JP2003319129A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003319129A
JP2003319129A JP2002117686A JP2002117686A JP2003319129A JP 2003319129 A JP2003319129 A JP 2003319129A JP 2002117686 A JP2002117686 A JP 2002117686A JP 2002117686 A JP2002117686 A JP 2002117686A JP 2003319129 A JP2003319129 A JP 2003319129A
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JP2002117686A
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Toru Hiraoka
徹 平岡
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不定形の原稿を同じく不定形の記録媒体に記
録する場合において、原稿画像の記録紙媒体への位置ズ
レを防止するために、事前に試しコピー印刷を実行し
て、実際のコピーを適切に行うことを可能とする。 【解決手段】 プレビューキー19と、スタートキー1
7と、画像メモリ8と、画像読取り装置4と、画像記録
装置5と、MPU1とを備え、MPU1は、コピー用記
録媒体として手差しトレイ20上の記録媒体が選択され
た状態において、プレビューキー19が入力操作される
と、画像読取り装置4で原稿画像を読取った後、該原稿
画像を画像メモリ8へ格納し、画像記録装置5に収容さ
れる所定の定型記録媒体を自動的に選択して試しコピー
印刷を実行し、試しコピー印刷実行後、スタートキー1
7が入力されると、前記格納された原稿画像を読み出し
て、該原稿画像を手差しトレイ20上の不定形原稿であ
る封筒30に印刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に、不定形の原稿を不定形の記録媒体にコピーす
る際に、まず試しコピー印刷を実行して、実際のコピー
における印刷レイアウトを確認可能とする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コピー機等の画像形成装置において、原
稿サイズの検出は、画像読取り装置に設けられた反射型
光センサよりプラテンガラスに向けて光を照射し、反射
率の違いを検出することで行う。プラテンガラス上の原
稿幅により、光センサからの照射光が遮断される部分と
されない部分が生じることを利用している。該検出は、
プラテンカバーの閉鎖時に行われる。そして、この方法
による原稿サイズの検出の精度は、画像読取り装置に設
ける光センサの数に依存するものであり、通例、定型原
稿のサイズ単位で、検出が可能とされている。特に主走
査方向に関しては、原稿の読み取りを行う読取り手段を
走行させて、CCD上での用紙幅の検出により行うこと
も可能である。この場合でも、副走査方向の検出は前記
光センサにより行うため、副走査方向の原稿幅は、定型
原稿のサイズ単位でしか検出できない。
【0003】また、手差しトレイ上には、記録紙等の記
録媒体の有無を検出するフィーラーセンサが設けられ
る。該センサは、例えば、記録媒体がない状態ではトレ
イ上に突出し、記録媒体が載置されると該記録媒体の重
みで傾斜して、記録媒体の検出状態となる。フィーラー
センサは例えば透過式の光センサ間に配置され、自らの
傾斜角度により、記録媒体の検出・非検出が行われる。
このようなフィーラーセンサを、横方向(給送方向を縦
方向とする)に複数設けることで、記録媒体の横幅を検
出することも可能である。記録媒体の横幅により、複数
の前記センサのうち、傾斜する(検出状態)ものと傾斜
しない(非検出状態)ものとがじ、記録媒体の横幅が検
出である。該センサによる記録媒体の検出精度も、手差
しトレイ上に設けるセンサの数に依存するものである。
したがって、該センサを設ける場合であっても、通例、
定型記録紙のサイズ単位でのみ、記録媒体の横幅の検出
が可能とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】不定形の原稿を、同じ
く不定形の記録媒体に記録する場合がある。例えば、不
定形原稿である封筒に書かれている宛先又は発信元情報
を、別の封筒上にコピーしたい場合、プラテンガラス上
に原稿となる封筒をセットすると共に、手差しトレイ上
に記録側の封筒をセットして、コピー動作(原稿の読取
りおよび記録媒体への印刷)を行う。このような場合、
前述したような従来の画像形成装置においては、定型の
サイズしか検出できないので、不定形原稿や不定形記録
媒体の正確なサイズを検出することはできない。したが
って、次に述べるような不具合の発生が考えられる。
【0005】画像形成装置の中には、プラテンガラス上
の原稿位置合わせ基準と、手差しトレイ上での用紙位置
合わせ基準とが異なる画像形成装置が存在する。例え
ば、原稿はプラテンガラス上に端揃えで載置し、記録媒
体は手差しトレイ上に中央揃えで載置するものである。
このような画像形成装置で、プラテンガラス上に端揃え
で例えば封筒(不定形原稿)を載置し、手差しトレイ上
に中央揃えで同じく封筒(不定形記録媒体)を載置して
コピーを実行すると、原稿である封筒の画像が記録用の
封筒からはみ出して印刷されてしまうことになる。
【0006】また、プラテンガラス上の原稿位置合わせ
基準と、手差しトレイ上での用紙位置合わせ基準とが同
一である画像形成装置においても、次のような不具合が
発生する。例えば、小型の封筒を原稿とし、該封筒より
大型の封筒を記録媒体として、コピーを行う場合を考え
る。ここで、原稿である封筒および記録媒体である封筒
は、いずれも不定形の原稿である。このような場合、原
稿をサイズの異なる記録媒体にコピーするため、印刷倍
率を変更してコピー動作を行うことになる。ところが、
原稿サイズおよび記録媒体のサイズは、前記従来の画像
形成装置では、定型の場合のみでしか、正確に検出する
ことができない。したがって、原稿と記録媒体とのサイ
ズの違い(倍率の違い)が正確には算出されず、利用者
は推測で印刷倍率を入力せざるを得ず、原稿である封筒
の画像を、記録用の封筒に適確な倍率で印刷することが
困難である。特に、原稿位置合わせ基準と用紙位置合わ
せ基準とが同一であっても、それぞれ端揃えの場合に
は、前述した印刷倍率を調節してのコピーにおいては、
位置ズレの発生も起こり得る。具体的には、原稿画像の
中央位置が、記録媒体上の中央位置からズレて印刷され
ることになってしまう。なお、倍率調節時の不具合は、
プラテンガラス上の原稿位置合わせ基準と、手差しトレ
イ上での用紙位置合わせ基準とが異なる画像形成装置に
おいても、当然発生する不具合である。
【0007】本発明は、不定形の原稿を同じく不定形の
記録媒体に記録する場合において、原稿画像の記録紙媒
体への位置ズレを防止するために、事前に試しコピー印
刷を実行して、実際のコピーを適切に行うことを可能と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、コピー
結果の確認指示を入力する手段と、コピー開始の指示を
入力する手段と、画像メモリと、画像読取り装置と、画
像記録装置と、制御手段とを備え、該制御手段は、コピ
ー用記録媒体として手差しトレイ上の記録媒体が選択さ
れた状態において、コピー結果確認指示が入力される
と、画像読取り装置で原稿画像を読取った後、該原稿画
像を画像メモリへ格納し、画像記録装置に収容される所
定の定型記録媒体を自動的に選択して試しコピー印刷を
実行し、試しコピー印刷実行後、コピー開始指示が入力
されると、前記格納された原稿画像を読み出して、該原
稿画像を手差しトレイ上の記録媒体に印刷させるもので
ある。
【0009】請求項2においては、前記試しコピー印刷
は、前記原稿画像よりも色の濃度を薄くして実行される
ものである。
【0010】請求項3においては、画像読取り装置のプ
ラテンガラス上にセットされた原稿のサイズを検出する
手段を備えると共に、定型記録紙を収容する記録紙カセ
ットを複数備えてサイズの異なる定型記録紙を複数備え
る構成とし、前記制御手段は、原稿サイズが検出された
場合は、前記試しコピー印刷を実行するための定型記録
紙として、前記サイズの異なる複数の定型記録紙のう
ち、該原稿サイズの原稿を全面印刷可能とする最小の定
型記録紙を選択し、原稿サイズが検出されない場合は、
前記試しコピー印刷を実行するための定型記録紙とし
て、前記サイズの異なる複数の定型記録紙のうち最小の
定型記録紙を選択するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例である複合機4
0について、図1から図4を用いて説明する。図1は画
像形成装置100の概略構成を示すブロック図であり、
図2はプラテンカバーの閉鎖状態を示す複合機40の斜
視図であり、図3はプラテンカバーの開放状態を示す複
合機40の斜視図であり、図4は手差しトレイ20の開
放状態を示す斜視図である。
【0012】複合機40は、ファクシミリ機能とコピー
機能とを備えている。複合機40には、制御手段である
MPU1、ROM2、RAM3、画像読取り装置4、画
像記録装置5、操作部6、表示部7、画像メモリ(DR
AM)8、コーデック(符号化・復号器)9、モデム1
0、NCU(ネットワーク制御回路)11が備えられ、
前記の各部がバス12を介して、通信可能に接続されて
いる。
【0013】MPU1は、操作部6への入力操作に基づ
いて、複合機40の各部を制御する制御手段である。R
OM2には、複合機40を制御する制御プログラム等が
記憶されている。
【0014】RAM3には、複合機40の制御状態等の
各種情報が一時的に記憶される。該RAM3内に、定型
記録紙サイズ記憶部3a、読取り原稿サイズ記憶部3
b、画像形成条件記憶部3cが設けられている。画像形
成条件記憶部3cには、例えば、コピーを実行する設定
枚数等に関する情報が記憶される。また、定型記録紙サ
イズ記憶部3aには、定型記録紙のサイズに関する情報
が記憶されるが、該情報は固定の情報であるので、前記
ROM2に記憶するようにしてもよい。
【0015】画像読取り装置4は、プラテンガラス13
上(図3に図示:後述)に載置された写真、文書、図面
等の原稿を光学的に読取って、イメージデータである原
稿画像を出力する装置である。画像読取り装置4には、
読取り手段(光学系)21、CCD(撮像素子)22、
読取り部制御回路23が設けられている。読取り手段2
1(図8にも図示)は、ミラーおよび光源等を備え、副
走査方向に走行可能に構成されている。そして、読取り
手段21で、画像読取り装置4のプラテンガラス13上
の写真、文書、図面等の原稿を光学的に走査(スキャ
ン)して、その反射光や透過光をCCD22に入力す
る。CCD22は入力された光学データを電子データに
変換して、イメージデータである原稿画像を出力する。
読取り部制御回路23は、画像読取り装置4内に設けた
各装置の制御手段である。画像読取り装置4は、例え
ば、原稿サイズに応じて、読取り手段21の主走査方向
および副走査方向の走査幅(走行幅)を変更する。ま
た、画像読取り装置4には、反射型光センサで構成され
る副走査方向原稿幅検出センサ24が設けられており、
プラテンガラス13上に載置された原稿の副走査方向の
原稿幅が検出可能である。原稿幅の検出方法について
は、詳しくは後述する。
【0016】画像記録装置5は、電子写真方式のプリン
タで構成される。画像記録装置5には、感光ドラム、ト
ナー、定着器等を備えた記録部25が設けられており、
前記画像読取り装置4で出力された原稿画像や、モデム
10を介して受信した受信画像を、記録紙上に記録(印
刷)可能である。また、画像記録装置5には、画像記録
装置5内に設けた各装置の制御手段として、記録部制御
回路26が設けられている。さらに、画像記録装置5に
は、図4に示すように、手差しトレイ20上に載置され
た記録媒体の有無を検出するための、記録媒体検出セン
サ27が設けられている。手差しトレイ20上には、不
定形の記録媒体である封筒30が載置されている。記録
媒体検出センサ27は、例えば、揺動体27aと透過式
の光センサ27bとを備えて構成される。揺動体27a
は、記録媒体がない状態ではトレイ上に突出し、記録媒
体が載置されると該記録媒体の重みで傾斜する。加えて
揺動体27aは、透過式の光センサ27b間に配置さ
れ、自らの傾斜角度の変化により、記録媒体の検出・非
検出が可能である。
【0017】また、図2、図3に示すように、画像記録
装置5の下部には、定型記録紙を収容する給紙部31が
設けられている。給紙部31には複数の給紙カセットが
設けられており、本実施例では、B5、A4、B4、A
3の四種類の定型記録紙が、給紙カセット内に収容され
ている。
【0018】操作部6には、複合機40を操作するため
の入力手段として、各種操作キーが設けられている。各
種操作キーとしては、FAXモードに設定するためのF
AXキー16Aおよびコピーモードに設定するためのコ
ピーキー16B(図2に図示)や、FAX送信やコピー
動作を開始させるためのスタートキー17、FAX番号
やコピー部数を設定するテンキー18(図2、図3に図
示)、コピー用記録媒体の選択を行うための用紙トレイ
選択キー32、プレビューキー19等がある。なお、ス
タートキー17は、本発明に関わるコピー開始指示入力
手段を兼用している。また、プレビューキー19は、本
発明に関わるコピー結果確認指示の入力手段である。
【0019】表示部7は、LCD(液晶ディスプレイ)
で構成されており、複合機40の動作状態等の各種情報
の表示が可能である。表示部7は、操作部6に設けられ
ている。
【0020】画像メモリ8には、前記原稿画像や受信画
像等のイメージデータが一時的に記憶される。
【0021】コーデック(符号化・復号器)9は符号化
器として機能し、画像読取り装置4で読取られた原稿画
像を、MH、MR、MMR方式等により符号化(エンコ
ード)する。また、コーデック9は復号器としても機能
し、前記符号化したイメージデータを、復号(デコー
ド)する。
【0022】モデム10は、ITU(国際電気通信連
合)勧告に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づい
て、送信データの変調および受信データの復調を行う。
【0023】NCU(ネットワーク制御回路)11は、
電話回線Lとの接続を制御すると共に、相手先の電話番
号(FAX番号を含む)に対応したダイアル信号の送出
および着信を検出するための機能を備えている。
【0024】タイマ28は、FAX動作やコピー動作等
において、待機時間等の検出および該待機時間の経過後
のスイッチングに用いられる。
【0025】複合機40は、図2、図3に示すように、
原稿を載置するプラテンガラス13と、該プラテンガラ
ス13に対して開閉自在なプラテンカバー14とを備え
ている。プラテンガラス13は画像読取り装置4の上面
の一部に構成されており、プラテンガラス13上にある
静止状態の原稿が、前記読取り手段21により読取られ
る。画像読取り装置4の上面には、一側に操作部6が形
成されると共に、反操作部6側で、プラテンカバー14
が回動自在に設けられている。また、図3には、プラテ
ンガラス13上に、不定形の原稿である封筒29が載置
された様子が示されている。
【0026】手差しトレイ20は、図2に示すように、
画像記録装置5の側部に設けられており、複合機40本
体(画像形成装置5本体)に対して回動自在に設けられ
ている。使用しない状態では、図2に示すように、複合
機40本体側に閉鎖した状態で収容される。使用する場
合には、図4に示すように、手差しトレイ20の先端部
が複合機40本体の側方に延出するように、手差しトレ
イ20を回動させる。手差しトレイ20は、複合機40
本体に設けた規制部材により、略水平となった状態で回
動が規制される。
【0027】本実施例においては、手差しトレイ20上
に、記録媒体は中央揃えでセットされるように、用紙セ
ット位置が構成されている。したがって、手差しトレイ
20の中央に用紙位置合わせ基準が設けられている。
【0028】これより、本発明の一実施例である複合機
40に備えるコピー結果確認機構について、図1から図
3、図5から図9を用いて説明する。図5はコピー画像
確認の制御動作における事前処理の手順図であり、図6
はコピー画像確認の制御動作の手順図の前半部であり、
図7はコピー画像確認の制御動作の手順図の後半部であ
り、図8は原稿サイズ検出に関わるセンサおよび走査体
のレイアウトを示す平面図であり、図9はMPU1によ
る原稿サイズの判定結果を示す図である。
【0029】コピー結果確認機構は、不定形の原稿から
不定形の記録媒体へのコピーに際し、不定形の記録媒体
へのコピー動作を実行する前に、予め定型記録紙に試し
コピー印刷を実行して印刷レイアウトを確認し、確認後
にコピー動作を実行可能とする機能を備えた機構であ
る。
【0030】コピー結果確認機構は、制御手段であるM
PU1と、MPU1により制御される前記各部とのバス
12を介した接続を利用して、構成されている。コピー
結果確認機構は、図6、図7に示す手順図に従って、作
動される。
【0031】操作部6に設けるプレビューキー19は、
コピー結果確認機構の制御動作を開始させるための確認
開始入力手段である。図2、図3に示すように、プレビ
ューキー19は、操作部6において、表示部7の側部に
設けられている。コピー結果確認機構は、確認開始入力
手段であるプレビューキー19の操作に基づいて、制御
動作を開始する。つまり、プレビューキー19を押すと
いう操作により、図6、図7に示されるコピー結果確認
機能の制御動作が開始される。
【0032】図5に示されるステップ101からステッ
プ104までの手順は、コピー結果確認機能の制御動作
開始前に、既に行われているはずの手順である。特に、
コピー結果確認機能の制御動作開始前には、「コピー用
記録媒体として、手差しトレイ20上の記録媒体の選択
されたか否か」の判定(ステップ104)が行われる。
そして、手差しトレイ20上の記録媒体が選択された場
合のみ、コピー結果確認機能の制御動作(ステップ10
5からステップ122)が実行される。「コピー用記録
媒体を手差しトレイ20上の記録媒体に選択する」と
は、次の二つの場合を示す。第一の場合は、前記記録媒
体検出センサ27により手差しトレイ20上の記録媒体
が検出された場合である。該検出に基づいて、MPU1
は、コピー結果確認機能におけるコピー用記録媒体が手
差しトレイ20上の記録媒体に選択された、と認識す
る。第二の場合は、操作部6に設けられる用紙トレイ選
択キー32の入力操作により、手差しトレイ20が選択
される場合である。用紙トレイ選択キー32は、コピー
用記録媒体の選択指示を入力する手段であり、該選択指
示入力に基づいて、MPU1は、コピー結果確認機能に
おけるコピー用記録媒体が手差しトレイ20上の記録媒
体に選択された、と認識する。
【0033】図5に示すように、コピー結果確認機構は
複合機40の電源が投入されると起動する(ステップ1
00)。該機構が起動すると、まず、プラテンカバー1
4が所定角度閉鎖されたか否かを判定する待機状態とな
る(ステップ101)。複合機40には、プラテンカバ
ー14の回動角度が所定角度を超えた(ON)か、否
(OFF)かを検出する検出手段が設けられている。そ
して、該検出手段の検出信号に基づいて、MPU1がプ
ラテンカバー14が所定角度閉鎖されたか否かを判定す
る。本実施例では、前記検出手段として、プラテンカバ
ー14の回動軸の回動量を検出するエンコーダを設けて
いる。あるいは、画像読取り装置4でプラテンガラス1
3の下方に反射式の光センサを設けると共に、プラテン
カバー14の裏面の所定位置に反射テープ等の反射部材
を設けるような構成でもよい。そして、プラテンカバー
14が閉鎖側に回動して、前記光センサが反射部材によ
り反射される状態となると、プラテンカバー14が所定
角度閉鎖したことが検出される。
【0034】プラテンカバー14が所定角度閉鎖され
て、ONの検出信号が前記検出手段よりMPU1に送信
されると、処理がステップ102に進む。また、プラテ
ンカバー14が閉鎖されないか、もしくは所定角度まで
は閉鎖されない状態では、OFFの検出信号が前記検出
手段よりMPU1に送信され、処理はステップ101の
待機状態となる。また、ステップ101において、複合
機40の利用者がコピーを意図している場合は、プラテ
ンカバー14が(所定角度)閉鎖される以前に、プラテ
ンガラス13上に原稿が予め載置されている。
【0035】処理がステップ102に進むと、画像読取
り装置4において、原稿サイズの検出が行われる。な
お、図6において、ステップ106・108・110に
は、原稿サイズをDと表記している。
【0036】原稿サイズの検出は、主走査方向および副
走査方向において行われる。図8はプラテンガラス13
の平面図であり、プラテンガラス13の図中左上頂点部
分が、原稿セット位置における原稿位置合わせ基準とな
っている。該原稿位置合わせ基準に(矩形原稿の場合)
原稿の一頂点を合わせて原稿がプラテンガラス13上に
セットされる。主走査方向の原稿幅の検出は、原稿読取
り用の読取り手段21に備える光源を作動させ、CCD
22での検出結果に基づいて行われる。読取り手段21
は、プラテンガラス13の(主走査方向の)全幅にわた
って、原稿の読み取りが可能であり、原稿を主走査方向
に沿って帯状に検出することにより、主走査方向の原稿
幅を検出する。副走査方向の原稿幅の検出は、前記副走
査方向原稿幅検出センサ24の検出結果に基づいて行わ
れる。
【0037】一般的なスキャナでは、プラテンガラス上
に、B5原稿およびA4原稿を、縦置き(副走査方向に
縦長に配置)に加えて、横置き(主走査方向に縦長に配
置)での配置が可能である。したがって、このようなス
キャナを備えた装置(複合機40も該当)では、主走査
方向の原稿幅の検出に加えて、B5原稿およびA4原稿
が縦置きか横置きかが検出できれば、原稿サイズの検出
が完了する。
【0038】前記縦置きおよび横置きの判別のため、副
走査方向原稿幅検出センサ24が、画像読取り装置4に
設けられている。センサ24は、原稿位置合わせ基準を
基準としてプラテンガラス13上にセットされたB5原
稿において、原稿位置合わせ基準の対角線上の頂点付近
に配置されている。詳細には該頂点よりも原稿位置合わ
せ基準側に設けられており、B5原稿が縦置きされる
と、センサ24が原稿検出状態となる位置である。
【0039】読取り手段21による主走査方向の原稿幅
の検出結果と、副走査方向原稿幅検出センサ24による
副走査方向の原稿幅の検出結果とに基づいて、MPU1
は、プラテンガラス13上に載置された原稿サイズの判
定が可能である。前記原稿サイズの判定結果は、図9に
示すようなものとなる。主走査方向での原稿幅は、読取
り手段21により検出されているので、後は、B5原稿
およびA4原稿において、縦置きか横置きか、が判定さ
れれば、原稿サイズが特定される。
【0040】従来よりある一般のコピー機において、原
稿サイズが小さすぎる場合には、原稿サイズの検出がで
きない。具体的には、複合機40を例にとると、前記副
走査方向検出センサ24により、原稿の検出が行われな
い場合である。図9において、主走査方向の原稿幅がB
5より小さく、センサ24により原稿が非検出状態の場
合は、原稿サイズが検出できない状態である。
【0041】原稿サイズの検出結果は、前記RAM3の
読取り原稿サイズ記憶部3bに、格納される(ステップ
103)。そして、ステップ104へ進む。
【0042】ステップ104では、前述したように、
「コピー用記録媒体として、手差しトレイ20上の記録
媒体の選択されたか否か」の判定が行われる。手差しト
レイ20上の記録媒体が選択されている場合は、ステッ
プ105へ進む。選択されていない場合は、コピー結果
確認機能の制御動作(ステップ105からステップ12
2)に移行することなく、処理が終了する。なお、手差
しトレイ20上の記録媒体が選択されている場合とは、
記録媒体検出センサ27により手差しトレイ20上の記
録媒体が検出された場合、もしくは、用紙トレイ選択キ
ー32の入力操作により手差しトレイ20が選択される
場合、である。
【0043】ステップ105においては、前記確認開始
入力手段であるプレビューキー19が押された(ON状
態)か、否か(OFF状態)、が判定される。プレビュ
ーキー19が押されて、ONの検出信号が操作部6より
MPU1に向けて送信されると、MPU1は、前記各部
にコピー結果確認の作業を指令する(ステップ106以
降)。また、プレビューキー19が押されず、OFFの
検出信号がMPU1に送信される限り(検出信号が送信
されない限り)、MPU1は、コピー結果確認の作業に
関しては、前記コピー結果確認機構を構成する各部を待
機状態に留める。
【0044】ステップ106・108・110において
は、検出された原稿サイズと、定型記録紙のサイズとの
大小比較が行われる。また、ステップ107・109・
111・112においては、前記大小比較に基づいて、
試しコピー印刷用の定型記録紙の選択が行われる。
【0045】プレビューキー19が押されると、まずス
テップ106の処理に移り、ステップ106では、原稿
サイズ(D)とB4記録紙のサイズとの比較が、MPU
1において行われる。検出された原稿サイズが、B4の
サイズより大きい場合(すなわちA3に等しい場合)
は、ステップ107へ進み、それ以外の場合はステップ
108へ進む。
【0046】ステップ107では、MPU1は、ステッ
プ106での判定結果に基づき、試しコピー印刷用記録
紙をA3記録紙に設定する。そして、試しコピー印刷に
おいて、B4記録紙より大きいと検出された原稿が、A
3記録紙上に収まるように印刷可能となるようにしてい
る。
【0047】ステップ108では、ステップ106でB
4記録紙より大きくない(不定サイズを含む)とされた
原稿のサイズと、A4記録紙との大小比較を、MPU1
で行う。検出された原稿サイズが、A4のサイズより大
きい場合(すなわちB4に等しい場合)は、ステップ1
09へ進み、それ以外の場合はステップ110へ進む。
【0048】ステップ109では、MPU1は、ステッ
プ108での判定結果に基づき、試しコピー印刷用記録
紙をB4記録紙に設定する。そして、試しコピー印刷に
おいて、B4記録紙より小さくA4記録紙より大きいと
検出された原稿が、B4記録紙上に収まるように印刷可
能としている。
【0049】ステップ110では、ステップ108でA
4記録紙より大きくない(不定サイズを含む)とされた
原稿のサイズと、B5記録紙との大小比較を、MPU1
で行う。検出された原稿サイズが、B5のサイズより大
きい場合(すなわちA4に等しい場合)は、ステップ1
11へ進む。それ以外の場合はステップ112へ進む。
【0050】ステップ111では、MPU1は、ステッ
プ110での判定結果に基づき、試しコピー印刷用記録
紙をA4記録紙に設定する。そして、試しコピー印刷に
おいて、A4記録紙より小さくB5記録紙より大きいと
検出された原稿が、A4記録紙上に収まるように印刷可
能としている。
【0051】ステップ112では、MPU1は、ステッ
プ110での判定結果に基づき、試しコピー印刷用記録
紙をB5記録紙に設定する。ここで、ステップ112に
進むように判定された原稿サイズは、B5原稿より小さ
い場合と、サイズが不定とされた原稿の場合との両方が
ある。前述したように、原稿サイズが小さすぎる場合は
原稿サイズの検出結果が不定となる。したがって、サイ
ズが不定とされた原稿は、B5原稿よりも小さいサイズ
の原稿とみなし得る。そして、試しコピー印刷におい
て、B5記録紙より小さいと検出された原稿が、B5記
録紙上に収まるように印刷可能としている。
【0052】以上において、本発明では、(B5原稿以
上のサイズがあって)原稿サイズが検出された場合は、
該原稿サイズの原稿を全面印刷可能とする最小の定型記
録紙を、試しコピー印刷を実行するための記録紙として
選択するようにしている。また、(B5原稿より小さい
サイズのため)原稿サイズが検出されない場合は、給紙
部31内の給紙カセット内に備える最小の定型記録紙
を、試しコピー印刷を実行するための記録紙として選択
するようにしている。
【0053】このため、不必要に大きな記録紙に試しコ
ピー印刷が実行されることがなく、コピー結果確認用の
紙資源使用量を削減することができる。また、原稿サイ
ズ検出ができない場合であっても、最小の定型記録紙に
試しコピー印刷が自動的に実行される。
【0054】ステップ107・109・111・112
のそれぞれにおいて、試しコピー印刷用記録紙の選択が
終了すると、処理がステップ113に進む。ステップ1
13では、MPU1は、画像読取り部4に原稿画像の読
取りを指令して、プラテンガラス13上の原稿画像の読
取りを行う。読取られた原稿画像は、MPU1の制御に
より画像メモリ8に格納される(ステップ114)。
【0055】ステップ114の処理が終了すると、ステ
ップ115に移行する。ステップ115では、利用者
が、実際に不定形原稿から不定形記録媒体へのコピー動
作を実行する際に、事前に確認可能となるように、試し
コピー印刷用記録紙に原稿画像の印刷が行われる。MP
U1は、画像メモリ8に格納されている原稿画像に基づ
いて、ステップ106からステップ112の処理中で選
択された試しコピー印刷用記録紙に、原稿画像の印刷を
実行する。
【0056】本実施例では、原稿画像の試しコピー印刷
用記録紙への印刷(以下試しコピー印刷)は、原稿の印
刷濃度よりも色の濃度を薄くして印刷される。印刷濃度
を薄くして印刷する方法は、通常のコピー機に備えられ
る濃度調節に適用される方法と同一であり、公知の技術
である。つまり、試しコピー印刷用記録紙に印刷された
原稿画像(以下試しコピー印刷画像)は、例えば通常の
コピーにおいて、印刷濃度を薄くしたものと同様のもの
である。該試しコピー印刷には、原稿の輪郭(外形線)
と、原稿の画像情報(原稿内に表示されている画像の様
子)とが、印刷されている。したがって、利用者は、コ
ピー結果確認を指示することで、原稿画像の記録媒体へ
の印刷位置の不具合の発生などを事前に知ることが可能
である。特に、原稿のサイズ検出のみでは知ることので
きない、印刷方向のミス等も事前に確認することが可能
である。
【0057】以上のように、試しコピー印刷では印刷濃
度を薄くして印刷することで、試しコピー印刷の実行に
おけるトナー使用量を削減できる。
【0058】本発明は、不定形原稿から不定形記録媒体
へのコピーを実行する際に、事前に試しコピー印刷を実
行して、コピー結果の事前確認を可能とするものであ
る。図4に示す封筒30のような不定形記録媒体は、手
差しトレイ20上に配置されるものである(給紙部31
の給紙カセット内には配置されない)。したがって、本
発明の対象とするコピーの実行に際しては、コピー結果
確認の指示がなされる前に、手差しトレイ20上に不定
形記録媒体が配置されていることが望ましい。本発明で
は、プレビューキー19の操作により、コピー結果確認
の指示がなされると、手差しトレイ20上の記録媒体の
有無に関わりなく、ステップ115での試しコピー印刷
が実行される。詳しくは後述するが、試しコピー印刷画
像を利用者が確認し、実際のコピーが実施される段階で
手差しトレイ20上に記録媒体がない場合には、MPU
1は、ステップ117・119の処理を経て、手差しト
レイ20上への記録媒体の配置を利用者に促し、この不
具合を解消する。
【0059】ステップ115の処理が終了すると、図7
に示すステップ116の処理に移る。ステップ116に
おいて、MPU1は、コピー開始指示の入力が行われた
か否かの判定を行う。コピー開始指示を入力する手段
は、操作部6に設けられるスタートキー17である。該
スタートキー17は、通常のコピー動作における開始入
力手段であり、コピー結果確認機構におけるコピー開始
動作の入力手段を兼用する構成である。なお、コピー結
果確認機構におけるコピー開始動作の入力手段を別設し
てもよい。
【0060】スタートキー17が押される(ON状態)
と、操作部6よりMPU1に向けてONの検出信号が送
信されて、MPU1はコピー開始指示が入力されたと判
定し、ステップ117に進む。また、スタートキー17
が押されず(OFF状態)、OFFの検出信号がMPU
1に送信される(検出信号が送信されない)と、ステッ
プ118に進む。
【0061】ステップ118では、コピー開始指示の待
機時間として所定時間が設定され、該所定時間が経過し
てもコピー開始指示が入力されないと、試しコピー印刷
の実行のみに留め、手差しトレイ20上の記録媒体への
実際のコピーの実行は中止して処理を終了する判定が、
MPU1で行われる。前記タイマ28は、ステップ11
5での試しコピー印刷の実行が終了した時刻より時間計
測を開始する。タイマ28による計測時間が前記所定時
間に達すると、タイマ28はコピー結果確認の一連処理
を中断するように指令を下す(ステップ123)。タイ
マ28による計測時間が、前記所定時間に達しない場合
(タイマ28が中断指令を下さない場合)は、MPU1
は、処理をステップ116に戻す。つまり、タイマ28
による計測時間が所定時間に達しない限り、MPU1
は、コピー結果確認機構を、コピー開始指示の入力待機
状態にする。なお、前記所定時間は、利用者が試しコピ
ー印刷の印刷レイアウトを確認し、そのまま手差しトレ
イ20上の記録媒体への実際のコピー(本コピー)を実
行するか否か、を判定する時間の猶予を与えるものであ
る。該所定時間が経過してもコピー開始指示が入力され
ない場合は、一旦本コピーが取りやめになった、とMP
U1は判断し、処理が中断されるようにしている。
【0062】ステップ117に進むと、手差しトレイ2
0上の記録媒体の有無が、MPU1で判定される。図4
に示すように、複合機40には、手差しトレイ20上の
記録媒体の有無の検出手段として、前記記録媒体検出セ
ンサ27が設けられている。記録媒体検出センサ27か
ら記録媒体の検出信号がMPU1に向けて送信される
と、MPU1は手差しトレイ20上に記録媒体があると
判定して、処理がステップ119に進む。記録媒体検出
センサ27からの検出信号がMPU1に送信されない
と、MPU1は手差しトレイ20上に記録媒体がないと
判定して、処理がステップ120に進む。なお、ステッ
プ117での判定は、ステップ104で、用紙トレイ選
択キーにより手差しトレイ20が選択されたのみ(手差
しトレイ20上に記録媒体が載置されない)で、処理が
ステップ105以降に移行した場合のために、行われ
る。ステップ104で既に手差しトレイ20上の記録媒
体が検出されている場合は、ステップ117・120を
飛ばすようにしても良い。
【0063】ステップ120では、表示部7に記録媒体
のセットを促す表示が行われる。例えば、「手差しトレ
イ上に記録用紙を載せてください」等の文字メッセージ
が、表示部7に表示されるものである。ステップ120
の処理が終了すると、再びステップ117の処理に戻
り、手差しトレイ20上に記録媒体が配置されない限り
(記録媒体検出センサ27が記録媒体を検出しない限
り)、処理がステップ117・120でループする。
【0064】ステップ119に進むと、手差しトレイ2
0上に配置された不定形の記録媒体(図4中の封筒3
0)が、画像記録装置5本体に一枚取り込まれて、原稿
画像のコピーが実行される。原稿画像は、ステップ11
4において画像メモリ8に格納されており、MPU1の
制御に基づいて、該格納された原稿画像が読み出され
て、前記記録部25においてコピーの印刷が実行され
る。そして、処理がステップ121に進む。
【0065】なお、ステップ119においては、ステッ
プ104で「コピー用記録媒体として、手差しトレイ2
0上の記録媒体が選択された」と、MPU1において判
定された状態であるにも関わらず、試しコピー印刷用の
定型記録紙が選択されて、試しコピー印刷が実行される
ものである。
【0066】このため、コピー結果の確認(試しコピー
印刷の実行)後に、原稿画像の読取りを再度行うことな
く、直ちにコピー動作が実行される。また、利用者は、
コピー結果の確認後にコピー開始指示の操作(スタート
キー17の操作)のみで、本コピーを実行することがで
きる。したがって、コピー結果の確認後に、利用者が複
数の操作を要求されることがなく、ミスコピーの可能性
が軽減される。
【0067】コピー結果確認機構における本コピーにお
いても、通常のコピーと同じく、複数枚のコピーが可能
である。必要なコピー枚数の入力は、操作部6に設けら
れるテンキー18を利用して可能である。なお、コピー
枚数の入力時期は、ステップ116でのコピー開始指示
の入力(スタートキー17の押圧操作)以前であれば、
いつであってもよい。
【0068】ステップ121では、本コピーの印刷部数
カウントが一つ増加される。該カウントは本コピーが実
行された枚数のカウントである。そして、印刷部数カウ
ントは、RAM3に設けられる画像形成条件記憶部3c
に格納される。
【0069】ステップ121が終了すると、ステップ1
22に進む。ステップ122では、印刷部数カウントが
設定印刷部数に到達したか否かが、判定される。印刷部
数カウントは、前述したように、画像形成条件記憶部3
cに格納されている。また、必要とされるコピー枚数
も、テンキ―18による入力に基づいて、RAM3に設
けられる画像形成条件記憶部3cに格納されている。テ
ンキー18による入力が無い場合でも、従来のコピー機
と同様に、設定印刷部数として一部がデフォルト設定さ
れている。したがって、ステップ122において、MP
U1は、画像形成条件記憶部3cに格納されている二つ
のデータ、つまり、印刷部数カウントと設定印刷部数と
の比較を行う。MPU1は、印刷部数カウントが設定印
刷部数と等しくなると、設定印刷部数のコピーの実行が
終了したと判定し、コピー結果確認機構の一連処理が終
了する。印刷部数カウントが設定印刷部数より少ない場
合は、MPU1は、必要な枚数のコピーの実行がまだ行
われていないと判定して、処理がステップ117へ戻
る。
【0070】なお、以上において、設定印刷部数が複数
部におよんで、複数の本コピーが実行される場合でも、
試しコピー印刷の実行は一部のみ行われるものである。
試しコピー印刷の部数(一部)は、設定印刷部数とは関
わりがない。
【0071】以上において、本発明の一実施例である複
合機40は、次のものを備えている。コピー結果確認の
指示を入力する手段としてのプレビューキー19と、コ
ピー結果の確認後にコピー開始指示を入力する手段とし
てのスタートキー17と、手差しトレイ20上の記録媒
体の有無を検出する手段としての記録媒体検出センサ2
7と、画像メモリ8と、画像読取り装置4および画像記
録装置5を制御する制御手段としてのMPU1と、であ
る。そして、MPU1は、コピー結果確認指示の入力に
基づいて、画像読取り装置4で原稿画像を読取った後、
該原稿画像を画像メモリ8に格納させ、記録媒体検出セ
ンサ27の検出結果に関わりなく、画像記録装置5で定
型記録紙に原稿画像を印刷して、試しコピー印刷を実行
させる。加えて、MPU1は、コピー開始指示の入力に
基づいて、格納された原稿画像を読み出して、該原稿画
像を手差しトレイ20上にある記録媒体に印刷させる。
【0072】このため、利用者は、試しコピー印刷の印
刷内容を参照することにより、プラテンガラス13上の
原稿セット位置や、手差しトレイ20上での記録媒体の
セットの向きが、印刷ミスのないような状態となってい
るかどうかを、事前に確認することができる。もし印刷
ミスが発生しそうであれば、事前確認の結果を利用し
て、適切なコピーを行うための原稿セット位置や適正倍
率等に関する情報を、利用者は得ることができる。この
ような場合は事前にコピーを中断することで、ミスコピ
ーの発生が防止できる。また、手差しトレイ20に記録
媒体をセットするか、もしくは、用紙トレイ選択キーで
手差しトレイ20を選択指示することで、コピー用記録
媒体が手差しトレイ20上の記録媒体に選択される。そ
して、コピー用記録媒体が手差しトレイ上の記録媒体
(不定型原稿)に選択された後は、コピー結果確認の指
示入力だけで試しコピー印刷が実行される。特別に定型
記録紙を選択する操作が不要である。加えて、試しコピ
ー印刷の実行後、コピー開始指示を入力するだけで自動
的に、手差しトレイ20から記録媒体の取り込みおよび
印刷が行われる。したがって、利用者による誤操作の発
生が防止される。さらに、試しコピー印刷の実行後、手
差しトレイ20上の記録媒体へ実際にコピーする際に、
再度原稿画像の読み取りを行う必要がないので、直ちに
記録媒体の取り込みおよび印刷を行うことができる。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の如く、コピー結果の確認
指示を入力する手段と、コピー開始の指示を入力する手
段と、画像メモリと、画像読取り装置と、画像記録装置
と、制御手段とを備え、該制御手段は、コピー用記録媒
体として手差しトレイ上の記録媒体が選択された状態に
おいて、コピー結果確認指示が入力されると、画像読取
り装置で原稿画像を読取った後、該原稿画像を画像メモ
リへ格納し、画像記録装置に収容される所定の定型記録
媒体を自動的に選択して試しコピー印刷を実行し、試し
コピー印刷実行後、コピー開始指示が入力されると、前
記格納された原稿画像を読み出して、該原稿画像を手差
しトレイ上の記録媒体に印刷させるので、利用者は、試
しコピー印刷の印刷内容を参照することにより、プラテ
ンガラス上の原稿セット位置や、手差しトレイ上での記
録媒体のセットの向きが、印刷ミスのないような状態と
なっているかどうかを、事前に確認することができる。
もし印刷ミスが発生しそうであれば、事前確認の結果を
利用して、適切なコピーを行うための原稿セット位置や
適正倍率等に関する情報を、利用者は得ることができ
る。このような場合は事前にコピーを中断することで、
ミスコピーの発生が防止できる。また、手差しトレイに
記録媒体をセットするか、もしくは、用紙トレイ選択キ
ーで手差しトレイを選択指示することで、コピー用記録
媒体が手差しトレイ上の記録媒体に選択される。そし
て、コピー用記録媒体が手差しトレイ上の記録媒体(不
定型原稿)に選択された後は、コピー結果確認の指示入
力だけで試しコピー印刷が実行されるので、特別に定型
記録紙を選択する操作が不要である。加えて、試しコピ
ー印刷の実行後、コピー開始指示を入力するだけで自動
的に、手差しトレイから記録媒体の取り込みおよび印刷
が行われる。したがって、利用者による誤操作の発生が
防止される。さらに、試しコピー印刷の実行後、手差し
トレイ上の記録媒体へ実際にコピーする際に、再度原稿
画像の読み取りを行う必要がないので、直ちに記録媒体
の取り込みおよび印刷を行うことができる。
【0074】請求項2記載の如く、前記試しコピー印刷
は、前記原稿画像よりも色の濃度を薄くして実行される
ので、試しコピー印刷におけるトナー使用量を削減でき
る。
【0075】請求項3記載の如く、画像読取り装置のプ
ラテンガラス上にセットされた原稿のサイズを検出する
手段を備えると共に、定型記録紙を収容する記録紙カセ
ットを複数備えてサイズの異なる定型記録紙を複数備え
る構成とし、前記制御手段は、原稿サイズが検出された
場合は、前記試しコピー印刷を実行するための定型記録
紙として、前記サイズの異なる複数の定型記録紙のう
ち、該原稿サイズの原稿を全面印刷可能とする最小の定
型記録紙を選択し、原稿サイズが検出されない場合は、
前記試しコピー印刷を実行するための定型記録紙とし
て、前記サイズの異なる複数の定型記録紙のうち最小の
定型記録紙を選択するので、不必要に大きな記録紙に試
しコピー印刷が行われることがなく、コピー結果確認用
の紙資源使用量を削減することができる。また、原稿サ
イズ検出ができない場合であっても、最小の定型記録紙
に試しコピー印刷が自動的に実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置100の概略構成を示すブロック
図である。
【図2】プラテンカバーの閉鎖状態を示す複合機40の
斜視図である。
【図3】プラテンカバーの開放状態を示す複合機40の
斜視図である。
【図4】手差しトレイ20の開放状態を示す斜視図であ
る。
【図5】コピー画像確認の制御動作における事前処理の
手順図である。
【図6】コピー画像確認の制御動作の手順図の前半部で
ある。
【図7】コピー画像確認の制御動作の手順図の後半部で
ある。
【図8】原稿サイズ検出に関わるセンサおよび走査体の
レイアウトを示す平面図である。
【図9】MPU1による原稿サイズの判定結果を示す図
である。
【符号の説明】
1 MPU(制御手段) 4 画像読取り装置 5 画像記録装置 8 画像メモリ 13 プラテンガラス 17 スタートキー(コピー開始指示の入力手段) 19 プレビューキー(コピー結果確認指示の入力手
段) 21 読取り手段(原稿サイズ検出手段の一部) 24 副走査方向原稿幅検出センサ(原稿サイズ検出手
段の一部) 27 記録媒体検出センサ 29 封筒(不定形原稿) 30 封筒(不定形記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA32 DA35 DB06 DB09 DB10 DC19 DE04 DE07 DE09 EC02 EC06 EC07 EC10 EC19 ED11 ED17 ED18 EE01 EE07 EE08 EF06 EH06 FA04 FA05 FA07 FA15 FA25 FA35 GA15 GA34 ZA07 3F343 FB02 GB01 GC01 GD01 HA37 HB03 KB07 KB19 MA26 MB04 MC21 5C062 AA05 AB17 AB20 AB22 AB30 AC15 AC67 BA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー結果の確認指示を入力する手段
    と、コピー開始の指示を入力する手段と、画像メモリ
    と、画像読取り装置と、画像記録装置と、制御手段とを
    備え、 該制御手段は、コピー用記録媒体として手差しトレイ上
    の記録媒体が選択された状態において、コピー結果確認
    指示が入力されると、画像読取り装置で原稿画像を読取
    った後、該原稿画像を画像メモリへ格納し、画像記録装
    置に収容される所定の定型記録媒体を自動的に選択して
    試しコピー印刷を実行し、 試しコピー印刷実行後、コピー開始指示が入力される
    と、前記格納された原稿画像を読み出して、該原稿画像
    を手差しトレイ上の記録媒体に印刷させる、ことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記試しコピー印刷は、前記原稿画像よ
    りも色の濃度を薄くして実行される、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 画像読取り装置のプラテンガラス上にセ
    ットされた原稿のサイズを検出する手段を備えると共
    に、定型記録紙を収容する記録紙カセットを複数備えて
    サイズの異なる定型記録紙を複数備える構成とし、 前記制御手段は、原稿サイズが検出された場合は、前記
    試しコピー印刷を実行するための定型記録紙として、前
    記サイズの異なる複数の定型記録紙のうち、該原稿サイ
    ズの原稿を全面印刷可能とする最小の定型記録紙を選択
    し、原稿サイズが検出されない場合は、前記試しコピー
    印刷を実行するための定型記録紙として、前記サイズの
    異なる複数の定型記録紙のうち最小の定型記録紙を選択
    する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像
    形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052218A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Seiko Epson Corp 装置の開口部の開閉判定
JP2013099957A (ja) * 2013-01-24 2013-05-23 Seiko Epson Corp 装置の開口部の開閉判定

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052218A (ja) * 2008-08-27 2010-03-11 Seiko Epson Corp 装置の開口部の開閉判定
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