JP2001305428A - ズーム光学系 - Google Patents
ズーム光学系Info
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- G02B15/14—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective
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- G02B15/1431—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being positive
- G02B15/143103—Optical objectives with means for varying the magnification by axial movement of one or more lenses or groups of lenses relative to the image plane for continuously varying the equivalent focal length of the objective having three groups only the first group being positive arranged ++-
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Abstract
際の結像性能の劣化の少ない高変倍比の光学系を実現す
る。 【解決手段】 正の第1群と正の第2群と負の第3群
とよりなり、第1群と第2群の間隔を増大させ、第2群
と第3群との間隔を減少するように第1、第2、第3群
を物体側へ移動させて広角端から望遠端への変倍を行な
うようにした光学系で、下記条件を満足するようにし
た。 (1) fT/fW>3.8 (2) 0<[S(fTa)−S(fW)]/(fTa
−fW)<0.2 (3) 0.8<L(fTa)/(fTa−fW)<
1.05 (4) 0<H(G1)/fTa<0.023
Description
レンズシャッターカメラに用いられるズーム光学系に関
するものである。
ムレンズを用いるものが一般的であり、特に変倍比が3
を超えるレンズ系の要望が高くなっている。一方小型で
安価なレンズ系の要望が高くなっている。
して、様々なタイプのレンズ系が知られているが、特に
変倍比3以上のレンズ系の場合、正、正、負の屈折力配
分の3群ズームレンズが多く知られている。この3群ズ
ームレンズは、例えば物体側より順に、正の屈折力の第
1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群と負の屈折力の
第3レンズ群よりなり、広角端から望遠端へのズーミン
グの際に、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大
し第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が減少するように
各レンズ群を物体側へ繰り出すようにしたレンズ系であ
る。
て、特開平11−183801号、特開平11−119
098号、特開平11−52232号、特開平9−17
9025号、特開平9−120028号、特開平9−9
0225号、特開平8−262325号の各公報に記載
されているズームレンズが知られている。これら従来例
は、焦点距離の変化に対して望遠端での全長が長く複雑
で大きな鏡枠が必要になる。
れているズームレンズは、望遠比が大でありカメラを小
型にすることは難しい。
されたズームレンズは、空気間隔等の要求精度が高く製
作が難しい。
特に焦点距離の変化に対して望遠端における全長が短
く、光学性能が良好であり、ズーミングの際の結像性能
の劣化が少ないズーム光学系を提供するものである。特
に変倍比が3.8を超える高変倍のズーム光学系を提供
するものである。
(第1の構成の光学系)は、例えば図1に示すように物
体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と正の屈
折力の第2レンズ群G2と負の屈折力の第3レンズ群G
3とよりなり、広角端から望遠端への変倍に際し、第1
レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し第2
レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少するよ
うに各レンズ群G1、G2、G3を物体側へ繰り出すも
ので、下記条件(1)、(2)、(3)、(4)を満足
することを特徴とする。
−fW)<0.2 (3) 0.8<L(fTa)/(fTa−fW)<
1.05 (4) 0<H(G1)/fTa<0.023 ただしfT,fWは夫々望遠端および広角端における全
系の焦点距離、fTaは広角端の焦点距離の3.8倍を
超える焦点距離領域の任意の焦点距離、S(W)は広角
端における最も物体側の面から最も像側の面までの距
離、S(fTa)は焦点距離がfTaにおける最も物体
側の面から最も像側の面までの距離、L(fTa)は焦
点距離fTaにおける最も物体側の面から像面までの距
離、H(G1)は最も物体側の面から第1レンズ群G1
の前側主点までの距離である。
ために上記のような正の第1レンズ群G1と正の第2レ
ンズ群G2と負の第3レンズ群G3にて構成し、第1レ
ンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し第2レ
ンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少するよう
にレンズ群G1、G2、G3のいずれも物体側に繰り出
すことにより広角端から望遠端への変倍を行なうように
した。
理由により前記条件(1)、(2)、(3)、(4)を
満足するようにした。
ム比を示すものであって、この条件(1)の下限の3.
8を超えると目的とする高変倍ズーム光学系になし得な
い。
件(2)、(3)の分母(fTa−fW)の値が小にな
り、これら条件を満足するようなレンズ構成にするのが
困難になる。
側の面)から最終面(最も像側の面)までの距離のズー
ミング時焦点距離をfWから(fTaまで変化させた
時)の変化量と全系の焦点距離のズーミング時焦点距離
をfWから(fTaまで変化させた時)の変化量との比
で、下限の0を超えると光軸方向のレンズ面の位置ずれ
に対するバックフォーカス位置の補正感度が大になり結
像性能が劣化しやすくなる。また上限の0.2を超える
と各レンズ群のパワーが弱くなり、全長を短くしようと
すると変倍比を確保することが困難になる。また、レン
ズ系の一部を光軸方向へ移動させてフォーカシングを行
なう場合、移動レンズ群の移動量が大になり、フォーカ
シング可能な至近距離を小にすることができない。
に代えて下記条件(2−1)を満足するようにすればよ
り望ましい。 (2−1) 0<[S(fTa)−S(fW)]/(f
Ta−fW)<0.07
時)の光学系の全長と全系の焦点距離の変化量(広角端
から焦点距離fTaまでの焦点距離の変量)との比を定
めたもので、この条件(3)の下限の0.8を超えると
球面収差、コマ収差、軸上色収差のズーミング時の変動
が大になる等の性能劣化が著しい。また、上限の1.0
5を超えると望遠比[L(fTa)/fTa]が増大
し、光学系の全長を短くすることが出来ない。
1.04、下限値を0.9とし下記条件(3−1)を満
足するようにすればより望ましい。 (3−1) 0.9<L(fTa)/(fTa−fW)
<1.04
側の面から前側主点位置までの距離[H(G1)]と望
遠時の全系の焦点距離(fTa)との比を規定したもの
である。条件(4)の下限の0を超えると望遠比L(f
Ta)/fTaの増大をまねき、光学系の全長を短くし
てコンパクトにすることが出来ない。上限の0.023
を超えると諸収差特に歪曲収差が補正過剰になる。
1、上限値を0.02にして下記条件(4−1)を満足
するようにすればより望ましい。 (4−1) 0.01<H(G1)/fTa<0.02
物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と正の
屈折力の第2レンズ群G2と負の屈折力の第3レンズ群
G3とよりなり、広角端から望遠端への変倍に際し、第
1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が増大し第2
レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が減少するよう
に各レンズ群を物体側へ繰り出す光学系で、正の屈折力
の第1レンズ群G1が物体側より順に物体側に凹面を向
けた負のメニスカス単レンズと像側より強い曲率の面を
物体側に向けた正の単レンズの2枚のレンズにて構成さ
れ、負の第3レンズ群G3が物体側より順に、両凹負レ
ンズと、像側より強い曲率の凸面を物体側に向けた正レ
ンズと、像側より強い曲率の凹面を物体側に向けた負レ
ンズとを有し、下記条件(2A)、(3A)を満足する
ものである。 (2A) 0<[S(fT)−S(fW)]/(fT−
fW)<0.2 (3A) 0.8<L(fT)/(fT−fW)<1.
05 ただし、fW,fTは夫々広角端および望遠端における
ズーム光学系全系の焦点距離、S(fW)は広角端にお
ける最も物体側の面から最も像側の面までの距離、S
(fT)は望遠端における最も物体側の面から最も像側
の面までの距離、L(fT)は望遠端における光学系の
全長である。
レンズ群のパワー配分並びにズーミングの際のレンズ群
の移動は、前述の構成のズーム光学系と実質上同じであ
る。即ち、この第2の構成のズーム光学系は、物体側よ
り順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と正の屈折力の
第2レンズ群G2と負の屈折力の第3レンズ群G3とよ
りなり、広角端から望遠端へのズーミングの際に第1レ
ンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が増大し第2レン
ズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が減少するように移
動する光学系である。
第2の構成のズーム光学系も、第1の構成と同様、高倍
変化の光学系を実現し得るようにした。
は、第1レンズ群G1を物体側より順に、物体側に凹面
を向けた負のメニスカス単レンズと、像側よりも強い曲
率の面を物体側に向けた正の単レンズの2枚のレンズに
て構成して、レンズ系の全長を短縮し、かつ諸収差特に
像面湾曲、非点収差を良好に補正し得るようにした。
凹負レンズと、像側より強い曲率の凸面を物体側に向け
た正レンズと、像側より強い曲率の凹面を物体側に向け
た負レンズとを有する構成にして、諸収差特に像面湾
曲、非点収差を良好に補正し得るようにした。
前記条件(2A)、(3A)を満足することを特徴とす
る。
の望遠端と広角端との間の変化量と広角端から望遠端へ
の焦点距離の変化量との比を規定するもので、この条件
(2A)の下限を超えると光軸方向のレンズ面の位置の
ずれに対するバックフォーカス位置の補正感度が大にな
り、結像性能が劣化しやすくなる。
ズ群のパワーが弱くなり全長を短くしようとすると変倍
比を大にすることが困難になる。また一部のレンズ群を
移動させてフォーカシングを行なう場合、レンズ群の移
動量が大になり、フォーカシング可能な至近距離を小に
できない。
系の全長と広角端から望遠端への焦点距離の変化量との
比を規定するもので、その下限の0.8を超えると球面
収差、コマ収差、軸上色収差のズーミング時の変動が大
になる。また上限の1.05を超えると望遠比が増大し
光学系の全長を短くすることが困難になる。
G1と第3レンズ群G3とを前述のような構成にするこ
とにより条件(1)を規定することなしに高変倍比でコ
ンパクトな構成の光学系になし得る。特に条件(2)、
(3)の代りに条件(2A)、(3A)を満足するよう
にして、諸収差等の光学性能の優れた光学系になし得、
条件(4)を満足することなしに高変倍比でコンパクト
であってしかも諸収差が良好に補正された良好な光学性
能のズーム光学系を実現し得る。
体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力
の第2レンズ群と負の屈折力の第3レンズ群とよりな
り、広角端から望遠端への変倍に際し第1レンズ群と第
2レンズ群の間隔を増大し第2レンズ群と第3レンズ群
の間隔を減少するように各レンズ群を物体側へ繰り出す
光学系で、負の屈折力の第3レンズ群が物体側より順
に、両凹レンズと像側より強い曲率の凸面を物体側に向
けた正レンズと、像側より強い曲率の凹面を物体側に向
けた負レンズを有し、フォーカシング時に少なくとも第
2レンズ群と第3レンズ群の間隔が変化する光学系で、
下記条件(10)を満足するズーム光学系である。 (10) (β3T)2 /[F(T)×0.03]<
60 ただしβ3Tは第3レンズ群の望遠端における倍率、F
(T)は望遠端におけるFナンバーである。
を高くするためにレンズ群のパワー配分並びにズーミン
グの際の可動レンズ群の移動方式は、前述の第1、第2
の構成の光学系と同様である。即ち、第3の構成のズー
ム光学系は、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ
群G1と正の屈折力の第2レンズ群G2と負の屈折力の
第3レンズ群G3とよりなり、広角端から望遠端へのズ
ーミングの際に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2
の間隔を増大させまた第2レンズ群G2と第3レンズ群
G3の間隔を減少させるように各レンズ群を物体側へ移
動させるようにした。
負の屈折力の第3レンズ群G3が物体側より順に、両凹
レンズと像側より強い曲率の凸面を物体側に向けた正レ
ンズと、像側より強い曲率の凹面を物体側に向けた負レ
ンズとを有する構成にすることによって諸収差特に像面
湾曲、非点収差が良好に補正されるようにした。
り順に、正の第1レンズ群G1、正の第2レンズ群G
2、負の第3レンズ群G3にて構成したレンズ系は、特
に望遠側において第1レンズ群G1の偏芯誤差により光
学系の性能が低下する。そのため前記第3の構成の光学
系は、フォーカシング時に少なくとも第2レンズ群G2
と第3レンズ群G3の間隔を変化させるようにして、第
1レンズ群G1のフォーカシング時における移動量を少
なくしあるいは固定させて第1レンズ群G1の偏芯誤差
を小さく抑えるようにした。
の望遠端における倍率β3Tの2乗と焦点深度との比を
規定したものである。この条件の上限の60を超えると
フォーカシングの際の第2レンズ群と第3レンズ群との
間隔の変化の精度が厳しくなる。
は、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と
正の屈折力の第2レンズ群G2と負の屈折力の第3レン
ズ群G3とよりなり、広角端から望遠端への変倍の際に
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が増大し第
2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少する
ように各レンズ群を物体側へ繰り出す光学系で、フォー
カシングの際に少なくとも第2レンズ群と第3レンズ群
の間隔が変化し、下記条件(1)、(4)、(5)、
(6)を満足するズーム光学系。 (1) fT/fW>3.8 (4) 0<H(G1)/fTa<0.023 (5) 15<(β3T)2 −(β3T)2 ×(β2
T)2 <27 (6) 0.3<f1/fTa<0.5 ただし、fW,fTは夫々広角端および望遠端における
全系の焦点距離、fTaは広角端の焦点距離の3.8倍
を超える焦点距離領域の任意の焦点距離、H(G1)は
第1面から第1レンズ群の前側主点までの距離、f1は
第1レンズ群の焦点距離、β2T,β3Tは夫々第2レ
ンズ群および第3レンズ群の望遠端における倍率であ
る。
ム光学系を達成するために、第1〜第3の構成と同様
に、物体側より順に、正の第1レンズ群G1と正の第2
レンズ群G2と負の第3レンズ群G3とにて構成し、第
1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、
第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少す
るように各レンズ群G1、G2、G3を繰り出すことに
よって広角端から望遠端へのズーミングを行なうもので
ある。
レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔を変化させて
フォーカシングを行なうようにしたもので、これにより
フォーカシングの際に、第1レンズ群G1の移動を少な
くし又は固定として、第1レンズ群G1の偏芯誤差によ
る光学系の性能の低下を抑えるようにした。
は、上記条件(1)、(4)、(5)、(6)を満足す
るものである。
もので、条件(1)の下限を超えると高変倍比のズーム
光学系になし得ない。
(最も物体側の面)から前側主点位置までの距離H(1
G)と望遠側領域での焦点距離fTaとの比を規定する
ものである。この条件(4)の下限の0を超えると望遠
比が増大し光学系の全長が大になって光学系をコンパク
トになし得ない。また上限の0.023を超えると諸収
差特に歪曲収差が補正過剰になる。
向に移動した時の像面位置の補正感度を示すもので、下
限の15を超えるとフォーカシング時の第2レンズ群G
2の移動量が大になり、最近接撮影距離を小さくする上
で障害になる。また上限の27を超えると像面位置の補
正感度が高くなりすぎて第2レンズ群G2の停止精度が
厳しくなる。
f1と広角端の焦点距離の3.8倍を超える焦点距離域
の任意の焦点距離fTaとの比を示すもので、条件
(6)の下限の0.3を超えると第1レンズ群G1の屈
折力が強くなり、レンズ偏芯時の性能劣化が大になる。
また上限の0.5を超えると、第1レンズ群G1の屈折
力が弱くなり、光学系の全長が長くなる。
おいて、正の屈折力の第1レンズ群G1を物体側から順
に、物体側に凹面を向けた負のメニスカス単レンズと像
側よりも物体側の面が強い曲率で物体側に凸面を向けた
正の単レンズとにて構成し、第3レンズ群G3を物体側
より順に、両凹負レンズと、像側より物体側が曲率が強
く物体側に凸面を向けた正レンズと、像側よりも物体側
の面が曲率が強く物体側に凹面を向けた負レンズとより
構成することが好ましい。
レンズ群G1を前述のような物体側より順に物体側に凹
面を向けた負のメニスカス単レンズと像側よりも物体側
の面が強い曲率を有する正の単レンズの2枚のレンズに
て構成することにより、この第1レンズ群G1の主点位
置を光学系の全長を短縮しかつ諸収差特に歪曲収差を良
好に補正し得る位置に設定することが容易になる。
ーム光学系において、第3レンズ群G3を物体側より順
に、両凹レンズと、像側より物体側が強い曲率の凸面を
物体側に向けた正レンズと、像側より物体側が強い曲率
の凹面を物体側に向けた負レンズとを有する構成にする
ようにすれば諸収差特に像面湾曲、非点収差を良好に補
正し得るので望ましい。
いて、下記条件(4A)を満足することが望ましい。 (4A) 0<H(G1)/fT<0.023
1面からこのレンズ群G1の前側主点位置までの距離H
(G1)と望遠端の全系の焦点距離との比を規定するも
のである。条件(4A)の下限を超えると望遠端におけ
る光学系の望遠比つまり望遠端における全長L(T)と
望遠端における全系の焦点距離fTとの比L(T)/f
Tが大になり光学系の全長を小さくできなくなる。また
上限を超えると諸収差特に歪曲収差が補正過剰になる。
て、下記条件(5)を満足することが望ましい。 (5) 15<(β3T)2 −(β3T)2 ×(β2
T)2 <27 ただし、β2T、β3Tは夫々第2レンズ群、第3レン
ズ群の望遠端における倍率である。
ズ群G2が光軸方向に移動した時の像面位置の補正感度
を示すもので、下限の15を超えるとフォーカシング時
の第2レンズ群G2の移動量が大になり、最近接撮影距
離を小さくする上で障害になる。また上限の27を超え
ると像面位置の補正感度が高くなりすぎて第2レンズ群
G2の停止精度が厳しくなる。
の光学系において、下記条件(6)を満足することが望
ましい。 (6) 0.3<f1/fT<0.5 ただし、f1は第1レンズ群G1の焦点距離である。
点距離f1と望遠端における全系の焦点距離fTとの比
を規定するものである。
1レンズ群の屈折力が強くなり、レンズが偏芯したとき
の光学系の性能劣化が著しくなる。また上限の0.5を
超えると第1レンズ群G1の屈折力が弱くなり光学系の
全長が長くなる。
系において、第2レンズ群G2が少なくとも、負レンズ
と正レンズを接合した負の屈折力の接合レンズと負レン
ズと正レンズとを接合した正の屈折力の接合レンズとを
有する構成にすれば、軸上色収差と軸外色収差とを効果
的に補正し得る。
おいて、第3レンズ群G3中に球面レンズの凹面に樹脂
を薄く塗布することによって非球面を形成した非球面レ
ンズを含むようにし、この非球面レンズが下記条件
(7)を満足することが望ましい。 (7) 0.2<[(1/Rb−1/Ra)/(N1−
N2)]Y<0.9 ただし、Raは光軸から高さYにおける非球面の局所的
曲率半径つまり非球面上の光軸から高さYの点における
法線が光軸と交わるまでの距離、Rbは非球面の光軸上
の曲率半径、N1、N2は夫々非球面の物体側および像
側の屈折率である。
樹脂の厚さを大きく変化させることなしに良好な結像性
能を得ることが可能な非球面を容易に形成し得る。
の厚さが大きく変化すると、温度と湿度の変化により性
能が劣化する。また製作時における樹脂を凝固させる際
の容易さの点でも好ましくない。
る効果が失われ好ましくない。また、条件(7)の上限
を超えると光学系全体の収差のバランスをとれなくなり
好ましくない。
1)を満足するようにすることが更に望ましい。 (7−1) −0.1<(1/Rb−1/Ra)/(N
1−N2)<0.4
の光学系において、第1レンズ群G1の最も像側に配置
された正レンズのアッベ数νd (1R)が下記条件
(8)を満足することが望ましい。 (8) νd (1R)>81
場合、第1レンズ群G1に含まれる正レンズには低分散
ガラスを用いることが望ましい。つまり第1レンズ群G
1の正レンズに条件(8)を満足するガラスを用いるこ
とにより、軸上色収差と倍率の色収差を共に小さくする
ことが可能になる。
1〜第4の構成)において、第3レンズ群G3中に非球
面レンズを含むようにすることが望ましい。その場合、
レンズ面に薄膜を設けこの膜の面を非球面にすることが
考えられる。
化により像面位置が変化するため、この像面位置の変化
を小さく抑える必要がある。
像面位置の変化を小さくするためには、次の条件(9)
を満足することが望ましい。 (9) K<0.01 ただし、Kは樹脂の吸水率で、乾燥時の重量がM1であ
る試験片を23±2℃の純水中に23±1時間浸漬し、
この時の重量がM2である時K=(M2−M1)/M1
にて与えられる。
K=0.013であるがこの樹脂膜を用いた複合レンズ
の場合、湿度変化による像面位置の変化は十分満足の得
られる程度のものではなく、K<0.01であることが
望ましい。
い。
構成のズーム光学系)において、明るさ絞りSを第1レ
ンズ群G1と第2レンズ群G2の間に配置すれば、第1
レンズ群G1のレンズ外径を小さくすることが可能であ
る。特に第1レンズ群中に特殊低分散ガラスのような高
価なガラスを使用する場合、コストを低く抑えられるた
め有効である。
さ絞りSを第2レンズ群G2中に配置すれば光学系中の
ほぼ中央に明るさ絞りSが設定されることになり、性能
のバランスが良くなり特に無限遠から至近距離物体への
フォーカシングの際の像面湾曲の変動を抑えることがで
きる。
るさ絞りSを第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との
間に配置すれば、第3レンズ群G3のレンズ外径を小さ
くすることができる。この場合、第3レンズ群G3の重
量を小さくでき、第3レンズ群G3を移動させて無限遠
から至近距離の物体へのフォーカシングの際、駆動系の
消費電力を小さくできる。
る各実施例のズーム光学系について説明する。
2に示す通りで下記のデータを有する。 実施例1 f=39.31940〜80.13121〜164.38211 ,F/4.96〜F/8.10〜F/13.07 r1 =-36.1529 d1 =1.2000 n1 =1.84666 ν1 =23.78 r2 =-54.4078 d2 =0.2000 r3 =25.5545 d3 =2.4215 n2 =1.49700 ν2 =81.54 r4 =-133.2312 d4 =D1 (可変) r5 =∞(絞り) d5 =2.0000 r6 =-16.9867 d6 =1.0000 n3 =1.77250 ν3 =49.60 r7 =8.7422 d7 =3.3565 n4 =1.69895 ν4 =30.13 r8 =-73.0473 d8 =0.2000 r9 =29.0257 d9 =3.1240 n5 =1.58913 ν5 =61.28 r10=-19.3609(非球面)d10=0.7401 r11=-26.5554 d11=1.0000 n6 =1.80518 ν6 =25.42 r12=26.5554 d12=3.6355 n7 =1.69680 ν7 =55.53 r13=-14.6956 d13=D2 (可変) r14=-38.2626(非球面)d14=0.2500 n8 =1.52540 ν8 =51.76 r15=-47.4401 d15=1.3000 n9 =1.77250 ν9 =49.60 r16=47.4401 d16=0.1000 r17=33.3286 d17=3.5615 n10=1.80518 ν10=25.42 r18=-194.2847 d18=4.5514 r19=-14.6422 d19=1.5000 n11=1.69680 ν11=55.53 r20=-490.6813 d20=D3 (可変) r21=∞(像面) 非球面係数 (第10面)k=0.1250 ,A2 =0 ,A4 =7.5359×10-5 A6 =2.0463×10-7 ,A8 =3.2548×10-9 A10=-2.9785 ×10-10 (第14面)k=-5.1715 ,A2 =0 ,A4 =3.2714×10-5 A6 =6.9860×10-8 ,A8 =-9.0299 ×10-10 A10=1.3124×10-11 f 39.31940 80.13121 164.38211 D1 3.68833 12.56033 19.76177 D2 12.35471 5.79428 1.33706 D3 8.28699 30.85166 72.96047 fW=39.3194 ,fT=164.382 ,f1=63 ,f2=29.4218 f3=-17.883 ,β2W=0.39372 ,β2T=0.50161 ,β3W=1.58519 β3T=5.20173 ,L(fW)=54.4706 ,L(fT)=124.2 νd(1R)=81.54 ,S(fW)=46.1836 S(fT)=51.2394 ,H(G1)=2.24512 fT/fW=4.18 f1/fW=1.60 ,f1/fT=0.38 ,f2/fT=0.18 f3/fT=-0.11 (β3T)2 −(β3T)2 ×(β2T)2 =20.2 [S(fT)−S(fW)]/(fT−fW)=0.040 L(fT)/fT=0.756 ,L(fT)/(fT−fW)=0.993 H(G1)/fT=0.0137 ,(β3T)2 /[F(T)×0.03]=69.0 [(1/Rb−1/Ra)/(N1−N2)]Y=0.229(max)、-0.020(min) K≒0.013
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν 2 ,・・・
は各レンズのアッベ数である。尚データ中のr1 ,r2 ,
・・・、d1 ,d2,・・・等の長さの単位はmmである。
の第1レンズ群G1と正の第2レンズ群G2と負の第3
レンズ群G3とからなる。
凹面を向けた負のメニスカス単レンズ(r1 〜r2 )と
物体側の面が像側より強い曲率の正の単レンズ(r3 〜
r 4 )からなる。
接合レンズ(r6 〜r8 )と正レンズ(r9 〜r10)と
負レンズと正レンズの接合レンズ(r11〜r13)とにて
構成されている。
(r15〜r16)と物体側が像側より強い曲率の凸面の正
レンズ(r17〜r18)と物体側に像側より曲率の強い凹
面を向けた負レンズ(r19〜r20)とよりなる。
体側の両凹レンズがその物体側の面に非球面r14を有す
る樹脂膜を設けた複合レンズである。
2レンズ群G2との間に配置されている。
A)、(3)、(3A)、(4)〜(8)を満足する。
に示すように物体側から順に、正の屈折力の第1レンズ
群G1と正の屈折力の第2レンズ群G2と負の屈折力の
第3レンズ群G3とよりなる。
第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G
3がいずれも実施例1と同様の構成である。
1と第2レンズ群G2の間に配置されている。
の最も物体側のレンズが非球面複合レンズである。
(2)、(2A)、(3)、(3A)、(4)〜(8)
を満足する。尚実施例3、4、5は条件(9)も満足す
る。
系で物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と
正の屈折力の第2レンズ群G2と負の屈折力の第3レン
ズ群G3とよりなる。
ンズと正レンズとを接合した接合レンズ二つからなる点
と、明るさ絞りSが第2レンズ群G2中に配置されてい
るつまり物体側の接合レンズ(r5 〜r7 )と像側の接
合レンズ(r9 〜r11)との間に配置されている点とで
実施例1〜5の光学系と相違する。
(1)、(2)、(2A)、(3)、(3A)、(4)
〜(8)を満足する。
に示す通りの構成であり、物体側より順に、正の屈折力
の第1レンズ群G1と正の屈折力の第2レンズ群G2と
負の屈折力の第3レンズ群G3とよりなり、実施例6と
類似する構成、つまり第1、第2、第3レンズ群G1、
G2、G3は夫々い実施例6と類似し、また第3レンズ
群G3の物体側のレンズが非球面複合レンズで、明るさ
絞りSは第2レンズ群G2中に配置されている。
(2A)、(3)、(3A)、(4)〜(8)を満足す
る。
正の屈折力の第1レンズ群G1と正の屈折力の第2レン
ズ群G2と負の屈折力の第3レンズ群G3とよりなる。
と同じ構成であるが、第2レンズ群G2は負レンズと正
レンズの接合レンズ二つ(r5 〜r7 とr8 〜r10)と
正レンズ(r11〜r12)とからなり、第3レンズ群G3
は物体側が凹面の正のメニスカスレンズ(r15〜r16)
と像側より物体側が曲率が強い凹レンズ(r17〜r 18)
である。
ニスカスレンズが、その凹面r15に樹脂膜を設けた非球
面複合レンズで、面r14が非球面である。
第3レンズ群G3の間に配置されている。
(1)、(2)、(2A)、(3)、(3A)、(4)
〜(8)を満足する。
順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と正の屈折力の第
2レンズ群G2と負の屈折力の第3レンズ群G3とより
なる。
は、実施例8と類似する構成であるが、第3レンズ群G
3は実施例1等と類似の構成である。
物体側の両凹レンズ(r15〜r16)がその物体側の面r
15に非球面r14を有する樹脂膜を設けた非球面複合レン
ズであり、また明るさ絞りSは、第2レンズ群G2と第
3レンズ群G3の間に配置されている。
(2)、(2A)、(3)、(3A)、(4)〜(8)
を満足する。
より順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と正の屈折力
の第2レンズ群G2と負の屈折力の第3レンズ群G3よ
りなる。
群G1、G2、G3等は、実施例8と同様の構成であ
り、第3レンズ群G3の物体側のレンズ(r15〜r16)
がその物体側の凹面r15に非球面r14を有する樹脂膜を
形成した非球面複合レンズである。
(2)、(2A)、(3)、(3A)、(4)〜(8)
を満足する。
すように、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群
G1と、正の屈折力の第2レンズ群G2と負の屈折力の
第3レンズ群G3とよりなる。
3レンズ群G3とは、実施例1等と同様のレンズ構成で
あるが、第2レンズ群G2は負レンズと正レンズの接合
レンズ二つ(r5 〜r7 )および(r8 〜r10)とその
像側に配置された正レンズ(r11〜r12)とよりなる。
この実施例11は、第3レンズ群G3の最も物体側の両
凹レンズ(r15〜r16)がその物体側の凹面r15に非球
面r14を有する樹脂膜を形成した非球面複合レンズであ
る。
2と第3レンズ群G3の間に明るさ絞りSが配置されて
いる。
〜条件(10)を満足する。
で、物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ群G1と
正の屈折力の第2レンズ群G2と負の屈折力の第3レン
ズ群G3とよりなる。
ズ群G1、G2、G3のレンズ構成等は、実施例9と類
似するが、複合レンズを用いていない点で相違する。
(1)、(2)、(2A)、(3)、(3A)、(4)
〜(7)を満足する。上記実施例の断面図(図1〜図1
2)において、上段は広角端、中段は中間焦点距離、下
段は望遠端である。
遠物体から近距離の物体へのフォーカシングを第2レン
ズ群G2のみを物体側へくり出すかあるいは第3レンズ
群のみを像側へ繰り込むことによって行なうことができ
る。また第2レンズ群G2を物体側へ繰り出すと共に第
3レンズ群G3を像側へ繰り込むことによって無限遠物
体から近距離物体へのフォーカシングが可能である。
と第2レンズ群とを物体側へ繰り上げ第3レンズ群を像
側へ繰り込んで物体距離80cmにフォーカシングを行な
う時の広角端、中間焦点距離、望遠端における第1レン
ズ群G1と第2レンズ群G2の間隔および第2レンズ群
G2と第3レンズ群G3の間隔は下記の通りである。
れる非球面の形状は、光軸方向をx軸、光軸と直角な方
向をy軸としたとき、下記の式にて表わされる。
径、k,A2,A4,A6,・・・は非球面係数である。
例1の広角端、中間焦点距離および望遠端における無限
遠物体にフォーカスした時の収差曲線図である。
ーム光学系は、諸収差が良好に補正されており、またズ
ーミングによる収差変動も少ない。
も実施例1と同様に各収差が良好に補正されており、ズ
ーミング時の収差変動も少ない。
コンパクトカメラの撮影レンズとして35ミリカメラに
組込んだ状態を示す図で、図16はその斜視図、図17
は断面図である。
1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3よりなる本発
明のズーム光学系で実施例1のワイド端の状態を示して
ある。2はフィルム、3はファインダー用対物レンズ、
4は像正立プリズム、5は接眼レンズ、6は絞り、7、
8は夫々撮影用光路およびファインダー用光路である。
又10はカメラボディーである。
ンダー用光路とはほぼ平行に並ぶように構成され、被写
体像はファインダー用対物レンズ3、像正立プリズム
4、絞り6、接眼レンズ5にて構成されるファインダー
により観察されると共に本発明のズーム光学系1により
フィルム2上に結像され撮影される。フィルムに変えて
CCD等の電子撮像素子を用いてもよい。
のほか次の各項に記載する光学系も発明の目的を達成し
得る。
る光学系で、正の屈折力の第1レンズ群が、物体側より
順に、物体側に凹面を向けた負のメニスカス単レンズ
と、像側よりも物体側の面が強い曲率の面である正の単
レンズとにて構成され、第3レンズ群が、物体側より順
に両凹負レンズと、像側よりも強い曲率の凸面を物体側
に向けた正レンズと、像側よりも強い曲率の凹面を物体
側に向けた負レンズを有することを特徴とするズーム光
学系。
る光学系で、下記条件(4A)を満足することを特徴と
するズーム光学系。 (4A) 0<H(G1)/fT<0.028
るいは前記の(1)又は(2)の項に記載する光学系
で、下記条件(5)を満足することを特徴とするズーム
光学系。 (5) 15<(β3T)2 −(β3T)2 ×(β2
T)2 <27
るいは前記の(1)、(2)又は(3)の項に記載する
光学系で、下記条件(6)を満足することを特徴とする
ズーム光学系。 (6) 0.3<f1/fT<0.5
るいは前記の(1)、(2)、(3)又は(4)に記載
する光学系で、第2レンズ群が全体として負の屈折力を
有していて負レンズと正レンズを接合した接合レンズ
と、全体として正の屈折力を有していて負レンズと正レ
ンズとを接合した接合レンズとを少なくとも有している
ことを特徴とするズーム光学系。
るいは前記の(1)、(2)、(3)、(4)又は
(5)に記載する光学系で、第3レンズ群中に球面レン
ズの凹面に樹脂を薄く塗布することによって非球面を形
成するレンズを少なくとも1枚有し、下記条件(7)を
満足することを特徴とするズーム光学系。 (7) −0.2<[(1/Rb−1/Ra)/(N1
−N2)]Y<0.9
るいは前記の(1)、(2)、(3)、(4)、(5)
又は(6)に記載する光学系で、第1レンズ群の最も像
側の正レンズが下記条件(8)を満足することを特徴と
するズーム光学系。 (8) νd (1R)>81
の全長が短く、結像性能が良好で、ズーミングによる性
能の劣化の少ない、変倍比3.8を超える高い変倍比の
ズーム光学系を実現し得る。
図
差曲線図
図
メラの外観を示す図
メラの断面図
5)
Claims (4)
- 【請求項1】物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ
群と正の屈折力の第2レンズ群と負の屈折力の第3レン
ズ群とよりなり、広角端から望遠端への変倍に際し、第
1レンズ群と第2レンズ群との間隔が増大し第2レンズ
群と第3レンズ群との間隔が減少するように各レンズ群
を物体側へ繰り出す光学系で、下記条件(1)、
(2)、(3)、(4)を満足するズーム光学系。 (1) fT/fW>3.8 (2) 0<[S(fTa)−S(fW)]/(fTa
−fW)<0.2 (3) 0.8<L(fTa)/(fTa−fW)<
1.05 (4) 0<H(G1)/fTa<0.023 ただしfW,fTは夫々広角端および望遠端の焦点距
離、fTaは広角端の焦点距離の3.8倍を超える焦点
距離領域の任意の焦点距離、S(W)は広角端における
最も物体側の面から最も像側の面までの距離、S(fT
a)は焦点距離がfTaにおける最も物体側の面から最
も像側の面までの距離、L(fTa)は焦点距離fTa
における最も物体側の面から像面までの距離、H(G
1)は最も物体側の面から第1レンズ群の前側主点まで
の距離である。 - 【請求項2】物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ
群と正の屈折力の第2レンズ群と負の屈折力の第3レン
ズ群とよりなり、広角端から望遠端への変倍に際し、第
1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増大し第2レンズ群
と第3レンズ群の間隔が減少するように各レンズ群を物
体側へ繰り出す光学系で、正の屈折力の第1レンズ群が
物体側より順に物体側に凹面を向けた負のメニスカス単
レンズと像側より強い曲率の面を物体側に向けた正の単
レンズの2枚のレンズにて構成され、負の第3レンズ群
が物体側より順に、両凹負レンズと、像側より強い曲率
の凸面を物体側に向けた正レンズと、像側より強い曲率
の凹面を物体側に向けた負レンズとを有し、下記条件
(2A)、(3A)を満足するズーム光学系。 (2A) 0<[S(fT)−S(fW)]/(fT−
fW)<0.2 (3A) 0.8<L(fT)/(fT−fW)<1.
05 ただし、fW,fTは夫々広角端および望遠端における
ズーム光学系全系の焦点距離、S(fW)は広角端にお
ける最も物体側の面から最も像側の面までの距離、S
(fT)は望遠端における最も物体側の面から最も像側
の面までの距離、L(fT)は望遠端における光学系の
全長である。 - 【請求項3】物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ
群と正の屈折力の第2レンズ群と負の屈折力の第3レン
ズ群とよりなり、広角端から望遠端への変倍に際し、第
1レンズ群と第2レンズ群の間隔を増大し第2レンズ群
と第3レンズ群の間隔が減少するように各レンズ群を物
体側へ繰り出す光学系で、負の屈折力の第3レンズ群が
物体側より順に、両凹レンズと像側より強い曲率の凸面
を物体側に向けた正レンズと、像側より強い曲率の凹面
を物体側に向けた負レンズを有し、フォーカシング時に
少なくとも第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が変化す
る光学系で、下記条件(10)を満足するズーム光学
系。 (10) (β3T)2 /[F(T)×0.03]<
60 ただしβ3Tは第3レンズ群の望遠端における倍率、F
(T)は望遠端におけるFナンバーである。 - 【請求項4】物体側より順に、正の屈折力の第1レンズ
群と正の屈折力の第2レンズ群と負の屈折力の第3レン
ズ群とよりなり、広角端から望遠端への変倍の際に、第
1レンズ群と第2レンズ群の間隔が増大し第2レンズ群
と第3レンズ群との間隔が減少するように各レンズ群を
物体側へ繰り出す光学系で、フォーカシングの際に少な
くとも第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が変化し、下
記条件(1)、(4)、(5)、(6)を満足するズー
ム光学系。 (1) fT/fW>3.8 (4) 0<H(G1)/fTa<0.023 (5) 15<(β3T)2 −(β3T)2 ×(β2
T)2 <27 (6) 0.3<f1/fTa<0.5 ただし、fW,fTは夫々広角端および望遠端における
全系の焦点距離、fTaは広角端の焦点距離の3.8倍
を超える焦点距離領域の任意の焦点距離、H(G1)は
第1面から第1レンズ群の前側主点までの距離、f1は
第1レンズ群の焦点距離、β2T,β3Tは夫々第2レ
ンズ群および第3レンズ群の望遠端における倍率であ
る。
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