JP2001305898A - 画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
る画像形成を行ってもオフセットを起こすことなく、か
つ光沢と艶消しの中間調の画像を得る。 【解決手段】 発熱体2で加熱された定着ローラ1と加
圧ローラ3で被定着物5を挟持して被定着物5上のトナ
ー5aを加熱溶融する。さらに冷却部4により定着ロー
ラ1が冷却され被定着物5上のトナー5aが冷却されて
軟化点あるいは融点以下になった後、定着ローラ1より
被定着物5が引き剥がされる。このとき、定着ローラ1
のトナー5aに接触する側の面は表面粗さRzが1μm
以上100μm以下としてあるため、溶融粘度の低いト
ナー5aの表面に凹凸が形成されて、定着ローラ1上の
トナー5aの表面は光沢と艶消しの中間調の画像とな
る。
Description
ミリ、プリンタ等に用いられている静電気を利用した静
電荷現像する電子写真方式を用いる画像形成方法であ
り、特に光沢と艶消しの中間調の画像を形成する画像形
成方法に関するものである。
しながら挟み込みトナーを押しつぶし定着を行うわけで
あるが、この定着方式に用いられるトナーは、軟化から
完全溶融状態までのいわゆるゴム域の範囲内においては
樹脂の粘度が非常に高いため、自己凝集力が高く定着ロ
ーラにトナーの一部が接着するオフセットの発生はな
い。しかし、完全溶融状態になると樹脂の粘度の低下が
著しく、自己凝集力の低下が起こることから定着ローラ
に一部トナーが接着するという現象が起こる。したがっ
て、実際の熱定着においてはトナーのゴム域範囲内にお
ける粘度範囲で定着が行われている。このように、ゴム
域状態の粘度が高いトナーに使用される樹脂の融点はか
なり高くなり、必然的に定着温度を上げざるを得ず、定
着に必要な熱エネルギーは莫大となる。
資源及び省エネルギーの要求が高まっており、電子写真
方式を用いる画像形成装置においても、省エネルギーの
ために消費電力を抑える動きが活発化している。特に電
力消費の激しい定着を行う分野においても低温度定着化
が進んでいる。この低温度定着を実現するためには、当
然トナーの軟化点あるいは融点を下げざるをえず、この
ためトナーに使用されている熱可塑性の樹脂の特性とし
て、軟化点あるいは融点が下がると必然的に溶融粘度も
下がるという性質がある。
は融点は樹脂の分子量,分子量分布,結晶化度,架橋
度,分子間力等によって決まり、同一構造の樹脂の軟化
点あるいは融点を下げるためには、このうちの分子量,
架橋度を下げるか、分子量分布を狭くせざるを得ない。
そして、分子量分布は樹脂の保存性の限界から下限が決
まってくるので、分子量自体を下げると必然的に狭くな
ってしまう。一般に分子量を下げると分子鎖は短くなる
ために絡み合いが緩くなり溶融粘度は下がる。また、分
子量分布が狭くなってもやはり分子鎖の絡み合いが緩く
なり溶融粘度は下がる。さらに、分子間の架橋度を下げ
るとそれぞれの分子が動きやすくなるために溶融粘度は
下がる。
然ゴム域状態における粘度の低下も著しく、このような
粘度の低いトナーに至っては定着時に加熱溶融され溶融
粘度が低いがために引き剥がしの際トナーの一部が定着
部材に接着しトナー層が層間剥離状態となるホットオフ
セットを起こし、一般的な熱ローラ定着では使用できな
い。この問題を補助的に解決する方法として定着部材へ
のオイル塗布があるがトナーの粘度の低下と共に離型効
果の発現は不完全なものとなる。
ーであっても、特公昭51―29825号公報の電子写
真の定着方法や、特開昭63−118291号公報,特
開昭63−118292号公報,特開昭63−1182
93号公報の熱転写記録方法に開示されるような技術に
より、オフセットすることなく定着することができる。
るものは、フィルムシートを利用した定着部で被定着物
に熱を印加した後、フィルムシートと被定着物の密着を
保ったまま冷却を行いトナーが固化した後引き剥がすと
いうものであり、さらに強制冷却の概念も盛り込まれて
おり、具体的な強制冷却方法として送風、水冷が挙げら
れている。
して特開昭63−118291号公報,特開昭63−1
18292号公報,特開昭63−118293号公報に
記載されるように、ワックスを主成分としたような粘度
の低いホットメルト印字媒体であっても連続的な稼働状
態でフィルムに対してオフセットの生ずることのない定
着ができるようになった。一般に熱転写の印字媒体は主
成分がワックスであり、ワックスの粘度は10から10
4程度であり、このような低粘度の印字媒体であっても
オフセットが発生することはない。
差走査熱量計(DSC)で測定した温度がトップピーク
値以下の温度に下がってからフィルムシートを引き剥が
すというものである。特に、特開昭63―118291
号公報では冷却方法として空気吹き付け、または冷媒と
して水、フレオンガス等で強制的に冷却を行うことが、
特開昭63―118292号公報ではフィルムシートと
被転写体とを密着した状態で冷却部を通過させること
が、また特開昭63―118293号公報ではフィルム
シートと被転写体とを引き剥がす機構を設け、また引き
剥がすまでの間フィルムシートと被転写体を密着した状
態に保つ機構も設けていることが記載されている。
着部材)上に印字媒体(トナー)が残る現象(いわゆる
オフセット)を防止している。したがって、この方式に
よれば従来の方式に比べて、溶融粘度の低いトナーでも
オフセットを起こすことなく使用することができる。
[c poise]以上の溶融粘度が高めのトナーであれば特に
問題はないが、1013 [c poise]以下のトナーを用いる
と、溶融粘度が低いために定着部材で簡単に押しつぶさ
れ、トナーの表面が定着部材の表面粗さに沿ってエンボ
スされてしまう。したがって、定着部材の表面が平滑で
あれば高光沢になり、表面粗さが粗ければ完全な艶消し
画像となっている。
ラーの画像形成方法として、マゼンタトナー、シアント
ナー及びイエロートナーの3色の有彩色トナーを用いる
画像形成方法、または、この3色の有彩色トナーにブラ
ックトナーを加えて4色のトナーを用いる画像形成方法
が提案,実施されている。これらの画像品質はいずれも
高光沢を狙っており、この光沢画像はデジタルカメラの
写真画像の出力や銀塩写真のコピーとしての出力として
はそこそこの画像が得られている。
コンピュータの普及によって、この画像形成方法による
出力の利用される範囲は広がり、ビジネス用途のプレゼ
ンテーション用の画像や表,グラフの作成、あるいは、
CADの出力端末としても使用されるに至って、この高
光沢となる出力のために、光ってみにくいという問題が
発生している。
を消して艶消し画像とすれば良いが、この場合には写真
画像において光沢がないために、写真画像の鮮やかさや
色調が失われ品位の低いものとなってしまい、これら写
真用途とビジネス用途を同時に満足する光沢と艶消しと
の中間調の画像を得ることができる画像形成方法が望ま
れている。
ことに指向するものであり、低温度定着を行う際に、溶
融粘度の低いトナーによる画像形成を行ってもオフセッ
トを起こすことなく、かつ光沢と艶消しの中間調の画像
を得る画像形成方法を提供することを目的とする。
に、本発明に係る画像形成方法は、静電気を利用した静
電荷現像装置において、発熱体を有しローラ状あるいは
ベルト状である定着部材と一対の加圧部材から成る定着
部に、トナーによる粉像が形成された被定着物を搬送さ
せ、トナーの軟化点あるいは融点以上の状態まで加熱を
行い、トナーの溶解後に加熱を停止して冷却し、トナー
の温度が軟化点あるいは融点以下となったときに、定着
部において被定着物を定着部材から引き剥がす画像形成
方法であって、定着部材と加圧部材間の加圧力により被
定着物を挟持させて画像形成する定着部材に艶消し画像
を得る表面粗さを有し、その表面粗さRzが1μm以上
100μm以下であることを特徴とする。
圧力を、トナーの軟化点あるいは融点以上の温度におけ
る溶融粘度をηとすると、線圧でP=((9/5)×L
ogη−4/5)/15からP=((1/100)×L
ogη)/15[9.8×100 N/m]とする。
あるいは融点以上の温度において10〜1013 [c pois
e]であるように構成したものである。
部材の面の表面粗さRzが1〜100μmであれば、ト
ナー溶融時にトナーの溶融粘度が低下して押しつぶされ
ても表面粗さにより凹凸が形成されて、表面の光は乱反
射することから光沢と艶消しの中間調の画像が得られ、
また加圧力をトナーの軟化点あるいは融点以上の温度に
おける溶融粘度をηとすると、線圧でP=((9/5)
×Logη−4/5)/15からP=((1/100)
×Logη)/15[9.8×100 N/m]であれ
ば、トナーの接着性やトナー画像の再現性を損なうこと
なく光沢と艶消しの中間調の画像が得ることができる。
ける実施の形態を詳細に説明する。
1である画像形成装置の定着部の機構を示した図であ
る。図1において、1は定着ローラ、2は発熱体、3は
加圧ローラ、4は冷却部、5は被定着物、5aはトナー
である。
等の発熱体2で加熱された定着ローラ1と加圧ローラ3
で被定着物5を挟持して被定着物5上のトナー5aを加
熱溶融する。さらに冷却部4により定着ローラ1が冷却
され被定着物5上のトナー5aが冷却されて軟化点ある
いは融点以下になった後、定着ローラ1より被定着物5
が引き剥がされる。このとき、定着ローラ1のトナー5
aに接触する側の面は表面粗さRzが1μm以上100
μm以下としてあるため、溶融粘度の低いトナー5aの
表面に凹凸が形成されて、定着ローラ1上のトナー5a
の表面は光沢と艶消しの中間調の画像となり易い。この
図1において、冷却部4は回転するローラ状の形状でも
良いし、固定されていてもよく、どのような形状であっ
ても良い、また、内部に水等の冷媒を通して積極的に冷
却を行っても良い。
る画像形成装置の定着部の機構を示した図である。図2
において、1は定着ローラ、1aは定着ベルト、1bは
補助ベルト、2は発熱体、3,3′は加圧ローラ、5は
被定着物、5aはトナー、6は冷却ローラである。
ーラ1の代わりに、定着ローラ1を使用してその上にエ
ンドレスのフィルムまたはシートから成る無端ベルトの
定着ベルト1aが冷却ローラ6と共にかけられている。
また、加圧ローラ3は定着ベルト1aを介して定着ロー
ラ1と被定着物5を挟持する加圧ローラであり、加圧ロ
ーラ3′と共に補助ベルト1bがかけられている。した
がって、これは図1に示す実施例1の定着ローラ1に代
えて定着ベルト1aを介するようにした形状でありその
効果は同様である。また、このとき加圧ローラ3′及び
補助ベルト1bはなくても良い。
ラ1及び冷却ローラ6の間で空気等を吹き付けて冷却し
ても良いし、あるいは定着ローラ1及び冷却ローラ6の
距離を充分とって自然冷却しても良い。
いは融点以下になった後、定着ベルト1aより被定着物
5が引き剥がされる。さらに、定着ベルト1aがトナー
5aに接触する側の面は、表面粗さRzを1μm以上1
00μm以下としてあるため被定着物5上の溶融粘度の
低いトナー5aの表面は光沢と艶消しの中間調の画像と
なり易い。
る画像形成装置の定着部の機構を示した図である。図3
において、1aは定着ベルト、1bは補助ベルト、2a
は線状発熱体、3は加圧ローラ、5は被定着物、5aは
トナー、6は冷却ローラ、7,7′は補助ローラであ
る。
ローラ1の代わりに固定された線状発熱体2aにより定
着ベルト1aを介して被定着物5を加熱する。加圧ロー
ラ3は定着ベルト1aを介して線状発熱体2aで被定着
物5を挟持する加圧ローラであり、この図3では補助ロ
ーラ7′と共に補助ベルト1bがかけられているが、補
助ベルト1bと補助ローラ7′はなくても良い。冷却ロ
ーラ6は補助ローラ7と共に、線状発熱体2aを通る定
着ベルト1aがかけられている。この場合にも補助ロー
ラ7はなくてもよい。また、冷却ローラ6では冷却せず
線状発熱体2aと冷却ローラ6の間で空気を吹き付ける
等の自然冷却を利用しても良い。
いは融点以下になった後、定着ベルト1aより被定着物
5が引き剥がされ、また定着ベルト1aのトナー5aに
接触する側の面は表面粗さRzを1μm以上100μm
以下としてあるため、定着ベルト1a側の溶融粘度の低
いトナー5aの表面は光沢の無い艶消し画像となり易
い。
方式としては、どのような方法でも可能であり、例え
ば、乾式現像の場合、一成分現像であっても良いし、ま
たは二成分現像であっても良く、トナージェットのよう
な他の現像方式であっても良い。あるいは、湿式現像の
ようなものでも良い。
像形成方法として実施されている画像品質はいずれも高
光沢を狙ったものである。この高光沢の画像はデジタル
カメラの写真画像や銀塩写真のコピーの出力として、そ
こそこの画像が得られる。しかし、ビジネス用途のプレ
ゼンテーション用の画像や表,グラフの作成、あるい
は、CAD出力として使用するにいたって、高光沢のた
めに光ってみにくいという課題が生じている。これを避
けるために画像の光沢を消して艶消し画像とすれば良い
訳であるが、写真画像としては光沢がないため、写真画
像の鮮やかさや色調が失われ品位の低いものとなってし
まう。これら写真用途とビジネス用途を同時に満足する
ために、光沢と艶消しの中間調の画像を得ることを目的
とする。
省エネルギーの要求に沿って、電子写真においても消費
電力を抑える動きが活発化し、特に電力消費の激しい定
着の分野で低温度定着化が進みつつある。低エネルギー
で定着するためには低エネルギー低粘度のトナーを使用
することとなり、このようなトナーでは簡単に表面がつ
ぶれてしまうために光沢が出てしまう。
対応すべく、低エネルギーでも可能な定着性改良の定着
器を設け、定着においては熱を印加して挟み込み加圧す
るときに、被定着物に当たる面の平滑度がRzで0.0
1μm以上であればトナー溶融時にトナーの粘度が低下
して押しつぶされても定着面の表面粗さによりエンボス
され、表面は荒れた状態となり光は乱反射することから
光沢のない艶消し画像が得られた。
満足するためには、光沢と艶消しの中間調を出さなくて
はならないが、いろいろの使用条件に対し安定してこれ
ら光沢と艶けしの中間調を出すための条件がこれまで明
らかになっていなかった。本発明はこれらの問題を克服
して、光沢と艶消しの中間調を常に安定した状態で提供
するために鋭意検討した結果、トナーの溶融粘度が軟化
点あるいは融点以上の温度において10〜1013c po
iseであり、静電気を利用した静電荷現像装置におい
て、定着部材の一対の発熱体の間にトナー粉像の形成さ
れた支持体を挟持させ、粉像の軟化点あるいは融点以上
の状態に加熱してトナー粉像を溶解し、その後、加熱を
停止し冷却して、トナー粉像の温度が軟化点あるいは融
点以下になった時、定着部材から引き剥がす定着部を持
ち、かつ定着部の表面粗さがRzで1μm以上100μ
m以下である定着システムで、使用するトナーの軟化点
あるいは融点以上の温度で溶融粘度がη[c poise]で
ある時、一対の発熱体の加圧力が線圧でP=((9/
5)×Logη−4/5)/15からP=((1/10
0)×Logη)/15[9.8×100 N/m]で
あれば、写真用途とビジネス用途を同時に満足できる中
間調の光沢が得られることがわかった。
大きいほど艶消しのレベルが高く、また逆に定着部の表
面粗さが低ければ低い程光沢のレベルが高くなる。した
がって、好ましくはRzで3μm以上、もっと好ましく
は5μm以上が望ましく、上限値として好ましくは80
μm以下、もっと好ましくは50μm以下が望ましい。
また、定着時の加圧力が低すぎるとトナー表面の凹凸を
潰しきることができずに表面の平滑性が下がり艶消しに
なり過ぎ、また被定着物に対するトナーの接着が弱くな
りトナーの脱落等の問題が起こりやすくなる。逆に高す
ぎるとトナー粉の粒子は潰されて表面が粗された定着部
材の表面にそって密着し、トナー層の表面は定着部材の
表面粗さがエンボスされ艶消しとなるが、トナー層を潰
しすぎて実際のトナー粉像が太ってしまい画像の正確な
再現性がなくなる。
圧力が図4に示すグラフの範囲内であればよいことがわ
かった。図4に示すグラフ中の○印は5℃10%から3
5℃80%の環境で本発明の意図する品質が得られたこ
とを示している。また、△印は常温常湿に於いては本発
明の意図する品質が得られるが、高温高湿、低温低湿の
環境ではそれぞれ問題があり、高温高湿の環境で圧力が
高い場合、ドットが潰れすぎて画像が太りぎみになり、
低温低湿の環境で圧力が低い場合、トナーの接着が少し
甘くなりやすい。さらに、×は高温高湿の環境に於いて
画像が完全に潰れて画像再現性に問題があり、低温低湿
の環境に於いてはトナーの接着が甘くトナーの脱落が簡
単に生じる。なお、グラフ中の縦軸は加圧の片側を表し
ているので両側加圧では2倍の加圧となっており、実験
に使用した加圧ローラの実長は30cmであった。
時、定着部材と一対の加圧部材の加圧力が線圧でP=
((9/5)×Logη−4/5)/15からP=
((1/100)×Logη)/15[9.8×100
N/m]であれば充分実用の範囲内ではあるが、好ま
しくはP=((9/7)×Logη−2/7)/15か
らP=((9/700)×Logη−2/700)/1
5[9.8×100 N/m]、もっと好ましくはP=
(Logη)/15からP=((19/1200)Lo
gη−7/1200)/15[9.8×100 N/
m]が良く、この範囲であればトナーの接着性、トナー
画像の再現性のそれぞれを損なうことなく光沢と艶消し
の中間調の画像が得られることがわかった。
てはいろいろな方法が考えられるが、本発明はその方法
に制約を受けるものではない。一例として定着材の表面
をサンドブラストのようなもので機械的に粗しても良い
し、定着材の表面に二次粒子径で0.01〜5μm程度
のピグメントを分散した樹脂をコーティングしても良
く、また成膜条件で表面に凹凸を付けてもよく、その他
のどのような方法であっても表面粗さRzが1μm以上
100μm以下となれば良い。
ダー樹脂の一例としては、ポリスチレン、ポリp−クロ
ロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びそ
の置換体の単重合体;スチレン−p−クロロスチレン共
重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビ
ニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共
重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸
ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル
酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリル酸
メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合
体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸
エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチ
ルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポ
キシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹
脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、脂肪族または
脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフ
ィン、パラフィンワックスなどが挙げられ、単独あるい
は混合して使用できるが特にこれらに限定するものでは
なく、これらの樹脂に、必要に応じてカーボンブラック
やカラー顔料を混練分散して使用すればよく、当然帯電
制御剤の併用も可能である。
整するためにシリカ、チタン、ストロンチウム等の添加
剤を加えても良い。
置の定着部の機構にて、(表1)に示す溶融粘度ηのト
ナーを用いて、光沢度(%)は日本電色工業(株)製の
光沢度計を使用し、JISZ8741に基づいて、照射
角度60°で測定を行った被定着部上に画像形成された
艶消しの測定結果の例を示す。
1μm、使用トナーを(表1)に示すイエロー1、マゼ
ンタ1、シアン1、ブラック1として、定着時のトナー
の温度を140℃として、画像形成処理を行ったとこ
ろ、すべての有彩色部及びブラック部ともに光沢と艶消
しの中間調の画像を得ることができた。
Rzを2μm、使用トナーをイエロー2、マゼンタ2、
シアン2、ブラック2、定着時のトナーの温度を110
℃として、画像形成処理を行ったところ、すべての有彩
色部及びブラック部ともに光沢と艶消しの中間調の画像
を得ることができた。
さRzを3μm、使用トナーをイエロー1、マゼンタ
1、シアン1、ブラック1、定着時トナーの温度を11
0℃として、画像形成処理を行ったところ、すべての有
彩色部及びブラック部ともに光沢と艶消しの中間調の画
像を得ることができた。
10μm、使用トナーをイエロー1、マゼンタ1、シア
ン1、ブラック2、定着時のトナー温度を110℃とし
て、画像形成処理を行ったところ、すべての有彩色部及
びブラック部ともに光沢と艶消しの中間調の画像を得る
ことができた。
5μm、使用トナーをイエロー2、マゼンタ2、シアン
2、ブラック2、定着時のトナー温度を140℃とし
て、画像形成処理を行ったところ、すべての有彩色部及
びブラック部ともに光沢と艶消しの中間調の画像を得る
ことができた。
100μm、使用トナーをイエロー2、マゼンタ2、シ
アン2、ブラック2、定着時のトナー温度を110℃と
して、画像形成処理を行ったところ、すべての有彩色部
及びブラック部ともに光沢と艶消しの中間調の画像を得
ることができた。
80μm、使用トナーをイエロー3、マゼンタ3、シア
ン3、ブラック3、定着時のトナー温度を140℃とし
て、画像形成処理を行ったところ、すべての有彩色部及
びブラック部ともに光沢と艶消しの中間調の画像を得る
ことができた。
50μm、使用トナーをイエロー2、マゼンタ2、シア
ン2、ブラック2、定着時のトナー温度を110℃とし
て、画像形成処理を行ったところ、すべての有彩色部及
びブラック部ともに光沢と艶消しの中間調の画像を得る
ことができた。
とめると、(表2)のようになる。
材に表面粗さRzで1〜100μmとして、定着部材と
一対を成す加圧部材が、線圧でP=((9/5)×Lo
gη−4/5)/15からP=((1/100)×Lo
gη)/15[9.8×100 N/m](η;溶融粘
度)で加圧することにより、溶融粘度の低いトナーでも
オフセットを起こすことなく、さらにトナーの接着性、
トナー画像の再現性を損なうことなく光沢と艶消しの中
間調の画像を得ることができる。
被定着物に当たる定着部材の面の表面粗さRzを1〜1
00μmとすることで、トナー溶融時にトナーの溶融粘
度が低下して押しつぶされても表面粗さRzにより凹凸
が形成されて、表面の光は乱反射することから光沢のな
い艶消し画像が得ることができ、また加圧力をトナーの
軟化点あるいは融点以上の温度における溶融粘度ηにお
いて、線圧でP=((9/5)×Logη−4/5)/
15からP=((1/100)×Logη)/15
[9.8×100 N/m]とすることにより、被定着物
へのトナーの接着性や、トナー層の潰しすぎによるトナ
ー画像の再現性を損なうようなことなく光沢のない艶消
しの画像が得ることができるという効果を奏する。
像形成装置の定着部の機構を示す図
像形成装置の定着部の機構を示す図
像形成装置の定着部の機構を示す図
を示す図
Claims (4)
- 【請求項1】 静電気を利用した静電荷現像装置におい
て、発熱体を有しローラ状あるいはベルト状である定着
部材と一対の加圧部材とから成る定着部に、トナーによ
る粉像が形成された被定着物を搬送させ、前記トナーの
軟化点あるいは融点以上の状態まで加熱を行い、前記ト
ナーの溶解後に加熱を停止して冷却し、前記トナーの温
度が軟化点あるいは融点以下となったときに、前記定着
部において前記被定着物を前記定着部材から引き剥がす
画像形成方法であって、 前記定着部材と前記加圧部材間の加圧力により前記被定
着物を挟持させて画像形成する前記定着部材に光沢と艶
消しの中間調の画像を得る表面粗さを有することを特徴
とする画像形成方法。 - 【請求項2】 前記定着部材の表面粗さRzが1μm以
上100μm以下であることを特徴とする請求項1記載
の画像形成方法。 - 【請求項3】 前記定着部材と前記加圧部材間の加圧力
を、トナーの軟化点あるいは融点以上の温度における溶
融粘度をηとすると、線圧でP=((9/5)×Log
η−4/5)/15からP=((1/100)×Log
η)/15[9.8×100 N/m]とすることを特徴
とする請求項2記載の画像形成方法。 - 【請求項4】 前記トナーの溶融粘度が、軟化点あるい
は融点以上の温度において10〜1013 [c poise]であ
ることを特徴とする請求項3記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
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JP2004054053A (ja) * | 2002-07-22 | 2004-02-19 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法 |
JP2004069787A (ja) * | 2002-08-01 | 2004-03-04 | Ricoh Co Ltd | 画像形成方法 |
JP2012118516A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-06-21 | Konica Minolta Business Technologies Inc | ホログラム画像形成方法、静電荷像現像用トナーおよびホログラム画像形成装置 |
CN111942911A (zh) * | 2019-05-16 | 2020-11-17 | 柯尼卡美能达株式会社 | 粉体供给装置以及粉体供给方法 |
-
2000
- 2000-04-25 JP JP2000124441A patent/JP2001305898A/ja active Pending
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