JP2001304868A - センサ装置及びセンサ素子 - Google Patents

センサ装置及びセンサ素子

Info

Publication number
JP2001304868A
JP2001304868A JP2000119553A JP2000119553A JP2001304868A JP 2001304868 A JP2001304868 A JP 2001304868A JP 2000119553 A JP2000119553 A JP 2000119553A JP 2000119553 A JP2000119553 A JP 2000119553A JP 2001304868 A JP2001304868 A JP 2001304868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
vibrator
substrate
fixed
axis direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000119553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3489534B2 (ja
Inventor
Masaru Nagao
勝 長尾
Masahito Hashimoto
雅人 橋本
Hidemi Senda
英美 千田
Kazumi Senda
和身 千田
Tsunehisa Okayama
倫久 岡山
Keiko Negi
敬子 根木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2000119553A priority Critical patent/JP3489534B2/ja
Publication of JP2001304868A publication Critical patent/JP2001304868A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3489534B2 publication Critical patent/JP3489534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動子の振動を用いたセンサ素子の異常を簡
単に検出する。 【解決手段】 電極部51−1〜4は、電極部52−1
〜4と協働して、振動子20をX軸方向に一定振幅で振
動させる。電極部53−1〜4は、振動子20のY軸方
向の振動を検出することにより、Z軸回りに作用する角
速度を検出する。各電極部52−1〜4,53−1〜4
には異なる周波数の高周波信号がそれぞれ印加されてい
て、出力回路70にて各電極部52−1〜4,53−1
〜4からの信号を復調することにより、振動子20のX
軸及びY軸方向の振動を検出する。前記復調したX軸方
向の振動を表す信号のレベルに基づいてセンサ素子の異
常を判定する。電極部51−1〜4に電気的に並列接続
された固定容量のダミー電極部54−1,2を基板10
上に設けて、センサ素子の異常検出に利用される電極部
51−1〜4の見かけ上の静電容量を大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に変位可能
に支持された振動子を備え、加速度、角速度、圧力など
に関係した外力を検出するセンサ装置及びセンサ素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、基板上に変位可能に支持され
た振動子を備え、加速度、角速度、圧力などに関係した
外力を検出するセンサ装置及びセンサ素子はよく知られ
ている。そして、この種の装置における異常の診断にお
いては、例えば特開平9−236436号公報に示され
ているように、振動子を強制的に振動させるとともに同
振動をモニタすることにより、振動子と基板との間のゴ
ミの侵入などにより振動子の振動が阻害されているかを
否かを判定するようにしたものは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、センサ素子上の配線における断線、ショートなどの
異常検出も可能ではあるが、同検出のために振動子を強
制的に振動させる必要があり、診断装置の構成が複雑に
なるという問題がある。
【0004】
【発明の概略】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、センサ素子上の配線におけ
る断線及びショート、電極指の接触及び破損などの異常
を簡単な構成で検出できるようにすることにある。
【0005】前記目的を達成するために、本発明の構成
上の特徴は、基板上に変位可能に支持された振動子と、
前記基板に固定された第1固定電極指と、前記第1固定
電極指に対向するとともに前記振動子と一体的に変位す
る可動電極指とからなり、前記振動子の前記基板に対す
る変位に応じて変化する静電容量を検出する検出電極部
と、前記検出電極部に高周波信号を入力する高周波信号
入力手段と、前記検出電極部から出力される高周波信号
を復調して前記振動子の変位を検出する復調手段とを備
えたセンサ装置において、前記復調手段により復調され
た信号のレベルに基づいてセンサ装置の異常を判定する
異常判定手段を設けたことにある。
【0006】前記のように構成したセンサ装置において
は、復調手段は振動子の変位に応じて静電容量の変化す
る検出電極部から出力された高周波信号を復調すること
によって振動子の変位を検出するので、基板上の配線が
断線又はショートしたり、検出電極部の各電極指が接触
又は破損したりすれば、前記復調された信号に前記異常
に伴う変化が現われる。本発明は前記復調された信号の
変化に着目したもので、異常判定手段が復調手段により
復調された信号のレベルに基づいてセンサ装置の異常を
判定するので、基板上の配線の断線及びショート、検出
電極部における各電極指の接触及び破損などのセンサ装
置の異常を簡単な構成で検出できるようになる。
【0007】また、本発明の他の構成上の特徴は、互い
に対向するとともに前記基板に固定された第2及び第3
固定電極指からなり、前記検出電極部に電気的に並列接
続されたダミー電極部を設けたことにある。
【0008】これによれば、ダミー電極部の静電容量
は、振動子の変位とは無関係に一定に保たれ、この固定
の静電容量が検出電極部の振動子の変位に応じた可変静
電容量に加算されるので、検出電極部の見かけ上の静電
容量が大きくなる。
【0009】このようなセンサ装置においては、振動子
の変位の検出ダイミナミックレンジを大きくするために
は検出電極部の静電容量を大きくすることが好ましい。
その反面、この検出電極部の静電容量を大きくすること
は、可動電極指が固定電極指に対して変位する際に両電
極指間の気体によるダンピングが大きくなることを意味
するので、検出電極部の静電容量をあまり大きくするこ
とはできない。したがって、この場合には、前記のよう
な基板上の配線の断線及びショート、検出電極部におけ
る各電極指の接触及び破損などのセンサ装置の異常が発
生しても、検出電極部の静電容量が小さいために、同静
電容量の変化から前記センサ装置の異常を判定し難いと
いう問題がある。
【0010】これに対して、本発明の他の構成上の特徴
のように、ダミー電極を設けて検出電極部の見かけ上の
静電容量を大きくすれば、前記のような異常に伴う検出
電極部の静電容量の変化が大きくなり、異常判定手段は
同異常を復調手段からの出力信号のレベルに基づいて判
定し易くなる。また、この場合、ダミー電極部は基板に
固定された一対の電極指によって構成されており、振動
子の変位とは無関係であるので、同一対の電極指間の気
体によるダンピングが大きくなることもない。その結
果、前記本発明の他の構成上の特徴によれば、振動子の
変位に悪影響を与えることなく、基板上の配線の断線及
びショート、検出電極部における各電極指の接触及び破
損などのセンサ装置の異常を的確かつ簡単に判定できる
ようになる。
【0011】さらに、本発明の他の構成上の特徴は、上
記振動子及び検出電極部を備えたセンサ素子において、
上記と同様なダミー電極部を設けたことにある。これに
よれば、上記のような高周波信号入力手段、復調手段及
び異常判定手段を同センサ素子に接続することにより、
上記と同様に、基板上の配線の断線及びショート、検出
電極部における各電極指の接触及び破損などのセンサ装
置の異常を的確かつ簡単に判定できるようになる。
【0012】また、本発明の他の構成上の特徴は、上記
センサ素子の特徴を、同センサ素子に基板に固定された
固定電極指及び振動子と一体的に変位する可動電極指と
からなって振動子を振動させる駆動電極部を加えたセン
サ素子にも適用するようにしたことにある。これによれ
ば、駆動電極部を備えて角速度などを検出するセンサ素
子においても、上記効果が期待される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図1は同実施形態に係り角速度を
検出するための半導体で構成したセンサ素子の平面図で
あり、図2は同素子の各部の断面図である。なお、図1
及び図2においては、基板10上面との間に隙間のある
部材と隙間のない部材、すなわち基板10に固定された
部材と基板10に対して変位可能な部材とで模様を異な
らせて示している。
【0014】このセンサ素子は、シリコンで方形状に形
成された基板10上に、振動子20、一対のメインフレ
ーム30−1,30−2及び一対のサブフレーム30−
3,30−4をその上面から所定距離だけ隔てた水平面
内に延設させている。これらの振動子20及び各フレー
ム30−1〜30−4は、基板10上に振動可能に支持
された振動部を構成する。
【0015】振動子20は、X軸方向に振動している状
態で、X,Y両軸に直交するZ軸回りの角速度によって
同角速度の大きさに比例した振幅でY軸方向に振動する
もので、中央部に設けられて適当な質量を有するととも
にX軸及びY軸を各辺の延設方向とする方形状のマス部
21と、同マス部21の各対角位置からX軸方向に延設
された4つのアーム部22−1〜22−4とからなるほ
ぼH型に形成されている。マス部21、アーム部22−
1〜22−4などの幅広の部分には、製造上の便宜のた
めに複数の方形状の貫通孔(図示しない)が設けられて
いる。
【0016】メインフレーム30−1,30−2は、振
動子20をX軸方向に振動させるもので、振動子20の
アーム部22−1〜22−4のY軸方向外側位置にてX
軸方向にそれぞれ延設された幅広の長尺部31−1,3
1−2と、両長尺部31−1,31−2の両端にてそれ
らの両側にそれぞれY軸方向に短く延設された幅広の終
端部32−1〜32−4とからなるほぼI型にそれぞれ
形成されている。サブフレーム30−3,30−4も、
幅広に構成されていて、長尺部31−1,31−2の各
外側にてX軸方向にそれぞれ延設されている。これらの
メインフレーム30−1,30−2及びサブフレーム3
0−3,30−4においても、前記振動子20の場合と
同様な貫通孔(図示しない)が設けられている。
【0017】メインフレーム30−1,30−2は、梁
33−1〜33−4により振動子20に連結されてい
る。梁33−1〜33−4も、基板10上面から所定距
離だけ隔てた水平面内にてX軸方向に延設されており、
各一端は振動子20のアーム部22−1〜22−4の根
元付近にそれぞれ接続され、各他端はメインフレーム3
0−1,30−2の各終端部32−1〜32−4にそれ
ぞれ接続されている。また、梁33−1〜33−4は、
振動子20のアーム部22−1〜22−4、メインフレ
ーム30−1,30−2の長尺部31−1,31−2及
び終端部32−1〜32−4の幅より細く構成されてい
る。これにより、メインフレーム30−1,30−2か
ら振動子20へY軸方向の振動が伝達され難くかつX軸
方向の振動が効率よく伝達されるようになるとともに、
振動子20がメインフレーム30−1,30−2に対し
X軸方向に比べてY軸方向に振動し易くなっている。す
なわち、梁33−1〜33−4は、振動子20を、基板
10、メインフレーム30−1,30−2及びサブフレ
ーム30−3,30−4に対してY軸方向に振動可能に
支持する機能を有する。
【0018】メインフレーム30−1は、アンカ41−
1,41−2、梁42−1,42−2、サブフレーム3
0−3及び梁43−1,43−2を介し、基板10に対
して振動可能に支持されている。アンカ41−1,41
−2は、図2(A)に示すように、メインフレーム30−
1の長尺部31−1の各外側位置にて、基板10の上面
に固着されている。アンカ41−1,41−2には梁4
2−1,42−2の各一端がそれぞれ接続されるととも
に、同梁42−1,42−2はアンカ41−1,41−
2からそれぞれY軸方向外側に延設されている。梁42
−1,42−2の各先端はサブフレーム30−3の内側
端にそれぞれ接続されており、サブフレーム30−3に
は、同フレーム30−3のY軸方向内側に延設された梁
43−1,43−2の各一端がそれぞれ接続されてい
る。梁43−1,43−2の各他端はメインフレーム3
0−1の長尺部31−1の外側端にそれぞれ接続されて
いる。梁42−1,42−2,43−1,43−2は、
振動子20、メインフレーム30−1,30−2及びサ
ブフレーム30−3,30−4と同様に、基板10から
所定距離だけ上方に浮いて設けられており、梁33−
1,33−2と同様に狭い幅に構成されている。
【0019】メインフレーム30−2は、アンカ41−
3,41−4、梁42−3,42−4、サブフレーム3
0−4及び梁43−3,43−4を介し、基板10に対
して振動可能に支持されている。これらのアンカ41−
3,41−4、梁42−3,42−4、サブフレーム3
0−4及び梁43−3,43−4は、アンカ41−1,
41−2、梁42−1,42−2、サブフレーム30−
3及び梁43−1,43−2とマス部21の中心を通る
Y軸方向の中心線に対して対称かつそれぞれ同様に構成
されている。これらの構成により、メインフレーム30
−1,30−2は、基板10に対しX軸方向に振動し易
くかつY軸方向に振動し難く支持されている。すなわ
ち、梁42−1〜42−4,43−1〜43−4は、メ
インフレーム30−1,30−2、サブフレーム30−
3,30−4及び振動子20を基板10に対してX軸方
向に振動可能に支持する機能を有する。
【0020】また、基板10上には、メインフレーム3
0−1,30−2を基板10に対してX軸方向に駆動す
るための駆動電極部51−1〜51−4と、前記メイン
フレーム30−1,30−2の基板10に対するX軸方
向の駆動をモニタするための駆動モニタ電極部52−1
〜52−4と、振動子20の基板10に対するY軸方向
の振動を検出するための角速度検出電極部53−1〜5
3−4とが設けられている。
【0021】駆動電極部51−1〜51−4は、メイン
フレーム30−1,30−2の終端部32−1〜32−
4の各X軸方向外側位置にて同終端部32−1〜32−
4に向けてX軸方向に延設した複数の電極指を有する櫛
歯状電極51a1〜51a4をそれぞれ備えている。各
櫛歯状電極51a1〜51a4は、図2(B)に示すよう
に、それぞれ一体的に形成されて基板10の上面に固着
されている。櫛歯状電極51a1,51a3は、外部回
路に接続するために基板10上に固着した共通のパッド
部51b1に接続されている。櫛歯状電極51a2,5
1a4は、外部回路に接続するために基板10上に固着
した共通のパッド部51b2に接続されている。各パッ
ド部51b1,51b2上面には、導電金属(例えばア
ルミニウム)で形成された電極パッド51c1,51c
2がそれぞれ設けられている。
【0022】終端部32−1〜32−4には、X軸方向
外側に向けて延設した複数の電極指からなる櫛歯状電極
32a1〜32a4が櫛歯状電極51a1〜51a4に
対向してそれぞれ設けられている。櫛歯状電極32a1
〜32a4は、終端部32−1〜32−4と一体的に形
成されて基板10の上面から所定距離だけ浮かして設け
られており、同電極32a1〜32a4の各電極指は櫛
歯状電極51a1〜51a4の各隣合う電極指の幅方向
中心位置に侵入して同隣合う電極指に対向している。
【0023】駆動モニタ電極部52−1〜52−4は、
メインフレーム30−1,30−2の終端部32−1〜
32−4の各X軸方向内側位置にて同終端部32−1〜
32−4に向けてX軸方向に延設した複数の電極指を有
する櫛歯状電極52a1〜52a4をそれぞれ備えてい
る。各櫛歯状電極52a1〜52a4は、図2(B)及び
図2(C)に示すように、基板10の上面に固着されてい
る。櫛歯状電極52a1,52a3は、外部回路に接続
するために基板10上に固着した共通のパッド部52b
1に接続されている。櫛歯状電極52a2,52a4
は、外部回路に接続するために基板10上に固着した共
通のパッド部52b2に接続されている。各パッド部5
2b1,52b2上面には、導電金属(例えばアルミニ
ウム)で形成された電極パッド52c1,52c2がそ
れぞれ設けられている。
【0024】終端部32−1〜32−4には、X軸方向
内側に向けて延設した複数の電極指からなる櫛歯状電極
32b1〜32b4が櫛歯状電極52a1〜52a4に
対向してそれぞれ設けられている。櫛歯状電極32b1
〜32b4は、終端部32−1〜32−4と一体的に形
成されて基板10の上面から所定距離だけ浮かして設け
られており、同電極32b1〜32b4の各電極指は櫛
歯状電極52a1〜52a4の各隣合う電極指の幅方向
中心位置に侵入して同隣合う電極指に対向している。
【0025】角速度検出電極部53−1〜53−4は、
マス部21の各外側位置にてX軸方向内外両側に延設さ
れた複数の電極指を有する櫛歯状電極53a1〜53a
4をそれぞれ備えている。各櫛歯状電極53a1〜53
a4は、図2(D)に示すように、同電極53a1〜53
a4に接続されたパッド部53b1〜53b4と共にそ
れぞれ一体的に形成されて基板10の上面に固着されて
おり、パッド部53b1〜53b4の上面には、導電金
属(例えばアルミニウム)で形成された電極パッド53
c1〜53c4がそれぞれ設けられている。
【0026】振動子20のマス部21には、X軸方向外
側に向けて延設した複数の電極指からなる櫛歯状電極2
1a1〜21a4が櫛歯状電極53a1〜53a4の各
一方に対向してそれぞれ設けられている。振動子20の
アーム部22−1〜22−4の中間部にも、X軸方向内
側に向けて延設した複数の電極指からなる櫛歯状電極2
2a1〜22a4が櫛歯状電極53a1〜53a4の各
他方に対向してそれぞれ設けられている。櫛歯状電極2
1a1〜21a4,22a1〜22a4は、マス部21
及びアーム部22−1〜22−4と一体的に形成されて
基板10の上面から所定距離だけ浮かして設けられてお
り、同電極21a1〜21a4,22a1〜22a4の
各電極指は櫛歯状電極53a1〜53a4の各隣合う電
極指間に侵入して同隣合う電極指に対向している。この
場合、櫛歯状電極21a1〜21a4,22a1〜22
a4の各電極指は櫛歯状電極53a1〜53a4の隣合
う各電極指の幅方向中心位置から一方にずれて設けられ
ている。
【0027】また、基板10上には、振動子20に梁3
3−3,33−4、メインフレーム30−2、梁43−
3,43−4、サブフレーム30−4、梁42−3及び
アンカ41−3を介して電気的に接続されたパッド部2
0aが設けられている。パッド部20aは、アンカ41
−3と一体的に形成されて基板10の上面に固着されて
おり、パッド部20aの上面には、導電金属(例えばア
ルミニウム)で形成された電極パッド20bが設けられ
ている。
【0028】さらに、基板10上には、駆動モニタ電極
部52−1,52−3と電気的に並列接続されたダミー
電極部54−1が設けられているとともに、駆動モニタ
電極部52−2,52−4と電気的に並列接続されたダ
ミー電極部54−2が設けられている。ダミー電極部5
4−1は、駆動モニタ電極部52−3のY方向外側位置
にてX軸方向外側に延設された複数の電極指を有する櫛
歯状電極54a1を備えているとともに、同櫛歯状電極
54a1に対向するようにX軸方向に延設された複数の
電極指を有する櫛歯状電極54a2を備えている。各櫛
歯状電極54a1,54a2は、図2(E)に示すよう
に、基板10の上面に固着されている。ダミー電極部5
4−2は、駆動モニタ電極部52−4のY方向外側位置
にてX軸方向外側に延設された複数の電極指を有する櫛
歯状電極54b1を備えているとともに、同櫛歯状電極
54b1に対向するようにX軸方向に延設された複数の
電極指を有する櫛歯状電極54b2を備えている。各櫛
歯状電極54b1,54b2も、基板10の上面に固着
されている。櫛歯状電極54a1,54b1はパッド部
20bに接続されており、櫛歯状電極54a2,54b
2はパッド部52b1,52b2にそれぞれ接続されて
いる。
【0029】次に、上記構成のセンサ素子の製造方法
を、図2を参照しながら簡単に説明しておく。まず、単
結晶シリコン層Aの上面上にシリコン酸化膜Bを介して
単結晶シリコン層Cを設けたSOI(Silicon−On−Insu
lator)基板を用意し、単結晶シリコン層Cにリン、ボロ
ン等の不純物をドーピングして同層Cを低抵抗化する。
以下、この層を低抵抗層Cという。次に、図1の模様を
付けた部分及び各種電極指部分をレジスト膜にてマスク
して、単結晶シリコン層Cを反応性イオンエッチング等
でエッチングして、シリコン酸化膜B上に、アンカ41
−1〜41−4、各種櫛歯状電極51a1〜51a4,
52a1〜52a4,53a1〜53a4,54a1,
54a2,54b1,54b2及び各種パッド部20
a,51b1,51b2,52b1,52b2,53b
1〜53b4など(上記に基板10と固着されていると
して説明した部分)を形成する。
【0030】次に、前記形成した部分以外の部分に残存
する酸化シリコン膜Bをフッ酸水溶液などでエッチング
して除去し、振動子20、梁33−1〜33−4、メイ
ンフレーム30−1,30−2、サブフレーム30−
3,30−4、梁42−1〜42−4,43−1〜43
−2及び櫛歯状電極32a1〜32a4,32b1〜3
2b4,21a1〜21a4,22a1〜22a4(上
記に基板10から所定距離だけ浮いているとして説明し
た部分)を形成する。
【0031】そして、各種パッド部20a,51b1,
51b2,52b1,52b2,53b1〜53b4上
に、アルミニウム等を蒸着して電極パッド20b,51
c1,51c2,52c1,52c2,53c1〜53
c4を形成する。したがって、基板10上に形成された
上述した各部分は基板10とは絶縁された低抵抗層Cで
構成されるとともに、振動子20、梁33−1〜33−
4、メインフレーム30−1,30−2、サブフレーム
30−3,30−4、梁42−1〜42−4,43−1
〜43−4及び櫛歯状電極32a1〜32a4,32b
1〜32b4,21a1〜21a4,22a1〜22a
4が、基板10から所定距離だけ浮いて位置するととも
にアンカ41−1〜41−4により基板10に振動可能
に支持された構造となる。
【0032】上記のように構成したセンサ素子を用いて
角速度を検出するための電気回路を接続したセンサ装置
について説明すると、図3は同センサ装置をブロック図
により示している。
【0033】駆動電極部51−1,51−3に共通の電
極パッド51c1には、駆動回路61の出力が直接接続
されている。駆動回路61の出力は、入力信号を逆相に
反転する反転回路62を介して駆動電極部51−2,5
1−4に共通の電極パッド51c2に接続されている。
駆動回路61は、振動子20の共振周波数にほぼ等しい
周波数の駆動信号を発生する駆動信号用発振器、同駆動
信号のレベルを後述する出力回路67からの駆動モニタ
信号により制御するレベル制御回路などからなり、振動
子20をその共振周波数にほぼ等しい周波数かつ一定振
幅でX軸方向に振動させるための駆動信号を発生する。
【0034】駆動モニタ電極部52−1,52−3及び
ダミー電極部54−1に共通の電極パッド52c1に
は、駆動モニタ用発振器63の出力が直接接続されてい
る。駆動モニタ用発振器63の出力は、入力信号を逆相
に反転する反転回路64を介して駆動モニタ電極部52
−2,52−4及びダミー電極部54−2に共通の電極
パッド52c2に接続されている。駆動モニタ用発振器
63は、振動子20のX軸方向の振動を検出すためのも
ので、振動子20の共振周波数よりも極めて高い周波数
を有する駆動モニタ用高周波信号を発生する。
【0035】角速度検出電極部53−1の電極パッド5
3c1及び角速度検出電極部53−2の電極パッド53
c2には、角速度検出用発振器65の出力が直接接続さ
れている。角速度検出用発振器65の出力は、入力信号
を逆相に反転する反転回路66を介して角速度検出電極
部53−3の電極パッド53c3及び角速度検出電極部
53−4の電極パッド53c4にそれぞれ接続されてい
る。角速度検出用発振器65は、振動子20のY軸方向
の振動を検出するためのもので、振動子20の共振周波
数よりも極めて高くかつ前記駆動モニタ用高周波信号と
は異なる周波数を有する角速度検出用高周波信号を発生
する。
【0036】電極パッド20bには、出力回路70が接
続されている。出力回路70は、図4に示すように、チ
ャージアンプ71を介して電極パッド20bに接続され
た復調回路72を備えている。復調回路72は、駆動モ
ニタ用発振器63からの駆動モニタ用高周波信号及び角
速度検出用発振器65からの角速度検出用高周波信号も
入力し、両高周波信号を用いて電極パッド20からの信
号を復調して振動子20のX軸方向の振動を表す駆動モ
ニタ信号及び振動子20のY軸方向の振動を表す角速度
検出信号をそれぞれ出力する。
【0037】また、出力回路70は、復調回路72から
の駆動モニタ信号を入力する異常判定回路73を備えて
いる。異常判定回路73は、コンパレータにより構成さ
れており、駆動モニタ信号のレベル(瞬時値)が所定値
以上になると異常検出信号を出力するものである。
【0038】なお、図4におけるセンサ素子に関して
は、駆動電極部51−1〜51−4を除く各種電極部5
2−1〜52−2,53−1〜53−4,54−1,5
4−2を等価コンデンサで表している。可変容量コンデ
ンサC1は駆動モニタ電極部52−1,52−3に対応
して両電極部52−1,52−3の合成静電容量を表
し、可変容量コンデンサC2は駆動モニタ電極部52−
2,52−4に対応して両電極部52−2,52−4の
合成静電容量を表している。固定容量コンデンサC3,
C4は、ダミー電極部54−1,54−2にそれぞれ対
応して両電極部54−1,54−2の各静電容量をそれ
ぞれ表している。可変容量コンデンサC5は角速度検出
電極部53−1,53−2に対応して両電極部53−
1,53−2の合成静電容量を表し、可変容量コンデン
サC6は角速度検出電極部53−3,53−4に対応し
て両電極部53−3,53−4の合成静電容量を表して
いる。また、電極パッド53c1,53c2及び電極パ
ッド53c3,53c4に関しても共通に示している。
【0039】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。まず、この実施形態に係るセンサ素子が
正常である場合について説明する。駆動回路61から電
極パッド51c1に振動子20の共振周波数にほぼ等し
い駆動信号が供給されるとともに、同信号を反転回路6
2で反転した信号が電極パッド51c2に供給される
と、駆動電極部51−1,51−3と駆動電極部51−
2,51−4との間には前記駆動信号に応じた電圧が印
加される。これにより、振動子20は、駆動電極部51
−1〜51−4の静電引力により、その共振周波数にほ
ぼ等しい周波数でX軸方向に振動し始める。
【0040】この振動子20のX軸方向の振動により、
駆動モニタ電極部52−1〜52−4の容量が変化す
る。具体的には、振動子20が基板10に対して図1,
3にて右方向(又は左方向)に変位すれば、駆動モニタ
電極部52−1,52−3の容量が増加(又は減少)す
るとともに、駆動モニタ電極部52−2,52−4の容
量が減少(又は増加)する。このことは、図4における
コンデンサC1,C2の各容量が互いに反対方向に変化
することを意味する。一方、駆動モニタ電極部52−
1,52−3と駆動モニタ電極部52−2,52−4の
両端には、図5(A)(B)に示すような互いに逆相の高周
波信号が駆動モニタ用発振器63及び反転回路64を介
して印加されている。したがって、電極パッド20bか
らは、前記高周波信号を振動子20のX軸方向の振動に
応じて振幅変調した図5(C)に示すような信号が出力さ
れる。
【0041】この振幅変調された信号は、チャージアン
プ71を介して復調回路72に供給される。復調回路7
2は、駆動モニタ用発振器63からの駆動モニタ用高周
波信号を用いて前記振幅変調された信号を復調して、図
5(D)に示すような駆動モニタ信号として出力するの
で、同駆動モニタ信号は振動子20のX軸方向の振動を
表すものとなる。そして、この駆動モニタ信号は駆動回
路61に供給され、駆動回路61はこの駆動モニタ信号
に基づいて振動子20のY軸方向の振動の振幅が一定に
なるように駆動信号の振幅を制御するので、振動子20
のX軸方向の振動の振幅は一定に保たれる。
【0042】この状態で、センサ素子にZ軸回りの角速
度が作用すると、振動子20はY軸方向に前記角速度の
大きさに比例した振幅で振動し始める。これにより、角
速度検出電極部53−1〜53−4の容量が前記振動に
応じて変化する。具体的には、振動子20が図1,3に
て上方向(又は下方向)に変位すれば、角速度検出電極
部53−3,53−4の容量が増加(又は減少)すると
ともに、角速度検出電極部53−1,53−2の容量が
減少(又は増加)する。このことは、図4におけるコン
デンサC5,C6の各容量が互いに反対方向に変化する
ことを意味する。この場合も、角速度検出電極部53−
1,53−2と角速度検出電極部53−3,53−4の
両端には、互いに逆相の高周波信号が角速度検出用発振
器65及び反転回路66を介して印加されている。した
がって、電極パッド20bからは、前記高周波信号を振
動子20のY軸方向の振動(角速度に比例した振幅の振
動)に応じて振幅変調した信号が出力される。
【0043】この振幅変調した信号は、チャージアンプ
71を介して復調回路72に供給される。復調回路72
は、角速度検出用発振器65からの角速度検出用高周波
信号を用いて前記振幅変調された信号を復調して、角速
度検出信号として出力する。そして、この角速度検出信
号は振動子20のY軸方向の振動すなわちセンサ素子の
Z軸周りの角速度に比例した振幅を有する振動を表して
いるので、前記角速度が検出される。
【0044】次に、基板10上の一部に異常が発生した
場合、特に駆動モニタ電極部52−1〜52−4の櫛歯
状電極32b1〜32b4,52a1〜52a4が接触
又は破損したり、前記櫛歯状電極32b1〜32b4,
52a1〜52a4に接続された配線が断線又はショー
トしたりするようなセンサ素子に異常が発生した場合に
ついて説明する。
【0045】この場合、駆動電極部51−1〜51−
4、駆動モニタ電極部52−1〜52−4などの電圧印
加状態、容量などのバランスがくずれたりして、電極パ
ッド20bから出力される信号に異常が現われる。すな
わち、電極パッド20bから出力されるX軸方向の振動
を表す信号の振幅が、図5(E)に示すようにセンサ素子
の正常時に比べて大きくなる。そして、前述の復調回路
72によって復調された駆動モニタ信号の振幅も、図5
(F)に示すように直流レベルが変化するので、異常判定
回路73は、駆動モニタ信号のレベル(瞬時値)が所定
レベル以上すなわちセンサ素子が異常であると判定して
異常検出信号を出力する。
【0046】上記作動説明からも理解できるように、上
記実施形態によれば、駆動モニタ信号のレベル(瞬時
値)に基づいてセンサ素子の異常を判定する異常判定回
路73を設けるだけで、センサ素子の異常を判定できる
ようにしたので、同センサ素子の異常を簡単な構成で検
出できるようになる。
【0047】また、上記実施形態においては、基板10
上に固定した櫛歯状電極54a1,54a2からなって
駆動モニタ電極部52−1,52−3に電気的に並列接
続したダミー電極部54−1を設けるとともに、同基板
10上に固定した櫛歯状電極54b1,54b2からな
って駆動モニタ電極部52−2,52−4に電気的に並
列接続したダミー電極部54−2を設けるようにした。
したがって、ダミー電極部54−1,54−2の静電容
量は、振動子20の変位とは無関係に一定に保たれ、こ
の固定の静電容量が駆動モニタ電極部52−1〜52−
4の振動子20の変位に応じた可変静電容量に加算され
るので、同駆動モニタ電極部52−1〜52−4の見か
け上の静電容量が大きくなる。図4のコンデンサC1〜
C4の接続状態がこの点をよりよく表している。
【0048】このように、駆動モニタ電極部52−1〜
52−4の見かけ上の静電容量(センサ素子の異常検出
に利用される駆動モニタ電極部52−1〜52−4及び
ダミー電極部54−1,54−2の静電容量の和)が大
きくなるので、センサ素子の異常が的確に判定されるよ
うになる。また、ダミー電極部54−1,54−2は基
板10に固定されていて、同電極部54−1,54−2
の静電容量を大きくしても、振動子20の基板10に対
する変位に影響を与えない。その結果、駆動モニタ電極
部52−1〜52−4を小型にして静電容量を小さく抑
えることができて、同電極部52−1〜52−4の各電
極指32b1〜32b4,52a1〜52間の気体によ
るダンピングを小さく抑えることができるので、振動子
20の変位に対する悪影響も最小限に抑えることができ
る。特に、駆動電極部51−1〜51−4による振動子
20の基板10に対するX軸方向の振動振幅は大きいの
で、前記振動子20の変位に対する影響を抑えることは
極めて効果的である。
【0049】なお、上記実施形態においては、駆動モニ
タ電極部52−1〜52−4により検出される振動子2
0の基板10に対する変位を表す駆動モニタ信号のみに
基づいてセンサ素子の異常を検出するようにしたが、角
速度検出電極部53−1〜53−4に関係したセンサ素
子の異常をより的確に検出するために、角速度検出電極
部53−1〜53−4により検出される振動子20の基
板10に対するY軸方向の振動(変位)を表す角速度検
出信号に対しても本発明は適用されるものである。この
場合、出力回路70内に復調回路72からの角速度検出
信号を入力する異常判定回路73と同様な異常判定回路
を設けるようにして、同異常判定回路が前記角速度検出
信号のレベル(瞬時値)が所定レベル以上であるとき、
センサ素子の異常を判定するようにすればよい。また、
この場合も、角速度検出電極部53−1〜53−4の見
かけ上の静電容量を大きくするために、同電極部53−
1〜53−4と電気的に並列接続されるとともに、基板
10に固定された一対の櫛歯状電極かるなるダミー電極
部を設けるようにするとよい。
【0050】また、この振動子20の基板10に対する
変位を表す信号に基づくセンサ素子の異常検出は、基板
10に固定された固定電極指と、同固定電極指に対向す
るとともに振動子20と一体的に変位する可動電極指と
からなり、振動子20の基板10に対する変位に応じて
静電容量を変化させるものであれば、前記駆動モニタ電
極部52−1〜52−4及び角速度検出電極部53−1
〜53−4以外の電極部により検出された振動子20の
基板10に対する変位を表す検出信号にも適用されるも
のである。例えば、振動子20のX軸方向又はY軸方向
の振動を補正するために、振動子20又はメインフレー
ム30−1,30−2の基板10に対する変位を検出す
るために設けた電極部からの検出信号にも適用できる。
そして、この場合にも、振動子20の変位を検出するた
めの電極部に、基板10上にて前記と同様なダミー電極
部を電気的に並列接続するとよい。
【0051】また、上記実施形態においては、振動子2
0のY軸方向の振動を抑えるようにしなかったが、同振
動子20のY軸方向の振動を表す検出信号(角速度を表
す検出信号)をフィードバックして、同振動子20のY
軸方向の振動を抑えるようにしてもよい。そして、この
場合には、角速度検出電極部53−1〜53−4によっ
て検出される振動子20のY軸方向の振動の振幅は小さ
くなるが、前記本発明によるセンサ素子の異常検出は、
この場合にも、角速度検出電極部53−1〜53−4及
びその他の振動子20の基板10に対する変位を検出す
る電極部に対して適用できる。
【0052】さらに、上記実施形態においては、本発明
を角速度を検出するセンサ素子及びセンサ装置に適用し
たが、本発明は、基板10に固定された固定電極指と、
同固定電極指に対向するとともに振動子20と一体的に
変位する可動電極指とからなり、振動子20の基板10
に対する変位に応じて静電容量を変化させる電極部を有
するセンサ素子であれば、いかなる物理量を検出するセ
ンサ素子にも適用できるものである。例えば、振動子2
0の基板10に対する変位により、加速度を検出した
り、圧力を検出したりするセンサ素子にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るセンサ素子の平面
図である。
【図2】 (A)〜(E)は図1の各部の断面図である。
【図3】 前記実施形態に係るセンサ素子に電気回路を
接続して構成したセンサ装置のブロック図である。
【図4】 図3の出力回路を詳細に示すセンサ装置のブ
ロック図である。
【図5】 (A)〜(F)は図3及び図4の各部の波形信号
を示す波形図である。
【符号の説明】
10…基板、20…振動子、30−1,30−2…メイ
ンフレーム、30−3,30−4…サブフレーム、33
−1〜33−4,42−1〜42−4,43−1〜43
−4…梁、41−1〜41−4,44−1〜44−4…
アンカ、51−1〜51−4…駆動電極部、52−1〜
52−4…駆動モニタ電極部、53−1〜53−4…角
速度検出電極部、54−1,54−2…ダミー電極部、
61…駆動回路、63…駆動モニタ用発振器、65…角
速度検出用発振器、70…出力回路、71…チャージア
ンプ、72…復調回路、73…異常判定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 英美 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 千田 和身 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 岡山 倫久 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 根木 敬子 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 2F105 BB20 CC04 CD03 CD05 CD11 CD13 4M112 AA02 BA07 CA24 CA26 CA31 EA02 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に変位可能に支持された振動子と、 前記基板に固定された第1固定電極指と、前記第1固定
    電極指に対向するとともに前記振動子と一体的に変位す
    る可動電極指とからなり、前記振動子の前記基板に対す
    る変位に応じて変化する静電容量を検出する検出電極部
    と、 前記検出電極部に高周波信号を入力する高周波信号入力
    手段と、 前記検出電極部から出力される高周波信号を復調して前
    記振動子の変位を検出する復調手段とを備えたセンサ装
    置において、 前記復調手段により復調された信号のレベルに基づいて
    異常を判定する異常判定手段を設けたことを特徴とする
    センサ装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1に記載したセンサ装置におい
    て、 互いに対向するとともに前記基板に固定された第2及び
    第3固定電極指からなり、前記検出電極部に電気的に並
    列接続されたダミー電極部を設けたことを特徴とするセ
    ンサ装置。
  3. 【請求項3】基板上に変位可能に支持された振動子と、 前記基板に固定された第1固定電極指と、前記第1固定
    電極指に対向するとともに前記振動子と一体的に変位す
    る可動電極指とからなり、前記振動子の前記基板に対す
    る変位に応じて変化する静電容量を検出する検出電極部
    とを備えたセンサ素子において、 互いに対向するとともに前記基板に固定された第2及び
    第3固定電極指からなり、前記検出電極部に電気的に並
    列接続されたダミー電極部を設けたことを特徴とするセ
    ンサ素子。
  4. 【請求項4】基板上に変位可能に支持された振動子と、 前記基板に固定された第1固定電極指と、前記第1固定
    電極指に対向するとともに前記振動子と一体的に変位す
    る第1可動電極指とからなり、前記振動子を振動させる
    駆動電極部と、 前記基板に固定された第2固定電極指と、前記第2固定
    電極指に対向するとともに前記振動子と一体的に変位す
    る第2可動電極指とからなり、前記振動子の振動を検出
    するための検出電極部とを備えたセンサ素子において、 互いに対向するとともに前記基板に固定された第3及び
    第4固定電極指からなり、前記検出電極部に電気的に並
    列接続されたダミー電極部を設けたことを特徴とするセ
    ンサ素子。
JP2000119553A 2000-04-20 2000-04-20 センサ装置及びセンサ素子 Expired - Fee Related JP3489534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119553A JP3489534B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 センサ装置及びセンサ素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000119553A JP3489534B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 センサ装置及びセンサ素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001304868A true JP2001304868A (ja) 2001-10-31
JP3489534B2 JP3489534B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=18630514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000119553A Expired - Fee Related JP3489534B2 (ja) 2000-04-20 2000-04-20 センサ装置及びセンサ素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3489534B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505315A (ja) * 2004-06-29 2008-02-21 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 水平に向けられた駆動電極を有するmemsジャイロスコープ
JP2009063328A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Toyota Motor Corp 容量変化検出装置
JP2010505102A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 振動センサを用いてヨーレートを測定するための装置
JP2011247629A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Denso Corp 角速度検出装置
US8901709B2 (en) 2011-10-19 2014-12-02 Fujitsu Limited Electrical device having movable electrode
DE102004014708B4 (de) * 2003-03-27 2015-07-02 Denso Corporation Halbleitersensor für eine dynamische Grösse
US9312071B2 (en) 2011-03-16 2016-04-12 Fujitsu Limited Electronic device having variable capacitance element and manufacture method thereof

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004014708B4 (de) * 2003-03-27 2015-07-02 Denso Corporation Halbleitersensor für eine dynamische Grösse
JP2008505315A (ja) * 2004-06-29 2008-02-21 ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド 水平に向けられた駆動電極を有するmemsジャイロスコープ
JP2010505102A (ja) * 2006-09-29 2010-02-18 コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 振動センサを用いてヨーレートを測定するための装置
KR101437190B1 (ko) * 2006-09-29 2014-09-03 콘티넨탈 오토모티브 게엠베하 진동 센서를 사용하여 회전율을 측정하는 장치
JP2009063328A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Toyota Motor Corp 容量変化検出装置
JP2011247629A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Denso Corp 角速度検出装置
US9312071B2 (en) 2011-03-16 2016-04-12 Fujitsu Limited Electronic device having variable capacitance element and manufacture method thereof
US8901709B2 (en) 2011-10-19 2014-12-02 Fujitsu Limited Electrical device having movable electrode

Also Published As

Publication number Publication date
JP3489534B2 (ja) 2004-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3409565B2 (ja) 角速度センサの自己診断方法
JP3796991B2 (ja) 角速度センサ
KR101166866B1 (ko) 수평으로 배향된 구동 전극을 구비한 mems자이로스코프
JP3489487B2 (ja) 角速度検出装置
JP3882973B2 (ja) 角速度センサ
JP4075022B2 (ja) 角速度センサ
JP3525862B2 (ja) センサ素子及びセンサ装置
US8225661B2 (en) External-force detecting apparatus and method of detecting line break
JP2001343240A (ja) 静電容量型外力検出装置
KR20070015010A (ko) 각속도 센서
JP2000046560A (ja) 角速度センサ
JP3489534B2 (ja) センサ装置及びセンサ素子
JP2002310663A (ja) 音叉型振動ジャイロ及びその電極トリミング方法
JP3489390B2 (ja) 角速度センサ装置
JPH09126783A (ja) 圧電振動ジャイロ
JP2009145321A (ja) 慣性センサ
JP2001221637A (ja) 物理量検出装置
JP2000146590A (ja) 角速度センサ
JP2000088584A (ja) 角速度センサ
JP2002228452A (ja) 振動ジャイロおよびそれを用いた電子装置および振動ジャイロの自己診断方法
JP2000018952A (ja) 角速度センサ
JP2001183139A (ja) 物理量検出装置
JP3736038B2 (ja) 角速度検出装置
JP2000329561A (ja) 角速度センサ
JP2004301575A (ja) 角速度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees