JP3458768B2 - 負荷駆動装置 - Google Patents

負荷駆動装置

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JP3458768B2
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/03Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors
    • H02P7/04Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors by means of a H-bridge circuit

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  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はモータ等を駆動対
象とする負荷駆動装置に係り、例えば、自動車における
電子スロットル制御装置、具体的にはエンジンの吸気管
に設けられたスロットルバルブを直流モータにて開閉駆
動する装置に好適に適用される負荷駆動装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】直流モータ等、コイルを有する負荷を駆
動するための負荷駆動装置として、Hブリッジ駆動回路
を用いたものが知られている。このHブリッジ駆動回路
を用いた負荷駆動装置では、負荷に対して4個のスイッ
チング素子が互いに交差するよう対角に接続され、これ
らスイッチング素子を所定のデューティ比でオン又はオ
フすることにより負荷の通電/非通電の状態が切り替え
られる。
【0003】また、スイッチング素子をオフに反転して
負荷を通電状態から非通電状態へと切り替える際、負荷
(モータ)のコイルに蓄積されて残ったエネルギーを消
弧する必要があり、そのエネルギー消弧方法として、以
下に示す(1),(2)の方法が知られている。
【0004】(1)特開平9−18313号公報では、
Hブリッジ駆動回路を用いた負荷駆動装置において、対
角をなす一組のスイッチング素子対の一方をオン状態と
し、他方をオン・オフ制御し、負荷に対して前記オン状
態とされたスイッチング素子と対向して接続される別の
スイッチング素子を、前記オン・オフ制御されるスイッ
チング素子と反転状態に制御する。つまり、通電オフと
なる時、ハイサイド(又はローサイド)の2個のスイッ
チング素子をオンさせて負荷を含む閉路を形成し、この
閉路を通じて負荷(モータ)のコイルに蓄積されたエネ
ルギーを消弧することとしている。
【0005】(2)駆動信号の操作が簡単で、一般的に
広く実施されている消弧方法として、スイッチング素子
の駆動端子間に並設されたダイオードを用い、駆動通電
オフ時に電源端子間に消弧する方法がある。つまり、例
えばMOSFETに内蔵されるボディダイオードを用
い、通電オフ時に各ボディダイオードを順方向にバイア
スし、このダイオードを介して電源−GND間でコイル
の蓄積エネルギーを消弧する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種の駆動回路で
は、一般的にスイッチング素子としてMOSFETが用
いられ、このMOSFETの特性によれば、ドレイン−
ソース間への通電電流が増加すると、ドレイン−ソース
間での電力損失が急激に増大する(図12(a)参
照)。因みに、MOSFETにかかる消弧時の電力損失
Pmは、通電電流をI、オン抵抗をRとした場合、”P
m=I∧2×R”で表され、通電電流の二乗に比例して
電力損失が増大する。
【0007】また、一般的なダイオードの特性によれ
ば、ダイオードの順方向への通電電流が増加すると、順
方向電圧が比較的緩やかに上昇し、それに伴い順方向電
力損失が上昇する(図12(b)参照)。因みに、ダイ
オードにかかる消弧時の電力損失Pdは、電流をI、ダ
イオード順方向電圧Vfとした場合、”Pd=I×V
f”で表される。
【0008】従って、負荷(モータ)の通電電流を高電
流から低電流までの広い範囲で制御する場合、上記
(1)の消弧方法では、通電電流が比較的低ければ消弧
時におけるスイッチング素子(MOSFET)の電力損
失は小さいものの、電流が増加した場合は電力損失が飛
躍的に増大するという不都合が生ずる。また、上記
(2)の消弧方法では、消弧時におけるダイオードの電
力損失は、通電電流に比例して緩やかに増加するので、
高電流域では上記(1)の消弧方法に比べて小さいもの
の、低電流域では上記(1)の消弧方法に比べて損失の
減少割合が少ないという不都合がある。
【0009】低電流域から高電流域まで幅広く低損失を
実現するには、上記(1)の消弧方法では、使用電流域
の全域で低オン抵抗となる、チップサイズの大きいMO
SFETを採用しなければならない。また、上記(2)
の消弧方法では、許容損失の大きな、体格が大きいMO
SFETを採用しなければならない。何れにしても、高
価な素子を必要とし、コストの高騰を招く。
【0010】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、消弧動作時における電力損失の低減と、低
コスト化を図ることができる負荷駆動装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】エネルギーの消弧動作時
における電力損失特性を示す図7から分かるように、通
電電流が比較的低い領域では、MOSFET(スイッチ
ング素子)による電力損失がダイオードによる電力損失
よりも低く、モータ通電電流が比較的高い領域では、ダ
イオードによる電力損失がMOSFET(スイッチング
素子)による電力損失よりも低くなる。
【0012】そこで、請求項1に記載の発明では、負荷
通電時の電流レベルを検出し(電流検出手段)、前記検
出した負荷通電電流が比較的低い電流域にある時、負荷
の非通電となる期間で当該負荷を含む閉じた還流経路を
形成するようスイッチング素子をオンさせる一方、前記
検出した負荷通電電流が比較的高い電流域にある時、負
荷の非通電となる期間で前記還流経路を開放してダイオ
ードを順方向にバイアスするようスイッチング素子をオ
フさせる(制御手段)。本構成によれば、何れの使用電
流域においても電力損失の小さい手法にて負荷の残留エ
ネルギーを消弧させることが可能となる。その結果、消
弧動作時における電力損失が低減できる。また、高価な
スイッチング素子を採用する必要もないから、低コスト
化を図ることが可能となる。
【0013】請求項2に記載の発明では、非通電となる
瞬間又はその直前に負荷に流れる電流値が所定値よりも
高いと判定された時、負荷の非通電となる期間で前記還
流経路内のスイッチング素子を強制的にオフさせるよう
な信号を負荷への駆動指令信号に重畳させることとして
いる。例えば、駆動指令信号が論理ハイレベルで通電さ
れるならば、論理ローレベル信号を負荷への駆動指令信
号に重畳させる。これにより、通電電流が高電流域にあ
る場合に、確実に還流経路が開放されてダイオードが順
方向にバイアスされ、ダイオードによりコイルの残留エ
ネルギーが消弧される。従って、高電流域でより確実に
電力損失が低減できる。
【0014】請求項3に記載の発明では、消弧動作時に
おけるスイッチング素子の電力損失とダイオードの電力
損失とが一致する電流値を基準に、前記判定手段による
電流値判定のための所定値を設定する。これにより、通
電電流が低電流域、高電流域の何れにある場合にも、電
力損失の少ない方の消弧動作を選択的に行わせることが
できる。
【0015】請求項4に記載の発明では、負荷の駆動量
の変化が比較的少ない時、低電流域での保持通電を行
い、負荷の駆動量の変化が比較的大きい時、高電流域で
の起動通電を行う負荷駆動装置において、保持通電に際
し負荷の非通電となる期間で当該負荷を含む閉じた還流
経路を形成するようスイッチング素子をオンさせる一
方、起動通電に際し負荷の非通電となる期間で前記還流
経路を開放してダイオードを順方向にバイアスするよう
スイッチング素子をオフさせる。
【0016】保持通電か又は起動通電かに応じてエネル
ギーの消弧方法を切り替えることにより、既述した通り
使用電流域に関係なく、消弧動作時における電力損失を
低減することができる。
【0017】請求項5に記載の発明では、前記検出した
負荷通電電流が比較的高い電流域にある時、通電状態か
ら非通電状態への切り替え後、次の通電開始前で且つ通
電電流がある一定レベルに低下するまでの所定時間だ
け、前記還流経路を開放してダイオードを順方向にバイ
アスするようスイッチング素子をオフさせる。
【0018】上記構成によれば、負荷の通電電流が高電
流域にある時、非通電期間ではダイオードによるエネル
ギー消弧にて通電電流が確実に一定レベルまで低下し、
適切な消弧動作が実現できる。
【0019】請求項6に記載の発明では、前記スイッチ
ング素子は負荷に対してHブリッジ型に接続され、負荷
への通電方向に応じて、対角に位置する一対のスイッチ
ング素子を同時にオンして負荷を通電状態とする。例え
ば4個のスイッチング素子をHブリッジ型に接続するこ
とで、負荷への通電及び非通電が切り替えられる他、負
荷への通電方向が任意に変更できる。こうしたHブリッ
ジ型の負荷駆動装置においても、消弧動作時における電
力損失の低減と、低コスト化を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、この
発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明
する。本実施の形態では、自動車における電子スロット
ル制御システムに適用しており、同制御システムにおい
てスロットルバルブを駆動するための直流モータを好適
に制御することを狙いとしている。
【0021】先ず、図1に基づいてシステム全体の構成
を説明する。エンジンの吸気管1の途中にはスロットル
バルブ2が設けられており、スロットルバルブ2は直流
モータ3によって所望の開度に制御される。スロットル
バルブ2は、リターンスプリング(図示せず)により閉
弁側に付勢されており、故障時にはリターンスプリング
によりスロットルバルブ2がアイドリング可能な程度の
ほぼ閉じた位置に強制的に戻される。直流モータ3は、
リターンスプリングの付勢力に抗してスロットルバルブ
2を開弁方向に駆動できるトルクを付与する。この直流
モータ3の駆動において、スロットルバルブ2のほぼ静
止状態からの起動時や動作状態でのブレーキ時には、直
流モータ3の通電電流を大きくして必要なトルクを確保
する。
【0022】スロットルバルブ2の開度はスロットル開
度センサ4により検出される。また、運転者により操作
されるアクセルペダル5の踏み込み量は、アクセルセン
サ6により検出される。
【0023】本システムには電子制御装置7が備えら
れ、電子制御装置7は点火時期や燃料噴射量を制御する
と共にスロットルバルブ2の開度を制御する。電子制御
装置7は主要な構成として、マイコン8とモータ駆動回
路9と電流検出回路10とを備える。
【0024】マイコン8には、スロットル開度センサ4
によるスロットルバルブ2の開度検出信号が取り込まれ
ると共に、アクセルセンサ6によるアクセルペダル5の
踏み込み量検出信号が取り込まれる。また、マイコン8
にはこれらのセンサ信号の他にも、エンジン冷却水の温
度検出信号等が取り込まれる。マイコン8は、取り込ん
だスロットル開度やアクセル踏み込み量などに応じた駆
動指令信号A1〜A4をモータ駆動回路9に出力する。
すなわち、マイコン8は、アクセルペダル5の踏み込み
量検出信号に応じたスロットルバルブ2の基本目標開度
を算出し、その基本目標開度に対しエンジン水温等によ
り補正を行い、最終目標開度を算出する。更に、最終目
標開度とスロットル開度検出信号(実開度)との偏差に
基づいて直流モータ3の回転方向や通電デューティ比を
算出し、その算出結果を反映した駆動指令信号A1〜A
4をモータ駆動回路9に出力する。
【0025】モータ駆動回路9は、直流モータ3を駆動
するHブリッジ型の駆動回路であって、電源(車載バッ
テリ)11と接続されている。また、モータ駆動回路9
は、マイコン8から4つの駆動指令信号A1〜A4を入
力して直流モータ3を通電(駆動)し、スロットルバル
ブ2を所望の開度に駆動する。電流検出回路10は、直
流モータ3に流れる電流を検出する。
【0026】図2には、モータ駆動回路9の具体的構成
を示す。モータ駆動回路9は、スイッチング素子として
の4個のMOSFET13,14,15,16をHブリ
ッジ型に接続して構成され、図の右側のMOSFET1
3,16の中間接続点と左側のMOSFET14,15
の中間接続点との間に、直流モータ3のプラス端子とマ
イナス端子とが接続されている。このモータ駆動回路9
のハイサイドは電源(バッテリ)11のプラス端子側に
接続され、モータ駆動回路9のローサイドには電流検出
回路10が接続されている。
【0027】4個のMOSFET13〜16のうち、対
角に位置するMOSFET13,15が共にオンされる
と、図の矢印B方向(モータ正転方向)に電流が流れ、
これも対角に位置するMOSFET14,16が共にオ
ンされると、図の矢印C方向(モータ逆転方向)に電流
が流れる。また、ハイサイドのMOSFET13,14
が共にオンされると、MOSFET13,14及び直流
モータ3からなる閉じた還流経路R1を通じて、通電オ
フ時に直流モータ3のコイルに蓄積されたエネルギーが
環流される。
【0028】MOSFET13〜16にはそれぞれ、ド
レイン端子とソース端子との間にボディダイオード(内
蔵ダイオード)D1〜D4が接続されている。これらボ
ディダイオードD1〜D4は、MOSFET内部に形成
される接合型ダイオードであり、ドレイン−ソース間が
逆方向にバイアスされることにより、ダイオードD1〜
D4が順方向にバイアスされて電流が流れる。
【0029】電流検出回路10は、モータ駆動回路9の
ローサイドとグランドとの間に接続された電流検出抵抗
17と、この電流検出抵抗17の両端の電位差を増幅す
る差動増幅回路18とから構成されており、モータ通電
電流を電流検出抵抗17により検出してその電流検出信
号をマイコン8とモータ駆動回路9内の駆動ロジック部
19とに出力する。
【0030】駆動ロジック部19は、マイコン8から駆
動指令信号A1〜A4を取り込み、各信号A1〜A4に
基づいてMOSFET13〜16をオン又はオフさせて
直流モータ3を駆動させる。
【0031】図3には、駆動ロジック部19の具体的構
成を示す。ここでは、図5のタイムチャートを参照しな
がら図3各部の構成及び動作を説明する。なお、図5の
タイムチャートでは、駆動指令信号A1を常時Hレベ
ル、駆動指令信号A4を常時Lレベルとすると共に、そ
の他の駆動指令信号A2,A3を互いに反転状態となる
ようにデューティ制御する。駆動指令信号A3がHレベ
ルの時はMOSFET15がオン(通電オン)となって
モータ通電電流が増加し、同駆動指令信号A3がLレベ
ルの時はMOSFET15がオフ(通電オフ)となって
図3の還流経路R1を通じてモータのコイルに残留する
エネルギーが消弧される。また、図5の最下段には電流
検出回路10により検出される検出電流の推移を示す。
【0032】図3において、電流検出回路10の出力
(通電オン時の検出電流に相当する電圧)は、コンパレ
ータ20の+入力端子に入力され、−入力端子に入力さ
れる基準電圧Vrefと比較される。基準電圧Vref
は、抵抗28と29により電圧Vcを分圧して作られる
ものであるが、Vref設定の根拠については後述す
る。そして、検出電流がVref相当の電流値を越える
度に、コンパレータ20の出力がHレベルに反転し、こ
のHレベル信号がDフリップフロップからなるレジスタ
21のデータ入力端子Dに入力される。また、駆動指令
信号A3とA4がORゲート27に入力され、OR処理
後の信号がレジスタ21のクロック端子/CKに入力さ
れる(但し、/は負論理を示す)。
【0033】従って、レジスタ21は、駆動指令信号A
3又はA4が通電オフに切り替わる立ち下がり信号に同
期してデータ入力端子Dの信号レベルを記憶保持し、該
記憶したレベルに応じた出力信号を出力端子Qから出力
する。これにより、レジスタ21は、通電オフとなる瞬
間の検出電流がVref相当の電流値よりも高い場合
に、すなわち通電オフとなる瞬間のコンパレータ20の
出力がHレベルである場合に、Hレベル信号を出力す
る。
【0034】また、SRフリップフロップ(セット優先
タイプ)からなるラッチ22のセット端子Sにはレジス
タ21の出力信号が入力され、リセット端子Rにはタイ
マ23の出力が入力される。かかる場合、ラッチ22
は、レジスタ21の出力信号がHレベルであればセット
動作して出力端子QをHレベルとする信号を出力し、そ
の出力信号がタイマ23の入力端子Tに供給される。タ
イマ23は、入力端子TがHレベルになると、内部に予
め設定された時間t23のカウントを開始し、設定時間
t23に達すると出力端子QからHレベル信号を出力す
る。タイマ23の出力信号はラッチ22のリセット端子
Rに入力され、このリセット端子RがHレベルとなった
時にラッチ22がリセット動作して出力端子QからLレ
ベル信号が出力される。ラッチ22の出力信号がLレベ
ルになることを受けてタイマ23がリセットされ、タイ
マ23の出力端子QはLレベルに戻る。
【0035】また、レジスタ21のリセット端子Rにも
ラッチ22の出力信号が供給される。従って、ラッチ2
2の出力信号がHレベルである間、レジスタ21はリセ
ットされてその出力はLレベルとなる。
【0036】例えば、図5の時刻T1では、その時の検
出電流(通電オフとなる瞬間の検出電流)がVref相
当の電流値よりも低くコンパレータ20の出力がLレベ
ルになっているため、レジスタ21の出力がLレベルの
まま保持される。従って、ラッチ22はセット動作を行
わない。
【0037】これに対し、図5の時刻T2では、その時
の検出電流(通電オフとなる瞬間の検出電流)がVre
f相当の電流値よりも高くコンパレータ20の出力がH
レベルになっているため、レジスタ21の出力がLレベ
ルからHレベルに反転する。そして、レジスタ21から
のHレベル信号を受けて、ラッチ22がセット動作して
その出力をHレベルとする。またその際、当該ラッチ2
2のHレベル出力信号がレジスタ21のリセット端子R
に供給されるため、レジスタ21の出力が直ちにLレベ
ルに立ち下げられる。その後、タイマ23の設定時間t
23が経過する時刻T3では、ラッチ22の出力がLレ
ベルに立ち下げられる。
【0038】図3の説明に戻り、ラッチ22の出力信号
はNOTゲート24にも供給され、このNOTゲート2
4で論理反転された後、ANDゲート25及び26によ
り駆動指令信号A1及びA2に重畳される。ANDゲー
ト25,26の出力は各々、保護制御回路12とプリド
ライバ35,36を介してハイサイドのMOSFET1
3,14のゲートに印加される。これにより、ハイサイ
ドのMOSFET13,14は各々、駆動指令信号A
1,A2がHレベルで且つラッチ22の出力信号がLレ
ベル(NOTゲート24の出力がHレベル)の時にオン
する。
【0039】一方、駆動指令信号A3,A4は各々、保
護制御回路12とプリドライバ37,38を介してロー
サイドのMOSFET15,16のゲートに印加され
る。これにより、ローサイドのMOSFET15,16
は、駆動指令信号A3,A4がHレベルの時にオンす
る。
【0040】図5においては、例えば時刻T2〜T3の
期間でラッチ22の出力がHレベルとなるため、AND
ゲート25,26の出力がLレベルとなる。すなわち、
このT2〜T3の期間では、駆動指令信号A1及びA2
がHレベルであってもハイサイドのMOSFET13及
び14が強制的にオフされることとなる。
【0041】なお、図3の保護制御回路12は、直流モ
ータ3の両端子にそれぞれ接続されたハイサイドとロー
サイドのMOSFET13〜16が同時にオンして過電
流が流れる、いわゆる貫通電流を防止したり、或いは、
過電流が流れた時にMOSFET13〜16を強制的に
オフしたりする過電流保護制御等のロジックが含まれ
る。
【0042】次に、上記の如く構成される電子スロット
ル制御システムの作用を説明する。この説明に際し、先
ずは図4を用いてスロットル制御の概要を説明し、その
後、図5を用いて本実施の形態の特徴部分を詳細を説明
する。
【0043】図4のタイムチャートは、上から順に、駆
動指令信号A1〜A4の論理レベル、MOSFET13
〜16のオン・オフ状態、モータ通電電流、検出電流、
スロットル開度(スロットル開度センサによる検出値)
を示す。図4では基本動作として、スロットルバルブ2
がその開度を維持する静止状態では、所定のデューティ
比で直流モータ3の通電状態を保持し、静止状態からの
起動時や動作状態でのブレーキ時には、直流モータ3の
通電電流を大きくして必要なトルクを確保するようにし
ている。
【0044】なお、図4の如くモータ通電電流が低電流
域から高電流域までの広い範囲で推移する場合、エネル
ギー消弧時の電力損失を低減するように最適な消弧方法
が選択されるが、便宜上、図4ではその図示及び説明を
割愛し、後で詳細に述べることとする。
【0045】さて、図4において、スロットル開度が殆
ど変化しない期間t0では、リターンスプリングに抗し
てスロットルバルブ2を一定開度に保持するために、マ
イコン8は、駆動指令信号A1をHレベルに維持すると
共に、駆動指令信号A3を所定のデューティ比でHレベ
ルとLレベルに切り替える。これにより、ハイサイド右
側のMOSFET13がオン状態で保持されると共に、
ローサイド左側のMOSFET15が所定のデューティ
比でオン/オフされ、直流モータ3が図3の矢印B方向
(正転方向)に通電されてスロットルバルブ2が一定開
度に保持される。この保持通電期間t0ではモータ通電
電流が低電流域で推移する。
【0046】保持通電期間t0に関してより詳しくは、
アクセル踏み込み量検出信号などにより要求される目標
開度の変化が予め設定した一定値以内である時、又は時
間当たりの変化率が予め設定した一定値以内である時で
あり、スロットルバルブ2の実開度を目標開度に保持す
るためのフィードバック制御が行われる。
【0047】その後、アクセルペダル5が踏み込まれて
スロットルバルブ2の目標開度が変化すると、期間t1
で起動通電が行われると共に、それに続く期間t2でブ
レーキ通電が行われる。
【0048】詳細には、マイコン8は、起動通電の開始
当初において直流モータ3に100%デューティ比で電
流を流すよう、100%デューティ比の駆動指令信号A
3によりローサイド左側のMOSFET15をオンす
る。そして、直流モータ3の通電電流が起動性能を損な
わないような所定の電流制限値に達すると、それ以降、
モータ通電電流が電流制限値を越えないよう駆動指令信
号A3のデューティ比を調整してローサイド左側のMO
SFET15をオン/オフする。
【0049】これにより、起動通電期間t1では当初、
100%デューティ比で直流モータ3が起動され、スロ
ットルバルブ2の実開度を目標開度に近付けるための起
動通電が実施される。その後、電流制限値近くの高電流
域でモータ通電電流が推移する。この期間t1での起動
通電により、リターンスプリングの戻し側への付勢力を
越える十分な起動トルクが確保でき、スロットルバルブ
2が良好な応答性で駆動される。
【0050】スロットルバルブ2の実開度が目標開度に
近づいたことがマイコン8にて検知されると、起動通電
期間t1を終了し、動作状態のスロットルバルブ2にブ
レーキをかけて目標開度で停止させるためのブレーキ通
電を開始する。つまり、マイコン8は、それまでの期間
t0,t1とは異なり、駆動指令信号A2を常時Hレベ
ル、駆動指令信号A3を常時Lレベルとする。また、ブ
レーキ通電の開始当初には100%デューティ比の駆動
指令信号A4でローサイド右側のMOSFET16をオ
ンする。このとき、MOSFET14,16が共にオン
となり、直流モータ3が100%デューティ比で逆転方
向(図3の矢印C方向)に通電される。なお、駆動指令
信号A1はA4の反転信号となる。
【0051】そして、直流モータ3の通電電流が負側の
所定の電流制限値に達すると、それ以降、マイコン8
は、モータ通電電流が電流制限値を越えないよう駆動指
令信号A4のデューティ比を調整してローサイド右側の
MOSFET16をオン/オフする。こうしたブレーキ
通電期間t2によれば、スロットルバルブ2が目標開度
で速やかに停止する。
【0052】スロットルバルブ2が目標開度に停止した
後は、直流モータ3の起動前(期間t0)と同じ保持通
電制御が行われる。上記一連の動作により、スロットル
開度が新たな目標開度に変更される。
【0053】次に、改めて図5のタイムチャートを参照
し、本実施の形態の特徴的な作用を説明する。なお、図
5の左部分には、モータ通電電流(通電オフ時の検出電
流)が低電流域にある場合、すなわち図4の保持通電期
間t0についての動作例を示し、右部分には、モータ通
電電流(通電オフ時の検出電流)が高電流域にある場
合、すなわち図4の起動通電期間t1についての動作例
を示す。
【0054】さて、モータ通電電流が低電流域にある
時、駆動通電がオンとなる駆動通電期間t11では、駆
動指令信号A1及びA3がHレベルとなってMOSFE
T13及び15がオンし、直流モータ3が図3の矢印B
方向に通電される。これにより、駆動通電期間t11で
はモータ通電電流が上昇する。
【0055】また、駆動通電がオフとなる消弧期間t1
2では、駆動指令信号A3がLレベルになる毎にそのL
レベル期間中だけ駆動指令信号A2がHレベルに切り替
えられることで、ローサイド左側のMOSFET15が
オフする毎にハイサイド左側のMOSFET14がオン
し、直流モータ3のコイルに残留したエネルギーが図3
の環流経路R1を通じて環流される。つまり、通電オフ
となる瞬間の時刻T1では、電流検出回路10による検
出電流がVref相当の電流値よりも低くコンパレータ
20の出力がLレベルとなっているため、レジスタ21
の出力、並びにラッチ22の出力が共にLレベルのまま
保持される。それ故、ラッチ22→NOTゲート24を
経由してANDゲート25及び26に入力される信号が
Hレベルとなり、ハイサイドのMOSFET13,14
は何れも駆動指令信号A1,A2通りに動作(オン)
し、消弧期間t12では還流動作によりエネルギーが消
弧されてモータ通電電流が減衰する。図6(a)には、
その時の消弧経路を還流経路R1として別途示す。
【0056】一方、モータ通電電流が高電流域にある
時、駆動通電期間t21では、電流検出回路10による
検出電流がVref相当の電流値を越え、コンパレータ
21の出力がHレベルに反転する。そして、駆動通電期
間t21から消弧期間t22に移行するタイミング、す
なわち通電オフとなる瞬間の時刻T2では、コンパレー
タ20の出力がHレベルであるため、レジスタ21の出
力、並びにラッチ22の出力が共にLレベルからHレベ
ルに反転する。これにより、ラッチ22の出力がHレベ
ルとなる期間(時刻T2〜T3)でANDゲート25,
26の出力がLレベルに反転し、ハイサイドのMOSF
ET13,14が何れも駆動指令信号A1,A2に関係
なく強制的にオフされる。
【0057】ハイサイドのMOSFET13及び14が
強制的にオフされる時刻T2〜T3の期間では、MOS
FET14,16の各々のドレイン−ソース間に並設さ
れるダイオードD2,D4が順方向にバイアスされる。
つまり、上述した低電流域での消弧期間t12とは異な
り、還流経路R1が開放されて還流によるエネルギー消
弧が抑制され、それに代えてダイオードD2,D4によ
りモータの残留エネルギーが消弧される。図6(b)に
は、ダイオードD2,D4による消弧経路P1を示す。
【0058】その後、タイマ23の設定時間t23が経
過してラッチ22の出力がLレベルに復帰すると(時刻
T3)、再び駆動指令信号A1,A2通りにMOSFE
T13,14が動作するようになる。すなわち、MOS
FET13,14がオンする。ラッチ22は通電の再開
前(MOSFET15のオン前)にクリアされるため、
通電開始が遅れてしまいスロットルバルブ2の制御性が
悪化するという不都合は生じない。
【0059】以降、モータ通電電流が高電流域で推移す
る限り、すなわち通電オフ時の検出電流がVref相当
の電流値より高い状態が続く限り、上述の時刻T2〜T
3の期間と同様に、ハイサイドのMOSFET13及び
14が一時的に強制オフされて還流経路R1を通じての
エネルギー消弧が抑制され、それに代えてダイオードD
2,D4によるエネルギー消弧が実施される。
【0060】図示は省略するが、図4のブレーキ通電期
間t2において直流モータ3が逆転方向(図3の矢印C
方向)に通電される場合にも、還流経路R1を通じての
エネルギー消弧が抑制され、それに代えてダイオードに
よるエネルギー消弧が実施される。つまり、駆動通電が
オフとなる消弧時には、電流検出回路10による検出電
流がVref相当の電流値を越えてコンパレータ21の
出力がHレベルとなり、レジスタ21及びラッチ22の
出力がHレベルに反転する。これにより、ハイサイドの
MOSFET13,14が何れも駆動指令信号A1,A
2に関係なく強制的にオフされ、MOSFET13,1
5の各々のドレイン−ソース間に並設されるダイオード
D1,D3が順方向にバイアスされてモータの残留エネ
ルギーが消弧される。図6(c)には、ダイオードD
1,D3による消弧経路P2を示す。
【0061】ここで、モータ通電電流が低電流域にある
か若しくは高電流域にあるかを判定するための基準電圧
Vrefは、以下の理由に基づき決定される。つまり、
エネルギーの消弧動作時における電力損失特性を示す図
7から分かるように、MOSFETによる電力損失とダ
イオードによる電力損失とを見比べると、モータ通電電
流が比較的低い領域では、MOSFETによる電力損失
の方が低く、モータ通電電流が比較的高い領域では、ダ
イオードによる電力損失の方が低くなる。従って、使用
電流域の全域で低電力損失を実現するには、図7中、M
OSFETによる電力損失とダイオードによる電力損失
とが一致する電流値Ixを基準に、消弧動作を選別する
ための基準電圧Vrefを決定する。
【0062】但しより細かくは、高電流域におけるダイ
オード消弧時にはモータ通電電流が減衰し、この時、リ
ターンスプリングの付勢力に打ち負けるレベルまでモー
タ通電電流が落ち込むと、スロットルバルブ2の開度制
御が不安定になるおそれがある。それ故、こうした不都
合を回避すべく、本実施の形態では図7の電流値Ixよ
りも幾分大きな値Iyで基準電圧Vrefを決定する。
【0063】なお本実施の形態では、電流検出回路10
が本発明の「電流検出手段」に相当し、駆動ロジック部
19が「制御手段」に相当する。また、駆動ロジック部
19内のコンパレータ20が「判定手段」に相当し、部
材番号21〜27からなる回路部が「信号操作手段」に
相当する。
【0064】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。 (イ)モータ通電時の電流域に応じて、還流による消弧
動作又はダイオードによる消弧動作を選択的に行うよう
にしたので、使用電流域の全域で電力損失の小さい最適
な手法にてモータの残留エネルギーを消弧させることが
可能となる。その結果、従来装置と比べて消弧動作時に
おける電力損失が低減できる。また、高価なMOSFE
T(スイッチング素子)を採用する必要もないから、低
コスト化を図ることが可能となる。
【0065】(ロ)消弧動作時におけるMOSFETの
電力損失とダイオードの電力損失とが一致する電流値を
基準に、消弧動作切り替えのための基準電圧Vrefを
設定したので、何れの電流域でも最適な消弧動作を行わ
せることができる。また特に、MOSFETの電力損失
とダイオードの電力損失とが一致する電流値よりも幾分
大きな値で基準電圧Vrefを設定したので、ダイオー
ドによる消弧時にモータ通電電流が不安定動作域まで減
衰するという不都合が回避できる。
【0066】(ハ)モータ通電電流が高電流域にある
時、通電電流がある一定レベルに低下するまでの所定時
間(タイマ23の設定時間t23)に従いダイオードに
よる消弧動作を実施したので、モータ通電電流を望み通
りに減衰させることができ、適切な消弧動作が実現でき
る。
【0067】(ニ)上記の如く直流モータ3が適切に駆
動されることにより、スロットルバルブ2の安定動作が
可能となり、高精度で且つ信頼性の高い電子スロットル
システムが構築できる。
【0068】(第2の実施の形態)次に、本発明におけ
る第2の実施の形態を、第1の実施の形態との相違点を
中心に説明する。
【0069】本実施の形態では、4個のMOSFET
(スイッチング素子)を用いたHブリッジ回路でモータ
駆動回路9を構成していた第1の実施の形態とは異な
り、2個のMOSFET(スイッチング素子)を用い
た、いわゆるハーフブリッジ回路でモータ駆動回路9を
構成する。つまり、上記第1の実施の形態の装置では、
対角に位置する2組、計4個のMOSFETを設けて直
流モータ3を正転及び逆転の2方向で制御していたのに
対し、本実施の形態の装置では、MOSFETを2個だ
けとし、直流モータ3を1方向(正転方向)にのみ制御
することする。この場合、スロットルバルブ2は、直流
モータ3の駆動により開弁方向に動作すると共に、リタ
ーンスプリング等の外部の力を用いて閉弁方向に動作す
る。
【0070】図8は、本実施の形態におけるモータ駆動
回路9の具体的構成を示す回路図であり、これは上述の
図3に置き換えて使用される。なお図8では、図3と同
等であるものについては同一の記号を付しており、ここ
ではその説明を省略する。
【0071】図8に示すモータ駆動回路9では、図3と
の違いとして、Hブリッジ部分におけるハイサイド右側
のMOSFET13とローサイド右側のMOSFET1
6とを削除し、それに伴いプリドライバ35,38を削
除している。また、マイコン8から入力される駆動指令
信号はA2,A3のみとなり、その一方の駆動指令信号
A2がANDゲート26に入力される。駆動指令信号A
1,A4が無くなったため、ANDゲート25及びOR
ゲート27を削除している。
【0072】図8の構成では、ハイサイドのMOSFE
T14がオフ、ローサイドのMOSFET15がオンさ
れると、図の矢印B方向(モータ正転方向)に電流が流
れる。また逆に、ハイサイドのMOSFET14がオ
ン、ローサイドのMOSFET15がオフされると、M
OSFET14及び直流モータ3からなる閉じた還流経
路R1を通じて、直流モータ3のコイルに蓄積されて残
ったエネルギーが環流される。
【0073】次に、本実施の形態の作用を図9のタイム
チャートを参照して説明する。なお、スロットル制御の
概略は図4に準じ、既述の通り、スロットル開度を保持
するための保持通電や、ほぼ静止状態からスロットル開
度を変更するための起動通電が実施される。但し、図8
の構成では逆転方向へのモータ通電ができず、図4のよ
うなブレーキ通電を行うことができないため、ブレーキ
通電の実施がないことが相違する。
【0074】図9は、上述の図5に置き換わるものであ
り、図9の左部分には、モータ通電電流(通電オフ時の
検出電流)が低電流域にある場合、すなわち図4の保持
通電期間t0での動作例を示し、右部分には、モータ通
電電流(通電オフ時の検出電流)が高電流域にある場
合、すなわち図4の起動通電期間t1での動作例を示
す。
【0075】モータ通電電流が低電流域にある時、駆動
通電がオンとなる駆動通電期間t31では、ローサイド
のMOSFET15だけをオンさせて図8の矢印B方向
に通電し、駆動通電がオフとなる消弧期間t32では、
ハイサイドのMOSFET14だけをオンさせて図8の
還流経路R1を通じて環流通電する。これにより、駆動
通電期間t31ではモータ通電電流が上昇し、消弧期間
t32では、コイルの残留エネルギーが還流経路R1に
流れて消弧される。
【0076】つまり、通電オフとなる瞬間には、電流検
出回路10による検出電流がVref相当の電流値より
も低くコンパレータ20の出力がLレベルとなっている
ため、レジスタ21の出力、並びにラッチ22の出力が
共にLレベルのまま保持される。それ故、ラッチ22→
NOTゲート24を経由してANDゲート26に入力さ
れる信号がHレベルとなり、ハイサイドのMOSFET
14は駆動指令信号A2通りに動作(オン)し、消弧期
間t32では還流動作によりエネルギーが消弧されてモ
ータ通電電流が減衰する。
【0077】その後、モータ通電電流が所定の高電流域
に至ると、駆動通電期間t41では、電流検出回路10
による検出電流がVref相当の電流値を越え、コンパ
レータ21の出力がHレベルに反転する。そして、駆動
通電期間t41から消弧期間t42に移行するタイミン
グ、すなわち通電オフとなる瞬間では、コンパレータ2
0の出力がHレベルであるため、レジスタ21の出力、
並びにラッチ22の出力が共にLレベルからHレベルに
反転する。これにより、ラッチ22の出力がHレベルと
なる期間でANDゲート26の出力がLレベルに反転
し、ハイサイドのMOSFET14が駆動指令信号A2
に関係なく強制的にオフされる。
【0078】ハイサイドのMOSFET14が強制的に
オフされる時、MOSFET14のドレイン−ソース間
に並設されるダイオードD2が順方向にバイアスされ
る。つまり、上述した低電流域での消弧期間t32とは
異なり、この消弧期間t42では還流経路R1が開放さ
れて還流によるエネルギー消弧が抑制され、それに代え
てダイオードD2によるエネルギー消弧が行われる(消
弧経路はR1となる)。
【0079】その後、タイマ23の設定時間t23が経
過してラッチ22の出力がLレベルに復帰すると、再び
駆動指令信号A2通りにMOSFET14が動作するよ
うになる。すなわち、MOSFET14がオンする。ラ
ッチ22は通電の再開前(MOSFET15のオン前)
にクリアされるため、通電開始が遅れてしまいスロット
ルバルブ2の制御性が悪化するという不都合は生じな
い。
【0080】以降、モータ通電電流が高電流域で推移す
る限り、すなわち通電オフ時の検出電流がVref相当
の電流値より高い状態が続く限り、ハイサイドのMOS
FET14が一時的に強制オフされて還流経路R1を通
じてのエネルギー消弧が抑制され、それに代えてダイオ
ードD2によりモータの残留エネルギーが消弧される。
【0081】因みに、前記第1の実施の形態(図3の構
成)では、2個のダイオードにより消弧動作が行われる
のに対し、本実施の形態(図8の構成)では、1個のダ
イオードにより消弧動作が行われる。従って、図9の消
弧期間t42では通電電流の減衰が図5の消弧期間t2
2よりも遅くなっている。但し、タイマ23の設定時間
を変更することにより、何れの場合にも同等の電流減衰
量を得ることは可能である。
【0082】以上第2の実施の形態によれば、上記第1
の実施の形態と同様に、モータ通電時の電流域に応じ
て、還流による消弧動作又はダイオードによる消弧動作
を選択的に行うので、使用電流域の全域で電力損失の小
さい最適な手法にてモータの残留エネルギーを消弧させ
ることが可能となる。その結果、従来装置と比べて消弧
動作時における電力損失が低減できる。また、高価なM
OSFET(スイッチング素子)を採用する必要もない
から、低コスト化を図ることが可能となる。
【0083】(第3の実施の形態)第3の実施の形態で
は、消弧動作の切り替えをマイコン8により実施するこ
ととしており、その概要を図10のフローチャートに従
い説明する。なお本実施の形態ではソフトウエアでの実
現に伴い、図3においてコンパレータ20,レジスタ2
1,ラッチ22,タイマ23,など、「制御手段」に係
る回路構成が省略でき、これに代えて、マイコン8によ
り「制御手段」が実現される。
【0084】ここで、マイコン8は、動作遅れによりバ
ルブ動作に影響の無い程度に十分速い周期tdで図10
の処理を繰り返し行う。つまり、図11に示されるよう
に、デューティ信号(デューティ比=Td2/Td1)を出
力する際に、十分に速い周期tdにて処理が実行され、
また、この周期tdはバルブ挙動が安定する程度に十分
に速いデューティ出力周期でもある。
【0085】先ず図10のステップS1では、各種セン
サにより検知されるアクセル踏み込み量、スロットル開
度(実開度)等に基づいて駆動指令信号A1〜A4を設
定する。より詳しくは、アクセル踏み込み量に応じたス
ロットルバルブ2の基本目標開度を算出し、その基本目
標開度に対しエンジン水温等により補正を行い、最終目
標開度を算出する。更に、最終目標開度と実開度との偏
差に基づいて直流モータ3の回転方向や通電デューティ
比を算出し、その算出結果を反映した駆動指令信号A1
〜A4を設定する。
【0086】続くステップS2では、消弧動作を要する
か否か、すなわち駆動指令信号A3が論理ローレベルに
立ち下がって非通電となるか否かを判別する。また、ス
テップS3では、今現在、起動通電期間又はブレーキ通
電期間であるか否かを判別する。
【0087】例えば100%通電となり消弧動作が不要
となる場合や、起動通電期間又はブレーキ通電期間でな
い場合、ステップS2,S3の何れかが否定判別されて
ステップS5に進む。ステップS5では、前記ステップ
S1で設定した駆動指令信号A1〜A4をそのままモー
タ駆動回路9に出力し、本処理を終了する。これによ
り、モータ通電電流が低電流域にある保持通電期間(図
4の期間t0)において、還流経路R1を通じてのエネ
ルギー消弧が実施される。
【0088】また、消弧動作を要し且つ、起動通電期間
又はブレーキ通電期間である場合、ステップS2,S3
が共に肯定判別されてステップS4に進み、駆動指令信
号A1,A2をLレベル固定とする。そしてその後、ス
テップS5では、駆動指令信号A1〜A4をモータ駆動
回路9に出力し、本処理を終了する。これにより、モー
タ通電電流が高電流域にある起動通電期間やブレーキ通
電期間(図4の期間t1,t2)において、ダイオード
によるエネルギー消弧が実施される。
【0089】以上第3の実施の形態によれば、起動通電
期間又はブレーキ通電期間かどうかを判別し、その判別
結果に従いエネルギーの消弧方法を切り替えるため、使
用電流域の全域で消弧動作時における電力損失を低減す
ることができる。かかる場合にも、既述の各実施の形態
と同様に、従来装置と比べて消弧動作時における電力損
失が低減できる。また、高価なMOSFET(スイッチ
ング素子)を採用する必要もないから、低コスト化を図
ることが可能となる。
【0090】なお本発明は、上記以外に次の形態にて具
体化できる。上記図3や図8の構成では、タイマ23の
設定時間t23だけラッチ22をHレベル出力とし、こ
の設定時間t23で還流動作を抑制するように構成した
が、この構成を変更する。例えばラッチ22の出力がH
レベルに立ち上げられた後、次の通電開始のタイミング
(図5,図9では、駆動指令信号A3のL→Hのタイミ
ング)でラッチ22の出力をLレベルに立ち下げる。よ
り具体的には、図5の消弧期間t22中、又は図9の消
弧期間t42中で、ラッチ22の出力をHレベルのまま
とし、還流動作抑制の状態を継続する(ダイオード消弧
する)。この構成によっても、消弧動作時における電力
損失を低減する、コストを低減する、といった効果が得
られる。
【0091】上記第1,第2の実施の形態では、MOS
FETの電力損失とダイオードの電力損失とが一致する
電流値(図11のIx)よりも幾分大きな値で基準電圧
Vrefを設定したが、この構成はリターンスプリング
による戻し側への付勢力を見込んだものであるから、戻
し側への付勢力を見込まない、或いは戻し側へ付勢され
ないという場合には、MOSFETの電力損失とダイオ
ードの電力損失とが一致する電流値(図11のIx)、
又はその極近くで基準電圧Vrefを設定してもよい。
【0092】上記図10において、ステップS4の処理
を、予め設定される一定時間だけ駆動指令信号A1,A
2をLレベル固定とするという処理に変更する。この
際、一定時間は、次の通電開始前で且つ通電電流がある
一定レベルに低下するまでの時間にするとよい。
【0093】上記各実施の形態では、Hブリッジ駆動回
路の基本動作として、ハイサイドのMOSFETをオン
状態、又はオフ状態に固定し、ローサイドのMOSFE
Tをオン・オフ制御したが、これを逆にすることも勿論
可能である。つまり、ハイサイドのMOSFETをオン
・オフ制御し、ローサイドのMOSFETをオン状態、
又はオフ状態に固定する。
【0094】モータ駆動回路はMOSFET以外のスイ
ッチング素子で構成してもよく、また、各スイッチング
素子の駆動端子間に並設されるダイオードはボディダイ
オードでなくとも外付けのものでもよい。
【0095】直流モータで本発明を実現する以外に、電
磁弁などの負荷で本発明を実現してもよい。特に、電磁
弁で実現する場合には、開弁側又は閉弁側への一方向の
通電を行えばよいため、第2の実施の形態で説明したよ
うに、電磁弁駆動回路をハーフブリッジ構成とすればよ
い(図8参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるスロットル制御シス
テムの概要を示す構成図。
【図2】モータ駆動回路の電気回路図。
【図3】モータ駆動回路の具体的な電気回路図。
【図4】スロットル制御の概要を示すタイムチャート。
【図5】第1の実施の形態における特徴的な動作例を示
すタイムチャート。
【図6】エネルギーの消弧経路を示す回路図。
【図7】電力損失特性を示す図。
【図8】第2の実施の形態におけるモータ駆動回路の電
気回路図。
【図9】第2の実施の形態における特徴的な動作例を示
すタイムチャート。
【図10】第3の実施の形態におけるマイコンの処理内
容を示すフローチャート。
【図11】演算タイミングを説明するためのタイムチャ
ート。
【図12】電力損失特性を示す図。
【符号の説明】
3…直流モータ(負荷)、8…マイコン、9…モータ駆
動回路、10…電流検出回路、13〜16…MOSFE
T(スイッチング素子)、19…駆動ロジック部、20
…コンパレータ、21…レジスタ、22…ラッチ、23
…タイマ、24…NOTゲート、25,26…ANDゲ
ート、27…ORゲート、D1〜D4…ダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 - 5/26 H02P 7/00 - 7/34

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動対象となる負荷に電気的に接続される
    スイッチング素子と、前記スイッチング素子の駆動端子
    間に並設されるダイオードとを備え、スイッチング素子
    をオン又はオフして負荷を通電又は非通電とする負荷駆
    動装置において、 負荷通電時の電流レベルを検出する電流検出手段と、 前記検出した負荷通電電流が比較的低い電流域にある
    時、負荷の非通電となる期間で当該負荷を含む閉じた還
    流経路を形成するようスイッチング素子をオンさせる一
    方、前記検出した負荷通電電流が比較的高い電流域にあ
    る時、負荷の非通電となる期間で前記還流経路を開放し
    てダイオードを順方向にバイアスするようスイッチング
    素子をオフさせる制御手段と、を備えることを特徴とす
    る負荷駆動装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 非通電となる瞬間又はその直前に負荷に流れる電流値が
    所定値よりも低いか高いかを判定する判定手段と、 前記判定手段により電流値が所定値よりも高いと判定さ
    れた時、負荷の非通電となる期間で前記還流経路内のス
    イッチング素子を強制的にオフさせるような信号を負荷
    への駆動指令信号に重畳させる信号操作手段と、を有す
    る請求項1に記載の負荷駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の負荷駆動装置において、 消弧動作時におけるスイッチング素子の電力損失とダイ
    オードの電力損失とが一致する電流値を基準に、前記判
    定手段による電流値判定のための所定値を設定する負荷
    駆動装置。
  4. 【請求項4】負荷の駆動量の変化が比較的少ない時、低
    電流域での保持通電を行い、負荷の駆動量の変化が比較
    的大きい時、高電流域での起動通電を行う負荷駆動装置
    において、 前記制御手段は、保持通電に際し負荷の非通電となる期
    間で当該負荷を含む閉じた還流経路を形成するようスイ
    ッチング素子をオンさせる一方、起動通電に際し負荷の
    非通電となる期間で前記還流経路を開放してダイオード
    を順方向にバイアスするようスイッチング素子をオフさ
    せる請求項1に記載の負荷駆動装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記検出した負荷通電電
    流が比較的高い電流域にある時、通電状態から非通電状
    態への切り替え後、次の通電開始前で且つ通電電流があ
    る一定レベルに低下するまでの所定時間だけ、前記還流
    経路を開放してダイオードを順方向にバイアスするよう
    スイッチング素子をオフさせる請求項1〜4の何れかに
    記載の負荷駆動装置。
  6. 【請求項6】前記スイッチング素子は負荷に対してHブ
    リッジ型に接続され、負荷への通電方向に応じて、対角
    に位置する一対のスイッチング素子を同時にオンして負
    荷を通電状態とする請求項1〜5の何れかに記載の負荷
    駆動装置。
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