JP2008172337A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実に印刷が可能な領域をコンタクトガラスに表示することが可能な画像読取装置を提供する。
【解決手段】コンタクトガラスに載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置50であって、読み取られた前記画像が印刷される用紙が積載される用紙トレイに積載されている用紙のサイズを取得する用紙サイズ取得部58と、コンタクトガラスに取り付けられたコンタクトガラス表示部22と、用紙サイズ取得部58により取得された用紙のサイズに応じて印刷可能な領域をコンタクトガラス表示部22に表示させる領域表示制御部61とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る装置に関し、特に、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像を読み取る装置に関する。
コンタクトガラス上に載置された原稿の文字や画像などを読み取る画像読取装置は、複写機などに利用されている。画像読取装置に原稿を読み取らせ、利用者が希望するサイズの複製を作成するには、例えば、原稿の一角をコンタクトガラスの一角に合わせるなど、原稿は所定の位置に正しく載置される必要がある。
正しい位置に載置されていない原稿の複写を作成すると、原稿の一部が欠けた複製が作成され、または、印刷される用紙のサイズが利用者が希望する用紙のサイズよりも大きくなることがある。また、不定形サイズの原稿を用紙の中央に印刷された複製を作成する場合など、利用者はコンタクトガラスのどこに原稿を配置すればよいか分からず、試行錯誤を繰り返すことになる。
従来、利用者に原稿の正しい載置位置をコンタクトガラス上に表示する技術が開示されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の技術は、ユーザが希望する用紙のサイズと原稿を拡大または縮小させる倍率とに応じて印刷可能領域を、コンタクトガラスに重ねられた液晶により表示させる。これにより、利用者はコンタクトガラスのどこに原稿を載置すればよいかがわかる。
特開2005−244755号公報
しかしながら、従来の画像読取装置は、印刷可能領域に原稿を正しく載置しても、利用者が希望するサイズの用紙が複写機に積載されていないために印刷できないことがあるという問題がある。
複写機などでは、用紙トレイなどに予め積載されている複数の用紙を利用することが多い。利用者が希望する用紙のサイズを入力し、それに応じた印刷可能領域に原稿を載置しても、用紙トレイに希望するサイズの用紙が積載されていない場合には、希望する用紙サイズへの印刷はできない。そのため、利用者は、再度、積載されている用紙の中から改めて希望する用紙のサイズを選択し入力するか、希望するサイズの用紙を用紙トレイにセットしなければならない。複写後に改めてこれらの作業を強いられる場合があることは、利用者にとって不便である。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、確実に印刷が可能な領域をコンタクトガラスに表示することが可能な画像読取装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像読取装置は、コンタクトガラスに載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、読み取られた前記画像が印刷される用紙が積載される用紙トレイに積載されている用紙のサイズを取得する用紙サイズ取得手段と、前記コンタクトガラスに取り付けられ、光を透過する表示手段と、前記用紙のサイズに応じて印刷可能な領域を前記表示手段に表示させる領域表示制御手段とを備える。
このように、画像読取装置は、コンタクトガラスに取り付けられた表示手段に印刷可能領域を表示する。印刷可能領域は用紙トレイに積載されている用紙のサイズに応じた領域である。そのため、利用者が印刷可能領域内に原稿を載置すれば、確実に印刷ができる。したがって、確実に印刷が可能な領域をコンタクトガラスに表示することができる。
また、表示手段はコンタクトガラスに取り付けられるため、印刷可能領域がコンタクトガラス上に提示できる。したがって、利用者はコンタクトガラスのどこに原稿を載置すべきかを容易に認識することが可能になる。
さらに、表示手段は光を透過する。一般に、コンタクトガラスに載置された原稿の画像は、原稿に照射された光の反射によって読み取られる。表示手段が光を透過するため、上記の一般的な方法で原稿の画像を読み取ることが可能になる。
好ましくは、さらに、前記原稿の画像を拡大または縮小する倍率を取得する倍率取得手段を備え、前記領域表示制御手段は、前記倍率取得手段により取得された倍率で前記用紙サイズ取得手段により取得された用紙のサイズで印刷可能な領域を算出する領域算出部と、前記領域算出部により算出された領域を前記表示手段に表示させる表示制御部とを有する。
このように、用紙トレイに積載されている用紙に利用者が希望する倍率で印刷可能な領域を表示する。これにより、利用者が印刷可能領域内に原稿を載置すれば、希望する倍率で確実に印刷することが可能になる。
さらに好ましくは、さらに、原稿を押圧する開閉自在なカバーと、前記カバーの開閉を判断する開閉判断手段とを備え、前記表示制御部は、前記開閉判断手段により前記カバーが閉じていると判断された場合に、前記表示手段による表示を終了させる。
このように、カバーの開閉を検知して、カバーが閉じられると表示を終了する。表示手段はコンタクトガラスに取り付けられるため、印刷可能領域などを表示したままではその表示が画像の一部として読み取られてしまう。カバーが閉じられたときに表示を終了することにより、原稿に含まれる画像のみを読み取ることが可能になる。また、カバーの開閉を検知して自動的に表示を終了させるため、表示をさせたまま読み取ることなどの複写時の誤操作を軽減することが可能になる。
さらに好ましくは、さらに、前記カバーが開けられると前記表示手段に自動表示させる自動表示モードと、前記カバーが開けられると前記表示手段に利用者により表示させる手動表示モードとのいずれかを示す表示モード情報を記憶している表示モード記憶手段を備え、前記表示制御部は、前記開閉判断手段により前記カバーが開いていると判断された場合に、前記表示モード記憶手段が記憶している表示モードに従って、前記表示手段に表示させる。
このように、自動表示モードと手動表示モードとを表示モード記憶手段が記憶し、それに従ってコンタクトガラスに印刷可能領域を表示させる。利用者が所望する表示モードを示す表示モード情報を表示モード記憶手段に記憶させておくことにより、利用者の希望に合う表示とすることができ、利便性を向上させる。
なお、本発明は、このような手段を備える自動原稿読取装置として実現することができるだけでなく、このような自動原稿読取装置を備える複写機やネットワーク複合機として実現することもできる。
本発明によると、利用者はコンタクトガラスのどこに原稿を載置すべきかを容易に認識することが可能になる。そのため、複写ミスなどの無駄を軽減することが可能になる。
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る画像読取装置の実施の形態について説明する。本実施の形態では、本発明に係る画像読取装置がネットワーク複合機に備えられる場合を例に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。本実施の形態の通信システムは、ネットワーク複合機により読み取られた原稿を含む電子データを、ネットワークを介して接続された端末やネットワーク複合機との間で送受信し、また、印刷用紙に印刷する。
本図に示す通信システムは、ネットワーク複合機1および2と、端末3および4とにより構成され、ネットワーク複合機1とネットワーク複合機2とはPSTN(Public Switched Telephone Networks:公衆電話回線網)5を介して接続され、ネットワーク複合機1と端末3と端末4とはLAN(Local Area Network)6を介して接続されている。
ネットワーク複合機1および2は、プリンタ、ファクシミリ、LAN通信およびスキャナ機能を備える。また、端末3および4は、LAN通信できるコンピュータなどである。
例えば、ネットワーク複合機1は、画像読取装置を備え、読み取った原稿を含む電子データを、ネットワーク複合機2にPSTN5を介してファクシミリ送信し、また、端末3および4にLAN6を介して送信する。
図2は、ネットワーク複合機1のハードウェア構成の一例を示す図である。ネットワーク複合機1は、画像読取装置により読み取られた原稿のイメージを印刷用紙に印刷出力する装置の一例である。
ネットワーク複合機1は、CPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12と、モデム13と、NCU(Network Control Unit)14と、操作パネル15と、ディスプレイ16と、スキャナ17と、プリンタ18と、LANI/F(LAN インターフェース)19と、開閉センサ20と、用紙サイズセンサ21と、コンタクトガラス表示部22とを備える。
CPU10は、ROM11に格納された制御プログラム11aを実行することにより、ネットワーク複合機1の全体を制御する。CPU10は、特徴的な処理として、後述する開閉センサ20および用紙サイズセンサ21からのデータに基づいて、コンタクトガラス表示部22に原稿の印刷可能な領域を表示させる。
ROM11は、CPU10が実行する制御プログラム11aを保持する読み出し専用メモリである。
RAM12は、CPU10が制御プログラム11aを実行する際に用いられるワークデータ、及び操作パネル15に入力された入力データを保持する読み書き可能なメモリである。
モデム13は、RAM12に保持されたラインデータをファクシミリ信号に変調して送信し、また外部から受信されたファクシミリ信号をラインデータに復調する。モデム13は、例えばG3規格に準拠したファックスモデムである。
NCU14は、モデム13とPSTN5との接続を制御する網制御装置である。
操作パネル15は、利用者からの操作を受け付けるタッチパネルである。
ディスプレイ16は、利用者への操作ガイドや、ネットワーク複合機1の動作状態を表示する表示装置であり、例えばLCD(Liquid Crystal Display:液晶表示装置)である。
スキャナ17は、画像を読み取る装置であり、ROM11に格納されているプログラムを実行するCPU10の制御下で、原稿を読み取り、読み取った情報を電子データとして出力する。スキャナは、例えば、コンタクトガラス上に載置された原稿を読み取る装置である。スキャナは、さらに開閉自在なプラテンカバー(以下、「カバー」ともいう。)を備え、カバーはコンタクトガラス上に載置された原稿を押圧する。
プリンタ18は、印刷装置であり、例えば、CPU10の画像処理により得られた各原稿を含む電子データを、CPU10の制御下で原稿イメージとして印刷出力する。
LANI/F19は、ネットワーク複合機1とLAN6とを接続する通信アダプタであり、例えば、CPU10の画像処理により得られた各原稿を含む電子データを、CPU10の制御下で端末3等へ送信する。
開閉センサ20は、スキャナ17のカバーの開閉状態を検知するセンサである。
図3は、カバーの開閉を説明するための図である。図3(a)は、ネットワーク複合機1のカバー25が閉じた状態を示す。図3(b)は、ネットワーク複合機1のカバー25が開いた状態を示す。
図3(b)に示すように、カバー25が開くとコンタクトガラス27が現れる。本図は、開閉センサ20がコンタクトガラス27の右奥に備えられる例である。開閉センサ20は、例えば、カバー25の開閉により上下動する突起と、その突起の上下を検知するセンサとにより実現される。
用紙サイズセンサ21は、印刷される用紙を積載する用紙トレイに、現に積載されている用紙のサイズを検知するセンサである。例えば、用紙トレイ内の複数の位置に取り付けられた出没自在な複数の突起の状態を検知するセンサや、赤外線センサなどにより実現できる。
コンタクトガラス表示部22は、コンタクトガラス27に取り付けられ、情報の表示が可能で光を透過するシート状のフラットディスプレイである。このようなコンタクトガラス表示部22は、コンタクトガラスの背面に取り付けられている。
コンタクトガラス27の表面に載置された原稿の画像は、例えば、光源を備えるキャリッジが光を照射しながらコンタクトガラス27の背面を走査し、コンタクトガラス27の背面に備えられた光電変換素子が原稿からの反射光を受容することにより読み取られる。光を透過するコンタクトガラス表示部22をコンタクトガラス27に取り付けることにより照射光と反射光とは、コンタクトガラス表示部22とコンタクトガラス27とを透過することができる。したがって、コンタクトガラス表示部22が原稿の画像を読み取る際の障害となることを防止することが可能になる。
なお、コンタクトガラス表示部22は、コンタクトガラスの表面に取り付けられてもよい。
図4は、本発明に係るネットワーク複合機1の特徴的な機能構成を示すブロック図である。ネットワーク複合機1は、画像読取装置により読み取られた原稿のイメージを印刷用紙に印刷出力する。
ネットワーク複合機1は、操作パネル15と、コンタクトガラス表示部22と、開閉センサ20と、用紙サイズセンサ21と、制御部30と、画像読取装置50とを備える。
コンタクトガラス表示部22と、開閉センサ20と、用紙サイズセンサ21とは、図2において同一の参照符号を付した部位と同じであり、ここでの説明は省略する。
操作パネル15は、図2において同一の参照符号を付した部位と同じである。ここでは、操作パネル15が備える表示切替ボタン15aと、表示モード切替ボタン15bとについて説明する。
表示切替ボタン15aは、コンタクトガラス表示部22に表示させるか否かを切り替えるボタンである。
表示モード切替ボタン15bは、表示モードを切り替えるボタンである。
図5は、操作パネル15の一例を示す図である。本図に示す操作パネル15は、ディスプレイ16と一体である。操作パネル15が備えるボタンには、表示切替ボタン15aと、表示モード切替ボタン15bと、キータッチの複数のボタン15cと、パネルタッチキーの積載用紙サイズボタン15d、15e、15fおよび15gとが含まれる例を示す。
ここで、積載用紙サイズボタン15d、15e、15fおよび15gはタッチパネルの一例である。積載用紙サイズボタン15d、15e、15fおよび15gに表示されている各用紙トレイに対応付けられた用紙サイズには、用紙サイズセンサ21により検知された用紙サイズが自動的に表示される。自動的に検知し表示されている用紙サイズを変更する場合、利用者は変更する用紙トレイに対応する積載用紙サイズボタン15d、15e、15fまたは15gの表示箇所を押し、ボタン15cを利用して変更する。
図5では、例えば、積載用紙サイズボタン15dは、用紙トレイの1つである用紙トレイ1に積載されている用紙がA4サイズで横方向であることを示す。これが誤りである場合など、利用者は積載用紙サイズボタン15dを押し、ボタン15cを利用して変更できる。
制御部30は、操作パネル15に入力された情報を取得し、取得した情報に基づいて画像読取装置50を制御する。
画像読取装置50は、コンタクトガラス27に載置された原稿を読み取るために、コンタクトガラス27に印刷が可能な領域を表示させる装置である。
画像読取装置50は、表示モード記憶部52と、複写倍率データ記憶部54と、倍率取得部56と、用紙サイズ取得部58と、開閉判断部60と、領域表示制御部61とを備える。
表示モード記憶部52は、印刷可能領域の表示モードとして、自動表示モードと手動表示モードとのいずれが設定されているかを記憶している。自動表示モードでは、カバー25が開かれると、自動的にコンタクトガラス27に印刷可能領域が表示される。また、手動表示モードでは、コンタクトガラス27に印刷可能領域を表示させるか否かを利用者が手動で設定するモードである。
複写倍率データ記憶部54は、原稿を印刷用紙に複写する際の倍率の設定である複写倍率データを記憶している。
表示モード記憶部52および複写倍率データ記憶部54は、例えば、RAM12により実現される。
倍率取得部56は、複写倍率データを取得する。倍率取得部56は、利用者が入力した操作パネル15または複写倍率データ記憶部54から、複写倍率データを取得する。
用紙サイズ取得部58は、用紙トレイに積載されている用紙のサイズを用紙サイズセンサ21から取得する。
開閉判断部60は、カバー25の開閉状態を開閉センサ20からの出力により判断する。
領域表示制御部61は、コンタクトガラス表示部22の表示を制御する。
次に図を参照して、本実施の形態の画像読取装置50を備えるネットワーク複合機1が実行する処理について説明する。
図6は、本実施の形態のネットワーク複合機1が実行する処理を示すフローチャートである。
開閉判断部60は、開閉センサ20からの出力に基づいて、カバー25が開いているか否かを判断する(S1)。
カバー25が開いていると判断された場合(S1でYes)、領域表示制御部61は、表示モード記憶部52が記憶している表示モード情報を取得し、自動表示モードであるか否かを判断する(S2)。ここでの、表示モード情報は、取得時に設定されている表示モードを示す。
自動表示モードであると判断された場合(S2でYes)、領域表示制御部61は、自動的に、利用者が希望する印刷用紙のサイズに応じた印刷可能領域をコンタクトガラス表示部22に表示させる(S3)。
また、手動表示モードであると判断された場合(S2でNo)、領域表示制御部61は、利用者の指示に従って、利用者が希望する印刷用紙のサイズに応じた印刷可能領域をコンタクトガラス表示部22に表示させる(S4)。
また、カバー25が開いていないと判断された場合(S1でNo)、自動表示モードによる印刷可能領域の表示処理(S3)の後、および、手動表示モードによる印刷可能領域の表示処理(S4)の後に、制御部30は表示モード切替ボタン15bを利用者が押下したか否かにより、表示モードが切り替えられたか否かを判断する(S5)。
表示モード切替ボタン15bが押下された場合、表示モードが切り替えられたと判断し(S5でYes)、制御部30は表示モード記憶部52が記憶している表示モード情報を切り替えて格納する(S6)。すなわち、制御部30は、表示モード記憶部52が記憶している表示モード情報が自動表示モードである場合は手動表示モードを、手動表示モードである場合は自動表示モードを示す情報を表示モード記憶部52に格納する。
表示モード切替ボタン15bが押下されていないため、表示モードが切り替えられていないと判断した場合(S5でNo)、および、表示モード格納処理(S6)の後、ネットワーク複合機1は利用者により電源が切られたか否かを判断し、電源が切られたと判断した場合(S7でYes)、ネットワーク複合機1は処理を終了する。
電源が切られていないと判断した場合(S7でNo)、ネットワーク複合機1はカバーの開閉判断処理(S1)を継続する。
図7は、図6に示す自動表示モード(S3)の詳細を示すフローチャートである。
用紙サイズ取得部58は、用紙トレイに積載されている用紙のサイズを取得する(S11)。
倍率取得部56は、複写倍率データ記憶部54から複写倍率データを取得する(S12)。
領域算出部64は、用紙サイズ取得処理(S11)で取得した用紙サイズの用紙に、倍率取得処理(S12)で取得した複写倍率データが示す倍率で印刷可能な領域を算出する(S13)。
表示制御部62は、印刷可能領域の算出処理(S13)において算出された印刷可能領域をコンタクトガラス表示部22に表示させる(S14)。ここで、コンタクトガラス表示部22での表示例について図を参照して説明する。
図8は、コンタクトガラス27aを通して利用者に提示されるコンタクトガラス表示部22による表示の第1の例を示す図である。
本図は、倍率が「100%」であり、用紙トレイに積載されている用紙のサイズおよび方向がA4縦、A4横およびB5縦である場合の例を示す。これらの用紙サイズは、文字により表示されている。
印刷可能領域は、用紙トレイに積載されている用紙のサイズごとに、コンタクトガラス27aの左上隅と、コンタクトガラス表示部22に表示されている3つの隅とにより形成される矩形領域である。本図は、例えば、「A4横」の文字表示に最も近い隅を含む矩形領域内に原稿を載置するとA4サイズの用紙に複写されることを示す。
また、印刷可能領域のいずれかに原稿を載置するよう促すメッセージも併せて文字表示されている。
図9は、コンタクトガラス27bを通して利用者に提示されるコンタクトガラス表示部22による表示の第2の例を示す図である。
本図は、倍率が「70%」であり、用紙トレイに積載されている用紙のサイズおよび方向がA4縦、A4横およびB5縦である場合の例を示す。印刷可能領域は、図8と同様に、コンタクトガラス27bの左上隅を含む4隅により形成される矩形領域である。
本図は、コンタクトガラス27bのサイズがA3横サイズである場合の例である。本図は、例えば、「A3→A4」の文字表示に最も近い隅を含む矩形領域内に原稿を載置するとA4サイズの用紙に縮小して複写されることを示す。本図の矢印は、載置された原稿が縮小されることを示すイラストである。拡大の場合は、例えば、反対方向の矢印で表示される。
また、印刷可能領域のいずれかに原稿を載置するよう促すメッセージも併せて文字表示されている。
ここから、図7の説明に戻る。
倍率取得部56は、操作パネル15の操作により複写倍率が切り替えられたか否かを判断する(S15)。
複写倍率が切り替えられたと判断した場合(S15でYes)、倍率取得部56は、切り替え後の複写倍率を複写倍率データ記憶部54に格納し、用紙サイズ取得部58は用紙サイズ取得処理(S11)を実行する。
複写倍率が切り替えられていないと判断した場合(S15でNo)、表示制御部62は表示切替ボタン15aが押下されたか否かを判断する(S16)。
表示切替ボタン15aが押下されたと判断された場合(S16でYes)、表示制御部62はコンタクトガラス表示部22による表示がされているか否かを判断する(S17)。
コンタクトガラス表示部22による表示がされていないと判断した場合(S17でNo)、用紙サイズ取得部58は用紙サイズ取得処理(S11)を実行する。
コンタクトガラス表示部22による表示がされていると判断した場合(S17でYes)、表示制御部62はコンタクトガラス表示部22による表示を終了させる(S18)。
表示切替ボタン15aが押下されていないと判断された場合(S16でNo)、または表示終了処理(S18)の後、開閉判断部60は、開閉センサ20からの出力に基づいて、カバー25が閉じているか否かを判断する(S19)。
カバー25が閉じていないと判断された場合(S19でNo)、表示制御部62は表示切替ボタン15aが押下されたか否かを判断する(S16)。
カバー25が閉じていると判断された場合(S19でYes)、表示制御部62はコンタクトガラス表示部22による表示を終了させ(S20)、処理を終了する。
このようにカバー25が閉じられたことを検知して、自動的に表示制御部62はコンタクトガラス表示部22による表示を終了させる。上記のように原稿に光を照射し、その反射光を受容して原稿の画像を読み取る場合、コンタクトガラス表示部22に表示されたままであれば、その表示をも画像の一部として読み取られてしまう。カバー25が閉じられたときにコンタクトガラス表示部22による表示を終了させることによって、読み取り時には原稿の画像のみを読み取ることができる。
また、自動的に表示を終了させるため、利用者はそれを意識する必要がない。そのため、表示させたままで読み取りを開始させてしまうことなどによる複写ミスを軽減することが可能になる。
図10は、図6に示す手動表示モード(S4)の詳細を示すフローチャートである。
表示制御部62は、表示切替ボタン15aが押下されたか否かを判断する(S21)。
表示切替ボタン15aが押下されていないと判断した場合(S21でNo)、表示制御部62は、表示切替ボタン15aの表示判断処理(S21)を継続する。
表示切替ボタン15aが押下されたと判断した場合(S21でYes)、表示制御部62はコンタクトガラス表示部22による表示がされているか否かを判断する(S22)。
コンタクトガラス表示部22による表示がされていると判断した場合(S22でYes)、表示制御部62はコンタクトガラス表示部22による表示を終了させ(S23)、表示切替ボタン15aの表示判断処理(S21)を継続する。
コンタクトガラス表示部22による表示がされていないと判断した場合(S22でNo)、用紙サイズ取得部58は、用紙トレイに積載されている用紙のサイズを取得する(S24)。
倍率取得部56は、複写倍率データ記憶部54から複写倍率データを取得する(S25)。
領域算出部64は、用紙サイズ取得処理(S24)で取得した用紙サイズの用紙に、倍率取得処理(S25)で取得した複写倍率データが示す倍率で印刷可能な領域を算出する(S26)。
表示制御部62は、印刷可能領域の算出処理(S26)において算出された印刷可能領域をコンタクトガラス表示部22に表示させる(S27)。ここで、コンタクトガラス表示部22での表示は、自動表示モードの場合と同様であり、コンタクトガラス表示部22には、例えば図8または図9のように表示される。
倍率取得部56は、操作パネル15の操作により複写倍率が切り替えられたか否かを判断する(S28)。
複写倍率が切り替えられたと判断した場合(S28でYes)、倍率取得部56は、切り替え後の複写倍率を複写倍率データ記憶部54に格納し、用紙サイズ取得部58は用紙サイズ取得処理(S24)を実行する。
複写倍率が切り替えられていないと判断した場合(S28でNo)、開閉判断部60は、開閉センサ20からの出力に基づいて、カバー25が閉じているか否かを判断する(S29)。
カバー25が閉じていないと判断された場合(S29でNo)、表示制御部62は表示切替ボタン15aが押下されたか否かを判断する(S21)。
カバー25が閉じていると判断された場合(S29でYes)、表示制御部62はコンタクトガラス表示部22による表示を終了させ(S30)、処理を終了する。
このようにカバー25が閉じられたことを検知して、自動的に表示制御部62はコンタクトガラス表示部22による表示を終了させる。そのため、図7を参照して説明した表示終了処理(S20)と同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施の形態に係る画像読取装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、実施の形態では画像読取装置50を備えるネットワーク複合機1を例に説明したが、画像読取装置自体がネットワーク複合機が備える他の機能の一部を備えてもよい。例えば、画像読取装置50が、操作パネル15、スキャナ17、開閉センサ20、用紙サイズセンサ21、制御部30および用紙トレイなどの一部または全部を備えても良い。
また例えば、実施の形態では、コンタクトガラス表示部22に表示される印刷可能領域は、コンタクトガラス27の左上隅と、コンタクトガラス表示部22に表示されている3つの隅とにより形成される矩形領域であるとしたが、印刷可能領域の表示方法はこれに限られない。例えば、図11に示すような方法であってもよい。
図11は、コンタクトガラス27cを通して利用者に提示されるコンタクトガラス表示部22による表示の第3の例を示す図である。
本図は、倍率が「100%」であり、用紙トレイに積載されている用紙のサイズおよび方向がA4縦、A4横およびB5縦である場合の例を示す。これらの用紙サイズは、文字により表示されている。
印刷可能領域は、用紙トレイに積載されている用紙のサイズごとに、コンタクトガラス27cの上辺および左辺と、コンタクトガラス表示部22に表示されている2つの直行線分とにより示される矩形領域である。本図は、例えば、「A4横」の文字表示に最も近い隅を含む矩形領域内に原稿を載置するとA4サイズの用紙に複写されることを示す。
また、印刷可能領域のいずれかに原稿を載置するよう促すメッセージも併せて文字表示されている。
このような表示方法によっても、利用者は確実に印刷可能な領域をコンタクトガラスを見て判断することが可能である。
本発明は、画像読取装置に適用でき、特に、複写機、複写機能を備えるネットワーク複合機等に適用できる。
本発明の一実施の形態に係る通信システムの構成を示す図である。 ネットワーク複合機のハードウェア構成の一例を示す図である。 カバーの開閉を説明するための図である。 本発明に係るネットワーク複合機1の特徴的な機能構成を示すブロック図である。 操作パネルの一例を示す図である。 本実施の形態のネットワーク複合機が実行する処理を示すフローチャートである。 図6に示す自動表示モードS3の詳細を示すフローチャートである。 コンタクトガラスを通して利用者に提示されるコンタクトガラス表示部による表示の第1の例を示す図である。 コンタクトガラスを通して利用者に提示されるコンタクトガラス表示部による表示の第1の例を示す図である。 図6に示す手動表示モードS4の詳細を示すフローチャートである。 コンタクトガラスを通して利用者に提示されるコンタクトガラス表示部による表示の第3の例を示す図である。
符号の説明
1、2 ネットワーク複合機
3、4 端末装置
5 PSTN
6 LAN
10 CPU
11 ROM
11a 制御プログラム
12 RAM
13 モデム
14 NCU
15 操作パネル
15a 表示切替ボタン
15b 表示モード切替ボタン
16 ディスプレイ
17 スキャナ
18 プリンタ
19 LANI/F
20 開閉センサ
21 用紙サイズセンサ
22 コンタクトガラス表示部
25 カバー
27 コンタクトガラス
30 制御部
52 表示モード記憶部
54 複写倍率データ記憶部
56 倍率取得部
58 用紙サイズ取得部
60 開閉判断部
61 領域表示制御部
62 表示制御部
64 領域算出部

Claims (5)

  1. コンタクトガラスに載置された原稿の画像を読み取る画像読取装置であって、
    読み取られた前記画像が印刷される用紙が積載される用紙トレイに積載されている用紙のサイズを取得する用紙サイズ取得手段と、
    前記コンタクトガラスに取り付けられ、光を透過する表示手段と、
    前記用紙のサイズに応じて印刷可能な領域を前記表示手段に表示させる領域表示制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. さらに、前記原稿の画像を拡大または縮小する倍率を取得する倍率取得手段を備え、
    前記領域表示制御手段は、
    前記倍率取得手段により取得された倍率で前記用紙サイズ取得手段により取得された用紙のサイズで印刷可能な領域を算出する領域算出部と、
    前記領域算出部により算出された領域を前記表示手段に表示させる表示制御部とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. さらに、原稿を押圧する開閉自在なカバーと、
    前記カバーの開閉を判断する開閉判断手段とを備え、
    前記表示制御部は、前記開閉判断手段により前記カバーが閉じていると判断された場合に、前記表示手段による表示を終了させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. さらに、前記カバーが開けられると前記表示手段に自動表示させる自動表示モードと、前記カバーが開けられると前記表示手段に利用者により表示させる手動表示モードとのいずれかを示す表示モード情報を記憶している表示モード記憶手段を備え、
    前記表示制御部は、前記開閉判断手段により前記カバーが開いていると判断された場合に、前記表示モード記憶手段が記憶している表示モードに従って、前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. プリンタと、
    ファクシミリ通信手段と、
    ネットワーク通信手段と、
    コンタクトガラスに載置された原稿の画像を読み取るスキャナとを備えるネットワーク複合機であって、
    前記プリンタにより印刷される用紙が積載させる用紙トレイと、
    前記用紙トレイに積載されている用紙のサイズを取得する用紙サイズ取得手段と、
    前記コンタクトガラスに取り付けられた表示手段と、
    前記用紙のサイズに応じて印刷可能な領域を前記表示手段に表示させる領域表示制御手段とを備える
    ことを特徴とするネットワーク複合機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011166323A (ja) * 2010-02-05 2011-08-25 Yamamoto Muneshichi 複写機

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