JPH1049344A - バッファのビジー制御方式 - Google Patents

バッファのビジー制御方式

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JPH1049344A
JPH1049344A JP8220356A JP22035696A JPH1049344A JP H1049344 A JPH1049344 A JP H1049344A JP 8220356 A JP8220356 A JP 8220356A JP 22035696 A JP22035696 A JP 22035696A JP H1049344 A JPH1049344 A JP H1049344A
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勝治 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信データバッファの使用効率を向上するバッ
ファ制御方式の提供。 【解決手段】受信モジュール2内のデータ長保持バッフ
ァ26に、送信モジュール1が、次に転送を行うデータ
の転送量を保持することにより、ビジー制御回路27
は、受信データバッファ21の残容量が次転送量以下に
なった場合のみ、送信モジュールの送信制御装置に対し
て受信データバッファビジー信号28を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッファ制御方式
に関し、特に、コンピュータ等情報処理装置に用いて好
適とされる受信データバッファの制御方法において装置
間におけるデータ転送時の中断/再開の指示を行う制御
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の受信データバッファのビジー制
御の従来方式は、最初に設定された規定値とバッファの
残容量を比較することで行っている。例えば特開平3−
233745号公報には、所定のバッファ数が設定され
る送信バッファ数レジスタを設け、この値と空きバッフ
ァ数とを比較して、送信一時停止要求を出力する方法が
提案されている。図4に、上記公報に提案されるバッフ
ァ装置の構成を示す。
【0003】図4において、110は管理部で、送信デ
ータ処理部107内に設けられて送信一度停止要求/解
除を管理している。105は送信バッファ数レジスタ
で、所定のバッファ数Bが初期設定される。104は空
きバッファ数レジスタであり、ここには現在の空きバッ
ファ数Nがセットされる。管理部110は空きバッファ
数Nと送信バッファ数レジスタに初期設定されている所
定のバッファ数Bとを比較し、N≦Bならば送信一時停
止要求121aをCPU101に出力する。
【0004】また、空きバッファ数Nが、N>Bに回復
すると、送信一時停止要求は解除される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のバッファ装置を、可変長のデータ転送に適用し
た場合、バッファの使用率が悪くなる、という問題点を
有している。その理由は以下の通りである。
【0006】すなわち、従来のバッファ装置において
は、可変長のデータ転送に対しても、所定のバッファ量
として一定の値が用いられる。そして、この一定値に
は、バッファのオーバーフローが発生しないように、送
信元から転送されてくる可能性のあるデータ量の最大値
が設定される。このため、可変長のデータ転送の際に、
実際に次に転送されてくるデータが、受信バッファに格
納可能な場合においても、受信バッファの残量が所定の
バッファ量に達するまでは、次の転送を実行しないよう
に制御している。
【0007】このような制御方式により、従来技術にお
いては、可変長データの転送に際し、受信バッファの使
用効率、データ転送路の利用率が低下している。
【0008】したがって、本発明は、上記事情に鑑みて
なされたものであって、その目的は、データ受信バッフ
ァの使用効率を高めるビジー制御方式を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のビジー制御方式は、装置間のデータ転送の
制御において、継続する次転送の存在とその転送量
(「次転送量」という)が通知され、前記次転送量と受
信バッファの空き容量をと比較して前記受信バッファの
ビジー判定を行うことにより、前記受信バッファの使用
効率を上げるようにしたことを特徴とする。
【0010】本発明のバッファ制御方式は、受信データ
を格納する受信バッファを含むデータ受信装置におい
て、データ送信装置側からの次転送データの転送量
(「次転送量」という)を保持する手段を備え、前記受
信バッファの残容量が前記次転送量以下になった場合に
のみ、前記データ送信装置側に受信バッファビジー信号
を送出し、データ送信を待機させるように制御すること
を特徴とする。
【0011】また、本発明においては、前記データ送信
装置側からの次転送量情報が得られない場合、前記デー
タ受信装置において前記次転送量として予め定めた所定
の値が設定されることを特徴とする。
【0012】さらに、本発明においては、前記データ送
信装置側から転送されるデータが可変長方式とデータと
され、今回の転送量、及び次回の転送量情報を、今回の
送信データとともに前記データ受信装置に転送し、次転
送データが存在しない場合には所定に識別符号が次回の
転送量情報として格納される、ことを特徴とする。
【0013】本発明の概要を以下に説明する。本発明に
おいては、送信モジュールにはデータ転送時に、次に要
求するデータ転送が既に存在する場合には、その転送量
を予め決められたデータ位置にセットすることで、次転
送の存在とその転送量を受信モジュールに示す機能をも
たせている。同時に、受信モジュールには送信モジュー
ルから送られてきた次転送量を保持し受信データバッフ
ァの残容量と比較するためのデータ長保持バッファ(図
1の26)を設けている。
【0014】
【作用】受信モジュールは、送信モジュールが連続転送
をすべきデータを保持している場合に、通知してきた次
転送量を順次データ長保持バッファに保持し、データ長
保持バッファに保持している値と受信バッファの残容量
と比較してビジー制御を行うので、送信モジュールが多
くの転送データを保持している時に、送信モジュールの
データ転送量が可変長の場合でも、次転送量分のバッフ
ァ空き容量が確保されれば直ちにビジーを解除すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す
図である。図1を参照すると、本発明の実施の形態は、
送信モジュール1と受信モジュール2とがデータ転送路
3で接続されている。送信モジュール1は、送信用デー
タバッファ11と、送信制御装置12と、を備えてい
る。
【0017】また、受信モジュール2は、転送されてく
るデータを蓄積するための受信データバッファ21と、
データバッファ空き容量算出回路24と、規定値レジス
タ25と、データ長保持バッファ26と、ビジー制御回
路27と、を備えて構成されている。
【0018】受信モジュール2のビジー制御回路27は
送信モジュール1の送信制御装置12と接続されてい
る。
【0019】次に、本発明の実施の形態の動作を説明す
る。
【0020】図1を参照すると、送信モジュール1の送
信用データバッファ11に蓄積された送信データ100
〜103は、順次受信モジュール2に転送されて受信デ
ータバッファ21に格納される。受信データバッファ2
1は、使用中の領域22と未使用の領域22と、を含
み、受信データバッファ21における空き容量(未使用
の領域の容量)は、データバッファ空き容量算出回路2
4によって検出され、ビジー制御回路27に報告され
る。
【0021】ビジー制御回路27は、データバッファ空
き容量算出回路24から供給されたデータバッファ空き
容量と、データ長保持バッファ26の値と、を比較し、
データバッファ空き容量の方が少ない場合には、送信モ
ジュール1の送信制御装置12に受信データバッファビ
ジー信号28で通知する。
【0022】データ長保持バッファ26の値は、各デー
タ転送毎に、送信モジュール1から送られてくる次転送
量に更新され、次転送量が送られてこない場合には規定
値レジスタ25に設定されている値に更新される。
【0023】規定値レジスタ25には、初期設定におい
て、送信モジュール1固有の値がセットされる。
【0024】次に、受信モジュール2の動作を、図1及
び図3に示したフローチャートを参照して以下に説明す
る。
【0025】処理開始後、最初に初期設定値を規定値レ
ジスタ25にセットする(ステップ301)。
【0026】次に、データ長保持バッファ26に次転送
量として規定値レジスタ25の値をセットする(ステッ
プ302)。
【0027】次に、ビジー制御回路27は、受信データ
バッファ21の空き容量とデータ長保持バッファ26の
値とを比較し、データ長保持バッファ26の値の方が大
きい場合には、送信モジュール1の送信制御回路12に
対してビジー信号を送出し、受信データバッファ21に
データ長保持バッファ26の値以上の空き容量が確保さ
れるまで待ち状態とする(ステップ303〜305)。
【0028】一方、ステップ303の判定にて、受信デ
ータバッファ21の空き容量がデータ長保持バッファ2
6の値よりも大きい時には、更に、ビジー信号の送信中
であるか否かをチェックし(ステップ307)、ビジー
信号を送信中の場合にはビジー信号を解除し(ステップ
310)、次のデータ転送が実行可能な状態にする。そ
して、送信モジュール1は、送信用データバッファ11
のデータを受信モジュール2に対してデータ転送を実行
する(ステップ311)。
【0029】受信モジュール2は、転送データ内に次転
送長がセットされているか否かをチェックし(ステップ
312)、次転送長がセットされていない場合には(ス
テップ312のno)、データ長保持バッファの値を規
定値レジスタの値に更新する(ステップ302)。
【0030】一方、次転送長がセットされている場合に
は(ステップ312のyes)、データ長保持バッファ
の値を次転送長に更新する(ステップ315)。
【0031】上記した本発明の実施の形態を、実施例に
基づき詳しく説明する。
【0032】図2は、本発明の一実施例を説明するため
の図であり、送信モジュール1から受信モジュール2へ
転送されるデータのフォーマットの一例を示したもので
ある。
【0033】図2を参照して、送信モジュール1はデー
タ転送の時に、予め決められた位置に今回の転送量20
0と次転送量201とをセットして送信データ202を
送信する。
【0034】次転送量201は、送信モジュール1の送
信用データバッファ11内に次にデータ転送のデータが
既に存在している時に、その値がセットされる。一方、
今回転送されるデータが、送信用データバッファ11内
の最後のデータ転送である場合、すなわち送信用データ
バッファ11内に次転送データが存在していない場合に
は、予め規定された値、例えば“0”等、をセットする
ことにより、送信モジュール1において送信待ちのデー
タが送信用データバッファ11の中に存在しないことを
指示する。
【0035】送信モジュール1が次転送データが存在し
ないことを示してきた場合には、次に実行されるデータ
転送のデータ量が不明であるので、受信モジュール2
は、新しい次の転送に備えるために、データ長保持バッ
ファ26の値を規定値レジスタ25の値に更新する。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信モジュールが複数の転送データを保持している場合
に、通知してきた次転送量を順次受信バッファの残容量
と比較してビジー制御を行い、送信モジュールのデータ
転送量が可変長の場合でも、次転送量分のバッファ空き
容量が確保されれば直ちにビジーを解除することができ
るので、送信モジュールが送信待ち状態等の多くの転送
データを保持している時に、効率良く受信バッファを利
用することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を説明するための図であり、
転送データ形式の構成の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】従来のバッファ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 送信モジュール 2 受信モジュール 12 送信制御装置 21 受信データバッファ 22 使用中の領域 23 未使用の領域 24 データバッファ空き容量算出回路 25 規定値レジスタ 26 データ長保持バッファ 27 ビジー制御回路 100〜103 送信データ 200 今回の送信データ長 201 次データ転送量 202 送信データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置間のデータ転送の制御において、 継続する次転送の存在とその転送量(「次転送量」とい
    う)が通知され、前記次転送量と受信バッファの空き容
    量をと比較して前記受信バッファのビジー判定を行うこ
    とにより、前記受信バッファの使用効率を上げるように
    したことを特徴とするバッファ制御装置。
  2. 【請求項2】受信データを格納する受信バッファを含む
    データ受信装置において、データ送信装置側からの次転
    送データの転送量(「次転送量」という)を保持する手
    段を備え、 前記受信バッファの残容量が前記次転送量以下になった
    場合にのみ、前記データ送信装置側に受信バッファビジ
    ー信号を送出し、データ送信を待機させるように制御す
    ることを特徴とするバッファ制御方式。
  3. 【請求項3】前記データ送信装置側からの次転送量情報
    が得られない場合、前記データ受信装置において前記次
    転送量として予め定めた所定の値が設定されることを特
    徴とする請求項2記載のバッファ制御方式。
  4. 【請求項4】前記データ送信装置側から転送されるデー
    タが可変長方式とデータとされ、今回の転送量、及び次
    回の転送量情報を、今回の送信データとともに前記デー
    タ受信装置に転送し、次転送データが存在しない場合に
    は所定に識別符号が次回の転送量情報として格納され
    る、ことを特徴とする請求項2記載のバッファ制御方
    式。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004530197A (ja) * 2001-03-09 2004-09-30 ソニックス インコーポレイテッド 非ブロック化共有インターフェイスを持つ通信システム及び方法
JP2008210012A (ja) 2007-02-23 2008-09-11 Fujitsu Ltd データ復号処理プログラムおよびデータ復号処理装置
JP2010181915A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Nec Corp データ入出力装置
JP2012190415A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Toshiba Corp バッファ管理装置、バッファ管理方法及び記憶装置
JP2014032695A (ja) * 2013-10-15 2014-02-20 Canon Inc 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム

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