JP2001169027A - 画像読取装置およびこれを使用した画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置およびこれを使用した画像形成装置

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JP2001169027A
JP2001169027A JP35370199A JP35370199A JP2001169027A JP 2001169027 A JP2001169027 A JP 2001169027A JP 35370199 A JP35370199 A JP 35370199A JP 35370199 A JP35370199 A JP 35370199A JP 2001169027 A JP2001169027 A JP 2001169027A
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JP35370199A
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Satoru Murakami
哲 村上
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字する画像の枠消しや書籍を複写するとき
の綴じ代部分の画像データの削除といった画像処理を容
易に行えるようにする。 【解決手段】 複数の原稿カバーセンサーの出力結果に
基づいて、原稿が書籍か否か判断するとともに、書籍の
場合には置かれている向きも判断する。原稿サイズを考
慮して、綴じ代部分に対応する画像データの領域を設定
したり、周縁の原稿サイズよりはみ出した部分に対応す
る領域を設定する。設定された領域の画像データを削除
する画像処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍、雑誌等の厚
みのある原稿の複写を行う場合に、良好な複写を行うこ
とができるように原稿の画像を読み取って画像処理を行
う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】複写
機、複合機等の画像形成装置において、複写される原稿
は薄いシート状の原稿であるとは限らず、時には書籍等
の厚みのある原稿の複写を行う場合もある。書籍の複写
を行う場合には、通常、複写するページを開いて原稿台
に載置し、原稿カバーで押さえながら複写を行う。この
とき、書籍中央の綴じ代部分が原稿台に完全に密着せず
に浮き上がって載置された状態となり、そのまま画像が
読み取られて印字されると、印字面の歪みや黒スジ等が
生じることがある。
【0003】書籍の良好な複写を行える画像形成装置と
して、特開平5−281621号公報に、書籍の複写を
行う場合に、原稿台から浮き上がっている中央部分を検
出し、その部分の補正および周囲部分の枠消しをするも
のが開示されている。この画像形成装置では、原稿台と
この原稿台上に載置された原稿との間の距離を測定する
測距手段を有している。測距手段は、例えばLED等の
発光手段から出射された光を原稿表面で反射させ、その
反射光がある角度で受光素子で受光された時点でのその
角度によって距離を算出する、いわゆるアクティブ測距
手段が用いられる。
【0004】しかしながら、上記特開平5−28162
1号公報の方法では、原稿台とここに載置された原稿と
の間の距離を測定するために測距手段を新たに設ける必
要があり、装置のコストアップにつながる。
【0005】一方、画像形成装置は、原稿台上に載置さ
れた原稿の画像を読み取る画像読取装置を備えており、
原稿台に原稿カバーが開閉自在に設けられている。この
原稿カバーの開閉を検出し、検出された原稿カバーの開
閉状態に基づいて、原稿の取り忘れ防止、あるいは原稿
サイズ以上の印字部分の枠消し処理等に利用することが
ある。原稿カバーの開閉検知手段としては、マイクロス
イッチ等のメカセンサーによって開閉を検出する場合
と、反射型光センサーによって検出する場合がある。メ
カセンサーによる検出手段は、原稿カバーの開閉ストロ
ークの少ないところにセンサーを配置し、そのON/O
FFの状況で開閉の検出を行う。また、反射型光センサ
ーは原稿台であるプラテンガラスの内部に配置され、原
稿カバーの色相を検出することによって原稿カバーの開
閉が検出される。
【0006】そして、原稿カバーの開閉検出に基づいて
原稿サイズ以上の印字部分の枠消し処理を行う場合に
は、書籍等の厚みのある原稿の載置方向によっては、印
字のときに不要部分の枠消しが不完全となることがあっ
た。このようなときには、ユーザが原稿カバーの上部か
ら原稿を押さえつける等によって、不要部分の印字を少
なくしなければならず、煩雑である。
【0007】本発明は、上記に鑑み、書籍等の厚みのあ
る原稿の複写時において不要部分の印字をなくすため
に、原稿の画像を読み取るときに不要な部分を認識でき
る画像読取装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、原稿カバーの開閉を検出する原稿カバーセンサー
を用いることにより、原稿カバーの開閉状態を検出し
て、書籍等の厚みのある原稿か否かを判断するととも
に、原稿がどのように置かれているのかを判断し、この
判断結果に基づいて読み取った画像データから綴じ代部
分あるいは原稿の周縁よりはみ出した部分に対応する不
要な画像データを削除する画像処理を行うものである。
【0009】さらに、原稿サイズを自動的に検出した
り、あるいは入力された原稿サイズに基づいて原稿サイ
ズを識別するようにすれば、不要な部分の位置を確実に
把握することができ、画像データのうち不要な画像デー
タの領域を正確に認識でき、その領域の画像データを削
除することによって画像処理の精度が向上する。
【0010】ここで、原稿カバーの開閉状態を検出する
には、原稿カバーセンサーは少なくとも3つ以上必要で
ある。そして、原稿カバーの4隅のうち3隅に、あるい
はその近傍に配置しておけばよく、原稿カバーと原稿台
との隙間の有無が検出可能となり、原稿の状況の正確な
判断を行える。
【0011】また、画像データの削除を行うか否かを選
択できるようにしておけば、例えば書籍の複写において
綴じ代部分の画像データを削除したくない場合に対応す
ることができ、一律に削除するのではなく、原稿に応じ
た対応が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の画像読取装置を備えた画
像形成装置を図1に示す。画像読取装置は、キャビネッ
ト1の上部に配置され、上面に原稿を載置する透明なガ
ラス等からなる原稿台2を有し、この原稿台2の下方
に、原稿の画像を読み取るためのスキャナー光学系3が
配されている。このスキャナー光学系3は、原稿台2上
に載置される原稿に光を照射する露光用光源4と、原稿
からの反射光を受光して光電変換する光電変換素子(C
CD)5と、CCD5に反射光を導く複数の反射鏡6
と、光路中に配される結像レンズ7とを備えている。
【0013】そして、CCD5によって読み取られた原
稿の画像データは、マイクロコンピュータからなる制御
装置内の画像処理部によって画像処理が施され、処理後
の信号に基づいてレーザースキャニングユニット(以
下、LSUと称する)10からレーザー光を感光体11
の表面に照射し、静電潜像が形成される。なお、制御装
置は、スキャナー光学系3の駆動制御だけでなく画像形
成装置全体の制御を司っている。
【0014】感光体11は、図中反時計回りに回転駆動
されるドラム形状をなしており、この感光体11の周囲
にはレ―ザー照射点から感光体11の回転方向に沿っ
て、レーザー光によって露光された感光体11表面の静
電潜像をトナーにより可視像に現像する現像装置12、
感光体11上のトナー像を用紙に転写する転写チャージ
ャー13、感光体11表面の残留トナーを除去するクリ
ーニング装置14、感光体11を所定の電位に帯電させ
る主帯電器15、およびLSU10等が順に設けられ、
これらによって画像形成部が構成される。
【0015】また、用紙は用紙カセット16に収められ
ており、用紙カセット16の先端部には用紙を給紙する
ための半月状ローラ17が配され、感光体11と転写チ
ャージャー13との間を通って排紙部18に至る搬送路
19が形成されている。この搬送路19の搬送方向下流
側に向かって、用紙の通過を検知するためのレジスト前
検知スイッチ20、レジスト前検知スイッチ20の信号
に基づいて感光体11上のトナー像と用紙の位置合わせ
を行うレジストローラ21、画像形成部、用紙に転写さ
れたトナー像を熱により定着させる一対の定着ローラか
らなる定着装置22、定着装置22を用紙が通過したこ
とを検知する定着紙検知スイッチ、排紙ローラ23前で
用紙が通過したことを検知する排紙検知スイッチ、用紙
を排出するための排紙ローラ23が配置されている。原
稿の画像が印字された用紙は、画像形成部の側方で、用
紙カセット16の上方でかつ画像読取装置の下方に位置
する排紙部18に排出される。なお、図中24は両面印
字を行うときの副搬送路である。
【0016】本実施の形態に係る画像読取装置には、図
2に示すように、原稿台2の上方に原稿カバー30が開
閉自在に設けられている。原稿カバー30は、キャビネ
ット1の後側に一対のヒンジ31によって支持されてい
る。このヒンジ31は、キャビネット1に対して上下動
自在に取り付けられ、ヒンジ31の上部に原稿カバー3
0が回動自在に取り付けられている。これによって、原
稿カバー30は、原稿台2に対して上下方向に移動可能
および回動可能となり、特に書籍等の厚みがある原稿を
押さえる場合において、好適に使用できる。
【0017】そして、原稿カバー30と原稿台2の上面
との間には、図3に示すように、3カ所のコーナ部にお
いて原稿カバーセンサーA〜Cが配置されている。原稿
カバーセンサーA〜Cは、原稿カバー30と原稿台2上
面との間の隙間の有無を検知して原稿カバー30の開放
状態を検出するためのものであり、各センサーA〜Cの
出力信号は制御装置に入力され、出力結果の組み合わせ
により原稿カバー30の開閉状態を検出できる。
【0018】原稿カバーセンサーA〜Cとしては、図4
に示すように、発光素子32と受光素子33からなる反
射型光センサーが用いられ、この光センサーが原稿台2
の下方に配置され、原稿カバー30に貼り付けられた反
射板34で反射された光の強度によって隙間の有無を非
接触で検出する。あるいは、図5に示すように、接触式
センサーとして、原稿台2から上方に突出可能なように
アクチュエータ35を設け、ばね36によって上方に付
勢しておく。アクチュエータ35は原稿カバー30に当
接して上下動するので、ポテンショメータ37によって
アクチュエータ35の位置を電気信号に変換して出力す
ることにより、原稿カバー30の位置を検出でき、隙間
の有無がわかる。
【0019】また、図6に示すように、制御装置には、
各原稿カバーセンサーA〜Cの他に原稿のサイズを検出
する原稿サイズセンサー38も接続されている。原稿台
2では原稿を載置するときの基準位置が決まっており、
その位置に合わせて原稿が置かれるので、このセンサー
38として反射型の光センサーによって原稿サイズを自
動認識しており、原稿に対して適切なサイズの用紙を自
動的に選択する場合などに従来の画像形成装置において
通常に使用されるものであり、周知の技術である。ある
いは、このようなセンサーを設ける代わりに、原稿サイ
ズを選択する入力キーを設けて、原稿サイズはキー入力
による手動認識としてもよい。
【0020】そして、制御装置は、各原稿カバーセンサ
ーA〜Cの出力および原稿サイズセンサー38の出力に
基づいて原稿の厚みおよび置かれている状態を判断し
て、原稿サイズに基づいて読み取った画像データのうち
削除すべき不要な領域を設定する自動削除判断部39
と、設定された削除領域に対応する画像データを削除す
る画像処理部40と、画像処理された画像データを記憶
しておく画像データメモリ41とを備えている。
【0021】制御装置では、図7に示すフローチャート
にしたがって画像処理を行う。まず、画像形成のスター
ト信号が入力されると、原稿の画像を読み取って画像デ
ータを得る。このとき、原稿カバーセンサーA〜Cによ
って原稿カバー30と原稿台2との隙間の有無を検出す
ることにより、原稿カバー30の開閉状態を検出する。
【0022】自動削除判別部39では、原稿カバー30
と原稿台2との隙間の有無によって、まず原稿カバー3
0の開閉を判断してから、開いている場合に書籍等の厚
みのある原稿か薄いシート状の原稿であるかを判断す
る。書籍の場合には横向きに載置されているのか縦向き
に載置されているのかも判断する。さらに、これらの判
断結果に基づいて原稿の周囲の部分である原稿サイズ以
上の領域を削除すべき領域に設定する、すなわち枠消し
領域の設定を行い、さらに書籍の場合には画像の中央に
存在する綴じ代に対応する領域を設定する。そして、上
記の結果が画像処理部40に出力されて、設定された領
域に対応する画像データの削除が行われる。
【0023】その後、上記のように画像処理された画像
データはメモリ41に記憶され、用紙の搬送タイミング
に合わせてLSU10に画像データに基づく駆動信号が
出力されて画像形成が行われ、用紙には周縁のベタ黒画
像や綴じ代部分の黒すじのない画像が印字される。した
がって、原稿カバー30の開閉状態に基づいて原稿の種
類と配置状況を把握することによって、的確に削除する
領域を認識して適切な画像処理を行うことができ、不要
な部分の印字をなくすことができる。
【0024】なお、上記の一連の画像処理は自動削除が
設定されている場合に行われるが、自動削除が設定され
ていない場合には上記の画像処理は行われず、通常の画
像処理が行われる。すなわち、自動削除を実行させるか
否かを選択するための選択キーを設けるとともに、例え
ば書籍の複写において綴じ代部分における画像を削除し
たくない場合、原稿カバーセンサーA〜Cからの出力結
果によって原稿が書籍と判断され、綴じ代部分に対する
画像データの画像処理を行うとき、自動削除をしてよい
か否かを問うメッセージを表示パネルに表示するように
する。選択キーによって自動削除を行わないように入力
すれば、自動削除が実行されず、通常の画像処理が行わ
れる。
【0025】ここで、原稿カバー30の開閉状態から原
稿台2の状況を判断するときの判断手法を具体的に説明
する。表1に各原稿カバーセンサーA〜Cの出力結果と
そのときの原稿台2の状況を示す。なお、原稿台2では
原稿を載置するときの基準位置が決まっており、その位
置に合わせて原稿が置かれる。
【0026】
【表1】
【0027】図8に示す状況は、原稿カバーセンサーA
〜Cが全て隙間有りを検出した場合であり、この場合原
稿カバー30は完全に開放状態にあると判断される。し
たがって、この状態で原稿Dを載置して通常の画像形成
を行うと、感光体11表面の画像領域外においてもトナ
ー像が形成されてしまい、ベタ黒の画像となってトナー
の浪費が引き起こされたり、原稿Dよりも用紙の方が大
きい場合には周縁にベタ黒の画像が形成される。そこ
で、これを防止するために原稿サイズ外における枠消し
処理が必要となり、認識された原稿サイズよりも外側の
領域に対応する画像データを削除する画像処理がなされ
る。
【0028】図9に示す状況は、原稿カバーセンサー
A、Bが隙間有り、原稿カバーセンサーCが密着(隙間
なし)を検出した場合であり、この場合原稿カバー30
の右側の一辺のみが密着し、他方が浮いている状態にあ
ると判断される。このような状態は、厚みのある原稿と
して書籍Mが載置されている場合に相当するものであ
り、かつ横向きに載置されていると判断される。したが
って、画像の左右方向の中央部において綴じ代部分が存
在すると判断され、この部分の黒スジを消すために、原
稿サイズの左右方向の中央部の画像データを削除する画
像処理がなされる。
【0029】図10に示す状況は、原稿カバーセンサー
A、Cが隙間有り、原稿カバーセンサーBが密着(隙間
無し)を検出した場合であり、この場合互いに対角位置
にある原稿カバーセンサーA、Cが隙間有りを検知して
いることから、例え原稿カバーセンサーBにおいて密着
が検知されていたとしても、原稿カバー30はほぼ開放
状態にあるものと判断される。したがって、この場合
も、図8の場合と同様に、原稿サイズよりも外側の領域
に対応する画像データを削除する枠消しのための画像処
理がなされる。
【0030】図11に示す状況は、原稿カバーセンサー
Aが隙間有り、原稿カバーセンサーB、Cが密着(隙間
無し)を検出した場合であり、この場合隣り合う2つの
原稿カバーセンサーB、Cが密着を検知していることか
ら、原稿カバー30の後側の一辺のみが密着し、他方が
浮いている状態にあると判断される。このような状態
は、原稿として書籍Mが載置されている場合に相当する
ものであり、かつ縦向きに載置されていると判断され
る。したがって、原稿サイズの前後方向の中央部におい
て綴じ代部分が存在すると判断され、この部分の黒スジ
を消すために、原稿サイズの中央部の画像データを削除
する画像処理がなされる。
【0031】図12に示す状況は、原稿カバーセンサー
Aが密着(隙間無し)、原稿カバーセンサーB、Cが隙
間有りを検出した場合であり、この場合原稿カバー30
の前側の一辺のみが密着し、他方が浮いている状態にあ
ると判断される。このような状態は、原稿として書籍M
が載置されている場合に相当するものであり、かつ縦向
きに載置されていると判断される。したがって、原稿サ
イズの前後方向の中央部において綴じ代部分が存在する
と判断され、この部分の黒スジを消すために、原稿サイ
ズの中央部の画像データを削除する画像処理がなされ
る。
【0032】図13に示す状況は、原稿カバーセンサー
A、Cが密着(隙間無し)、原稿カバーセンサーBが隙
間有りを検出した場合であり、この場合互いに対角位置
にある原稿カバーセンサーA、Cが密着を検知している
ことから、例え原稿カバーセンサーBにおいて隙間有り
が検知されていたとしても、原稿カバー30はほぼ閉じ
た状態にあるものと判断される。したがって、この場合
は原稿Dは比較的薄いものであるので、通常の画像処理
が実行される。
【0033】図14に示す状況は、原稿カバーセンサー
A、Bが密着(隙間無し)、原稿カバーセンサーCが隙
間有りを検出した場合であり、この場合隣り合う2つの
原稿カバーセンサーA、Bが密着を検知していることか
ら、原稿カバー30の左側の一辺のみが密着し、他方が
浮いている状態にあると判断される。このような状態
は、原稿として書籍Mが載置されている場合に相当する
ものであり、かつ横向きに載置されていると判断され
る。したがって、原稿サイズの左右方向の中央部におい
て綴じ代部分が存在すると判断され、この部分の黒スジ
を消すために、原稿サイズの中央部の画像データを削除
する画像処理がなされる。
【0034】図15に示す状況は、原稿カバーセンサー
A〜Cが全て密着(隙間無し)を検出した場合であり、
この場合原稿カバー30は完全に閉じていると判断され
る。したがって、この場合は原稿Dは極めて薄いもので
あり、通常の画像処理が実行される。
【0035】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多く
の修正および変更を加え得ることは勿論である。原稿カ
バーセンサーは少なくとも3つあればよいが、原稿台の
コーナー部に配置されていなくてもよく、左右両側の各
辺および後側の一辺にそれぞれ配置すればよい。この場
合、原稿カバーセンサーは、原稿台から原稿カバーまで
の高さを検出できるセンサーとすれば、正確に原稿カバ
ーの開閉状態を検出することができる。また、原稿カバ
ーセンサーを原稿台の4隅に配置してもよい。
【0036】また、原稿サイズを識別するセンサー等を
設けずに、原稿の画像データから原稿の大きさを推定し
て、原稿の中央部分に相当する領域の画像データを削除
したり、画像データのうち周縁に相当する領域の画像デ
ータを削除して枠消し処理を行うといった画像処理を行
うことも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、書籍等の厚みのある原稿を複写するとき、複数
の原稿カバーセンサーを用いて原稿カバーの開閉状態を
検出することにより、原稿の厚みおよび原稿の置かれて
いる状態を判断することができ、この判断結果より画像
データに含まれている不要な画像データを自動的に削除
することができる。したがって、綴じ代部分の画像デー
タは削除されるので、原稿を押し付ける必要がなくな
り、手間がかからなくなって使い勝手がよくなる。しか
も、原稿カバーが開いていても、周縁のベタ黒部分の画
像データは削除され、良好な印字を行え、トナーの消費
を節約できる。
【0038】そして、原稿カバーの開閉を検出するセン
サーを利用できるので、新たにセンサーを設ける必要が
なく、簡単な構成によって厚みのある原稿に対応した画
像処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の概略構成図
【図2】画像読取装置の外観図
【図3】原稿カバーセンサーの配置図
【図4】原稿カバーセンサーの構成図
【図5】他の原稿カバーセンサーの構成図
【図6】制御装置のブロック図
【図7】画像処理のフローチャート
【図8】原稿カバーが開いている状態を示す図
【図9】書籍を横向きに載置したときの原稿カバーの状
態を示す図
【図10】薄い原稿を載置して原稿カバーガ開いている
状態を示す図
【図11】書籍を縦向きに載置したときの原稿カバーの
状態を示す図
【図12】書籍を縦向きに載置したときの原稿カバーの
状態を示す図
【図13】薄い原稿を載置して原稿カバーが閉じている
状態を示す図
【図14】書籍を横向きに載置したときの原稿カバーの
状態を示す図
【図15】薄い原稿を載置して原稿カバーを閉じた状態
を示す図
【符号の説明】
2 原稿台 30 原稿カバー 31 ヒンジ 38 原稿サイズセンサー 39 自動削除判断部 40 画像処理部 41 メモリ A〜C 原稿カバーセンサー D 原稿 M 書籍
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/38 G06F 15/68 350 5C076 Fターム(参考) 2H027 DA25 DB02 DB09 FD01 FD03 FD04 5B047 AA01 AB01 BA02 BB02 BC15 CA12 CB12 5B057 AA11 BA24 CC03 CE02 DA08 DB08 DC17 5B064 AA01 AB02 AB03 BA01 CA09 DC10 DC14 FA05 5C062 AA05 AB02 AC07 AC18 AC23 AC58 AC67 AD02 AF10 BA00 BB05 5C076 AA02 AA40 BA01 BA02 CA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿台上に開閉自在に原
    稿カバーが設けられ、前記原稿台に載置された原稿の画
    像を読み取る画像読取装置において、原稿を載置したと
    きの前記原稿カバーの開閉状態を検出する原稿カバーセ
    ンサーと、前記原稿カバーの開閉状態に基づいて原稿の
    厚みおよび置かれている状態を判断して、この判断結果
    に基づいて読み取った画像データから不要な部分を削除
    する画像処理手段とを備えたことを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】 原稿を載置する原稿台上に開閉自在に原
    稿カバーが設けられ、前記原稿台に載置された原稿の画
    像を読み取る画像読取装置において、原稿を載置して前
    記原稿カバーを閉じたときに生じる前記原稿台と原稿カ
    バーとの隙間を検出する原稿カバーセンサーと、原稿の
    サイズを識別する識別手段と、前記原稿カバーの隙間の
    有無に基づいて原稿の厚みおよび置かれている状態を判
    断して、この判断結果に基づいて読み取った画像データ
    から原稿サイズに合わせて不要な部分を削除する画像処
    理手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿カバーは、原稿台に対して回動自在
    かつ上下動自在に支持され、該原稿カバーの4隅のうち
    少なくとも3隅における隙間の有無を検出可能なように
    3つ以上の原稿カバーセンサーが配置されたことを特徴
    とする請求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 画像処理手段は、隣り合う原稿カバーセ
    ンサーの出力結果が同じで他の原稿カバーセンサーの出
    力結果がこれとは異なるとき、原稿が書籍であると判断
    するとともに同じ出力の原稿カバーセンサーの位置に基
    づいて原稿の向きを判断して、原稿の綴じ代部分に対応
    する画像データを削除する画像処理を行うことを特徴と
    する請求項1、2または3記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 画像処理手段は、全ての原稿カバーセン
    サーあるいは対角の位置関係にある原稿カバーセンサー
    が隙間有りを検出したとき原稿カバーが開いていると判
    断して、原稿の周囲の部分に対応する画像データを削除
    する画像処理を行うことを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 画像処理手段は、対角の位置関係にある
    原稿カバーセンサーが隙間無しを検出したとき原稿カバ
    ーが閉じていると判断して、画像データを削除する画像
    処理を禁止して通常の画像処理を行うことを特徴とする
    請求項1、2または3記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 複数の原稿カバーセンサーのうち少なく
    とも1つの原稿カバーセンサーが隙間有りを検出したと
    きに画像データを削除する画像処理を行うか否かを選択
    する選択手段が設けられたことを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の画像読
    取装置を備え、これによって画像処理された画像データ
    に基づいて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装
    置。
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