JPH08152559A - 可変焦点距離レンズ - Google Patents

可変焦点距離レンズ

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JPH08152559A
JPH08152559A JP6294899A JP29489994A JPH08152559A JP H08152559 A JPH08152559 A JP H08152559A JP 6294899 A JP6294899 A JP 6294899A JP 29489994 A JP29489994 A JP 29489994A JP H08152559 A JPH08152559 A JP H08152559A
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JP
Japan
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group
lens
focal length
wide
telephoto end
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Pending
Application number
JP6294899A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Kiriki
俊彦 桐木
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高変倍比を持つコンパクトな可変焦点距離レ
ンズを得る。 【構成】 物体側から順に、正屈折力の第1群と、正屈
折力の第2群と、負屈折力の第3群にて構成され、広角
側から望遠側への変倍に際し、第1群と第2群の空気間
隔は増大し、第2群と第3群の空気間隔は減少する3群
可変焦点距離レンズであって、 2.85<(m3T/m3W)・(m2W/m2T)<5.0 但し、m2W;第2群の広角端での横倍率 m2T;第2群の望遠端での横倍率 m3W;第3群の広角端での横倍率 m3T;第3群の望遠端での横倍率 の条件式を満足することを特徴とする可変焦点距離レン
ズである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はズームレンズに代表され
る可変焦点距離レンズに関し、特に物体側から順に正正
負の3群で構成され、変倍比が3.8倍程度以上あるレン
ズシャッターカメラ等の高変倍でコンパクトな可変焦点
距離レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物体側から順に正正負の3群で構
成され、広角側から望遠側への変倍に際し、第1群と第
2群の空気間隔は増大し、第2群と第3群の空気間隔は
減少するズームレンズとして例えば、特開平5-188296
号、同5-150161号、同5-113539号、同5-107478号及び同
4-338910号等が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、物体側
から順に正正負の3群で構成されるズームレンズは、そ
の実施例を見ると、望遠端の焦点距離を広角端の焦点距
離で割った値、即ち変倍比が3.8程度以下である。
【0004】本発明はレンズシャッターカメラ用レンズ
として特に望遠端の焦点距離をより長くして変倍比を大
きくしたコンパクトな可変焦点距離レンズを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的は下記の構成
により達成される。即ち、 (1) 物体側から順に、正屈折力の第1群と、正屈折力
の第2群と、負屈折力の第3群にて構成され、広角側か
ら望遠側への変倍に際し、第1群と第2群の空気間隔は
増大し、第2群と第3群の空気間隔は減少する3群可変
焦点距離レンズであって、 2.85<(m3T/m3W)・(m2W/m2T)<5.0 但し、m2W;第2群の広角端での横倍率 m2T;第2群の望遠端での横倍率 m3W;第3群の広角端での横倍率 m3T;第3群の望遠端での横倍率 の条件式を満足することを特徴とする可変焦点距離レン
ズである。
【0006】(2) 第3群レンズが1枚の正レンズと2
枚の負レンズで構成され、 0.06<|f3|/fT<0.15 但し、f3;第3群の焦点距離 fT;全系の望遠端での焦点距離 の条件を満足することを特徴とする(1)記載の可変焦点
距離レンズである。
【0007】(3) 第3群レンズの中に、少なくとも1
面の非球面を含むことを特徴とする(1)又は(2)記載の
可変焦点距離レンズである。
【0008】(4) 第3群レンズ構成が、物体側から順
に負レンズ、正レンズ、負レンズで構成されることを特
徴とする(1)から(3)の何れか1項記載の可変焦点距離
レンズである。
【0009】(5) 第3群の最も像側レンズの像側レン
ズ面の有効直径をφL、広角端でのバックフォーカスを
BWとしたとき、 16mm≦φL≦20mm 3mm≦fBW≦9mm の条件式を満足することを特徴とする(1)記載の可変焦
点距離レンズである。
【0010】(6) 第3群の広角端と望遠端との間の光
軸上の移動量をL3としたとき、 0.40<L3/fT<0.60 但し、fT;全系の望遠端での焦点距離 の条件式を満足することを特徴とする(1)記載の可変焦
点距離レンズである。
【0011】
【作用】本発明は、物体側から順に正屈折力の第1群
と、正屈折力の第2群と負屈折力の第3群にて構成さ
れ、広角側から望遠側への変倍に際し、第1群と第2群
の空気間隔は増大し、第2群と第3群の空気間隔は減少
する3群ズームレンズであって、第3群が第2群に比べ
て変倍比に従来より大きく寄与する構成をとっている。
即ち、広角端での全系の焦点距離をfWとすると、 fW=f1・m2W・m3W ・・・・ 但し、f1 ;第1群の焦点距離 m2W;第2群の広角端での横倍率 m3W;第3群の広角端での横倍率 が成り立つ。
【0012】同様に、全系の望遠端での焦点距離をfT
とすると、 fT=f1・m2T・m3T ・・・・ 但し、m2T;第2群の望遠端での横倍率 m3T;第3群の望遠端での横倍率 である。このとき、変倍比をZとすると、 Z=fT/fW=(m2T/m2W)・(m3T/m3W) ・・・・ であり、変倍比が3.8以上であることは、 (m2T/m2W)・(m3T/m3W)>3.8 ・・・・ であることに他ならない。今ここで第2群と第3群が変
倍比に寄与する比率に注目すると、特にレンズシャッタ
ーカメラにおいて、コンパクトで高変倍のレンズを得る
には、 2.85<(m3T/m3W)・(m2W/m2T)<5.0 ・・・・ の条件を満たすのがよい。式は、第3群の変倍への寄
与が第2群の変倍への寄与の2.85倍以上、5.0倍以下で
あることを示してある。従来正正負の3群ズームでは、
の条件を満たす領域は、望遠側での全長が長くなると
共に、Fナンバーが暗くなり、実用的でなくなるという
一面もあり、研究がなされていなかった。例えば特開平
4-338910号の第1実施例は、式の値が3.81であるが、
式の値は2.39である。しかし、近年フィルムの感度・
粒状性が著しく向上したり、また望遠側の焦点距離が長
くなっても防振技術等が発達したりして、ユーザーの需
要に答えられるようになっている。
【0013】式は下限を下回ると、低変倍比の可変焦
点距離レンズしか達成できないか、若しくは第2群の変
倍比への寄与が大きく成りすぎ、コンパクトな高変倍比
可変焦点距離レンズが得られない。また、上限を上回る
と、より大きなり変倍比を得るには有利であるが、望遠
側でのFナンバーが暗く成りすぎたり、また製造誤差も
厳しくなってくる。
【0014】また式は、より好ましい条件として、 3.2<(m3T/m3W)・(m2W/m2T)<4.5 ・・・・ の範囲である。
【0015】次に本発明では、第3群レンズが1枚の正
レンズと2枚の負レンズで構成され、 0.06<|f3|/fT<0.15 ・・・・ 但し、f3;第3群の焦点距離 fT;全系の望遠端での焦点距離 を満たすのがよい。
【0016】式は、下限を下回ると、第3群のパワー
が強く成りすぎ、第3群に3枚のレンズを用いても収差
補正が困難となる。また、上限を上回ると、逆に第3群
のパワーが弱く、長いズームストロークが必要となり、
望遠端でのレンズ全長が長くなってしまう。
【0017】式は、より好ましい条件として、 0.08<|f3|/fT<0.12 ・・・・ また、第3群のレンズ構成として、第3群を強いレンズ
パワーにするために発生する収差を補正するため、第3
レンズの中に、少なくとも1面の非球面を含むのが望ま
しい。更に、プラスチック非球面レンズを用いる場合
は、第3群レンズ構成を物体側から順に負レンズ、正レ
ンズ、負レンズの構成とし、最も像側のレンズをガラス
レンズとするのが望ましい。
【0018】また、レンズシャッターカメラ等で小型な
画面サイズのカメラ(例えば写真工業1994年12月号11頁
に記載されているような24mm巾のフィルムを使用するカ
メラ、35mmサイズのフィルムの上下部分を遮光してパノ
ラマサイズプリントを得るタイプのパノラマ撮影用カメ
ラ等)において、良好なコンパクト性を得るためには、
第3群の最も像側のレンズの像側面の有効直径が16mm以
上で20mm以内であり、かつ広角端でのバックフォーカス
が3mm以上9mm以下であることが望ましい。この条件
は、カメラであればフィルムの画面サイズの半対角線長
が20mm以下である場合に、カメラの厚み、高さ方向共に
コンパクトにでき、特に有効である。
【0019】更に第3群の広角端と望遠端との間の光軸
上の移動量をL3としたとき、 0.04<L3/fT<0.60 ・・・・ 但し、fT;全系の望遠端での焦点距離を満たすのが良
い。
【0020】式は下限を下回ると、第3群のレンズパ
ワーが強く成りすぎ、収差補正が困難となる。また上限
を上回ると第3群の移動量が大きすぎるために、望遠側
でのコンパクト性を欠くと共に繰り返しの為の鏡胴構造
が段数が多くなる等複雑になり、良くない。
【0021】
【実施例】本発明の実施例について説明する。なお使用
する記号は次の通りである。Rは屈折面の曲率半径、d
は面間隔、ndはレンズ材料のd線の屈折率、νdはレン
ズ材料のアッベ数、fは焦点距離。FはFナンバー、ω
は半画角、fBはバックフォーカス、更に次の数1は非
球面式を表す。
【0022】
【数1】
【0023】但しK ;円錐定数 Ai;各非球面係数 Pi;各非球面次数 (第1実施例)第1実施例の光学断面図を図1に示す。
【0024】次に、第1実施例の数値を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】第1実施例の収差図を図2に示す。何れも
良好な収差となっている。
【0027】(第2実施例)第2実施例の光学断面図を
図3に示す。
【0028】次に、第2実施例の数値を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】第2実施例の収差図を図4に示す。何れも
良好な収差となっている。
【0031】(第3実施例)第3実施例の光学断面図を
図5に示す。
【0032】次に第3実施例の数値を表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】第3実施例の収差図を図6に示す。何れも
良好な収差となっている。
【0035】ここで、第1〜第3実施例で各条件式に対
応する値は表4に示す通りである。
【0036】
【表4】
【0037】
【発明の効果】以上のように構成したので高変倍比でコ
ンパクトな可変焦点レンズとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の光学断面図で(A)は広角端、
(B)は望遠端である。
【図2】第1実施例の収差図で(A)は広角端、(B)
はミドル、(C)は望遠端である。
【図3】第2実施例の光学断面図で(A)は広角端、
(B)は望遠端である。
【図4】第2実施例の収差図で(A)は広角端、(B)
はミドル、(C)は望遠端である。
【図5】第3実施例の光学断面図で(A)は広角端、
(B)は望遠端である。
【図6】第3実施例の収差図で(A)は広角端、(B)
はミドル、(C)は望遠端である。
【符号の説明】
1 1面 2 2面 3 3面 4 4面 5 5面 6 6面 7 7面 8 8面 9 9面 10 10面 11 11面 12 12面 13 13面 14 14面 15 15面 16 16面 17 17面 18 18面 19 19面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、正屈折力の第1群と、
    正屈折力の第2群と、負屈折力の第3群にて構成され、
    広角側から望遠側への変倍に際し、第1群と第2群の空
    気間隔は増大し、第2群と第3群の空気間隔は減少する
    3群可変焦点距離レンズであって、 2.85<(m3T/m3W)・(m2W/m2T)<5.0 但し、m2W;第2群の広角端での横倍率 m2T;第2群の望遠端での横倍率 m3W;第3群の広角端での横倍率 m3T;第3群の望遠端での横倍率 の条件式を満足することを特徴とする可変焦点距離レン
    ズ。
  2. 【請求項2】 第3群レンズが1枚の正レンズと2枚の
    負レンズで構成され、 0.06<|f3|/fT<0.15 但し、f3;第3群の焦点距離 fT;全系の望遠端での焦点距離 の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載の可
    変焦点距離レンズ。
  3. 【請求項3】 第3群レンズの中に、少なくとも1面の
    非球面を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の可変焦点距離レンズ。
  4. 【請求項4】 第3群レンズ構成が、物体側から順に負
    レンズ、正レンズ、負レンズで構成されることを特徴と
    する請求項1から請求項3の何れか1項記載の可変焦点
    距離レンズ。
  5. 【請求項5】 第3群の最も像側レンズの像側レンズ面
    の有効直径をφL、広角端でのバックフォーカスをfBW
    としたとき、 16mm≦φL≦20mm 3mm≦fBW≦9mm の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載の可
    変焦点距離レンズ。
  6. 【請求項6】 第3群の広角端と望遠端との間の光軸上
    の移動量をL3としたとき、 0.40<L3/fT<0.60 但し、fT;全系の望遠端での焦点距離 の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載の可
    変焦点距離レンズ。
JP6294899A 1994-11-29 1994-11-29 可変焦点距離レンズ Pending JPH08152559A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08179215A (ja) * 1994-12-22 1996-07-12 Canon Inc ズームレンズ
JPH08262325A (ja) * 1995-03-20 1996-10-11 Minolta Co Ltd ズームレンズ
US6433940B1 (en) 2000-04-24 2002-08-13 Olympus Optical Co., Ltd. Zoom optical system
JP2002258158A (ja) * 2001-03-05 2002-09-11 Olympus Optical Co Ltd 小型高変倍ズームレンズを備えたカメラ
US6519095B1 (en) 2000-01-25 2003-02-11 Olympus Optical Co., Ltd. Zoom lens

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