JP2001304766A - 回転式炉床炉およびその還元鉄排出スクリュ - Google Patents

回転式炉床炉およびその還元鉄排出スクリュ

Info

Publication number
JP2001304766A
JP2001304766A JP2000125667A JP2000125667A JP2001304766A JP 2001304766 A JP2001304766 A JP 2001304766A JP 2000125667 A JP2000125667 A JP 2000125667A JP 2000125667 A JP2000125667 A JP 2000125667A JP 2001304766 A JP2001304766 A JP 2001304766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reduced iron
screw
hearth
iron discharge
discharge screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000125667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4287572B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Urabe
好浩 占部
Sumuto Hashimoto
澄人 橋本
Takao Umeki
隆夫 梅木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2000125667A priority Critical patent/JP4287572B2/ja
Priority to TW090125520A priority patent/TW509779B/zh
Priority to US09/982,781 priority patent/US6660221B2/en
Priority to CA002462571A priority patent/CA2462571C/en
Priority to PCT/JP2001/009406 priority patent/WO2003036211A1/en
Priority to CNB018236944A priority patent/CN100352948C/zh
Priority to AU2002210951A priority patent/AU2002210951B2/en
Priority to ES01978920T priority patent/ES2283439T3/es
Priority to DE60127728T priority patent/DE60127728T2/de
Priority to EP01978920A priority patent/EP1438543B1/en
Publication of JP2001304766A publication Critical patent/JP2001304766A/ja
Priority to AU2007202002A priority patent/AU2007202002A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4287572B2 publication Critical patent/JP4287572B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21BMANUFACTURE OF IRON OR STEEL
    • C21B13/00Making spongy iron or liquid steel, by direct processes
    • C21B13/10Making spongy iron or liquid steel, by direct processes in hearth-type furnaces
    • C21B13/105Rotary hearth-type furnaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B9/00Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity
    • F27B9/14Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity characterised by the path of the charge during treatment; characterised by the means by which the charge is moved during treatment
    • F27B9/16Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity characterised by the path of the charge during treatment; characterised by the means by which the charge is moved during treatment the charge moving in a circular or arcuate path
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B9/00Furnaces through which the charge is moved mechanically, e.g. of tunnel type; Similar furnaces in which the charge moves by gravity
    • F27B9/30Details, accessories, or equipment peculiar to furnaces of these types
    • F27B9/39Arrangements of devices for discharging
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/08Screw feeders; Screw dischargers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27MINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS OF THE CHARGES OR FURNACES, KILNS, OVENS OR RETORTS
    • F27M2001/00Composition, conformation or state of the charge
    • F27M2001/02Charges containing ferrous elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture Of Iron (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 還元鉄排出スクリュの取り外し、組み込み作
業を容易に行うことができる回転式炉床炉を提供する。 【解決手段】 回転式炉床炉1の炉本体2の一部を構成
する断熱ハウジング2aの両側壁に還元鉄排出スクリュ
4の螺旋羽根42が通り抜け得る貫通穴を設け、両側壁
に設けられた各貫通穴を、還元鉄排出スクリュ4の回転
軸41に着脱自在に外装される内側閉蓋部材8および外
側閉蓋部材9により閉蓋し、炉床3の内周側の外方位置
に内側スクリュ支持装置10を設けると共に、炉床3の
外周側の外方位置に外側スクリュ支持装置20を設け
て、これら内側スクリュ支持装置10と外側スクリュ支
持装置20とにより、貫通穴を通して還元鉄排出スクリ
ュ4を炉本体2から抜き取り、また貫通穴を通して炉本
体2に組み込む構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、炭素系還元
材料と酸化鉄とを主成分とする還元鉄原料を還元して還
元鉄を製造する回転式炉床炉および製造された炉床上の
還元鉄を、排出口から回転式炉床炉外へ排出させる回転
式炉床炉の還元鉄排出スクリュの技術分野に属するもの
である。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、炭素系還元材料と酸化鉄
とを主成分とする還元鉄原料を還元することにより還元
鉄を製造するのに、例えば回転式炉床炉が使用されてい
る。このような回転式炉床炉は、垂直軸を中心として回
転する炉床の外周側、つまり高速側に設けられてなる排
出口から、炉床上の還元鉄を回転式炉床炉外へ排出させ
る還元鉄排出スクリュを備えている。この還元鉄排出ス
クリュの耐久性は、回転式炉床炉の稼働率の向上、つま
り還元鉄の生産性の向上にとって極めて重要であるた
め、従来から還元鉄排出スクリュの耐久性を向上させる
種々の手段が提案されている。
【0003】例えば、U.S.P 4636127号公
報(従来例1)には、回転軸であるスクリュ軸の内側に
冷却水路を設け、この冷却水路への冷却水の通水で温度
を低下させてスクリュ軸の強度を確保することによっ
て、スクリュ軸の耐久性を向上させると共に、螺旋羽根
であるスクリュ羽根に中空部を形成し、この中空部への
冷却水の通水で温度を低下させてスクリュ羽根の硬度を
確保することによって、スクリュ羽根の耐摩耗性を向上
させるようにした還元鉄排出スクリュが記載されてい
る。
【0004】また、特開平10−339583号公報
(従来例2)には、上記U.S.P.4636127号
公報と同様に、還元鉄排出スクリュの回転軸であるスク
リュ軸の内側に冷却水路を設け、この冷却水路への冷却
水の通水で温度を低下させてスクリュ軸の強度を確保す
ることによって、スクリュ軸の耐久性を向上させると共
に、螺旋羽根であるスクリュ羽根のうち、特に激しく摩
耗する部位のスクリュ羽根は2枚合わせとし、肉厚を厚
くすることによってスクリュ羽根の寿命を延長させるよ
うにした還元鉄排出スクリュが記載されている。なお、
スクリュ羽根の先端部の耐摩耗性をより向上させるため
に、このスクリュ羽根の先端部の両側面には、段落番号
〔0013〕に記載されているように、インコネル合金
(55%ニッケル、45%クロム)が溶接により肉盛り
されている。
【0005】ところで、還元鉄排出スクリュのスクリュ
軸の強度を向上させ、またスクリュ羽根の耐摩耗性の向
上や摩耗代の増大によりスクリュ羽根の寿命を延長させ
るようにしたとしても、何れ還元鉄排出スクリュを回転
式炉床炉から取り外して補修すると共に、補修後に還元
鉄排出スクリュを回転式炉床炉に組み込むというメンテ
ナンス作業が必要である。このような還元鉄排出スクリ
ュのメンテナンス作業は、回転式炉床炉の稼働を停止さ
せ、回転式炉床炉内が作業可能な温度に低下した後に行
われるが、この作業方法については、上記従来例2に係
る特開平10−339583号公報の段落番号〔000
8〕に記載されている。これは、還元鉄排出スクリュを
繋留設備およびカップリングから切り離し、次いで回転
式炉床炉の炉体屋根を通して上方から取り外して補修す
ると共に、補修後に上方から回転式炉床炉に組み込むよ
うにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係る還元
鉄排出スクリュでは、冷却水の通水により温度が低下し
たスクリュ軸の軸表面やスクリュ羽根の羽根表面に、還
元鉄原料から発生する腐食性ガスが凝集する。従って、
凝集した腐食性ガスによって、これらスクリュ軸の軸表
面やスクリュ羽根の羽根表面が低温腐食されてしまうた
め、それらの寿命が低下する。また、鉄鉱石の還元を行
う場合であっても、還元材として原料ペレットに混入し
た石炭に含まれている硫黄に起因してSOX が生じ、こ
のSOX によってスクリュ軸の軸表面やスクリュ羽根の
羽根表面が腐食され、還元鉄原料のばあいと同様に、そ
れらの寿命が低下する。
【0007】因みに、特開平10−339583号公報
の記載によると、炭素鋼を用いたスクリュ軸の冷却水漏
れが生じるまでの耐用期間は4〜10ケ月であり、また
スクリュ羽根の寿命は約5ケ月である。換言すれば、こ
れらスクリュ軸、スクリュ羽根の何れも耐久寿命に関し
て十分とはいい難く、還元鉄排出スクリュのメインテナ
ンス作業を頻繁に行わなければならないことになるか
ら、回転式炉床炉の稼働率を向上させることができな
い。また、スクリュ羽根は、その先端面および先端部の
両側面にインコネル合金が溶接により肉盛りされてなる
硬化肉盛層により覆われているものの、スクリュ羽根の
側面の母材と肉盛部との間にアンダーカットのような溶
接欠陥が生じ易く、切欠き効果によってスクリュ羽根が
欠損してしまい、それ以外の部分が十分使用可能な状態
であっても、メインテナンスしなければならないという
事態が生じることもある。
【0008】螺旋羽根であるスクリュ羽根のうち、特に
激しく摩耗する部位のスクリュ羽根は2枚合わせとし、
肉厚を厚くすることによってスクリュ羽根の寿命を延長
させるようにした還元鉄排出スクリュの場合には、スク
リュ羽根が3次元の形状に形成されている関係上、2枚
のスクリュ羽根を高精度で製造することが難しく、還元
鉄排出スクリュのコストアップを避けることができな
い。
【0009】また、還元鉄排出スクリュのメンテナンス
作業については、少なくとも還元鉄排出スクリュの投影
面積分だけ炉体屋根を取り外さなければならず、炉体屋
根の開口が大きいので、大がかりな防熱対策が必要であ
る。さらに、設備のレイアウトの関係上、還元鉄排出ス
クリュの上方位置には、原料ビン等の設備が配設される
ことが多く、設備間の取り合いによっては還元鉄排出ス
クリュを取り外しに多大な時間と労力とを要するという
解決すべき課題があった。
【0010】従って、本発明の目的とするところは、還
元鉄排出スクリュの取り外し、組み込み作業を容易なら
しめる回転式炉床炉および耐久性に優れた回転式炉床炉
の還元鉄排出スクリュを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記実情に鑑
みてなされたものであって、従って上記課題を解決する
ために、本発明の請求項1に係る回転式炉床炉が採用し
た手段は、一対の支持装置により回転軸の軸端を介して
回転可能に支持され、前記回転軸の軸端部が炉本体の一
方側と他方側の両側壁に設けられた貫通穴を貫通すると
共に、前記回転軸の外周面に、回転する炉床の外周側に
設けられた排出口から、この炉床上の還元鉄を炉本体外
へ排出させる螺旋羽根を有する還元鉄排出スクリュを備
えた回転式炉床炉において、前記両側壁の貫通穴が前記
還元鉄排出スクリュの螺旋羽根が通り抜け得る寸法に設
定され、この貫通穴が前記回転軸の軸端に取り外し自在
に外装された閉蓋部材により閉蓋され、前記炉床の内周
側の外方位置に、往復動可能であって、かつ先端が前記
回転軸の軸端に着脱自在に連結されるスクリュ支持金具
およびこのスクリュ支持金具を炉本体外方側に牽引する
金具牽引手段を備えた内側スクリュ支持装置が設けられ
ると共に、前記炉床の外周側の外方位置に、前記還元鉄
排出スクリュを炉本体外に抜出すスクリュ牽引手段およ
び抜出された還元鉄排出スクリュを支持する往復動自在
なスクリュ支持台車を備えた外側スクリュ支持装置が設
けられてなることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2に係る回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュが採用した手段は、冷却水の通水によ
り内部が冷却される回転軸の外周面に螺旋羽根が周設さ
れてなり、回転する炉床の外周側に設けられた排出口か
ら、この炉床上の還元鉄を炉本体外へ排出させる回転式
炉床炉の還元鉄排出スクリュにおいて、前記回転軸の外
周面に耐火物層を形成させたことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項3に係る回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュが採用した手段は、請求項2に記載の
回転式炉床炉の還元鉄排出スクリュにおいて、前記螺旋
羽根の先端面に、この螺旋羽根の肉厚幅よりも小幅の長
溝を設け、この長溝を硬化肉盛層により埋めたことを特
徴とする。
【0014】本発明の請求項4に係る回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュが採用した手段は、請求項2または3
のうちの何れか一つの項に記載の回転式炉床炉の還元鉄
排出スクリュにおいて、前記螺旋羽根の前記炉床の外周
側の条数を、この炉床の内周側の条数よりも多くしたこ
とを特徴とする。
【0015】本発明の請求項5に係る回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュが採用した手段は、請求項2,3また
は4のうちの何れか一つの項に記載の回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュにおいて、前記回転軸の軸端部を、緩
衝部材を介して支持装置により昇降、かつ所定高さに保
持し得るように支持したことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
回転式炉床炉および回転式炉床炉の還元鉄排出スクリュ
を、回転式炉床炉の還元鉄排出スクリュ配設位置におけ
る断面構成説明図の図1と、図1のA部詳細図の図2
と、図1のB部詳細図の図3と、図1のC部詳細図の図
4と、還元鉄排出スクリュの回転軸の断面図の図5と、
螺旋羽根の断面図の図6と、還元鉄排出スクリュの側面
構成説明図の図7とを参照しながら説明する。
【0017】図1に示す符号1は、回転式炉床炉であっ
て、この回転式炉床炉1の炉本体2は、同図における左
側の図示しない垂直な回転中心を中心として回転する炉
床3の上の還元鉄を、この炉床3の右側の外周側に設け
られた排出口3aに排出させる、後述する構成になる還
元鉄排出スクリュ4を備えている。この還元鉄排出スク
リュ4の回転軸41の端部のそれぞれは、炉床3の上側
を覆う炉本体2の一部を構成する断熱ハウジング2aの
両側壁に設けられ、前記還元鉄排出スクリュ4の螺旋羽
根42が通り抜け得る寸法に設定されてなる貫通穴2b
に遊嵌状態で挿通されている。前記回転軸41の炉床3
の内周側の軸端には給脂配管51が接続されてなる内側
軸受5が、また外周側の軸端には給脂配管51が接続さ
れてなる外側軸受5′が外嵌されている。
【0018】内側軸受5は、図2に示すように、この内
側軸受5の取付フランジの上面と下面とに、ゴムシート
等の弾性部材からなる緩衝部材6を介して油圧作動式の
内側支持装置7により昇降されるように支持されてい
る。勿論、外側軸受5′も内側軸受5同様に、緩衝部材
(図示省略)を介して油圧作動式の外側支持装置7′に
より昇降されるように支持されている。ところで、前記
内・外支持装置7,7′は、還元鉄排出スクリュ4の軸
心と炉床3との間の距離を一定に保持させるために設け
たものであり、また前記緩衝部材6は、例えば炉床3の
表面に凹凸(皆無にすることはできない。)があって、
還元鉄排出スクリュ4の軸心と炉床3の表面との間の距
離が多少変化したとしても、この還元鉄排出スクリュ4
の螺旋羽根42の先端面の炉床3の表面への接触圧力を
所定接触圧力以下に保持させるために設けたものであ
る。
【0019】なお、これら内・外支持装置7,7′は、
上記のとおり、油圧作動式であるから、螺旋羽根42の
先端面の接触圧力が所定接触圧力以上になろうとする場
合に、この還元鉄排出スクリュ4を上方に逃がす構成に
することができる。これら支持装置7,7′を上記のよ
うな構成にすることにより、大きな異物の噛み込みによ
る還元鉄排出スクリュ4や炉床3の損傷を防止すること
が可能になるという効果が生じる。
【0020】前記貫通穴2b,2bのそれぞれは、前記
回転軸41の軸端に着脱自在に外装される、後述する構
成になる内・外側閉蓋部材8,9によって閉蓋されてい
る。即ち、図1における左側、つまり炉床3の内周側の
内側閉蓋部材8は、図3に示すように、前記断熱ハウジ
ング2aの側壁に着脱自在に固着されて前記貫通穴2b
を閉蓋するフランジ部材、および回転軸41に外嵌され
る筒状部材とにより一体構成されたシールカバー81
と、前記内側軸受5の側壁側、つまりこのシールカバー
81の外側に外嵌されて筒状部材に固着され、内側に給
脂配管82bから給脂される油脂を溜める油脂室82a
を備えたシールフランジ82とから構成されている。
【0021】また、炉床3の外周側の外側閉蓋部材9
は、図4に示すように、前記断熱ハウジング2aの側壁
に着脱自在に固着されて前記貫通穴2bを閉蓋するフラ
ンジ部材、および回転軸41に外嵌される筒状部材とに
より一体構成されたシールカバー91と、前記外側軸受
5′の側壁側のこのシールカバー91の外側に外嵌され
て筒状部材に固着され、内側に給脂配管92bから給脂
される油脂を溜める油脂室92aを備えたシールフラン
ジ92とから構成されている。つまり、この外側閉蓋部
材9は、上記内側閉蓋部材8とほぼ同構成になるもので
ある。さらに、この回転式炉床炉1は、この回転式炉床
炉1の炉本体2から前記還元鉄排出スクリュ4を取り外
すとき、また取り外して修復した前記還元鉄排出スクリ
ュ4を炉本体2に組み込むときに使用する、後述する構
成になる内側スクリュ支持装置10および外側スクリュ
支持装置20を備えている。
【0022】前記内側スクリュ支持装置10は、図1お
よび3に示すように、前記炉床3の内周側の外方位置に
配設されており、そしてこの内側スクリュ支持装置10
は、架台の上に所定の間隔を隔てて設けられてなる高さ
調整可能なガイドローラ14に案内されて往復動し、エ
ンドプレート41bが取り外された前記回転軸41の炉
床3の内周側の先端に、先端部がボルトの着脱により着
脱自在に接続されるロッド状のスクリュ支持金具11を
備えている。このスクリュ支持金具11は、還元鉄排出
スクリュ4の炉本体2からの抜き出し作業および抜き出
されて補修された前記還元鉄排出スクリュ4を炉本体2
へ組み込む際に、この還元鉄排出スクリュ4を炉床3の
内周側の先端を支持する働きをするものである。また、
金具牽引ロープ13の巻取りにより、前記スクリュ支持
金具11を牽引して炉床3の内周側の外方側に移動させ
る、金具牽引手段である内側ウインチ12を備えてい
る。なお、前記スクリュ支持金具11の内部に冷却水通
路が設けられており、この冷却水通路に冷却水を通水す
ることにより、水冷し得るように構成されている。
【0023】前記外側スクリュ支持装置20は、図1に
示すように、前記炉床3の外周側の外方位置に配設され
ており、そしてこの外側スクリュ支持装置10は、架台
の上に敷設されたガイドレール24に案内されて往復動
し、この還元鉄排出スクリュ4の炉床3の内周側の先端
部分を支持するスクリュ支持台車21を備えている。ま
た、スクリュ牽引ロープ23の巻取りにより前記還元鉄
排出スクリュ4を牽引して炉床3の外周側の外方側に引
張って、この還元鉄排出スクリュ4を炉本体2から抜出
す、スクリュ牽引手段である外側ウインチ22を備えて
いる。
【0024】以上の説明から良く理解されるように、こ
れら内側スクリュ支持装置10および外側スクリュ支持
装置20によれば、還元鉄排出スクリュ4を炉本体2か
ら取り外すときには、スクリュ支持金具11の先端を還
元鉄排出スクリュ4の回転軸41の炉床3の内周側の先
端部に接続する。そして、炉床3の外周周側の先端部に
スクリュ牽引ロープ23を連結し、外側ウインチ22の
駆動によりスクリュ牽引ロープ23を巻取ると共に、内
側ウインチ12から金具牽引ロープ13を繰出すことに
より、この還元鉄排出スクリュ4を炉本体2から炉床3
の外周側の外方方向に抜き出すことができる。
【0025】一方、上記とは逆に、内側ウインチ12の
駆動により金具牽引ロープ13を巻取ると共に、外側ウ
インチ22によりスクリュ牽引ロープ23を繰出すこと
により、この還元鉄排出スクリュ4を炉床3の内周側方
向に移動させて、炉本体2に組み込むことができる。
【0026】次に、図1と図5乃至図7とを参照しなが
ら、前記還元鉄排出スクリュ4の詳細構成を説明する。
この還元鉄排出スクリュ4の回転軸41の炉床3の外周
側の先端部にエルボ状に形成されてなるスイベルジョイ
ント4aが設けられており、このスイベルジョイント4
aに接続されてなる冷却水流入管4bから回転軸41内
に形成されてなる冷却水通路41a(図5参照)に冷却
水が供給されるように構成されている。勿論、この還元
鉄排出スクリュ4の回転軸41を冷却して高温になった
冷却水は、前記スイベルジョイント4aに接続されてな
る冷却水排水管4cから排水される。
【0027】そして、この還元鉄排出スクリュ4の回転
軸41の外周面には、図5に示すように、耐火物層43
が形成されている。このように、回転軸41の外周面
に、耐火物層43を形成させたのは、この回転軸41の
外周面への腐食性ガスの接触を防止することにより、回
転軸41の腐食防止を狙いとしたものである。ところ
で、前記耐火物層43の温度は、稼働中において水冷さ
れ続ける回転軸41の外周面の温度よりも高温に維持さ
れ続けるから、腐食性ガスの凝集が抑制されるという効
果が生じる。
【0028】また、この還元鉄排出スクリュ4の螺旋羽
根42の先端面には、図6に示すように、この螺旋羽根
42の肉厚幅よりも小幅の長溝45が設けられると共
に、この長溝45は硬化肉盛層46により埋め込まれて
いる。なお、硬化肉盛層46に用いた硬化肉盛材として
は、オーステナイト系ステンレスにクロムカーバイドを
共晶させたFe基材料を用いた。これにより、先端部お
よび両側面が硬化肉盛層により覆われている従来例に係
るスクリュ羽根のように、スクリュ羽根の先端部の側面
の母材と肉盛部との間に生じるアンダーカットのような
溶接欠陥による肉盛部の欠損を防止することができる。
【0029】ところで、本実施の形態では、上記のとお
り、螺旋羽根42の先端部の側面に硬化肉盛層が形成さ
れていないから、この螺旋羽根42の先端部の側面が早
期に摩耗するということが考えられる。しかしながら、
発明者らの長年の経験によると、螺旋羽根42の先端面
は激しく磨耗するものの、先端部の側面はそれほど磨耗
するようなことがないということを知見している。それ
にもかかわらず、従来例に係るスクリュ羽根の先端部お
よび両側面が硬化肉盛層により覆われているのは、先端
面だけに硬化肉盛層を形成させると、回転時に生じるせ
ん断力により硬化肉盛層が先端面から剥がれる恐れがあ
るためであると理解することができる。
【0030】さらに、前記還元鉄排出スクリュ4の炉床
3の外周側、つまり排出口3a側の螺旋羽根の条数はこ
の炉床3の内周側の螺旋羽根の条数よりも多くなってい
る。より詳しくは、図7に示すように、この還元鉄排出
スクリュ4の回転軸41の排出口3a側の外周面であっ
て、かつ螺旋羽根42の螺旋ピッチの間に、この螺旋羽
根42の全長の1/3の長さの中間螺旋羽根(図7にお
いて、端面を塗りつぶして示してある。)44が周設さ
れてなる構成になっている。勿論、この中間螺旋羽根4
4の先端面には、螺旋羽根42と同様に、この中間螺旋
羽根44の肉厚幅よりも小幅の長溝が設けられると共
に、この長溝は硬化肉盛層により埋め込まれている。こ
の還元鉄排出スクリュ4を上記のような構成にしたの
は、螺旋羽根をすり抜けさせることなく炉床3の上の還
元鉄を排出口3aの方向に移動させ得て、しかもこの還
元鉄排出スクリュ4を低速回転にして螺旋羽根42、中
間螺旋羽根44の摩耗を低減ならしめるためである。
【0031】周知のとおり、炉床3の円周方向速度は、
炉床3の外周側になるにつれて次第に高速になるから、
螺旋羽根42と炉床3が接触する際の相対速度は炉床3
の方が高速になる。また、炉床3の上面上の還元鉄を炉
本体2外へ排出させるに際して、螺旋羽根42からのす
り抜けを防止しながら、還元鉄を排出口3aの方向に確
実に移動させるためには、最も高速で移動している還元
鉄、つまり炉床3の最外周側の上面上に位置する還元鉄
を捕捉するのに十分な回転速度で、還元鉄排出スクリュ
4を回転させる必要がある。従って、還元鉄排出スクリ
ュ4は高速回転され、螺旋羽根42が短期間に摩耗して
しまうから、還元鉄排出スクリュ4が短命にならざるを
得ない。そこで、上記のように、中間螺旋羽根44を設
けることにより還元鉄排出スクリュ4を低速回転にして
も、すり抜けを防止しながら、還元鉄を排出口3aの方
向に確実に移動させることができ、螺旋羽根の寿命の延
長が可能になるからである。
【0032】ところで、中間螺旋羽根44の長さを、上
記のとおり、螺旋羽根42の全長の1/3の長さになる
ように設定したが、特に螺旋羽根42の全長の1/3に
限るものではなく、中間螺旋羽根44の長さは螺旋羽根
と炉床3の表面との相対速度に応じて適宜決定すれば良
いものである。なお、中間螺旋羽根44の全長を螺旋羽
根42の全長と同長さとし、この螺旋羽根42の全螺旋
ピッチ間に中間螺旋羽根44が位置するように構成した
としても、上記構成になる還元鉄排出スクリュ4と同等
の螺旋羽根の摩耗低減効果を得ることができる。しかし
ながら、炉床3の内周側の円周方向速度は外周側の円周
方向速度よりも低速で、螺旋羽根42だけで十分である
にもかかわらず中間螺旋羽根44が配設されているので
あるからオーバースペックとなり、還元鉄排出スクリュ
4の製造コストに関して不利になるので好ましくない。
【0033】以下、上記構成になる回転式炉床炉1なら
びに還元鉄排出スクリュ4の作用態様を説明する。先
ず、回転式炉床炉1の作用態様を説明すると、回転式炉
床炉1の稼働中を通じて炉床3と共に、炉本体2の上に
設けられてなる駆動装置1aにでチェーン、スプロケッ
ト41dを介して還元鉄排出スクリュ4が回転される。
そして、回転の継続によりこの還元鉄排出スクリュ4が
次第に損耗し、損耗量が予め設定されている規定量にな
ると、補修を行うために還元鉄排出スクリュ4が炉本体
2の断熱ハウジング2aから抜き出されるが、抜き出し
作業に先立ち、還元鉄排出スクリュ4を抜き出すための
下準備作業が行われる。
【0034】還元鉄排出スクリュ4の炉床3の内周側の
端部を支持している内側軸受5から給脂配管51をを取
り外し、内側閉蓋部材8のシールフランジ82から給脂
配管82bを取り外す。そして、還元鉄排出スクリュ4
の回転軸41の炉床3の内周側の端部から、この還元鉄
排出スクリュ4の長手方向の位置決めをしているエンド
プレート41b、スペーサ41c、内側支持装置7から
取り外した内側軸受5を取り外すと共に、断熱ハウジン
グ2aからシールカバー81およびシールフランジ82
からなる内側閉蓋部材8を取り外して、回転軸41の炉
床3の内周側の端部をフリー状態にする。
【0035】そして、エンドプレート41bが取付けら
れていたねじ穴を活用して、回転軸41の炉床3の内周
側の端面に、内側スクリュ支持装置10のスクリュ支持
金具11の先端部を接続することにより、回転軸41の
内周側の端部をガイドローラ14,14により所定高さ
に保持させると共に、スクリュ支持金具11に図示しな
い冷却水供給および冷却水排水管を接続する。
【0036】次いで、還元鉄排出スクリュ4の炉床3の
外周側の端部を支持している外側軸受5′から給脂配管
51を、外側閉蓋部材9のシールフランジ92から給脂
配管92bを取り外し、外側軸受5′を外側支持装置
7′から取り外す。そして、断熱ハウジング2aからシ
ールカバー91およびシールフランジ92からなる外側
閉蓋部材9を取り外し、スプロケット41dからチェー
ンを取り外して、回転軸41の炉床3の外周側の端部を
フリー状態にすることにより、炉本体2から還元鉄排出
スクリュ4を抜き出すための下準備作業が終了する。こ
のような下準備作業で内側閉蓋部材8および外側閉蓋部
材9を取り外すことにより、貫通穴2b,2bを通して
還元鉄排出スクリュ4を抜き取り得る状態となる。
【0037】上記のような下準備作業が終了すると、炉
本体2からの還元鉄排出スクリュ4の抜き出し作業が行
われる。即ち、フリー状態になった回転軸41の炉床3
の外周側の端部を、フックFにより図示しないワイヤロ
ープを介して吊持しながら、外側スクリュ支持装置20
の外側ウインチ22でスクリュ牽引ロープ23を巻取っ
て還元鉄排出スクリュ4を断熱ハウジング2aの貫通穴
2b,2bを通して抜き出す。そして、抜き出した還元
鉄排出スクリュ4をスクリュ支持台車21に載置すると
共に、還元鉄排出スクリュ4が載置されたスクリュ支持
台車21を外側スクリュ支持装置20の架台上の所定の
補修作業場所まで移動させることにより、還元鉄排出ス
クリュ4の抜き出し作業が終了する。なお、炉本体2か
らの還元鉄排出スクリュ4の抜き出しに際しては、炉本
体2内通過時における還元鉄排出スクリュ4の損傷を少
なくするために、簡易の断熱施工を施して還元鉄排出ス
クリュ4を保護することが好ましい。
【0038】その後、還元鉄排出スクリュ4の補修作業
を行うと共に、今度は内側スクリュ支持装置10の内側
ウインチ12で、還元鉄排出スクリュ4の抜き出しに際
して繰り出されている金具牽引ロープ13を巻き取っ
て、断熱ハウジング2aの貫通穴2b,2bを通して組
み込み、上記と逆手順により取り外した炉床3の外周側
の各部品および炉床3の内周側の各部品の一部を然るべ
き箇所に取付ける。そして、スクリュ支持金具11を回
転軸41の炉床3の内周側の端部から取り外し、内側ウ
インチ12による金具牽引ロープ13のさらなる巻取り
によりスクリュ支持金具11を回転軸41の炉床3の内
周側の端部から離反する方向に退避させた後に、エンド
プレート41b、スペーサ41c、内側軸受5を取付け
ると共に、内側軸受5に給脂配管51を、また内側閉蓋
部材8のシールフランジ82に給脂配管82bをそれぞ
れ取付けことにより復旧作業が終了する。
【0039】従って、本実施の形態に係る回転式炉床炉
1によれば、従来例のように、炉体屋根の還元鉄排出ス
クリュの投影面積分に相当する部分を取り外す必要がな
く、貫通穴2b,2bの開口面積が還元鉄排出スクリュ
の投影面積分よりも小さいので、大がかりな防熱対策を
する必要がない。さらに、設備のレイアウトの関係上、
上方位置に原料ビン等の設備が配設されていても、還元
鉄排出スクリュ4を横方向に抜き出し、また横方向から
組み込むのであるから、設備間の取り合いの如何にかか
わらず、従来例よりも遙に短時間のうちに、しかも小労
力で炉本体2から還元鉄排出スクリュ4を取り外し、ま
た炉本体2に還元鉄排出スクリュ4を組み込むことがで
き、還元鉄排出スクリュ4のメインテナンスコストの削
減に大いに寄与することができるという多大な効果があ
る。
【0040】次に、本実施の形態に係る回転式炉床炉の
還元鉄排出スクリュ4の作用態様を説明すると、この還
元鉄排出スクリュ4では、その回転軸41の外周面に耐
火物層43が形成されていて、この耐火物層43の温度
は、稼働中において水冷され続ける回転軸41の外周面
の温度よりも高温に維持され続け、腐食性ガスの凝集が
抑制されるのに加えて、例え腐食性ガスが凝集したとし
ても、この回転軸41の外周面への腐食性ガスの接触が
防止されるから、この回転軸41の腐食の進行が効果的
に抑制される。
【0041】また、この還元鉄排出スクリュ4の螺旋羽
根42の先端面に設けた長溝45は硬化肉盛層46によ
り埋め込まれており、先端部および両側面が硬化肉盛層
により覆われている従来例に係るスクリュ羽根のよう
に、スクリュ羽根の先端部の側面の母材と肉盛部との間
に生じるアンダーカットのような溶接欠陥が生じるよう
なことがなく、溶接欠陥による螺旋羽根の欠損が防止さ
れる。
【0042】また、還元鉄排出スクリュ4の回転軸41
の排出口3a側の外周面であって、かつ螺旋羽根42の
螺旋ピッチの間に、この螺旋羽根42の全長の1/3の
長さの中間螺旋羽根44が周設されていて、螺旋羽根を
すり抜けさせることなく炉床3の上面上の還元鉄を排出
口3aの方向に移動させ得て、しかもこの還元鉄排出ス
クリュ4を低速回転にすることができるから、螺旋羽根
42、中間螺旋羽根44の摩耗が少なくなり、螺旋羽根
42、中間螺旋羽根44の寿命が、従来例よりも大幅に
延長される。さらに、還元鉄排出スクリュ4に外嵌され
てなる軸受は、緩衝部材6を介して支持されていて、還
元鉄排出スクリュ4の軸心と炉床3の表面との間の距離
が多少変化したとしても、この還元鉄排出スクリュ4の
螺旋羽根42の先端面の炉床3の表面への接触圧力が所
定接触圧力以下に保持されるから、螺旋羽根の摩耗の抑
制に大いに寄与することができる。
【0043】従って、本発明の実施の形態に係る回転式
炉床炉の還元鉄排出スクリュ4によれば、外周面への耐
火物層43の形成による腐食ガスによる回転軸41の腐
食防止効果、螺旋羽根42の先端面に設けた長溝45の
硬化肉盛層46での埋め込みによる欠損防止効果、回転
軸41の排出口3a側の外周面であって、かつ螺旋羽根
42の螺旋ピッチの間への中間螺旋羽根44の周設によ
る回転数の低減による螺旋羽根の摩耗の抑制効果、緩衝
部材6支持による螺旋羽根42の先端面の炉床3の表面
への接触圧力の増大防止効果との相乗効果により、還元
鉄排出スクリュ4の寿命が、従来例よりも大幅に延長さ
れ、還元鉄排出スクリュ4の補修頻度が少なくなる。そ
の結果、回転式炉床炉1の稼働率が大幅に向上し、還元
鉄のコスト低減に対して大いに寄与することができると
いう極めて優れた効果を奏することができる。なお、還
元鉄排出スクリュ4に対して、上記のうちのいずれか一
つの手段が講じられているだけでも、それなりに還元鉄
排出スクリュ4の寿命を延長させることが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に係る回転式炉床炉では、内側閉蓋部材と外側閉蓋部材
とを着脱し、そして内側スクリュ支持装置および外側ス
クリュ支持装置により還元鉄排出スクリュを支持して、
この還元鉄排出スクリュを炉本体から貫通穴を通して横
方向に抜き出すことができ、逆に横方向から貫通穴を通
して炉本体に組み込むことができる。
【0045】従って、本実施の形態に係る回転式炉床炉
によれば、従来例のように、少なくとも還元鉄排出スク
リュの投影面積分だけ炉体屋根を取り外す必要がなく、
貫通穴の開口面積が小さいので、大がかりな防熱対策を
する必要がなく、また設備のレイアウトの関係上、上方
位置に原料ビン等の設備が配設されいても、上記のとお
り、還元鉄排出スクリュを横方向に抜き出すのであるか
ら、設備間の取り合いの如何にかかわらず、従来例より
も遙に短時間のうちに、しかも小労力で還元鉄排出スク
リュを取り外すことができ、還元鉄排出スクリュのメイ
ンテナンスコストの削減に大いに寄与することができる
という多大な効果がある。
【0046】本発明の請求項2に係る回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュによれば、この還元鉄排出スクリュの
回転軸の外周面に耐火物層が形成されていて、この耐火
物層の温度は、稼働中において水冷され続ける回転軸の
外周面の温度よりも高温に維持され続け、腐食性ガスの
凝集が抑制されるのに加えて、例え腐食性ガスが凝集し
たとしても、この回転軸の外周面への腐食性ガスの接触
が防止されるから、この回転軸の腐食の進行が抑制さ
れ、回転軸の寿命の大幅な延長が可能になるという効果
がある。
【0047】本発明の請求項3に係る回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュによれば、この還元鉄排出スクリュ4
螺旋羽根の先端面に設けた長溝は硬化肉盛層により埋め
込まれており、先端部および両側面が硬化肉盛層により
覆われている従来例に係るスクリュ羽根のように、スク
リュ羽根の先端部の側面の母材と肉盛部との間に生じる
アンダーカットのような溶接欠陥が生じるようなことが
ないから、溶接欠陥による螺旋羽根の欠損を防止するこ
とができるという効果がある。
【0048】本発明の請求項4に係る回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュによれば、螺旋羽根の前記炉床の外周
側の条数が、この炉床の内周側の条数よりも多くなって
いて、炉床の外周側の上面で高速移動している還元鉄を
螺旋羽根をすり抜けさせることなく排出口の方向に移動
させ得て、しかもこの還元鉄排出スクリュを低速回転に
することができ、螺旋羽根の摩耗が少なくなるから、螺
旋羽根の寿命が、従来例よりも大幅に延長されるという
効果がある。
【0049】本発明の請求項5に係る回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュによれば、還元鉄排出スクリュは、緩
衝部材を介して支持されていて、還元鉄排出スクリュの
軸心と炉床の表面との間の距離が多少変化したとして
も、この還元鉄排出スクリュの螺旋羽根の先端面の炉床
の表面への接触圧力が所定接触圧力以下に保持されるか
ら、螺旋羽根の摩耗の抑制に大いに寄与することができ
る。
【0050】さらに、本発明の請求項2乃至5に係る回
転式炉床炉の還元鉄排出スクリュによれば、外周面への
耐火物層の形成による腐食ガスによる回転軸の腐食防止
効果、螺旋羽根の先端面の長溝の硬化肉盛層での埋め込
みによる欠損防止効果、排出口側の螺旋羽根の条数増に
よる回転数の低減による螺旋羽根の摩耗の抑制効果、緩
衝部材支持による螺旋羽根の先端面の炉床の表面への接
触圧力の増大防止効果との相乗効果により、還元鉄排出
スクリュの寿命が、従来例よりも大幅に延長され、還元
鉄排出スクリュの補修頻度が少なくなる結果、回転式炉
床炉の稼働率が大幅に向上し、還元鉄のコスト低減に対
して大いに寄与することができるという極めて優れた効
果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係り、回転式炉床炉の還
元鉄排出スクリュ配設位置における断面構成説明図であ
る。
【図2】図1のA部詳細図である。
【図3】図1のB部詳細図である。
【図4】図1のC部詳細図である。
【図5】本発明の実施の形態に係り、還元鉄排出スクリ
ュの回転軸の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係り、螺旋羽根の断面図
である。
【図7】本発明の実施例に係り、還元鉄排出スクリュの
側面構成説明図である。
【符号の説明】
1…回転式炉床炉,1a…駆動装置,2…炉本体,2a
…断熱ハウジング,2b…貫通穴,3…炉床,3a…排
出口,4…還元鉄排出スクリュ,4a…スイベルジョイ
ント,4b…冷却水流入管,4b…冷却水排水管,41
…回転軸,41a…冷却水通路,41b…エンドプレー
ト,41c…スペーサ,41d…スプロケット,42…
螺旋羽根,43…耐火物層,44…中間螺旋羽根,45
…長溝,46…硬化肉盛層,5…内側軸受,5′…外側
軸受,51…給脂配管,6…緩衝部材,7…内側支持装
置,7′…外側支持装置,8…内側閉蓋部材,81…シ
ールカバー,82…シールフランジ,82a…油脂室,
82b…給脂配管,9…外側閉蓋部材,91…シールカ
バー,92…シールフランジ,92a…油脂室,92b
…給脂配管,10…内側スクリュ支持装置,11…スク
リュ支持金具,12…内側ウインチ,13…金具牽引ロ
ープ,14…ガイドローラ,20…外側スクリュ支持装
置,21…スクリュ支持台車,22…外側ウインチ,2
3…スクリュ牽引ロープ,24…ガイドレール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅木 隆夫 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 株式会社神戸製鋼所大阪支社内 Fターム(参考) 4K012 DE02 DE03 DE06 DE08 4K050 AA00 BA02 CA09 CA10 CB01 CF14 CG22 4K055 DA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の支持装置により回転軸の軸端を介
    して回転可能に支持され、前記回転軸の軸端部が炉本体
    の一方側と他方側の両側壁に設けられた貫通穴を貫通す
    ると共に、前記回転軸の外周面に、回転する炉床の外周
    側に設けられた排出口から、この炉床上の還元鉄を炉本
    体外へ排出させる螺旋羽根を有する還元鉄排出スクリュ
    を備えた回転式炉床炉において、前記両側壁の貫通穴が
    前記還元鉄排出スクリュの螺旋羽根が通り抜け得る寸法
    に設定され、この貫通穴が前記回転軸の軸端に取り外し
    自在に外装された閉蓋部材により閉蓋され、前記炉床の
    内周側の外方位置に、往復動可能であって、かつ先端が
    前記回転軸の軸端に着脱自在に連結されるスクリュ支持
    金具およびこのスクリュ支持金具を炉本体外方側に牽引
    する金具牽引手段を備えた内側スクリュ支持装置が設け
    られると共に、前記炉床の外周側の外方位置に、前記還
    元鉄排出スクリュを炉本体外に抜出すスクリュ牽引手段
    および抜出された還元鉄排出スクリュを支持する往復動
    自在なスクリュ支持台車を備えた外側スクリュ支持装置
    が設けられてなることを特徴とする回転式炉床炉。
  2. 【請求項2】 冷却水の通水により内部が冷却される回
    転軸の外周面に螺旋羽根が周設されてなり、回転する炉
    床の外周側に設けられた排出口から、この炉床上の還元
    鉄を炉本体外へ排出させる回転式炉床炉の還元鉄排出ス
    クリュにおいて、前記回転軸の外周面に耐火物層を形成
    させたことを特徴とする回転式炉床炉の還元鉄排出スク
    リュ。
  3. 【請求項3】 前記螺旋羽根の先端面に、この螺旋羽根
    の肉厚幅よりも小幅の長溝を設け、この長溝を硬化肉盛
    層により埋めたことを特徴とする請求項2に記載の回転
    式炉床炉の還元鉄排出スクリュ。
  4. 【請求項4】 前記螺旋羽根の前記炉床の外周側の条数
    を、この炉床の内周側の条数よりも多くしたことを特徴
    とする請求項2または3のうちの何れか一つの項に記載
    の回転式炉床炉の還元鉄排出スクリュ。
  5. 【請求項5】 前記回転軸の軸端部を、緩衝部材を介し
    て支持装置により昇降、かつ所定高さに保持し得るよう
    に支持したことを特徴とする請求項2,3または4のう
    ちの何れか一つの項に記載の回転式炉床炉の還元鉄排出
    スクリュ。
JP2000125667A 2000-04-26 2000-04-26 回転式炉床炉 Expired - Lifetime JP4287572B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000125667A JP4287572B2 (ja) 2000-04-26 2000-04-26 回転式炉床炉
TW090125520A TW509779B (en) 2000-04-26 2001-10-16 Rotary furnace bed furnace and screw for discharging reduced iron
US09/982,781 US6660221B2 (en) 2000-04-26 2001-10-22 Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
PCT/JP2001/009406 WO2003036211A1 (en) 2000-04-26 2001-10-25 Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
CNB018236944A CN100352948C (zh) 2000-04-26 2001-10-25 转底炉及用于排放还原铁的螺杆
AU2002210951A AU2002210951B2 (en) 2000-04-26 2001-10-25 Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
CA002462571A CA2462571C (en) 2000-04-26 2001-10-25 Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
ES01978920T ES2283439T3 (es) 2000-04-26 2001-10-25 Horno de solera rotativa y tornillo de descarga de hierro reducido para este horno.
DE60127728T DE60127728T2 (de) 2000-04-26 2001-10-25 Drehherdofen und förderschraube zum entladen von reduziertem eisen
EP01978920A EP1438543B1 (en) 2000-04-26 2001-10-25 Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
AU2007202002A AU2007202002A1 (en) 2000-04-26 2007-05-04 Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000125667A JP4287572B2 (ja) 2000-04-26 2000-04-26 回転式炉床炉
US09/982,781 US6660221B2 (en) 2000-04-26 2001-10-22 Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
PCT/JP2001/009406 WO2003036211A1 (en) 2000-04-26 2001-10-25 Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009019943A Division JP2009120960A (ja) 2009-01-30 2009-01-30 回転式炉床炉の還元鉄排出スクリュ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001304766A true JP2001304766A (ja) 2001-10-31
JP4287572B2 JP4287572B2 (ja) 2009-07-01

Family

ID=27761118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000125667A Expired - Lifetime JP4287572B2 (ja) 2000-04-26 2000-04-26 回転式炉床炉

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6660221B2 (ja)
EP (1) EP1438543B1 (ja)
JP (1) JP4287572B2 (ja)
CN (1) CN100352948C (ja)
AU (2) AU2002210951B2 (ja)
CA (1) CA2462571C (ja)
DE (1) DE60127728T2 (ja)
ES (1) ES2283439T3 (ja)
TW (1) TW509779B (ja)
WO (1) WO2003036211A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004070301A1 (ja) * 2003-02-05 2004-08-19 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 固体移送スクリューのシール構造およびそれを用いた還元金属の製造方法
WO2004076949A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Nippon Steel Corporation 還元鉄排出装置
JP2007192471A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Nippon Steel Corp 還元鉄製造用回転炉の還元鉄排出装置
WO2007116878A1 (ja) * 2006-04-06 2007-10-18 Nippon Steel Engineering Co., Ltd. 回転炉床式還元炉の還元鉄排出用スクリューコンベヤ
JP2011226769A (ja) * 2010-03-28 2011-11-10 Nippon Steel Engineering Co Ltd 移動式炉床炉及びスクリューコンベアの交換方法
WO2012176654A1 (ja) * 2011-06-20 2012-12-27 株式会社神戸製鋼所 移動炉床炉

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6736952B2 (en) * 2001-02-12 2004-05-18 Speedfam-Ipec Corporation Method and apparatus for electrochemical planarization of a workpiece
US6814924B2 (en) * 2001-10-22 2004-11-09 Kobe Steel, Ltd. Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
JP4256645B2 (ja) * 2001-11-12 2009-04-22 株式会社神戸製鋼所 金属鉄の製法
JP3679084B2 (ja) 2002-10-09 2005-08-03 株式会社神戸製鋼所 溶融金属製造用原料の製造方法および溶融金属の製造方法
DE60322561D1 (de) * 2002-10-18 2008-09-11 Kobe Steel Ltd Ferronickel und verfahren zur herstellung von rohmaterial für die ferronickelverhüttung
JP4490640B2 (ja) * 2003-02-26 2010-06-30 株式会社神戸製鋼所 還元金属の製造方法
EP2041341B1 (en) 2006-07-14 2010-11-03 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Biodegradable aliphatic-aromatic copolyester for use in nonwoven webs
WO2011001288A2 (en) * 2009-06-29 2011-01-06 Bairong Li Metal reduction processes, metallurgical processes and products and apparatus
CN102080930B (zh) * 2009-11-27 2012-09-26 中冶长天国际工程有限责任公司 一种螺旋轴及转底炉用卸料装置
CN102382921B (zh) * 2011-10-13 2013-06-05 周广砥 节能环保还原转炉

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB372965A (en) 1930-08-29 1932-05-19 Ig Farbenindustrie Ag Apparatus for charging, discharging and turning the material in rotary-hearth furnaces
US3443931A (en) 1965-09-10 1969-05-13 Midland Ross Corp Process for making metallized pellets from iron oxide containing material
US4636127A (en) 1985-04-03 1987-01-13 The International Metals Reclamation Co., Inc. Conveying screw for furnace
CN1005215B (zh) * 1986-10-15 1989-09-20 曼内斯曼股份公司 炉子用螺旋输送器
JPH0320482A (ja) 1989-06-16 1991-01-29 Yoji Okamoto クラッド材の表面加飾法
US5885521A (en) 1994-12-16 1999-03-23 Midrex International B.V. Rotterdam, Zurich Branch Apparatus for rapid reduction of iron oxide in a rotary hearth furnace
JP3296974B2 (ja) 1996-08-15 2002-07-02 株式会社神戸製鋼所 直接還元法及び回転床炉
KR100327848B1 (ko) 1996-11-11 2002-08-19 스미토모 긴조쿠 고교 가부시키가이샤 환원철의제조방법및장치
JPH10195513A (ja) 1996-12-27 1998-07-28 Kobe Steel Ltd 金属鉄の製法
US5863197A (en) 1997-04-25 1999-01-26 The International Metals Reclamation Company, Inc. Solid flight conveying screw for furnace
US5924861A (en) 1997-08-28 1999-07-20 Maumee Research & Engineering, Incorporated Furnace discharge assembly
US6152729A (en) 1997-08-28 2000-11-28 Maumee Research & Engineering, Inc. Spray cooled furnace discharge assembly
US6149709A (en) 1997-09-01 2000-11-21 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Method of making iron and steel
TW495552B (en) 1997-12-18 2002-07-21 Kobe Steel Ltd Method of producing reduced iron pellets
JP3081581B2 (ja) 1998-03-23 2000-08-28 株式会社神戸製鋼所 高金属化率還元鉄塊成物の製造方法
EP0952230A1 (en) 1998-03-24 1999-10-27 KABUSHIKI KAISHA KOBE SEIKO SHO also known as Kobe Steel Ltd. Method of producing reduced iron agglomerates
JP2997459B1 (ja) 1998-11-04 2000-01-11 株式会社神戸製鋼所 還元鉄塊成物の製造方法
TW502066B (en) 1998-08-27 2002-09-11 Kobe Steel Ltd Method for operating moving hearth reducing furnace
US6413295B2 (en) 1998-11-12 2002-07-02 Midrex International B.V. Rotterdam, Zurich Branch Iron production method of operation in a rotary hearth furnace and improved furnace apparatus
JP3004265B1 (ja) 1998-11-24 2000-01-31 株式会社神戸製鋼所 炭材内装ペレット及び還元鉄製造方法
US6182817B1 (en) 1998-11-30 2001-02-06 Maumee Research & Engineering, Inc. Field replaceable helical flight
JP3404309B2 (ja) 1999-01-18 2003-05-06 株式会社神戸製鋼所 還元鉄塊成物の製造方法および製造装置
JP3009661B1 (ja) 1999-01-20 2000-02-14 株式会社神戸製鋼所 還元鉄ペレットの製造方法
US6126718A (en) 1999-02-03 2000-10-03 Kawasaki Steel Corporation Method of producing a reduced metal, and traveling hearth furnace for producing same
CN1219891C (zh) 1999-05-06 2005-09-21 株式会社神户制钢所 直接还原法及回转炉床炉
JP3208385B2 (ja) * 1999-08-30 2001-09-10 株式会社神戸製鋼所 粒状還元鉄原料の均し方法及びその均し装置
US6349658B1 (en) * 1999-10-28 2002-02-26 Environmental Improvement Systems, Inc. Auger combustor with fluidized bed

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004070301A1 (ja) * 2003-02-05 2004-08-19 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 固体移送スクリューのシール構造およびそれを用いた還元金属の製造方法
US7204689B2 (en) 2003-02-05 2007-04-17 Kobe Steel, Ltd. Seal structure of solid feeding screw, and method of manufacturing reduced metal using the seal structure
CN100457924C (zh) * 2003-02-05 2009-02-04 株式会社神户制钢所 固体传送螺杆的密封结构以及使用该结构用于生产还原金属的方法
AU2003292793B2 (en) * 2003-02-05 2009-07-09 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Seal structure of solid feeding screw, and method of manufacturing reduced metal using the seal structure
WO2004076949A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Nippon Steel Corporation 還元鉄排出装置
JP2007192471A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Nippon Steel Corp 還元鉄製造用回転炉の還元鉄排出装置
JP4546933B2 (ja) * 2006-01-19 2010-09-22 新日本製鐵株式会社 還元鉄製造用回転炉の還元鉄排出装置
WO2007116878A1 (ja) * 2006-04-06 2007-10-18 Nippon Steel Engineering Co., Ltd. 回転炉床式還元炉の還元鉄排出用スクリューコンベヤ
CN101389916A (zh) * 2006-04-06 2009-03-18 新日铁工程技术株式会社 回转炉底式还原炉的还原铁排出用螺旋输送机
US7655181B2 (en) 2006-04-06 2010-02-02 Nippon Steel Engineering Co., Ltd. Screw conveyor of rotary hearth furnace for discharging reduced iron
JP2011226769A (ja) * 2010-03-28 2011-11-10 Nippon Steel Engineering Co Ltd 移動式炉床炉及びスクリューコンベアの交換方法
WO2012176654A1 (ja) * 2011-06-20 2012-12-27 株式会社神戸製鋼所 移動炉床炉

Also Published As

Publication number Publication date
CN1559003A (zh) 2004-12-29
CN100352948C (zh) 2007-12-05
AU2002210951B2 (en) 2007-05-31
EP1438543B1 (en) 2007-04-04
CA2462571A1 (en) 2003-05-01
EP1438543A1 (en) 2004-07-21
WO2003036211A1 (en) 2003-05-01
TW509779B (en) 2002-11-11
DE60127728D1 (de) 2007-05-16
CA2462571C (en) 2008-01-08
AU2007202002A1 (en) 2007-05-24
JP4287572B2 (ja) 2009-07-01
US20030075842A1 (en) 2003-04-24
DE60127728T2 (de) 2007-12-27
ES2283439T3 (es) 2007-11-01
US6660221B2 (en) 2003-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001304766A (ja) 回転式炉床炉およびその還元鉄排出スクリュ
CN101152689B (zh) 钢包修复方法
AU2002210951A1 (en) Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
CN103317295B (zh) 一种氧气阀门在线修复方法
JP2009120960A (ja) 回転式炉床炉の還元鉄排出スクリュ
JPH0237945A (ja) 薄板連鋳機
CN103212936A (zh) 一种单辊破碎机的修复方法
JPH0234253A (ja) 薄板連鋳機
CN206872859U (zh) 一种液态钢渣快速冷却粒化设备
CN201540038U (zh) 一种炉窑摄像仪的清灰装置
US6814924B2 (en) Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
CN115106614A (zh) 一种石化工业炉用耐高温合金管复合堆焊工艺
CN206937107U (zh) 一种两工位抛丸清理机
EP1757885A2 (en) Screw for discharging reduced iron
CA2553147A1 (en) Rotary hearth furnace and screw thereof for discharging reduced iron
CN112696521A (zh) 一种带自动捅渣功能的锥形灰控阀
CN206736287U (zh) 打泥机构
CN114393340B (zh) 一种大型泵体外壳开裂处焊接工艺
CN219816444U (zh) 一种高压辊磨机辊套防护机构
CN214466455U (zh) 一种带自动捅渣功能的锥形灰控阀
CN212375925U (zh) 一种具有新型耐磨板结构的铲斗
CN208071638U (zh) 分段式水冷套管
JP3994890B2 (ja) 冶金炉用ステーブクーラの製造方法
CN210287397U (zh) 一种转炉炼钢用高效烟道清理装置
CN207405191U (zh) 一种高炉炉皮标准修复装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090327

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4287572

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140403

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term