JP2001306754A - 特許明細書作成支援方法とその装置、並びに特許明細書作成支援プログラム記録済記憶媒体 - Google Patents

特許明細書作成支援方法とその装置、並びに特許明細書作成支援プログラム記録済記憶媒体

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JP2001306754A
JP2001306754A JP2000128980A JP2000128980A JP2001306754A JP 2001306754 A JP2001306754 A JP 2001306754A JP 2000128980 A JP2000128980 A JP 2000128980A JP 2000128980 A JP2000128980 A JP 2000128980A JP 2001306754 A JP2001306754 A JP 2001306754A
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Hatsuo Shimizu
初男 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明細書作成に不慣れな発明者であっても、十
分効率的に明細書作成を支援すること。 【解決手段】 制御部11による作成支援制御下に、作
業初期には記憶部12上の全体的作業手順が、また、実
際の作成作業に際しては、記憶部14〜16上の明細書
作成ガイド、明細書原稿が同時表示され、ツリー表示さ
れている記憶部13上の項目のうち、上位階層項目の何
れかが選択される度に、明細書作成ガイド、明細書原稿
それぞれとしては、その項目に関連する項目箇所が同期
表示され、下位階層項目の何れかが選択される度に、そ
の項目対応の明細書作成ガイド内容が詳細表示されつ
つ、特許明細書作成作業が行われるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許明細書作成支
援方法とその装置、並びに特許明細書作成支援プログラ
ムが記録された媒体に係わり、特に特許明細書作成作業
の最初にその全体的な作業手順を提示し、特許明細書作
成作業中には明細書作成ガイドと明細書原稿を並べて表
示しつつ、発明者の特許明細書の作成を効率的に支援す
るための特許明細書作成支援方法とその装置、更には、
特許明細書作成支援プログラムが記録された特許明細書
作成支援プログラム記録済記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】多くの企業においては、技術系社員に対
して特許教育が実施されているが、特許教育実施後に、
所謂、職務発明がなされた場合には、その発明を特許出
願すべく、特許明細書が発明者により作成される必要が
あるものとなっている。しかしながら、明細書の作成に
際しては、実務的経験を多く積まなければ、その作成上
でのノウハウを十分に習得し得ないものとなっているの
が実情である。
【0003】したがって、発明者が明細書を初めて作成
する際には、例えば「特許出願のてびき」(特許庁編
発明協会発行)や、公開特許公報等を参考にしたり、あ
るいは明細書の作成経験が豊富な者のアドバイスを受け
たり等して、作成しているが、実際上、初めて作成され
た明細書はその記載フォーマットのみならず、その権利
請求内容等の記載内容からしても、必要十分とはいえな
いのが殆どである。更に、明細書作成後に行われる特許
出願手続を考慮すれば、最終的には、社内の専門部門
(知的財産権部門等)や社外の専門事務所に対し、最終
的な明細書作成や出願手続を依頼せざるを得ないものと
なっている。依頼先専門部門・専門事務所では、発明者
によって作成された明細書を叩き台として、記載内容の
充実や発明の明確化を図るべく、その発明者に対し各種
質問点や疑問点を提示の上、発明者から回答を得るなど
して、特許出願用の明細書が最終的に作成されているも
のである。
【0004】ところで、これまでにも、初心者用の特許
明細書作成支援が考えられていないわけではなく、この
ようなものに関するものとしては、例えば特開2000
−48013号公報に提案されているようなものが知ら
れている。これによる場合、特許教育ヘルプおよび特許
明細書作成ガイドと作成中の明細書との切替表示によっ
て、発明者が明細書を作成するに際しての、効率的な支
援が可能とされたものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
明細書作成に不慣れな発明者が効率的に明細書を作成し
ようとする場合、例えば上記「特許出願のてびき」等で
作成ルールをある程度理解した上で、先行技術(公知
例)調査の際に入手した公開特許公報等を参考にしなが
ら、作成するのが手っ取り早いと思われ、また、実際
に、そのようにして作成されているのが殆どである。こ
のように、実際には、作成ルールや作業手順等を無視し
て、公開特許公報等を見よう見まねで模倣しながら作成
する場合が多いため、模倣されたものが模範的なもので
ない場合には、必要十分な内容の明細書が作成され得な
いものとなっている。
【0006】一方、上記特開2000−48013号公
報による場合には、明細書の事例の上に作成ガイドが貼
り付けられたものであるため、ディスプレイ画面上で
は、画面の大きさの制約からして、スクロールして全体
を見なければならないため、使い勝手性が悪いという不
具合があったものである。これに加え、作成ガイドが散
在しているため、作成ガイド内容の一部を見落とす虞が
あり、更には、明細書作成前提としてのその全体的作業
手順や明細書作成順序については十分に考慮されていな
いことから、明細書が必要十分に効率的に作成され得な
いものとなっている。
【0007】本発明の第1の目的は、明細書作成に不慣
れな発明者であっても、十分効率的に明細書を作成し得
る特許明細書作成支援方法を供するにある。
【0008】本発明の第2の目的は、明細書作成に不慣
れな発明者であっても、十分効率的に明細書を作成し得
る特許明細書作成支援装置を供するにある。
【0009】本発明の第3の目的は、既存のパソコンで
あっても、特許明細書作成支援装置として動作し得るよ
うにする特許明細書作成支援プログラム記録済記憶媒体
を供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、特許
明細書作成作業の作業初期にはその全体的な作業手順が
表示され、実際の特許明細書作成作業に際してはまた、
明細書作成ガイドと明細書原稿が同時表示されるととも
に、推奨作成順序に基づく明細書作成ガイド内容対応項
目がツリー表示されている状態で、ツリー表示されてい
る上位階層項目の何れかが選択される度に、明細書作成
ガイド、明細書原稿それぞれとしては、その選択された
上位階層項目に関連する項目箇所が同期表示される一
方、ツリー表示されている下位階層項目の何れかが選択
される度に、その選択された下位階層項目対応の明細書
作成ガイド内容が詳細表示されつつ、特許明細書作成作
業が行われることで達成される。
【0011】上記第2の目的はまた、特許明細書作成作
業の作業初期に表示される全体的な作業手順を事前記憶
しておく作業手順記憶部と、特許明細書の作成をガイド
するための明細書作成ガイド内容をツリー表示項目対応
に事前記憶しておくガイド記憶部と、特許明細書のひな
型を事前記憶しておくひな型記憶部と、作成仕掛状態に
ある特許明細書を更新可として記憶しておく明細書記憶
部と、上記明細書作成ガイド内容に対応するツリー表示
項目を展開・折りたたみ可として、しかも外部から任意
に選択可として、かつ推奨作成順序として記憶した上、
ディスプレイ装置上にツリー表示するツリー表示項目記
憶部と、特許明細書作成作業の作業初期にその全体的な
作業手順を作業手順記憶部から読み出しディスプレイ装
置上に表示した後、特許明細書作成作業中には、明細書
作成ガイドをガイド記憶部から、明細書原稿をひな型記
憶部、または明細書記憶部から選択的に読み出してそれ
ぞれディスプレイ装置上に並べて表示する一方、ツリー
表示されている上位階層項目の何れかが選択される度
に、明細書作成ガイド、明細書原稿それぞれとしては、
その選択された上位階層項目に関連する項目箇所がディ
スプレイ装置上に同期表示され、ツリー表示されている
下位階層項目の何れかが選択される度に、その選択され
た下位階層項目対応の明細書作成ガイド内容が詳細表示
されるべく制御する作成支援制御部とからなる作成支援
手段を、パソコン本体内部に具備せしめることで達成さ
れる。
【0012】更に、上記第3の目的は、特許明細書作成
作業の作業初期にはその全体的な作業手順が表示され、
実際の特許明細書作成作業に際してはまた、明細書作成
ガイドと明細書原稿が同時表示されるとともに、推奨作
成順序に基づく明細書作成ガイド内容対応項目がツリー
表示されている状態で、ツリー表示されている上位階層
項目の何れかが選択される度に、明細書作成ガイド、明
細書原稿それぞれとしては、その選択された上位階層項
目に関連する項目箇所が同期表示される一方、ツリー表
示されている下位階層項目の何れかが選択される度に、
その選択された下位階層項目対応の明細書作成ガイド内
容が詳細表示されるようにしたプログラムを可搬記憶媒
体に記録せしめておくことで達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
から図7により説明する。
【0014】先ず本発明による特許明細書作成支援装置
について説明すれば、図1はその一例での全体概要構成
を示したものである。図示のように、特許明細書作成支
援装置はパソコン本体(一般に、CPUや主・補助メモ
リ、各種I/Oインタフェース等を含む)1を中核要素
として、これに、入力装置(キーボード/マウス等)2
やディスプレイ装置(CRT/液晶/プラズマディスプ
レイ等)3が収容接続された状態として構成されたもの
となっている。これら構成要素のうち、本発明は、特に
そのパソコン本体1内部に具備せしめられている作成支
援手段10に係わったものとなっている。
【0015】そのパソコン本体1内部には、発明者によ
る特許明細書作成作業を効率的に支援するための作成支
援手段10が特許明細書作成支援プログラムとして実装
されているわけであるが、この作成支援手段10による
機能について説明すれば、その概要は以下のようであ
る。
【0016】即ち、特許明細書作成作業の作業初期には
その全体的な作業手順がディスプレイ装置3上に表示さ
れ、また、入力装置2による実際の特許明細書作成作業
に際しては、明細書作成ガイドと明細書原稿がディスプ
レイ装置3上に同時表示されるとともに、推奨作成順序
に基づく明細書作成ガイド内容対応項目がディスプレイ
装置3上にツリー表示されるようにしたものである。こ
れら表示が行われている状態で、ツリー表示されている
上位階層項目の何れかが選択される度に、明細書作成ガ
イド、明細書原稿それぞれとしては、その選択された上
位階層項目に関連する項目箇所が同期表示され、また、
ツリー表示されている下位階層項目の何れかが選択され
る度に、その選択された下位階層項目対応の明細書作成
ガイド内容が詳細表示されるようにしたものである。こ
のように、必要に応じて随時、ツリー表示されている上
位/下位階層項目が選択されつつ、特許明細書作成作業
が行われる場合は、発明者による特許明細書作成作業は
極めて効率的に支援され得るものである。
【0017】さて、その図1には作成支援手段10の一
例でのその基本的機能がブロック構成として併せて示さ
れているが、これについて説明すれば以下のようであ
る。
【0018】即ち、作成支援手段10は、特許明細書作
成作業の作業初期に表示される全体的な作業手順を事前
記憶しておく作業手順記憶部12と、特許明細書の作成
をガイドするための明細書作成ガイド内容をツリー表示
項目対応に事前記憶しておくガイド記憶部14と、特許
明細書のひな(雛)型を事前記憶しておくひな型記憶部
15と、作成仕掛状態(作成途中状態)にある特許明細
書を更新可として記憶しておく明細書記憶部16と、上
記明細書作成ガイド内容に対応するツリー表示項目を展
開・折りたたみ可として、しかも外部から任意に選択可
として、かつ推奨作成順序として記憶した上、ディスプ
レイ装置3上にツリー表示するツリー表示項目記憶部1
3と、特許明細書作成作業の作業初期にその全体的な作
業手順を作業手順記憶部12から読み出しディスプレイ
装置3上に表示した後、特許明細書作成作業中には、明
細書作成ガイドをガイド記憶部14から読み出し、ま
た、明細書原稿をひな型記憶部15、または明細書記憶
部16から選択的に読み出してそれぞれディスプレイ装
置3上に並べて表示する一方、ツリー表示されている上
位階層項目の何れかが選択される度に、明細書作成ガイ
ド、明細書原稿それぞれとしては、その選択された上位
階層項目に関連する項目箇所がディスプレイ装置3上に
同期表示され、また、ツリー表示されている下位階層項
目の何れかが選択される度に、その選択された下位階層
項目対応の明細書作成ガイド内容が詳細表示されるべく
制御する作成支援制御部11と、から少なくとも構成さ
れたものとなっている。
【0019】次に、ディスプレイ装置3上に表示される
各種表示画面について、図2から図7により説明する。
先ず図2についてであるが、これは、特許明細書作成作
業の作業初期に表示されるべき作業手順表示画面101
の一例を示したものである。その作業手順表示画面10
1上には、「発明から出願までの流れ」として作業項目
が5項目に亘って提示されているが、これら作業項目の
うち、第1項目としての「発明の把握」、第2項目とし
ての「発明の図面化」、第3項目としての「明細書の作
成」については、例えば外部から項目番号が選択入力さ
れることによって、その詳細情報がそれぞれ表示画面と
して逐次提示され得るものとなっている。図3は「発明
の把握」用の表示画面102の一例を、また、図4は
「発明の図面化」用の表示画面103の一例を、更に、
図5は「明細書の作成」用の表示画面104の一例をそ
れぞれ示しているものである。因みに、「明細書の作
成」用の表示画面104では、「特許請求の範囲」は
「発明の実施の形態」が作成された後に作成されている
が、作成上の指針を示すものとして、明細書作成初期に
仮の「特許請求の範囲」を、その権利範囲がより大きな
ものとして予め作成しておくのが望ましいものとなって
いる。何れにしても、「特許請求の範囲」に請求項とし
て挙げた事項については、当業者が容易に実施し得る程
度に、その内容が十分に開示されるべく、「発明の実施
の形態」の項が作成されることが必要である。
【0020】図6はまた、特許明細書作成作業中でのデ
ィスプレイ装置3上の表示画面例を示したものである。
図示のように、その表示画面上には表示領域が区分され
た状態として、作成ガイド表示画面105、明細書原稿
表示画面107および作成ガイドツリー表示画面106
が同時並行してマルチウインドウ表示されたものとなっ
ている。これら表示画面105〜107のうち、特に作
成ガイドツリー表示画面106上には、既述のツリー表
示項目記憶部13によって、作成ガイド表示画面105
上に表示可とされている明細書作成ガイド内容各々に対
応する各種項目が展開・折りたたみ可能として、かつ推
奨作成順序に基づいてツリー表示されたものとなってい
る。特許明細書作成作業中に、そのようにツリー表示さ
れている複数の上位階層項目(「発明名称」、「技術分
野」、「従来技術」、「解決課題」、「実施形態」、
「請求範囲」、「解決手段」、「発明効果」、「図面説
明」、「図面」、「要約書」)のうちから、何れか1つ
がマウス等により選択入力されれば、作成ガイド表示画
面105、明細書原稿表示画面107上にはそれぞれ、
その選択された上位階層項目に関連する項目箇所が同期
して表示されているものである。同様にして、ツリー表
示されている下位階層項目(「原則」、「例」、「注意
点」、「その他」、「チェック項目」、「記載様式」、
「正確な日本語」、「用語」、「説明」、「全般的説
明」)のうちから、何れか1つがマウス等により選択入
力される場合にはまた、その選択された下位階層項目対
応の明細書作成ガイド内容が作成ガイド表示画面105
上に詳細表示されているものである。
【0021】ここで、より具体的に、ツリー表示されて
いる項目の選択入力について説明すれば、図6に示すよ
うに、作成ガイドツリー表示画面106上にツリー表示
されている各種上位階層項目のうちから、例えば「技術
分野」が選択入力される場合を想定すれば、作成ガイド
表示画面105上では、明細書作成ガイド内容としての
「発明の属する技術分野」が、また、明細書原稿表示画
面107上では、明細書原稿の「発明の属する技術分
野」がそれぞれ同期して表示されるようになっているも
のである。また、図7に示すように、作成ガイドツリー
表示画面106上でツリー表示されている各種下位階層
項目のうちから、例えば「技術分野」の下で展開されて
いる「チェック項目」が選択入力される場合には、作成
ガイド表示画面105上では、明細書作成ガイド内容と
しての「チェック項目」が即座に表示され得るものであ
る。その際、作成ガイド表示画面105上でのキャプシ
ョンは、「作成ガイド−技術分野」から「作成ガイド−
技術分野−チェック項目」に変更されているものであ
る。一般に、上位階層項目の下に展開されるべき下位階
層項目としては、その種別数や種別内容がその上位階層
項目如何によって異なるものとなっている。
【0022】さて、ここで、特許明細書作成作業に伴
う、その作成支援手段10による一連の全体動作につい
て説明すれば以下のようである。
【0023】即ち、 (1)先ず入力装置2としてのマウスからの起動操作に
よって、作成支援手段10を起動させた場合、図2に示
す作業手順表示画面101がディスプレイ装置3上に表
示されるものとなっている。作業手順表示画面101上
には、「発明から出願までの流れ」として作業項目が5
項目提示されているものである。
【0024】(2)さて、それら5項目のうち、第1項
目としての「発明の把握」、第2項目としての「発明の
図面化」、第3項目としての「明細書の作成」について
は、それぞれ詳細情報としての表示画面102(図3を
参照のこと)、表示画面103(図4を参照のこと)、
表示画面104(図5を参照のこと)が予め用意されて
いるが、これら表示画面102〜104を参照するに
は、例えばキーボードからの項目番号の選択入力によっ
て選択的に参照するか、あるいは表示画面101、10
2、103上での「OK」ボタン(図示せず)へのクリ
ックによって順次参照可となっている。即ち、特許明細
書作成作業の初期には、作業手順(発明から出願までの
流れ)表示画面101、(発明の把握)表示画面10
2、(発明の図面化)表示画面103、(明細書の作
成)表示画面104が連続的に提示可とされており、明
細書作成に先立って、発明者はそれら作業手順を読み理
解することで、発明の把握から出願までの流れや、効率
的な明細書の作成順序が概ね把握し得、明細書作成の出
発点に立てるものである。なお、作業初期での明細書原
稿として作成仕掛中の特許明細書が選択される場合で
も、表示画面102〜104各々は必要に応じて随時、
選択的に参照され得るものとなっている。
【0025】(3)その後に明細書を実際に作成するに
際しては、図6に示すように、作成ガイド表示画面10
5と明細書原稿表示画面107が、それぞれメニュー
(図示せず)からの選択によって表示されるが、更に、
別のメニュー(図示せず)からの選択によって、それら
表示画面105,107は上下に並べられた状態として
表示された上、作成ガイドツリー表示画面106と併せ
て表示されるものとなっている。このような画面表示状
態で、ツリー表示されている項目順(推奨作成順序)に
作成ガイド内容を参照しつつ、発明者は明細書原稿に対
し入力装置2としてのキーボード、マウス等からの入力
操作によって、明細書を作成し得るものである。その
際、ツリー表示上での上位階層項目(発明名称、技術分
野等)の選択による同期表示や、下位階層項目(原則、
例等)の選択による作成ガイド内容の詳細表示の利用に
より、明細書は効率的に作成され得るものである。因み
に、図6に示す例では、作成ガイド表示画面105と明
細書原稿表示画面107は上下に並べられた状態として
表示されているが、左右に並べられた状態として表示す
ることも可となっている。また、作成ガイドツリー表示
画面106は推奨作成順序を示すものとして、例えば作
成支援手段10を起動させた時点で自動的に表示されて
おり、作成ガイド表示画面105や明細書原稿表示画面
107に先立って表示されるものとなっている。
【0026】(4)以上のようにして明細書作成作業が
行われ、やがて、明細書作成作業を終了、または一旦中
断する場合は、その明細書は明細書記憶部16に作成仕
掛中の明細書として保存された後、「終了」のメニュー
(図示せず)が選択されることで、一連の明細書作成作
業は終了されるものである。
【0027】最後に、本発明による特許明細書作成支援
プログラム記録済記憶媒体について説明する。既述のよ
うに、パソコン本体1内部には、本発明に直接係る作成
支援手段10が実装された状態として、特許明細書作成
支援装置が構成されているが、その作成支援手段10自
体は特許明細書作成支援プログラムとして容易に実現さ
れ得るものとなっている。したがって、その特許明細書
作成支援プログラムをフロッピー(登録商標)ディスク
やCD−ROM、MO等の可搬記憶媒体に記録してお
き、明細書作成の度に、既存のパソコン本体にインスト
ールされる場合は、容易に特許明細書作成支援装置が構
成され得るというものである。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1,2に
よる場合には、明細書作成に不慣れな発明者であって
も、十分効率的に明細書を作成し得る特許明細書作成支
援方法とその装置が、また、請求項3による場合は、既
存のパソコンであっても、特許明細書作成支援装置とし
て動作し得るようにする特許明細書作成支援プログラム
記録済記憶媒体がそれぞれ得られるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による特許明細書作成支援装置の一例で
の全体概要構成を示す図
【図2】特許明細書作成作業の作業初期に表示されるべ
き作業手順(発明から出願までの流れ)表示画面の一例
を示す図
【図3】「発明の把握」用の表示画面の一例を示す図
【図4】「発明の図面化」用の表示画面の一例を示す図
【図5】「明細書の作成」用の表示画面の一例を示す図
【図6】特許明細書作成作業中でのディスプレイ装置上
の表示画面例を示す図
【図7】作成ガイドツリー表示画面上で下位階層項目が
選択入力された場合での表示動作を説明するための図
【符号の説明】
1…パソコン本体、2…入力装置、3…ディスプレイ装
置、10…作成支援手段、11…作成支援制御部、12
…作業手順記憶部、13…ツリー表示項目記憶部、14
…ガイド記憶部、15…ひな型記憶部、16…明細書記
憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特許明細書作成作業の作業初期には全体
    的な作業手順を表示し、実際の特許明細書作成作業中に
    は、明細書原稿と同時並行表示されている明細書作成ガ
    イドにより該特許明細書の作成を支援するための特許明
    細書作成支援方法であって、特許明細書作成作業の作業
    初期にはその全体的な作業手順が表示され、実際の特許
    明細書作成作業に際してはまた、明細書作成ガイドと明
    細書原稿が同時表示されるとともに、推奨作成順序に基
    づく明細書作成ガイド内容対応項目がツリー表示されて
    いる状態で、ツリー表示されている上位階層項目の何れ
    かが選択される度に、明細書作成ガイド、明細書原稿そ
    れぞれとしては、その選択された上位階層項目に関連す
    る項目箇所が同期表示される一方、ツリー表示されてい
    る下位階層項目の何れかが選択される度に、その選択さ
    れた下位階層項目対応の明細書作成ガイド内容が詳細表
    示されつつ、特許明細書作成作業が行われるようにした
    特許明細書作成支援方法。
  2. 【請求項2】 パソコン本体に入力装置、ディスプレイ
    装置各々が収容接続された状態として構成された上、特
    許明細書作成作業の作業初期には全体的な作業手順を表
    示し、実際の特許明細書作成作業中には、明細書原稿と
    同時並行表示されている明細書作成ガイドにより該特許
    明細書の作成を支援するための特許明細書作成支援装置
    であって、特許明細書作成作業の作業初期に表示される
    全体的な作業手順を事前記憶しておく作業手順記憶部
    と、特許明細書の作成をガイドするための明細書作成ガ
    イド内容をツリー表示項目対応に事前記憶しておくガイ
    ド記憶部と、特許明細書のひな型を事前記憶しておくひ
    な型記憶部と、作成仕掛状態にある特許明細書を更新可
    として記憶しておく明細書記憶部と、上記明細書作成ガ
    イド内容に対応するツリー表示項目を展開・折りたたみ
    可として、しかも外部から任意に選択可として、かつ推
    奨作成順序として記憶した上、ディスプレイ装置上にツ
    リー表示するツリー表示項目記憶部と、特許明細書作成
    作業の作業初期にその全体的な作業手順を作業手順記憶
    部から読み出しディスプレイ装置上に表示した後、特許
    明細書作成作業中には、明細書作成ガイドをガイド記憶
    部から、明細書原稿をひな型記憶部、または明細書記憶
    部から選択的に読み出してそれぞれディスプレイ装置上
    に並べて表示する一方、ツリー表示されている上位階層
    項目の何れかが選択される度に、明細書作成ガイド、明
    細書原稿それぞれとしては、その選択された上位階層項
    目に関連する項目箇所がディスプレイ装置上に同期表示
    され、ツリー表示されている下位階層項目の何れかが選
    択される度に、その選択された下位階層項目対応の明細
    書作成ガイド内容が詳細表示されるべく制御する作成支
    援制御部とからなる作成支援手段が、パソコン本体内部
    に具備されてなる構成の特許明細書作成支援装置。
  3. 【請求項3】 既存のパソコン本体内部にインストール
    された状態で、特許明細書作成作業の作業初期には全体
    的な作業手順を表示し、実際の特許明細書作成作業中に
    は、明細書原稿と同時並行表示されている明細書作成ガ
    イドにより該特許明細書の作成を支援するための特許明
    細書作成支援プログラムが記録された記憶媒体であっ
    て、特許明細書作成作業の作業初期にはその全体的な作
    業手順が表示され、実際の特許明細書作成作業に際して
    はまた、明細書作成ガイドと明細書原稿が同時表示され
    るとともに、推奨作成順序に基づく明細書作成ガイド内
    容対応項目がツリー表示されている状態で、ツリー表示
    されている上位階層項目の何れかが選択される度に、明
    細書作成ガイド、明細書原稿それぞれとしては、その選
    択された上位階層項目に関連する項目箇所が同期表示さ
    れる一方、ツリー表示されている下位階層項目の何れか
    が選択される度に、その選択された下位階層項目対応の
    明細書作成ガイド内容が詳細表示されるようにしたプロ
    グラムが記録されてなる特許明細書作成支援プログラム
    記録済記憶媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008040545A (ja) * 2006-08-01 2008-02-21 Sumco Corp 知的財産関連の電子情報管理システム
JP2013080279A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Toyobo Co Ltd 特許出願明細書又は実用新案登録出願明細書作成支援システム

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JP2013080279A (ja) * 2011-09-30 2013-05-02 Toyobo Co Ltd 特許出願明細書又は実用新案登録出願明細書作成支援システム

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