JP3724460B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿載置台上に載置された原稿の画像を読取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像読取装置として、プラテンカバー等の原稿押え蓋を開けて、載置ガラス等の原稿載置台上に原稿を載置し、載置した原稿の画像を読取るフラットベッドスキャナ(FBS)がある。本等の厚みのある原稿の場合はプラテンカバーを開けたまま読取を行うこともあるが、通常は、プラテンカバーを閉じた状態で読取を行う。また、画像読取装置には、A4又はB5等の定型サイズを検出するサイズ検出手段が設けられており、例えば原稿がA4サイズの場合は、載置ガラス上のA4サイズに応じた読取領域の画像を読取る。
【0003】
コピー機又はファクシミリ装置においては、ADF(automatic document feeder )とFBSとを選択的に使用可能なものが多い。A4用紙又はB5用紙等の一般的なシート原稿は、ADFを用いて読取る場合が多い。一方、本等の厚みがある原稿は、ADFを使用できないため、FBSで読取る場合が多い。しかし、シート原稿であっても、複数枚がホッチキスでとじられている等により、FBSで読取ることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特にシート原稿についてFBSを使用する場合、プラテンカバーを閉じるときに、載置ガラス上の原稿に風圧が加わり、原稿の位置がずれることが多々起こる。そのため、読取った原稿が傾いて印刷される等の不都合が生じることが多い。
【0005】
また、FBSを使用する場合、厚みがある原稿は勿論、非定型サイズの原稿を読取る場合も多い。しかし、上述したサイズ検出手段は、一般的に定型サイズを検出するように設定されており、非定型サイズの検出は行えない場合が多い。原稿サイズが正確に検出できない場合、原稿載置台上に載置された原稿が存在しない不要な領域の読取りを行うことになる。
【0006】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主走査方向,副走査方向に夫々移動自在な第1,第2移動抑制部材を備えることにより、原稿押え蓋を閉じたときに生じる風圧等による原稿の位置ずれを防止することができる画像読取装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、第1,第2移動抑制部材の移動位置を夫々検出する第1,第2位置検出手段を備えることにより、原稿サイズを正確に検出することができる画像読取装置を提供することを他の目的とする。
【0008】
また、本発明は、従来のサイズ検出手段によって検出された原稿サイズと、第1及び第2位置検出手段で検出したサイズとのうち、小さい方を選択する選択手段を備えることにより、第1及び第2移動抑制部材を読取可能領域外に退避していない場合のサイズ誤検出を防止することができる画像読取装置を提供することを他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1発明に係る画像読取装置は、原稿載置台上に載置された原稿の画像を読取る画像読取装置において、原稿載置台上で主走査方向に移動自在な第1移動抑制部材と、原稿載置台上の全読取領域に渡る第1移動抑制部材の移動位置を検出する第1位置検出手段と、原稿載置台上で副走査方向に移動自在な第2移動抑制部材と、原稿載置台上の全読取領域に渡る第2移動抑制部材の移動位置を検出する第2位置検出手段とを備え、第1及び第2移動抑制部材で原稿載置台上の原稿の移動を抑制し、検出した移動位置に応じた読取領域内の画像を読取るべくなしてあることを特徴とする。
【0010】
第1発明においては、第1移動抑制部材を、主走査方向に沿って移動させ、原稿載置台上の原稿の外周部に接する位置に合わせ、静止状態の原稿の主走査方向への移動(位置ずれ)を抑制する。同様に、第2移動抑制部材を、副走査方向に沿って移動させ、原稿載置台上の原稿の外周部に接する位置に合わせ、静止状態の原稿の副走査方向への移動(位置ずれ)を抑制する。原稿載置台上に原稿をコーナー基準で位置決めする場合、第1及び第2移動抑制部材が接する原稿外周部に対向する外周部は、原稿載置台の外枠に接しており、原稿全体の移動が抑制される。そのため、風圧等が加わっても原稿は移動しない。また、第1位置検出手段により、原稿載置台上の全読取領域に渡る第1移動抑制部材の移動位置を検出し、第2位置検出手段により、原稿載置台上の全読取領域に渡る第2移動抑制部材の移動位置を検出する。移動位置は、所定間隔で検出することもできるが、移動位置を微少間隔で連続的に検出することが好ましい。原稿載置台上の不定形の原稿サイズを正確に検出することが可能であり、検出した移動位置から読取領域(原稿存在領域)を特定し、特定した読取領域内の画像を読取る。
【0013】
発明に係る画像読取装置は、原稿載置台上に載置された原稿のサイズをサイズ検出手段で検出し、検出したサイズに応じた読取領域内の画像を読取る画像読取装置において、原稿載置台上で主走査方向に移動自在な第1移動抑制部材と、原稿載置台上の全読取領域に渡る第1移動抑制部材の移動位置を検出する第1位置検出手段と、原稿載置台上で副走査方向に移動自在な第2移動抑制部材と、原稿載置台上の全読取領域に渡る第2移動抑制部材の移動位置を検出する第2位置検出手段と、検出した移動位置に基づく原稿のサイズ及びサイズ検出手段が検出したサイズのうち小さい方を選択する選択手段とを備え、第1及び第2移動抑制部材で原稿載置台上の原稿の移動を抑制し、選択したサイズに応じた読取領域内の画像を読取るべくなしてあることを特徴とする。
【0014】
発明においては、サイズ検出手段で原稿のサイズを検出する。例えば、A4又はB5等の定型サイズの原稿端部を検出するように予め設けられたセンサを用いて、原稿サイズを検出する。また、第1発明と同様の第1及び第2移動抑制部材で原稿載置台上の原稿の移動を抑制し、第1発明と同様の第1,第2位置検出手段で夫々第1,第2移動抑制部材の移動位置を検出する。選択手段により、第1,第2位置検出手段で検出した移動位置に応じた原稿のサイズ及びサイズ検出手段が検出したサイズのうち小さい方を選択する。選択したサイズから読取領域を特定し、特定した読取領域内の画像を読取る。
第3発明に係る画像読取装置は、第1又は第2発明において、前記第1移動抑制部材及び/又は第2移動抑制部材は、前記原稿載置台を囲む外枠に沿って移動すべくなしてあることを特徴とする。
第4発明に係る画像読取装置は、第3発明において、前記原稿載置台の外枠には前記第1移動抑制部材及び/又は第2移動抑制部材の退避用エリアが形成されていることを特徴とする。
第5発明に係る画像読取装置は、第1乃至第4発明の何れかにおいて、前記第1移動抑制部材及び/又は第2移動抑制部材の原稿載置台と接する面の色は黒色であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
本説明においては、コピー機の機能を備え、原稿コピー及びファクシミリ送受信が行えるファクシミリ装置を例にして説明する。
【0016】
(第1の実施の形態)
図1に本発明に係る画像読取装置を備えたファクシミリ装置の例を示す。ファクシミリ装置は、制御部(CPU:Central Processing Unit )1と、原稿を読取る読取部2と、ファクシミリ通信が可能なモデム(ファックスモデム)9と、公衆電話回線網等のアナログ回線Lとの閉結及び開放を制御するNCU(Network Control Unit)10と、ファクシミリ受信画像又は読取部2で読取った原稿画像を用紙に記録する記録部3と、ファクシミリ装置の操作に使用する各種キーを備える操作部5と、ファクシミリ装置の動作状態又は操作部5から入力された文字等を表示する表示部4と、ファクシミリ装置の動作に必要な種々のプログラム及びデータが記憶されるROM(Read Only Memory)6と、プログラムの実行時に発生する一時的なデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)7と、読取部2で読取った原稿画像又はファクシミリ受信画像等を記憶する画像メモリ8と、画像データを符号化又は復号化するCODEC11とを備える。
【0017】
上述したハードウェア各部(1〜11)は、バス12に接続されており、CPU1によって制御される。CPU1は、ROM6に記憶されたコンピュータプログラムを読出して、種々の機能を実行する。
【0018】
読取部2の例を図2及び図3に示す。図2及び図3の例では、読取部2は、直方体型の筐体26と、筐体26上面の一辺に開閉自在に取付けられたプラテンカバー(原稿押え蓋)20と、筐体26上面に設けられた長方形型の載置ガラス(原稿載置台)22と、載置ガラス22上で主走査方向(x方向)に沿って自在に移動することができ、載置ガラス22上の原稿外周部に接する位置に移動させた場合、原稿の主走査方向への移動を抑制する第1移動抑制部材30と、載置ガラス22上を主走査方向と直交する副走査方向(y方向)に沿って自在に移動することができ、載置ガラス22上の原稿外周部に接する位置に移動させた場合、原稿の副走査方向への移動を抑制する第2移動抑制部材32とを備える。
【0019】
原稿40は、図3に示す三角形のマーク24aが設けられたコーナ部を基準にして載置ガラス22上に載置する。第1移動抑制部材30及び第2移動抑制部材32は、マーク24aが設けられたコーナを挟む外枠24の2辺に夫々沿って個別に移動する。以下、第1移動抑制部材30及び第2移動抑制部材32を、まとめて移動抑制部材30,32と記載する場合もある。
【0020】
読取部2は、ADF(automatic document feeder )方式及びFBS(flat bed scanner)方式の読取が可能である。ADF方式で原稿を読取る場合は、プラテンカバー20を閉じて、プラテンカバー20上の図示しない原稿セット部に原稿束をセットし、1枚ずつ原稿を分離して取り込みながら読取を行う。FBS方式で原稿を読取る場合は、プラテンカバー20を開けて原稿を載置ガラス22上に載置し、プラテンカバー20を閉じて、載置ガラス22上に原稿が静止した状態で読取を行う。ただし、本等の厚みのある原稿の場合は、プラテンカバー20を開けたまま又は完全に閉じ切らない状態で読取を行う。
【0021】
筐体26内には、図示していないが、読取部2を構成する部材として、載置ガラス22上に載置された原稿に光を照射する光源と、原稿からの反射光の光路を変更するミラーと、前記光源及びミラーを移動させる移動機構と、光電変換素子を主走査方向に多数並べ、集光レンズを通してミラーからの光が入射されるCCD(charge coupled device )ラインセンサ等の撮像素子とを有する。このような構成により、光源等を搭載したキャリッジ(図示しない)を副走査方向に移動させながら、主走査方向を長手方向とするCCDラインセンサ(主走査方向と平行に配置されたCCDラインセンサ)により1ラインずつ原稿画像の読取を行う。CCDで読取った画像は、CPU1により、画像メモリ8に記憶される。
【0022】
また、筐体26内には、図3に示すように、フォトダイオード、フォトトランジスタ又はCCD等のセンサを用いて載置ガラス22上の原稿幅(主走査方向の長さ)を検出する幅センサ42と、原稿長さ(副走査方向の長さ)を検出する長さセンサ44とが設けられている。図3の例では、幅センサ42として、読取部2を構成する読取用のCCDラインセンサを用いており、長さセンサ44として、y方向に沿って配置された複数の光電式センサを用いている。長さセンサ44は、A4又はB5等の定型の原稿端部の有無を検出できるように配置されている。また、幅センサ42も、B5〜A3等の所定サイズ範囲の原稿端部の有無を検出できるように配置されている。
【0023】
筐体26上面の外枠24のプラテンカバー20取付部近傍には、プラテンカバー20と外枠24とがなす角度θが所定角度以下となったことを検出する検出器28が設けられている。検出器28は、押し込み型の自動復帰スイッチ等を用いており、プラテンカバー20を閉じる途中で検出器28が押下された場合、検出器28からCPU1に検出信号が送られ、CPU1は、前記光源を発光させる。
【0024】
プラテンカバー20を閉じる途中で検出器28が押下された場合に光源が発光し、幅センサ42及び長さセンサ44が原稿幅及び原稿長さを検出し、検出信号がCPU1に送られる。ただし、幅センサ42及び長さセンサ44で検出できる原稿サイズは、定型又は定型に近いサイズに限定される。CPU1は、検出信号に基づいて原稿幅及び原稿長さを求めて、RAM7に記憶する。
【0025】
移動抑制部材30,32の例を図4(a)に示す。移動抑制部材30,32は、長平板をL字型に折り曲げた形状をしており、外枠24に設けられた主走査方向又は副走査方向に沿うように形成されたL字型の溝に、スライド自在に嵌入されている。載置ガラス22を基準にした移動抑制部材30,32の高さH1は、プラテンカバー20が閉じるように、載置ガラス22を基準にした外枠24の高さH0よりも低くなっている。また、移動抑制部材30,32の載置ガラス22と接する面は、CCDを使った原稿の読取りを行った際に、原稿(白色)と区別できるように例えば黒色になっている。そのため、移動抑制部材30,32を原稿と誤認識することを防止できる。
【0026】
移動抑制部材30,32の移動位置は、移動抑制部材30,32の移動に応じた抵抗値の変化等に基づいて検出したり、移動抑制部材30,32の移動に応じたプーリの回転等に基づいて検出することが可能である。例えば、図4(b)に示すように、端子A−Bを両端とする可変抵抗の可動端子Cを、移動抑制部材30,32の移動と連動させて移動させることにより、端子A−C間又は端子B−C間の抵抗値の変化に基づいて、移動抑制部材30,32の移動位置を検出することが可能である。抵抗値の検出信号は、CPU1に送られ、例えばROM6に記憶されている変換テーブルに基づいて、抵抗値に応じた原稿幅又は原稿長さを取得し、RAM7に記憶する。この場合、可変抵抗とCPU1とは、移動抑制部材30,32の位置を検出する手段として動作し、読取可能領域全体に渡り連続的に原稿サイズを検出する。
【0027】
あるいは、図4(c)に示すように、左右一対のプーリ52と、プーリ52間に掛装され、移動抑制部材30,32の移動に伴なってプーリ52を回転させるベルト50と、プーリ52の回転角度を検出するロータリエンコーダ(図示していない)とを設けることにより、移動抑制部材30,32の移動によってプーリ52が回転し、プーリ52の回転角度から移動位置を検出することが可能である。回転角度の検出信号は、CPU1に送られ、例えばROM6に記憶されている変換テーブルに基づいて、回転角度に応じた原稿幅又は原稿長さを取得し、RAM7に記憶する。この場合、プーリ52、ベルト50及びロータリエンコーダとCPU1とは、移動抑制部材30,32の位置を検出する手段として動作し、読取可能領域全体に渡り連続的に原稿サイズを検出する。
【0028】
また、図5に示すように、載置ガラス22上の読取可能領域22aは、外枠24よりも小さい場合が殆どである。最大サイズの原稿の読取を行う場合に、移動抑制部材30,32を読取可能領域22a外に移動させた場合、移動抑制部材30,32は原稿の読取に影響を与えない。読取可能領域22aが外枠24と同じ大きさの場合は、例えば図6に示すように、外枠24に、移動抑制部材30,32の退避用エリアを形成しておく。
【0029】
また、CPU1は、幅センサ42及び長さセンサ44に基づく原稿サイズと、移動抑制部材30,32の移動位置に基づく原稿サイズのうち、小さい方を選択する手段として動作する。ただし、移動抑制部材30,32が退避されている場合、CPU1は、幅センサ42及び長さセンサ44に基づく原稿サイズを用いて読取領域を設定する。
【0030】
第1移動抑制部材30の長さL1を、図7に示すように、外枠24から幅センサ42による幅検知位置までの距離L0よりも短くした場合、第1移動抑制部材30の移動位置が幅センサ42のサイズ検出に影響を与えなくなる。同様に、第2移動抑制部材32の長さD1を、外枠24から長さセンサ44による長さ検出位置までの距離D0よりも短くした場合、第2移動抑制部材32の移動位置が長さセンサ44のサイズ検出に影響を与えなくなる。この場合、移動抑制部材30,32の載置ガラス22と接する面を白色にすることが可能である。なお、本例では、上述したように、幅センサ42として読取用のCCDラインセンサを兼用しているため、幅検知位置とは、読取用のCCDラインセンサを使って幅検知を行う際の光源の照射位置である。従って、長さL1を距離L0よりも短くするとは、幅検知を行う際、外枠24から長さL1よりも離れた位置を光源が照射するようにキャリッジの位置制御を行うことである。
【0031】
また、第1移動抑制部材30の長さL1及び第2移動抑制部材32の長さD1は、はがきサイズの原稿に合わせて移動させたときの相互干渉を防止するために、はがきの縦及び横の長さよりもそれぞれ短くすることが好ましい。
【0032】
次に、本発明に係る画像読取装置を用いた原稿の読取について説明する。操作者は、プラテンカバー20を開けて、マーク24aを基準にして原稿40を載置ガラス22上に載置する。原稿40の載置後、移動抑制部材30,32を原稿40の外周部に接する位置に移動させる。原稿40が分厚くない場合は、プラテンカバー20を閉じる。このとき、載置ガラス22上の原稿40は、移動抑制部材30,32によって移動が抑制されているので、位置ずれが生じない。
【0033】
プラテンカバー20を閉じる途中で、検出器28が押下され、CPU1により、光源を発光すると共に、幅センサ42及び長さセンサ44から出力された検出信号に基づいて原稿サイズを特定し、RAM7に記憶する。また、CPU1により、移動抑制部材30,32の移動位置を検出し、RAM7に記憶する。CPU1は、幅センサ42及び長さセンサ44に基づく原稿サイズと、移動抑制部材30,32に基づく原稿サイズのうち、小さい方を選択する。
【0034】
原稿サイズの選択手順の例を図8に示す。CPU1により、第1移動抑制部材30が読取可能領域外に退避されているか否かを判定する(S10)。退避されている場合(S10:YES)は、CPU1により、幅センサ42に基づく原稿幅を選択する(S14)。退避されていない場合(S10:NO)は、CPU1により、幅センサ42に基づく原稿幅と第1移動抑制部材30に基づく原稿幅との大小を比較する(S12)。幅センサ42に基づく原稿幅の方が小さい場合(S12:YES)は、CPU1により、幅センサ42に基づく原稿幅を選択(S14)し、第1移動抑制部材30に基づく原稿幅の方が小さい場合(S12:NO)は、第1移動抑制部材30に基づく原稿幅を選択する(S16)。原稿長さの選択(S18,S20,S22,S24)も、原稿幅の選択(S10,S12,S14,S16)と同様に行う。
【0035】
CPU1により、選択された原稿サイズに対応する読取領域内の画像を読取るように読取部2を制御すると共に、例えば、記録部3を制御して、読取った画像を用紙に記録させる。
【0036】
上述した実施の形態においては、幅センサ42及び長さセンサ44に基づく原稿サイズと、移動抑制部材30,32に基づく原稿サイズとの何れかを選択したが、選択をする/しないを操作部5により切換え自在とし、選択をしない場合は、移動抑制部材30,32に基づく原稿サイズに基づいて読取り領域を設定することが可能である。また、実施の形態では、幅センサ42として、読取用のCCDラインセンサを使用する例を示したが、読取用のCCDラインセンサとは別個に幅検知用のCCDラインセンサ又はその他の光電式センサを配置することもできる。
【0037】
また、移動抑制部材30,32の位置を検出する第1及び第2位置検出手段は、図4(b)に示した可変抵抗及びCPU1、または図4(c)に示したプーリ52、ベルト50、ロータリエンコーダ(図示していない)及びCPU1に限定はされず、任意の位置検出手段を用いることが可能である。
【0038】
【発明の効果】
第1発明によれば、原稿の移動を第1及び第2移動抑制部材で抑制することにより、原稿押え蓋を閉じるときに生じる風圧等による原稿の位置ずれを防止することができる。また、第1、第2位置検出手段で夫々第1、第2移動抑制部材の移動位置を検出することにより、原稿サイズを正確に検出し、原稿サイズに応じた読取領域の画像を読取ることができる。これにより、例えば、本等の厚みのある原稿を原稿押え蓋を開けたまま又は完全に閉じ切らない状態で読取った場合に、原稿部分だけを読取ることにより、端部が真っ黒に印刷されることを防止できる。
【0040】
発明によれば、従来から用いられているサイズ検出手段によって検出された原稿サイズと、第1及び第2位置検出手段で検出したサイズとのうち小さい方を選択手段で選択することにより、第1及び第2移動抑制部材を読取可能領域外に退避していない場合のサイズ誤検出を防止することができる。例えば、A4サイズの位置に第1及び第2移動抑制部材が位置した状態で、B5サイズの原稿を読取る場合は、サイズ検出手段で検出されたB5サイズが選択される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の例を示すブロック図である。
【図2】読取部の一部分を示す斜視図である。
【図3】読取部の一部分を示す平面図である。
【図4】(a)は移動抑制部材の例を示す図であり、(b)及び(c)は移動抑制部材の位置検出の例を示す図である。
【図5】読取部の一部分を示す平面図である。
【図6】読取部の一部分を示す平面図である。
【図7】読取部の一部分を示す平面図である。
【図8】原稿サイズの選択手順の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU(選択手段)
2 読取部
30 第1移動抑制部材
32 第2移動抑制部材
42 幅センサ(サイズ検出手段)
44 長さセンサ(サイズ検出手段)

Claims (5)

  1. 原稿載置台上に載置された原稿の画像を読取る画像読取装置において、
    原稿載置台上で主走査方向に移動自在な第1移動抑制部材と、
    原稿載置台上の全読取領域に渡る第1移動抑制部材の移動位置を検出する第1位置検出手段と、
    原稿載置台上で副走査方向に移動自在な第2移動抑制部材と、
    原稿載置台上の全読取領域に渡る第2移動抑制部材の移動位置を検出する第2位置検出手段と
    を備え、第1及び第2移動抑制部材で原稿載置台上の原稿の移動を抑制し、検出した移動位置に応じた読取領域内の画像を読取るべくなしてあることを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿載置台上に載置された原稿のサイズをサイズ検出手段で検出し、検出したサイズに応じた読取領域内の画像を読取る画像読取装置において、
    原稿載置台上で主走査方向に移動自在な第1移動抑制部材と、
    原稿載置台上の全読取領域に渡る第1移動抑制部材の移動位置を検出する第1位置検出手段と、
    原稿載置台上で副走査方向に移動自在な第2移動抑制部材と、
    原稿載置台上の全読取領域に渡る第2移動抑制部材の移動位置を検出する第2位置検出手段と、
    検出した移動位置に基づく原稿のサイズ及びサイズ検出手段が検出したサイズのうち小さい方を選択する選択手段と
    を備え、第1及び第2移動抑制部材で原稿載置台上の原稿の移動を抑制し、選択したサイズに応じた読取領域内の画像を読取るべくなしてあることを特徴とする画像読取装置。
  3. 前記第1移動抑制部材及び/又は第2移動抑制部材は、前記原稿載置台を囲む外枠に沿って移動すべくなしてあることを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿載置台の外枠には前記第1移動抑制部材及び/又は第2移動抑制部材の退避用エリアが形成されていることを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記第1移動抑制部材及び/又は第2移動抑制部材の原稿載置台と接する面の色は黒色であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像読取装置。
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