JP2001308641A - 圧電発振器 - Google Patents

圧電発振器

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    • H03B5/30Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
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Abstract

(57)【要約】 【課題】経年時特性に優れる圧電発振器を安価に提供す
ることを目的とする。 【解決手段】圧電振動子と、負荷容量と、リミッタ回路
とを備えた圧電発振器であって、リミッタ回路に圧電振
動子の励振信号を供給し、励振信号の変化に基づき前記
リミッター回路が前記負荷容量の端子間インピーダンス
を制御するよう構成することにより経年時特性に優れた
水晶発振器を安価に提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電発振回路に関
し、特に経年時特性に優れ、且つ、安価な圧電発振器に
関する。
【0002】
【従来の技術】経年時変化に対し優れた周波数安定度
(以下、経年変化特性と称する)を有する水晶発振器
は、水晶振動子を低い励振レベルにて動作させてその駆
動ストレスを抑える為、図4に示すようなAGC回路を
備えた構成とすることが従来、一般的であった。即ち、
図4は従来のAGC回路を備えた水晶発振器の回路図を
示すものである。
【0003】同図に示す水晶発振器100は破線にて囲
まれた発振回路101出力を容量102を介し次段のバ
ッファ回路103に供給すると共に、バッファ回路10
3の出力を破線にて囲まれたAGC回路104に供給す
るよう接続し、更に、AGC回路104の出力を先の発
振回路101の入力に接続するよう構成したものであ
る。そして、上記発振回路101は、一般的なコルピッ
ツ型発振回路であり、容量105を介して一端が接地さ
れた水晶振動子106の他の一端とトランジスタ107
のベースとを接続すると共に、ベースと接地との間に容
量108と容量109とから成る直列回路及び抵抗11
0を接続し、更に、この直列回路の接続中点とトランジ
スタ107のエミッタとを接続すると共に、エミッタを
抵抗111を介して接地する。
【0004】更に、トランジスタ107のベースを抵抗
112を介してAGC回路104の出力に接続すると共
に、トランジスタ107のコレクタを抵抗113を介し
て電源Vccに接続するよう構成したものである。AG
C回路104は、抵抗114と容量115との直列回路
を介してダイオード116のカソード端及びダイオード
117のアノード端とバッファ回路103の出力とを接
続すると共に、それぞれのダイオードの他端を容量11
8、容量119を介して個別に接地し、更に、このダイ
オードの他端同士を抵抗120を介して接続すると共
に、ダイオード116のアノード端を発振回路101に
含まれる抵抗112を介してトランジスタ107のベー
スに接続し、電源Vccと接地との間に抵抗121と抵
抗122とから成る直列回路を接続すると共に、この直
列回路の接続中点とダイオード117のカソードとを接
続するよう構成したものである。
【0005】尚、上記バッファ回路103は、抵抗12
3と容量124との直列回路を介して発振器の出力端O
UTに接続されている。上記のような構成の水晶発振器
100の動作について以下に説明する。尚、発振回路1
01については、一般的なコルピッツ型であり、その動
作ついては周知であるで説明を省略する。先ず、発振回
路101より出力された励振信号がバッファ103を介
しAGC回路104に供給されるとプラス半サイクルの
信号がダイオード117を介し、マイナス半サイクルの
信号がダイオード116を介してそれぞれ接地に流れる
為、抵抗120の端子間にはダイオード116との接続
端が低電圧となるような電圧の発生に伴い電流Aが生じ
る。
【0006】更に、上記電流Aの他に抵抗120には、
抵抗121と抵抗122との接続中点に発生する電圧を
基に決定された電流Bも供給され、その結果、トランジ
スタ107のベース電流には電流Bから電流Aを差し引
いた総合電流(電流B−電流A)が供給されると共に、
この総合電流に基づいて決定されたベース電流により水
晶振動子106が所要一定レベルの励振信号する。上記
のような動作状態から、水晶振動子106の励振信号の
レベルが増加した場合、AGC回路104に供給される
励振信号のレベルの増加と共に抵抗120の両端の電圧
が上昇することにより電流Aの値が増加し、これに伴い
総合電流(電流B−電流A)が減少すると共にトランジ
スタ107のベース電流が減少する。
【0007】そして、ベース電流の減少によりトランジ
スタ107のゲインが減少し、これに伴う発振回路10
1の出力レベル(トランジスタ107のコレクタ出力レ
ベル)の低下に追従するようトランジスタ107エミッ
タ電圧(交流成分)レベルが低下するので、容量109
の端子間に発生する信号レベルが低下に誘導されて水晶
振動子106の励振信号のレベルが低下する。水晶振動
子106の励振信号レベルが増加した場合は、上述の動
作と逆の動作であるので説明を省略する。そして、以上
の動作を繰り返し行うことにより、水晶振動子106の
励振信号のレベルは上記所要の値に収束されるのであ
る。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
のような水晶発振回路100の場合、AGC回路の構成
が複雑であることから回路設定条件が複雑となることが
避けられず、その結果、効率的な生産性が得られないの
で水晶発振器の低価格化が達成されないという問題が生
じていた。
【0009】本発明は圧電発振回路の上記諸問題を解決
することによって経年変化特性に優れる水晶発振器を低
価格で提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
本発明に係わる請求項1記載の発明は、圧電振動子と、
負荷容量と、リミッタ回路とを備えた圧電発振器であっ
て、前記リミッタ回路に前記圧電振動子の励振信号を供
給し、該励振信号の変化に基づき前記リミッター回路が
前記負荷容量の端子間インピーダンスを制御することに
より前記励振信号のレベルを制御することを特徴とす
る。
【0011】請求項2記載の発明は請求項1記載の発明
に加え、前記リミッタ回路が2つのダイオードを電源か
ら接地方向へ順方向となるよう直列接続した直列回路と
これに並列接続する容量とを備えたものであり、前記負
荷容量の一端に前記2つのダイオードの接続中点を接続
するよう構成したことを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は請求項1または請求
項2記載の発明に加え、前記圧電振動子と接地との間に
前記負荷容量を挿入接続すると共に、該負荷容量が直列
接続した2つの分割容量を含み、前記リミッタ回路が、
2つのダイオードを電源から接地方向へ順方向に直列接
続した直列回路とこれに並列接続する容量とを備えたも
のであり、前記2つの分割容量の接続中点と前記2つの
ダイオードの接続中点とを容量を介して接続するよう構
成したことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は請求項1乃至請求項
3記載の発明に加え、適宜バイアスされたエミッタに抵
抗素子が接続されたトランジスタ回路と、そのベース・
アース間に挿入された圧電振動子と、トランジスタのベ
ース・エミッタ間及び前記エミッタ抵抗に並列に接続さ
れた2つの分割容量とを含むコルピッツ回路に於いて、
電源とアース間に所要値の抵抗と2つのダイオードとを
直列に挿入すると共に、該ダイオード直列回路を高周波
的にバイアスするコンデンサを備え、前記2つのダイオ
ード接続点と前記トランジスタのエミッタとを購入的に
接続したことを特徴とする。
【0014】
【本発明の実施の形態】以下、図示した実施例に基づい
て本発明を詳細に説明する。図1は本発明に基づく水晶
発振器の一実施例の回路図を示すものである。同図に示
す水晶発振器1は、点線にて囲まれた発振回路2の発振
ループ回路の出力端を容量3を介し一点鎖線にて囲まれ
たリミッター回路4に接続するよう構成したものであ
る。発振回路2としては、一般的なコルピッツ型発振回
路を用い、容量5を介して一端が接地された水晶振動子
6の他の一端をトランジスタ7のベースに接続すると共
に、ベースとエミッタ間に負荷容量の一部となる容量8
を、エミッタとアース間には容量9と抵抗14との並列
回路を挿入接続し、更に、コレクタと電源Vccとの間
に抵抗12を接続したものであり、ベースには抵抗1
0、11を介して適宜バイアスが施されている。
【0015】更に、リミッタ回路4としては、電源Vc
cとダイオード15のアノード端とを抵抗16を介して
接続すると共に、アノード端を容量17を介し接地し、
更に、ダイオード15のカソード端とアース間にダイオ
ード18を順方向接続すると共に、トランジスタ7のエ
ミッタとダイオード15のカソード端とを前記容量3を
介して接続するよう構成したものを用いる。そしてこの
構成の水晶発振器1の特徴は、ダイオードが所要の電圧
に設定され、該部に発振回路2の出力が印加されたと
き、該発振出力信号の振幅値が既定値以上ではダイオー
ドのインピーダンスが急激に減少するというダイオード
の特性を利用してトランジスタの増幅度を抑圧し、以っ
て励振信号のレベルが所要の値を保つよう制御した点に
ある。
【0016】このことについて一部動作の説明及び回路
素子値設定の説明を交えながら具体的に説明する。図2
は端子間の順方向電圧VDと順方向電流IDとの関係を
示すものであり、同図から明らかなようにダイオード
は、一般に順方向電圧VDが0.7V未満では順方向電
流が流れず端子間インピーダンスが高い状態であり、ま
た0.7Vに達すると端子間インピーダンスが低下し順
方向電流が流れるので、端子間電圧VDが0.7V以上に
上昇しないという特性を有している。
【0017】そこで、図1のような構成の水晶発振器1
の場合、例えば抵抗16を40kΩ、電源電圧Vccを
5Vとして、電源Vccから抵抗16及びダイオード1
5、18を介して接地に流れる直流電流αが0.1mA
となるよう設定する。このときダイオード15とダイオ
ード18との接続中点Aと接地間には0.4Vの直流電
圧が発生し、ダイオード15のアノードと接地間には
0.8Vの直流電圧が発生する。上記のような場合、何
れのダイオードとも端子間電圧VDが図2に示す0.7
V以下の範囲内であるので端子間が高インピーダンス状
態であり、更に、これに伴いリミッタ回路4内に於ける
接続中点Aと接地間が高インピーダンスであるから、容
量9の端子間のインピーダンスは、ダイオードに基づく
インピーダンスの影響を受けずにほぼ容量9の値により
決定される。
【0018】上記のようにリミッタ回路4を設定した
後、発振回路2の発振条件に従い例えばVs=0.4V
P-P(半サイクル±0.2V)の励振信号を容量3を介し
て接続中点Aに供給すると、励振信号が0.4Vの直流
電圧に畳重するので、接続中点Aの電圧は、励振信号の
振幅の変動に伴って、0.2V〜0.6Vの範囲で変動す
る。図2に示すようにダイオード15及び18の端子間
電圧VDが0.2V〜0.6Vの範囲内ではそれぞれのダ
イオードの端子間に順方向電流が流れないことから、接
続中点Aと接地との間が高インピーダンス状態のまま保
たれ、これにより容量9の端子間インピーダンスがダイ
オードによる影響を受けることなく容量9の値により決
定されるので、水晶発振器1は発振回路2の発振条件に
基づいて発振した上記Vs=0.4VP-Pの振幅の励振信
号を出力する。
【0019】次に、上記のような状態から励振信号のレ
ベルが0.8VP-P(半サイクル±0.4V)に上昇した
場合を考える。容量3を介して接続中点Aに上記励振信
号のプラス半サイクルの0.4V電圧が供給されると、
接続中点Aには電源電圧Vccによるバイアス電圧にプ
ラス半サイクルの電圧が畳重した0.4Vから0.8Vの
間で変化する電圧が発生する。そして、ダイオード15
のアノード端には上述した通り電源電圧Vccによって
0.8Vの直流電圧が発生していることから、ダイオー
ド15の端子間電圧VDが0.4V〜0Vの範囲で変化
するので、ダイオード15の端子間インピーダンスは高
インピーダンスに保たれる。
【0020】一方、ダイオード18は、接続中点Aの電
圧の変化と共に、端子間電圧VDが0V〜0.8Vの範
囲で変化しようとするが、図2を用いて説明したように
VD>0.7Vを超えた範囲で端子間インピーダンスが
低下し、順方向電流が発生するので、端子間電圧VDは
0V〜0.7Vの範囲内で変化することとなる。更に、
容量3を介して接続中点Aに上記励振信号のマイナス半
サイクルの−0.4V電圧が供給された場合は、接続中
点Aには電源電圧Vccによる0.4Vの電圧にマイナ
ス半サイクルの0〜−0.4Vの電圧が畳重するので0
V〜0.4Vの範囲で変化する電圧が発生する。そして
ダイオード18の端子間電圧VDが接続中点Aと接地間
の電圧に等しく、且つ、VD=0.7V以下であるので
ダイオード18の端子間インピーダンスは高い状態とな
る。
【0021】一方、ダイオード15の端子間は、端子間
電圧VDが0V〜0.8Vの範囲で変化しようとする
が、図2を用いて説明したようにVDが0.7Vを超え
た範囲で端子間インピーダンスが低下し順方向電流が発
生するので、端子間電圧VDは0V〜0.7Vの範囲で
変化することとなる。従って、励振信号の全サイクルに
亙ってダイオードの端子間電圧(接続中点Aと接地間電
圧)がVD<0.7Vの範囲内に抑えられることから、接
続中点A・接地間と並列接続されている容量9の端子間
電圧は0.7V以上に増加せず、これにより励振信号は
そのレベル増加分が現れないのでVs=0.4VP-P以下
のレベルの範囲内で発生し、更に、例えば励振信号の駆
動時最低レベルがVs=0.4VP-Pであれば一定の低レ
ベルの値に保たれる。
【0022】即ち、コルピッツ型発振回路の発振ループ
利得は、容量8、9の両端子電圧に依存するので、容量
9の両端子電圧が制限されることは発振ループ利得が制
限されることになる。そして上記のような動作により、
発振ループ利得が一定に保たれると水晶振動子6は、所
要の低いレベルを保ち励振することができる。従って、
本発明に係る水晶発振器1は、水晶振動子2の駆動スト
レスを最小限に抑え、経年時特性が優れたものとなる。
【0023】尚、上記の説明では、励振信号のレベルが
Vs=0.4VP-Pに保たれるように設定した場合を用い
て本発明を説明したが、本発明はこれに限定するもので
はなく、上記リミッタ回路4の初期設定である電源電圧
Vccによる接続中点Aのバイアスをより高く設定すれ
ば励振信号のレベルを0.4VP-Pより低くに保つよう制
御することも可能であり、また、励振信号のレベルを
0.4VP-Pより高く設定する場合には、発振回路2より
リミッタ回路4へ供給される励振信号のレベルを予め高
く設定し、更に、設定した励振信号のレベルに見合うよ
う電源電圧Vccによる接続中点Aのバイアスを低く設
定すれば良い。
【0024】更に、容量9の一端とリミッタ回路4とを
接続した構成を用いて本発明を説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、図3に示すような回路構
成であっても構わない。以下、図3に示す本発明に基づ
く水晶発振器の他の実施例について説明する。同図に示
す水晶発振器1の特徴とする所は、リミッタ回路4と発
振用トランジスタ7のベースとを容量3を介し接続する
よう構成した点である。そしてこのような構成であって
も、上述したリミッタ回路4の制御により水晶振動子6
の励振信号のレベルを所要の値に保つことができる。
【0025】即ち、リミッタ回路4内の接続中点Aには
電源電圧Vccに基づく直流電圧VAに容量3を介して
発振ループから供給された励振信号の電圧VB(半サイ
クルのピーク値)が畳重したVA+VBの電圧が発生す
る。この際、VAとVBとの合成電圧が0.7V未満と
なるよう抵抗16の値を適宜決定する。このような状態
から図1の水晶発振器の場合と同様、励振信号のレベル
がΔV増加すると、ダイオード15、18のインピーダ
ンスの低下と共に水晶振動子6の一端と接地間に於ける
インピーダンスが低下し、その結果、負荷容量が大きく
なるので励振信号のレベルが抑圧される。
【0026】従って、水晶発振器1の最低励振信号のレ
ベルをVBとし、VAとVBとの合成電圧が0.7Vと
なるよう回路を構成すれば水晶発振器1は常に最低励振
レベルで発振動作するので起動トレスが抑えられ優れた
経年時特性が得られる。更に、以上の説明では水晶発振
器を例にあげて本発明を説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、水晶振動子以外のあらゆる圧電
振動素子を用いた圧電発振器に適用することができる。
【発明の効果】以上説明したように本発明に基づく水晶
発振器は、圧電振動子と、負荷容量と、リミッタ回路と
を備えた圧電発振器であって、リミッタ回路に圧電振動
子の励振信号を供給し、励振信号の変化に基づき前記リ
ミッター回路が前記負荷容量の端子間インピーダンスを
制御するよう構成したものであるので、単純な回路構成
であっても圧電振動子の励振信号レベルを所要の低い値
に保もつことが可能であり経年時特性に優れた水晶発振
器を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく水晶発振器の一実施例の回路図
を示すものである。
【図2】ダイオードの端子間電圧と順方向電流との関係
を示すものである。
【図3】本発明に基づく水晶発振器の他の実施例の回路
図を示すものである。
【図4】従来の水晶発振器の回路図を示すものである。
【符号の説明】
1、100水晶発振器、2、101発振回路、3、5、
13、17、19、102、105、108、109、
115、118、119容量、4リミッタ回路、6、1
06水晶振動子、7、107トランジスタ、8、9負荷
容量、10、11、12、14、16、110、11
1、112、113、114、120、121、122
抵抗、15、18、116、117ダイオード、103
バッファ回路、104AGC回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電振動子と、負荷容量と、リミッタ回路
    とを備えた圧電発振器であって、前記リミッタ回路に前
    記圧電振動子の励振信号を供給し、該励振信号の変化に
    基づき前記リミッター回路が前記負荷容量の端子間イン
    ピーダンスを制御することにより前記励振信号のレベル
    を制御することを特徴とする圧電発振器。
  2. 【請求項2】前記リミッタ回路が2つのダイオードを電
    源から接地方向へ順方向となるよう直列接続した直列回
    路とこれに並列接続する容量とを備えたものであり、前
    記負荷容量の一端に前記2つのダイオードの接続中点を
    接続するよう構成したことを特徴とする請求項1記載の
    圧電振動子。
  3. 【請求項3】前記圧電振動子と接地との間に前記負荷容
    量を挿入接続すると共に、該負荷容量が直列接続した2
    つの分割容量を含み、前記リミッタ回路が、2つのダイ
    オードを電源から接地方向へ順方向に直列接続した直列
    回路とこれに並列接続する容量とを備えたものであり、
    前記2つの分割容量の接続中点と前記2つのダイオード
    の接続中点とを容量を介して接続するよう構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の圧電振動
    子。
  4. 【請求項4】適宜バイアスされたエミッタに抵抗素子が
    接続されたトランジスタ回路と、そのベース・アース間
    に挿入された圧電振動子と、トランジスタのベース・エ
    ミッタ間及び前記エミッタ抵抗に並列に接続された2つ
    の分割容量とを含むコルピッツ回路に於いて、電源とア
    ース間に所要値の抵抗と2つのダイオードとを直列に挿
    入すると共に、該ダイオード直列回路を高周波的にバイ
    アスするコンデンサを備え、前記2つのダイオード接続
    点と前記トランジスタのエミッタとを購入的に接続した
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の圧電振動
    子。
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