能及び画像回転機能に係る動作について説明する。コメントデータの重畳処理については前述の第1実施例と同様であり、説明を省略する。
【0072】
本実施例の構成において、操作パネル68上の画像処理選択部70のスイッチが選択されていない場合は、合成回路65による画像合成処理や回転回路66による画像回転処理が行われず、入力選択回路12の出力信号がそのままキャラクタ重畳回路13及びキャラクタ重畳切替回路15に入力され、キャラクタ重畳処理等が行われた後、D/A変換器16によってアナログ変換され、映像信号として画像処理装置61より第1モニタ4,第2モニタ5,VTR6に出力されて例えば図14に示すように画像が表示される。
【0073】
画像合成を行う場合には、まず操作パネル68上の親画面選択スイッチ71を押すことにより親画面の入力信号を選択する。このとき、親画面選択スイッチ71で選択された画像入力に対応するセレクト表示器74が点灯し、入力信号としていずれの画像入力が選択されているかが判別できる。図13の例では親画面の入力信号としてVIDEO 1(内視鏡1aからの被写体(A)の画像)が選択されていることを示している。また、親子切替スイッチ73を押すことにより子画面選択スイッチ72が有効になり、子画面用の入力信号の選択が可能となる。選択方法及びセレクト表示については親画面の場合と同様である。図13の例では子画面の入力信号としてVIDEO 2(内視鏡1bからの被写体(B)の画像)が選択されていることを示している。
【0074】
このように選択された画像信号は、親画面の信号は入力選択回路12よりフレームメモリ62に入力されて逐次記憶され、子画面の信号は入力選択回路12より補間回路63に入力されて補間処理が行われた後、1/4フレームメモリ64で逐次記憶される。ここで、操作パネル68のPinPスイッチ75が選択されると、合成回路65によって画像合成処理が行われ、親子画面に合成された映像信号が第1モニタ4,第2モニタ5,VTR6に出力されて図15に示すように親子画面の合成画面が表示される。また、PinPスイッチ75を再度押すことにより、図14に示したように親画面選択スイッチ71で選択された親画面の画像(被写体(A)の画像)だけが表示される。
【0075】
画像回転を行う場合には、操作パネル68上の反転スイッチ76を操作する。入力選択部69の各スイッチ及びPinPスイッチ75の操作、及びこれに係る動作は前述と同様である。
【0076】
PinPスイッチ75が押されていない場合で、反転スイッチ76が押されたときには、フレームメモリ62に記憶された映像信号は回転回路66で画像回転処理が施された後、第1モニタ4,第2モニタ5,VTR6に出力されて図16に示すように反転された画像が表示される。なお、画像回転した像としては倒立像、回転像、鏡像などを生成し表示することができる。また、この状態から反転スイッチ76を再度押すと、画像をもとの原画像に戻すことができる。
【0077】
また、PinPスイッチ75が押されている場合で、かつ反転スイッチ76が押されたときには、フレームメモリ62及び1/4フレームメモリ64に記憶された映像信号が合成回路65によって画像合成された後、回転回路66によって画像回転され、第1モニタ4,第2モニタ5,VTR6に出力されて図17に示すように画像合成及び反転された画像が表示される。
【0078】
なお、コメントデータのキャラクタ(図中1234で示す)は図14ないし図17に示したように、前述の実施例と同様にして任意の設定時間あるいは連続的に内視鏡画像に重畳されて表示される。
【0079】
以上のように、本実施例の構成によれば、画像合成及び画像回転機能を有する装置においても、画像合成及び画像回転処理を行った映像信号に対して任意にコメントデータの重畳ができ、また、コメントデータの表示時間を任意に設定することが可能であり、これにより、容易にコメントデータを出力画像に表示することができ、出力先の装置の役割に最適な出力画像を出力することが可能となる。
【0080】
[付記]
以上詳述したように本発明の実施態様によれば、以下のような構成を得ることができる。すなわち、
(1) 映像信号に対して該映像信号に関する情報のキャラクタを重畳するキャラクタ重畳手段を備え、映像信号を画像として表示する映像表示手段、映像信号を記録する映像記録手段の少なくとも一方を含む外部入力装置へ映像信号を出力する画像処理装置において、
前記外部入力装置へ出力する映像信号に対して、前記キャラクタ重畳手段によってキャラクタを重畳する際のキャラクタ重畳時間を設定する重畳時間設定手段と、
前記重畳時間設定手段により設定された設定時間に基づいて前記キャラクタ重畳手段の動作を制御するキャラクタ重畳制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【0081】
この構成により、映像信号に関する情報としてのコメントデータの表示時間の制御を行うことができ、出力先の装置の役割に最適な出力画像を出力できる効果を有する。
【0082】
(2) 映像信号に対して該映像信号に関する情報のキャラクタを重畳するキャラクタ重畳手段を備え、映像信号を画像として表示する映像表示手段、映像信号を記録する映像記録手段の少なくとも一方を含む外部入力装置へキャラクタを重畳した映像信号を出力する画像処理装置において、
前記外部入力装置へ出力する映像信号に対して、前記キャラクタ重畳手段によってキャラクタを重畳する際のキャラクタ重畳時間を設定する重畳時間設定手段と、
前記映像信号に重畳する情報を記憶する情報記憶手段と、
前記重畳時間設定手段により設定された設定時間に基づいて前記キャラクタ重畳手段の動作を制御するキャラクタ重畳制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【0083】
(3) 複数の映像信号を入力する映像入力手段と、前記入力された映像信号に対して該映像信号に関する情報のキャラクタを重畳するキャラクタ重畳手段を備え、映像信号を画像として表示する映像表示手段、映像信号を記録する映像記録手段の少なくとも一つを含む外部入力装置へキャラクタを重畳した映像信号を出力する画像処理装置において、
前記複数の映像信号のうち2以上の映像信号を合成し合成画像を得る画像合成手段と、
前記映像信号の画像に対する回転画像を得るための信号処理を行う画像回転手段と、
前記画像合成手段あるいは前記画像回転手段の出力信号に対して、前記キャラクタ重畳手段によってキャラクタを重畳する際のキャラクタ重畳時間を設定する重畳時間設定手段と、
前記重畳時間設定手段により設定された設定時間に基づいて前記キャラクタ重畳手段の動作を制御するキャラクタ重畳制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【0084】
(4) 前記画像処理装置は、さらに、
前記複数の映像信号の画像、前記複数の映像信号のうち2以上を合成した合成画像、前記映像信号の画像が回転された回転画像、前記合成画像のうち少なくとも一部が回転された回転画像、のいずれかを前記外部入力装置へ出力するよう前記画像合成手段及び前記画像回転手段の入力または出力を選択的に切り替える画像選択手段を備えたことを特徴とする前記付記(3)に記載の画像処理装置。
【0085】
(5) 前記キャラクタ重畳制御手段は、前記重畳時間設定手段によって設定されたキャラクタ重畳時間の期間、前記キャラクタ重畳手段によって映像信号に対してキャラクタを重畳させることを特徴とする前記付記(1)に記載の画像処理装置。
【0086】
(6) 前記キャラクタ重畳制御手段は、前記設定時間による映像信号に対するキャラクタ重畳を、前記外部入力装置毎に選択的に実行可能としたことを特徴とする前記付記(1)に記載の画像処理装置。
【0087】
(7) 前記重畳時間設定手段は、前記キャラクタ重畳時間の設定を前記外部入力装置毎に実行可能としたことを特徴とする前記付記(1)に記載の画像処理装置。
【0088】
(8) 映像信号に対して該映像信号に関する情報のキャラクタを重畳するキャラクタ重畳手段を備え、映像信号を記録する映像記録手段を含む外部入力装置へ映像信号を出力する画像処理装置において、
前記外部入力装置へ出力する映像信号に対して、前記キャラクタ重畳手段によってキャラクタを重畳する際のキャラクタ重畳時間を設定する重畳時間設定手段と、
前記映像記録手段の録画制御を行う録画制御手段と、
前記映像記録手段の記録動作に連動して、前記重畳時間設定手段により設定されたキャラクタ重畳時間の期間、前記キャラクタ重畳手段の動作を制御して映像信号に対してキャラクタを重畳させるキャラクタ重畳制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【0089】
この構成により、煩雑な操作を行うことなく、映像信号に関する情報としてのコメントデータの表示制御を行うことができる効果を有する。
【0090】
(9) 前記画像処理装置は、前記映像記録手段を含む外部入力装置へ映像信号を出力するものであって、
前記映像記録手段の録画制御を行う録画制御手段を備え、
前記キャラクタ重畳制御手段は、前記映像記録手段の記録動作に連動して、前記重畳時間設定手段により設定されたキャラクタ重畳時間の期間、前記キャラクタ重畳手段によって映像信号に対してキャラクタを重畳させることを特徴とする前記付記(1)に記載の画像処理装置。
【0091】
(10) 前記画像処理装置は、前記映像記録手段を含む外部入力装置へ映像信号を出力するものであって、
前記映像信号に関する情報として、前記映像記録手段の記録動作に関する情報のキャラクタを映像信号に対して重畳することを特徴とする前記付記(1)に記載の画像処理装置。
【0092】
この構成により、映像記録手段の録画テープの残り時間を気にせずに他の操作を継続して行うことができる効果を有する。
【0093】
(11) 前記映像信号に対して重畳する前記映像記録手段の記録動作に関する情報を演算するための演算手段を備えた前記付記(10)に記載の画像処理装置。
【0094】
(12) 前記映像記録手段の記録動作に関する情報は、VTR(ビデオテープレコーダ)のテープ残時間である前記付記(10)に記載の画像処理装置。
【0095】
(13) 前記映像記録手段の記録動作に関する情報は、VTRの記録経過時間である前記付記(10)に記載の画像処理装置。
【0096】
(14) 前記映像記録手段の記録動作に関する情報として、VTRのテープ残時間と記録経過時間とを交互に表示するよう映像信号に対して重畳することを特徴とする前記付記(10)に記載の画像処理装置。
【0097】
(15) 内視鏡装置と接続され、該内視鏡装置からの映像信号に対して該映像信号に関する情報のキャラクタを重畳するキャラクタ重畳手段を備え、映像信号を画像として表示する映像表示手段、映像信号を記録する映像記録手段の少なくとも一方を含む外部入力装置へ映像信号を出力する画像処理装置において、
前記外部入力装置へ出力する映像信号に対して、前記キャラクタ重畳手段によってキャラクタを重畳する際のキャラクタ重畳時間を設定する重畳時間設定手段と、
前記重畳時間設定手段により設定された設定時間に基づいて前記キャラクタ重畳手段の動作を制御するキャラクタ重畳制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、出力画像にコメントデータを重畳する際の時間を任意に設定することができ、出力画像において必要なときに必要な時間だけコメントデータを容易に表示することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図1は画像処理装置を含む内視鏡装置の構成を示すブロック図
【図2】内視鏡下外科手術に使用する内視鏡装置の全体構成を示す構成説明図
【図3】第1実施例に係る画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図
【図4】図4及び図5は本発明の第2実施例に係り、図4は画像処理装置の主要部の構成を示すブロック図
【図5】第2実施例に係る画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図
【図6】図6及び図7は本発明の第3実施例に係り、図6は画像処理装置の主要部の構成を示すブロック図
【図7】第3実施例に係る画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図
【図8】図8及び図9は本発明の第4実施例に係り、図8は画像処理装置を含む内視鏡装置の構成を示すブロック図
【図9】第4実施例に係る画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図
【図10】図10及び図11は本発明の第5実施例に係り、図10は画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図
【図11】コメントデータを表示する際の動作を示すフローチャート
【図12】図12ないし図17は本発明の第6実施例に係り、図12は画像処理装置の主要部の構成を示すブロック図
【図13】第6実施例に係る画像処理装置の操作パネルの一部を拡大して示した説明図
【図14】画像合成を行わない場合のモニタの表示画像を示す作用説明図
【図15】親子画面に画像合成を行った場合のモニタの表示画像を示す作用説明図
【図16】画像回転を行った場合のモニタの表示画像を示す作用説明図
【図17】画像合成及び画像回転を行った場合のモニタの表示画像を示す作用説明図
【符号の説明】
1a,1b,1c…内視鏡
3…画像処理装置
4…第1モニタ
5…第2モニタ
6…VTR
12…入力選択回路
13…キャラクタ重畳回路
14…表示時間設定回路
15…キャラクタ重畳切替回路
17…CPU
18…操作パネル
19…キーボード
21…文字表示切替部
22…表示時間設定部
23…入力選択部
Claims (2)
- 複数の入力画像信号を入力するための画像入力手段と、
前記画像入力手段で入力された前記複数の入力画像信号から画像信号を選択する画像信号選択手段と、
前記画像信号選択手段で選択された選択画像信号に関する情報のキャラクタ信号を前記選択画像信号に重畳するキャラクタ重畳手段と、
前記キャラクタ重畳手段により前記キャラクタ信号が重畳された重畳画像信号と前記選択画像信号とを切り替えて選択的に出力可能な画像切り替え手段と、
前記画像切り替え手段で前記重畳画像信号が選択出力される時間を設定可能な時間設定手段と、
前記画像切り替え手段により前記重畳画像信号が選択されているとき、前記時間設定手段により設定された時間を選択する操作入力に基づき、前記時間設定手段で設定された設定時間の間、前記重畳画像信号を選択するように前記画像切り替え手段を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理装置。 - 複数の入力画像信号を入力するための画像入力手段と、
前記画像入力手段で入力された前記複数の入力画像信号から画像信号を選択する画像信号選択手段と、
前記画像信号選択手段で選択された選択画像信号に関する情報のキャラクタ信号を前記選択画像信号に重畳するキャラクタ重畳手段と、
前記キャラクタ重畳手段により前記キャラクタ信号が重畳された重畳画像信号と前記入力画像信号とを切り替えて複数の機器に選択的に出力可能な複数の画像切り替え手段と、
前記複数の画像切り替え手段で前記重畳画像信号が選択される時間を前記複数の画像切り替え手段の各出力毎にそれぞれ設定する重畳時間設定手段と、
前記画像切り替え手段により前記重畳画像信号が選択されているとき、前記重畳時間設定手段により設定された時間を選択する操作入力に基づき、前記複数の機器に対して独立に、前記重畳時間設定手段で設定された設定時間の間、前記重畳画像信号を選択するように前記画像切り替え手段を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする画像処理装置。
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