JPH09152549A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JPH09152549A
JPH09152549A JP7332511A JP33251195A JPH09152549A JP H09152549 A JPH09152549 A JP H09152549A JP 7332511 A JP7332511 A JP 7332511A JP 33251195 A JP33251195 A JP 33251195A JP H09152549 A JPH09152549 A JP H09152549A
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zoom
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裕二 加茂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプラスチック材料よりなる非球面
レンズを有する低コストのレンズ系で高変倍、高性能で
かつ温度、湿度の変化によるピントずれの生じないズー
ムレンズを提供することにある。 【構成】 本発明のズームレンズは、物体側より正の
第1群と負の第2群よりなり両群の間隔を変化させ変倍
を行なうレンズ系で、第1群が物体側より負レンズの第
1レンズと、少なくとも1面が非球面の屈折力が非常に
小さいプラスチックレンズの第2レンズと、負レンズの
第3レンズと正レンズの第4レンズを接合した接合レン
ズよりなり第1レンズと第2レンズのアッベ数を適切な
値にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックフォーカス
の短いレンズシャッターカメラに適した低コストで高変
倍なズームレンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズシャッターカメラ用の小型なズー
ムレンズには、今日高変倍でかつ低コストなものが要求
されている。しかし、この種のズームレンズを高変倍に
し、しかも性能を維持するためには、非球面レンズを用
いる必要がある。このような非球面レンズをガラスを用
いて製造する場合高価になり、レンズ系のレンズ枚数を
減らしても一概にコストを低下させ得るとは限らない。
そのため、低コストであるプラスチックレンズを用いこ
れを非球面レンズにして低コストにすることが考えられ
る。
【0003】しかし、プラスチック材料は、温度や湿度
の変化により形状や屈折率が変化するという欠点があ
る。そのためプラスチックレンズは、環境の変化により
焦点距離が変化し、これによりレンズ系はピント面のず
れが生ずる。
【0004】このプラスチックレンズの欠点を解消した
レンズ系として、本発明の発明者が開発した特開平5−
113537号公報記載のレンズ系がある。このレンズ
系は、プラスチックレンズの屈折力を非常に小さくして
前記のプラスチックレンズの温度、湿度等の変化による
影響を少なくしレンズ系のピント面の変化を減らした低
コストの2群ズームレンズである。
【0005】この従来例のほか、同様の目的を有する従
来例として特開平6−347696号が知られている。
【0006】又近年、ズーム比が3弱の高変倍ズームレ
ンズが求められており、本発明の発明者は、前記特開平
5−113537号公報記載のレンズ系と同様な構成の
ズームレンズである特開平7−181382号公報記載
のズームレンズを開発した。更に高性能なレンズ系とし
て特願平6−51716号を提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例のうち、特
開平5−113537号公報記載のズームレンズは、プ
ラスチックレンズの温度変化による影響は考慮されてい
るが変倍比が1.5〜2.2であって高変倍ではない。
【0008】又特開平7−181382号公報記載のズ
ームレンズは、高変倍比は達成されているが、周辺のコ
マ収差が完全には補正されておらず性能上十分であると
はいえない。
【0009】特願平6−51716号のズームレンズ
は、前記特開平7−181382号公報記載のレンズ系
の屈折力の小さいプラスチックレンズを負レンズにして
収差を一層良好に補正しているが、プラスチックレンズ
に屈折力がついているため、温度変化、湿度変化による
影響がある。
【0010】本発明の目的は、プラスチック材料よりな
る非球面レンズを有する低コストのレンズ系で、高変倍
で高性能を維持しかつ温度、湿度の変化によるピントず
れの生じないズームレンズを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のズームレンズ
は、物体側より順に正の屈折力の第1群と負の屈折力の
第2群とにて構成され、第1群と第2群との間隔を変化
させて変倍を行なうもので、第1群が物体側から順に、
負レンズの第1レンズL1 と少なくとも1面が非球面で
ある屈折力の非常に小さいプラスチックレンズの第2レ
ンズL2 と、負レンズの第3レンズL3 と正レンズの第
4レンズL4 とを接合した接合レンズとよりなり、下記
条件(1),(2)を満足することを特徴とする。
【0012】(1) 40<ν1 <75 (2) 40<ν2 <95 ただし、ν1 は第1レンズL1 のアッベ数、ν2 は第2
レンズL2 のアッベ数である。
【0013】前述の本発明の発明者が提案した特開平5
−1135372号公報、特開平7−181382号公
報記載のズームレンズは、前者が変倍比2弱、後者が変
倍比3弱のレンズ枚数の少ないレンズ系で、その第1群
が物体側より屈折力の小さいプラスチックレンズと、負
レンズと正レンズ又は負レンズと正レンズとを接合した
接合レンズにて構成されている。
【0014】これらレンズ系の第1群は、正レンズの像
側の面にて球面収差やコマ収差が大きく発生し、これを
屈折力の小さいプラスチックレンズの非球面で補正して
いる。この第1群での残存収差が第2群にて拡大される
ため高変倍化した時これら収差を厳しく補正する必要が
ある。
【0015】しかし、屈折力の小さいプラスチックレン
ズの非球面では、これらの収差を完全に補正しきれな
い。そのために負の屈折力のプラスチックレンズにして
これら収差を補正するようにしたのが前述の特願平6−
51716号のズームレンズである。このズームレンズ
の基本構成は、物体側より順に、プラスチックの負レン
ズと負レンズと正レンズまたは、負レンズと正レンズの
接合レンズとからなっている。これにより性能の向上を
はかることは出来たが、前述のようにプラスチックの負
レンズに屈折力がついているために温度変化や湿度変化
による影響を受ける。
【0016】本発明は、前記出願のズームレンズの第1
群のプラスチックの負レンズを負のガラスレンズと屈折
力の小さいプラスチックレンズの2枚のレンズに分割し
て収差を十分に補正すると共に温度、湿度変化によるピ
ントずれを解消するために前記の構成にした。また、高
変倍にした時、第1群内の残存色収差を十分に補正する
必要があり、したがって第1群中の第1レンズL1 、第
2レンズL2 での色収差の発生量自体を小さく抑える必
要がある。そのため本発明では、これら第1レンズL
1 、第2レンズL2 のアッベ数を前記の条件(1),
(2)を満足するようにして、これらレンズでの色収差
の発生量を小さくした。
【0017】条件(1)の上限の75を越えると硝材費
が高くなり低コスト化に反する。又下限の40を越える
と色収差の発生が大になり性能が低下する。又条件
(2)の上限の95を越えると現存する材料では構成で
きなくなり実現性がない。条件(2)の下限の40を越
えると色収差の発生が大きく性能が低下する。
【0018】尚、前述の特開平6−347696号公報
に記載した実施例1のレンズ系は、第1群の構成が本発
明と同様、負レンズと屈折力の小さいプラスチックレン
ズと負レンズと正レンズの接合レンズとよりなるが、プ
ラスチックレンズがポリカーボネートで前記の条件
(2)を満足せず又ポリカーボネートは複屈折の問題を
有する。更に第1レンズ,第2レンズが高分散の材料で
あり条件(1),(2)を満足せずしたがって色収差の
補正特に高変倍化において問題がある。
【0019】特に第2レンズL2 はプラスチックレンズ
であり、上記条件(2)を満足する材料としてアクリル
系、ポリオレフィン系、アモルファスフッ素樹脂等があ
り、これら材料を用いれば複屈折の問題は改善される。
【0020】又、前述のように本発明のズームレンズの
第2レンズL2 はプラスチックレンズであり屈折力を小
さく設定してあるが、その焦点距離fL2が下記条件
(3)を満足することが望ましい。
【0021】 (3) |f1 /(fL2・z)|<0.07 ただし、f1 は第1群の焦点距離、zは変倍比である。
【0022】本発明のズームレンズにおいて高変倍比に
なる程レンズL2 の温度、湿度変化によるピントずれが
発生しやすくなる。つまり高変倍比になっても温度等の
変化によるピントずれを少なくするための条件が条件
(3)である。
【0023】この条件(3)を満足しないと、より高変
倍化した時にピントずれを生ずるため好ましくない。
【0024】又高変倍比のズームレンズの場合、面形状
の変化により収差が変化し特にテレ端でその最良像点の
位置、つまりピントの変化が生ずる。
【0025】上記のピントの変化が生じないためには、
第2レンズL2 が下記条件(4)を満足することが望ま
しい。
【0026】(4) |fT ・(n2 −1)[1/r3
(P) −1/r4(P)]|<0.60 ただしfT はテレ端における全系の焦点距離、n2 は第
2レンズのd線に対する屈折率、r3 (P) ,r4(P)はそ
れぞれ第2レンズの物体側及び像側の面の局所曲率半径
であり、物体側面については以下の式で与えられる。
【0027】r3(P)=Yt3/sinφ3 ここで、Yt3は第2レンズの物体側及び像側の面にお
けるテレ端での軸上マージナル光線高を表わし、φ3
3(Q)を第2レンズの物体側の面の近軸曲率半径、k3
を円錐係数、A34 ,A36,A38,・・・を非球面係数
とするとき、下記の式で与えられるものである。
【0028】 第2レンズの像側の面r4(P)についてもその面における
テレ端の軸上マージナル光線高、近軸曲率半径、円錐係
数、及び非球面係数を用いて上記と同様に表わされる。
従ってsを3又は4の値を取るパラメータとするとき、
これらをまとめて以下のように表わすことが出来る。 rs(P)=Yts/sinφs 上記のφの値は、テレ端における軸上マージナル光線高
の位置における非球面の法線と光軸とのなす角度を示し
ており、条件(4)は軸上マージナル光線に対する第2
レンズの局所的な屈折力が小さいことを表わしている。
【0029】この条件(4)の範囲を越えると温度や湿
度の変化による収差の変化が大になりピントずれが生ず
る。
【0030】本発明のズームレンズにおいて、第1群の
第4レンズL4 の射出側の収差発生量が大きいためこの
レンズの屈折率を高くして曲率半径をゆるくすることが
望ましい。そのためレンズL4 が下記条件(5)を満足
することが望ましい。
【0031】(5) 1.55<n4 <1.75 ただし、n4 は第4レンズL4 のd線に対する屈折率で
ある。
【0032】条件(5)の上限の1.75を越えると収
差発生量は少なくなるが硝材費が高くなるため低コスト
化に反する。又ペッツバール和が大きく負になるために
周辺の性能が低下する。この条件(5)の下限の1.5
5を越えると球面収差、コマ収差が悪化し性能が低下す
る。
【0033】又非点隔差を小さくするためには、第4レ
ンズL4 の肉厚を厚くすることが効果的である。それと
同時にこのレンズL4 を厚くすると第1群の主点位置が
物体側に移動するので絞り径が小さくなる利点も生ず
る。
【0034】このことから、第4レンズL4 の肉厚が下
記条件(6)を満足することが望ましい。
【0035】 (6) 0.35<d6 /fL4<0.85 ただし、d6 は第4レンズL4 の肉厚、fL4は第4レン
ズの焦点距離である。
【0036】条件(6)において上限の0.85を越え
るとレンズ系の全長が大になり又下限の0.35を越え
ると非点隔差が目立つようになりまた絞り径が大になり
コンパクト性が失われる。
【0037】本発明のズームレンズにおいて、第2群
は、物体側から順に、正、負の構成にすることが好まし
い。特に物体側より正レンズ1枚と負レンズ1枚にて構
成すれば高性能と低コストとの両方を満足できる。
【0038】又第5レンズL5 は、第2群の色収差、非
点収差、コマ収差の補正のためには、下記条件(7)を
満足することが望ましい。
【0039】 (7) −4.5<fL5/f2 <−1.5 ただし、f2 は第2群の焦点距離、fL5は第5レンズL
5 の焦点距離である。
【0040】この条件(7)の上限の−1.5を越える
と負レンズの第6レンズL6 の屈折力が強くなりすぎて
非点隔差、コマ収差が補正しきれず、又下限の−4.5
を越えると正レンズの第5レンズの屈折力が弱くなりす
ぎて色収差を補正できない。
【0041】又、非点収差、コマ収差を補正するために
は、第5レンズL5 の物体側の面を非球面にすることが
効果的である。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明のズームレンズの実
施の形態を各実施例をもとに説明する。
【0043】下記のデーターは、本発明のズームレンズ
の実施例1乃至実施例5である。 実施例1 f=39.33 〜63.13 〜101.33,Fナンバー 4.66〜6.63〜9.21 fb =8.62〜31.73 〜68.83 ,ω=28.23°〜18.68°〜12.01° r1 =27.6322 d1 =1.5000 n1 =1.69680 ν1 =55.53 r2 =18.1887 d2 =1.7690 r3 =30.7710 (非球面)d3 =2.0000 n2 =1.49241 ν2 =57.66 r4 =34.4125 (非球面)d4 =6.3900 r5 =47.9248 d5 =3.0342 n3 =1.84666 ν3 =23.78 r6 =20.1108 d6 =7.3682 n4 =1.60729 ν4 =49.19 r7 =-17.7621 d7 =1.0000 r8 =∞(絞り) d8 =D1 (可変) r9 =-102.8261(非球面)d9 =3.6000 n5 =1.57501 ν5 =41.49 r10=-28.7961 d10=4.4758 r11=-12.5451 d11=1.6000 n6 =1.69680 ν6 =55.53 r12=-144.4459 非球面係数 (第3面)K=-0.1639 ,A4 =-1.3336 ×10-4,A6 =-2.0820 ×10-78 =-1.9217 ×10-9,A10=5.7442×10-11 (第4面)K=-0.0675 ,A4 =-8.6345 ×10-5,A6 =2.7806×10-78 =-2.0476 ×10-9,A10=7.3824×10-11 (第9面)K=0 A4 =3.4624×10-5,A6 =1.0551×10-78 =1.9772×10-9,A10=-1.1562 ×10-11 f 39.33 63.13 101.33 D1 17.20936 8.27679 2.71190 ν1 =55.53 ,ν2 =57.66 ,|f1 /(fL2・z)|=0.0241 |fT ・(n2 −1)・(1/r3[P]−1/r4[P])|=0.222 n4 =1.60729 ,d6 /fL4=0.440 ,fL5/f2 =-2.218
【0044】実施例2 f=39.33 〜63.13 〜101.34,Fナンバー 4.66〜6.63〜9.21 fb =6.78〜28.70 〜63.89 ,ω=28.22°〜18.65°〜12.01° r1 =136.5028 d1 =1.5000 n1 =1.71700 ν1 =47.94 r2 =61.1744 d2 =2.3676 r3 =28.8644 (非球面)d3 =2.0000 n2 =1.49241 ν2 =57.66 r4 =31.9817 (非球面)d4 =5.4980 r5 =58.7607 d5 =2.7639 n3 =1.78472 ν3 =25.68 r6 =23.9349 d6 =7.8630 n4 =1.61405 ν4 =54.95 r7 =-20.4334 d7 =1.0000 r8 =∞(絞り) d8 =D1 (可変) r9 =-54.4405(非球面)d9 =3.6000 n5 =1.54814 ν5 =45.78 r10=-28.2114 d10=4.9106 r11=-11.1727 d11=1.6000 n6 =1.64000 ν6 =60.09 r12=-57.3074 非球面係数 (第3面)K=-0.1667 ,A4 =-8.9113 ×10-5,A6 =-4.2061 ×10-78 =1.7940×10-9,A10=-8.7827 ×10-12 (第4面)K=0 ,A4 =-5.2036 ×10-5,A6 =-5.5691 ×10-88 =0 ,A10=0 (第9面)K=0 A4 =4.8932×10-5,A6 =-2.5441 ×10-88 =7.0566×10-9,A10=-3.0351 ×10-11 f 39.33 63.13 101.34 D1 16.77940 8.11182 2.71190 ν1 =47.94 ,ν2 =57.66 ,|f1 /(fL2・z)|=0.0246 |fT ・(n2 −1)・(1/r3[P]−1/r4[P])|=0.130 n4 =1.61405 ,d6 /fL4=0.408 ,fL5/f2 =-3.530
【0045】実施例3 f=39.33 〜67.13 〜101.34,Fナンバー 4.66〜6.63〜9.21 fb =7.95〜30.56 〜66.87 ,ω=28.22°〜18.76°〜12.03° r1 =-132.7912 d1 =1.5000 n1 =1.56883 ν1 =56.33 r2 =90.1931 d2 =0.4033 r3 =29.4529 (非球面)d3 =2.0000 n2 =1.52542 ν2 =55.78 r4 =32.4134 d4 =3.7812 r5 =61.0953 d5 =1.8025 n3 =1.74077 ν3 =27.79 r6 =24.2944 d6 =8.7754 n4 =1.58313 ν4 =59.38 r7 =-17.0175 d7 =1.0000 r8 =∞(絞り) d8 =D1 (可変) r9 =-56.0761(非球面)d9 =3.6000 n5 =1.57501 ν5 =41.49 r10=-28.9462 d10=5.1210 r11=-11.8338 d11=1.6000 n6 =1.69680 ν6 =55.53 r12=-56.2024 非球面係数 (第3面)K=-0.2219 ,A4 =-6.5152 ×10-5,A6 =-3.0817 ×10-78 =-2.6137 ×10-9,A10=1.5027×10-11 (第9面)K=0 A4 =4.1043×10-5,A6 =7.8018×10-88 =3.4884×10-9,A10=-1.8860 ×10-11 f 39.33 67.13 101.34 D1 16.43180 7.97845 2.71190 ν1 =56.33 ,ν2 =55.78 ,|f1 /(fL2・z)|=0.0238 |fT ・(n2 −1)・(1/r3[P]−1/r4[P])|=0.347 n4 =1.58313 ,d6 /fL4=0.471 ,fL5/f2 =-3.428
【0046】実施例4 f=39.33 〜63.13 〜101.33,Fナンバー 4.66〜6.63〜9.21 fb =8.54〜31.87 〜69.33 ,ω=28.24°〜18.75°〜12.03° r1 =-78.0893 d1 =1.5000 n1 =1.69680 ν1 =55.53 r2 =92.6064 d2 =1.0637 r3 =32.8797 (非球面)d3 =2.0000 n2 =1.52542 ν2 =55.78 r4 =47.9914 d4 =3.5699 r5 =50.4152 d5 =1.5543 n3 =1.69895 ν3 =30.12 r6 =20.7850 d6 =8.3915 n4 =1.55963 ν4 =61.17 r7 =-16.8185 d7 =1.0000 r8 =∞(絞り) d8 =D1 (可変) r9 =-79.7721(非球面)d9 =3.6000 n5 =1.57501 ν5 =41.49 r10=-29.4877 d10=5.0006 r11=-12.8658 d11=1.6000 n6 =1.69680 ν6 =55.53 r12=-114.2598 非球面係数 (第3面)K=-0.2210 ,A4 =-6.6980 ×10-5,A6 =-4.4024 ×10-78 =1.0971×10-9,A10=-1.9995 ×10-11 (第9面)K=0 A4 =2.8264×10-5,A6 =1.8416×10-78 =2.9069×10-10 ,A10=-4.0933 ×10-12 f 39.33 63.13 101.33 D1 17.29752 8.31060 2.71190 ν1 =55.53 ,ν2 =55.78 ,|f1 /(fL2・z)|=0.063 |fT ・(n2 −1)・(1/r3[P]−1/r4[P])|=0.296 n4 =1.55963 ,d6 /fL4=0.465 ,fL5/f2 =-3.786
【0047】実施例5 f=39.33 〜63.13 〜101.33,Fナンバー 4.66〜6.63〜9.21 fb =7.02〜28.12 〜61.99 ,ω=28.18°〜18.48°〜11.96° r1 =218.6092 d1 =1.5000 n1 =1.71700 ν1 =47.94 r2 =83.7186 d2 =0.4281 r3 =47.3604 (非球面)d3 =2.0000 n2 =1.49241 ν2 =57.66 r4 =37.8779 (非球面)d4 =5.4639 r5 =36.5431 d5 =2.3818 n3 =1.78472 ν3 =25.68 r6 =18.6773 d6 =7.6635 n4 =1.57250 ν4 =57.76 r7 =-20.3218 d7 =1.0000 r8 =∞(絞り) d8 =D1 (可変) r9 =-238.1067(非球面)d9 =3.6000 n5 =1.60342 ν5 =38.02 r10=-37.3898 d10=4.7899 r11=-11.5102 d11=1.6000 n6 =1.64000 ν6 =60.09 r12=-180.3267 非球面係数 (第3面)K=-0.1622 ,A4 =-1.4090 ×10-4,A6 =2.0682×10-88 =1.5115×10-9,A10=-1.8310 ×10-12 (第4面)K=0 ,A4 =-1.0563 ×10-4,A6 =4.4081×10-78 =0 ,A10=0 (第9面)K=0 A4 =3.8031×10-5,A6 =2.5861×10-78 =4.2503×10-10 ,A10=4.2809×10-12 f 39.33 63.13 101.33 D1 16.94933 8.17692 2.71190 ν1 =47.94 ,ν2 =57.66 ,|f1 /(fL2・z)|=0.030 |fT ・(n2 −1)・(1/r3[P]−1/r4[P])|=0.546 n4 =1.57250 ,d6 /fL4=0.419 ,fL5/f2 =-3.786 ただしr1 ,r2 ,・・・ はレンズ各面の曲率半径、d
1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間隔、n
1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν2 ,・・・
は各レンズのアッベ数である。尚焦点距離f等の長さの
単位はmmである。
【0048】実施例1,2,5は、夫々図1,図2,図
5に示す構成で、正の屈折力の第1群と、負の屈折力の
第2群とよりなり、第1群,第2群間の間隔を変化させ
て変倍を行なう2群ズームレンズである。又第1群は、
物体側より順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカス
レンズの第1レンズL1 と、物体側に凸面を向けた非常
に小さい屈折力で両面が非球面であるプラスチックレン
ズの第2レンズL2と、物体側に凸面を向けた負のメニ
スカスレンズの第3レンズL3 と、両凸の正レンズの第
4レンズL4 とよりなり、第3レンズL3 と第4レンズ
4 は接合されていて接合レンズになっている。第2群
は、物体側の面が非球面で像側に凸面を向けた負のメニ
スカスレンズの第5レンズL5 と像側に凸面を向けた負
のメニスカスレンズの第6レンズL6 とからなってい
る。又第2レンズL2 はアクリル系の材料よりなってい
る。
【0049】これら実施例のレンズ系の焦点距離は、3
9.3mm〜101.3mmで変倍比は2.6、又Fナンバ
ーは4.66〜9.21である。
【0050】実施例3,4は、夫々図3,図4に示す構
成で、物体側から順に、正の屈折力の第1群と負の屈折
力の第2群とよりなり、両群間の間隔を変化させて変倍
を行なう2群ズームレンズである。又第1群は、物体側
より順に、両凹負レンズの第1レンズL1 と、物体側に
凸面を向けた非常に屈折力の小さい又物体側の面が非球
面であるプラスチックレンズの第2レンズL2 と、物体
側に凸面を向けた負レンズの第3レンズL3 と、両凸の
正レンズの第4レンズL4 とからなり、第3レンズと第
4レンズは接合されていて接合レンズになっている。又
第2群は、物体側に非球面を有し像側に凸面を向けた正
のメニスカスレンズの第5レンズL5と像側に凸面を向
けた負のメニスカスレンズの第6レンズL6 とよりなっ
ている。
【0051】又、第2レンズL2 は、ポリオレフィン系
の材料にて構成されている。
【0052】これら実施例は、焦点距離が39.3mm〜
101.3mmで変倍比は2.6で、Fナンバーは4.6
6〜9.21である。
【0053】本発明ズームレンズは、特許請求の範囲に
記載された構成の他、次の各項に示す構成のレンズ系も
その目的を達成し得るものである。
【0054】(1)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3に記載されているレンズ系で第2レンズL2 がアクリ
ル系又はポリオレフィン系またはアモルファスフッ素樹
脂であるズームレンズ。
【0055】(2)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1)の項に記載されているレンズ系
であって、下記条件(3)を満足するズームレンズ。 (3) |f1 /(fL2・2)|<0.07
【0056】(3)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1)又は(2)の項に記載されてい
るレンズ系で、下記の条件(6)を満足するズームレン
ズ。 (6) 0.35<d6 /fL4<0.85
【0057】(4)特許請求の範囲の請求項1,2,又
は3あるいは前記の(1),(2)又は(3)の項に記
載されているレンズ系で、第2群が物体側より正レンズ
1枚と負レンズ1枚のズームレンズ。
【0058】(5)特許請求の範囲の請求項1,2又は
3あるいは前記の(1),(2),(3)又は(4)の
項に記載されているレンズ系で、下記条件(7)を満足
するズームレンズ。 (7) −4.5<fL5/f2 <−1.5
【0059】(6)特許請求の範囲の1,2又は3ある
いは前記の(1),(2),(3),(4)又は(5)
に記載されているレンズ系で、第2群の正レンズの物体
側に非球面を設けたズームレンズ。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、前述の通りの構成にす
ることにより低コストであってしかも温度や湿度の変化
によるピントずれがなく、高性能な高変倍ズームレンズ
を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図
【図2】本発明の実施例2の断面図
【図3】本発明の実施例3の断面図
【図4】本発明の実施例4の断面図
【図5】本発明の実施例5の断面図
【図6】実施例1の広角端における収差曲線図
【図7】実施例1の中間焦点距離における収差曲線図
【図8】実施例1の望遠端における収差曲線図
【図9】実施例2の広角端における収差曲線図
【図10】実施例2の中間焦点距離における収差曲線図
【図11】実施例2の望遠端における収差曲線図
【図12】実施例3の広角端における収差曲線図
【図13】実施例3の中間焦点距離における収差曲線図
【図14】実施例3の望遠端における収差曲線図
【図15】実施例4の広角端における収差曲線図
【図16】実施例4の中間焦点距離における収差曲線図
【図17】実施例4の望遠端における収差曲線図
【図18】実施例5の広角端における収差曲線図
【図19】実施例5の中間焦点距離における収差曲線図
【図20】実施例5の望遠端における収差曲線図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体側から順に、正の屈折力の第1群と、
    負の屈折力の第2群とにて構成され、前記第1群と第2
    群との間の間隔を変化させて変倍を行なうズームレンズ
    において、前記第1群が、物体側より順に、負の第1レ
    ンズと、少なくとも1面が非球面であり屈折力が非常に
    小さいプラスチックレンズの第2レンズと、負レンズの
    第3レンズと正レンズの第4レンズを接合した接合レン
    ズとよりなり、下記条件(1),(2)を満足するズー
    ムレンズ。 (1) 40<ν1 <75 (2) 40<ν2 <95 ただし、ν1 ,ν2 は夫々第1レンズ,第2レンズのア
    ッベ数である。
  2. 【請求項2】下記条件(3)を満足する請求項1のズー
    ムレンズ。 (3) |f1 /(fL2・z)|<0.07 ただし、f1 は第1群の焦点距離、fL2は第2レンズの
    焦点距離、zは変倍比である。
  3. 【請求項3】下記条件(4)を満足する請求項1又は2
    のズームレンズ。 (4) |fT ・(n2 −1)[1/r3 (P) −1/r
    4(P)]|<0.60 ただしfT はテレ端における全系の焦点距離、n2 は第
    2レンズのd線に対する屈折率、r3 (P) ,r4(P)はそ
    れぞれ第2レンズの物体側及び像側の面の局所曲率半径
    であり、下記の式にて与えられる。 rs(P)=Yts /sin φs ここで、sは3または4の値を取るパラメータでs=3
    は第2レンズ群の物体側の面、s=4は像側の面である
    ことを意味するが、Yts は第2レンズの物体側及び像
    側の面におけるテレ端での軸上マージナル光線高を表わ
    し、φsはrs(Q)を第2レンズの物体側及び像側の面の
    近軸曲率半径、ksを円錐係数、As4,As6,As8
    ・・・を非球面係数とする時、下記の式で与えられるも
    のである。
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