JP2001306487A - 割込み通知方式及びプロセッサユニット - Google Patents

割込み通知方式及びプロセッサユニット

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JP2001306487A
JP2001306487A JP2000128290A JP2000128290A JP2001306487A JP 2001306487 A JP2001306487 A JP 2001306487A JP 2000128290 A JP2000128290 A JP 2000128290A JP 2000128290 A JP2000128290 A JP 2000128290A JP 2001306487 A JP2001306487 A JP 2001306487A
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processor unit
interrupt
time
transmission
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JP2000128290A
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Kazuhiro Murayama
和宏 村山
Shinichi Ochiai
真一 落合
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側のデータ処理機構の作業開始までのオ
ーバーヘッドを削減すると伴に、確実にデータ処理を実
行する割込み通知方式を提供する。 【解決手段】 受信側プロセッサユニットは、割込み通
知信号を受信する割込み通知レジスタ4と、データ送信
終了通知信号を受信するデータ送信終了通知変数レジス
タ5と、データを処理するデータ処理機構6を備え、デ
ータ処理機構6は、割込み通知レジスタ4に割込み通知
信号を受信すると起動し、起動完了後待機状態となり、
データ送信終了通知変数レジスタ5へデータ送信終了通
知信号を受信した後、送信されたデータの処理を開始す
る。送信側プロセッサユニットは、データ送信を開始す
る時に、割込み通知信号を受信側プロセッサユニットの
割込み通知レジスタ4へ送信し、データ送信が終了した
時に、データ送信終了通知変数レジスタ5へデータ送信
終了通知信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPU間のデータ
送受信割込みの発生を通知する方式及び方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平2−186463におけ
る割込み要求発生方法及び装置では、割込み発生要求か
ら割込み処理開始までに要する時間を見込んで、当該時
間を超えない時間だけ上記処理の終了に先行して割込み
要求を発生することを特徴とする割込み処理要求方法、
そして、設定時刻に割込み信号を発生させる割込み要求
装置、そして、割込み処理要求方法、割込み要求装置を
備えたDMA(Direct Memory Acce
ss Controler)コントローラについて述べ
ている。
【0003】従来の技術における割込み発生装置の構成
図の一例を図20に示す。従来の技術における割込み発
生装置は、DMA転送時の転送データのアドレスを保持
するアドレスレジスタ1002、前記アドレスを更新す
るアドレス加算器1003、DMAのデータ転送回数を
設定するカウントレジスタ1004、前記レジスタの設
定値を1回の転送毎に減算更新する減算器1005、前
記減算器1005の減算結果が0になったことを検出す
る0(ゼロ)検出器1006、割込み発生から割込み処
理開始までに要する時間に対応した転送回数の値を格納
する割込み発生カウントレジスタ1007、割込み発生
カウントレジスタの値とカウントレジスタの値を比較
し、前記2つのレジスタの値が一致した時に割込み信号
を発生させる比較器1008、及びこれらの制御を行う
制御回路1001で構成される。
【0004】従来の技術における割込み要求発生方法の
動作手順の一例を図21に示す。従来の技術における割
込み要求発生方法では、あらかじめ割込み発生カウント
レジスタ1007に値を設定しておく。バスをロックし
(ステップS2003)、データを1バイト転送する
(ステップS2004)たびに、減算器1005によっ
てカウントレジスタ1004の値を減らす。比較器10
08で、割込み発生カウントレジスタに設定されている
値と比較する。
【0005】カウントレジスタ1004と割込み発生カ
ウントレジスタ1007の値が一致すれば(ステップS
2005)割込みを要求し(ステップS2008)、バ
スを解放する(ステップS2009)。一致しなけれ
ば、再度バスをロックし(ステップS2003)、デー
タを1バイト転送する(ステップS2004)という手
順で割込み要求発生方法を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術における割
込み要求発生方法は、以上のように構成されており、以
下のような問題点があった。
【0007】計算機の構成においては、データ処理機構
が起動に要するクロック数は可変であるため、データ送
信に要するクロック数をあらかじめ求めておき、そのク
ロック数だけ先に割込み信号を送信するという従来の手
法を用いた場合、すべてのデータが到着する前にデータ
処理機構が起動する可能性がある。
【0008】そこで、この発明は、データ転送作業開始
前に割込み信号を送ってデータ処理機構をあらかじめ起
動しておき、データ送信終了を待ち、データ送信終了通
知とともに受信データを処理することにより、データ送
信終了後から受信データ処理機構の作業開始までのオー
バーヘッドを削減することを目的とする。
【0009】更に、送信側CPU(Central P
rocessing Unit)ユニットからのデータ
送信が完了してからデータ処理機構の作業を開始するこ
とにより、確実にデータを受信することを目的する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る割込み通
知方式は、送信側プロセッサユニットから受信側プロセ
ッサユニットへデータを送信する割込みを通知をする割
込み通知方式において、受信側プロセッサユニットは、
プロセッサと、データ送信の開始を通知する割込み通知
信号を受信する割込み通知レジスタと、データ送信の終
了を通知するデータ送信終了通知信号を受信するデータ
送信終了通知変数レジスタと、上記割込み通知レジスタ
が割込み通知信号を受信すると起動を開始し、起動完了
後待機状態とし、上記データ送信終了通知変数レジスタ
がデータ送信終了通知信号を受信すると送信されたデー
タの処理を開始するデータ処理機構とを備え、送信側プ
ロセッサユニットは、データ送信を開始する時に、割込
み通知信号を受信側プロセッサユニットの割込み通知レ
ジスタへ送信し、データ送信が終了した時に、受信側プ
ロセッサユニットのデータ送信終了通知変数レジスタへ
データ送信終了通知信号を送信するプロセッサとを備え
たことを特徴とする。
【0011】上記送信側プロセッサユニットは、さら
に、受信側プロセッサユニットのデータ処理機構が、起
動完了からデータの処理を開始するまでの待機状態とな
っている待機時間を記憶する割込み信号送信時間格納変
数レジスタを備え、上記送信側プロセッサユニットのプ
ロセッサは、受信側プロセッサユニットへデータ送信を
開始してから割込み信号送信時間格納変数レジスタに記
憶された待機時間を経過した後、受信側プロセスユニッ
トへ割込み通知信号を送信することを特徴とする。
【0012】上記受信側プロセッサユニットのプロセッ
サは、送信側プロセスユニットから送信されたデータを
受信した時に、受信側プロセッサユニットのデータ処理
機構の待機時間を算出し、算出された待機時間を送信側
の割込み信号送信時間格納変数レジスタへ格納すること
を特徴とする。
【0013】上記送信側プロセッサユニットのプロセッ
サは、受信側プロセッサユニットのデータ処理機構が起
動を開始してから起動を完了するまでの起動時間と、送
信側プロセッサユニットが所定の単位のデータを送信す
る所定単位送信時間とに基づいて、上記待機時間を算出
することを特徴とする。
【0014】上記送信側プロセッサユニットは、さら
に、受信側プロセッサユニットのデータ処理機構の起動
時間を記憶する起動時間格納変数レジスタを備え、上記
受信側プロセッサユニットのプロセッサは、送信側プロ
セッサユニットの起動時間格納変数レジスタへ自己のデ
ータ処理機構の起動時間を格納することを特徴とする。
【0015】上記受信側プロセッサユニットは、さら
に、データ処理機構によって実行中のデータの処理を終
了する終了時刻を格納するデータ処理機構終了時刻格納
変数レジスタを備え、上記送信側プロセッサユニットの
プロセッサは、データの送信を開始する際に、上記受信
側プロセッサユニットのデータ処理機構終了時刻格納変
数レジスタに格納された終了時刻を取得し、取得された
終了時刻になるまでの時間を処理終了時間として算出
し、算出された処理終了時間が割込み信号送信時間格納
変数レジスタへ格納された待機時間に比べて小さい場
合、算出された処理終了時間を割込み信号送信時間格納
変数レジスタへ格納することを特徴とする。
【0016】上記受信側プロセッサユニットは、さら
に、所定の単位のデータを処理する処理時間を格納する
データ処理所要時間格納変数レジスタを備え、上記受信
側プロセッサユニットのプロセッサは、データ処理機構
によってデータの処理を開始する時に、送信されたデー
タと上記データ処理所要時間格納変数レジスタに格納さ
れた処理時間とに基づいて、終了時刻を算出してデータ
処理機構終了時刻格納変数レジスタへ格納することを特
徴とする。
【0017】上記送信側プロセッサユニットは、さら
に、受信側プロセッサユニットの処理の優先順位を示す
優先度を判断する閾値を記憶する閾値変数レジスタを備
え、上記送信側プロセッサユニットのプロセッサは、受
信側プロセッサユニットの優先度が閾値変数レジスタに
記憶された閾値より大きい場合に、割込み通知信号を受
信側プロセッサユニットへ送信することを特徴とする。
【0018】この発明に係るプロセッサユニットは、送
信されるデータを受信し、受信されたデータを処理する
プロセッサユニットにおいて、データ送信の開始を通知
する割込み通知信号を受信する割込み通知レジスタと、
データ送信の終了を通知するデータ送信終了通知信号を
受信するデータ送信終了通知変数レジスタと、上記割込
み通知レジスタが割込み通知信号を受信すると起動を開
始し、起動完了後待機状態とし、上記データ送信終了通
知変数レジスタがデータ送信終了通知信号を受信すると
送信されたデータの処理を開始するデータ処理機構とを
備えたことを特徴とする。
【0019】この発明に係るプロセッサユニットは、送
信先のプロセッサユニットへデータを送信するプロセッ
サユニットにおいて、上記プロセッサは、データの送信
を開始する時に、データを送信する送信先のプロセッサ
ユニットへ割込みを通知する割込み通知信号を送信し、
データの送信が終了した時に、データの送信が終了する
ことを通知するデータ送信終了通知信号を送信するプロ
セッサを備えたことを特徴とする。
【0020】上記プロセッサユニットは、さらに、送信
先のプロセッサユニットが、送信された上記割込み通知
信号を受信した後送信されるデータを処理する準備を開
始し、準備が完了した後、上記データ送信終了通知信号
が送信されることを待つ待機時間を記憶する割込み信号
送信時間格納変数レジスタを備え、上記プロセッサは、
送信先のプロセッサユニットへデータ送信を開始してか
ら割込み信号送信時間格納変数レジスタに記憶された待
機時間を経過した後、送信先のプロセスユニットへ割込
み通知信号を送信することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、実施の形
態1における計算機の構成である。本実施の形態におけ
る計算機は、CPUユニット1−1〜CPUユニット1
−N、CPUユニット同士を接続する割込み信号線2、
CPUユニットを接続するバス3で構成される。
【0022】図2は、実施の形態1におけるCPUユニ
ットの構成である。本実施の形態におけるCPUユニッ
トは、割込み通知レジスタ4、データ送信終了通知変数
5、データ処理機構6、CPU7で構成される。
【0023】以下、本実施の形態を構成する各要素の働
きについて説明する。割込み信号線2は、他のCPUユ
ニットにデータを送信する際、割込み信号を流す働きを
持つ。バス3は、各CPUユニットを接続し、データを
送信する役割を持つ。割込み通知レジスタ4は、CPU
ユニットから割込み信号を受け取っていれば1、受け取
っていなければ0の値が格納され、各CPUユニットか
ら割込み信号が送られてきたかどうかを示す目印の役割
を持つ。
【0024】データ送信終了通知変数レジスタ(以下、
「データ送信終了通知変数」という)5は、CPUユニ
ット1のデータ送信処理が終了した場合、値がONに変
更され、データ送信終了を示す目印の役割を持つ。デー
タ処理機構6は、自CPUユニット1上のデータ送信終
了通知変数5を監視し、データ送信終了通知変数5の値
がONに変わったら、送られてきたデータに対して処理
を行う役割を持つ。CPU7は、データ処理機構6を起
動する役割を持つ。
【0025】図3,図4は、実施の形態1における割込
み通知方式のデータを送信する送信側CPUユニット及
びデータを受信する受信側CPUユニットの動作手順を
示した流れ図である。まず、送信側CPUユニットの動
作手順について示す(図3)。まず、受信側CPUユニ
ットに向け、割込み信号線2を介して割込み信号を送信
する(S101)。次に、受信側CPUユニットにデー
タ送信を開始する(S102)。データ送信終了後、受
信側CPUユニットのデータ送信終了通知変数5の値を
ONにする(S103)。
【0026】次に、受信側CPUユニットの動作手順に
ついて示す(図4)。受信側CPUユニットでは、ステ
ップS101において、送信側CPUユニットが送信し
た割込み信号を受信すると、割込み通知レジスタ4の値
が1に設定される。ステップS104で、CPU7がデ
ータ処理機構6を起動する。データ処理機構6は、起動
完了後、データ送信終了通知変数5の値を調べる(S1
05)。
【0027】データ送信終了通知変数5の値がOFFな
らば、送信側CPUユニットのデータ送信が終わってい
ないので、再びデータ送信終了通知変数5の値を参照す
る。ステップS105を、データ送信側CPUユニット
からデータ送信終了通知が届く(データ送信終了通知変
数5の値がONに変更される)まで繰り返す。
【0028】データ送信終了通知変数5の値が送信側C
PUユニットによってONに変更されたら、送信側CP
Uユニットのデータ送信が終了したことを意味するの
で、受信側CPUユニットは、ステップS105でデー
タ送信終了通知変数5を参照するのをやめる。データ処
理機構6が受信したデータに対して処理を行う(ステッ
プS107)。割込み通知レジスタ4の値を0にする
(ステップS108)。データ送信終了通知変数5の値
をOFFにし(S109)、処理を終了する。
【0029】この実施の形態による割込み通知方式で
は、以下の効果を持つ。図5に示すように、送信側CP
Uユニットがデータを送信する前に、あらかじめ割込み
信号を送信し、受信側CPUユニットでのデータ処理機
構6の起動と送信側CPUユニットでのデータ送信処理
を並行して行うことができる。よって、データ処理機構
6を起動するために要するオーバーヘッドをデータ送信
時間によって隠蔽することができる。
【0030】図6に示すように、従来の技術では、デー
タ送信を終了していなくても、受信側CPUユニットの
データ処理機構6の起動が完了してしまうと、データ処
理を開始するため、データ処理機構6が処理を開始して
しまう可能性があった。一方、本実施の形態では、受信
側CPUユニットのデータ処理機構6の起動が完了して
も、送信側CPUユニットからデータ送信終了通知を受
けてからデータ処理を開始するため、すべてのデータを
受信してから処理を行うことができる。
【0031】実施の形態2.実施の形態2における計算
機の構成は、実施の形態1と同一であり、図1に示され
る。図6は、実施の形態2におけるCPUユニット1b
の構成であり、実施の形態1のCPUユニット1の構成
に加え、割込み信号送信時間格納変数レジスタ(以下、
「割込み信号送信時間格納変数」という)11を持つ。
割込み信号送信時間格納変数11には、データ送信を開
始してから割込み信号を送信するまでの時間が格納され
ている。
【0032】この変数に格納される値には、 ・データ送信終了を待つのに要した時間の最大値 ・データ送信終了を待つのに要した時間の平均値 などが考えられる。
【0033】図7,図8は、実施の形態2の割込み通知
方式の送信側CPUユニット及び受信側CPUユニット
の動作を示した流れ図である。本実施の形態では、割込
み信号送信時間格納変数11には、データ送信終了を待
つのに要した時間の平均値が受信側CPUユニットによ
って格納されているものとする。但し、初めてCPUユ
ニット間でデータを送受信する時は、割込み信号送信時
間格納変数11は初期値(0)となる。また、この実施
の形態では、CPUユニット間で送受信されるデータサ
イズは一定である場合を仮定して説明する。
【0034】まず、送信側CPUユニットの動作手順に
ついて示す(図7)。送信側CPUユニットでは、デー
タ送信を開始した時刻を得る(この時間をAとする)
(S201)。データ送信を開始し、固定サイズのデー
タを送信(S202)したら、固定サイズのデータを送
信した現在時刻を得(この時間をBとする)、データ送
信を開始してからの経過時間を得る(S203)。デー
タ送信を開始してからの経過時間は、B−Aによって求
められる。この実施の形態では、固定サイズのデータ
は、システムに依存するサイズであり、1回の送受信で
転送できるサイズをいう。
【0035】データを送信してからの経過時間が、割込
み信号送信時間格納変数11の値よりもはじめて大きく
なった時、受信側CPUユニットに割込み信号を送信す
る(S205)。ステップS202〜ステップS205
の処理を、データの送信が完了するまで繰り返し、デー
タの送信が完了したら、ステップS207へ進む。
【0036】ステップS207で、これまでに、受信側
CPUユニットに割込み信号を送信したかどうかを調べ
る。すでに割込み信号を送信していればステップS20
9へ進む。まだ割込み信号を送信していなければ、割込
み信号を送信(S208)した後、ステップS209へ
進む。
【0037】そして、ステップS209で受信側CPU
ユニット上にあるデータ送信終了通知変数の値をONに
し、データ送信が終了したことを受信側CPUユニット
に知らせる。
【0038】次に、受信側CPUユニットの動作手順に
ついて示す(図8)。受信側CPUユニットは、データ
処理機構起動(S210)後、ステップS211で時刻
を取得し(この値をAとする)、ステップS212でデ
ータ送信終了通知変数の値がONになるのを待つ。ステ
ップS212(図4のS105,S106の処理)の処
理終了後、ステップS213で時刻を取得する(この値
をBとする)。ステップS212を処理するのに要した
時間を求める。この値は、B−Aによって得られる。
【0039】次に、ステップS212の処理を1回行う
のに要する時間の平均値を求める。この値は、データ処
理機構6が起動された回数(この値をCとする)と、S
212を処理するのに要した総時間(この値をDとす
る)を記録しておき、D÷Cによって得られる。
【0040】本実施の形態では、B−Aは、Dの値を求
めるのに使用する。ステップS215で得られた値を割
込み信号送信時間格納変数に格納し(S216)、デー
タ処理機構は、ステップS217(図4のS107〜S
109の処理)で受信データの処理を行い、割込み通知
レジスタの値を0にし、データ送信終了通知変数の値を
OFFにする。
【0041】割込み信号送信時間格納変数11の値は、
自CPUユニットが送信側になった場合に利用してもよ
いし、自CPUユニットが受信側CPUユニットになっ
た場合に、この値を送信側CPUユニットに渡し、送信
側CPUユニットが用いてもよい。
【0042】この実施の形態による割込み通知方式で
は、実施の形態1に加え、以下の効果を持つ。本実施の
形態と実施の形態1の動作を示した図を図9に示す。図
9のように、実施の形態1の方式によると、送信側CP
UユニットX、送信側CPUユニットYが図9のような
タイミングで割込み信号を送信した場合には、受信側C
PUユニットは、ほぼすべての時間をデータ処理機構6
による処理に費やす必要があった。
【0043】しかし、実施の形態2の方式では、受信側
CPUユニットのデータ受信終了を待つ時間(図9中
(A))を求め、割込み信号送信をその時間だけ遅らせ
ることにより、受信側CPUユニットの処理時間を少な
くすることができる。
【0044】割込み信号送信を遅らせる時間を過去のデ
ータ受信待ち時間の平均値と決めているので、受信デー
タサイズが一定の場合には、受信側CPUユニットのデ
ータ受信終了待ち時間をゼロにすることができる。ま
た、データサイズが一定でない場合でも、受信側CPU
ユニットのデータ送信終了待ち時間を短縮することがで
きる。
【0045】実施の形態3.実施の形態3における計算
機の構成は、実施の形態1と同一であり、図1に示され
る。図10は、実施の形態3におけるCPUユニット1
cの構成であり、実施の形態2のCPUユニット1bの
構成に加え、データ送信所要時間格納変数レジスタ(以
下、「データ送信所要時間格納変数」という)31と起
動時間格納変数レジスタ(以下、「起動時間格納変数」
という)32を持つ。
【0046】本実施の形態におけるデータ送信所要時間
格納変数31には、1バイトあたりのデータを送信する
のに要する時間が格納されている。起動時間格納変数3
2には、データ処理機構6を起動するのに要する時間が
格納されている。
【0047】図11,図12は、実施の形態3における
送信側CPUユニット及び受信側CPUユニットの動作
を示した流れ図である。まず、送信側CPUユニットの
動作手順について説明する(図11)。本実施の形態に
おいて、起動時間格納変数32に格納されているデータ
処理機構6を起動するのに要する時間をFとする。デー
タ送信所要時間格納変数31の値、Fの値は、過去にデ
ータ送受信が行われていなければ、初期値として0が与
えられている。
【0048】(送信データサイズ*データ送信所要時間
格納変数31−F)を計算し、この値を割込み信号送信
時間格納変数11に格納する(S301)。過去にデー
タ送受信が行われていなければ、割込み信号送信時間格
納変数には0が格納される。次に、ステップS302に
おいて時刻を取得する(Aとする)。
【0049】ステップS303でデータ送信(図7のS
202〜S206の処理)を行い、データ送信してから
の経過時間が、割込み信号送信時間格納変数11の値よ
りも初めて大きくなった時に受信側CPUユニットに割
込み信号を送信する。過去にデータ送受信が行われてい
なければ、割込み信号送信時間格納変数の値は0なの
で、データ送信を開始してからすぐに割込み信号を送信
することになる。
【0050】データ送信終了後、ステップS304にお
いて時刻を取得する(Bとする)。データ送信に要した
時間を求める(ステップS305)。この値は、B−A
によって求めることができる。
【0051】ステップS306で、1バイトのデータを
送信するのに要する時間を求め、この値をデータ送信所
要時間格納変数31に格納する。この値は、ステップS
303を行うのに要した総時間(B−A)と送信したデ
ータのサイズ(Gとする)を用いて、(B−A)÷Gに
よって得られる。
【0052】その後、ステップS307で、割込み信号
を送信しないままデータを送信を終了した場合は、割込
み信号を送信し、受信側CPUユニット上のデータ送信
終了変数の値をONにする(図7のS207〜S20
9)。
【0053】次に、受信側CPUユニットの動作手順に
ついて説明する(図12)。まず、割込み信号を受信し
たら、データ処理機構6起動前に、ステップS308に
おいて時刻を取得する(Cとする)。次に、データ処理
機構6を起動(S309)し、データ処理機構6起動終
了後に再度時刻を取得する(Dとする)(S310)。
【0054】ステップS311で、データ処理機構6起
動に要した時間を求める。これは、D−Cによって求め
ることができる。次に、データ処理機構6を起動するの
に要する時間(上記F)を求める(S312)。この値
は、例えば、Fの値は、データ処理機構を起動するのに
要した時間の総和(Jとする)とデータ受信機構を起動
した回数(Kとする)を求めておき、J÷Kによって求
めることができる。
【0055】この場合、D−Cの値は、Jの値を求める
のに用いる。また、Fの値は、D−Cの値をそのまま利
用してもよい。データ処理機構6は、ステップS313
で、データ受信終了を待ち、受信データの処理を行い、
割込み通知レジスタの値を0にし、データ送信終了通知
変数の値をOFFにする(図4のS105〜S10
9)。
【0056】この実施の形態による割込み通知方式で
は、実施の形態2に加え、以下の効果を持つ。送信デー
タサイズによって送信に要する時間が異なるため、受信
側CPUユニットがデータ送信終了通知変数を参照する
回数は異なる。そこで、送信側CPUユニットがデータ
送信に要する時間とデータ処理機構6を起動するのに要
する時間を求め、送信側CPUユニットのデータ送信に
要する時間からデータ処理機構6の起動に要する時間だ
け引き、データ送信開始時刻からその時間だけ経過した
後に割込み信号を受信側CPUユニットに送信する。
【0057】この方法により、実施の形態2よりも正確
にデータ送信終了通知を待つ時間が求められるため、図
13に示すように、データ送信終了通知を待つ時間(図
13中(B))を短縮でき、受信側CPU負荷を低下さ
せることができる。
【0058】実施の形態4.実施の形態4における計算
機の構成は、実施の形態1と同一であり、図1に示され
る。図14は、実施の形態4におけるCPUユニット1
dの構成であり、実施の形態3のCPUユニット1cに
加え、データ処理機構終了時刻格納変数レジスタ(以
下、「データ処理機構終了時刻格納変数」という)4
1、データ処理所要時間格納変数レジスタ(以下、「デ
ータ処理所要時間格納変数」という)42を持つ。デー
タ処理機構終了時刻格納変数41は、現在起動している
データ処理機構6が終了する時刻を格納したものであ
る。データ処理所要時間格納変数42は、データ処理機
構6が1バイトのデータ処理に要する時間を格納した変
数である。
【0059】図15は、実施の形態4における送信側C
PUユニットの動作手順を示した流れ図である。本実施
の形態では、データ処理機構6が起動するのに要する時
間をFとする。過去にデータ送受信が行われていなけれ
ば、データ送信所要時間格納変数31の値、データ処理
機構終了時刻格納変数41の値、データ処理所要時間格
納変数42の値、Fの値は0となっている。
【0060】まず、ステップS401において、時刻を
取得する(値をAとする)。過去にデータ送信が行われ
ているかどうかを確認する(S402)。
【0061】もし、過去にデータ送信かデータ受信のど
ちらか片方でも行われていなければ(S402でN
O)、ステップS411で、実施の形態1の方法によっ
てデータを送信し、データ送信後、ステップS412で
時刻を得る(値をLとする)。データ送信に要した時間
を求める(ステップS413)。
【0062】データ送信に要した時間は、L−Aで求め
ることができる。そして、ステップS414で、1バイ
トあたりの送信に要した時間を求め、データ処理所要時
間格納変数42に格納し、処理を終了する。1バイトあ
たりの送信に要する時間は、(L−A)÷送信データサ
イズで求められる。
【0063】過去にデータ送信、受信が共に行われてい
れば(S402でYES)、ステップS403へ進み、
実施の形態3と同様の手法による割込み信号送信時間格
納変数の値を求める。この値をBとする。Bは、(デー
タ送信所要時間格納変数*データサイズ−F)で求める
ことができる。次に、受信側CPUユニット上にあるデ
ータ処理機構終了時刻格納変数41から現在の時間を引
くことにより、データ処理機構が終了するまでの残り時
間を得る(この値をCとする)(S404)。
【0064】BとCを比較(S405)する。Bの方が
Cよりも大きい場合(S405でYES)、割込み信号
を送信する時にはデータ処理機構6は終了しているの
で、それを防ぐため、Cの値を割込み信号送信時間格納
変数11に格納する(S406)。Bの方がCよりも小
さい場合には(S405でNO)、Bの値を割込み信号
送信時間格納変数11に格納する(S415)。
【0065】次に、今回データを送信した場合のデータ
処理が終了する時刻を求める(S407)。この値は、
データ送信所要時間格納変数31の値*送信データサイ
ズ+データ処理所要時間格納変数42の値*送信データ
サイズ+Aによって求めることができる。この値をGと
する。
【0066】時刻Gが、受信側CPUユニット上のデー
タ処理機構終了時刻格納変数41よりも遅い場合(S4
08でYES)、Gの値を受信側CPUユニット上にあ
るデータ処理機構終了時刻格納変数41に格納する(S
409)。そして、ステップS410の処理を行い、デ
ータを送信し、1バイトのデータを送信するのに要する
時間を得、この値をデータ送信所要時間格納変数31に
格納する。1バイトあたりの送信に要する時間は、(L
−A)÷送信データサイズで求められる。
【0067】次に、受信側CPUユニットの構成につい
て説明する。受信側CPUユニットの動作手順を図16
に示す。受信側CPUユニットは、割込みを受信する
と、ステップS416で、実施の形態3における図12
のステップS308〜ステップS312の処理を行い、
データ処理機構6を起動するのに要する時間を求め、そ
の値をFとする。ステップS417で、データを受信す
る(図4のS105,S106)。そして、ステップS
418で時刻を取得し、この値をXとする。
【0068】データ処理機構6が受信したデータに対
し、処理を行う(ステップS419)(図4のS10
7)。処理終了後、ステップS420で時刻を取得し、
その値をYとする。ステップS421でY−Xの値を求
め、データ処理機構6がデータを処理するのに要した時
間を求め、ステップS422で、データ処理機構6が1
バイト当たりのデータを処理するのに要する時間を求め
る。
【0069】これは、Y−Xの値を受信したデータサイ
ズで割ることによって得られる。この値をデータ処理所
要時間格納変数31に格納する。そして、ステップS4
23で、割込み通知レジスタ4の値を0にし、データ送
信終了通知変数5の値をOFFにする(図4のS10
8,S109)。
【0070】この実施の形態による割込み通知方式で
は、実施の形態3と比較し、以下の効果を持つ。図17
に示すように、実施の形態3では、データ処理機構6の
処理が終わった後、送信側CPUユニットからの割込み
信号が届いていなければ、処理を終了し、他のプロセス
にスイッチする。他のプロセスを起動している最中に割
込み信号が送信された場合には、データ処理機構6を再
起動する時間に遅れが生じる。本実施の形態では、デー
タ処理機構6の処理終了前に割込み信号を送信し、デー
タ処理機構6を待機させることができるため、データ処
理機構6の再起動による処理の遅れを無くすことができ
る。
【0071】実施の形態5.図18は、実施の形態5に
おける計算機の構成である。実施の形態1の構成に加
え、閾値変数レジスタ(以下、「閾値変数」という)5
1を持つ。閾値変数51に設定された値よりも高い優先
度を持つプロセスに限り、先に割込み信号を送信する。
【0072】図19は、本実施の形態における送信側C
PUユニット、受信側CPUユニットの動作手順を示し
た流れ図である。まず、ステップS501で、データを
送信するプロセスの優先度が閾値変数51に設定されて
いる値よりも大きいかどうかを調べる。大きければ、ス
テップS101〜S103の処理(S504)を行う。
小さければ、ステップS502でデータを送信し、デー
タ送信終了後、ステップS503で受信側CPUユニッ
トに割込み信号を送信する。受信側CPUユニットの動
作手順は、実施の形態1と同一のため、省略する。
【0073】この実施の形態による割込み通知方式で
は、実施の形態1に加え、以下の効果を持つ。割込みを
事前に通知する場合を、ある優先度以上のプロセスに限
定することにより、受信側CPUユニットのデータ送信
終了通知変数の値を監視するのに伴うCPU負荷を低下
させることができる。
【0074】実施の形態6.上記実施の形態では、送信
側CPUユニットと、受信側CPUユニットとは、同じ
構成である場合を説明した。しかしながら、データ受信
のみ行う受信専用のCPUユニットである場合、また
は、データ送信のみ行う送信専用のCPUユニットであ
る場合は、必ずしも、図2,図6,図10,図14に一
例として示したCPUユニットに備えられる構成要素全
てを備えていなくてもよい。
【0075】データ受信のみ行う受信専用のCPUユニ
ットである場合は、実施の形態1では、プロセッサと、
データ送信の開始を通知する割込み通知信号を受信する
割込み通知レジスタと、データ送信の終了を通知するデ
ータ送信終了通知信号を受信するデータ送信終了通知変
数レジスタと、上記割込み通知レジスタに割込み通知信
号を受信すると自己の起動し、自己の起動完了後待機状
態となり、上記データ送信終了通知変数レジスタへデー
タ送信終了通知信号を受信した後、送信されたデータの
処理を開始するデータ処理機構とを備えるCPUプロセ
ッサであればよい。
【0076】また、実施の形態2から4の場合は、割込
み信号送信時間格納変数11、データ送信所要時間格納
変数31は、送信側にあればよく、受信側になくてもよ
い。
【0077】データ送信のみ行う送信専用のCPUユニ
ットである場合は、実施の形態1では、プロセッサが、
データ送信の開始を通知する割込み通知信号を受信する
割込み通知レジスタを送信する機能と、データ送信の終
了を通知するデータ送信終了通知信号を送信する機能と
を備えていればよい。更に、送信専用のCPUユニット
は、実施の形態2では割込み信号送信時間格納変数11
を備えていればよく、また、実施の形態3の場合は、デ
ータ送信所要時間格納変数31を備えていればよい。
【0078】
【発明の効果】この発明によれば、受信側CPUユニッ
トにおいてデータ処理機構を起動するために要するオー
バーヘッドをデータ送信時間によって隠蔽すると伴に、
送信データの送信が完了してからデータ処理機構によっ
てデータ処理を開始することができる。
【0079】また、この発明によれば、受信側CPUユ
ニットにおいて、データ送信終了の待ち時間を短縮する
ことができる。
【0080】さらに、この発明によれば、複数のデータ
送信が行われる場合に、受信側のCPUユニットのデー
タ処理機構を待機させることによって、データ処理の後
れを防止することができる。
【0081】この発明によれば、事前にデータ送信の割
込みを通知する場合を限定することにより、受信側CP
Uユニットのデータ送信終了の監視する負荷を軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の計算機の構成の一例
を示した図。
【図2】 実施の形態1のCPUユニットの構成の一例
を示した図。
【図3】 実施の形態1の送信側CPUユニットの動作
手順一例を示した流れ図。
【図4】 実施の形態1の受信側CPUユニットの動作
手順一例を示した流れ図。
【図5】 実施の形態1と従来の技術との動作手順の比
較を示した図。
【図6】 実施の形態2のCPUユニットの構成の一例
を示した図。
【図7】 実施の形態2の送信側CPUユニットの動作
手順一例を示した流れ図。
【図8】 実施の形態2の受信側CPUユニットの動作
手順一例を示した流れ図。
【図9】 実施の形態2と実施の形態1との動作手順の
比較を示した図。
【図10】 実施の形態3のCPUユニットの構成の一
例を示した図。
【図11】 実施の形態3の送信側CPUユニットの動
作手順一例を示した流れ図。
【図12】 実施の形態3の受信側CPUユニットの動
作手順一例を示した流れ図。
【図13】 実施の形態3と実施の形態2との動作手順
の比較を示した図。
【図14】 実施の形態4のCPUユニットの構成の一
例を示した図。
【図15】 実施の形態4の送信側CPUユニットの動
作手順一例を示した流れ図。
【図16】 実施の形態4の受信側CPUユニットの動
作手順一例を示した流れ図。
【図17】 実施の形態4と実施の形態3との動作手順
の比較を示した図。
【図18】 実施の形態5のCPUユニットの構成の一
例を示した図。
【図19】 実施の形態5の送信側CPUユニットの動
作手順一例を示した図。
【図20】 従来の技術における動作手順を示した流れ
図。
【図21】 従来の技術におけるCPUユニットの構成
一例を表わした図。
【符号の説明】
1,1b,1c,1d,1e,1−1,1−2,1−N
CPUユニット(プロセッサユニット)、2 割込み
信号線、3 バス、4 割込み通知レジスタ、5 デー
タ送信終了通知変数(データ送信終了通知変数レジス
タ)、6 データ処理機構、7 CPU(プロセッ
サ)、11 割込み信号送信時間格納変数(割込み信号
送信時間格納変数レジスタ)、31 データ送信所要時
間格納変数(データ送信所要時間格納変数レジスタ)、
32 起動時間格納変数(起動時間格納変数レジス
タ)、41 データ処理機構終了時刻格納変数(データ
処理機構終了時刻格納変数レジスタ)、42 データ処
理所要時間格納変数(データ処理所要時間格納変数レジ
スタ)、51 閾値変数(閾値変数レジスタ)1001
制御回路、1002 アドレスレジスタ、1003
アドレス加算器、1004 カウントレジスタ、100
5 減算器、1006 0(零)検出器、1007 割
込み発生カウントレジスタ、1008 比較器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B045 BB43 BB45 5B061 BA02 CC05 CC09 GG13 5B077 AA01 AA33 BA03 5B098 AA10 FF00 GC16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側プロセッサユニットから受信側プ
    ロセッサユニットへデータを送信する割込みを通知をす
    る割込み通知方式において、 受信側プロセッサユニットは、 プロセッサと、 データ送信の開始を通知する割込み通知信号を受信する
    割込み通知レジスタと、 データ送信の終了を通知するデータ送信終了通知信号を
    受信するデータ送信終了通知変数レジスタと、 上記割込み通知レジスタが割込み通知信号を受信すると
    起動を開始し、起動完了後待機状態とし、上記データ送
    信終了通知変数レジスタがデータ送信終了通知信号を受
    信すると送信されたデータの処理を開始するデータ処理
    機構とを備え、 送信側プロセッサユニットは、 データ送信を開始する時に、割込み通知信号を受信側プ
    ロセッサユニットの割込み通知レジスタへ送信し、デー
    タ送信が終了した時に、受信側プロセッサユニットのデ
    ータ送信終了通知変数レジスタへデータ送信終了通知信
    号を送信するプロセッサとを備えたことを特徴とする割
    込み通知方式。
  2. 【請求項2】 上記送信側プロセッサユニットは、さら
    に、 受信側プロセッサユニットのデータ処理機構が、起動完
    了からデータの処理を開始するまでの待機状態となって
    いる待機時間を記憶する割込み信号送信時間格納変数レ
    ジスタを備え、 上記送信側プロセッサユニットのプロセッサは、受信側
    プロセッサユニットへデータ送信を開始してから割込み
    信号送信時間格納変数レジスタに記憶された待機時間を
    経過した後、受信側プロセスユニットへ割込み通知信号
    を送信することを特徴とする請求項1記載の割込み通知
    方式。
  3. 【請求項3】 上記受信側プロセッサユニットのプロセ
    ッサは、送信側プロセスユニットから送信されたデータ
    を受信した時に、受信側プロセッサユニットのデータ処
    理機構の待機時間を算出し、算出された待機時間を送信
    側の割込み信号送信時間格納変数レジスタへ格納するこ
    とを特徴とする請求項2記載の割込み通知方式。
  4. 【請求項4】 上記送信側プロセッサユニットのプロセ
    ッサは、受信側プロセッサユニットのデータ処理機構が
    起動を開始してから起動を完了するまでの起動時間と、
    送信側プロセッサユニットが所定の単位のデータを送信
    する所定単位送信時間とに基づいて、上記待機時間を算
    出することを特徴とする請求項2記載の割込み通知方
    式。
  5. 【請求項5】 上記送信側プロセッサユニットは、さら
    に、 受信側プロセッサユニットのデータ処理機構の起動時間
    を記憶する起動時間格納変数レジスタを備え、 上記受信側プロセッサユニットのプロセッサは、送信側
    プロセッサユニットの起動時間格納変数レジスタへ自己
    のデータ処理機構の起動時間を格納することを特徴とす
    る請求項4記載の割込み通知方式。
  6. 【請求項6】 上記受信側プロセッサユニットは、さら
    に、データ処理機構によって実行中のデータの処理を終
    了する終了時刻を格納するデータ処理機構終了時刻格納
    変数レジスタを備え、 上記送信側プロセッサユニットのプロセッサは、データ
    の送信を開始する際に、上記受信側プロセッサユニット
    のデータ処理機構終了時刻格納変数レジスタに格納され
    た終了時刻を取得し、取得された終了時刻になるまでの
    時間を処理終了時間として算出し、算出された処理終了
    時間が割込み信号送信時間格納変数レジスタへ格納され
    た待機時間に比べて小さい場合、算出された処理終了時
    間を割込み信号送信時間格納変数レジスタへ格納するこ
    とを特徴とする請求項2記載の割込み通知方式。
  7. 【請求項7】 上記受信側プロセッサユニットは、さら
    に、 所定の単位のデータを処理する処理時間を格納するデー
    タ処理所要時間格納変数レジスタを備え、 上記受信側プロセッサユニットのプロセッサは、データ
    処理機構によってデータの処理を開始する時に、送信さ
    れたデータと上記データ処理所要時間格納変数レジスタ
    に格納された処理時間とに基づいて、終了時刻を算出し
    てデータ処理機構終了時刻格納変数レジスタへ格納する
    ことを特徴とする請求項6記載の割込み通知方式。
  8. 【請求項8】 上記送信側プロセッサユニットは、さら
    に、受信側プロセッサユニットの処理の優先順位を示す
    優先度を判断する閾値を記憶する閾値変数レジスタを備
    え、 上記送信側プロセッサユニットのプロセッサは、受信側
    プロセッサユニットの優先度が閾値変数レジスタに記憶
    された閾値より大きい場合に、割込み通知信号を受信側
    プロセッサユニットへ送信することを特徴とする請求項
    1記載の割込み通知方式。
  9. 【請求項9】 送信されるデータを受信し、受信された
    データを処理するプロセッサユニットにおいて、 データ送信の開始を通知する割込み通知信号を受信する
    割込み通知レジスタと、 データ送信の終了を通知するデータ送信終了通知信号を
    受信するデータ送信終了通知変数レジスタと、 上記割込み通知レジスタが割込み通知信号を受信すると
    起動を開始し、起動完了後待機状態とし、上記データ送
    信終了通知変数レジスタがデータ送信終了通知信号を受
    信すると送信されたデータの処理を開始するデータ処理
    機構とを備えたことを特徴とするプロセッサユニット。
  10. 【請求項10】 送信先のプロセッサユニットへデータ
    を送信するプロセッサユニットにおいて、 上記プロセッサは、データの送信を開始する時に、デー
    タを送信する送信先のプロセッサユニットへ割込みを通
    知する割込み通知信号を送信し、データの送信が終了し
    た時に、データの送信が終了することを通知するデータ
    送信終了通知信号を送信するプロセッサを備えたことを
    特徴とするプロセッサユニット。
  11. 【請求項11】 上記プロセッサユニットは、さらに、 送信先のプロセッサユニットが、送信された上記割込み
    通知信号を受信した後送信されるデータを処理する準備
    を開始し、準備が完了した後、上記データ送信終了通知
    信号が送信されることを待つ待機時間を記憶する割込み
    信号送信時間格納変数レジスタを備え、 上記プロセッサは、送信先のプロセッサユニットへデー
    タ送信を開始してから割込み信号送信時間格納変数レジ
    スタに記憶された待機時間を経過した後、送信先のプロ
    セスユニットへ割込み通知信号を送信することを特徴と
    する請求項10記載のプロセッサユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073313A1 (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 トヨタ自動車株式会社 車両用電子制御システム、車両用電子制御ユニット、車両用制御同期方法
JP2011516979A (ja) * 2008-04-01 2011-05-26 キョウセラ ワイヤレス コーポレーション 通信バス用双方向単線式割り込みライン
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CN109890734A (zh) * 2016-11-02 2019-06-14 三菱电机株式会社 电梯系统

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