JP2001309114A - 原稿読取り装置 - Google Patents

原稿読取り装置

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JP2001309114A
JP2001309114A JP2000120988A JP2000120988A JP2001309114A JP 2001309114 A JP2001309114 A JP 2001309114A JP 2000120988 A JP2000120988 A JP 2000120988A JP 2000120988 A JP2000120988 A JP 2000120988A JP 2001309114 A JP2001309114 A JP 2001309114A
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JP2000120988A
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Kazuhiro Okada
岡田  和広
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿読取り部に載置された原稿の有無及び原
稿の位置ずれの有無を報知することにより、使用者が原
稿の有無及び原稿の位置ずれの有無を容易に把握するこ
とができるようにし、原稿の置き忘れや読取りミスを防
止する。 【解決手段】 原稿検出部2を有する原稿読取り部3
と、該原稿読取り部3の上面に開閉可能に設けられた押
え蓋4と、原稿の状態を報知する報知部5とを備え、押
え蓋4が閉まった状態において原稿検出部2により原稿
を検出した場合には報知部5が動作する。また、前記原
稿読取り部3に原稿のずれを検出するずれ検出部6をも
備え、原稿のずれを検出した場合には、原稿が正常な位
置に載置されている場合とは異なる態様により報知部5
が動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コピー機
やコピー・ファクシミリ複合機などにおいて、原稿の画
像を読み取る原稿読取り装置に関し、特に、原稿読取り
部に載置された原稿の有無及び原稿の位置ずれの有無を
使用者に報知することができる原稿読取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、コピー機やコピー・ファクシミリ
複合機などの原稿読取り装置101は、図16に示すよ
うに、上面に原稿を載置するための透明な原稿載置板1
02、及び該原稿載置板102の下方に設けられて原稿
の画像を読み取る画像読取り装置103を備えた原稿読
取り部104と、該原稿読取り部104の上面に開閉可
能に設けられた押え蓋105とを有して構成されてい
る。そして、原稿の読取りを行う際には、まず原稿を原
稿読取り部104の原稿載置板102上に載置した後、
押え蓋105を閉め、スタートキー106を押すことに
より画像読取り装置103を動作させて行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、押え蓋105
を閉めてしまった後は、原稿載置板102上に原稿が載
置されているか否かが外部から確認することができない
ため、原稿読取り後に原稿載置板102の上に原稿を置
き忘れるという事態が生じ得るという問題がある。
【0004】また、原稿を原稿読取り部104の上に載
置した後、押え蓋105を閉める際に生じる風や、使用
者が急いで置いたことなどの原因により、原稿がずれる
場合があるが、このような場合に、押え蓋105が閉ま
っているために原稿がずれたことに気が付かず、読取り
ミスを生じる場合があるという問題もある。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、原稿読取り部に載置された原稿の有無及び原稿
の位置ずれの有無を報知することにより、使用者が原稿
の有無及び原稿の位置ずれの有無を容易に把握すること
ができるようにし、原稿の置き忘れや読取りミスを防止
することを技術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載する原稿読取り装置は、原稿検出部
を有する原稿読取り部と、原稿の状態を報知する報知部
とを備え、前記原稿検出部により原稿を検出した場合に
は前記報知部が動作することを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載する原稿読取り装置は、請
求項1に記載する構成において、前記原稿読取り部の上
面に開閉可能に設けられた押え蓋を備え、該押え蓋が閉
まった状態において前記報知部が動作することを特徴と
するものである。
【0008】請求項3に記載する原稿読取り装置は、請
求項1又は2に記載する構成において、前記原稿読取り
部に原稿のずれを検出するずれ検出部を備え、原稿のず
れを検出した場合には、原稿が正常な位置に載置されて
いる場合とは異なる態様により前記報知部が動作するこ
とを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る原稿読取り装
置について図面に基づいて説明する。本発明の第1の実
施形態に係る原稿読取り装置1は、図1に示すように、
原稿検出部2を有する原稿読取り部3と、該原稿読取り
部3の上面に開閉可能に設けられた押え蓋4と、原稿の
状態を報知する報知部5とを備え、押え蓋4が閉まった
状態において原稿検出部2により原稿を検出した場合に
は報知部5が動作するとともに、前記原稿読取り部3に
原稿のずれを検出するずれ検出部6をも備え、原稿のず
れを検出した場合には、原稿が正常な位置に載置されて
いる場合とは異なる態様により報知部5が動作するもの
である。以下、更に詳細に説明する。
【0010】前記原稿読取り装置1は、原稿を走査して
画像データを読み取る装置であり、本実施形態において
は、図2に示すように、コピー・ファクシミリ複合機7
の上部に設けられている。該コピー・ファクシミリ複合
機7は、原稿読取り装置1のほか、原稿読取り装置1で
読み取った画像データを記録紙8に記録する記録部9、
記録紙8をそのサイズごとに収納する記録紙収納部1
0、記録紙8を記録紙収納部10から記録部9へ搬送す
るための記録紙搬送路11、画像データを記録済みの記
録紙8を排出する記録紙排出台12、原稿読取り装置1
で読み取った画像データをファクシミリ送信するための
モデム13などを備えている。なお、原稿読取り装置1
は、これ以外にも、コピー機又はファクシミリや、コピ
ー・ファクシミリ・プリンタ複合機などに設けられる場
合もあり、また、パーソナルコンピュータなどの外部コ
ンピュータのイメージスキャナに使用される場合もあ
る。
【0011】図1に示すように、前記原稿読取り部3
は、その上面に原稿を載置するための透明な平面板から
なる原稿載置板14と、該原稿載置板14の下面に沿っ
て移動しながら原稿の画像を読み取る画像読取り装置1
5と、原稿載置板14の下方に設けられて原稿載置板1
4上の原稿の有無を検出する原稿検出部2と、原稿載置
板14の下方に設けられて原稿載置板14上の原稿のず
れを検出するずれ検出部6と、原稿載置板14の下方に
設けられて原稿載置板14上の原稿のサイズを検出する
サイズ検出部16とを有している。
【0012】ここで、前記画像読取り装置15は、CC
Dを用いた電荷結合形イメージセンサ、あるいは密着形
イメージセンサなどを用いて原稿載置板14上に載置さ
れた原稿の画像を読み取って電気信号として出力する装
置であり、コピー機やファクシミリなどにおいて一般的
に用いられるものを使用することができる。
【0013】前記原稿検出部2は、原稿載置板14上の
原稿の有無を検出するためのものであり、原稿載置板1
4上に原稿が載置される場合の基準位置Aから一定距離
だけ中央側の位置における原稿載置板14の下方に反射
形センサを配置することにより構成されている。ここ
で、原稿載置板14上の基準位置Aから一定距離だけ中
央側の位置とは、具体的には図3に示すように、使用者
から見て原稿載置板14の左奥角部を基準位置Aとして
原稿を載置する場合において、該基準位置Aから中央
側、すなわち右手前側の位置であって、原稿載置板14
上に載置される原稿の中で最も小さいサイズの原稿の外
縁17aよりも内側の範囲内の位置とする。これによ
り、小さいサイズの原稿が載置された場合であっても原
稿の有無を検出することができる。
【0014】前記ずれ検出部6は、原稿載置板14上の
原稿のずれを検出するためのものであり、原稿載置板1
4上に原稿が載置される場合の基準位置Aにおける原稿
載置板14の下方に反射形センサを配置することにより
構成されている。具体的には図4に示すように、使用者
から見て原稿載置板14の左奥角部を基準位置Aとして
原稿を載置する場合において、該基準位置Aの直下に反
射形センサを配置することにより、基準位置Aにおける
原稿載置板14を囲む枠18と原稿との間の隙間の有無
を検出し、これによって原稿のずれの有無を検出するも
のである。
【0015】すなわち、原稿が正常な位置に載置されて
おり、ずれが無い場合には、図において二点鎖線で示さ
れた原稿の外縁17bのように、枠18の奥側及び左側
の辺に隙間なく密着しているため、枠18と原稿の外縁
17bとの間に隙間は生じない。一方、載置された原稿
にずれがある場合には、図において点線で示された2個
の原稿の外縁17c、17dのように、枠18の奥側及
び左側の辺に対していずれかの方向に傾斜して位置する
ため、基準位置Aにおいて枠18と原稿の外縁17c、
17dとの間に隙間が生じることとなる。これは、図示
しないが原稿が大きく移動してずれた場合であっても同
様である。したがって、基準位置Aにおける枠18と原
稿の外縁17との間に隙間が無い場合には原稿にずれが
無く、当該隙間が有る場合には原稿にずれが有るものと
みなすことができる。なお、ずれ検出部6の反射形セン
サは、比較的小さい隙間も検出することができるように
感度の高いものとすると好適である。
【0016】前記サイズ検出部16は、原稿載置板14
上の原稿のサイズを検出するためのものであり、複数種
類の定形サイズの原稿が前記基準位置Aを基準として載
置される場合における当該原稿の外縁17の部分を検出
することができる位置に、複数の反射形センサをそれぞ
れ所定の間隔で配置することにより構成されている。具
体的には、図5に示すように、使用者から見て原稿載置
板14の左奥角部を基準位置Aとして原稿を載置する場
合において、「A3」、「B4」、「A4」、「B5」
などの定形サイズの原稿の外縁17e、17f、17
g、17hの部分を検出できるように、これらの原稿サ
イズに合わせて所定の間隔で、原稿載置板14の左側及
び奥側の辺の下方に沿って、複数の反射形センサが配置
されている。これにより、原稿載置板14上に載置され
た原稿の外縁17の部分がどこに位置するかを検出でき
るので、原稿のサイズを検出することができる。
【0017】また、前記押え蓋4は、原稿載置板14に
載置された原稿の上に被せることにより原稿が動かない
ように押えつけるとともに、原稿の背景として原稿の周
辺部に影が生じることを防ぐ働きをするものである。こ
こでは、図1に示すように、原稿読取り部3の上面の奥
側に設けられた支持部19において回動可能に支持され
ることにより、該支持部19を中心に開閉回動可能に設
けられている。また、図示しないが押え蓋4の上面に
は、自動給紙装置(ADF)が設けられる場合もある。
該自動給紙装置は、原稿台上に載置された複数の原稿を
1枚ずつ分離して自動的に原稿読取り部へ送り、画像を
読み取るための装置である。
【0018】前記押え蓋4と原稿読取り部3の上面との
取付け部分には、開閉検出部20が設けられる。該開閉
検出部20は、押え蓋4の開閉状態、ここでは押え蓋4
の原稿読取り部3に対する角度θを検出するものであ
る。具体的には、図6に示すように、押え蓋4の開閉に
従って上下動する被検出体21と、該被検出体21の位
置を検出する第1検出センサ22及び第2検出センサ2
3の2個の検出センサを備えており、押え蓋4の開閉状
態について、押え蓋4の原稿読取り部3に対する角度θ
が第1角度θ1のときと、第2角度θ2のときの2つの
状態を検出することができるようになっている。すなわ
ち、前記角度θが第1角度θ1のときは第1検出センサ
22のみが被検出体21を検出し、第2角度θ2のとき
は第1検出センサ22及び第2検出センサ23が被検出
体21を検出する構成となっている。
【0019】ここで、第2角度θ2は、押え蓋4がほぼ
完全に閉まった状態における角度に設定されており、押
え蓋4が第2角度θ2以下である場合には、押え蓋4が
閉められたものと判断して後述するように報知部5を動
作させる。また、第1角度θ1は、押え蓋4が最も開い
た状態における角度θ0よりわずかに小さい角度以下で
あって、第2角度θ2以上の範囲内の角度に設定されて
おり、押え蓋4が第1角度θ1以下になった場合には、
使用者が押え蓋4を閉める動作を行って原稿の読取りを
開始すると判断し、原稿載置板14上における原稿の有
無の検出などを行う。
【0020】また、図1に示すように、原稿読取り部3
の正面側には、操作部24及び表示部25が設けられて
いる。操作部24は、読取り開始命令を出すためのスタ
ートキー26、部数入力用のテンキー27、倍率設定キ
ー28、原稿サイズ入力キー29など、表示部25と連
動した各種操作キーを備えている。また、表示部25
は、各種の設定状態や装置の動作状態などを表示する文
字や図形などで表示する液晶表示部30や、点灯又は消
灯で表示するLED31などを備えている。
【0021】そして、前記報知部5は、原稿載置板14
上に載置された原稿の状態、すなわち、原稿の有無及び
原稿のずれの有無を使用者に対して報知するためのもの
であり、ここでは、3種類の表示が可能な報知ランプ3
2を有して構成されている。具体的には、図1に示すよ
うに、表示部25の中に報知ランプ32を配置し、該報
知ランプ32を点灯、点滅又は消灯することにより3種
類の表示を行い、原稿の状態を報知することとしてい
る。すなわち、原稿が原稿載置板14上の正常な位置に
載置されている場合には報知ランプ32を点灯させ、原
稿が原稿載置板14上に載置されているが位置がずれて
いる場合には報知ランプ32を点滅させ、原稿が原稿載
置板14上に載置されていない場合には報知ランプ32
を消灯させることにより、各状態をわかり易く報知す
る。
【0022】なお、報知部5の形態はこれに限定される
ものではなく、使用者に対して3種類の状態を報知する
ことができるものであればあらゆる態様のものを用いる
ことができる。したがって、例えば、図示しないが表示
部25に報知ランプ32を2個又は3個配置し、そのい
ずれが点灯するかにより各状態を報知することもでき
る。また、図7に示すように、表示部25とは別に信号
塔33を原稿読取り部3の側面などに設け、該信号塔3
3に報知ランプ32設けることもできる。あるいは、報
知ランプ32に代えて音により報知する報知ブザーを設
け、該報知ブザーの音色により各状態を報知することも
できる。
【0023】次に、本実施形態に係る原稿読取り装置1
の回路構成について図8を用いて説明する。図8は、本
実施形態に係る原稿読取り装置1を有するコピー・ファ
クシミリ複合機の回路構成を示すものである。したがっ
て、ファクシミリの送受信のためにモデム13及び網制
御装置(NCU)34を備えている。そして、主制御部
35はコピー・ファクシミリ複合機7の各部の動作を制
御する。ROM36はコピー・ファクシミリ複合機7の
動作に必要な各種のプログラムが記憶されている。RA
M37は各種のプログラムの実行に伴って得られたデー
タ等を一時的に記憶する。
【0024】画像メモリ38は、画像読取り装置15に
おいて読み取られた原稿の画像データやファクシミリ使
用時の受信画像データを主制御部35から受け取って一
時的に記憶する。原稿検出部2は、原稿載置板14(図
1参照)上の原稿の有無を検出してその情報を主制御部
35へ出力する。ずれ検出部6は、原稿載置板14上の
原稿のずれを検出してその情報を主制御部35へ出力す
る。サイズ検出部16は、原稿載置板14上の原稿のサ
イズを検出してその情報を主制御部35へ出力する。開
閉検出部20は、第1検出センサ22及び第2検出セン
サ23を備えており、押え蓋4の原稿読取り部3に対す
る角度θが第1角度θ1のとき、又は第2角度θ2のと
きの状態をそれぞれ検出し、その信号を主制御部35へ
出力する。画像読取り装置15は、原稿載置板14上に
載置された原稿を走査して画像を読み取り、その画像デ
ータを主制御部35へ出力する。記録部9は、画像読取
り装置15において読み取られた原稿の画像データやフ
ァクシミリ使用時の受信画像データを主制御部35から
受け取って記録紙8に記録する。記録紙収納部10は、
記録紙8をサイズごとに収容しており、主制御部35か
らの信号に応じて記録紙8を記録部9へ搬送する。
【0025】操作部24は、読取り開始命令を出すため
のスタートキー26、部数入力用のテンキー27、倍率
設定キー28、原稿サイズ入力キー29など、表示部2
5と連動した各種操作キーを備えており、これらのキー
操作による情報を主制御部35へ出力する。表示部25
は、各種の設定状態や装置の動作状態などを表示する文
字や図形などで表示する液晶表示部30や、点灯又は消
灯で表示するLED31などを備えており、主制御部3
5からの情報を受けて各種の設定状態や装置の動作状態
を表示する。報知部5は、主制御部35から原稿載置板
14上に載置された原稿の有無及び原稿のずれの有無に
ついての情報を受けて、これを報知ランプ32を動作さ
せることにより報知する。
【0026】次に、本実施形態に係る原稿読取り装置1
の動作について図9に示すフローチャートに基づいて説
明する。まず、押え蓋4が第1角度θ1以下であるか否
かについて判断する。押え蓋4が第1角度θ1以上であ
る場合には(S1:NO)、押え蓋4は開いた状態であ
るので、原稿載置板14上における原稿の有無及び原稿
のずれは使用者が目視により確認することができる。し
たがって、報知部5による報知は不要であるので報知ラ
ンプ32は消灯する(S2)。
【0027】一方、押え蓋4が第1角度θ1以下である
場合には(S1:YES)、使用者が押え蓋4を閉める
動作を行ったものであって原稿の読取りを開始するもの
と判断されるので、原稿検出部2において原稿の有無を
検出する(S3)。原稿検出部2で原稿が検出されない
場合には(S3:NO)、原稿載置板14上に原稿が載
置されていないものと判断されるので、報知ランプ32
は消灯する(S2)。原稿検出部2で原稿が検出された
場合には(S3:YES)、原稿載置板14上に原稿が
載置されているものと判断されるので、サイズ検出部1
6を動作させて原稿のサイズを検出する(S4)。
【0028】次に、押え蓋4が第2角度θ2以下である
か否かについて判断する。押え蓋4が第2角度θ2以上
である場合には(S5:NO)、押え蓋4が一旦第1角
度θ1以下となった後で完全に閉められることなく原稿
の読取り作業が中断されたものと判断されるので、処理
はS1に戻る。一方、押え蓋4が第2角度θ2以下であ
る場合には(S5:YES)、押え蓋4が完全に閉めら
れたものと判断されるので、ずれ検出部6において原稿
のずれの有無を検出する(S6)。
【0029】ずれ検出部6で原稿のずれが検出されない
場合には(S6:NO)、原稿載置板14上の原稿は、
ずれが無く正常な位置に載置されていると判断されるの
で、報知ランプ32は点灯し(S7)、原稿載置板14
上に原稿が有ることを報知する。一方、ずれ検出部6で
原稿のずれが検出された場合には(S6:YES)、原
稿載置板14上の原稿の位置にずれが有ると判断される
ので、報知ランプ32は点滅し(S8)、原稿載置板1
4上に原稿が有るが、その位置にずれが有ることを報知
する。以上のように動作することにより、原稿の有無及
び原稿の位置ずれの有無をわかり易く表示することがで
きる。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態に係る原稿
読取り装置1について説明する。本実施形態に係る原稿
読取り装置1は、前記第1の実施形態と原稿読取り部3
の構成において異なる。すなわち、本実施形態に係る原
稿読取り装置1の原稿読取り部3は、原稿検出部2、ず
れ検出部6及びサイズ検出部16として反射形センサを
備えておらず、その代わりに画像読取り装置15に予備
動作を行わせて原稿の端部の画像を読み取らせることに
より、原稿の有無、原稿のずれ、及び原稿サイズの検出
を行うものであり、画像読取り装置15が原稿検出部
2、ずれ検出部6及びサイズ検出部16を兼ねた構成と
なっている。なお、その他の部分の構成は、前記第1の
実施形態に係る原稿読取り装置1と同様である。以下、
更に詳しく説明する。
【0031】前記原稿読取り部3の画像読取り装置15
は、図10に示すように、原稿載置板14の左側端部か
ら右方へ一定距離だけ移動しながら原稿の端部の画像を
読み取る予備動作を行う。この予備動作は、押え蓋4が
閉まる前の状態で行われるため、原稿載置板14上にお
いて、原稿が無い部分は画像読取り装置15の光源から
の光が反射しないために黒く読み取られることとなり、
原稿が有る部分は画像読取り装置15の光源からの光が
反射するために白く読み取られることとなる。したがっ
て、予備動作により読み取られた画像データを解析する
ことにより、原稿の有無、原稿のずれ、及び原稿サイズ
の検出を行うことができる。
【0032】すなわち、図11に示すように、原稿載置
板14上の原稿39にずれが有る場合には、予備動作に
より読み取られた画像データの白い部分40と基準位置
Aとの間に黒い部分41が存在する。一方、図12に示
すように、原稿39が原稿載置板14上の正常な位置に
載置されており、ずれが無い場合には、画像データの白
い部分40と基準位置Aとの間にそのような黒い部分4
1は存在しない。したがって、画像データの白い部分4
0と基準位置Aとの間に黒い部分41が存在するか否か
により原稿39のずれの有無を判断することができる。
そして、図示しないが、原稿載置板14上に原稿39が
載置されていない場合には、予備動作により読み取られ
た画像データに白い部分40が存在しないこととなるの
で、画像データの白い部分40の有無により原稿の有無
を判断することができる。また、原稿の奥行き方向の長
さLは、読み取られた画像データの白い部分40におけ
る画像読取り装置15に平行な方向の長さに等しいの
で、当該長さにより原稿のサイズを判断することができ
る。
【0033】画像読取り装置15としては、第1の実施
形態と同様、CCDを用いた電荷結合形イメージセン
サ、あるいは密着形イメージセンサなどを用いて原稿載
置板14上に載置された原稿の画像を読み取って電気信
号として出力する装置を使用することができる。また、
前記予備動作において画像読取り装置15が移動する一
定距離は、短い距離で十分であり、ここでは10mm程
度としている。
【0034】なお、前記画像読取り装置15は、原稿載
置板14の左側端部において停止したままで予備動作を
行うこともできる。この場合には、直線状に並んだ白黒
の画像データが得られるので、この画像データを解析す
ることにより、同様に原稿の有無、原稿のずれ、及び原
稿サイズの検出を行うことができる。すなわち、予備動
作により読み取られた画像データをグラフで模式的に表
すと、図13に示すように、原稿載置板14上の原稿3
9にずれが有る場合には、予備動作により読み取られた
画像データの白い部分40と基準位置Aとの間に黒い部
分41が存在する。一方、図14に示すように、原稿3
9が原稿載置板14上の正常な位置に載置されており、
ずれが無い場合には、画像データの白い部分40と基準
位置Aとの間にそのような黒い部分41は存在しない。
したがって、画像データの白い部分40と基準位置Aと
の間に黒い部分41が存在するか否かにより原稿39の
ずれの有無を判断することができる。そして、図示しな
いが、原稿載置板14上に原稿39が載置されていない
場合には、予備動作により読み取られた画像データに白
い部分40が存在しないこととなるので、画像データの
白い部分40の有無により原稿の有無を判断することが
できる。また、原稿の奥行き方向の長さLは、読み取ら
れた画像データの白い部分40における画像読取り装置
15に平行な方向の長さに等しいので、当該長さにより
原稿のサイズを判断することができる。
【0035】次に、本実施形態に係る原稿読取り装置1
の動作について図15に示すフローチャートに基づいて
説明する。まず、押え蓋4が第2角度θ2以下であるか
否かについて判断する。押え蓋4が第2角度θ2以上で
ある場合には(S11:NO)、処理は進行せずS11
に戻る。押え蓋4が第2角度θ2以下である場合には
(S11:YES)、画像読取り装置15が予備動作を
行い(S12)、原稿の端部の画像を読み取る。
【0036】前記予備動作(S12)の結果、読み取ら
れた画像データに白い部分40が存在しない場合には
(S13:NO)、原稿載置板14上に原稿が載置され
ていないと判断されるので、報知ランプ32は消灯する
(S14)。一方、読み取られた画像データに白い部分
40が存在する場合には(S13:YES)、原稿載置
板14上に原稿が載置されているものと判断されるの
で、読み取られた画像データの白い部分40と基準位置
Aとの間に黒い部分41が存在するか否かについて判断
する(S15)。
【0037】読み取られた画像データの白い部分40と
基準位置Aとの間に黒い部分41が存在しない場合には
(S15:NO)、原稿載置板14上の原稿は、ずれが
無く正常な位置に載置されていると判断されるので、報
知ランプ32は点灯し(S16)、原稿載置板14上に
原稿が有ることを報知する。一方、読み取られた画像デ
ータの白い部分40と基準位置Aとの間に黒い部分41
が存在する場合には(S15:YES)、原稿載置板1
4上の原稿の位置にずれが有ると判断されるので、報知
ランプ32は点滅し(S17)、原稿載置板14上に原
稿が有るが、その位置にずれが有ることを報知する。以
上のように動作することにより、原稿の有無及び原稿の
位置ずれの有無をわかり易く表示することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る原稿読取り装置によれば、原稿検出部を有する原
稿読取り部と、原稿の状態を報知する報知部とを備え、
原稿検出部により原稿を検出した場合には報知部が動作
することにより、原稿載置板上の原稿の有無を報知する
ので、使用者は原稿載置板上に原稿が置かれているか否
かを容易に把握することができ、原稿読取り後に原稿載
置板の上に原稿を置き忘れるという事態を防止すること
ができる。
【0039】本発明の請求項2に係る原稿読取り装置に
よれば、上述の効果に加えて、前記原稿読取り部の上面
に開閉可能に設けられた押え蓋を備え、該押え蓋が閉ま
った状態において前記報知部が動作することにより、使
用者が原稿の状態を目視により確認できない場合に限り
前記報知部を動作させることとなり、前記報知部を無駄
に動作させることを防止することができる。
【0040】本発明の請求項3に係る原稿読取り装置に
よれば、上述の効果に加えて、前記原稿読取り部に原稿
のずれを検出するずれ検出部を備え、原稿のずれを検出
した場合には、原稿が正常な位置に載置されている場合
とは異なる態様により前記報知部が動作することによ
り、原稿載置板上の原稿のずれを使用者に報知すること
ができるので、押え蓋を閉める際などに原稿がずれた場
合であっても読取りミスを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る原稿読取り装置を示す
斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るコピー・ファクシミリ
複合機を示す断面図である。
【図3】最も小さいサイズの原稿を載置した状態におけ
る原稿読取り部を示す平面図である。
【図4】載置した原稿にずれがある場合における原稿読
取り部を示す平面図である。
【図5】複数種類の定形サイズの原稿を載置した状態に
おける原稿読取り部を示す平面図である。
【図6】原稿読取り装置の開閉検出部を示す断面図であ
る。
【図7】側面の信号塔に報知ランプを設けた場合の原稿
読取り装置を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施形態に係るコピー・ファクシミリ
複合機の回路構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係る原稿読取り装置
の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る原稿読取り装
置における画像読取り装置の予備動作を示す平面図であ
る。
【図11】載置した原稿にずれがある場合における原稿
読取り部の平面図と予備動作により読み取られた画像デ
ータを示す図である。
【図12】正常な位置に原稿が載置されている場合にお
ける原稿読取り部の平面図と予備動作により読み取られ
た画像データを示す図である。
【図13】載置した原稿にずれがある場合における原稿
読取り部の平面図と画像読取り装置を停止して行う予備
動作により読み取られた画像データを示す図である。
【図14】正常な位置に原稿が載置されている場合にお
ける原稿読取り部の平面図と画像読取り装置を停止して
行う予備動作により読み取られた画像データを示す図で
ある。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る原稿読取り装
置の動作を示すフローチャートである。
【図16】従来例に係る原稿読取り装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 原稿読取り装置 2 原稿検出部 3 原稿読取り部 4 押え蓋 5 報知部 6 ずれ検出部 14 原稿載置板 15 画像読取り装置 16 サイズ検出部 20 開閉検出部 24 操作部 25 表示部 32 報知ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/10 H04N 1/10 9A001 1/107 Fターム(参考) 2H012 CA06 2H027 DB06 DB10 EC20 ED11 EE07 EF06 GA23 GA44 GA59 GB01 2H076 AA58 BA05 BA45 BA62 BA76 BB03 BB05 5C062 AA02 AA05 AB02 AB17 AB20 AB23 AB26 AC58 AC67 AD02 AF10 AF15 BA00 5C072 AA01 BA02 LA02 LA08 RA01 RA02 RA03 RA04 RA10 XA01 9A001 HZ23 JJ35 KK42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿検出部を有する原稿読取り部と、原
    稿の状態を報知する報知部とを備え、前記原稿検出部に
    より原稿を検出した場合には前記報知部が動作すること
    を特徴とする原稿読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記原稿読取り部の上面に開閉可能に設
    けられた押え蓋を備え、該押え蓋が閉まった状態におい
    て前記報知部が動作することを特徴とする請求項1記載
    の原稿読取り装置。
  3. 【請求項3】 前記原稿読取り部に原稿のずれを検出す
    るずれ検出部を備え、原稿のずれを検出した場合には、
    原稿が正常な位置に載置されている場合とは異なる態様
    により前記報知部が動作することを特徴とする請求項1
    又は2記載の原稿読取り装置。
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