JP2001308690A - 電気負荷駆動用ic及びその使用方法 - Google Patents

電気負荷駆動用ic及びその使用方法

Info

Publication number
JP2001308690A
JP2001308690A JP2000119468A JP2000119468A JP2001308690A JP 2001308690 A JP2001308690 A JP 2001308690A JP 2000119468 A JP2000119468 A JP 2000119468A JP 2000119468 A JP2000119468 A JP 2000119468A JP 2001308690 A JP2001308690 A JP 2001308690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control signal
output
electric load
signal
microcomputer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000119468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4419270B2 (ja
Inventor
Yukihide Niimi
新見  幸秀
Toru Itabashi
板橋  徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000119468A priority Critical patent/JP4419270B2/ja
Priority to US09/799,623 priority patent/US6625516B2/en
Priority to DE10119225A priority patent/DE10119225B4/de
Publication of JP2001308690A publication Critical patent/JP2001308690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4419270B2 publication Critical patent/JP4419270B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/60Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being bipolar transistors
    • H03K17/62Switching arrangements with several input- output-terminals, e.g. multiplexers, distributors
    • H03K17/6257Switching arrangements with several input- output-terminals, e.g. multiplexers, distributors with several inputs only combined with selecting means
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/06Modifications for ensuring a fully conducting state
    • H03K17/063Modifications for ensuring a fully conducting state in field-effect transistor switches
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • H03K17/6877Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors the control circuit comprising active elements different from those used in the output circuit
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • H03K17/693Switching arrangements with several input- or output-terminals, e.g. multiplexers, distributors

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気負荷への駆動電流の出力形態をハイサイ
ドとロウサイドとに任意に設定可能であるにも拘わら
ず、マイコンが正常動作しない場合の電気負荷に対する
バックアップ制御を、確実に実施可能な電気負荷駆動用
ICを提供する。 【解決手段】 この電気負荷駆動用ICでは、:出力
トランジスタ(FET)41が負荷5よりも高電位側に
接続されるハイサイド出力形態の場合、そのゲートに、
2つの制御信号Aa,Baのうち、切替信号Caによっ
て選択される方の制御信号(以下、選択信号)に応じ
て、バッテリ電圧(以下単にVB)よりも高い昇圧電圧
VCPが供給され、:FET41が負荷5よりも低電
位側に接続されるロウサイド出力形態の場合、そのゲー
トに、上記選択信号に応じてVBが供給されるが、上記
,の切替は、不揮発性のEEPROM11に予め書
き込まれている出力形態設定用データのビット値を示す
信号Faに応じて行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータからの制御信号に応じて電気負荷に駆動電流を流す
電気負荷駆動用ICに関し、特に、電気負荷に対する駆
動電流の出力形態を、ハイサイド出力形態とロウサイド
出力形態とに切り替えることが可能な電気負荷駆動用I
Cに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車に搭載されるエ
ンジン制御装置やトランスミッション制御装置などの車
両用電子制御装置は、リレーやソレノイドといった様々
な電気負荷を車両の運転状態に応じて駆動することによ
り制御対象を制御しているが、電気負荷に駆動電流を供
給するための駆動形態は、その電気負荷の種類や用途に
よって異なり、ハイサイド駆動形態とロウサイド駆動形
態との何れかが採られている。
【0003】即ち、ハイサイド駆動形態の場合には、電
気負荷の一端が負荷電源の低電位側(車両では、一般に
バッテリのマイナス端子の電位である接地電位)に接続
されると共に、電気負荷の他端が電子制御装置に接続さ
れ、電子制御装置側から電気負荷へ駆動電流を流し出す
こととなる。
【0004】また、ロウサイド駆動形態の場合には、電
気負荷の一端が負荷電源の高電位側(車両では、一般に
バッテリのプラス端子の電位であるバッテリ電圧)に接
続されると共に、電気負荷の他端が電子制御装置に接続
され、電気負荷側から電子制御装置側へと駆動電流を引
き込むこととなる。
【0005】そして、従来の車両用電子制御装置では、
通電対象の電気負荷の駆動形態のみに対応する駆動手段
(ハイサイド駆動手段又はロウサイド駆動手段)を回路
基板上に夫々配置するようにしていたため、電気負荷の
駆動形態が変わった場合には、大幅はハードウエア変更
が必要となっていた。
【0006】そこで、例えば米国特許第5828247
号には、電気負荷への駆動電流の出力形態をプログラム
的にハイサイド出力形態とロウサイド出力形態とに切り
替えることが可能な電気負荷駆動用ICが提案されてい
る。具体的に説明すると、上記米国特許に記載の電気負
荷駆動用ICは、電気負荷に駆動電流を供給する出力ト
ランジスタとして、1つのNチャネルMOSFETを備
えている。
【0007】そして、そのFETのソースが接地電位に
接続され且つ一端がバッテリ電圧に接続された電気負荷
の他端にFETのドレインが接続されて、そのFETの
ドレインから電気負荷の駆動電流を引き込む場合(即
ち、電気負荷に駆動電流を流すための電流供給経路にお
ける該電気負荷よりも低電位側に、FETのドレインと
ソースとを直列に接続させて、そのFETをロウサイド
駆動手段として用いることにより、当該ICの出力形態
をロウサイド出力形態とする場合)には、外部からの制
御信号に従って、FETのゲートにバッテリ電圧を供給
して該FETをオンさせ、また、バッテリ電圧に上記F
ETのドレインが接続され且つ一端が接地電位に接続さ
れた電気負荷の他端にFETのソースが接続されて、そ
のFETのソースから電気負荷へ駆動電流を流し出す場
合(即ち、電気負荷に駆動電流を流すための電流供給経
路における該電気負荷よりも高電位側に、FETのドレ
インとソースとを直列に接続させて、そのFETをハイ
サイド駆動手段として用いることにより、当該ICの出
力形態をハイサイド出力形態とする場合)には、外部か
らの制御信号に従って、FETのゲートにバッテリ電圧
を昇圧した電圧を供給して該FETをオンさせるように
構成されている。
【0008】尚、FETをハイサイド駆動手段として用
いる場合に、そのゲートへバッテリ電圧よりも高い昇圧
電圧を供給するようにしているのは、ハイサイド出力形
態の場合にFETを確実にオンさせるためである。そし
て、こうした電気負荷駆動用ICによれば、その出力形
態を、ハイサイド出力形態とロウサイド出力形態との何
れかに任意に設定することができ、電気負荷の駆動形態
の変更に対して柔軟に対応することができるようにな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記米国特
許に記載の従来の電気負荷駆動用ICでは、そのICが
採るべき出力形態を示す出力形態設定用データを記憶す
る揮発性のレジスタを備えている。そして、動作電源の
供給が開始されるパワーオン毎に、上記出力形態設定用
データを外部から入力して上記レジスタに格納し、その
レジスタに格納されたデータに応じて、出力形態がハイ
サイド出力形態とロウサイド出力形態との何れかに設定
されるように構成されている。
【0010】このため、上記従来の電気負荷駆動用IC
をマイクロコンピュータと共に電子制御装置に搭載し
て、そのマイクロコンピュータからの制御信号に従い電
気負荷への通電を制御するようにした場合、マイクロコ
ンピュータは、パワーオン毎に上記電気負荷駆動用IC
へ出力形態設定用データを出力して、その電気負荷駆動
用ICの出力形態を確定させることとなる。
【0011】しかしながら、この場合、マイクロコンピ
ュータが正常に動作している期間は良いが、通電対象の
電気負荷が、例えばエンジンへの点火を行うイグナイタ
など、エンジンを制御するために用いられる電気負荷で
ある場合には、以下の問題が生じる。
【0012】まず一般に、車両のエンジンを制御するた
めに用いられる電気負荷に対しては、エンジン始動時に
おいてバッテリ電圧の低下に伴いマイクロコンピュータ
へ安定した動作電圧を供給できない可能性がある期間
や、マイクロコンピュータにプログラム暴走といった異
常が生じた場合など、マイクロコンピュータが正常に動
作しない場合には、そのマイクロコンピュータとは別の
バックアップ制御回路から出力されるバックアップ制御
信号に従ってその電気負荷への通電を行う、といったバ
ックアップ制御を実施する必要がある。
【0013】ところが、上記従来の電気負荷駆動用IC
では、マイクロコンピュータが正常に動作しなければ、
出力形態をハイサイド出力形態とロウサイド出力形態と
のうちの適切な方に確定させることができないため、上
記バックアップ制御を実施することができない。
【0014】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、電気負荷に対する駆動電流の出力形態をハイ
サイド出力形態とロウサイド出力形態との何れか一方に
任意に設定可能であるにも拘わらず、マイクロコンピュ
ータが正常に動作しない場合の電気負荷に対するバック
アップ制御を、確実に実施することができる電気負荷駆
動用ICを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の電気負荷駆
動用ICは、電気負荷に駆動電流を流すための電流供給
経路に直列に接続される2つの出力端子と、電気負荷へ
の通電及び非通電を指示する制御信号を、外部から入力
するための入力手段と、出力形態設定用データを記憶す
る記憶手段とを備えており、その記憶手段に記憶されて
いる出力形態設定用データに応じて、当該ICの前記電
気負荷に対する駆動電流の出力形態が、ハイサイド出力
形態とロウサイド出力形態との何れか一方に設定される
ようになっている。
【0016】そして、出力形態がハイサイド出力形態に
設定された場合には、前記電流供給経路における電気負
荷よりも高電位側に2つの出力端子が直列に接続された
状態で、前記入力手段により入力される制御信号に従い
前記両出力端子間を導通させて電気負荷へ駆動電流を流
し出し、逆に、出力形態がロウサイド出力形態に設定さ
れた場合には、前記電流供給経路における電気負荷より
も低電位側に2つの出力端子が直列に接続された状態
で、前記入力手段により入力される制御信号に従い前記
両出力端子間を導通させて電気負荷側から駆動電流を引
き込む。
【0017】ここで特に、請求項1の電気負荷駆動用I
Cでは、上記記憶手段が、電力供給が遮断された後でも
記憶内容を保持可能な不揮発性メモリであると共に、そ
の記憶手段としての不揮発性メモリには、前記電子制御
装置が電気負荷を通電制御するように配置された状態で
当該ICにより初めて電気負荷への通電が実行される前
までに、出力形態設定用データが予め書き込まれてい
る。
【0018】よって、この電気負荷駆動用ICによれ
ば、実際に使用される段階では、マイクロコンピュータ
の動作に拘わらず、その出力形態をハイサイド出力形態
とロウサイド出力形態とのうちの適切な方に予め確定さ
せることができる。このため、請求項1の電気負荷駆動
用ICによれば、電気負荷に対する駆動電流の出力形態
をハイサイド出力形態とロウサイド出力形態との何れか
一方に任意に設定可能であるにも拘わらず、マイクロコ
ンピュータが正常に動作しない場合に、そのマイクロコ
ンピュータとは別のバックアップ制御回路から出力され
るバックアップ制御信号に従い電気負荷への通電を行
う、といったバックアップ制御を確実に実施することが
できるようになる。
【0019】具体的に説明すると、この電気負荷駆動用
ICは、下記の(1)〜(3)のように使用すれば良
い。 (1):まず、当該ICの外部に、以下のような制御信
号切替用の論理回路を設ける。
【0020】即ち、この論理回路は、電気負荷への通電
及び非通電を指示する第1の制御信号A及び第2の制御
信号Bからなる2つの制御信号A,Bと、その2つの制
御信号A,Bのうちの何れを電気負荷の通電制御に実際
に使用するかを示す切替信号Cとを外部から入力して、
切替信号Cが第1の制御信号Aの使用を示す方の論理レ
ベルである場合には、第1の制御信号Aを、実際に使用
する制御信号として当該ICの入力手段に供給し、逆
に、切替信号Cが第2の制御信号Bの使用を示す方の論
理レベルである場合には、第2の制御信号Bを、実際に
使用する制御信号として当該ICの入力手段に供給す
る、というものである。
【0021】(2):更に、当該ICが搭載される電子
制御装置には、マイクロコンピュータとは別に、以下の
ようなバックアップ制御用の回路を設ける。即ち、この
バックアップ制御用の回路(以下、バックアップ制御回
路という)は、マイクロコンピュータが正常に動作して
いるか否かを判断して、マイクロコンピュータが正常に
動作していると判断している場合には、前記切替信号C
を第1の制御信号Aの使用を示す方の論理レベルで出力
し、また、マイクロコンピュータが正常に動作していな
いと判断している場合には、前記切替信号Cを第2の制
御信号Bの使用を示す方の論理レベルで出力すると共
に、マイクロコンピュータに代わって電気負荷への通電
及び非通電を指示するバックアップ制御信号を出力す
る、というものである。
【0022】(3):そして、マイクロコンピュータか
ら出力される制御信号を、第1の制御信号Aとして、上
記(1)の論理回路に入力させると共に、上記(2)の
バックアップ制御回路から出力されるバックアップ制御
信号を、第2の制御信号Bとして、上記(1)の論理回
路に入力させ、更に、上記(2)のバックアップ制御回
路から出力される切替信号Cを、上記(1)の論理回路
に入力させる。
【0023】このようにすれば、マイクロコンピュータ
が正常に動作している場合には、そのマイクロコンピュ
ータからの制御信号が当該ICの入力手段に供給され
て、電気負荷には、当該ICにより、マイクロコンピュ
ータからの制御信号に従い駆動電流が供給されることと
なる。また、マイクロコンピュータが正常に動作しない
場合には、上記(2)のバックアップ制御回路から出力
されるバックアップ制御信号が当該ICの入力手段に供
給されて、電気負荷には、当該ICにより、バックアッ
プ制御回路からのバックアップ制御信号に従い駆動電流
が供給されることとなる。よって、マイクロコンピュー
タによる電気負荷の通電の制御と、そのマイクロコンピ
ュータが正常に動作しない場合の電気負荷のバックアッ
プ制御とを実施することができる。
【0024】次に、請求項2に記載の電気負荷駆動用I
Cは、請求項1の電気負荷駆動用ICに対して、上記
(1)の論理回路と同じ機能を有した制御信号切替手段
を追加して備えている。このため、請求項2に記載の電
気負荷駆動用ICによれば、上記(1)の論理回路を別
途設けなくても、マイクロコンピュータが正常に動作し
ない場合の電気負荷に対するバックアップ制御を実施す
ることができる。
【0025】具体的には、この請求項2の電気負荷駆動
用ICは、請求項3に記載の如く使用すれば良い。即
ち、当該ICを、マイクロコンピュータに加えて上記
(2)のバックアップ制御回路を備えた電子制御装置に
搭載すると共に、そのバックアップ制御回路から出力さ
れるバックアップ制御信号及び切替信号と、マイクロコ
ンピュータから出力される制御信号とを、上記(3)で
述べたように当該ICの制御信号切替手段に入力させれ
ば良い。そして、このようにすれば、当該ICの外部に
制御信号切替用の論理回路を別途設けなくても、マイク
ロコンピュータによる電気負荷の通電の制御と、そのマ
イクロコンピュータが正常に動作しない場合の電気負荷
のバックアップ制御とを実施することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態の電気負荷駆動用ICについて、図面を用いて説明す
る。まず図1は、本実施形態の電気負荷駆動用IC1の
全体構成を表す構成図である。
【0027】本実施形態の電気負荷駆動用IC(以下単
に、ICともいう)1は、例えば自動車のエンジンやト
ランスミッションなどを制御する車両用電子制御装置
に、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)3
及び該マイコン3が正常に動作しているか否かを判断す
るバックアップ制御回路4と共に搭載されて、そのマイ
コン3とバックアップ制御回路4との各々から出力され
る信号に従い、リレーやソレノイドといった各電気負荷
(以下単に、負荷という)5a〜5eに駆動電流を流す
ものであり、各負荷5a〜5eに対してハイサイド出力
形態とロウサイド出力形態との両方の出力形態で駆動電
流を流すことが可能な全く同じ構成の5つの出力回路7
a〜7eを備えている。
【0028】尚、ここでは、本IC1によって駆動可能
な負荷が、5個であるものとしている。また、図1及び
以下の説明において、負荷と各種信号との符号に添付し
た「a」〜「e」は、それが出力回路7a〜7eの何れ
に対応するものかを指している。また更に、以下の説明
において、負荷や各種信号を、出力回路7a〜7e別に
区別しない場合には、それらの符号として「a」〜
「e」を除いた符号を用いる。
【0029】そして更に、本実施形態の電気負荷駆動用
IC1は、バッテリ電圧(負荷電源の高電位側に相当
し、具体的にはバッテリのプラス端子の電圧)VBを約
2倍の電圧に昇圧して、その昇圧した電圧(以下、昇圧
電圧という)VCPを各出力回路7a〜7eに供給する
チャージポンプ回路9と、各出力回路7a〜7eが採る
べき出力形態を示す出力形態設定用データを記憶する不
揮発性のEEPROM11(記憶手段としての不揮発性
メモリに相当)と、各出力回路7a〜7eをEEPRO
M11内の出力形態設定用データが示す出力形態で動作
させるセレクタ13とを備えている。
【0030】ここで、EEPROM11に記憶される出
力形態設定用データは、出力回路7a〜7eの各々に対
応した各ビットからなると共に、そのビットの“1”が
ハイサイド出力形態を示し、“0”がロウサイド出力形
態を示す5ビットのデータである。
【0031】そして、本実施形態の電気負荷駆動用IC
1では、当該IC1が電子制御装置に搭載される前に、
図1の矢印Y1に示す如く、予めEEPROM11へ上
記出力形態設定用データが書き込まれるようになってい
る。そして、本IC1が電子制御装置に搭載されて、該
IC1に動作電圧(例えば5V)が供給された状態にお
いては、EEPROM11に書き込まれた出力形態設定
用データの各ビットの信号が、各出力回路7a〜7eに
夫々対応する出力形態設定用信号Fa〜Feとして、セ
レクタ13に供給される。
【0032】一方、セレクタ13は、当該IC1の外部
から供給される第1の制御信号Aa〜Ae,第2の制御
信号Ba〜Be,及び切替信号Ca〜Ceに基づいて、
各出力回路7a〜7eへ、ハイサイド出力形態用の第1
駆動指令信号Da〜Deと、ロウサイド出力形態用の第
2駆動指令信号Ea〜Eeとを出力する。
【0033】尚、第1の制御信号Aa〜Aeと第2の制
御信号Ba〜Beは、負荷5への通電及び非通電を指示
する信号であり、切替信号Ca〜Ceは、第1の制御信
号Aと第2の制御信号Bとのうちの何れを負荷5の通電
制御に実際に使用するかを示す信号である。そして、本
実施形態において、各制御信号A,Bは、ハイアクティ
ブであり、それがハイレベルの時に負荷5への通電が行
われる。また、切替信号Cは、ハイレベルが第1の制御
信号Aの使用を示す方の論理レベルで、ロウレベルが第
2の制御信号Bの使用を示す方の論理レベルとなってい
る。
【0034】セレクタ13の構成及び作用について、出
力回路7aへ第1駆動指令信号Daと第2駆動指令信号
Eaとを出力する部分を挙げて具体的に説明すると、セ
レクタ13は、図2に示すように、当該ICの外部から
供給される第1の制御信号Aaと切替信号Caとを入力
して、その両信号Aa,Caの論理積信号を出力するア
ンドゲート15と、当該ICの外部から供給される第2
の制御信号Baと上記切替信号Caとを入力して、その
切替信号Caを論理反転させた信号と第2の制御信号B
aとの論理積信号を出力するアンドゲート16と、アン
ドゲート15の出力信号とアンドゲート16の出力信号
との論理和信号を出力するオアゲート17と、そのオア
ゲート17の出力信号とEEPROM11からの出力形
態設定用信号Faとを入力して、その両信号の論理積信
号を、出力回路7aへの第1駆動指令信号Daとして出
力するアンドゲート18と、上記オアゲート17の出力
信号とEEPROM11からの出力形態設定用信号Fa
とを入力して、その出力形態設定用信号Faを論理反転
させた信号と上記オアゲート17の出力信号との論理積
信号を、出力回路7aへの第2駆動指令信号Eaとして
出力するアンドゲート19とを備えている。
【0035】このため、セレクタ13から出力回路7a
に出力される第1駆動指令信号Daと第2駆動指令信号
Eaは、下記の表1のようになる。尚、表1において、
「L」はロウレベルを意味しており、「H」はハイレベ
ルを意味している。
【0036】
【表1】 即ち、:EEPROM11からの出力形態設定用信号
Faが、ハイサイド出力形態を示すハイレベル
(“1”)であるならば、アンドゲート19から出力回
路7aに出力される第2駆動指令信号Eaが、ロウレベ
ルに固定されるのに対して、アンドゲート18から出力
回路7aに出力される第1駆動指令信号Daは、オアゲ
ート17からアンドゲート18,19に供給される信号
と同じ論理レベルとなる。よって、出力回路7aへの第
1駆動指令信号Daは、切替信号Caがハイレベルの場
合に、第1の制御信号Aaと同じ論理レベルとなり、切
替信号Caがロウレベルの場合に、第2の制御信号Ba
と同じ論理レベルとなる。これは、切替信号Caがハイ
レベルであれば、オアゲート17からアンドゲート1
8,19へ、外部からの第1の制御信号Aaが供給さ
れ、逆に切替信号Caがロウレベルであれば、オアゲー
ト17からアンドゲート18,19へ、外部からの第2
の制御信号Baが供給されるからである。
【0037】また、:EEPROM11からの出力形
態設定用信号Faが、ロウサイド出力形態を示すロウレ
ベル(“0”)であるならば、アンドゲート18から出
力回路7aに出力される第1駆動指令信号Daが、ロウ
レベルに固定されるのに対して、アンドゲート19から
出力回路7aに出力される第2駆動指令信号Eaは、オ
アゲート17からアンドゲート18,19に供給される
信号と同じ論理レベルとなる。よって、出力回路7aへ
の第2駆動指令信号Eaは、切替信号Caがハイレベル
の場合に、第1の制御信号Aaと同じ論理レベルとな
り、切替信号Caがロウレベルの場合に、第2の制御信
号Baと同じ論理レベルとなる。
【0038】尚、図示は省略しているが、セレクタ13
には、他の出力回路7b〜7eの各々に対しても、上記
アンドゲート15,16,18,19及びオアゲート1
7からなる回路と全く同じ回路が備えられている。そし
て、セレクタ13は、出力回路7a以外の各出力回路7
b〜7eに対しても、上記表1の,と全く同じ要領
で、第1駆動指令信号Db〜Deと第2駆動指令信号E
b〜Eeとを出力する。
【0039】一方更に、図1に示す如く、本実施形態の
電気負荷駆動用IC1には、各出力回路7a〜7eに対
応させて、高電位側出力端子20と低電位側出力端子2
2とからなる2個1組の出力端子20,22が夫々設け
られている。そして例えば、出力回路7aによって負荷
5aをハイサイド駆動する場合には、図1に例示するよ
うに、負荷5aの−(マイナス)側端子を、接地電位
(負荷電源の低電位側に相当し、具体的にはバッテリの
マイナス端子の電位)に接続すると共に、その負荷5a
の+(プラス)側端子を、出力回路7aに対応した低電
位側出力端子22に接続し、更に、出力回路7aに対応
した高電位側出力端子20をバッテリ電圧VBに接続す
る。そして、この場合には、出力回路7aに対応した低
電位側出力端子22から負荷5aへと、駆動電流が流し
出されることとなる。
【0040】また例えば、出力回路7eによって負荷5
eをロウサイド駆動する場合には、図1に例示するよう
に、負荷5eの+側端子をバッテリ電圧VBに接続する
と共に、その負荷5eの−側端子を、出力回路7eに対
応した高電位側出力端子20に接続し、更に、出力回路
7eに対応した低電位側出力端子22を接地電位に接続
する。そして、この場合には、負荷5e側から出力回路
7eに対応した高電位側出力端子20へと、駆動電流が
引き込まれることとなる。
【0041】尚、図1における本電気負荷駆動用IC1
の外部接続状態は、3つの各負荷5a〜5cを、出力回
路7a〜7cの各々によってハイサイド駆動し、他の2
つの各負荷5d,5eを、出力回路7d,eの各々によ
ってロウサイド駆動する場合を例示している。
【0042】次に、各出力回路7a〜7eの構成及び作
用について、図2及び図3を用いて説明する。尚、前述
したように、各出力回路7a〜7eの構成は全く同じで
あるため、ここでは、出力回路7aを代表に挙げて説明
する。また、図2は、出力回路7aの構成、及び、その
出力回路7aをハイサイド出力形態で動作させる場合の
負荷5との接続状態を表しており、図3は、出力回路7
aの構成、及び、その出力回路7aをロウサイド出力形
態で動作させる場合の負荷5との接続状態を表してい
る。
【0043】図2及び図3に示すように、出力回路7a
は、エミッタにチャージポンプ回路9から出力される昇
圧電圧VCPが印加されると共に、ベースとコレクタが
共通接続されたPNPトランジスタ21と、エミッタと
ベースとの各々が上記PNPトランジスタ21のエミッ
タとベースに夫々接続されて、そのPNPトランジスタ
21と共にカレントミラー回路を成すPNPトランジス
タ23と、PNPトランジスタ21のコレクタに一端が
接続された抵抗25と、その抵抗25の他端にドレイン
が接続されると共に、ソースが接地電位に接続され、更
にセレクタ13からの第1駆動指令信号Daがゲートに
供給されたNチャネルMOSFET27と、PNPトラ
ンジスタ23のコレクタにアノードが接続されたダイオ
ード29とを備えている。
【0044】また、出力回路7aは、エミッタにバッテ
リ電圧VBが印加されると共に、ベースとコレクタが共
通接続されたPNPトランジスタ31と、エミッタとベ
ースとの各々が上記PNPトランジスタ31のエミッタ
とベースに夫々接続されて、そのPNPトランジスタ3
1と共にカレントミラー回路を成すPNPトランジスタ
33と、PNPトランジスタ31のコレクタに一端が接
続された抵抗35と、その抵抗35の他端にドレインが
接続されると共に、ソースが接地電位に接続され、更に
セレクタ13からの第2駆動指令信号Eaがゲートに供
給されたNチャネルMOSFET37と、PNPトラン
ジスタ33のコレクタにアノードが接続され、カソード
が上記ダイオードD29のカソードに共通接続されたダ
イオード39とを備えている。
【0045】そして更に、出力回路7aは、ドレインが
当該出力回路7aに対応した高電位側出力端子20に接
続され、ソースが当該出力回路7aに対応した低電位側
出力端子22に接続された、出力トランジスタとしての
NチャネルパワーMOSFET41と、上記両ダイオー
ドD29,39のカソードと上記FET41のゲートと
の間に接続されたゲート保護用の抵抗43と、カソード
がFET41のゲートに接続されたツェナーダイオード
45と、アノードがツェナーダイオード45のアノード
に接続され、カソードがFET41のソースに接続され
たダイオード47とを備えている。尚、ツェナーダイオ
ード45は、FET41のゲートに過電圧が印加される
のを防止するために設けられており、ダイオード47
は、FET41のゲート−ソース間が逆バイアスされる
のを防止するために設けられている。
【0046】このように構成された出力回路7aにおい
て、負荷5をハイサイド駆動する場合(つまり、ハイサ
イド出力形態で用いられる場合)には、図2に示すよう
に、FET41のドレインが、高電位側出力端子20を
介してバッテリ電圧VBに接続されると共に、FET4
1のソースが、接地電位に−側端子が接続された負荷5
の+側端子に低電位側出力端子22を介して接続され
る。換言すれば、出力回路7aに対応した2つの出力端
子20,22が、負荷5への電流供給経路における該負
荷5よりも高電位側に直列に接続される。そして、FE
T41は、その接続状態でハイサイド駆動手段として機
能することとなる。
【0047】即ち、まず、この場合、EEPROM11
に予め書き込まれる出力形態設定用データのうち、出力
回路7aに対応するビットは、ハイサイド出力形態を示
す“1”に設定される。そして、これに伴い、EEPR
OM11からセレクタ13に供給される当該出力回路7
aの出力形態設定用信号Faはハイレベルとなる。
【0048】すると、前述したように、セレクタ13か
ら出力回路7aに出力される第2駆動指令信号Eaがロ
ウレベルに固定されるのに対して、セレクタ13から出
力回路7aに出力される第1駆動指令信号Daは、外部
から供給される切替信号Caがハイレベルならば第1の
制御信号Aaと同じ論理レベルになり、切替信号Caが
ロウレベルならば第2の制御信号Baと同じ論理レベル
になる。
【0049】このため、出力回路7aにおいては、FE
T37がオフしたままとなるのに対して、FET27
は、当該IC1の外部から供給される第1の制御信号A
a或いは第2の制御信号Baに応じて、その制御信号が
ハイレベルの時にオンすることとなる。そして、FET
27がオンすると、カレントミラー回路を成す2つのト
ランジスタ21,23がオンし、トランジスタ23のコ
レクタからFET41のゲートへ、ダイオード29及び
抵抗43を介してチャージポンプ回路9からの昇圧電圧
VCPが供給されて、FET41がオンすることとな
る。
【0050】つまり、外部からの切替信号Caがハイレ
ベルであれば、同じく外部からの第1の制御信号Aaが
ハイレベルになると、負荷5に対してハイサイド接続さ
れた(負荷5よりも高電位側に接続された)FET41
のゲートに、バッテリ電圧VBの約2倍の昇圧電圧VC
Pが供給されて、該FET41がオンする。そして、F
ET41がオンすると、そのFET41のソースから、
低電位側出力端子22を介して負荷5へと駆動電流が流
し出されることとなる。また、外部からの切替信号Ca
がロウレベルであれば、同じく外部からの第2の制御信
号Baがハイレベルになると、FET41のゲートに昇
圧電圧VCPが供給されて、該FET41がオンし、そ
のFET41のソースから低電位側出力端子22を介し
て、負荷5へと駆動電流が流し出されることとなる。
【0051】一方、出力回路7aにおいて、負荷5をロ
ウサイド駆動する場合(つまり、ロウサイド出力形態で
用いられる場合)には、図3に示すように、FET41
のドレインが、バッテリ電圧VBに+側端子が接続され
た負荷5の−側端子に高電位側出力端子20を介して接
続されると共に、FET41のソースが、低電位側出力
端子22を介して接地電位に接続される。換言すれば、
出力回路7aに対応した2つの出力端子20,22が、
負荷5への電流供給経路における該負荷5よりも低電位
側に直列に接続される。そして、FET41は、その接
続状態でロウサイド駆動手段として機能することとな
る。
【0052】即ち、まず、この場合、EEPROM11
に予め書き込まれる出力形態設定用データのうち、出力
回路7aに対応するビットは、ロウサイド出力形態を示
す“0”に設定される。そして、これに伴い、EEPR
OM11からセレクタ13に供給される当該出力回路7
aの出力形態設定用信号Faはロウレベルとなる。
【0053】すると、前述したように、セレクタ13か
ら出力回路7aに出力される第1駆動指令信号Daがロ
ウレベルに固定されるのに対して、セレクタ13から出
力回路7aに出力される第2駆動指令信号Eaは、外部
から供給される切替信号Caがハイレベルならば第1の
制御信号Aaと同じ論理レベルになり、切替信号Caが
ロウレベルならば第2の制御信号Baと同じ論理レベル
になる。
【0054】このため、出力回路7aにおいては、FE
T27がオフしたままとなるのに対して、FET37
は、当該IC1の外部から供給される第1の制御信号A
a或いは第2の制御信号Baに応じて、その制御信号が
ハイレベルの時にオンすることとなる。そして、FET
37がオンすると、カレントミラー回路を成す2つのト
ランジスタ31,33がオンし、トランジスタ33のコ
レクタからFET41のゲートへ、ダイオード39及び
抵抗43を介してバッテリ電圧VBが供給されて、FE
T41がオンすることとなる。
【0055】つまり、外部からの切替信号Caがハイレ
ベルであれば、同じく外部からの第1の制御信号Aaが
ハイレベルになると、負荷5に対してロウサイド接続さ
れた(負荷5よりも低電位側に接続された)FET41
のゲートにバッテリ電圧VBが供給されて、該FET4
1がオンする。そして、FET41がオンすると、負荷
5側から高電位側出力端子20を介してFET41のド
レインへ、負荷5の駆動電流が引き込まれることとな
る。また、外部からの切替信号Caがロウレベルであれ
ば、同じく外部からの第2の制御信号Baがハイレベル
になると、FET41のゲートにバッテリ電圧VBが供
給されて、該FET41がオンし、負荷5側から高電位
側出力端子20を介してFET41のドレインへ、負荷
5の駆動電流が引き込まれることとなる。
【0056】次に、以上のような本実施形態の電気負荷
駆動用IC1を用いて、マイコン3が正常に動作しない
ときのバックアップ制御が必要な負荷への通電を行う場
合の具体例について、その通電対象の負荷が、通電に伴
いエンジンへの点火を行うイグナイタである場合を例に
挙げて説明する。
【0057】尚、ここでは、図1における負荷5aがイ
グナイタであるとし、その負荷5aを、図1の如く、出
力回路7aによってハイサイド駆動するものとする。ま
た、マイコン3は、図1に例示するように、エンジン始
動用のスタータモータが動作したときにハイレベルとな
るスタータ信号,エンジンのクランク軸の回転位置が予
め定められた基準位置になったときにパルス的にレベル
変化する基準位置信号,及び上記クランク軸が所定角度
回転する毎にパルス的にレベル変化するエンジン回転信
号などに基づいて、イグナイタへの通電及び非通電を指
示する制御信号Saを出力するものとする。
【0058】まず、この場合、EEPROM11には、
予め、出力回路7aに対応する出力形態設定用データの
ビットとして、ハイサイド出力形態を示す“1”を電気
的に書き込んでおく。また、マイコン3及び本電気負荷
駆動用IC1と共に電子制御装置に搭載されるバックア
ップ制御回路4は、マイコン3から出力される周知のウ
ォッチドッグ信号WDの周期に基づいて、マイコン3が
正常に動作しているか否かを監視し、そのウォッチドッ
グ信号WDに基づく監視でマイコン3が異常と判断した
ならば、マイコン3へリセット信号RESを出力する。
【0059】また更に、バックアップ制御回路4は、マ
イコン3へリセット信号RESを出力してから上記ウォ
ッチドッグ信号WDが再び正常に出力されるようになる
までの間、或いは、スタータ信号がハイレベルになって
からマイコン3が確実に正常な動作を開始すると見なさ
れる所定期間の間、マイコン3が正常に動作していない
と判断して、マイコン3の代わりにイグナイタへの通電
及び非通電を指示するバックアップ制御信号(この例で
は、所謂バックアップ点火信号)を出力すると共に、マ
イコン3の動作状態を示す状態信号を、正常でないこと
を示すロウレベルで出力する。
【0060】尚、バックアップ制御回路4にて、スター
タ信号がハイレベルになってから所定期間の間、マイコ
ン3が正常に動作していないと判断するのは、スタータ
モータが動作した直後はエンジン始動時であり、そのエ
ンジン始動時にはバッテリ電圧の低下に伴いマイコン3
へ安定した動作電圧を供給できない可能性があるためで
ある。また、バックアップ制御回路4は、マイコン3と
同様に、上記基準位置信号とエンジン回転信号に基づい
てバックアップ制御信号を出力する。また更に、バック
アップ制御回路4は、マイコン3が正常に動作している
と判断している場合には、バックアップ制御信号を例え
ばロウレベルに固定すると共に、上記状態信号を、マイ
コン3が正常であることを示すハイレベルで出力する。
【0061】そして、この場合には、図1に例示するよ
うに、マイコン3から出力される制御信号Saを、出力
回路7aに対応する第1の制御信号Aaとして、IC1
のセレクタ13に入力させると共に、バックアップ制御
回路4から出力されるバックアップ制御信号を、出力回
路7aに対応する第2の制御信号Baとして、IC1の
セレクタ13に入力させ、更に、バックアップ制御回路
4から出力されるマイコン3の状態信号を、出力回路7
aに対応する切替信号Caとして、IC1のセレクタ1
3に入力させる。
【0062】このようにすれば、バックアップ制御回路
4によりマイコン3が正常に動作していると判断されて
いる場合(即ち、バックアップ制御回路4からIC1へ
切替信号Caとして出力される状態信号がハイレベルで
ある場合)には、マイコン3からの制御信号Saが、I
C1内のセレクタ13を構成する回路のうちで、出力回
路7aに対応したアンドゲート18,19に入力され、
その結果、イグナイタである負荷5aには、本IC1に
より、マイコン3からの制御信号Saに従って駆動電流
が供給されることとなる。
【0063】また、バックアップ制御回路4によりマイ
コン3が正常に動作していないと判断されている場合
(即ち、バックアップ制御回路4からIC1へ切替信号
Caとして出力される状態信号がロウレベルである場
合)には、バックアップ制御回路4からのバックアップ
制御信号が、IC1内のセレクタ13を構成する回路の
うちで、出力回路7aに対応したアンドゲート18,1
9に入力され、その結果、イグナイタである負荷5aに
は、本IC1により、バックアップ制御回路4からのバ
ックアップ制御信号に従って駆動電流が供給されること
となる。
【0064】よって、イグナイタに対して、マイコン3
による通電の制御と、マイコン3が正常に動作しない場
合のバックアップ制御とを実施することができる。これ
は、本実施形態のIC1では、出力形態設定用データを
記憶する記憶手段として、電力供給が遮断された後でも
記憶内容を保持可能なEEPROM11を備えていると
共に、そのEEPROM11には、電子制御装置が当該
IC1により初めて負荷への通電を実行する前までに、
出力形態設定用データが予め書き込まれているためであ
り、当該ICが実際に使用される段階では、マイコン3
の動作に拘わらず、各出力回路7a〜7eの出力形態
を、ハイサイド出力形態とロウサイド出力形態とのうち
の適切な方に、事前に確定させることができるからであ
る。
【0065】以上のように、本実施形態の電気負荷駆動
用IC1によれば、負荷5に対する駆動電流の出力形態
をハイサイド出力形態とロウサイド出力形態との何れか
一方に任意に設定可能であるにも拘わらず、マイコン3
が正常に動作しない場合の負荷5に対するバックアップ
制御を確実に実施することができる。
【0066】また、本実施形態の電気負荷駆動用IC1
では、第1の制御信号Aと第2の制御信号Bとのうちの
何れか一方を切替信号Cに応じて択一的に内部へ取り込
むための、アンドゲート15,16及びオアゲート17
からなる論理回路を、セレクタ13の部分に内蔵してい
るため、そのような論理回路を当該IC1の外部に別途
設けなくても、マイコン3が正常に動作しない場合の負
荷5に対するバックアップ制御を実施することができ
る。
【0067】尚、図1では、IC1にて第1及び第2の
制御信号A,Bと切替信号Cとの各々を外部から入力す
るための入力端子は図示を省略しているが、バックアッ
プ制御が不要な負荷5を駆動するのに用いる出力回路に
対応した各入力端子については、切替信号Cの入力端子
をハイレベルにプルアップしておくと共に、第2の制御
信号Bの入力端子をロウレベルにプルダウン又はハイレ
ベルにプルアップしておけば良く、第1の制御信号Aの
入力端子にマイコン3からの制御信号を入力させれば良
い。そして、このようにすれば、バックアップ制御が不
要な負荷5に対しては、マイコン3からの制御信号に応
じてのみ、駆動電流が供給されることとなる。
【0068】一方、本実施形態の電気負荷駆動用IC1
では、セレクタ13におけるアンドゲート18,19の
2つの入力端子のうち、オアゲート17の出力信号が入
力される方の入力端子が、信号入力手段に相当し、セレ
クタ13におけるアンドゲート15,16及びオアゲー
ト17からなる論理回路が、制御信号切替手段に相当し
ている。また、本実施形態では、セレクタ13における
アンドゲート18,19と、FET27,37と、抵抗
25,35と、PNPトランジスタ21,23,31,
33と、ダイオード29,39とからなる部分が、出力
トランジスタとしてのFET41をEEPROM11内
の出力形態設定用データに応じてハイサイド駆動手段と
ロウサイド駆動手段との何れかとして機能させる手段の
役割を果たしている。
【0069】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまで
もない。例えば、上記実施形態の電気負荷駆動用IC1
において、出力形態設定用データを記憶する不揮発性メ
モリとしては、EEPROM11に限らず、EPROM
やフラッシュROM、或いは、データの書き込みが1度
だけ可能なワンタイムPROMを内蔵するようにしても
良い。また、このような記憶手段としての不揮発性メモ
リには、例えば、電子制御装置の製造時にて、その電子
制御装置に搭載した直後に、出力形態設定用データを書
き込むようにしても良い。
【0070】また、上記実施形態の電気負荷駆動用IC
1では、5個の出力回路7a〜7eを備えていたが、そ
の数は5個に限るものではなく、例えば1個や2個でも
良い。一方、上記実施形態の電気負荷駆動用IC1で
は、各出力回路7a〜7e毎に、切替信号Ca〜Ceを
夫々入力するようにしたが、その切替信号Cは、全ての
出力回路7a〜7eに共通のものを1つだけ入力するよ
うにしても良い。つまり、この場合には、その1系統の
切替信号Cが、セレクタ13にて各出力回路7a〜7e
に夫々対応して設けられたアンドゲート15,16へ、
共通に入力されるように構成すれば良い。
【0071】また、セレクタ13におけるアンドゲート
15,16及びオアゲート17は、出力回路7a〜7e
の全てについて夫々設けるのではなく、その出力回路7
a〜7eのうちの一部だけに対応させて設けるようにし
ても良い。そして、アンドゲート15,16及びオアゲ
ート17を設けない場合には、アンドゲート18,19
の入力端子に、外部からの第1の制御信号Aがそのまま
入力されるように構成すれば良い。
【0072】一方更に、上記実施形態の電気負荷駆動用
IC1において、出力回路7a〜7eの全てが同時にハ
イサイド出力形態で用いられることは無いと想定される
のであれば、チャージポンプ回路9の昇圧電圧VCPの
出力能力は、ハイサイド出力形態で同時に用いられると
想定される最大数の出力回路のFET41へ駆動電圧
(即ち、FET41をオンさせるためのゲート電圧)を
供給可能な最低限の値に設定しておけば良い。そして、
このようにすれば、チャージポンプ回路9の構成を必要
最小限のものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の電気負荷駆動用ICの全体構成を
表す構成図である。
【図2】 実施形態の電気負荷駆動用ICに備えられた
セレクタ及び出力回路の構成と、その出力回路をハイサ
イド出力形態で動作させる場合の負荷との接続状態とを
表す回路図である。
【図3】 実施形態の電気負荷駆動用ICに備えられた
セレクタ及び出力回路の構成と、その出力回路をロウサ
イド出力形態で動作させる場合の負荷との接続状態とを
表す回路図である。
【符号の説明】
1…電気負荷駆動用IC、3…マイクロコンピュータ、
4…バックアップ制御回路、5a〜5e…電気負荷、7
a〜7e…出力回路、9…チャージポンプ回路、11…
EEPROM、13…セレクタ、15,16,18,1
9…アンドゲート、17…オアゲート、20…高電位側
出力端子、22…低電位側出力端子、25,35,43
…抵抗、21,23,31,33…PNPトランジス
タ、27,37…NチャネルMOSFET、29,3
9,47…ダイオード、45…ツェナーダイオード、4
1…NチャネルパワーMOSFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J055 AX37 AX59 AX66 BX16 CX20 DX22 DX53 DX64 EX07 EX12 EY01 EY12 EY13 EY17 EY21 EZ04 EZ25 EZ29 EZ39 EZ66 FX12 FX17 FX35 GX01 5J056 AA04 BB21 CC02 DD02 DD13 DD34 DD38 FF07 FF09 GG14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気負荷に駆動電流を流すための電流供
    給経路に直列に接続される2つの出力端子と、前記電気
    負荷への通電及び非通電を指示する制御信号を、外部か
    ら入力するための入力手段とを備えると共に、 前記電気負荷に対する駆動電流の出力形態が、記憶手段
    に記憶されている出力形態設定用データに応じて、前記
    電流供給経路における前記電気負荷よりも高電位側に前
    記両出力端子が接続された状態で、前記入力手段により
    入力される制御信号に従い前記両出力端子間を導通させ
    て前記電気負荷へ前記駆動電流を流し出すハイサイド出
    力形態と、前記電流供給経路における前記電気負荷より
    も低電位側に前記両出力端子が接続された状態で、前記
    入力手段により入力される制御信号に従い前記両出力端
    子間を導通させて前記電気負荷側から前記駆動電流を引
    き込むロウサイド出力形態との、何れか一方に設定され
    るように構成され、 前記制御信号を出力するマイクロコンピュータと共に電
    子制御装置に搭載される電気負荷駆動用ICであって、 前記記憶手段は、電力供給が遮断された後でも記憶内容
    を保持可能な不揮発性メモリであり、前記電子制御装置
    が前記電気負荷を通電制御するように配置された状態
    で、当該ICにより初めて電気負荷への通電が実行され
    る前までに、前記出力形態設定用データが前記記憶手段
    に予め書き込まれていること、 を特徴とする電気負荷駆動用IC。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気負荷駆動用ICに
    おいて、 前記電気負荷への通電及び非通電を指示する第1の制御
    信号と、該第1の制御信号とは別に前記電気負荷への通
    電及び非通電を指示する第2の制御信号と、前記第1及
    び第2の制御信号のうちの何れを前記電気負荷の通電制
    御に使用するかを示す切替信号とを外部から入力して、
    前記切替信号が前記第1の制御信号の使用を示す方の論
    理レベルである場合には、前記第1の制御信号を前記制
    御信号として前記入力手段に供給し、前記切替信号が前
    記第2の制御信号の使用を示す方の論理レベルである場
    合には、前記第2の制御信号を前記制御信号として前記
    入力手段に供給する制御信号切替手段を備えているこ
    と、 を特徴とする電気負荷駆動用IC。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気負荷駆動用ICの
    使用方法であって、 当該電気負荷駆動用ICを、 前記マイクロコンピュータが正常に動作しているか否か
    を判断して、前記マイクロコンピュータが正常に動作し
    ていると判断している場合には、前記切替信号を前記第
    1の制御信号の使用を示す方の論理レベルで出力し、前
    記マイクロコンピュータが正常に動作していないと判断
    している場合には、前記切替信号を前記第2の制御信号
    の使用を示す方の論理レベルで出力すると共に、前記マ
    イクロコンピュータに代わって前記電気負荷への通電及
    び非通電を指示するバックアップ制御信号を出力するバ
    ックアップ制御用の回路を、前記マイクロコンピュータ
    と共に備えた電子制御装置に搭載し、 前記マイクロコンピュータから出力される制御信号を、
    前記第1の制御信号として前記制御信号切替手段に入力
    させると共に、前記バックアップ制御用の回路から出力
    されるバックアップ制御信号を、前記第2の制御信号と
    して前記制御信号切替手段に入力させ、更に、前記バッ
    クアップ制御用の回路から出力される切替信号を前記制
    御信号切替手段に入力させること、 を特徴とする電気負荷駆動用ICの使用方法。
JP2000119468A 2000-04-20 2000-04-20 電気負荷駆動用ic Expired - Fee Related JP4419270B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119468A JP4419270B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 電気負荷駆動用ic
US09/799,623 US6625516B2 (en) 2000-04-20 2001-03-07 Electric load driving device and method of using the same
DE10119225A DE10119225B4 (de) 2000-04-20 2001-04-19 Steuergerät für eine elektrische Last und Verfahren zu dessen Verwendung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119468A JP4419270B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 電気負荷駆動用ic

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001308690A true JP2001308690A (ja) 2001-11-02
JP4419270B2 JP4419270B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=18630440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000119468A Expired - Fee Related JP4419270B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 電気負荷駆動用ic

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6625516B2 (ja)
JP (1) JP4419270B2 (ja)
DE (1) DE10119225B4 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449950B1 (ko) * 2002-07-19 2004-09-30 주식회사 하이닉스반도체 부하구동력 가변형 증폭회로
JP2019515619A (ja) * 2016-04-26 2019-06-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 車両の少なくとも1つの負荷のためのヒューズシステム
JP2020526108A (ja) * 2017-06-28 2020-08-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh プリドライバ

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3779904B2 (ja) * 2001-10-05 2006-05-31 三菱電機株式会社 レベルシフト回路
DE10154642C1 (de) * 2001-11-07 2003-07-17 Siemens Ag Auswerteschaltung für einen induktiven Sensor
DE10252827B3 (de) * 2002-11-13 2004-08-05 Siemens Ag Schaltungsanordnung zur schnellen Ansteuerung insbesondere induktiver Lasten
US6919651B2 (en) * 2002-11-26 2005-07-19 Siemens Aktiengesellschaft Circuit arrangement for high-speed switching of inductive loads
JP4400336B2 (ja) * 2003-08-27 2010-01-20 株式会社デンソー 電子制御装置
US6975146B1 (en) 2004-01-02 2005-12-13 Sauer-Danfoss Inc. High side NFET gate driving circuit
US7261709B2 (en) * 2004-10-13 2007-08-28 Medtronic, Inc. Transurethral needle ablation system with automatic needle retraction
US7256615B2 (en) * 2005-01-31 2007-08-14 Delphi Technologies, Inc. Configurable high/low side driver using a low-side FET pre-driver
US20060238936A1 (en) * 2005-04-25 2006-10-26 Blanchard Richard A Apparatus and method for transient blocking employing relays
DE102007002377B4 (de) * 2006-05-22 2011-12-01 Texas Instruments Deutschland Gmbh Integrierte Schaltungsvorrichtung
JP2011213210A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Denso Corp 電子制御装置及び制御システム
US20120049241A1 (en) * 2010-08-27 2012-03-01 National Semiconductor Corporation CDM-resilient high voltage ESD protection cell
DE102012207759A1 (de) * 2012-05-09 2013-11-14 Robert Bosch Gmbh Lastansteuerschaltung für mindestens eine induktive Last in einem Fahrzeug
US10790818B1 (en) * 2019-09-27 2020-09-29 Infineon Technologies Austria Ag Slew rate control by adaptation of the gate drive voltage of a power transistor
US20210176980A1 (en) * 2019-12-13 2021-06-17 Woodstream Corporation System And Method For Controlling A Shock Output Of An Electronic Animal Trap
US11038502B1 (en) * 2020-03-23 2021-06-15 Texas Instruments Incorporated Methods, apparatus, and systems to drive a transistor

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3720819A (en) * 1971-11-26 1973-03-13 Exxon Research Engineering Co Direct digital computer control error detector system
US4133027A (en) * 1977-09-13 1979-01-02 Honeywell Inc. Process control system with backup process controller
IT1225630B (it) 1988-11-16 1990-11-22 Sgs Thomson Microelectronics Circuito integrato di controllo di commutazione di corrente in carichiinduttivi multipli esterni configurabile
DE4416995A1 (de) * 1994-05-13 1995-11-16 Helmut Dipl Ing Rauscher Leistungsschalter mit eingebauter Ablaufsteuerung
US5757213A (en) 1996-08-16 1998-05-26 Delco Electronics Corp. Multi-configurable output driver
US5754879A (en) 1996-09-23 1998-05-19 Motorola, Inc. Integrated circuit for external bus interface having programmable mode select by selectively bonding one of the bond pads to a reset terminal via a conductive wire
US5828247A (en) 1996-12-09 1998-10-27 Delco Electronics Corporation Externally multi-configurable output driver
US6104977A (en) * 1997-06-04 2000-08-15 Detroit Diesel Corporation Method and system for engine control
JP3458768B2 (ja) * 1999-06-10 2003-10-20 株式会社デンソー 負荷駆動装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449950B1 (ko) * 2002-07-19 2004-09-30 주식회사 하이닉스반도체 부하구동력 가변형 증폭회로
US6885240B2 (en) 2002-07-19 2005-04-26 Hynix Semiconductor Inc. Amplifying circuit with variable load drivability
JP2019515619A (ja) * 2016-04-26 2019-06-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 車両の少なくとも1つの負荷のためのヒューズシステム
JP2020526108A (ja) * 2017-06-28 2020-08-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh プリドライバ

Also Published As

Publication number Publication date
DE10119225A1 (de) 2001-12-06
US6625516B2 (en) 2003-09-23
DE10119225B4 (de) 2011-09-29
JP4419270B2 (ja) 2010-02-24
US20010047220A1 (en) 2001-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001308690A (ja) 電気負荷駆動用ic及びその使用方法
JP4483751B2 (ja) 電源逆接続保護回路
US6577024B2 (en) Electric power steering controller
JP4895623B2 (ja) 電力供給制御装置
WO2005119870A2 (en) Self-powering input buffer
JP4089125B2 (ja) 電気負荷駆動装置
JP6613908B2 (ja) 給電制御装置
US4848876A (en) Electronic control circuit for preventing abnormal operation of a slave control circuit
JP2004247877A (ja) 誘導性負荷駆動用ic、その使用方法及び電子装置
US5157270A (en) Reset signal generating circuit
JPH11266547A (ja) 電源回路
JPH06208423A (ja) 電源回路
JP3966099B2 (ja) 電気負荷駆動装置
JP4069813B2 (ja) エンジン始動制御装置
JP4341156B2 (ja) 車両用電源装置
JP2816286B2 (ja) リレー制御回路
JP4895624B2 (ja) 電力供給制御装置
JP3437588B2 (ja) 負荷ドライブ回路
JP5764536B2 (ja) 電子制御装置
JPH01311617A (ja) スイッチング素子駆動装置
WO2023007558A1 (ja) 電力供給装置
JPH06133453A (ja) 電源回路
JP2014127113A (ja) 電子制御装置の強制初期化回路
JP2002044860A (ja) 負荷の保護回路
JP3182427B2 (ja) 車輌用電圧調整器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080602

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080805

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091110

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091123

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees